JP3352351B2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JP3352351B2
JP3352351B2 JP08018497A JP8018497A JP3352351B2 JP 3352351 B2 JP3352351 B2 JP 3352351B2 JP 08018497 A JP08018497 A JP 08018497A JP 8018497 A JP8018497 A JP 8018497A JP 3352351 B2 JP3352351 B2 JP 3352351B2
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宏 河中
仁 濱口
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エム・エム中川株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型締機構と射出機
構を備えて樹脂成形品を製造する射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の射出成形機が知られて
おり、その一例として型締機構と射出機構のそれぞれが
前進と後退して往復運動するものも使用されている。一
般に、型締機構と射出機構においては高速応答性を必要
とするため、その駆動源には高速往復運動を特徴とする
油圧あるいは空気圧によるアクチュエータが利用されて
いる。また、近年においては、サーボモータを使用し、
その往復回転運動を駆動源として使用するものも増えて
きている。
【0003】しかしながら、油圧あるいは空気圧による
アクチュエータを利用するものでは装置が大型化する
し、大きな駆動力を発生するサーボモータは高価であっ
て装置自体も高価となってしまう。これに対し、通常の
電動機は、瞬間的起動、瞬間的停止、瞬間的正逆回転の
制御には不向きであるため、かかる型締機構と射出機構
においては実用化は困難とされていた。しかしながら、
本出願人は通常の電動機を利用してかかる課題を解決す
る射出成形機を発明した(特開平第8−47944号、
特開平第8−80552号、特開平第8−112843
号、特開平第8−80541号)。これは回転カムとカ
ムフォロワとを利用して射出機構の駆動と型締機構の駆
動とを一体的に行わせるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の射出成
形機においては、従前のものと比べて通常の電動機を利
用可能とした点で極めて優秀であったものの、さらなる
希望としてモータのより小型化を要求する声もあった。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、構造簡単で応答性に優れ、操作が簡単で、安価
であるとともにさらに小型の駆動モータを利用すること
が可能な射出成形機の射出機構の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、直線駆動を支持する支持
台と、この支持台に固定されて回転カムと偏心カムとを
一方向に回転駆動する駆動モータと、この駆動モータの
回転角度位置を制御する駆動モータ制御手段と、上記支
持台にて支持される固定金型と上記支持台上で同固定金
型に対して近接および離反するようにスライド可能に支
持された可動金型とからなる金型部と、上記回転カムと
対をなして当該回転カムの回転に応じて上記可動金型を
上記固定金型に対して近接および離反せしめる型締用カ
ムフォロアと、一端に熱可塑性樹脂成形材料の射出用ノ
ズルを有して上記支持台上で上記固定金型に対して近接
および離反するようにスライド可能に支持された円筒部
と、上記偏心カムに係合して回転運動を上記支持台上で
のスライド方向に沿った直進運動に変換するとともに上
記円筒部内で進退するプランジャを支持するプランジャ
駆動部と、上記円筒部と上記プランジャ駆動部とが所定
ストロークの余裕をもって当接及び離反可能に連結する
とともに同円筒部を同プランジャ駆動部から離す方向に
付勢する連結機構とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、駆動モータ制御手段が支持台に固定され
た駆動モータを回転駆動させることにより、同駆動モー
タの回転カムと偏心カムとを一方向に回転駆動を開始
し、この偏心カムに係合するプランジャ駆動部は、往復
直線運動を開始する。この往復直線運動では偏心カムを
利用しているので、半回転で1ストローク分の駆動を行
わせることになる。従って、回転角度に対するストロー
ク量が短く、小さな力で駆動させることができる。
【0008】プランジャ駆動部は支持台上でスライド可
能に支持された円筒部に対して連結機構を介して連結さ
れるとともに、同連結機構によって当該円筒部をプラン
ジャ駆動部から離す方向に付勢しているので、プランジ
ャ駆動部が金型部の側に向けて駆動されるのに伴なって
当該円筒部も同金型部に近接される。円筒部の他端には
熱可塑性樹脂成形材料の射出用ノズルが備えられてお
り、同金型部に近接していって当接すると、熱可塑性樹
脂成形材料の射出経路が形成される。さらに、偏心カム
が回転してプランジャ駆動部を金型部に向けて駆動して
