JPH0532258Y2 - - Google Patents

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JPH0532258Y2
JPH0532258Y2 JP13633989U JP13633989U JPH0532258Y2 JP H0532258 Y2 JPH0532258 Y2 JP H0532258Y2 JP 13633989 U JP13633989 U JP 13633989U JP 13633989 U JP13633989 U JP 13633989U JP H0532258 Y2 JPH0532258 Y2 JP H0532258Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は射出成形などにより、瓶の蓋、歯車な
どのネジ部をもつ物品を形成するための金型に関
する。
[従来の技術] 例えば雌ネジ部をもつ瓶の蓋を熱可塑性樹脂か
ら射出成形により形成する場合、用いられる成形
用金型として以下の2つの金型構造が知られてい
る。
その一つは第6図に示すように、ネジ部を成形
するコア101をもち可動型200に回動自在に
保持されたコアシヤフト100と、コアシヤフト
100に固着された平歯車102と、可動型20
0とスプリング103を介して保持されたストリ
ツパプレート104と、より構成されている。こ
の金型では、成形体105の離型時に平歯車10
2が図示しない他の歯車と噛合つて回転駆動さ
れ、コアシヤフト100が回転する。このとき成
形体105はストリツパプレート104に設けら
れたスリツプ止め106と係合しているため回転
するのが規制され、コア101が成形体105に
対して回転する。それに伴なつてスプリング10
3に付勢されたストリツパプレート104が成形
体105を押圧するため、成形体105はコア1
01から除々に抜ける。このようにして成形体1
05が離型可能である。
もう一つの金型は、第7図に示すように、一端
側にネジ部を成形するコア101をもつとともに
他端側に案内雄ネジ部107をもち可動型200
に回動自在に保持されたコアシヤフト100と、
コアシヤフト100に固着された平歯車102
と、可動型200と所定隙間を隔てて固定され案
内雌ネジ部108をもつリードネジ部材109
と、より構成されている。この金型では、成形体
105の離型時に平歯車102が図示しない他の
歯車と噛合つて回転駆動され、コアシヤフト10
0が回転する。ここで案内雄ネジ部107および
案内雌ネジ部108の螺合のリード、すなわちコ
アシヤフト100が1回転して移動する距離は、
コア101と成形体105とのリードに一致され
ている。したがつて成形体105には余分な力は
作用せず、円滑に離型することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、成形体105が抜けるにつれてコア
101との接触面積が減少するが、第6図の金型
においては、スプリング103の付勢力はコア1
01と成形体105との接触部分に作用する。し
たがつて成形体105が抜けるにつれて作用する
力が増大し、成形体105の開口近傍のネジ部の
末端部分で最大となるため、その部分で成形体1
05に傷が付いたり破損する場合があつた。
また第7図の金型においては、成形体105の
離型後コアシヤフト100を成形位置へ復帰させ
る場合には、コアシヤフト100を離型時とは逆
方向へ回転させて復帰させなければならない。し
たがつて、その分成形サイクルが長くなるという
不具合があつた。特に成形体105のネジ部が長
い程回転数が多く、ロスタイムが大きい。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、成形体の傷付きや破損を防止するととも
に、サイクルタイムを短縮することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本考案のネジ部をもつ物品
成形用金型は、可動型に軸方向に移動自在に保持
され一端側にネジ部を成形するコアをもち他端側
の外周表面に案内雄ネジ部をもつコアシヤフト
と、コアシヤフトを軸を中心に回転させる回転駆
動手段と、コアシヤフトと同軸的で円周方向に少
なくとも2つに分割して設けられ内側表面に案内
雄ネジ部と螺合する案内雌ネジ部をもつ複数のリ
ードネジ部材と、それぞれのリードネジ部材をコ
アシヤフトに近接する方向および遠ざかる方向に
径方向に移動させ案内雄ネジ部と案内雌ネジ部の
螺合と螺合解除とを切替える切替駆動手段と、案
内雄ネジ部と案内雌ネジ部の螺合解除時にコアシ
ヤフトを軸方向へ移動させる直線駆動手段と、よ
りなることを特徴とする。
ネジ部としては、雄ネジおよび雌ネジのどちら
にも対応できる。
回転駆動手段としては、従来のと同様に平歯車
などにより間接的にコアシヤフトを回転駆動する
方法、あるいはモータなどで直接コアシヤフトを
回転駆動する方法などを採用できる。
リードネジ部材はコアシヤフトの回転時のリー
ドを制御するものであり、少なくとも2個以上に
分割されている。このように分割されていること
により、案内雄ネジ部と案内雌ネジ部の螺合と螺
合解除とを切替えることが可能となる。
