JP4158386B2 - 冷却装置及びこれを用いた熱処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハ等の被処理体に対して所定の熱処理を施す熱処理装置及びこれに用いられる冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体集積回路を製造するためにはシリコン基板等よりなる半導体ウエハに対して、成膜処理、エッチング処理、酸化処理、拡散処理、改質処理等の各種の熱処理が行なわれる。これらの熱処理を縦型の、いわゆるバッチ式の熱処理装置にて行う場合には、まず、半導体ウエハを複数枚、例えば25枚程度収容できるカセットから、半導体ウエハを縦型のウエハボートへ移載してこれに多段に支持させる。このウエハボートは、例えばウエハサイズにもよるが30〜150枚程度のウエハを載置できる。このウエハボートは、排気可能な処理容器内にその下方より搬入(ロード)された後、処理容器内が気密に維持される。そして、処理ガスの流量、プロセス圧力、プロセス温度等の各種のプロセス条件を制御しつつ所定の熱処理が施される。
【0003】
ところで、処理容器の外周には、ウエハを加熱する加熱ヒータや、熱的安全性や保温の機能を発揮する例えばアルミナ、シリカ等よりなる断熱層が、一般的には設けられているが、最近になって、高温状態になっている断熱層に含まれるB、Fe、Cu等の金属不純物が石英製の処理容器を次第に透過して容器内部に侵入し、ウエハを僅かに汚染してしまう、という可能性が指摘されている。そして、その可能性を排除するために、断熱層を用いない熱処理装置も開発されてきた。
【0004】
また、処理容器の昇降温の速度を上げてスループットを向上させる必要から、加熱炉の熱容量を小さくする目的でも、上記したような断熱層を用いない熱処理装置が望まれている。
ここで、図9を参照して金属汚染の可能性のある、また昇降温速度の低下の原因となる断熱層を用いない従来の熱処理装置の一例について説明すると、この熱処理装置2は、内筒4と外筒6とよりなる石英製の2重管構造の縦型の所定の長さの処理容器8を有している。上記内筒4内の処理空間Sには、被処理体を保持するための被処理体保持具としての石英製のウエハボート10が収容されており、このウエハボート10には被処理体としての半導体ウエハWが所定のピッチで多段に保持される。
【0005】
この処理容器8の下方を開閉するためにキャップ12が設けられ、これには磁性流体シール14を介して回転する回転軸16が設けられる。そして、この回転軸16の上端に回転テーブル18が設けられ、このテーブル18上に保温筒20を設け、この保温筒20上に上記ウエハボート10を載置している。そして、上記キャップ12は昇降可能なボートエレベータ22のアーム24に取り付けられており、上記回転軸16やウエハボート10等と一体的に昇降可能にしており、ウエハボート10は処理容器8内へその下方から挿脱可能になされている。
【0006】
上記処理容器8の下端開口部は、例えばステンレス製のマニホールド26が接合されており、このマニホールド26には、熱処理、例えば成膜に必要な種々の処理ガスを処理容器8内へ導入するための複数、図示例では2つのガスノズル28A、28Bが貫通させて設けられている。そして、各ガスノズル28A、28Bには、それぞれガス供給系30A、30Bが接続されると共に、各ガス供給系30A、30Bには、ガス流量を制御する例えばマスフローコントローラのような流量制御器32A、32Bが介設されている。
【0007】
そして、上記各ガスノズル28A、28Bより供給された各処理ガスは、内筒4内の処理空間Sであるウエハの収容領域を上昇して天井部で下方へ折り返し、そして内筒4と外筒6との間隙内を流下して排出されることになる。また、マニホールド26の側壁には、排気口34が設けられており、この排気口34には、図示しない真空ポンプ等が介設されて処理容器8内を真空引きするようになっている。また、処理容器8の外周には、この底部側より起立させて配置した棒状の加熱ヒータ36が設けられており、内側に位置するウエハWを所定の温度に加熱するようになっている。
【0008】