も、円筒部はそれ以上には移動できない。しかしなが
ら、円筒部とプランジャ駆動部とは連結機構によって互
いに離反するように付勢されつつ連結されているので、
これ以降はプランジャ駆動部と円筒部とが近接し始め
る。このとき、プランジャ駆動部が支持するプランジャ
は円筒部内に向かって進人していくことになるので、内
部の溶融樹脂材料を射出用ノズルから金型部内に押し出
す。なお、これらが射出機構を構成する。
【0009】一方、偏心カムと同様に回転カムも回転駆
動され、当該回転カムと対をなす型締用カムフォロアは
上述した射出機構の側の移動に同期して可動金型を移動
させる。すなわち、射出用ノズルから金型部に溶融樹脂
材料を押し出すのに同期して型締用カムフォロアは可動
金型を固定金型に向けて近接させ、完全に当接させて型
締めさせる。そして、溶融樹脂材料は固定金型と可動金
型との内部に充填されていく。そして、溶融樹脂材料を
充填させている間、駆動モータ制御手段は駆動モータを
停止させる。
【0010】樹脂を射出させるのに必要な時間の経過
後、駆動モータ制御手段は再度駆動モータを回転させ始
める。すると、偏心カムが次の半回転を開始し始め、プ
ランジャ駆動部は金型部から離れ始める。このときにも
偏心カムの回転角度に対するプランジャのストローク量
が小さいので小さな力で駆動可能であり、同プランジャ
は初期位置へと戻る。また、金型部の側においては、樹
脂の射出後に型締用カムブォロアが回転カムに押圧され
て可動金型を固定金型から離れる方向に移動させる。従
って、樹脂成形品は金型から落下可能となる。
【0011】回転カムがカムフォロワを押し出し操作さ
せることによって射出機構を動作させようとする場合、
回転角度に対するストローク量が大きくなってしまう
が、偏心カムを利用した往復直線移動であればこの比を
小さくできるので、駆動力は低減する。従って、駆動モ
ータ制御手段によって回転駆動位置を制御可能な駆動モ
ータを利用するにあたっても小さな駆動モータで実現で
きる。また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載
の射出成形機において、上記金型部は、型開き時に金型
内部に突き出て樹脂成形品を離脱せしめる突き出しピン
と、バネ力によって同突き出しピンを瞬間的に移動させ
る払い落とし機構とを具備する構成としてある。
【0012】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、金型部の突き出しピンが型開き時に金型
内部に突き出て樹脂成形品を離脱せしめるが、同樹脂成
形品は金型からは離れるものの突き出しピンに付着して
しまうことがある。しかしながら、払い落とし機構はバ
ネ力によって同突き出しピンを瞬間的に移動させるた
め、樹脂成形品は同突き出しピンから離れる。さらに、
請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の射出成形機
において、上記払い落とし機構は、上記突き出しピンを
上記可動金型に対して上記スライド方向に沿って移動可
能に支持しつつ同可動金型の型開き方向に向けて付勢す
る突き出しピン支持機構と、同可動金型の後退途中で一
時的に同突き出しピンだけを停止させつつ、その後で停
止解除させるロック機構を具備する構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、払い落とし機構の突き出しピン支持機構
によって突き出しピンは上記可動金型に対してスライド
方向に沿って移動可能に支持され、ロック機構が可動金
型の後退途中で一時的に同突き出しピンだけを停止させ
ると、可動金型の後退動作に伴って突き出しピンは相対
的に金型内に向けて突出する。このとき、突き出しピン
は突き出しピン支持機構によって可動金型の型開き方向
に向けて付勢されているため、その後でロック機構が突
き出しピンの停止を解除すると、同突き出しピンは一気
に可動金型の移動方向へと移動する。この場合、樹脂成
形品は慣性によってその位置で停止していようとするか
ら、突き出しピンの先端に樹脂成形品が付着していたと
しても離れることになる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、偏心カム
の回転によって射出機構を往復動作させるようにしたた
め、回転角度あたりのストローク移動量を小さくでき、
より小型の駆動モータを利用して実現することが可能な
射出成形機を提供することができる。また、請求項2に
かかる発明によれば、突き出しピンが単に突き出るだけ
では外れない樹脂成形品をも確実に落とすことができ
る。
【0015】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
可動金型の移動時に一時的に突き出しピンを停止させる
だけの構造であるため、簡易な構成とすることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる射出成形機を平面図により示しており、図2は正面
図により示している。なお、図1においては、一部を切
り欠いた断面表示をしている。
【0017】同図において、本実施形態の射出成形機
は、各ユニットを支持する支持台ユニット100と、こ
の支持台ユニット100上でスライド運動可能に支持さ
