JP5149882B2 - 記録材判別方法、記録材判別装置、画像形成方法、及び画像形成装置 - Google Patents

記録材判別方法、記録材判別装置、画像形成方法、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、デジタル複合機、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなどの画像形成装置で用いられる記録材の種類を判別するための記録材判別方法、記録材判別装置、画像形成方法、及び画像形成装置に関する。
従来、複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置においては、例えば、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等により、ユーザが普通紙やOHP(Over Head Projector)シートなどの記録材のサイズや種類(紙種)を設定し、その設定に応じて定着処理条件(例えば、定着温度や定着装置を通過する記録材の搬送速度など)等を制御している。あるいは、画像形成装置内に記録材の厚さや表面粗さを検出するセンサを設け、このセンサの検出結果により記録材の種類を判別し、判別した記録材の種類に応じて転写条件や定着条件などの画像形成条件を最適な条件に制御することが行われている。
例えば、特許文献1には、印字用紙厚を検知する圧力センサと、その圧力センサ信号を電気信号に変換する用紙厚検知回路とを備え、用紙厚によって芯金ローラの温度を変更することにより、各種の用紙に対して安定した品質の定着を可能とする技術が記載されている。
また、特許文献2には、転写材の紙種データを圧力センサの検知圧力から取得し、これに基づき転写時の転写材と感光体ドラムとの転写ニップ幅を可変することで、紙種に応じて転写材を安定して感光体ドラムから分離する技術が記載されている。
また、特許文献3には、記録材の表面画像を読み取る読取手段の読み取り結果から、記録材表面の凹凸深さと凹凸間隔とを演算し、この演算結果に基づいて記録材の種類を判別する技術が記載されている。
また、特許文献4には、エリアセンサあるいはラインセンサ等の撮像センサと、発光源とからなるセンサを用いて記録材の静止時の撮像結果を2値化演算処理して記録材表面の凸凹間隔を計数する際に、記録材の搬送中に撮像した画像を2値化演算処理のための閾値とすることにより精度良く凸凹間隔を検出し、記録材の紙種をより高い精度で判別する技術が記載されている。
特開平3−43775号公報 特開2005−258288号公報 特開2003−302208号公報 特開2006−184504号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載の技術では、用紙判別センサが接触式の圧力センサであるものの、圧力分布を測定するものではなく、平均的な圧力値を測定するセンサであるため、用紙厚しか検出することができないといった問題があった。
また、特許文献3や特許文献4に記載の技術では、非接触で用紙表面の凹凸状態を検出するため、用紙の表面性を判別することが可能であるものの、センサだけでなく発光源やレンズなどを必要とするため、装置構成が複雑且つ高価になってしまう上に、非接触であることから接触方式に比べて用紙表面性の検出精度が劣るといった問題があった。
このように、特許文献1〜4をはじめとする従来技術では、用紙の厚さや表面性の検出精度が良くないために、用紙の種類を精度良く判別することができず、用紙種類の判別結果によっては画像形成条件を最適に制御できない場合があった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、簡単な装置構成で記録材の種類の判別を高精度に実現できる記録材判別方法、記録材判別装置、画像形成方法、及び画像形成装置を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別するための記録材判別方法であって、記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧ステップと、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出ステップと、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出ステップと、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別ステップとを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を含む所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、前記判別ステップは、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の表面粗さを算出し、該算出した記録材の表面粗さから該記録材の種類を判別することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数をP1、記録材の種類の判別に用いた感圧素子の総数をNt1、記録材の表面粗さをRa(μm)とした場合に、
Ra=K1×P1/Nt1,K1は比例定数、
により、記録材の表面粗さを算出することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1〜第5のいずれか1の技術手段において、前記押圧ステップは、前記押圧部材に形成された凸部により、前記圧力センサの感圧面よりも狭い領域を押圧し、前記判別ステップは、前記押圧部材によって押圧されたときの前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の坪量を算出し、該算出した記録材の坪量から該記録材の種類を判別することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数をP2、記録材の種類の判別に用いた感圧素子の総数をNt2、前記凸部によって押圧される領域の感圧素子の個数をNi、記録材の坪量をTp(g/m)とした場合に、
Tp=K2×{1−P2/(Nt2−Ni)},K2は比例定数、
により、記録材の坪量を算出することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサを備え、該圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別する記録材判別装置であって、記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧手段と、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出手段と、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出手段と、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別手段とを備えたことを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記押圧部材は、凸部が形成されていることを特徴としたものである。
