JP3304950B2 - 成形機 - Google Patents
成形機Info
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- JP3304950B2 JP3304950B2 JP2000057227A JP2000057227A JP3304950B2 JP 3304950 B2 JP3304950 B2 JP 3304950B2 JP 2000057227 A JP2000057227 A JP 2000057227A JP 2000057227 A JP2000057227 A JP 2000057227A JP 3304950 B2 JP3304950 B2 JP 3304950B2
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- JP
- Japan
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- mold
- screw
- nut body
- rotation
- eject
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2681—Moulds with rotatable mould parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2618—Moulds having screw-threaded mould walls
- B29C45/262—Moulds having screw-threaded mould walls provided with unscrewing drive means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機等の成
形機に係り、特に、ネジ形成用の中子金型部（こま金型
部）を回転させることにより成形品のネジ抜きを行うよ
うにした成形機に関する。
形機に係り、特に、ネジ形成用の中子金型部（こま金型
部）を回転させることにより成形品のネジ抜きを行うよ
うにした成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】射出成形機等の成形機において、ネジ部
をもつキャップなどのようにネジ部をもつ成形品を成形
した場合には、エジェクト動作（成形品の突出し動作）
の前に、ネジ形成用の中子金型部を回転させて、ネジ抜
きを行う必要がある。
をもつキャップなどのようにネジ部をもつ成形品を成形
した場合には、エジェクト動作（成形品の突出し動作）
の前に、ネジ形成用の中子金型部を回転させて、ネジ抜
きを行う必要がある。
【０００３】このため、従来の成形機においては、上記
のネジ抜きのための回転力を得るために、可動側金型あ
るいは可動ダイプレートにネジ抜き専用の回転駆動源を
搭載し、このネジ抜き専用の回転駆動源によって適宜の
伝達機構を介して、金型内に回転可能に配設されたネジ
形成用の中子金型部を回転させるようにしていた。
のネジ抜きのための回転力を得るために、可動側金型あ
るいは可動ダイプレートにネジ抜き専用の回転駆動源を
搭載し、このネジ抜き専用の回転駆動源によって適宜の
伝達機構を介して、金型内に回転可能に配設されたネジ
形成用の中子金型部を回転させるようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、ネジ
部をもつ成形品を成形するための従来のマシン（成形
機）は、ネジ抜き専用の例えばＡＣモータ等の回転駆動
源を必要としたので、この回転駆動源の分だけ、コスト
アップすることになり、また、マシンを大型化させる要
因ともなっていた。
部をもつ成形品を成形するための従来のマシン（成形
機）は、ネジ抜き専用の例えばＡＣモータ等の回転駆動
源を必要としたので、この回転駆動源の分だけ、コスト
アップすることになり、また、マシンを大型化させる要
因ともなっていた。
【０００５】また、従来のマシンにおいては、ネジ部の
切上げ部を各ショットで総べて同一にすることへの配慮
がなされておらず、このため、円筒の一部が異形とされ