れた射出機構ユニット200と、同じく支持台ユニット
100上で射出機構ユニット200と同軸方向にスライ
ド運動可能に支持された型締機構ユニット300とから
構成されている。なお、説明の便宜上図1における左方
をもって左方と呼び、同図右方をもって右方と呼ぶ。
【0018】支持台ユニット100は、水平な基台11
1と、この基台111の上面にて所定の間隔を隔てて立
設されて固定された三個の垂直ベース112a(112
a1,112a2),112bと、これらの垂直ベース
112a〜112bを串刺しするように水平に並設され
た円柱状の二本の支持レール113,113とを備え、
この支持レール113,113に沿って上記射出機構ユ
ニット200と型締機構ユニット300とをスライド可
能に支持している。本実施形態においては、かかる支持
レール113を使用しているが、溝や他の形状のレール
や筒体などを使用してスライド可能に支持する構成とす
ることもできる。
【0019】支持台ユニット100の下方には小型サー
ボモータ120が垂直に装着されており、その出力軸1
21は垂直ベース112aよりも右方にて基台111を
貫通している。また、出力軸121には上段に偏心カム
122が固定されるとともに下段には二つの回転カム1
23a,123bが固定されており、上方の偏心カム1
22は基台111の上方に位置し、下方の回転カム12
3a,123bは概ね基台111と同じ高さの位置に支
持されている。この小型サーボモータ120は駆動制御
部400に接続され、同駆動制御部400が小型サーボ
モータ120を回転駆動せしめるとともに回転角度位置
を制御可能となっている。なお、この例では小型サーボ
モータ120を使用しているが、ブレーキ付きの電動ギ
アードモータを採用し、回転角度位置を検出しつつ所定
位置で停止させるような構成としても良い。
【0020】射出機構ユニット200は、基台111上
に固定されたベース支持台211a上で上記支持レール
113と平行に往復直線移動可能なスライドベース21
1bを有しており、このスライドベース211bは上記
偏心カム122の上面に位置して係合し、同偏心カム1
22の回転運動を直線往復運動に変換している。この偏
心カム122の上面には回転軸芯から偏心した位置に駆
動ピン122aを立設してあり、この駆動ピン122a
は矩形角柱状のスライド子211cの中心に形成した係
合穴211dに挿入されている。また、同スライド子2
11cはスライドベース211bに対して上記支持レー
ル113と垂直な方向に配向した係合凹部211e内に
てスライド可能に挿入されている。従って、偏心カム1
22が回転すると、駆動ピン122aは円弧を描いて移
動するし、これに伴ってスライド子211cも円弧を描
いて移動する。スライド子211cの移動成分の内、係
合凹部211eと平行な方向の成分についてはスライド
ベース211bを移動させることには貢献しないが、係
合凹部211eと直交する方向の成分がスライドベース
211bを直線往復運動させることになる。
【0021】スライドベース211bの先端は、プラン
ジャ部212の背面に螺合接続されている。この意味で
スライドベース211bとプランジャ部212とがプラ
ンジャ駆動部を構成する。このプランジャ部212の左
面側中央には凹部212aを形成してあり、この凹部2
12aの左方側からキャップ状の背圧支持ハウジング2
14をボルト止め固定してある。背圧支持ハウジング2
14の左面側中央には周縁に段部214a1を形成した
貫通孔214aが形成されており、この段部214a1
に対応した段部を外周面に形成したプランジャ支持プレ
ート215を背圧支持ハウジング214内に挿入してい
る。また、当該背圧支持ハウジング214の内部には同
プランジャ支持プレート215の内側面を左方側に押し
出す方向に付勢する背圧コイルスプリング216を挿入
してある。これにより、同プランジャ支持プレート21
5は背圧支持ハウジング214の貫通孔214aを所定
の圧力で塞ぐことになる。このプランジャ支持プレート
215の外面側にはプランジャ217が水平に突出する
ように支持され、後述するようにプランジャ217が溶
融樹脂を押し込むときに上記背圧コイルスプリング21
6の圧力以上にならないように調整する。
【0022】プランジャ部212における上記凹部21
2aの周囲には、これを囲むように四個の貫通孔221
が形成されており、右方側から四本のスライドボルト2
22が貫通している。スライドボルト222は先端部に
のみ雄ネジを形成してあり、プランジャ部212から所
定距離を隔てた位置で円筒部(以下、シリンダ取付台と
いう)223の雌ネジ部223aに螺合している。スラ
イドボルト222の周囲にはコイルスプリング224を
装着してプランジャ部212とシリンダ取付台223と
を引き離すように付勢してあり、プランジャ部212と
シリンダ取付台223における各コイルスプリング22
4の当接部位には大径の凹部を形成して各コイルスプリ
ング224の端部を収容している。
【0023】これらのスライドボルト222とコイルス
プリング224とにより連結機構を構成している。本実
施形態においては、プランジャ部212にスライドボル
ト222を貫通せしめて連結することにより所定ストロ
ークの余裕をもって当接及び離反可能に連結可能として
いるが、単にワイヤで連結するなど適宜変更可能であ
