JP4154525B2 - 樹脂成形機 - Google Patents

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JP4154525B2
JP4154525B2 JP2003170204A JP2003170204A JP4154525B2 JP 4154525 B2 JP4154525 B2 JP 4154525B2 JP 2003170204 A JP2003170204 A JP 2003170204A JP 2003170204 A JP2003170204 A JP 2003170204A JP 4154525 B2 JP4154525 B2 JP 4154525B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/1759Removing sprues from sprue-channels
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性樹脂,熱硬化性樹脂等の成形材料をスプルからゲートを介してキャビティ内に供給することにより電子部品等の樹脂成形品を製造するようにした樹脂成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の樹脂成形機では、一般的に3プレート式ピンポイントゲート金型が採用されている。この金型は、図11,図12に示すように、固定された下側金型51の上面と、型閉位置と型開位置との間で上下移動する上側金型52の下面とでキャビティ53を形成し、該上側金型52にキャビティ53に連通するゲート54を形成するとともにランナ形成部55を形成し、上側金型52の上面に上記ランナ形成部55に連通するスプルが形成されたスプルブッシュ56aを上下移動可能に配設した概略構造を有している。
【0003】
上記樹脂成形機により樹脂成形品を製造するには、型閉状態で成形材料(矢印参照)をスプル56からランナ形成部55,ゲート54を介してキャビティ53内に供給する。しかる後、型開によりゲートカットし、キャビティ53内の樹脂成形品58を取り出すとともに、ゲート54,ランナ形成部55,スプル56内に残留した廃材59を取り出す。
【0004】
このような廃材59を取り出す方法として、従来、図13,図14に示すような廃材取り出し機60を樹脂成形機とは別に設けて行なう方法がある。これは取り出し機本体61によりアーム62を図14の矢印で示すように昇降可能にかつ進退可能に支持し、該アーム62の先端に一対の爪63aを有する挟持部材63を装着したものである。
【0005】
そして、型開によってゲート54が切断されるとともに、ランナ形成部ロックピン57aにより廃材59が保持される。この状態で、アーム62が前進して挟持部材63により廃材59のスプル部59aを挟持し、次いでアーム62が下降してスプルブッシュ56aから廃材59を抜き取るとともに後退し、所定の廃材収納部に移送する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のように樹脂成形機とは別に廃材取り出し機を設ける場合にはアームを進退,昇降移動させるための駆動機構が必要であり、コストが上昇するという問題がある。
【0007】
また上記廃材を抜き取るにはアームを進退移動から昇降移動に切り替える必要があり、しかもアームの昇降移動量に対応した型開量に設定する必要があり、その分型開きに時間がかかるため、サイクル時間が長くなるという問題がある。
【0008】
さらに挟持部材による廃材の挟持を確実に行なうために、スプル部を太くする等の形状に対する制約があり、廃材量が増えるという問題がある。
【0009】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、廃材取り出し機を不要にしてコストを低減でき、またサイクル時間の短縮を可能できるとともに、廃材量を削減できる樹脂成形機を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、型開位置と型閉位置との間で移動可能に配設され、キャビティに連通するゲートが形成されたキャビティプレートと、上記ゲートを介して上記キャビティ内に成形材料を供給するスプルが形成されたスプルブッシュとを有する金型を備えた樹脂成形機において、上記キャビティプレートとスプルブッシュとの間にランナ形成部が形成されたランナプレートを配設し、上記ランナ形成部を介して上記スプルとゲートとを連通させる成形位置と、該成形位置とは異なる位置にて上記ランナ形成部に残留する廃材を排出する排出位置との間で、上記ランプレートを移動させるランナプレート駆動手段と、該排出位置にて上記キャビティプレートが型閉動作を行ったときに上記廃材に当接することにより該廃材をランナプレートから排出するように構成された廃材排出手