たネジ付きのキャップなどを成形した場合に、容器にキ
ャップを捩じ込んだ際におけるキャップの所定部（例え
ば、キャップの凹み部分）の回転停止位置が、容器の所
定回転位置（例えば、ロゴマークを記した位置）に対し
てずれ込み、高級な商品においてはこれが見苦しいとい
う指摘があった。
切上げ部を各ショットで総べて同一にすることへの配慮
がなされておらず、このため、円筒の一部が異形とされ
たネジ付きのキャップなどを成形した場合に、容器にキ
ャップを捩じ込んだ際におけるキャップの所定部（例え
ば、キャップの凹み部分）の回転停止位置が、容器の所
定回転位置（例えば、ロゴマークを記した位置）に対し
てずれ込み、高級な商品においてはこれが見苦しいとい
う指摘があった。
【０００６】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、ネジ抜き専用の回転駆動源を
必要としない、コストダウンとマシンの小型化が可能な
成形機を提供することにある。
その目的とするところは、ネジ抜き専用の回転駆動源を
必要としない、コストダウンとマシンの小型化が可能な
成形機を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、金型内にネジ部をもつ成形品を成形し、
金型内に回転可能に配設されたネジ形成用の中子金型部
（こま金型部）を回転させることにより、成形品のネジ
抜きを行う成形機において、可動ダイプレートに搭載さ
れたエジェクト駆動源としてのモータと、可動ダイプレ
ートに回転可能に保持されると共に、モータの回転を受
けて回転するナット体と、このナット体と螺合しナット
体の回転によって直線運動するネジ軸と、ナット体の回
転を中子金型部に伝達する回転伝達部材と、ネジ軸と一
体となって直線運動すると共に、型締め状態においては
その先端が金型側のエジェクト用部材と所定量離間した
エジェクト駆動ピンとを具備し、ナット体の前半の回転
によって、成形品のネジ抜きを行い、ナット体の後半の
回転によるネジ軸の直線運動によって、成形品のエジェ
クト動作を行うように、構成される。
達成するため、金型内にネジ部をもつ成形品を成形し、
金型内に回転可能に配設されたネジ形成用の中子金型部
（こま金型部）を回転させることにより、成形品のネジ
抜きを行う成形機において、可動ダイプレートに搭載さ
れたエジェクト駆動源としてのモータと、可動ダイプレ
ートに回転可能に保持されると共に、モータの回転を受
けて回転するナット体と、このナット体と螺合しナット
体の回転によって直線運動するネジ軸と、ナット体の回
転を中子金型部に伝達する回転伝達部材と、ネジ軸と一
体となって直線運動すると共に、型締め状態においては
その先端が金型側のエジェクト用部材と所定量離間した
エジェクト駆動ピンとを具備し、ナット体の前半の回転
によって、成形品のネジ抜きを行い、ナット体の後半の
回転によるネジ軸の直線運動によって、成形品のエジェ
クト動作を行うように、構成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【０００９】図１は、本発明の１実施形態に係る射出成
形機の可動ダイプレート周りを示す、一部切断し簡略化
した要部構成説明図である。
形機の可動ダイプレート周りを示す、一部切断し簡略化
した要部構成説明図である。
【００１０】図１において、１は可動ダイプレートで、
図示せぬ固定ダイプレートと型締め駆動源を搭載した図
示せぬ保持盤との間に架設された、図示せぬ公知のタイ
バー（４本のタイバー）に挿通されており、型締め駆動
源により図示せぬ公知のトグルリンク機構を介して、固
定ダイプレートに対して接近もしくは離間する方向（図
１で左右方向）にスライド駆動される。
図示せぬ固定ダイプレートと型締め駆動源を搭載した図
示せぬ保持盤との間に架設された、図示せぬ公知のタイ
バー（４本のタイバー）に挿通されており、型締め駆動
源により図示せぬ公知のトグルリンク機構を介して、固
定ダイプレートに対して接近もしくは離間する方向（図
１で左右方向）にスライド駆動される。
【００１１】２は、可動ダイプレート１に搭載されたエ
ジェクト駆動源たる電動サーボモータで、その出力軸２