る。また、コイルスプリング224にてシリンダ取付台
223をプランジャ部212から引き離す方向に付勢し
ているが、他の形状のスプリングとしたり、他の弾性体
で付勢するようにしてもよい。
【0024】シリンダ取付台223の中央には、上記プ
ランジャ217と軸心を同一にして貫通孔223bを形
成してあり、プランジャ部212と反対の側から加熱筒
230の一端を螺合して固定するとともに、同プランジ
ャ217が当該貫通孔223bを貫通して同加熱筒23
0の内部に挿人するようにしている。上述したように、
シリンダ取付台223とプランジャ部212とは互いに
コイルスプリング224にて引き離す方向に付勢されて
いるものの、スライドして近接することもでき、このと
きにはプランジャ部212の側から突出しているプラン
ジャ217が加熱筒230の内部に進入して溶融樹脂を
押し出すことになる。なお、加熱筒230の先端には射
出用ノズル231が形成されているとともに、先端側外
周にはヒータ232が取り付けられ、ヒータ232に対
応する部分の内部にはトーピード233が収容されてい
る。また、加熱筒230の上部にはホッパ234が配設
されている。
【0025】加熱筒230の先端側にはスプルー部24
0が保持されている。スプルー部240はシリンダ取付
台223がプランジャ部212に対してスライドボルト
222を介して保持されているのと同様に、シリンダ取
付台223を貫通する四本のスライドボルト241の先
端に螺合して固定されている。また、当該スライドボル
ト241の周囲にコイルスプリング242を介在せしめ
て当該スプルー部240がシリンダ取付台223から引
き離される方向に付勢している。
【0026】図5はスプルー部240を側面方向から示
しており、図6はスプルー部240を正面方向から見た
断面図により示しており、図7は上方から見た断面図に
より示している。スプルー部240は加熱筒230の正
面を覆うスプルーベース243を備えている。スプルー
ベース243には射出用ノズル231に対面する流通孔
243aを形成してあり、当該流通孔243aの左面側
には水平方向にスライドするスライド板244,244
がスプリング243bにて互いに開く方向に付勢された
状態で保持されている。スライド板244,244の当
接面には上記流通孔243aに対面して半円の溝244
a,244aを形成してあり、同溝244aは流通孔2
43aの側に近いほど末広がりとなっている。なお、そ
れぞれのスライド板244には周縁にテーパ面を形成し
たガイド穴244bを形成してあり、後述する偏心させ
たコーン形状のガイドが挿人されるときにテーパ面同士
が摺接して軸心を一致させるように中央に寄せようと作
用する。従って、それぞれのスライド板244,244
はスプリング243bに抗して中央へ移動する。
【0027】流通孔243aの上方には、当該スプルー
ベース243を挟み込むランナカッタ245が配設され
ている。同ランナカッタ245はスプリング246にて
上方に付勢されており、上端にはアンクル247の一端
が支持ピン247aを介して接続されている。アンクル
247はクランク状に形成されており、スプルーベース
243の上端から加熱筒230の側に向けて突出して支
持されている支持アーム248に対して回転可能に支持
されている。同アンクル247の他端は加熱筒230の
上方を跨ぐようにして基台111に固定されているアン
クルバー249に対面しており、後述するようにしてプ
ランジャ部212が往復動するときに同アンクルバー2
49に当接したり、離れたりする。このとき、アンクル
バー249は支持アーム248の支持点を支点として回
転し、一端の支持ピン247aを介して上記ランナカッ
タ245を上下動させる。
【0028】型締機構ユニット300においては、図8
に示すように、基台111の上面に配設した金型スライ
ド板311を有しており、当該金型スライド板311の
下面に突出して配設された二つのローラピン(型締用カ
ムフォロア)312,313が当該金型スライド板31
1を貫通する出力軸121に固定された二つの回転カム
123a,123bを挟み込んでいる。また、基台11
1には出力軸121とともにこれらのローラピン31
2,313をも貫通可能な貫通孔111aを形成してあ
る。従って、金型スライド板311は各回転カム123
a,123bとローラピン312,313との摺接状況
に応じて基台111上で往復動する。
【0029】金型スライド板311は、加熱筒230の
下方を垂直べ一ス112bの側に向かって延設されてお
り、加熱筒230の先端付近で上記支持レール113,
113に対してスライド可能に支持されている金型スラ
イドベース314に固定されている。同金型スライドベ
ース314は支持レール113,113の外側に水平に
並ぶようにして配設された平行なスライドピン315,
315を備えており、同スライドピン315,315は
垂直べ一ス112bを貫通してその反対面にて金型エン
ドバー316に固定されている。
【0030】金型エンドバー316の幅方向中央には上
記垂直ベース112bの側に突出して同垂直ベース11
2bを貫通する可動金型部320の端部が固定されてい
る。一方、垂直ベース112bの側には当該可動金型部
320を収容する筒状の固定金型部330が配設されて
いる。上記可動金型部320は金型エンドバー316が