第10の技術手段は、複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別し、該判別結果に応じた画像形成を行うための画像形成方法であって、記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧ステップと、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出ステップと、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出ステップと、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別ステップと、該判別結果に応じた画像形成条件を設定する画像形成条件設定ステップとを備え、該設定した画像形成条件に基づいて画像形成を行うことを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第10の技術手段において、前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を含む所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第10の技術手段において、前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴としたものである。
第13の技術手段は、第10〜第12のいずれか1の技術手段において、前記判別ステップは、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の表面粗さを算出し、該算出した記録材の表面粗さから該記録材の種類を判別することを特徴としたものである。
第14の技術手段は、第10〜第13のいずれか1の技術手段において、前記押圧ステップは、前記押圧部材に形成された凸部により、前記圧力センサの感圧面よりも狭い領域を押圧し、前記判別ステップは、前記押圧部材によって押圧されたときの前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の坪量を算出し、該算出した記録材の坪量から該記録材の種類を判別することを特徴としたものである。
第15の技術手段は、第10〜第14のいずれか1の技術手段において、前記画像形成は、電子写真プロセスにより行われることを特徴としたものである。
第16の技術手段は、複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサを備え、該圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別し、該判別結果に応じた画像形成を行う画像形成装置であって、記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧手段と、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出手段と、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出手段と、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別手段と、該判別結果に応じた画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段とを備え、該設定した画像形成条件に基づいて画像形成を行うことを特徴としたものである。
第17の技術手段は、第16の技術手段において、前記押圧部材は、凸部が形成されていることを特徴としたものである。
本発明によれば、複数の感圧素子を持つ圧力センサを用いて記録材表面の圧力分布を検出し、検出した圧力値の中で、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を求めることにより、記録材の表面粗さや坪量を算出することができるため、簡単な装置構成で記録材の種類を精度良く判別することができる。
本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図である。 画像記録装置の構成例を示す断面図である。 増設ユニットの記録材供給装置の構成例を示す断面図である。 外部記録材供給装置の構成例を示す断面図である。 後処理装置の構成例を示す断面図である。 原稿画像読取装置の構成例を示す断面図である。 両面印刷用搬送装置の構成例を示す断面図である。 本発明に係る記録材判別装置の一例を示す図である。 記録材判別センサ及び記録材押し当て手段を図8の矢印X方向から見た状態を示す図である。 本発明に係る記録材判別センサを模式的に示した図である。 本発明に係る画像形成装置により記録材判別を行うための構成例を説明するためのブロック図である。 圧力センサを用いて記録材の圧力分布を測定した結果の一例を示す図である。 表面粗さのそれぞれ異なる8種類の記録材のミニマムピクセル数をP1としたとき、P1/Nt1と記録材の表面粗さ(中心線平均粗さRa)との関係を示した図である。 記録材の坪量を判別する場合の記録材判別センサ及び記録材押し当て手段の一例を示した図である。 バックアップ部材を正面(図14の矢印Y方向)から見た図である。 坪量のそれぞれ異なる5種類の記録材のミニマムピクセル数をP2としたとき、P2/Nbと記録材の坪量との関係を示した図である。 表面粗さと坪量の異なる6種類の記録材(A〜F)の定着強度を測定した結果を示す図である。 記録材の表面粗さprの偏差値Tr及び記録材の坪量ptの偏差値Ttの平均値(Tr+Tt)/2と、定着強度fsの偏差値Tfとの相関関係を示す図である。 本発明に係る記録材判別装置の他の例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の記録材判別方法、記録材判別装置、画像形成方法、及び画像形成装置に係る好適な実施の形態について説明する。なお、本発明において記録材とは、印刷に使用される用紙全般と用紙に準ずるOHPシートなどを含むものとする。
図1〜図7に基づいて、本発明に係る画像形成装置を、電子写真プロセスを用いたデジタル複合機に適用した場合を例示して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成例を示す断面図で、図中、1は画像形成装置を示す。画像形成装置1は、大きく分けて、原稿画像読取装置11、画像記録装置12、記録材供給装置13、後処理装置14、外部記録材供給装置15、及び両面印刷用搬送装置21で構成される。
画像形成部である画像記録装置12と、記録材供給部である記録材供給装置13と、記録材供給装置13から画像記録装置12を経て記録材排出部16まで記録材を搬送する搬送部17とは、デジタルプリンタなどの画像形成装置本体20を構成する。そして、画像読取部である原稿画像読取装置11をさらに備えることで、デジタル複写機やファクシミリ装置などを構成することも可能である。
画像形成装置本体20の動作について説明する。まず、原稿画像読取装置11が原稿を読み取って画像データを取得し、画像データを画像記録装置12に出力する。画像記録装置12は、入力された画像データに適切な画像処理を施す。