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1において、上記ランナプレートには上記ランナ形成部が少なくとも2つ形成されており、一方のランナ形成部が成形位置に位置しているときには他方のランナ形成部が排出位置に位置するように配置されていることを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記ランナプレートには型開時及び移動時に上記廃材を保持する保持部が設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3において、上記保持部は上記ランナ形成部をテーパ状に形成することにより構成されていることを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明は、請求項3において、上記保持部は上記ランナ形成部に設けられた保持溝,凹部もしくは凸部により構成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項6の発明は、請求項1において、上記ランナプレート駆動手段は、上記ランナプレートを成形位置と排出位置との間を直線移動又は直線往復移動させるように構成されていることを特徴としている。
【0016】
請求項7の発明は、請求項1において、上記ランナプレート駆動手段は、上記ランナプレートを成形位置と排出位置との間で回転移動又は回転往復移動させるように構成されていることを特徴としている。
【0022】
【発明の作用効果】
請求項1の発明にかかる樹脂成形機では、キャビティプレートとスプルブッシュとの間にランナ形成部が形成されたランナプレートを配設し、該ランナプレートをランナ形成部を介してスプルとゲートとを連通させる成形位置と廃材を排出する排出位置との間で移動可能に配設し、該排出位置にて上記廃材をランナプレートから排出するようにしたので、金型に廃材の取り出し機能を持たせることが可能となり、従来の廃材取り出し機を不要にでき、コストを低減できる。
【0023】
本発明では、ランナプレートを成形位置と排出位置との間で一方向に移動させる構造であるので、従来のアームを2軸移動させる場合に比べて駆動部を簡素化でき、また金型の型開量を小さくすることができ、サイクル時間の短縮が可能となる。
【0024】
また本発明では、廃材を成形位置から排出位置に移動させて排出するので、従来の廃材を挟持して取り出す場合のようなスプル部の形状に対する制約をなくすことができ、廃材量を削減できる。さらにまた、キャビティプレートを廃材に当接させることにより該廃材をランナプレートから押し出して排出するようにしたので、キャビティプレートの閉動作を有効利用して廃材を排出することができ、廃材をランナプレートから排出するための特別な駆動部を設ける必要がなく、コストの上昇を抑制できる。
【0025】
請求項2の発明では、ランナプレートの一方のランナ形成部が成形位置に位置しているときには他方のランナ形成部を排出位置に位置させたので、排出作業に続いて,もしくは排出作業と同時に成形作業を連続して行なうことができ、生産を向上できるとともに、サイクル時間をさらに短縮できる。
【0026】
請求項3の発明では、ランナプレートに廃材を保持する保持部を設けたので、例えば、請求項4の発明のように、ランナ形成部をテーパ状に形成したり、請求項5の発明のように、ランナ形成部に保持溝や凹,凸部を設けたりすることにより、廃材がキャビティプレート側に抜けるのを防止するとともに、型開時や移動時に廃材がランナプレートから脱落するのを防止でき、排出位置にて確実に排出することができる。
【0027】
請求項6の発明では、ランナプレートを成形位置と排出位置との間で直線移動又は直線往復移動させたので、また請求項7の発明では、ランナプレートを回転移動又は回転往復移動させたので、従来のアームを2軸駆動する場合に比べて駆動部を簡素化でき、コストを低減できるとともに、移動量を小さくすることができ、サイクル時間のさらなる短縮が可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0034】
図1ないし図9は、請求項1,2,3,4,6,8の発明の一実施形態による樹脂成形機を説明するための図であり、図1,図2は金型の型開状態を示す断面正面,断面側面図、図3,図4はランナプレートの平面図,断面図(図3のIV-IV 線断面図)、図5,図6はランナプレートの駆動部の概略図、図7は樹脂成形機の全体構成図、図8(a)〜(d)及び図9(e)〜(g)はそれぞれ金型による成形工程を示す図である。
【0035】
これらの図において、1は熱可塑性樹脂,熱硬化性樹脂からなる電子部品を射出成形する樹脂成形機を示している。この樹脂成形機1は、固定ベッド1aに可動側金型部2及び固定側金型部3からなる金型4と、該可動側金型部2を型開位置と型閉位置との間で開閉駆動する型締め部5と、上記金型4に成形材料を供給する成形材料供給部6とを配設して構成されている。