スライドピン315,315によって往復動するときに
固定金型部330内で往復動し、固定金型部330がも
っとも垂直ベース112bの側に移動したときにその先
端に備えられている可動金型321と、固定金型部33
0の先端に備えられている固定金型331とが一体とな
って樹脂成形用の金型を形成する。この意味でこれらの
可動金型部320と固定金型部330とによって金型部
を構成している。
【0031】図7に示すように、固定金型331におけ
るスプルー部240の側の面には同スプルー部240の
流通孔243aに連通するランナ面332が形成されて
いるとともに、その両脇には上記スライド板244,2
44のガィド穴244b,244bに対面するコーン形
状のガイド333,333が突出して形成されている。
一方、可動金型部320の内部には、図9に示すよう
に、当該可動金型321を貫通する突き出しピン322
が備えられており、同突き出しピン322は可動金型3
21の裏側にて支持プレート322aに固定されてい
る。当該支持プレート322aは可動金型321から引
き抜かれる方向にスプリング322bにて付勢されてい
るが、反対側から上記可動金型321に固定されるキャ
ップ状のハウジング322cが装着され、一定距離以上
に離れないようになっている。このハウジング322c
には中央に小径の貫通孔322c1を形成してあるとと
もに、上記支持プレート322aから上記突き出しピン
322とは反対の側に延設されたロックピン322dが
当該貫通孔322c1を貫通している。このロックピン
322dは先端側に段部322d1を有しており、先端
側の細径部322d2を挟むようにロックスライダ32
2e,322eが固定金型部330の壁面から延設され
ている。
【0032】一方、上記ハウジング322cよりも左方
側には上記ロックピン322dやロックスライダ322
e,322eの移動空間を確保しつつ上記金型エンドバ
ー316の側へと連結させるためのエクステンション部
322fが備えられており、同金型エンドバー316の
往復動に伴ってこのエクステンション部322fとハウ
ジング322cと可動金型321とが一体的に往復動す
る。上記ロックスライダ322e,322eは固定金型
部330の壁材を貫通する方向に対して移動可能であ
り、スプリング322e1,322e1にて上記ロック
ピン322dに向けて付勢されている。また、エクステ
ンション部322fにはこのロックスライダ322e,
322eと干渉しない空間が形成されているため、可動
金型部320はロックスライダ322e,322eとは
無関係に往復動可能である。ここで、各ロックスライダ
322e,322eがロックピン322dの細径部32
2d2に当接していると、可動金型部320が左方に移
動しようとしてもロックピン322dの段部322d1
がロックスライダ322e,322eに引っかかって左
方に移動できない。すなわち、可動金型321が移動す
るにも関わらずロックピン322dと支持プレート32
2aと突き出しピン322とが停止しているため、突き
出しピン322は相対的に金型内に突き出ることにな
る。この状態を図10に示している。
【0033】ただし、ロックスライダ322e,322
eには上記可動金型321の側に対面する貫通孔322
e2,322e2を形成してあるとともに、エクステン
ション部322fの右方側内面には先端がテーパー面と
なったアンロックピン322f1,322f1が同貫通
孔322e2,322e2に対面して保持されている。
従って、エクステンション部322fが左方に移動する
と、このアンロックピン322f1,322f1が同貫
通孔322e2,322e2に近接して挿入される。こ
のときアンロックピン322f1,322f1が同貫通
孔322e2,322e2よりもわずかに外方に位置し
ているため、先端のテーパー面が貫通孔322e2,3
22e2の外側縁部に摺接することになり、ロックスラ
イダ322e,322eは外方に押し出される。する
と、ある程度外側に押し出された時点でロックスライダ
322e,322eの先端はロックピン322dの段部
322d1から外れることになり、図11および図12
に示すようにスプリング322bにて付勢されていたロ
ックピン322dは一気に左方へと移動する。すると、
突き出しピン322は金型から引き出されることにな
る。
【0034】このようにして突き出しピン322を可動
金型321に対してスライド可能に支持しつつ図示左方
に付勢する構成が突き出しピン支持機構を構成するし、
途中までロックピン322dの段部322d1をロック
スライダ322eに突き当てて停止させつつ、その後、
アンロックピン322f1でロックスライダ322eを
駆動してロックを解除する構成がロック機構を構成す
る。そして、これらによって払い落とし機構を構成す
る。
【0035】なお、固定金型部330の先端付近の下部
には樹脂成形品を落下させるための開口334を形成し
てあるとともに、その下部にはシュート335を配設し
てある。また、同様に、スプルー部240の下部にもラ
ンナを排出させるためのシュートを配設してある。次
に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。本
実施形態の射出成形機は、出力軸121が一回転する