記録材供給装置13からは、普通紙やOHPシートなどのシート状の記録材が1枚ずつ分離・搬出され、搬送部17の第1の搬送経路(図中下側の搬送経路)によって画像記録装置12に搬送される。そして、画像記録装置12は、印刷などによって画像データに基づく画像を記録材に形成する。画像が印刷された記録材は、搬送部17の第2の搬送経路(図中上側の搬送経路)によって記録材排出部16まで搬送されて装置外部に排出される。
原稿画像読取装置11には、原稿供給部である原稿トレイ18が接続されている。複数ページからなる一連の原稿を原稿トレイ18に載置し、載置された原稿を1枚ずつ分離して連続的に読取部(読取位置)に供給することが可能となっている。また、読み取った一連の原稿を複数部印刷する場合に、印刷された記録材(印刷物)を記録材排出部16に排出すると、同じページの印刷物が連続して排出され印刷物が混合されてしまうため、印刷後にユーザが印刷物を分別しなければならない。そこで、画像形成装置本体20に後処理装置14を接続し、印刷物が混合しないように複数の排出トレイに区別して排出することが可能となっている。
また、画像形成装置本体20と後処理装置14とは所定の距離を隔てて設置されており、画像形成装置本体20と後処理装置14との間には空間が形成されている。なお、画像形成装置本体20と後処理装置14とは外部搬送部19によって接続されており、画像が印刷された記録材は、搬送部17から外部搬送部19を経て後処理装置14まで搬送される。
また、省エネルギー化および低コスト化などの観点から、記録材の両面に画像を印刷する機能が求められている。この機能は、片面に画像が印刷された記録材を、その表裏を反転させて再び画像形成装置12に搬送する両面印刷用搬送部21によって実現可能となっている。片面に印刷された記録材は、記録材排出部16にも後処理装置14にも搬送されず、両面印刷用搬送部21で表裏が反転されて、再び画像記録装置12に搬送される。画像記録装置12は、画像が印刷されていない面に画像を印刷することで両面印刷が可能となる。
さらに、記録材供給装置13に保持可能な種類または数量を越える記録材を供給したい場合は、機能拡張用の周辺装置として外部記録材供給装置15を画像形成装置本体20に接続し、所望の種類および数量の記録材を外部記録材供給装置15に収容することで供給可能となっている。
次に画像形成装置1を構成する各装置および部位について詳細に説明する。
図2は、画像記録装置12の構成例を示す断面図である。画像記録装置12の略中央左側には、感光体ドラム22を中心とする電子写真プロセス部が配置されている。感光体ドラム22を中心としてその周囲には、感光体ドラム22表面を均一に帯電させる帯電ユニット23と、均一に帯電された感光体ドラム22に光像を走査して静電潜像を書き込む光走査ユニット24と、光走査ユニット24によって書き込まれた静電潜像を現像剤により現像する現像ユニット25と、感光体ドラム22表面に記録現像された画像を記録材に転写する転写ユニット26と、感光体ドラム22表面に残留した現像剤を除去して感光体ドラム22に新たな画像を記録することを可能とするクリーニングユニット27などが順次配置されている。
尚、転写ユニット26は、本例では転写ベルトを用いた接触転写方式を採用している。電子写真プロセス部の上方には、定着ユニット31が配置されており、転写ユニット26によって画像が転写された記録材を順次受け入れ、記録材に転写された現像剤を加熱定着する。画像が印刷された記録材は、印刷面を下に向けた状態(フェイスダウン)で画像記録装置12上部の記録材排出部16から排出される。なお、このクリーニングユニット27により除去された残留現像剤は回収され、現像ユニット25の現像剤供給部25aに戻されて再利用される。
画像記録装置12の下部には、記録材を収容する記録材供給部13aが装置内に内蔵されて配置されている。記録材供給部13aは、記録材を1枚ずつ分離して電子写真プロセス部に供給する。搬送部17は、複数のローラ28およびガイド29からなり、記録材は、記録材供給部13aから、ローラ間、ガイド間および感光体ドラム22と転写ユニット26との間などで規定される第1の搬送経路を通り、画像が印刷された後、ローラ間、ガイド間および定着ユニット31間などで規定される第2の搬送経路を通って記録材排出部16に排出される。なお、この記録材供給部13aに記録材をセットする場合は、画像記録装置12の搬送方向に直交する方向、すなわち図2において紙面と垂直方向である前面側方向に記録材収容トレイ30を引き出して記録材の補給あるいは記録材の交換などを行う。
また、画像記録装置12の下面には、増設ユニットの記録材供給装置13b(図1)から送られてくる記録材を受け入れ、感光体ドラム22と転写ユニット26との間に向かって順次供給するための記録材受け入れ部32が設けられている。
さらに、光走査ユニット24周辺の空隙部には、電子写真プロセス部をコントロールするプロセスコントロールユニット(PCU)基板、装置外部からの画像データを受け入れるインターフェイス基板、インターフェイス基板から受け入れられた画像データおよび原稿画像読取装置11が読み取った画像データに対して所定の画像処理を施し、光走査ユニット24により画像として走査記録させるためのイメージコントロールユニット(ICU)基板、そして、これら各種基板、ならびにユニットに対して電力を供給する電源ユニットなどが配置されている。
なお、画像記録装置12単体でもインターフェイス基板を介してパーソナルコンピュータなどの外部機器と接続し、外部機器からの画像データを記録材に形成するプリンタとして動作させることが可能である。
上記の説明においては、画像記録装置12内に内装された記録材供給部13aは1つとして説明しているが、それ以上の記録材供給部を装置内に内蔵することも可能である。
図3は、増設ユニットの記録材供給装置13bの構成例を示す断面図である。記録材供給装置13bは、画像記録装置12の記録材供給部13aだけでは記録材の数量が不足する場合などに画像記録装置12の一部として増設することができる。記録材供給装置13bは、記録材供給部13aに収容される記録材よりも大きなサイズの記録材を収容することも可能であり、収容されている記録材を1枚ずつ分離して、記録材供給装置13bの上面に設けられた記録材排出部33に向かって搬出する。
記録材収容トレイ34は、3段積層されており、積層された記録材収容トレイ34の中から所望する記録材を収容した記録材収容トレイを、PCUなどが制御して選択的に動作させ、収容されている記録材を分離搬出する。搬出された記録材は、記録材排出部33から画像記録装置12の下部に設けられた記録材受け入れ部32を通って電子写真プロセス部へと至る。なお、記録材供給装置13bに記録材をセットする場合は、記録材供給装置13bの前面側方向に記録材収容トレイ34を引き出して記録材の補給あるいは記録材の交換などを行うことができる。
上記の説明では3つの記録材収容トレイが積層された場合について説明しているが、少なくとも1つ、もしくは3つ以上の記録材収容トレイと記録材排出部から構成することも可能である。
なお、記録材供給装置13bの下面には、複数の車輪35が設けられており、増設時などに容易に記録材供給装置13bを含む画像形成装置本体20が移動可能となっている。また、ストッパ36によって設置場所に固定することも可能である。
図4は、外部記録材供給装置15の構成例を示す断面図である。外部記録材供給装置15は、画像記録装置12が備える記録材供給装置13a,13bに収容可能な種類および数量を越える記録材を収容することが可能であるとともに、収容されている記録材を1枚ずつ分離して、装置右側面上部に設けられた記録材排出部37に向かって搬出する。記録材排出部37から搬出された記録材は、画像記録装置12の左側面下部に設けられた外部記録材受け入れ部38へと受け渡される。