ａには駆動プーリ３が固定されている。４は、可動ダイ
プレート１に軸受５を介して回転自在に保持されたナッ
ト体（ボールナット）で、受動プーリ６が固定されてい
る。７はタイミングベルトで、駆動プーリ３と受動プー
リ６との間に掛け渡されており、これによって、電動サ
ーボモータ２の回転が、駆動プーリ３，タイミングベル
ト７，受動プーリ６を介してナット体４に伝達されるよ
うになっている。また、８はナット体４に固定された中
空の駆動カップリングで、ナット体４と一体回転する。
ジェクト駆動源たる電動サーボモータで、その出力軸２
ａには駆動プーリ３が固定されている。４は、可動ダイ
プレート１に軸受５を介して回転自在に保持されたナッ
ト体（ボールナット）で、受動プーリ６が固定されてい
る。７はタイミングベルトで、駆動プーリ３と受動プー
リ６との間に掛け渡されており、これによって、電動サ
ーボモータ２の回転が、駆動プーリ３，タイミングベル
ト７，受動プーリ６を介してナット体４に伝達されるよ
うになっている。また、８はナット体４に固定された中
空の駆動カップリングで、ナット体４と一体回転する。
【００１２】９はナット体４に螺合されたネジ軸（ボー
ルネジ軸）で、ナット体４の回転によって前後進する。
１０はネジ軸９の一端に固定された連結プレートで、複
数のエジェクト駆動ピン１１の一端が固定されている。
エジェクト駆動ピン１１は、可動ダイプレート１に穿設
された貫通穴１２内を、前後進可能なようになってお
り、エジェクト行程時には、その先端側が後記する可動
側金型１３内に突出するようになっている。
ルネジ軸）で、ナット体４の回転によって前後進する。
１０はネジ軸９の一端に固定された連結プレートで、複
数のエジェクト駆動ピン１１の一端が固定されている。
エジェクト駆動ピン１１は、可動ダイプレート１に穿設
された貫通穴１２内を、前後進可能なようになってお
り、エジェクト行程時には、その先端側が後記する可動
側金型１３内に突出するようになっている。
【００１３】１３は可動ダイプレート１に固定された可
動側金型で、型締め時には、図示せぬ固定ダイプレート
に固定された固定側金型１４に所定の型締め力をもって
押し付けられ、可動側金型１３と固定側金型１４とで成
形品（ここでは、ネジ部をもつキャップなどのようにネ
ジ部をもつ成形品）の形成用空間たるキャビティを形づ
くるようになっている。
動側金型で、型締め時には、図示せぬ固定ダイプレート
に固定された固定側金型１４に所定の型締め力をもって
押し付けられ、可動側金型１３と固定側金型１４とで成
形品（ここでは、ネジ部をもつキャップなどのようにネ
ジ部をもつ成形品）の形成用空間たるキャビティを形づ
くるようになっている。
【００１４】１５は可動側金型１３内に取り付けられた
ギヤボックスで、回転力の入力部となる受動カップリン
グ１６が設けられている。受動カップリング１６には、
前記したナット体４側の駆動カップリング８が結合され
ており、これによって、ナット体４の回転がギヤボック
ス１５内の図示せぬギヤ群に伝達されるようになってい
る。
ギヤボックスで、回転力の入力部となる受動カップリン
グ１６が設けられている。受動カップリング１６には、
前記したナット体４側の駆動カップリング８が結合され
ており、これによって、ナット体４の回転がギヤボック
ス１５内の図示せぬギヤ群に伝達されるようになってい
る。
【００１５】１７はギヤボックス１５から突出したネジ
形成用の中子金型部（こま金型部）で、ここでは、ギヤ
ボックス１５内のギヤと結合された複数本の回転軸体と
されていて、その先端にネジ部１７ａが形成されてい
る。このネジ形成用の中子金型部１７のネジ部１７ａ
は、型締め時にはキャビティの内壁の一部を構成するよ
うになっており、キャビティ内に射出・充填された樹脂
１８にネジ形状が転写されるようになっている。また、
ネジ形成用の中子金型部１７は、前記ナット体４が回転
することによって、駆動カップリング８，受動カップリ
ング１６，ギヤボックス１５内のギヤ列を介して回転駆
動されるようになっており、これによって、後述するよ
うに、ナット体４の回転期間の前半期間においてネジ抜
きが行われるようになっている。
形成用の中子金型部（こま金型部）で、ここでは、ギヤ