と、偏心カム122と回転カム123a,123bも一
回転し、射出機構ユニット200と型締機構ユニット3
00とを往復動せしめる。この出力軸121の回転に伴
なう偏心カム122と回転カム123a,123bのタ
イミングチャートを図13に示している。
【0036】射出機構ユニット200の初期状態は、偏
心カム122によってスライドベース211bが最も後
方に移動され、射出機構ユニット200は最も型締機構
ユニット300から離れている。これより、偏心カム1
22が回転して射出機構ユニット200に近接していく
動作を前進と呼ぶとともに逆の動作を後退と呼ぶ。ま
た、型締機構ユニット300においては、逆に、射出機
構ユニット200に近づく動作を前進と呼び、反対方向
の動作を後退と呼ぶ。
【0037】この初期状態から、駆動制御部400は小
型サーボモータ120に対して回転駆動指令を出し、一
気に180度回転させて停止させる。すると、偏心カム
122の駆動ピン122aが挿入されたスライド子21
1cによってスライドベース211bが前進し始め、プ
ランジャ部212とシリンダ取付台223も前方に移動
を開始する。プランジャ部212が前進を開始してタイ
ミングAとなると、シリンダ取付台223に支持されて
いるスプルー部240が型締機構ユニット300の固定
金型部330の先端に当接する。そしで、さらにプラン
ジャ部212が前進しようとすると、ばね定数の小さな
コイルスプリング242が収縮し始め、シリンダ取付台
223はコイルスプリング224にてプランジャ部21
2から離れた状態を椎持きれたまま前進する。
【0038】この間のスプルー部240の移動は次のよ
うにして行なわれている。スライドベース211bの前
進にともなってスプルー部240自体も同時に前進し始
めるので、上部から後方に向けて突出しているアンクル
247は基台111に固定されているアンクルバー24
9から離れ始める。すると、スプリング246の付勢力
によってアンクル247は回転し、ランナカッタ245
は押し上げられる。ランナカッタ245が押し上げられ
ることにより、対面しているスライド板244,244
の間には障害物がなくなる。
【0039】スプルー部240が前進して固定金型部3
30に近接してくると、コーン形状のガイド333,3
33がスライド板244,244のガイド穴244b,
244b内に進入してくる。ガイド穴244b,244
bの中心間の距離がガイド333,333の中心間の距
離よりも広いため、スプルー部240が固定金型部33
0に近接するのに従ってガイド333がガイド穴244
bの縁部に摺接し、互いのテーパ面の作用によってスラ
イド板244,244は近接して接続する。
【0040】この後、タイミングBとなるまではコイル
スプリング242が収締し、加熱筒230の先端がスプ
ルーベース243の背面に当接する。すると、射出用ノ
ズル231と流通孔243aと二つのスライド板244
の間の溝244aを介して固定金型331のランナ面3
32へといたる溶融樹脂の流通軽路が形成される。タイ
ミングBを過ぎると、加熱筒230は前進できなくな
り、停止しているシリンダ取付台223に対してプラン
ジャ部212が近接するので、コイルスプリング224
が収縮するとともにプランジャ217が加熱筒230の
内部に進入し始める。すると、内部の溶融樹脂が射出用
ノズル231を介して射出され始める。
【0041】一方、射出機構ユニット200が前進する
のと同様に、型締機構ユニット300においても動作を
開始しており、回転カム123aがローラピン312を
押圧することにより、当該ローラピン312が支持され
ている金型スライド板311が引き寄せられる。金型ス
ライド板311の端部は金型スライドベース314に固
定されているので、同金型スライドベース314は支持
レール113に沿って前進し、スライドピン315を介
して金型エンドバー316を引き寄せて前進させる。金
型エンドバー316が前進すると可動金型部320も前
進し、タイミンクCになると先端の可動金型321は固
定金型331の背面に当接して型締が完了する。むろ
ん、このときには突き出しピン322は可動金型321
から引き抜かれた状態となっている。上述したように溶
融樹脂の射出を開始してから型締が完了するが、溶融樹
脂は流通孔243aやランナ面332などを充填しなが
ら押し出されてくるので問題はない。
【0042】プランジャ217による溶融樹脂の押し込
みは、型締の完了の前後にわたっており、プランジャ2
17が前進する力によって溶融樹脂は所定の圧力を受け
ながら金型内に充填される。この圧力は所定の圧力とな
るように調整することが好ましいが、従来は、この圧力
調整のためにセンサを用いたりして複雑な制御をしなけ
ればならなかった。しかるに、本実施形態においては、
プランジャ部212が前進する際にプランジャ217が
溶融樹脂を所定以上の圧力で押し込みそうになると、背
圧コイルスプリング216が収縮して所定以上の圧力と
ならないようにする。そして、圧力が減ったときに伸張
して圧力を増加させ、一定の圧力となるようにする。す
なわち、プランジャ支持プレート215を支える背圧コ
イルスプリング216が溶融樹脂の充填圧力を調整して
いる。そして、タイミングDとなってプランジャ部21
2が停止しても、収縮された背圧コイルスプリング21
6が元の長さに復帰するまで溶融樹脂の押し込みは継続