外部記録材供給装置15に記録材をセットする場合は、外部記録材供給装置15の上部に形成された補給口(図示せず)から記録材の補給あるいは記録材の交換などを行う。また、補給口には開閉可能な蓋が設けられ、補給あるいは交換などの場合以外では、補給口が閉じられている構成にしてもよい。
なお、外部記録材供給装置15の下面には、複数の車輪39が設けられており、増設時などに容易に移動可能となっている。また、ストッパによって設置場所に固定することも可能である。
図5は、後処理装置14の構成例を示す断面図である。後処理装置14は、画像形成装置本体20と所定の距離を隔てて設置される。後処理装置14と画像形成装置本体20とは、外部搬送部19によって接続されており、画像形成装置本体20によって画像が印刷された記録材は、外部搬送部19を経て後処理装置14に搬送される。外部搬送部19の一方の端部は、画像記録装置12の外部排出部40と接続し、もう一方の端部は、後処理装置14の記録材受け入れ部41と接続している。
後処理装置14は、搬送された記録材を排出トレイ42,43に選択的に排出可能なソート搬送部44を有している。ソート搬送部44は、複数のローラ45、ガイド46および搬送方向切換ガイド47からなり、搬送方向切換ガイド47を制御することによって排出先を切り換えることができる。ユーザは、記録材の排出先として排出トレイ42,43のいずれかを選択することが可能であり、画像が印刷された記録材を区別して排出することができる。
後処理としては、上述のようなソータ処理以外に、所定枚数の記録材に対してステープル処理を施したり、B4,A3サイズなどの印刷用紙を紙折りしたり、記録材にファイリング用の穴をあけたりする後処理を施すことも可能である。
なお、後処理装置14の下面には、車輪48が設けられており、容易に移動させることが可能である。また、外部搬送部19が後処理装置14に備えられ、外部搬送部19と画像記録装置12とが着脱可能に構成されていてもよいし、外部搬送部19と後処理装置14および画像形成装置本体20とは、着脱可能に構成されていてもよい。
図6は、原稿画像読取装置11の構成例を示す断面図である。原稿画像読取装置11は、シート状の原稿を自動原稿供給装置(ADF)49により自動的に供給して1枚ずつ順次露光走査して原稿を自動的に読み取る自動読み取りモードと、ブック状の原稿もしくはADF49による自動供給が不可能なシート状の原稿を手動操作によりセットして原稿を読み取る手動読み取りモードとを備え、2つのモードで動作可能としている。原稿の読取部である透明な原稿読取台50上にセットされた原稿の画像は、露光走査して光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)上に結像され、電気的信号に変換されて画像データを取得する。取得した画像データは、画像記録装置12との接続部を介して出力される。
また、両面原稿を読み取る場合、原稿搬送経路に沿って原稿を搬送する過程において、原稿の両面から原稿画像を同時に走査して読み取ることが可能である。原稿の下面の読み取りについては、原稿台下面を走査する移動走査露光光学系が、原稿搬送経路の所定の位置に停止した状態でCCDまで光像を導き、原稿画像を読み取る構成となっている。また、原稿の上面の読み取りについては、原稿搬送経路の上方に位置し、原稿を露光する光源、光像をCCDまで導く光学レンズ、光像を画像データに変換するCCDなどから一体的に構成される密着センサ(CIS)が配置されている。両面原稿の読み取りが選択されると、原稿供給部(原稿トレイ18)にセットされた原稿が順次搬送され、搬送に伴って両面の画像がほぼ同時に読み取られる。
原稿画像読取装置11には、原稿トレイ18が設けられている。原稿トレイ18から読み取り前の原稿を供給する場合、原稿トレイ18に読み取り前の原稿を載置すると、ADF49の取り込み部が原稿を取り込み、取り込んだ原稿を、原稿搬送経路中の原稿読取ポイントに向かって搬送する。そして、原稿読取ポイントで読み取られた原稿は、原稿排出部によって装置外に排出され、排出トレイ51に排出される。
図7は、両面印刷用搬送装置21の構成例を示す断面図である。両面印刷用搬送装置21は、両面印刷用搬送部52を有し、前述の図2に示した画像記録装置12の左側面に取り付けられる。両面印刷用搬送部52は、定着ユニット31から排出された記録材を、画像記録装置12の排出部16を用いてスイッチバック搬送する。記録材の表裏を反転し、再度、画像記録装置12の電子写真プロセス部の感光体ドラム22と転写ユニット26との間に向かって記録材を供給することができる。画像記録装置12では、装置上部の排出部16に向かって記録材を排出する搬送経路に、印刷された記録材をスイッチバック搬送することにより、図5に示した後処理装置14、両面印刷用搬送装置21に記録材を導くことが可能となっている。
次に、本発明に係る記録材判別装置の一例について図8〜図10に基づいて説明する。
本例における記録材判別装置は、図2で示した記録材供給部13aや、図3で示した記録材供給装置13bなど、電子写真プロセス部に送られる記録材が収容された複数の記録材収容トレイ各々に対して1つずつ配置される。
図8に示すように、記録材判別装置100は、ピックアップローラ101、さばきローラ102、記録材判別センサ103、記録材押し当て手段104、及びペーパーガイド105を備えている。ピックアップローラ101は、各記録材収容トレイの先端部に備えられ、記録材収容トレイから記録材Pを1枚ずつ用紙搬送路(ペーパーガイド105)に供給する呼び込みローラである。また、ピックアップローラ101の直後には、さばきローラ102(重送防止用部材)が設けられており、記録材Pの重送を防止するようにしている。さばきローラ102の下流側のペーパーガイド105には、記録材判別センサ103が埋め込まれており、この記録材判別センサ103と対向する位置に記録材押し当て手段104が配置されている。
図9は、記録材判別センサ103及び記録材押し当て手段104を図8の矢印X方向から見た状態を示す図である。図9に示すように、記録材押し当て手段104は、バックアップ部材(押圧部材に相当)104a、レバー104b、引っ張りバネ104c、偏心カム104d、及び回転支点104eを備えている。レバー104bは炭素鋼板等からなる金属製の板金で回転支点104eを中心に揺動自在に稼動するよう支持されている。レバー104bの記録材判別センサ103と対向する面(A側)には、バックアップ部材104aが貼り付けられている。レバー104bの回転支点104eに関して、バックアップ部材104aが貼り付けられた側(A側)とは反対側(B側)には引っ張りバネ104cが連結されており、バックアップ部材104aを記録材判別センサ103の方向に加重するように構成されている。また、レバー104bの引っ張りバネ104cが接続されている側と同じ側(B側)に、破線Cを中心に回転するよう支持された偏心カム104dが設けられている。