ボックス１５内のギヤと結合された複数本の回転軸体と
されていて、その先端にネジ部１７ａが形成されてい
る。このネジ形成用の中子金型部１７のネジ部１７ａ
は、型締め時にはキャビティの内壁の一部を構成するよ
うになっており、キャビティ内に射出・充填された樹脂
１８にネジ形状が転写されるようになっている。また、
ネジ形成用の中子金型部１７は、前記ナット体４が回転
することによって、駆動カップリング８，受動カップリ
ング１６，ギヤボックス１５内のギヤ列を介して回転駆
動されるようになっており、これによって、後述するよ
うに、ナット体４の回転期間の前半期間においてネジ抜
きが行われるようになっている。
【００１６】１９は、可動側金型１３内に所定量だけ前
後進可能に配設されたエジェクト駆動プレートで、エジ
ェクト行程時には前記エジェクト駆動ピン１１に押され
て前進駆動（図１で右方向にスライド駆動）されるよう
になっている。２０は成形品を突き出すためのエジェク
トプレートで、このエジェクトプレート２０とエジェク
ト駆動プレート１９とは、複数の連結ピン２１を介して
一体に結合されていて、エジェクト駆動プレート１９が
前進するとエジェクトプレート２０も一体となって前進
し、これによって、成形品の突き出し動作（エジェクト
動作）が行われるようになっている。なお、このエジェ
クト動作は、後述するように、ナット体４の回転期間の
後半期間において行われるようになっている。また、２
２はリターンスプリングで、エジェクト駆動プレート１
９，連結ピン２１，エジェクトプレート２０に、後退方
向（図１で左行方向）の偏倚習性を与えるようになって
いる。
後進可能に配設されたエジェクト駆動プレートで、エジ
ェクト行程時には前記エジェクト駆動ピン１１に押され
て前進駆動（図１で右方向にスライド駆動）されるよう
になっている。２０は成形品を突き出すためのエジェク
トプレートで、このエジェクトプレート２０とエジェク
ト駆動プレート１９とは、複数の連結ピン２１を介して
一体に結合されていて、エジェクト駆動プレート１９が
前進するとエジェクトプレート２０も一体となって前進
し、これによって、成形品の突き出し動作（エジェクト
動作）が行われるようになっている。なお、このエジェ
クト動作は、後述するように、ナット体４の回転期間の
後半期間において行われるようになっている。また、２
２はリターンスプリングで、エジェクト駆動プレート１
９，連結ピン２１，エジェクトプレート２０に、後退方
向（図１で左行方向）の偏倚習性を与えるようになって
いる。
【００１７】次に、本実施形態の動作を説明する。
【００１８】型締め状態においては、図１に示すよう
に、前記ネジ軸９，連結プレート１０，エジェクト駆動
ピン１１は、予め定められた所定の後退位置にあり、こ
のときエジェクト駆動ピン１１の先端は前記貫通穴１２
内にあって、前記エジェクト駆動プレート１９とは所定
距離だけ離間した状態にある。また、このとき、前記エ
ジェクト駆動プレート１９，連結ピン２１，エジェクト
プレート２０は、前記リターンスプリング２２のバネ力
によって後退限位置（図１で左行限位置）にあり、エジ
ェクトプレート２０の一部がキャビティの内壁の一部を
構成している。さらに、このとき、前記ネジ形成用の中
子金型部１７は予め定められた所定の回転停止位置にあ
り、射出前の中子金型部１７のネジ部１７ａの回転停止
位置で決定される、成形品のネジ部の切上げ部が、毎シ
ョットで総べて同一となるようにされている。
に、前記ネジ軸９，連結プレート１０，エジェクト駆動
ピン１１は、予め定められた所定の後退位置にあり、こ
のときエジェクト駆動ピン１１の先端は前記貫通穴１２
内にあって、前記エジェクト駆動プレート１９とは所定
距離だけ離間した状態にある。また、このとき、前記エ
ジェクト駆動プレート１９，連結ピン２１，エジェクト
プレート２０は、前記リターンスプリング２２のバネ力
によって後退限位置（図１で左行限位置）にあり、エジ
ェクトプレート２０の一部がキャビティの内壁の一部を
構成している。さらに、このとき、前記ネジ形成用の中
子金型部１７は予め定められた所定の回転停止位置にあ
り、射出前の中子金型部１７のネジ部１７ａの回転停止