【0036】
上記可動側金型部2は可動側金型取付け板8に固定されており、該可動側金型取付け板8は複数本のガイドポスト7により移動可能に支持されている。この各ガイドポスト7は上記固定ベッド1a上に対向するように配置固定された左右一対の支持ブロック1b,1cに掛け渡して固定されている。
【0037】
上記型締め部5は上記支持ブロック1bに固定されたシリンダ5aに油圧により進退駆動されるピストンロッド5bを挿入したもので、該ピストンロッド5bには上記可動側金型取付け板8が接続されている。
【0038】
上記成形材料供給部6は、上記右側の支持ブロック1cに装着された成形材料供給ノズル6aにスクリュウ6bが挿入配置されたシリンダ6cを接続し、該シリンダ6cに上記スクリュウ6bを駆動する直動アクチュエータ6e及び回転アクチュエータ6fを接続した構造のものであり、上記シリンダ6cにはペレットが投入されるホッパ6dが接続され、また不図示のヒータが配設されている。
【0039】
上記可動側金型部2は可動側ベースプレート10に可動側キャビティプレート11を固定した構造のもので、該可動側ベースプレート10は上記可動側金型取付け板8に固定されている。また上記固定側金型部3は固定側ベースプレート12に固定側キャビティプレート13を配設し、該キャビティプレート13と固定側ベースプレート12との間にノズルタッチプレート14を配設した構造のもので、上記固定側ベースプレート12は左側の支持ブロック1cに固定されている。
【0040】
上記可動側キャビティプレート11と固定側キャビティプレート13とで2つのキャビティCが形成されている。また両キャビティプレート11,13の間にはリードフレームガイド15が配設されており、このリードフレームガイド15により成形品の取り出しを行なうようになっている。
【0041】
上記固定側キャビティプレート13には各キャビティCに連通するゲート13a,13aが形成されている。また上記ノズルタッチプレート14には型閉時に各ゲート13aに連通可能なスプル16aを有するスプルブッシュ16が配設されている。
【0042】
上記固定側キャビティプレート13,ノズルタッチプレート14は複数本のガイドシャフト17により開閉方向に移動可能に支持されている。この各ガイドシャフト17は可動側ベースプレート10と固定側ベースプレート12とに掛け渡して固定されている。上記各ガイドシャフト17の固定側ベースプレート12とノズルタッチプレート14との間,該ノズルタッチプレート14と固定側キャビティプレート13との間には互いに離れる方向に付勢するばね18が介設されている。
【0043】
上記固定側キャビティプレート13とスプルブッシュ16との間にはランナプレート20が配設されている。このランナプレート20はスライド支持部材21により金型開閉方向と直角方向に移動可能に支持されており、該スライド支持部材21と固定側ベースプレート12及び固定側キャビティプレート13との間には互いに離れる方向に付勢するばね22が配設されている。
【0044】
可動側キャビティプレート11が型閉位置から型開きを開始すると、型開初期ではばね18の付勢力で固定側キャビティプレート13が可動側キャビティプレート11に概ね密着した状態で追従するとともに、固定側キャビティプレート13,ランナプレート20,ノズルタッチプレート14がそれぞれ離反し、可動側キャビティプレート11がさらに開方向に移動すると固定側キャビティプレート13から離れて型開きが完了するようになっている。
【0045】
上記ランナプレート20には長穴状の第1,第2ランナ形成部20a,20bが形成されている。この第1,第2ランナ形成部20a,20bは下方に拡開するテーパ状に形成されている(図3,図4参照)。
【0046】
上記ランナプレート20はランナプレート駆動手段としてのシリンダ機構25により成形位置Aと、該成形位置Aとは異なる位置に設定された左,右の排出位置B1,B2との間で往復直線移動駆動される。即ち、上記第1ランナ形成部20aがスプル16aとゲート13aとを連通させる成形位置Aに位置しているときには、第2ランナ形成部20bは左側の排出位置B1に位置し、該第2ランナ形成部20bが成形位置Aに位置しているときには上記第1ランナ形成部20aは右側の排出位置B2に位置するように構成されている。
【0047】
上記シリンダ機構25は、移動方向に延びる長穴26aが形成された支持プレート26をランナプレート20に固定し、該支持プレート26の長穴26a内にロッド27を挿入するとともに該ロッド27をピストンロッド25aに接続固定して構成されている。これによりランナプレート20の開閉移動が可能となっている。
【0048】
また上記固定側キャビティプレート13の底面には位置決め凹部13cが形成されており、該凹部13c内には上記ランナプレート20に形成されたストッパ部20cが配置されている。このストッパ部20cが上記凹部13cの左,右基準面13d,13dに当接することによりランナプレート20を成形位置A又は排出位置Bに位置決めするようになっている。
