JPS61295017A - 回転式ねじ物成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は内側にねじ部を有する合成樹脂製品の成形に
用いる回転式の機械に関するものである。

（従来の技術） 一般にねじ物成形は、型閉じしたキャビティ型とねじコ
アの間に樹脂を注入し、成形品の離型時にねじコアを回
転している。このためねじコアの回転装置が必要となり
、そのほとんどはねじコアを有する金型の受台に内設し
ている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記回転装置の金型受台への内股は、同一位置において
型開閉を行う通常の射出成形機では、構造上の問題点は
ないが、ターンテーブルに複数のねじコアを型受台と共
に設けて、成形品の離型を異なった位置にて行ったり、
または多色成形のために成形を２度行う回転式成形機に
応用することは、回転移動するターンテーブル上にねじ
コアト型受台とが取付けられている関係上、配線などの
点において構造が複雑となり、また金型ごとにねじコア
の回転装置が必要となることから、設計、製作上特殊な
技術を必要とされ金型製造コストが上昇するばかりか、
金型が大型化する傾向にあり。

成形機の選択に際しては成形品のサイズからでは々く金
型の大きさから１クラス大きな成形機を選択しなければ
ならないというような問題点が生ずる。

（問題点を解決するための手段） この発明は回転式成形機によりねじ物成形品を成形する
場合における上記問題点を解決するために考えられたも
のであって、その目的とするところは、金型ごとにねじ
コアの回転装置を設ける必要がなく、１つの回転装置を
ターンテーブル上に設けた複数の型受台のねじコアの回
転に用いることができ、構造簡単にして生産性に優れた
回転式ねじ物成形機を提供することにある。

上記目的によるこの発明はキャビティ型と対向させてタ
ーンテーブル上に取付けられた複数の型受台の型閉面に
、離型板を可動自在に設けるとともに、先端をねじコア
に形成した回動軸を、上記離型板よりねじコアを突出さ
せて型受台に貫設し、その回動軸の後部を型受台に設け
た回転機構に接続し、型受台の一方の停止位置に、上記
回転機構と係合する伝動軸を備えた駆動装置を、上記タ
ーンテーブルの支持部材側に設け、かつ駆動装置は上記
回転機構と駆動軸との係脱装置を具備するものである。

上記回転機構としては歯車、チェーン等が用いられ、ま
た駆動装置としては電動機または油圧モータなどが用い
られる。上記伝動軸の係脱については、伝動軸を直接１
だけ駆動装置と共に移動させる場合のいずれをも採用す
ることができる。

（作　用） 上記構成からなるねじ物成形機では、伝動軸をターンテ
ーブルの回動に支障を来たさない位置に、回動軸から外
して置いて、ターンテーブルの回動を行い、キャビティ
型に対する型受台の交換を行う。ターンテーブルが回動
して停止すると、係脱装置の作動により伝動軸が軸方向
に移動してターンテーブルを貫通し、回転機構と係合す
る。そして駆動装置により伝動軸が回転すると、回転機
構によって回動軸も回動し、離型板の移動とねじコアの
回転とによって、内側にねじが形成された成形品の離型
が行われる。

上記離型が完了すると、再び係脱装置の作動によって伝
動軸が元の位置に戻り、ターンテーブルの回動が可能と
なる。

更にこの発明を実施例により詳説する。

（実施例） 第１図及び第２図は竪形回転成形機であって、１は機台
２上に水平に設けたターンテーブル、３゜４はターンテ
ーブル１の上に取付けた一対の型受台で、それらは可動
盤５に取付けた下向きのキャビティ型６と交互に型閉じ
する位置に取付けられている。

上記可動盤５は、機台上部の型締シリンダ７のラム８に
連結してあり、機台１に固定したアクチュエータ９によ
って、上記ターンテーブル１が１８０°回動し、一方の
型受台４がキャビティ型６の直下に停止位置したとき、
上記ラム８により下降して型閉じを行い、更に強力型締
に移行してのち、側方の射出シリンダ１０がノズルタッ
チされて成形品１１の射出成形が行われるようになって
いる。

上記型受台３．４の型閉面には、離型板１２　、１２が
型受台内に収容したばね部材１３　、１３により常時上
方へ弾圧して可動自在に設けである。

また型受台３，４の内部には先端にねじコア１４゜１４
を一体に有する複数の回動軸１５　、１５が、該ねじコ
ア１５　、１５を離型板１２　、１２からそれぞれ突出
させて並行に貫設しである。

この回動軸１５．［５の後端には、型受台３，４の下部
内にあって、ターンテーブル１の貫通孔１６に位置させ
た主歯車１７　、１７と噛合する従歯車１８　、１８が
あり、これら歯車による回転機構によって、回動軸はね
じコア周囲の成形品１１を抜き出す方向に回動する。

１９は回動軸１５の駆動装置で、一方の型受台３の停止
位置に配設しである。この駆動装置１９は上記ターンテ
ーブル１の貫通孔１６と重合する機台上板の貫通孔加か
ら、貫通孔１６に臨ませた上記主歯車１７の角穴１７ａ
と嵌合するヘッド２１　ａを有する伝動軸２１と、その
伝動軸２１と回転機構とを介して上記回動軸１５を回動
する電動モータ２２とを備え、電動モータ２２による回
転力は歯車とチェーンとによる伝動機構Ｚ３を介［７て
上記伝動軸２１に伝達される。