位置で決定される、成形品のネジ部の切上げ部が、毎シ
ョットで総べて同一となるようにされている。
【００１９】なお、前記したエジェクト駆動源たる電動
サーボモータ２は、マシンの図示せぬシステムコントロ
ーラによってサーボアンプを介して、所定のプログラム
および設定値にしたがって正確に駆動制御されるように
なっている。そして、射出前の型締め状態時には、上述
したようにエジェクト駆動ピン１１が所定の後退位置に
位置し、かつ、ネジ形成用の中子金型部１７が所定の回
転停止位置に位置するように、エジェクト動作完了後で
型締め動作前の適宜のタイミングで、電動サーボモータ
２によってナット体４を所定量だけ回転駆動して、エジ
ェクト駆動ピン１１のストローク位置を原点に、また、
ネジ形成用の中子金型部１７の回転停止位置を原点に、
それぞれ戻すようになっている。したがって、射出前の
型締め状態時には、エジェクト駆動ピン１１は所定の後
退位置に正確に位置付けられ、かつ、ネジ形成用の中子
金型部１７は所定の回転停止位置に正確に位置付けられ
るようになっている。
サーボモータ２は、マシンの図示せぬシステムコントロ
ーラによってサーボアンプを介して、所定のプログラム
および設定値にしたがって正確に駆動制御されるように
なっている。そして、射出前の型締め状態時には、上述
したようにエジェクト駆動ピン１１が所定の後退位置に
位置し、かつ、ネジ形成用の中子金型部１７が所定の回
転停止位置に位置するように、エジェクト動作完了後で
型締め動作前の適宜のタイミングで、電動サーボモータ
２によってナット体４を所定量だけ回転駆動して、エジ
ェクト駆動ピン１１のストローク位置を原点に、また、
ネジ形成用の中子金型部１７の回転停止位置を原点に、
それぞれ戻すようになっている。したがって、射出前の
型締め状態時には、エジェクト駆動ピン１１は所定の後
退位置に正確に位置付けられ、かつ、ネジ形成用の中子
金型部１７は所定の回転停止位置に正確に位置付けられ
るようになっている。
【００２０】型締め動作完了後の所定タイミングで、図
示せぬ射出ノズルからキャビティ内に樹脂（溶融樹脂）
１８が射出・充填され、この後所定の冷却期間を経て、
キャビティ内にネジ付きの成形品が形成される。次に、
型開きが行われて可動ダイプレート１が後退し（図１で
左方向にスライドし）、可動側金型１３が固体側金型１
４から離間する。
示せぬ射出ノズルからキャビティ内に樹脂（溶融樹脂）
１８が射出・充填され、この後所定の冷却期間を経て、
キャビティ内にネジ付きの成形品が形成される。次に、
型開きが行われて可動ダイプレート１が後退し（図１で
左方向にスライドし）、可動側金型１３が固体側金型１
４から離間する。
【００２１】上記の型開き行程の途上で、電動サーボモ
ータ２によりナット体４が所定方向に回転駆動され、こ
れによって、駆動カップリング８，受動カップリング１
６，ギヤボックス１５内のギヤ列を介して、ネジ形成用
の中子金型部１７がネジ抜き方向に回転駆動されて、成
形品のネジ抜き動作が行われる。また、これと同時に、
ネジ軸９，連結プレート１０を介して、エジェクト駆動
ピン１１が前進駆動されて、エジェクト駆動ピン１１は
エジェクト駆動プレート１９に向かって前進を開始する
も、ネジ抜き動作が完了するまではエジェクト駆動ピン
１１はエジェクト駆動プレート１９に当接しない。
ータ２によりナット体４が所定方向に回転駆動され、こ
れによって、駆動カップリング８，受動カップリング１
６，ギヤボックス１５内のギヤ列を介して、ネジ形成用
の中子金型部１７がネジ抜き方向に回転駆動されて、成
形品のネジ抜き動作が行われる。また、これと同時に、
ネジ軸９，連結プレート１０を介して、エジェクト駆動
ピン１１が前進駆動されて、エジェクト駆動ピン１１は
エジェクト駆動プレート１９に向かって前進を開始する
も、ネジ抜き動作が完了するまではエジェクト駆動ピン
１１はエジェクト駆動プレート１９に当接しない。
【００２２】ネジ抜き動作の完了後も、電動サーボモー
タ２によりナット体４は所定方向に回転駆動され、ネジ
抜き動作の完了直後のタイミングで、エジェクト駆動ピ
ン１１がエジェクト駆動プレート１９を押圧し始め、こ
れによって、エジェクト駆動プレート１９，連結ピン２