されて圧力を保持している。
【0043】初期状態からタイミングDとなるまで、小
型サーボモータ120は一気に180度回転する。本出
願人が先に開示した射出成形機においてはサーボモータ
を利用できないために電動機を利用していた。これは、
大きな駆動力を出すことが可能なサーボモータは高価で
あるし、小型のものを利用するとなると減速させなけれ
ばならないというジレンマがあったためである。そし
て、電動機では回転角度制御できないために回転カムで
タイミングを制御していた。従って、自ずからある回転
角度の範囲でスライドベース211bを1ストローク分
だけ移動させなければならなかった。それ故に電動機と
いってもその小型化には限度であった。
【0044】しかしながら、本実施形態の場合は180
度の回転でスライドベース211bを1ストローク分だ
け移動させれば足り、回転角度当たりのスライド量が小
さい。従って、小型の小型サーボモータ120の駆動力
でも十分である。一方、小型サーボモータ120である
ために回転角度制御が可能となり、溶融樹脂の充填後に
必要な冷却時間については小型サーボモータ120を停
止させて待機させる。
【0045】背圧コイルスプリング216が元の長さに
戻ると、金型内の溶融樹脂は冷却されて固化し始めると
ともにわずかに収縮するため、金型内の圧力は少しずつ
低下する。そして、冷却時間が過ぎたタイミングEとな
ったら、駆動制御部400は再度小型サーボモータ12
0を一気に180度回転させる。この回転開始とともに
ローラピン312が回転カム123aの凹部に対面する
ことになり、一気に圧力は開放されるとともに、スライ
ドベース211bとプランジャ部212が後退を開始す
る。また、タイミングFにおいては回転カム123bが
ローラピン313に当接し始め、当該ローラピン313
を押し出して可動金型部320を後退させ始める。可動
金型部320が後退していくと、樹脂成形品が可動金型
321にくっついたままとならないように突き出しピン
322が可動金型321を貫通して金型内に出てくる。
【0046】可動金型部320が後退していくとき、ロ
ックピン322dの段部322d1がロックスライダ3
22eに当接するので突き出しピン322は後退でき
ず、相対的に可動金型321を貫通して出てくることに
なる。しかしながら、さらに可動金型部320が後退し
ていくとアンロックピン322f1の先端がロックスラ
イダ322eの貫通孔322e2に入り込み、テーパー
面で摺接して同ロックスライダ322eを外方に移動さ
せる。すると、当該ロックスライダ322eとロックピ
ン322dの段部322d1との係合が解除され、それ
までに圧縮されたスプリング322bが伸張して支持プ
レート322aと突き出しピン322を一気に後方へと
移動させる。
【0047】通常であれば、突き出しピン322が可動
金型321を貫通して金型内に出てくるだけで、樹脂成
形品が可動金型321から離れるとともに落下するが、
まれに突き出しピン322にくっついたままとなって落
下しない場合がある。しかしながら、このような場合で
も途中で突き出しピン322が一気に後方へと移動する
と、樹脂成形品だけが慣性によって停止しようとするた
め、突き出しピン322から外れ、下方に落下する。
【0048】一方、射出機構ユニット200において
は、プランジャ部212が後退を開始しても、当初はコ
イルスプリング224が伸び始めるだけで加熱筒230
とスプルー部240とは接続したままであるし、スプル
ー部240は固定金型331に当接したままである。そ
して、タイミングIになってコイルスプリング224が
スライドボルト222で規制される長さまで伸びるとス
ライドボルト241の許容範囲までコイルスプリング2
42が伸び始め、加熱筒230はスプルー部240から
離れる。そして、最後に、タイミングJになるとスプル
ー部240が固定金型331から離れ始めるが、このと
きに、固定金型331のランナ面332で固化したラン
ナはスライド板244に形成した未広がりの溝244a
によってスプルー部240の側に引きちぎられる。ま
た、スプルー部240が固定金型331から離れるに従
ってガイド333がガイド穴244bから抜け出るた
め、テーパ面に沿ってスライド板244,244が開き
始める。なお、ランナが引きちぎられるとともに固定金
型331の金型面にくっついている樹脂成形品は開口3
34を介してシュートへと落下していく。
【0049】スプルー部240がさらに後退していく
と、アンクル247がアンクルバー249に当接するた
め、アンクル247が回転してランナカッタ245を下
降させる。すると、ランナカッタ245の下面で流通孔
243aにくっついているランナをカットし、下部のシ
ュートへと落下させる。この残りの半回転においては、
主に圧力を解く方向への移動であり、加圧する際の大き
な力は必要としない。従って、小型サーボモータ120
であっても各部は十分に稼働される。
【0050】以上のようにして出力軸121が一回転
し、一つの樹脂成形品が完成する。このように、射出機
構ユニット200と型締機構ユニット300の側に駆動
させるにあたり、偏心カム122を回転させることによ
り、これと係合するスライドベース211bを往復動さ
せるようにしたため、回転角度当たりのスライド量を小
さくすることができ、小型サーボモータ120であって