そして、この加熱ヒータ36の更に外周には、断熱層を設けることなく筒体状の冷却ジャケット38が設けられており、外部に対して熱的安全性を保っている。この冷却ジャケット38は、例えばステンレススチールよりなる筒体状の内側シェル38Aと筒体状の外側シェル38Bとを所定の間隔を隔てて接合してなり、内部の空間に多数の通路仕切板40を溶接接合して冷却通路42を形成し、この冷却通路42に例えば冷却水を流すことにより、加熱炉自体の熱的安全性を確保するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような冷却ジャケット38にあっては、冷却水の圧力は例えば5kg/cm2 程度と比較的高いことから、この圧力に耐えるために内側シェル38A及び外側シェル38Bの強度をかなり高くしなければならない。このため、これらの内側及び外側シェル38A、38Bの厚さtはその強度を高めるために共に厚く、例えば6mm程度に設定されており、重量が非常に大きくなってしまって支持構造が複雑化する、という問題点があった。
また、上記冷却ジャケット38の構造が、内側シェル38Aと外側シェル38Bとの間に通路仕切板40を溶接接合させている構造のため、これらの通路仕切板40の溶接接合がかなり困難で製造が複雑であることからコスト高になるのみならず、溶接不良が発生した場合には冷却水の流れの短絡が生じて冷却ムラや熱処理中のウエハの面間における温度ムラが生じてしまう、といった問題もあった。
【0010】
更には、上述したように、内側シェル38Aに上記通路仕切板40を溶接する場合には、その内周面に溶接跡が生じてこの部分の熱的な反射率が局所的に変化し、この点よりもウエハに対する面間における温度ムラが生じてしまう、といった問題があった。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、重量が軽く、冷却効率及び信頼性も高い冷却装置及びこれを用いた熱処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に規定する発明は、加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置された筒体状の冷却筒部と、前記冷却筒部の側面に巻回されて前記側面にろう付けされた冷却パイプ部材と、前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、を備え、前記冷却筒部の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されていることを特徴とする冷却装置である。
これによれば、筒体状の冷却筒部の側面に、冷却パイプ部材を巻回してろう付けし、この冷却パイプ部材に冷媒を流すように冷却しているので、冷却パイプ部材自体が冷媒の圧力に対する耐圧性を有していればよいことから冷却パイプ部材自体の肉厚を薄くでき、従って、冷却装置全体の重量を大幅に軽減することが可能となる。
また、冷却パイプ部材自体に冷媒が流れるので、冷媒通路形成のための溶接が不要となり、従って、溶接不良に伴う冷媒の流れの短絡等が生ずることもなく、冷却効率を高めることができるのみならず、信頼性も向上させることが可能となる。
【0012】
請求項2に規定する発明によれば、加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置されて、冷却パイプ部材を上下方向で接触するように螺旋状に巻回して筒体状に成形してなる冷却ジャケット本体と、前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、を備え、前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されていることを特徴とする冷却装置冷却装置である。
この場合、例えば請求項3に規定するように、前記所定の熱処理の温度は、50〜600℃の範囲内である。
また、例えば請求項4に規定するように、前記熱に対する反射率を低下させる処理は、黒色塗料の塗布処理及び表面ブラスト処理の内のいずれか一方である。
この場合、例えば請求項5に規定するように、前記冷却パイプ部材は、複数の領域に分割されており、各領域毎に並列的に前記冷媒が供給されて流通される。
【0013】
請求項6に規定する発明は、加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置されて、断面四角形の冷却パイプ部材を上下方向で互いに接触するように螺旋状に巻回して上下で互いに接触する部分で接合して筒体状に成形してなる冷却ジャケット本体と、前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、を備えたことを特徴とする冷却装置である。