以上のように構成された記録材押し当て手段104において、記録材Pの判別を行わない間は、図9(A)に示すように、図示しないモータ等の駆動手段によって偏心カム104dがレバー104bのB側を押し下げる位置にあり、その結果、バックアップ部材104aは記録材判別センサ103とは離間した位置に配置される。また、記録材Pの判別を行う際には、偏心カム104dがレバー104bのB側から離れる位置となり、その結果、バックアップ部材104aは引っ張りバネ104cにより加重され、記録材Pは所定の圧力で記録材判別センサ103に押し当てられるように構成されている。
また、圧力センサである記録材判別センサ103の一例として、BMF社製の感圧式指紋センサBLP−100を用いている。このセンサの模式的断面図を図10に示す。このように、マトリックス電極103cを設けた基板103d上に、導電膜103bを設けた可堯性フィルム103aを、マトリックス電極103cと導電膜103bとが適度な距離をあけて対向するように配置されている。マトリックス電極103cは、基板103d上に例えば58μmの間隔で設けられており、指の腹の代わりに、記録材Pの表面をバックアップ部材104aにより、可堯性フィルム103aを介してマトリックス電極103cに押し付けると、記録材Pの表面の凹凸により可堯性フィルム103aに設けた導電膜103bとの接触、非接触が生じ、それに応じて記録材Pの表面の凹凸による圧力分布に対応する信号がマトリックス電極103cより出力され、記録材Pの表面の凹凸を検出することができる。
尚、上記例において、センシングのエリアサイズは16.0mm×23.4mmであり、ピクセル数(すなわち、マトリックス電極103cの数)は256×384個、ピクセルの間隔は約60μmとしている。また、バックアップ部材104fは、厚さ1.0mmのステンレス材で、大きさ14×19mmとしている。
図11は、本発明に係る画像形成装置1により記録材判別を行うための構成例を説明するためのブロック図である。前述のように、記録材判別装置100は複数の記録材収容トレイ1,2,…,n(前述の記録材収容トレイ30,34に相当)の各々にひとつずつ配置されている。そして、記録材判別装置100は記録材判別制御手段110によってその動作が制御される。記録材判別制御手段110は、各記録材収容トレイ1,2,…,nの開閉及び画像形成装置1の電源のON・OFFが識別できるよう構成されており、各記録材収容トレイ1,2,…,nが開閉されたとき、あるいは、画像形成装置1の電源がONされたときに、記録材の種類を判別する処理を実行する。なお、ここでは記録材判別制御手段110を画像形成装置1側に備えるようにしているが、各記録材判別装置100に備えるようにしてもよい。
本発明の主たる特徴部分は、簡単な装置構成で記録材の種類の判別を高精度に実現することにある。このための構成として、記録材判別装置100は、複数の感圧素子(以下、ピクセルという)が2次元状に分布した記録材判別センサ103と、記録材Pの表面をバックアップ部材104aにより記録材判別センサ103に押圧する押圧手段と、押圧した状態で各ピクセルにおける圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出手段と、検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出したピクセルの個数を算出する算出手段と、算出したピクセル数に基づいて記録材の種類を判別する判別手段とを備える。なお、上記の感圧素子(ピクセル)はマトリックス電極103cに相当し、また、上記各手段のうち、押圧手段は記録材押し当て手段104により実現され、検出手段、算出手段、及び判別手段は記録材判別制御手段110により実現されるものとする。
上記の記録材判別装置100による記録材判別方法は、以下の6つのステップ(S1〜S6)からなる。ここでは、例えば、画像形成装置1の電源がONされたときの一連のステップについて前述の図8〜図11に基づいて説明する。
(S1)ピックアップローラ101及びさばきローラ102により、記録材収容トレイの一番上の記録材Pを1枚ピックアップし、記録材判別センサ103まで搬送する。このとき記録材押し当て手段104は図9(A)に示す状態にある。
(S2)偏心カム104dを回転させ、バックアップ部材104aにより記録材Pの表面を記録材判別センサ103に押し当てる。このとき記録材押し当て手段104は図9(B)に示す状態に移行する。
(S3)記録材判別センサ103からの信号を記録材判別制御手段110で処理し、記録材判別制御手段110が記録材Pの種類を判別する。
(S4)上記ステップS3で判別した記録材Pの種類を、記録材種類情報として記録材収容トレイ毎に記憶手段111に記憶する。
(S5)偏心カム104dを回転させ、バックアップ部材104aを記録材判別センサ103から離間させ、図9(B)の状態から図9(A)の状態に移行させる。
(S6)ピックアップローラ101及びさばきローラ102を逆転させ、判別に用いた記録材Pを元の位置に戻す。尚、このステップS6については、特に支障がない場合は、記録材をそのままの位置で待機させておくことも可能である。
このようにして、各記録材収容トレイにセットされている記録材の種類が自動的に判別される。そして、画像形成を行う際には、記録材判別制御手段110の記憶手段111に記憶された各記録材収容トレイの記録材Pの記録材種類情報に基づいて、プロセス制御手段112が、定着温度113aや、転写バイアス113b、現像バイアス113cなどを含むプロセス(画像形成)条件113を各記録材Pの特性に適した条件に自動的に設定する。具体的には、記録材の種類毎にプロセス条件113を格納したデータテーブルを備えておけばよい。なお、このプロセス制御手段112は、画像形成条件設定手段に相当する。
ここで、各記録材収容トレイが開閉されたとき、あるいは、画像形成装置1の電源がONされたときのみ、記録材の種類判別を実行する理由について説明する。本例のように、接触式の記録材判別センサ103を用いて記録材の種類判別を行う画像形成装置1においては、記録材1枚1枚をその都度リアルタイムでセンシングした場合、記録材判別センサ103の記録材との接触面が磨耗、劣化し、ライフ(寿命)が短くなってしまうという問題がある。
そこで、通常、同じ記録材収容トレイ内には同じ種類の記録材をセットすると考えられることから、本例のように、各記録材収容トレイが開閉されたとき、あるいは、画像形成装置1の電源がONされたときのみ、記録材収容トレイの一番上の記録材についてのみ判別処理を行い、その判別結果を記憶し、判別後の記録材を元の記録材収容トレイに戻すようにすることで、記録材の種類判別の回数が大幅に削減され、記録材判別センサ103のライフ(寿命)を長くすることが可能となる。例えば、記録材収容トレイにセットする記録材の枚数が平均1,000枚であれば、その回数は1/1000に低減される。
また、画像形成装置1がONされたときにも判別動作を行う理由としては、画像形成装置1の電源がOFFされているときに記録材収容トレイの記録材が補給あるいは交換された場合、記録材の種類判別を行うことができない。このため電源をONした際にもこの判別処理を行うことで、確実に記録材の種類判別が可能となる。また電源ON後は通常ウオームアップ動作が入ることから、この間に種類判別を行うことで、判別処理による待ち時間を無くすことも可能となる。
次に、上記ステップS3において、記録材判別センサ(圧力センサ)103からの信号による記録材の表面粗さの具体的な判別方法について図12〜図16に基づいて説明する。