も十分に駆動及び加圧可能となり、より小型化できると
ともに、可動金型部320の後退時に一時的に突き出し
ピン322を金型内に突出させた後、一気に後退させる
ようにしたため、確実に樹脂成形品を払い落とすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる射出成形機の平面
図である。
【図2】同射出成形機の正面図である。
【図3】出力軸周りの分解斜視図である。
【図4】射出機構ユニットの水平概略断面図である。
【図5】スプルー部の側面図である。
【図6】スプルー部付近の垂直断面図である。
【図7】スプルー部付近の水平断面図である。
【図8】金型スライド板を示す平面図である。
【図9】金型部の型締状態における水平断面図である。
【図10】金型部の型開き途中における水平断面図であ
る。
【図11】金型部の突き出しピンが後退する過程を示す
水平断面図である。
【図12】金型部の突き出しピンが後退した状態を示す
水平断面図である。
【図13】タイミングチャートである。
【符号の説明】
100…支持台ユニット 111…基台 112a〜112b…垂直ベース 113…支持レール 120…小型サーボモータ 122…偏心カム 122a…駆動ピン 123a,123b…回転カム 200…射出機構ユニット 211b…スライドベース 212…プランジャ部 223…シリンダ取付台 230…加熱筒 240…スプルー部 300…型締機構ユニット 311…金型スライド板 312,313…ローラピン 320…可動金型部 321…可動金型 322…突き出しピン 322a…支持プレート 322b…スプリング 322d…ロックピン 322e…ロックスライダ 322f1…アンロックピン 330…固定金型部 331…固定金型 400…駆動制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−80841(JP,A) 特開 平8−142140(JP,A) 特開 平8−47944(JP,A) 特開 平8−80552(JP,A) 特開 平8−20051(JP,A) 特開 昭62−273816(JP,A) 特開 平6−328533(JP,A) 特表 平10−501189(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/70 B29C 45/03 B29C 45/40 B29C 45/53 B29C 45/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線駆動を支持する支持台と、 この支持台に固定されて回転カムと偏心カムとを一方向
    に回転駆動する駆動モータと、 この駆動モータの回転角度位置を制御する駆動モータ制
    御手段と、 上記支持台にて支持される固定金型と上記支持台上で同
    固定金型に対して近接および離反するようにスライド可
    能に支持された可動金型とからなる金型部と、 上記回転カムと対をなして当該回転カムの回転に応じて
    上記可動金型を上記固定金型に対して近接および離反せ
    しめる型締用カムフォロアと、 一端に熱可塑性樹脂成形材料の射出用ノズルを有して上
    記支持台上で上記固定金型に対して近接および離反する
    ようにスライド可能に支持された円筒部と、 上記偏心カムに係合して回転運動を上記支持台上でのス
    ライド方向に沿った直進運動に変換するとともに上記円
    筒部内で進退するプランジャを支持するプランジャ駆動
    部と、 上記円筒部と上記プランジャ駆動部とが所定ストローク
    の余裕をもって当接及び離反可能に連結するとともに同
    円筒部を同プランジャ駆動部から離す方向に付勢する連
    結機構とを具備することを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の射出成形機におい
    て、上記金型部は、型開き時に金型内部に突き出て樹脂
    成形品を離脱せしめる突き出しピンと、バネ力によって
    同突き出しピンを瞬間的に移動させる払い落とし機構と
    を具備することを特徴とする射出成形機。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の射出成形機におい
    て、上記払い落とし機構は、上記突き出しピンを上記可
    動金型に対して上記スライド方向に沿って移動可能に支
    持しつつ同可動金型の型開き方向に向けて付勢する突き
    出しピン支持機構と、同可動金型の後退途中で一時的に
    同突き出しピンだけを停止させつつ、その後で停止解除
    させるロック機構を具備することを特徴とする射出成形
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8425341B2 (en) 2009-08-04 2013-04-23 Bridgestone Sports Co., Ltd. Wood type golf club head

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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