１を介して、エジェクトプレート２０が前進駆動され
て、エジェクト動作（成形品の突出し動作）が行われ
る。
タ２によりナット体４は所定方向に回転駆動され、ネジ
抜き動作の完了直後のタイミングで、エジェクト駆動ピ
ン１１がエジェクト駆動プレート１９を押圧し始め、こ
れによって、エジェクト駆動プレート１９，連結ピン２
１を介して、エジェクトプレート２０が前進駆動され
て、エジェクト動作（成形品の突出し動作）が行われ
る。
【００２３】図２の（ａ）はネジ抜き動作の様子を示し
ており、ナット体４の前記した所定方向の回転期間の前
半期間において、ネジ形成用の中子金型部１７のネジ部
１７ａが、成形品（樹脂１８）のネジ部に対して相対回
転して、ネジ抜きが行われるようになっている。なお、
図２において、２３は軸受、２４は中子金型部１７と一
体化されたギヤである。
ており、ナット体４の前記した所定方向の回転期間の前
半期間において、ネジ形成用の中子金型部１７のネジ部
１７ａが、成形品（樹脂１８）のネジ部に対して相対回
転して、ネジ抜きが行われるようになっている。なお、
図２において、２３は軸受、２４は中子金型部１７と一
体化されたギヤである。
【００２４】また、図２の（ｂ）はエジェクト動作の様
子を示しており、ネジ抜き動作が完了した後の、ナット
体４の前記した所定方向の回転期間の後半期間におい
て、エジェクトプレート２０が前進駆動されて、エジェ
クト動作が行われる。
子を示しており、ネジ抜き動作が完了した後の、ナット
体４の前記した所定方向の回転期間の後半期間におい
て、エジェクトプレート２０が前進駆動されて、エジェ
クト動作が行われる。
【００２５】なお、上記したナット体４の回転期間の前
半期間と後半期間は、成形品のネジ部の形状等に応じ
て、任意の時間配分にし得ることは、言うまでもない。
半期間と後半期間は、成形品のネジ部の形状等に応じ
て、任意の時間配分にし得ることは、言うまでもない。
【００２６】以上のように本実施形態においては、エジ
ェクト駆動源として電動サーボモータ２によって、ネジ
抜き動作とエジェクト動作とを交番的に行わせているの
で、従来ネジ抜き専用に必要とした回転駆動源を排する
ことが可能となって、マシンのコストダウンおよび小型
化に大いに寄与する。また、射出前には、電動サーボモ
ータ２によって、ネジ形成用の中子金型部１７を所定の
回転停止位置に位置付けるようにしているので、射出前
の中子金型部１７のネジ部１７ａの回転停止位置で決定
される、成形品のネジ部の切上げ部が、各ショットで総
べて同一となり、高品質のネジ付き成形品を得ることが
できる。
ェクト駆動源として電動サーボモータ２によって、ネジ
抜き動作とエジェクト動作とを交番的に行わせているの
で、従来ネジ抜き専用に必要とした回転駆動源を排する
ことが可能となって、マシンのコストダウンおよび小型
化に大いに寄与する。また、射出前には、電動サーボモ
ータ２によって、ネジ形成用の中子金型部１７を所定の
回転停止位置に位置付けるようにしているので、射出前
の中子金型部１７のネジ部１７ａの回転停止位置で決定
される、成形品のネジ部の切上げ部が、各ショットで総
べて同一となり、高品質のネジ付き成形品を得ることが
できる。
【００２７】また、上述したように、機械的な動作によ
ってネジ抜きからエジェクトへと切り替えられるため、
ネジ抜き開始位置設定と途中エジェクト開始位置設定の
順序に関係する設定の煩わしさや、ネジ抜き期間中エジ
ェクトが待たされることによるサイクル時間の増大がな
く、非常に使いやすくなる効果がある（従来は、製品や
金型を傷めることがないように、ネジ抜き完了を検出す
るためのタイマ設定を、余裕のある設定にしたり、エジ
ェクト駆動ピンとエジェクトプレートとの間に所定の遊
びを設けて、エジェクト開始指令が出力されてから、所
定の時間遅れて実際のエジェクト動作が開始されるよう
にしていた）。
ってネジ抜きからエジェクトへと切り替えられるため、
ネジ抜き開始位置設定と途中エジェクト開始位置設定の
順序に関係する設定の煩わしさや、ネジ抜き期間中エジ
ェクトが待たされることによるサイクル時間の増大がな
く、非常に使いやすくなる効果がある（従来は、製品や