これによれば、断面四角形の冷却パイプ部材を螺旋状に巻回して筒体状に成形した冷却ジャケット本体に冷媒を流すように冷却しているので、冷却パイプ部材自体が冷媒の圧力に対する耐圧性を有していればよいことから冷却パイプ部材自体の肉厚を薄くでき、従って、冷却装置全体の重量を大幅に軽減することが可能となる。
また、冷却パイプ部材自体に冷媒が流れるので、冷媒通路形成のための溶接が不要となり、従って、溶接不良に伴う冷媒の流れの短絡等が生ずることもなく、冷却効率を高めることができるのみならず、信頼性も向上させることが可能となる。
この場合、例えば請求項7に規定するように、前記冷却パイプ部材の上下に接触する部分は、ろう付けにより接合されている。
【0014】
この場合、例えば請求項8に規定するように、前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を高くさせる処理が施されている。
これによれば、冷却ジャケット本体の内周面の熱に対する反射率が高くなって、その分、熱効率を高めることが可能となる。
また、例えば請求項9に規定するように、前記熱に対する反射率を高くさせる処理は、前記内周面の鏡面仕上げ処理である。
また、例えば請求項10に規定するように、前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されている。
また、例えば請求項11に規定するように、前記冷却パイプ部材は、複数の領域に分割されており、各領域毎に並列的に前記冷媒が供給されて流通される。
請求項12に規定する発明は、上記冷却装置を用いた熱処理装置であり、すなわち、被処理体に対して所定の熱処理を施す熱処理装置において、排気可能になされた筒体状の処理容器と、複数の前記被処理体を多段に保持して前記処理容器内へ挿脱される被処理体保持手段と、前記処理容器内へ所定の処理ガスを導入する処理ガス導入手段と、前記処理容器の外側に配置されて前記被処理体を加熱する加熱手段と、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の冷却装置と、を備えたことを特徴とする熱処理装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る冷却装置及びこれを用いた熱処理装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
<第1実施例>
図1は本発明の第1実施例の冷却装置を用いた熱処理装置を示す構成図、図2は本発明の熱処理装置を示す横断面図、図3は加熱手段のヒータ棒を示す斜視図、図4は冷却装置を示す側面図、図5は図1中のA部を示す拡大断面図である。図示するように、この熱処理装置50は、筒体状の石英製の内筒52とその外側に所定の間隙を介して同心円状に配置した石英製の外筒54とよりなる2重管構造の処理容器56を有している。
【0016】
この処理容器56の下端は、Oリング等のシール部材57を介して例えばステンレススチール製の筒体状のマニホールド58によって支持されており、内筒52の下端は、マニホールド58の内壁より内側へ突出させたリング状の支持板58Aにより支持され、このマニホールド58の下方より多数枚の被処理体としての半導体ウエハWを多段に載置した被処理体保持手段としての石英製のウエハボート60が昇降可能に挿脱自在になされている。本実施例の場合において、このウエハボート60には、例えば25枚程度の直径が300mmのウエハWを略等ピッチで多段に支持できるようになっている。
【0017】
このウエハボート60は、石英製の保温筒62を介して回転テーブル64上に載置されており、この回転テーブル64は、マニホールド58の下端開口部を開閉する蓋部66を貫通する回転軸68上に支持される。
そして、この回転軸68の貫通部には、例えば磁性流体シール70が介設され、この回転軸68を気密にシールしつつ回転可能に支持している。また、蓋部66の周辺部とマニホールド58の下端部には、例えばOリング等よりなるシール部材72が介設されており、容器内のシール性を保持している。
【0018】
上記した回転軸68は、例えばボートエレベータ等の昇降機構74より延びるアーム76の先端に取り付けられており、ウエハボート60及び蓋部66等を一体的に昇降できるようになされている。また、上記マニホールド58の側部には、内筒52と外筒54の間隙の底部から容器内の雰囲気を排出する排気口78が設けられており、この排気口78には、図示しない真空ポンプ等を介設した真空排気系が接続されている。