【0049】
ここで、図10に示すように、ランナプレート20′にマグネット吸着ブロック40を固定し、この吸着ブロック40を成形位置及び排出位置に配設されたマグネット41,42に吸着させることにより位置決めしてもよい。
【0050】
上記ノズルタッチプレート14及び固定側ベースプレート12の左右の排出位置B1,B2に臨む部分には、廃材排出手段を構成する排出通路30が形成されており、該排出通路30は固定側金型部3の外部に連通している。そして固定側キャビティプレート13が型閉じ動作に伴って下降すると、該キャビティプレート13の底面が廃材に当接し、さらに下降して型閉じするとランナプレート20の廃材を押し出し、排出通路30内に落下させるように構成されている。
【0051】
次に樹脂成形機による成形品の成形工程を図8,図9に基づいて説明する。
【0052】
可動側キャビティプレート11が型開位置から閉方向に移動すると、固定側キャビティプレート13に当接して該キャビティプレート13を押圧移動させるとともに、各ばね18,22を圧縮させ、型閉じする(図8(a),(b)参照)。ノズル6aから加熱溶融した成形材料が注入され、スプル16a,第1ランナ形成部20aを通ってゲート13aを介してキャビティC内に供給される。この状態で成形材料の固化に必要な所定時間保持する(図8(c)参照)。
【0053】
次に、可動側キャビティプレート11が開方向に移動する。この場合、型開き初期では、可動側キャビティプレート11に固定側キャビティプレート13及びリードフレームガイド15が概ね密着状態を保ちつつ追従し、固定側キャビティプレート13とランナプレート20との間、該ランナプレート20とノズルタッチプレート14との間、該ノズルタッチプレート14と固定側ベースプレート12との間がそれぞれ開く。
【0054】
このときの開動作により成形品35はゲート13aにより切り離され、ランナプレート20にはゲート13a,第1ランナ形成部20a,スプル16aに残留した廃材36が保持されることとなる。この廃材36は第1ランナ形成部20aのテーパによる保持力とスプルブッシュ16のテーパによる保持力とのバランスによりランナプレート20に保持されることとなり、この状態で型開きが完了する(図8(d)参照)。
【0055】
シリンダ機構25によりランナプレート20が図面右方に直線スライド移動し、廃材36が排出位置B2に位置するとともに、第2ランナ形成部20bが成形位置Aに位置する。これと略同時にリードフレームガイド15が成形品取り出し位置(不図示)に移動し、該位置にて成形品35を取り出す(図9(e)参照)。
【0056】
可動側キャビティプレート11が再度閉方向に移動し、固定側キャビティプレート13に当接して該キャビティプレート13を押圧移動させるとともに、ばね18,22を圧縮する。このとき固定側キャビティプレート13の移動に伴って廃材36がランナプレート20から押し出され、排出通路30に落下し、外部に排出されるとともに、型閉じが完了する(図9(f)参照)。この状態でノズル6aからスプル16a,第2ランナ形成部20b,ゲート13aを介してキャビティC内に成形材料が供給される(図9(g)参照)。このよう型開閉動作を繰り返すことにより成形品が自動的に連続生産される。
【0057】
本実施形態の樹脂成形機によれば、固定側キャビティプレート13とスプルブッシュ16との間にランナプレート20を配設し、該ランナプレート20を成形位置Aと該成形位置Aの左,右側方に形成された排出位置B1.B2との間で移動可能に配設し、ランナプレート20の廃材を排出位置B1又はB2にて外部に排出するようにしたので、固定側金型部3内に廃材の取り出し機能を持たせることが可能となり、従来の廃材取り出し機を不要にでき、設備コストを低減できる。
【0058】
本実施形態では、ランナプレート20を成形位置Aと排出位置Bとの間でシリンダ機構25により往復直線移動させたので、従来のアームを2軸移動させる場合に比べて駆動部を簡素化でき、また金型の型開量を小さくでき、サイクル時間を短縮できる。
【0059】
また、廃材を成形位置Aから排出位置Bに直線移動させて排出するので、従来の廃材を挟持して取り出す場合のようなスプル部の形状に対する制約をなくすことができ、廃材量を削減できる。
【0060】
本実施形態では、ランナプレート20の第1ランナ形成部20aが成形位置Aに位置しているときには第2ランナ形成部20bを排出位置B1に位置させ、該第2ランナ形成部が成形位置Aに位置しているときには第1ランナ形成部20aを排出位置B2に位置させたので、排出作業と同時に成形作業を連続して行なうことができ、生産性を向上できるとともに、サイクル時間をさらに短縮できる。
【0061】