金型を傷めることがないように、ネジ抜き完了を検出す
るためのタイマ設定を、余裕のある設定にしたり、エジ
ェクト駆動ピンとエジェクトプレートとの間に所定の遊
びを設けて、エジェクト開始指令が出力されてから、所
定の時間遅れて実際のエジェクト動作が開始されるよう
にしていた）。
【００２８】なお、本実施形態による射出成形機におい
ては、ネジ抜き動作を必要としない成形品を成形する金
型に取り替えた場合には、前記エジェクト駆動ピン１１
の長さを図１のものより長いものに取り替えるようにな
っており、こうすることにより、ナット体４の回転初期
からエジェクト動作を行うことが可能となる。すなわ
ち、エジェクト駆動ピンを取り替えるだけで、通常のエ
ジェクト動作を行うことが可能となり、この結果、本実
施形態の射出成形機は、ネジ部をもつ成形品専用のマシ
ンではなく、汎用のマシンとして用いることもできると
いうメリットもある。
ては、ネジ抜き動作を必要としない成形品を成形する金
型に取り替えた場合には、前記エジェクト駆動ピン１１
の長さを図１のものより長いものに取り替えるようにな
っており、こうすることにより、ナット体４の回転初期
からエジェクト動作を行うことが可能となる。すなわ
ち、エジェクト駆動ピンを取り替えるだけで、通常のエ
ジェクト動作を行うことが可能となり、この結果、本実
施形態の射出成形機は、ネジ部をもつ成形品専用のマシ
ンではなく、汎用のマシンとして用いることもできると
いうメリットもある。
【００２９】なおまた、本実施形態による射出成形機に
おいては、モータの回転をナット体に伝え、ナット体と
螺合したネジ軸を直線移動させるようにしているが、モ
ータの回転をネジ軸に伝え、ネジ軸と螺合したナット体
を直線移動させるようにした構成としても（ネジ軸によ
って駆動カップリングを回転させ、ナット体によってエ
ジェクト駆動ピンを前後進させるようにしても）、本発
明が適用可能であることは言うまでもない。
おいては、モータの回転をナット体に伝え、ナット体と
螺合したネジ軸を直線移動させるようにしているが、モ
ータの回転をネジ軸に伝え、ネジ軸と螺合したナット体
を直線移動させるようにした構成としても（ネジ軸によ
って駆動カップリングを回転させ、ナット体によってエ
ジェクト駆動ピンを前後進させるようにしても）、本発
明が適用可能であることは言うまでもない。
【００３０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ネジ抜き
専用の回転駆動源を必要としない、コストダウンとマシ
ンの小型化が可能な成形機が提供できる。また、成形品
のネジ部の切上げ部を、各ショットで総べて同一とする
ことが可能となる。
専用の回転駆動源を必要としない、コストダウンとマシ
ンの小型化が可能な成形機が提供できる。また、成形品
のネジ部の切上げ部を、各ショットで総べて同一とする
ことが可能となる。
【図１】本発明の１実施形態に係る射出成形機の可動ダ
イプレート周りを示す、一部切断し簡略化した要部構成
説明図である。
イプレート周りを示す、一部切断し簡略化した要部構成
説明図である。
【図２】本発明の１実施形態に係る射出成形機のネジ抜
き動作およびエジェクト動作を示す動作説明図である。
き動作およびエジェクト動作を示す動作説明図である。
１ 可動ダイプレート ２ エジェクト駆動源としての電動サーボモータ ２ａ 出力軸 ３ 駆動プーリ ４ ナット体（ボールナット） ５ 軸受 ６ 受動プーリ ７ タイミングベルト ８ 駆動カップリング ９ ネジ軸（ボールネジ軸） １０ 連結プレート １１ エジェクト駆動ピン １２ 貫通穴 １３ 可動側金型 １４ 固定側金型 １５ ギヤボックス １６ 受動カップリング １７ 中子金型部（こま金型部） １７ａ ネジ部 １８ 樹脂 １９ エジェクト駆動プレート ２０ エジェクトプレート ２１ 連結ピン ２２ リターンスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 33/44 B29C 45/44
Claims (2)
- 【請求項１】 金型内にネジ部をもつ成形品を成形し、
前記金型内に回転可能に配設されたネジ形成用の中子金