上記マニホールド58の側部には、上記内筒52内に所定の処理ガスを供給するための処理ガス導入手段80が設けられる。具体的には、この処理ガス導入手段80は、図示例では2つのガス供給系82、84よりなり、各ガス供給系82、84は、マニホールド58の側壁を貫通して設けられたガスノズル86、88をそれぞれ有している。
【0019】
そして、各ガスノズル86、88にはマスフローコントローラのような流量制御器90、92をそれぞれ介設したガス流路94、96がそれぞれ接続されており、熱処理に必要なガスをそれぞれ流量制御しつつ供給できるようになっている。尚、上記ガス供給系は、2系統に限定されず、実際には熱処理に必要なガスの種類に応じた数だけ設けられる。
そして、上記処理容器56の外周側には、上記半導体ウエハWを加熱する加熱手段98が設けられる。具体的には、上記加熱手段98は、例えば図3にも示すように、上部をU字状に屈曲した長いヒータ棒100を有しており、このヒータ棒100を図1及び図2にも示すように、処理容器56の周方向に複数個、図2に示す場合には8個設けられているが、この数量に限定されない。このヒータ棒100の長さは、上記ウエハボート60の高さよりも長く設定されており、処理容器56の内壁面にその高さ方向に沿って、且つこの内壁面より僅かな距離だけ離間させた状態で配置されている。そして、このヒータ棒100の下端部100Aは略直角にL字状に屈曲されており、この下端部100Aを上記マニホールド58に固定することにより、このヒータ棒100の全体を支持している。このヒータ棒100としては、例えばカーボンワイヤの周囲を石英層で被覆してなるカーボンワイヤヒータ等を用いることができる。上記各ヒータ棒100は、給電ライン102によりスイッチ機構104を介してヒータ電源106へ接続されている。
【0020】
そして、このように形成された熱処理装置50に、本発明に係る冷却装置108が設けられる。この冷却装置108は、上記加熱手段98を含む上記処理容器56の周囲に配置された筒体状の冷却筒部110と、上記冷却筒部110の側面に巻回されて上記側面にろう付けされた冷却パイプ部材112と、上記冷却パイプ部材112に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段114とを有している。上記冷却筒部110は、例えばアルミニウムやステンレススチール等の金属材料よりなり、有天井の筒体状に形成されて、上述のように加熱手段98を含む処理容器56の周囲に配置されている。この冷却筒部110の厚さt1は非常に薄くてよく、例えば1.5mm程度に設定される。
【0021】
また、上記冷却パイプ部材112は、例えば断面が略四角形状(略矩形)又は楕円形に成形されており、この冷却パイプ部材112は上述のように、上記筒体状の冷却筒部110の側面、ここでは外周側の側面の略全体に、例えば螺旋状に巻回させて設けられている。この冷却パイプ部材112は、上下方向において図4にも示すように密に互いに接触状態となるように設けてもよいし、ある程度離間させて設けてもよい。そして、この冷却パイプ部材112の全内周面は上記冷却筒部110の外周面に、ろう材116を介してろう付け接合によって全面的に接合して取り付けられており、両部材間の伝熱効率が非常に高くなるように、すなわち熱抵抗が非常に小さくなるように設定している。
【0022】
ここで、上記冷却パイプ部材112を上下方向に互いに接触状態で巻回した場合には、上下方向のパイプ部材112同士も溶接やろう付け接合で接合するのが、強度向上の上から好ましい。上記した冷却パイプ部材112の材質は、例えばステンレススチール、アルミニウム、チタン、銅等の金属材料よりなる。
そして、上記冷却筒部110の内周面には、この熱処理装置での熱処理として例えば600〜1200℃程度の高温処理を行う場合には、熱に対する反射率を高くするための高反射率処理が施されている。この高反射率処理としては、メッキ処理やスパッタ処理等の金属膜形成処理を行うことができ、これにより、チタンナイトライド膜、銅膜、クロム膜、ニッケル膜、或いは金膜等の薄い金属膜118(図5参照)が形成される。このような反射率の高い金属膜118を形成しておくことにより、熱線を内側に反射してヒータ自体の熱効率を高めることができる。
【0023】