上記ランナプレート20の第1,第2ランナ形成部20a,20bをテーパ状に形成したので、廃材36がキャビティプレート13側に抜けるのを防止するとともに、型開時や移動時に廃材がランナプレート20から脱落するのを防止でき、排出位置B1,B2にて確実に排出できる。
【0062】
なお、上記テーパの代わりに、ランナ形成部に保持溝や凹,凸部を設けてもよく、このようにしたのが請求項5の発明である。この場合にも、型開時や移動時に廃材が脱落するのを防止できる。
【0063】
本実施形態では、上記ランナプレート20を成形位置Aと排出位置B1,B2との間で往復直線移動させたので、従来のアームを2軸駆動する場合に比べて駆動部を簡素化でき、コストを低減できるとともに、ランナプレート20の移動量を小さくすることができ、サイクル時間のさらなる短縮が可能となる。
【0064】
なお、ランナプレートを成形位置,排出位置の間で回転移動させてもよく、さらには往復回転移動させてもよく、このようにしたのが請求項7の発明である。この場合にも、上記同様に駆動部を簡素化できるという効果が得られる。
【0065】
本実施形態では、固定側キャビティプレート13の型閉じ動作に伴って廃材をランナプレート20から押し出し、該廃材を排出通路30を介して固定側金型部3の外部に排出したので、固定側キャビティプレート13の型閉じ動作を有効利用して廃材を排出することができ、廃材を排出するための特別な駆動部を設ける必要がなく、コストの上昇を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による樹脂成形装置の金型の型開状態を示す断面正面図である。
【図2】上記金型の型開状態を示す断面側面図である。
【図3】上記実施形態のランナプレートの平面図である。
【図4】上記ランナプレートの断面図である(図3のIV-IV 線断面図)。
【図5】上記実施形態のランナプレート駆動部の概略図である。
【図6】上記ランナプレート駆動部の要部概略図である。
【図7】上記樹脂成形機の全体構成図である。
【図8】上記樹脂成形機による成形工程を示す図である。
【図9】上記樹脂成形機による成形工程を示す図である。
【図10】上記実施形態の変形例のランナプレート駆動部の断面図である。
【図11】従来の一般的な金型の型閉じ状態を示す断面図である。
【図12】従来の金型の型開き状態を示す断面図である。
【図13】従来の廃材取り出し機の挟持部の図である。
【図14】従来の廃材取り出し機の図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形機
4 金型
11,13 キャビティプレート
13a ゲート
16 スプルブッシュ
16a スプル
20 ランナプレート
20a,20b ランナ形成部
25 シリンダ機構(ランナプレート駆動手段)
A 成形位置
B 排出位置
C キャビティ

Claims (7)

  1. 型開位置と型閉位置との間で移動可能に配設され、キャビティに連通するゲートが形成されたキャビティプレートと、上記ゲートを介して上記キャビティ内に成形材料を供給するスプルが形成されたスプルブッシュとを有する金型を備えた樹脂成形機において、上記キャビティプレートとスプルブッシュとの間にランナ形成部が形成されたランナプレートを配設し、上記ランナ形成部を介して上記スプルとゲートとを連通させる成形位置と、該成形位置とは異なる位置にて上記ランナ形成部に残留する廃材を排出する排出位置との間で、上記ランプレートを移動させるランナプレート駆動手段と、該排出位置にて上記キャビティプレートが型閉動作を行ったときに上記廃材に当接することにより該廃材をランナプレートから排出するように構成された廃材排出手段とを備えたことを特徴とする樹脂成形機。
  2. 請求項1において、上記ランナプレートには上記ランナ形成部が少なくとも2つ形成されており、一方のランナ形成部が成形位置に位置しているときには他方のランナ形成部が排出位置に位置するように配置されていることを特徴とする樹脂成形機。
  3. 請求項1又は2において、上記ランナプレートには型開時及び移動時に上記廃材を保持する保持部が設けられていることを特徴とする樹脂成形機。
  4. 請求項3において、上記保持部は上記ランナ形成部をテーパ状に形成することにより構成されていることを特徴とする樹脂成形機。
  5. 請求項3において、上記保持部は上記ランナ形成部に設けられた保持溝,凹部もしくは凸部により構成されていることを特徴とする樹脂成形機。
  6. 請求項1において、上記ランナプレート駆動手段は、上記ランナプレートを成形位置と排出位置との間を直線移動又は直線往復移動させるように構成されていることを特徴とする樹脂成形機。
  7. 請求項1において、上記ランナプレート駆動手段は、上記ランナプレートを成形位置と排出位置との間で回転移動又は回転往復移動させるように構成されていることを特徴とする樹脂成形機。
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