上記電動モータ２２及び伝動軸２１は、機台１の底板に
固定したフレーム２４に取付けられている。伝動軸２１
はフレーム２４の上部に回転自在に取付けられた伝動機
構臼の一方の歯車２３ａに、図面には示されていないが
、スプラインを施して上下可動自在に嵌挿され、下端は
フレーム内に設けた油圧シリンダｚ５のピストン２６と
、カップリング２７を用いて回動自在に連結しである。

上記油圧シリンダ２５は伝動軸２１のヘッド２１　ａと
主歯車１７の角穴１７ａとの係脱装置として作動し、伝
動軸２１の上限及び下限位置はカップリング２７の部分
にて作動する近接スイッチａ、ｂにより検知される。

このような成形機では、ターンテーブル１の回動によっ
て成形位置にあった型受台３が、ねじコア１４の周囲に
成形品１１を付着したまま図示の位置に移送されて停止
すると、上記油圧シリンダ５が作動してピストン２６が
上昇し、ターンテーブル１の下方に降して置いた伝動軸
２１を上方へ移動する。

これにより伝動軸２１のヘッド２１　ａは、貫通孔側。

１６から主歯車１７の角穴１７ａに嵌合すると同時に、
近接スイッチＣの働によって電動モータ２２が作動し、
伝動機構２３を介して伝動軸２１が回動する。更にその
回転力は主歯車１７と従歯車１８を介して両方の回動軸
１５に伝達される。

回動軸１５がねじ抜き方向、たとえば右ねじの時は左回
転、左ねじの時は右回転に回動すると、成形品１１はば
ね部材１３により常時上方へ弾圧されている離型板１２
によって、上方へと押圧されていることから、その押圧
力とねじリードとによって、図示のようにねじコア１４
から抜は出す。

上記成形品１１がねじコア１４から抜は出したならば、
回動を停止して油圧シリンダ５により伝動軸２１を元の
位置へ下降１．ヘッド２１　ａはターンテーブル１０回
動に支障を来たさない所に降りる。

第３図は回転式２色成形機の場合の応用例を示すもので
、上記型受台３，４は、可動盤５１に取付けられた垂直
方向に回動自在なターンテーブル１に、固定盤ｕ側の２
つのキャビティ型６］　、　６２に対向させて設けであ
る。また型受台３，４には前記実施例と同様に離型板１
２と回動軸１５が設けてあり、型受台側部のアーム２９
に軸承した主歯車１７と回動軸端の従歯車１８は、チェ
ーン３０によって連絡され、２色目の成形を行うキャビ
ティ型６２と対向位置する一方の型受台３の停止位置に
、上記駆動装置１９が、可動盤５１の側部に取付けて配
設しである。この駆動装置１９は、油圧シリンダ５のピ
ストンあに連結した摺動部材３１の上に電動モータ２２
を取付けており、電動モータ２２と共に伝動軸２１が移
動して、主歯車１７の角穴１７ａとヘッド２１　ａとの
係合及び離脱を行えるようにしてなる。

この成形機における２つのキャビティ６１　、６２と型
受台３，４の型開閉は可動盤５１によって同時に行われ
、アクチュエータ９によるターンテーブル１の回動と、
２色成形を完了した成形品１１のねじコア１４の離型は
、型開き時に行われる。

（発明の効果） この発明は上述のように、ターンテーブルに取付けた複
数の型受台に貫設したねじコアの駆動装置を、ターンテ
ーブルの支持部材側に設け、その駆動装置をもって各型
受台のねじコアを回動するようにしたことから、型受台
ごとにねじコアの駆動装置を設ける必要が々く、金型構
造が簡素化されるとともに、配線等の困難性をも解決で
き、各金型を安価にそして小型に製造することができる
。

まだ型受台側の回転機構と係合する伝動軸を、ターンテ
ーブルの回動時に、ターンテーブルの回動に支障を来た
さ々い位置に移動する係脱装置を設けたので、回転式成
形機であってもねじ物成形が可能となり、また多色成形
にも応用できるなどの特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る回転式ねじ物成形機の実施例を示
すもので、第１図は竪形回転成形機の要部縦断側面図、
第２図は回転機構の側面図、第３図は２色回転成形機の
要部縦断側面図である。 １・・・・・・ターンテーブル　２・・・・・・機台３
．４・・・・・・型受台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. キャビティ型と対向させてターンテーブル上に取付けら
   れた複数の型受台の型閉面に、離型板を可動自在に設け
   るとともに、先端をねじコアに形成した回動軸を、上記
   離型板よりねじコアを突出させて型受台に貫設し、その
   回動軸の後部を型受台に設けた回転機構に接続し、型受
   台の一方の停止位置に、上記回転機構と係合する伝動軸
   を備えた駆動装置を、上記ターンテーブルの支持部材側
   に設け、かつ駆動装置は上記回転機構と駆動軸との係脱
   装置を具備することを特徴とする回転式ねじ物成形機。