これに対して、この熱処理装置での熱処理として、例えば50〜600℃程度の低温処理を行う場合には、低温域での昇降温の速度をより向上させるために、上記冷却筒部110の内周面には、低反射率処理、すなわち黒化処理が施されている。この低反射率処理としては、例えば黒色の塗料を塗布やコーティングしたり、表面を溶射処理やブラスト処理することにより粗面化するなどして、熱の反射率を低下させる。
そして、上記巻回された冷却パイプ部材112は、図4にも示すように、処理容器56の高さ方向において、複数、図示例では4つの領域112A、112B、112C、112Dに分割されている。そして、各領域112A〜112D毎に冷媒入口ノズル120と冷媒出口ノズル122とが形成されている。
【0024】
また、上記冷媒供給手段114は、図1に示すように、冷媒循環ライン124を有しており、この冷却循環ライン124の途中には、冷媒を循環させる冷媒循環ポンプ126と、熱交換によって暖まった冷媒を再度冷却する冷却用熱交換器128とが介設されている。そして、上記冷却用熱交換器128の出口側の冷媒循環ライン124は複数に分岐されて上記冷却パイプ部材112の各冷媒入口ノズル120に連結され、また各冷媒出口ノズル122は集合されて上記冷媒循環ライン124の冷媒戻りライン側に連結されている。尚、冷媒を循環使用しないで、1回スルーパスして廃棄するようにしてもよい。ここでの冷媒としては、例えば冷却水を用いることができるが、これに限定されないのは勿論である。
【0025】
次に、以上のように構成された装置を用いて行なわれる熱処理について説明する。
まず、半導体ウエハWが載置された状態のウエハボート60を処理容器56内にその下方より上昇させてロードし、蓋部66でマニホールド58の下端開口部を閉じることにより容器内を密閉する。
そして、処理容器56内を真空引きして所定のプロセス圧力に維持すると共に、加熱手段98の各ヒータ棒100への供給電力を増加してウエハ温度を上昇させてプロセス温度に安定するまで待機し、その後、所定の処理ガススを、それぞれ流量制御しつつ処理ガス導入手段80のガス供給系82、84の各ノズル86、88から供給する。
【0026】
これと同時に、冷媒供給手段114を動作させて、冷媒供給ライン124を介して冷却パイプ部材112の各領域112A〜112Dに並列的に冷媒、例えば冷却水を供給し、循環させる。これにより、この冷却パイプ部材112及び内側の冷却筒部110を所定の安全温度まで冷却しつつ所定の熱処理がウエハWに対して施されることになる。
そして、所定の時間だけ熱処理が終了したならば、上記加熱手段98の各ヒータ棒100への電力供給及び処理容器56内への処理ガスの供給を停止すると共に、冷却パイプ部材112への冷媒の循環供給は継続して行い、処理容器56及びこの内部の半導体ウエハWの温度を所定のハンドリング温度まで低下させる。そして、ウエハ温度がハンドリング温度まで低下したならば、この処理容器56内から処理済みのウエハWをアンロードして取り出すことになる。
【0027】
このように、本発明の冷却装置108では、冷却筒部110に冷却パイプ部材112を巻回して接合することにより装置本体を構成しているので、冷却パイプ部材112自体は肉厚が薄くても十分に冷媒の循環圧力、例えば5kg/cm2 程度に耐えることができ、従って、従来装置で必要とされた厚さtが6mm程度の厚く、且つ重い内側シェル38A及び外側シェル38B(図9参照)を用いる必要がなく、その分、装置全体の重量を軽くすることができる。
また、冷却パイプ部材112を冷却筒部110の側壁に単に巻き付けてろう付け操作により接合するだけなので、従来装置で必要とされた通路仕切板40(図9参照)の困難な溶接作業を不要にでき、従って、構造が簡単化されて安価に提供できるのみならず、冷媒の流れの短絡も生ずることなく、装置の信頼性及び冷却効果も高めることができる。
【0028】
また、上記冷却パイプ部材112と冷却筒部110とは、ろう付け操作により、ろう材116を介して全面的に面接触で接合されているので、両部材間の熱伝導性が非常に良好となって、更に冷却効率を高めることができる。
以上のように、断熱層を用いず、すなわち熱容量が小さく、且つ上述のように冷却効率が高いので、ウエハWや処理容器56等の降温速度を大幅に向上させることができ、その分、スループットを向上させることができる。
ここで、ウエハの高温処理を主として行う熱処理装置の場合には、上記冷却筒部110の内周面に熱に対する反射率を向上させる処理を行っていることから、処理容器56側からの熱線は内側へ反射されることになり、特に、高温処理時には熱効率を高めることができる。