型部（こま金型部）を回転させることにより、前記成形
品のネジ抜きを行う成形機において、 可動ダイプレートに搭載されたエジェクト駆動源として
のモータと、前記可動ダイプレートに回転可能に保持さ
れると共に、前記モータの回転を受けて回転するナット
体と、このナット体と螺合しナット体の回転によって直
線運動するネジ軸と、前記ナット体の回転を前記中子金
型部に伝達する回転伝達部材と、前記ネジ軸と一体とな
って直線運動すると共に、型締め状態においてはその先
端が金型側のエジェクト用部材と所定量離間したエジェ
クト駆動ピンとを具備し、 前記ナット体の前半の回転によって、前記成形品のネジ
抜きを行い、前記ナット体の後半の回転による前記ネジ
軸の直線運動によって、前記成形品のエジェクト動作を
行うようにしたことを特徴とする成形機。 - 【請求項２】 請求項１記載において、 前記エジェクト駆動源としてのモータは電動サーボモー
タであって、この電動サーボモータによって、射出開始
前には前記ネジ形成用の中子金型部を予め設定した所定
の回転基準位置に位置付けるようにしたことを特徴とす
る成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000057227A JP3304950B2 (ja) | 1996-10-31 | 2000-03-02 | 成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000057227A JP3304950B2 (ja) | 1996-10-31 | 2000-03-02 | 成形機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29036396A Division JP3273464B2 (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000198120A JP2000198120A (ja) | 2000-07-18 |
| JP3304950B2 true JP3304950B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=18578055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000057227A Expired - Fee Related JP3304950B2 (ja) | 1996-10-31 | 2000-03-02 | 成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3304950B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011116068A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100814491B1 (ko) | 2007-07-03 | 2008-03-17 | (주)몰드피아 | 너트부를 성형하기 위한 사출금형장치 |
| JP5302277B2 (ja) * | 2010-08-09 | 2013-10-02 | 株式会社日本製鋼所 | 脱型装置および射出成形機 |
| CN104647699B (zh) * | 2015-02-12 | 2017-03-08 | 宁波博亚精密模具有限公司 | 一种用于制作内螺纹旋钮的注塑模具 |
-
2000
- 2000-03-02 JP JP2000057227A patent/JP3304950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011116068A (ja) * | 2009-12-07 | 2011-06-16 | Toyo Mach & Metal Co Ltd | 射出成形機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000198120A (ja) | 2000-07-18 |
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