本発明者等は、上記の圧力センサ103を用いて記録材表面を測定したときの各ピクセルの出力信号を所定の分解能でAD変換したときの圧力値と頻度(その圧力値を検出したピクセルの個数)との関係を調べ、その結果、所定値以下の圧力値を検出したピクセル数と、記録材の表面粗さとの間に強い相関関係があることを見出した。ここで、上記所定値の決め方の具定例について以下に説明する。
図12は、圧力センサ103を用いて記録材の圧力分布を測定した結果の一例を示す図である。図中、横軸は圧力レベル、縦軸はその圧力レベルを検出したピクセルの個数を示す。本例では、圧力値を8ビット(256レベル)の分解能でAD変換しており、256レベルのうち、0〜12レベルまではピクセル数の検出に使用せず、13レベル以上の圧力値についてピクセル数を検出するようにしている。本例の場合、13レベルの圧力値を検出したピクセル数は383個、14レベルでは5922個、15レベルでは393個、16レベルでは186個と検出されている。
すなわち、圧力値0付近に顕著なピークを持つ圧力分布となることがわかる。この圧力分布については他の種類の記録材についても同様の結果が得られていることを確認している。本発明では、所定値以下の圧力値を検出したピクセル数を算出するが、この所定値を例えば16レベル、15レベル、14レベルのいずれにしてもよく、この場合、それぞれ16〜13レベル、15〜13レベル、14〜13レベルの圧力値を検出した総ピクセル数が算出される。このように、分布がピークとなる圧力値(ここでは14レベル)を含むように、所定値を決めるようにすれば、本発明による記録材判別方法は実現可能である。
また、分布がピークとなる圧力値を検出したピクセル数のみを算出するようにしてもよい。この場合、一旦全ての圧力分布を求めた後でないとピークがわからないので、メモリ容量や計算時間が多く必要となる。これに対して、上記のように所定値以下の圧力値を持つピクセル数を求める場合、該当する圧力値を持つピクセルだけをカウントすればよいため、メモリ容量を少なくでき、計算時間も少なくすることができる。
図13は、表面粗さのそれぞれ異なる8種類の記録材のミニマムピクセル数をP1としたとき、P1/Nt1と記録材の表面粗さ(中心線平均粗さRa)との関係を示した図である。ここで、ミニマムピクセル数P1は図12の14レベル(圧力値)でのピクセル数とし、Nt1は記録材の種類の判別に用いたピクセルの総数(本例では128ピクセル×128ピクセル=16,384ピクセル)を示す。本例では押圧力を2kgfとしているが、記録材の表面粗さや坪量(後述)の判別においては同じ圧力で測定すれば、各記録材間の相関関係は変化しないため、押圧力について特に限定されるものではない。なお、記録材の表面粗さの測定には、小坂研究所製の触針式表面粗さ計SE−3500を使用した。
ここで、上記Nt1について、圧力センサ103の総ピクセル数(256×384)以下であれば、特に制約はないが、バックアップ部材104aが圧力センサ103の全てのピクセルを押圧できるのであれば、256×384の全ピクセルの圧力値を判別に用いてもよく、その内の128×128の部分だけを判別に用いるようにしてもよい。
図13より、ミニマムピクセル数P1と表面粗さRaとの間には相関係数R=0.97と非常に強い相関関係があり、本実施例の圧力センサ103を用いてミニマムピクセル数P1を求めることで、記録材の表面粗さが判別できることがわかる。尚、記録材の表面粗さが粗い程、ミニマムピクセル数P1が大きくなる理由としては、以下のように考えられる。
本例では、ミニマムピクセル数P1を、14レベルの圧力値を持つピクセルの合計を表したものと定義している。仮に、記録材の表面に全く凹凸がなく、完全に平滑であれば、ミニマムピクセル数P1は0となる。記録材の表面粗さが粗くなるほど、圧力センサ103に圧力がかからないエリアが多くなり、その結果、ミニマムピクセル数P1が大きくなり、P1/Nt1は1に近づいていくものと考えられる。
尚、図13より、P1/Nt1と記録材の表面粗さRa(μm)との間には、以下の式の関係があることがわかる。
P1/Nt1=Ra/K1 …(1)
この(1)式より、圧力センサ103によりP1/Nt1を検出すれば、記録材の表面粗さ(中心線平均粗さRa)を(2)式によりほぼ正確に求めることができる。
Ra=K1×P1/Nt1 …(2)
なお、上記(1)式、(2)式において、K1は比例定数であり、図13の例では“10“である。
次に、記録材の坪量(厚さ)の判別方法について、図14〜図16に基づいて説明する。なお、坪量とは、紙および板紙の重量表示の単位であり、一定面積当たりの重量で示される。単位はg/mが一般的である。
図14は、記録材の坪量を判別する場合の記録材判別センサ103及び記録材押し当て手段104を示した図である。記録材の表面粗さを判別する場合の記録材判別センサ103及び記録材押し当て手段104に対して、バックアップ部材104aの形状が異なるだけで、それ以外は全く同じ構成である。
図14に示すように、記録材の坪量を判別する場合は、表面に凸部104fを有するバックアップ部材104a′を用いる。
図15は、バックアップ部材104a′を正面(図14の矢印Y方向)から見た図である。本例では、凸部104fとして、はしご形状で厚さが0.1mmのステンレス板を、バックアップ部材104a′に貼り付けて使用している。
ここで、記録材の厚さは0.1mm前後のものが一般的であることから、凸部104fの厚さもこれに合わせるようにしている。これにより、記録材の坪量が一般的な厚さよりも厚いか薄いかを感度良く測定することができる。また、本例の場合、バックアップ部材104a′は、厚さ1.0mmのステンレス材で、大きさ14×19mmとし、凸部104fのステンレス板は、大きさ7×11mm、はしごの空隙部は合計4つあり、その大きさは各々5×2mmとしている。これより、凸部104fの面積は、バックアップ部材104a′の面積の約1/4となっている。なお、凸部104fの形状ははしご形状に限定されず、リング(ドーナツ)形状であってもよい。
本発明者等は、前述の圧力センサ103とバックアップ部材104a′を用いて記録材の表面を測定したときの各ピクセルの出力信号を所定の分解能でAD変換したときの圧力値と頻度(その圧力値を検出したピクセルの個数)との関係を調べ、その結果、所定値以下の圧力値を検出したピクセル数(ミニマムピクセル数)と、記録材の坪量との間にも強い相関関係があることを見出した。
図16は、坪量のそれぞれ異なる5種類の記録材のミニマムピクセル数をP2としたとき、P2/Nbと記録材の坪量との関係を示した図である。ここで、ミニマムピクセル数P2は図12の14レベル(圧力値)でのピクセル数とし、Nbは記録材の種類の判別に用いたピクセルの総数Nt2(本例では240ピクセル×180ピクセル=43,200ピクセル)の中で、凸部104f以外の部分(以下、この部分をバックグラウンド部という)に相当するピクセル数を示す。本例では、凸部104fに相当するピクセル数、すなわちバックアップ部材104a′によって圧力が加わる領域のピクセル数(以後、バックアップピクセル数という)Niは5,605ピクセルであることから、
Nb=Nt2−Ni
=43,200−5,605
=37,595
と求めることができる。
ここで、上記Nt2を240×180としているが、本例の場合、バックアップ部材104a′の形状が特殊であるため、判別に用いるピクセルは、バックアップ部材104a′を全て含む領域に設定する必要がある。このため240×180としている。