【0029】
また、上述したように、装置自体の熱容量も小さく出来ることから、熱容量が小さい分だけ、ウエハWの降温時に降温速度を大幅に向上できるのみならず、ウエハWの昇温時にも、この昇温速度を大幅に向上でき、この点よりも更にスループットを向上させることができる。
また、上記冷却パイプ部材112を複数、例えば4つの領域112A〜112Dに分割して、各領域毎に並列的に冷媒を流すようにしているので、処理容器56の高さ方向に沿って略均一にこれを冷却することができ、この結果、ウエハWの面間温度に温度ムラが生ずることがなく、この面内温度の均一性を高めることが可能となる。尚、冷却パイプ部材112を複数に分割しないで、一本の連続した流路として用いてもよいのは勿論である。
上記実施例では、冷却筒部110の外周面に上記冷却パイプ部材112を接合したが、これに代えて、冷却筒部110の内周面に上記冷却パイプ部材112を接合してもよい。また、ここでは冷却筒部110に上記冷却パイプ部材112を螺旋状に巻回したが、これに代えて、冷却パイプ部材112を例えば水平方向へ、或いは上下方向へ蛇行状に配設するようにしてもよい。
【0030】
<第2実施例>
次に、本発明の第2実施例の冷却装置を用いた熱処理装置について説明する。図6は本発明の第2実施例の冷却装置を用いた熱処理装置を示す構成図、図7は第2実施例の冷却装置を示す側面図、図8は図6中のB部を示す拡大断面図である。尚、図1〜図5に示す構成部分と同一構成部分については同一参照符号を付して説明を省略する。
先の第1実施例では、装置の主要部を筒体状の冷却筒部110に冷却パイプ部材112を巻回して接合することにより構成したが、この第2実施例では、装置の主要部として冷却筒部110を用いないで冷却パイプ部材112のみで構成した点にある。尚、この第2実施例では、冷却装置以外の熱処理装置の構成は、先の第1実施例の場合と全く同じである。すなわち、図示するように、この第2実施例の冷却装置130は、断面略四角形(略矩形)の冷却パイプ部材112を螺旋状に巻回し、且つ上下方向では互いに接触するような状態とする。そして、この冷却パイプ部材112は、上下に接触する部分では、例えばろう材132を介してろう付け操作により接合されており、これにより、円筒体状の冷却ジャケット本体134が形成されている。
【0031】
この場合、冷却パイプ部材112の上下方向における接合は、ろう付けに限定されず、例えば通常の溶接等でもよく、筒体状の冷却ジャケット本体134として所定の温度を維持できるならば、どのような接合手法を用いてもよい。そして、この冷却パイプ部材112も、第1実施例の場合と同様に、複数に、例えば4つの領域112A、112B、112C、112Dに分割されており、各領域112A〜112Dの冷却パイプ部材112に対して冷媒供給手段114により並列的に冷媒を供給して循環し得るようになっている。
【0032】
そして、上記冷却ジャケット本体134の内周面には、この熱処理装置での熱処理として例えば600〜1200℃程度の高温処理を行う場合には、熱に対する反射率を高くするための高反射率処理が施されている。この高反射率処理としては、メッキ処理やスパッタ処理等の金属膜形成処理を行うことができ、これにより、チタンナイトライド膜、銅膜、クロム膜、ニッケル膜、或いは金膜等の薄い金属膜136(図8参照)が形成される。このような反射率の高い金属膜136を形成しておくことにより、第1実施例でも説明したように熱線を内側に反射してヒータ自体の熱効率を高めることができる。
【0033】
これに対して、この熱処理装置での熱処理として、例えば50〜600℃程度の低温処理を行う場合には、低温域での昇降温の速度をより向上させるために、上記冷却ジャケット本体134の内周面には、低反射率処理が施されている。この低反射率処理としては、例えば黒色の塗料を塗布したり、表面をブラスト処理により粗面化するなどして、熱の反射率を低下させる。
【0034】
尚、図6に示す冷却ジャケット本体134は天井部が開放されているが、ここにも別個の冷却ジャケットを設けて天井部を塞ぐようにしてもよい。
この第2実施例によれば、先の第1実施例の場合と同様な作用効果を発揮することができる。更に、この第2実施例では第1実施例で用いた筒状の冷却筒部110を用いていない分だけ重量、及び熱容量を共に小さくできるので、更に重量の軽減化を図ることができるのみならず、熱容量が小さくなった分だけ更に昇温速度及び降温速度を上げることができ、一層スループットを向上させることが可能となる。