切替手段としては、それぞれのリードネジ部材
に設けられたシリンダ装置、ソレノイドなどの電
磁アクチユエータなどを利用できる。
直線駆動手段としては、型締め又は型開きの
力,押出し板の駆動力などが利用できる。
[作用] 本考案の金型では、離型時には切替手段により
リードネジ部材がコアシヤフトに近接する方向へ
駆動され、案内雄ネジ部と案内雌ネジ部とが螺合
している。そして回転駆動手段が駆動されてコア
シヤフトが軸を中心に回転すると、コアシヤフト
は案内雄ネジ部と案内雌ネジ部との螺合のリード
により後退する。ここで、案内雄ネジ部と案内雌
ネジ部との螺合のリードは成形体とコアとのリー
ドと一致しているので、成形体からコアが抜け
る。
そして成形体が可動型から離型されると、切替
手段によりリードネジ部材がコアシヤフトから遠
ざかる方向へ駆動され、案内雄ネジ部と案内雌ネ
ジ部との螺合が解除される。そこで直線駆動手段
が駆動され、カムシヤフトは回転することなく成
形位置に復帰される。その後リードネジ部材がコ
アシヤフトに近接する方向へ駆動され、案内雄ネ
ジ部と案内雌ネジ部とが螺合して次の成形が行な
われる。
[考案の効果] したがつて本考案の金型によれば、成形体の離
型後にコアシヤフトを成形位置まで戻す時間が短
縮されるので、成形のサイクルタイムを短縮する
ことができる。この効果はネジ部が長い程大き
い。また、ストリツパプレートを使用しないの
で、成形体に傷付きや破損が生じる恐れがない。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。
第1図および第2図に本考案の一実施例のネジ
部をもつ物品成形用金型の、成形終了時の断面図
を示す。この金型は、瓶の蓋を熱可塑性樹脂から
射出成形で形成するのに用いられ、蓋の内周面に
雌ネジよりなるネジ部が形成される。
この金型は、固定型1と、可動型2およびコア
シヤフト3とから主として構成され、固定型1に
設けられたスプルー10からゲート11を介して
固定型1、可動型2およびコアシヤフト3で形成
されるキヤビテイ12に溶融樹脂が射出されて成
形体7が形成される。
可動型2は、板状の可動型本体20と、可動型
本体20に固定されたスペーサ21と、可動背板
22と、スペーサ21と可動背板22との間に配
置されたスプリング23とから構成され、スペー
サ21と可動背板22との間の間隙は型締時と型
開き時で可変できるように構成されている。
コアシヤフト3は、成形体7のネジ部を形成す
る雄ネジをもつコア部30と、コア部30から延
びるシヤフト部31とよりなり、シヤフト部31
のコア部30と反対側の表面には案内雄ネジ部3
2が形成されている。このコアシヤフト3は、可
動型本体20に設けられた貫通孔24に、ブツシ
ユ25を介して軸方向に移動自在に支持されてい
る。また型締め時には、コア部30が所定の成形
位置にある状態で可動背板22がコアシヤフト3
の端部に当接している。そして後述するように、
形開き時から型締め時に移る時に可動背板22が
コアシヤフト3を押圧して軸方向に移動させるの
で、可動背板22が直線駆動手段を構成してい
る。
また、シヤフト部31の端部には、断面半円状
の2分割されたリードネジ部材4が半径方向に移
動自在に配置されている。このリードネジ部材4
は内周面に案内雄ネジ部32と螺合可能な案内雌
ネジ部40をもち、シヤフト部31と噛み合つた
時にコアシヤフト3は回転により軸方向に移動可
能となる。なお、案内雄ネジ部32と案内雌ネジ
部40の螺合のリードは、コア部30と成形体7
のリードと一致している。このリードネジ部材4
はそれぞれスペーサ21に固定された油圧シリン
ダ装置5のピストンロツド50に固定され、油圧
シリンダ装置5の駆動によりシヤフト部31との
螺合および螺合解除を切替えることができる。す
なわち、油圧シリンダ装置5が切替駆動手段を構
成している。
コアシヤフトのシヤフト部の中間部分には、平
歯車よりなるシヤフト回転歯車60がキー61で
固着され、シヤフト回転歯車60は可動型本体2
0とブロツク26とで形成されるコの字状のギヤ
ボツクスに枢支された中間歯車62と噛み合つて
いる。この中間歯車62は図示しないモータによ
つて回転駆動され、その回転力がシヤフト回転歯
車60を介してコアシヤフト3に伝達される。な
お、中間歯車62の歯厚はシヤフト回転歯車60
の歯厚より厚く構成され、シヤフト回転歯車60
は噛み合つた状態を維持しつつ軸方向に移動可能
となつている。このシヤフト回転歯車60と中間
歯車62とで回転駆動手段6を構成している。
上記のように構成された本実施例の金型の作動
を以下に説明する。
第1図および第2図に示すように成形が完了し
成形体7が冷却・固化すると、第3図に示すよう
に形開きされて固定型1と可動型2とが離れ、そ
れと同時に可動背板22を押圧する力が解除され
るため、可動背板22はスプリング23の付勢に
よりコアシヤフト3の端部から離れる。これによ
りコアシヤフト3の移動空間33が確保される。
すると回転駆動手段6が駆動され、中間歯車6
2からシヤフト回転歯車60を介してコアシヤフ
ト3に回転力が伝達される。これによりコアシヤ
フト3が回転するが、シヤフト部31の案内雄ネ
ジ部32はリードネジ部材4の案内雌ネジ部40