図16より、ミニマムピクセル数P2と記録材の坪量Tpとの間には相関係数R=0.943と非常に強い相関関係があり、本実施例の圧力センサ103及びバックアップ部材104a′を用いてミニマムピクセル数P2を求めることで、記録材の坪量を判別できることがわかる。尚、記録材の坪量が大きい程、ミニマムピクセル数P2が小さくなる理由としては、以下のように考えられる。
本例では、前述したように、ミニマムピクセル数P2を、14レベルの圧力値を持つピクセルの合計を表したものと定義している。仮に、記録材が存在しない場合は、凸部104f以外のバックグラウンド部には圧力がかからないと考えられるため、P2≒Nbとみなすことができ、これよりP2/Nb=1となる。記録材が厚くなればなるほど(すなわち坪量が大きくなればなるほど)、凸部104fの圧力がバックグラウンド部にも拡散されるため、ミニマムピクセル数P2は小さくなっていくものと考えられる。
尚、図16より、P2/Nbと記録材の坪量Tp(g/m)の間には、以下の関係があることがわかる。
P2/Nb=−Tp/K2+1 …(3)
この(3)式より、圧力センサ103によりP2/Nbを検出すれば、記録材の坪量Tpを(4)式によりほぼ正確に求めることができる。
Tp=−K2×(P2/Nb−1)
=K2×{1−P2/(Nt2−Ni)} …(4)
なお、なお、上記(3)式、(4)式において、K2は比例定数であり、図16の例では“588“である。
上記のようにして記録材の表面粗さと坪量とを算出することができる。ここで、記録材判別装置100は、この算出結果に基づいて記録材の種類を判別するが、これは、例えば、記録材の種類と、記録材の表面粗さ及び/又は坪量との対応関係をデータテーブル化して保持しておくことで、記録材の種類の特定が可能となる。
次に、記録材の表面粗さや坪量と定着性の関係について、図17及び図18に基づいて説明する。
図17は、表面粗さと坪量の異なる6種類の記録材(A〜F)の定着強度を測定した結果を示す図である。尚、定着強度の評価方法としては、シャープ製カラー複合機MX−7000Nを使用し、定着温度として180℃から195℃まで5℃刻みで4段階に変化させたときの定着強度を折り曲げ試験で測定し、その平均値を定着強度とした。尚、定着強度の数値としては小さい程、定着強度が高いことを示している。
一般的に記録材の表面性としては滑らかな(表面粗さが小さい)程、また記録材の坪量としては小さい程、定着性が良いと考えられる。そこで、6種類の記録材の表面粗さと坪量及び定着強度をそれぞれ偏差値に換算し、記録材の表面粗さprの偏差値Tr及び記録材の坪量ptの偏差値Ttの平均値(Tr+Tt)/2と、定着強度fsの偏差値Tfとの間にどの程度相関関係があるかを調べた。その結果、図18に示すように、相関係数R=0.79と非常に相関関係が強く、このことから本例に示したように圧力センサを用いて用紙の表面粗さや坪量を測定し、その結果を定着温度条件にフィードバックすることで、用紙が変わっても最適な定着性を得られることがわかる。
尚、本例では、記録材の表面粗さと記録材の坪量とを、異なるバックアップ部材を用いて別々に測定する例について説明したが、例えば、図19に示すように、表面粗さ測定用として、凸部104fを有さないバックアップ部材104aと、坪量測定用として、凸部104fを有するバックアップ部材104a′とを並べて配置し、各々のエリアからの信号から個別にミニマムピクセル数を算出することで、記録材の表面粗さと坪量とを同時に測定することも可能である。
また、前述の図14に示した凸部を持つバックアップ部材1つだけでも押圧力を変化させることで、「表面粗さ」と「坪量」の両方を算出することができる。すなわち、凸部だけを接触させることで「表面粗さ」を算出し、さらに、押圧力を強くして凸部以外の部分で「坪量」を算出するようにすればよい。すなわち、押圧した部分のピクセルの圧力値を検出することで「表面粗さ」を、押圧した部分以外のピクセルの圧力値を検出することで「坪量」を算出することができる。
このように本発明によれば、圧力センサを用いて記録材表面の圧力分布を検出したときのミニマムピクセル数と、記録材の表面粗さや坪量との間には強い相関関係があることから、ミニマムピクセル数を検出することで、容易に記録材の表面粗さや坪量を算出することができる。
また、例えば、複写機やデジタル複合機、レーザプリンタ、インクジェットプリンタなど、いろいろな種類の記録材を用いて画像形成を行う画像形成装置においては、記録材の種類に応じて適切な画像形成条件を設定して画像形成を行う必要がある。これに対して、本発明によれば、記録材の表面粗さや坪量が画像形成条件に大きく関わることに着目して、圧力センサを用いて記録材表面の圧力値を検出し、その圧力値からミニマムピクセル数を算出することで、記録材の表面粗さや坪量を算出し、これにより記録材の種類に応じた画像形成条件を設定することができる。
また、特に、電子写真プロセスでは、記録材の表面性や坪量によって、画像濃度や定着強度が変化したりするなど、記録材の表面性や坪量と画像形成条件とが密接に関係している。従って、本発明による記録材判別方法を、電子写真プロセスを用いた画像形成装置に適用することで、より大きな改善効果を得ることができる。
本実施例では、電子写真プロセスを用いた画像形成装置において、記録材の種類を示す記録材種類情報により定着条件を自動的に設定する場合について説明したが、この記録材種類情報は、定着条件だけでなく、現像条件や転写条件などの設定にも使用できることは言うまでもない。さらに、本発明は電子写真プロセスを用いた画像形成装置に限定されるわけではなく、インクジェットプリンタなど、記録材を用いる画像形成装置全般に適用することができる。
1…画像形成装置、11…原稿画像読取装置、12…画像記録装置、13…記録材供給装置、14…後処理装置、15…外部記録材供給装置、16…記録材排出部、17…搬送部、18…原稿トレイ、19…外部搬送路、20…画像形成装置本体、21…両面印刷用搬送装置、22…感光体ドラム、23…帯電ユニット、24…光走査ユニット、25…現像ユニット、26…転写ユニット、27…クリーニングユニット、28,45…ローラ、29,46…ガイド、30,34…記録材収容トレイ、31…定着ユニット、32,41…記録材受け入れ部、33,37…記録材排出部、35,39,48…車輪、36…ストッパ、38…外部記録材受け入れ部、40…外部排出部、42,43…排出トレイ、44…ソート搬送部、47…搬送方向切換ガイド、49…ADF、50…原稿読取台、51…排出トレイ、52…両面印刷用搬送部、100…記録材判別装置、101…ピックアップローラ、102…さばきローラ、103…記録材判別センサ(圧力センサ)、104…記録材押し当て手段、104a,104a′…バックアップ部材、104b…レバー、104c…引っ張りバネ、104d…偏心カム、104e…回転支点、104f…凸部、105…ペーパーガイド、110…記録材判別制御手段、111…記憶手段、112…プロセス制御手段、113…プロセス条件。

Claims (17)

  1. 複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別するための記録材判別方法であって、