【0035】
また、螺旋状に巻回した冷却パイプ部材112を上下に接触させた状態で接合するだけで主要部である冷却ジャケット本体134を製造することができるので、製造工程が更に簡略化され、その分、コストを削減することが可能となる。
尚、上記各実施例では冷媒として冷却水を用いたが、これに限定されず、他の冷媒、例えばガルデン(登録商標)、フロリナート(登録商標)等を用いてもよい。また、ここでは内筒52と外筒54とよりなる2重管構造の処理容器56を例にとって説明したが、これに限定されず、いわゆる単管構造の処理容器を用いてもよい。
また、被処理体としては、半導体ウエハに限定されず、ガラス基板やLCD基板等にも、本発明を適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の冷却装置及びこれを用いた熱処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
請求項1及びこれに従属する請求項に規定する発明によれば、筒体状の冷却筒部の内周面に熱に対する反射率を低下させる処理を施すと共に、この側面に、冷却パイプ部材を巻回してろう付けし、この冷却パイプ部材に冷媒を流すように冷却しているので、冷却パイプ部材自体が冷媒の圧力に対する耐圧性を有していればよいことから冷却パイプ部材自体の肉厚を薄くでき、従って、冷却装置全体の重量を大幅に軽減することができる。
また、冷却パイプ部材自体に冷媒が流れるので、冷媒通路形成のための溶接が不要となり、従って、溶接不良に伴う冷媒の流れの短絡等が生ずることもなく、冷却効率を高めることができるのみならず、信頼性も向上させることができる。
請求項2及びこれに従属する請求項に規定する発明によれば、冷却パイプ部材を螺旋状に巻回して筒体状に成形した冷却ジャケット本体の内周面に熱に対する反射率を低下させる処理を施すと共に、これに冷媒を流すように冷却しているので、冷却パイプ部材自体が冷媒の圧力に対する耐圧性を有していればよいことから冷却パイプ部材自体の肉厚を薄くでき、従って、冷却装置全体の重量を大幅に軽減することができる。
また、冷却パイプ部材自体に冷媒が流れるので、冷媒通路形成のための溶接が不要となり、従って、溶接不良に伴う冷媒の流れの短絡等が生ずることもなく、冷却効率を高めることができるのみならず、信頼性も向上させることができる。
請求項6及びこれに従属する請求項に規定する発明によれば、冷却パイプ部材を螺旋状に巻回して筒体状に成形した冷却ジャケット本体に冷媒を流すように冷却しているので、冷却パイプ部材自体が冷媒の圧力に対する耐圧性を有していればよいことから冷却パイプ部材自体の肉厚を薄くでき、従って、冷却装置全体の重量を大幅に軽減することができる。
また、冷却パイプ部材自体に冷媒が流れるので、冷媒通路形成のための溶接が不要となり、従って、溶接不良に伴う冷媒の流れの短絡等が生ずることもなく、冷却効率を高めることができるのみならず、信頼性も向上させることができる。
請求項8に規定する発明によれば、冷却ジャケット本体の内周面の熱に対する反射率が高くなって、その分、熱効率を高めることができる。
請求項11に規定する発明によれば、冷却パイプ部材を複数、例えば4つの領域に分割して、各領域毎に並列的に冷媒を流すようにしているので、処理容器の高さ方向に沿って略均一にこれを冷却することができ、この結果、ウエハWの面間温度に温度ムラが生ずることがなく、この面内温度の均一性を高めることができる。
請求項12に規定する発明によれば、上記した冷却装置を用いることにより、熱処理装置全体の軽量化及び信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の冷却装置を用いた熱処理装置を示す構成図である。
【図2】本発明の熱処理装置を示す横断面図である。
【図3】加熱手段のヒータ棒を示す斜視図である。
【図4】冷却装置を示す側面図である。
【図5】図1中のA部を示す拡大断面図である。
【図6】本発明の第2実施例の冷却装置を用いた熱処理装置を示す構成図である。
【図7】第2実施例の冷却装置を示す側面図である。
【図8】図6中のB部を示す拡大断面図である。
【図9】従来の熱処理装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
50 熱処理装置
56 処理容器
60 ウエハボート(被処理体保持手段)
80 処理ガス導入手段
98 加熱手段
100 ヒータ棒
108,130 冷却装置