と螺合しているため、第4図に示すように、コア
シヤフト3は回転しながら後退して型面から遠ざ
かる方向へ軸方向に移動空間33内へ移動する。
ここで案内雄ネジ部32と案内雌ネジ部40の螺
合のリードは、コア部30と成形体7のリードと
一致しているため、コアシヤフト3の回転後退と
同時に成形体7がコア部30から離型される。
成形体7が離型後、油圧シリンダ装置5が駆動
され、第5図に示すように、リードネジ部材4は
互いに離れる方向へ移動して案内雄ネジ部32と
案内雌ネジ部40の螺合が解除される。すなわち
コアシヤフト3は軸方向に自由に移動が可能とな
る。その状態で固定型1と型締めが行なわれる
と、型締めの力により可動背板22はスプリング
23の付勢力に抗して押圧され、コアシヤフト3
にその力が伝達される。ここでコアシヤフト3は
軸方向の移動が自由に行なえる状態にあるので、
可動背板22の押圧によりコアシヤフト3は前進
してコア部30は成形位置に復帰する。なお、可
動背板22のコアシヤフト3と当接する位置には
ストツパ22aが設けられ、コアシヤフト3の端
面に設けられた係止凹部34と係合することによ
り、コアシヤフト3の円周方向の位置決めがなさ
れる。そして油圧シリンダ装置5の駆動により、
リードネジ部材4が互いに近接する方向へ移動し
案内雄ネジ部32と案内雌ネジ部40とが螺合し
て成形の1サイクルが終了する。
すなわち本実施例の金型によれば、型締めと同
時にコアシヤフトを成形位置に戻すことができる
ので、従来のようにコアシヤフトを回転させなが
ら戻すのに比べて要する時間が極めて短縮され、
成形のサイクルタイムが短縮される。また成形体
に傷付きや破損も生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、それぞれ本考案の一実施例
の金型の作動を説明する説明断面図である。第6
図および第7図は従来の金型の断面図である。 1……固定型、2……可動型、3……コアシヤ
フト、4……リードネジ部材、5……油圧シリン
ダ装置(切替駆動手段)、6……回転駆動装置、
21……スペーサ、22……可動背板(直線駆動
手段)、23……スプリング、30……コア部、
31……シヤフト部、32……案内雄ネジ部、4
0……案内雌ネジ部、60……シヤフト回転歯
車、61……キー、62……中間歯車。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可動型に軸方向に移動自在に保持され一端側に
    ネジ部を成形するコアをもち他端側の外周表面に
    案内雄ネジ部をもつコアシヤフトと、 該コアシヤフトを軸を中心に回転させる回転駆
    動手段と、 該コアシヤフトと同軸的で円周方向に少なくと
    も2つに分割して設けられ内側表面に該案内雄ネ
    ジ部と螺合する案内雌ネジ部をもつ複数のリード
    ネジ部材と、 それぞれの該リードネジ部材を該コアシヤフト
    に近接する方向および遠ざかる方向に径方向に移
    動させ該案内雄ネジ部と該案内雌ネジ部の螺合と
    螺合解除とを切替える切替駆動手段と、 該案内雄ネジ部と該案内雌ネジ部の螺合解除時
    に該コアシヤフトを軸方向へ移動させる直線駆動
    手段と、よりなることを特徴とするネジ部をもつ
    物品成形用金型。
JP13633989U 1989-11-24 1989-11-24 Expired - Lifetime JPH0532258Y2 (ja)

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JP13633989U JPH0532258Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24

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JPH0374914U JPH0374914U (ja) 1991-07-26
JPH0532258Y2 true JPH0532258Y2 (ja) 1993-08-18

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012340A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Fujinon Corp 回転抜き射出成形用金型装置
WO2019009219A1 (ja) * 2017-07-04 2019-01-10 日精エー・エス・ビー機械株式会社 射出成形金型及び中空物品の射出成形方法

Cited By (3)

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JPWO2019009219A1 (ja) * 2017-07-04 2020-06-18 日精エー・エス・ビー機械株式会社 射出成形金型及び中空物品の射出成形方法

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JPH0374914U (ja) 1991-07-26

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