    記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧ステップと、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出ステップと、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出ステップと、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別ステップとを備えたことを特徴とする記録材判別方法。
  2. 前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を含む所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴とする請求項1に記載の記録材判別方法。
  3. 前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴とする請求項1に記載の記録材判別方法。
  4. 前記判別ステップは、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の表面粗さを算出し、該算出した記録材の表面粗さから該記録材の種類を判別することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録材判別方法。
  5. 前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数をP1、記録材の種類の判別に用いた感圧素子の総数をNt1、記録材の表面粗さをRa(μm)とした場合に、
    Ra=K1×P1/Nt1,K1は比例定数、
    により、記録材の表面粗さを算出することを特徴とする請求項4に記載の記録材判別方法。
  6. 前記押圧ステップは、前記押圧部材に形成された凸部により、前記圧力センサの感圧面よりも狭い領域を押圧し、前記判別ステップは、前記押圧部材によって押圧されたときの前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の坪量を算出し、該算出した記録材の坪量から該記録材の種類を判別することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録材判別方法。
  7. 前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数をP2、記録材の種類の判別に用いた感圧素子の総数をNt2、前記凸部によって押圧される領域の感圧素子の個数をNi、記録材の坪量をTp(g/m)とした場合に、
    Tp=K2×{1−P2/(Nt2−Ni)},K2は比例定数、
    により、記録材の坪量を算出することを特徴とする請求項6に記載の記録材判別方法。
  8. 複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサを備え、該圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別する記録材判別装置であって、
    記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧手段と、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出手段と、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出手段と、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別手段とを備えたことを特徴とする記録材判別装置。
  9. 前記押圧部材は、凸部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の記録材判別装置。
  10. 複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別し、該判別結果に応じた画像形成を行うための画像形成方法であって、
    記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧ステップと、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出ステップと、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出ステップと、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別ステップと、該判別結果に応じた画像形成条件を設定する画像形成条件設定ステップとを備え、該設定した画像形成条件に基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成方法。
  11. 前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を含む所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 前記算出ステップは、分布がピークとなる圧力値を検出した感圧素子の個数を算出することを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  13. 前記判別ステップは、前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の表面粗さを算出し、該算出した記録材の表面粗さから該記録材の種類を判別することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  14. 前記押圧ステップは、前記押圧部材に形成された凸部により、前記圧力センサの感圧面よりも狭い領域を押圧し、前記判別ステップは、前記押圧部材によって押圧されたときの前記所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数に基づいて記録材の坪量を算出し、該算出した記録材の坪量から該記録材の種類を判別することを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  15. 前記画像形成は、電子写真プロセスにより行われることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  16. 複数の感圧素子が2次元状に分布した圧力センサを備え、該圧力センサにより画像形成に使用する記録材の種類を判別し、該判別結果に応じた画像形成を行う画像形成装置であって、
    記録材の表面を押圧部材により前記圧力センサに押圧する押圧手段と、該押圧した状態で各感圧素子における圧力の大きさを示す圧力値を検出する検出手段と、該検出した圧力値のうち、所定値以下の圧力値を検出した感圧素子の個数を算出する算出手段と、該算出した感圧素子の個数に基づいて記録材の種類を判別する判別手段と、該判別結果に応じた画像形成条件を設定する画像形成条件設定手段とを備え、該設定した画像形成条件に基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記押圧部材は、凸部が形成されていることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
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