110 冷却筒部
112 冷却パイプ部材
112A〜112D 領域
114 冷媒供給手段
116 ろう材
118 金属膜
120 冷媒入口ノズル
122 冷媒出口ノズル
134 冷却ジャケット本体
136 金属膜
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (12)

  1. 加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、
    前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置された筒体状の冷却筒部と、
    前記冷却筒部の側面に巻回されて前記側面にろう付けされた冷却パイプ部材と、
    前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、
    を備え、前記冷却筒部の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、
    前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置されて、冷却パイプ部材を上下方向で接触するように螺旋状に巻回して筒体状に成形してなる冷却ジャケット本体と、
    前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、
    を備え、前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されていることを特徴とする冷却装置。
  3. 前記所定の熱処理の温度は、50〜600℃の範囲内であることを特徴とする請求項1又は2記載の冷却装置。
  4. 前記熱に対する反射率を低下させる処理は、黒色塗料の塗布処理及び表面ブラスト処理の内のいずれか一方であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の冷却装置。
  5. 前記冷却パイプ部材は、複数の領域に分割されており、各領域毎に並列的に前記冷媒が供給されて流通されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の冷却装置。
  6. 加熱手段により加熱された処理容器内で被処理体に対して所定の熱処理を施すようにした熱処理装置に設けられる冷却装置において、
    前記加熱手段を含む前記処理容器の周囲に配置されて、断面四角形の冷却パイプ部材を上下方向で互いに接触するように螺旋状に巻回して上下で互いに接触する部分で接合して筒体状に成形してなる冷却ジャケット本体と、
    前記冷却パイプ部材に冷媒を供給して流通させる冷媒供給手段と、
    を備えたことを特徴とする冷却装置。
  7. 前記冷却パイプ部材の上下に接触する部分は、ろう付けにより接合されていることを特徴とする請求項6記載の冷却装置。
  8. 前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を高くさせる処理が施されていることを特徴とする請求項6又は7記載の冷却装置。
  9. 前記熱に対する反射率を高くさせる処理は、前記内周面の鏡面仕上げ処理であることを特徴とする請求項8記載の冷却装置。
  10. 前記筒体状の冷却ジャケット本体の内周面には、熱に対する反射率を低下させる処理が施されていることを特徴とする請求項6又は7記載の冷却装置。
  11. 前記冷却パイプ部材は、複数の領域に分割されており、各領域毎に並列的に前記冷媒が供給されて流通されることを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の冷却装置。
  12. 被処理体に対して所定の熱処理を施す熱処理装置において、
    排気可能になされた筒体状の処理容器と、
    複数の前記被処理体を多段に保持して前記処理容器内へ挿脱される被処理体保持手段と、
    前記処理容器内へ所定の処理ガスを導入する処理ガス導入手段と、
    前記処理容器の外側に配置されて前記被処理体を加熱する加熱手段と、
    請求項1乃至11のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    を備えたことを特徴とする熱処理装置。
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