JP4151297B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室内に形成される気流を制御する内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸気管内に配置された吸気流制御バルブを備え、この吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置が知られている。このような内燃機関の吸気装置においては、燃料の燃焼効率を向上させるために、燃焼室に供給される空気にスワールやタンブルなどの渦流を生じさせている。燃焼室に供給する空気に渦流を生じさせるために、吸気流制御バルブの一部を切り欠いた吸気装置があり、その例として、特開平10−274046号公報に開示されたものがある。この吸気装置は、吸気流動制御弁(吸気流制御バルブ)の一部に第1の開口部を設けることにより、燃焼室に供給される空気にスワール流を生じさせ、燃料の燃焼効率を向上させるというものである。また、吸気流動制御弁に第1開口部よりも小さな第2開口部を設け、下流ポート部に対して補助的な吸気流を生成させている。この補助的な吸気流により、吸気流動制御弁の裏側に生成する渦の成長を抑制し、吸気ポート内に燃料の付着量を少なくしようというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の公報に開示された吸気装置は、スワール流を生じさせる吸気流動制御バルブに設けられるものであり、タンブル流を生じさせるものに用いるものではなかった。タンブル流を生じさせる吸気装置には、吸気流制御バルブの上方に開口部が形成されているものがあるが、この場合、吸気流制御バルブの近傍に燃料の液溜まりが生じることがある。この液溜まりした燃料が傾斜などの要因によって一気に燃焼室に流れ込むと、不完全燃焼を起こすという不具合が生じる問題があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、内燃機関の燃焼室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる吸気流制御バルブを備える吸気装置において、吸気流制御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止することにある。
【0005】
上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、吸気流制御バルブの上方両端部に隔壁が形成され、それらの間に空気を通過させる主開口部が形成されており、吸気流制御バルブの側縁部には、主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され、吸気管における吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の内側に形成された貫通孔であるものである。
【0006】
本発明においては、吸気流制御バルブが閉じているときには、主開口部から空気が流入する。この主開口部は吸気流制御バルブの上方に形成されているので、吸気流制御バルブが閉じているときに内燃機関における燃焼室に流入する気流はタンブル流が強く生じる。ここで、タンブル流が生じるとともに、吸気流制御バルブの下流側では空気の巻き戻しが起こり、この空気に伴って燃料が巻き戻されることがある。これに対して、本発明に係る吸気装置における吸気流制御バルブの側縁部には、副開口部が形成されている。この副開口部からは、上流側へ移動しようとする燃料を押し返す空気が導入される。このため、上流側へ移動しようとする燃料を好適に押し返すことができ、吸気流制御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止することができる。また、副開口部の開口面積は、主開口部の開口面積よりも小さくされているので、副開口部から空気を導入したとしても、タンブル流を大きく乱すことはない。
【0008】
副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の内側に形成されていることにより、吸気流制御バルブの外形を所望の形状にすることができる。したがって、たとえば吸気流制御バルブの外形に応じた位置合わせを行う際にその位置合わせを行いやすいようにすることができる。
【0009】
また、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、吸気流制御バルブの上方両端部に隔壁が形成され、それらの間に空気を通過させる主開口部が形成されており、吸気流制御バルブの側縁部には、主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され、吸気管における吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の一部を切り欠いて形成されているものである。
ここで、副開口部は、吸気流制御バルブにおける燃焼室からの巻き戻り空気が流れようとする位置に形成されていることができる。
また、吸気流制御バルブにおける燃焼室からの巻き戻り空気が流れる位置が、吸気流バルブの側縁部であることができる。
さらに、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、吸気流制御バルブには、燃焼室に導入する気流としてタンブル流を生成させるための主開口部が形成されており、吸気流制御バルブの側縁部には、主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成されており、吸気管における吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の内側に形成された貫通孔であるものである。
また、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、吸気流制御バルブには、燃焼室に導入する気流としてタンブル流を生成させるための主開口部が形成されており、吸気流制御バルブの側縁部には、主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成されており、吸気管における吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の一部を切り欠いて形成されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略側断面図である。
【0012】
図1に示すように、内燃機関であるガソリン多気筒エンジン(以下「エンジン」という)1には、吸気管2および排気管3が接続されており、吸気管2には吸気流制御バルブ4が設けられている。吸気管2は、エンジン1に接続される吸気ポート21と、図示しないサージタンクに接続された吸気流路22を備えている。吸気ポート21は、エンジン1におけるシリンダヘッド11に形成されており、吸気流路22は、シリンダヘッド11に接続されるインテークマニホールド5内に形成されている。また、吸気ポート21には、電磁駆動式のインジェクタ(燃料噴射装置)6が設けられており、インジェクタ6には、図示しない燃料タンクから燃料Fが供給され、インジェクタ6は供給された燃料Fを吸気ポート21に向けて噴出する。
【0013】
また、エンジン1におけるシリンダ12には、図1の上下方向に往復動するピストン13が設けられている。ピストン13の上方には、シリンダ12とシリンダヘッド11によって区画された燃焼室14が形成されている。この燃焼室14の上部には、図示しない点火プラグが配置されるとともに、燃焼室14は、開閉可能な吸気バルブ15と排気バルブ16を介して、それぞれ吸気管2と排気管3に接続されている。
【0014】
吸気管2におけるインテークマニホールド5に形成された吸気流路22に設けられた吸気流制御バルブ4には、図2に示すように、シャフト7が取り付けられており、シャフト7を中心として回動可能となっている。このシャフト7は、吸気流路22における空気の流路に直交する方向に延在して設けられており、このため、吸気流制御バルブ4は、吸気流路22における空気が流れる方向に直交する軸回りに回動し、図2に実線で示す状態のときに、閉となり、破線で示す状態のときに開となる。
【0015】
また、吸気流制御バルブ4の正面形状は、図3(a)に示すように、四隅に四半円形状のコーナ部を有する長円形をなし、その上方中央部が切り欠かれて主開口部4Aが形成されている。この主開口部4Aの両端部に隔壁4B,4Bが設けられており、隔壁4B,4Bの間に主開口部4Aが形成された状態となっている。
【0016】
さらに、吸気流制御バルブ4の側縁部には、貫通孔からなる4つの副開口部4C,4C…形成されている。副開口部4Cは、吸気流制御バルブ4の側端縁の内側に形成されており、開口面積が小さく、4つに副開口部4C,4C…の総面積よりも、主開口部4Aの面積の方が広くなっている。この吸気流制御バルブ4は、図3(b)に示す原型バルブ40の形状を基本形状とし、この原型バルブ40の側端縁に副開口部4C,4C…を形成することにより製造されている。原型バルブ40は、吸気流制御バルブ4と同様の主開口部41および隔壁42,42を備えており、貫通孔が形成されていない。
【0017】
また、図1に示す吸気流路22のうち、吸気流制御バルブ4が設けられている位置の断面形状は、吸気流制御バルブ4の正面形状に隔壁4B,4Bの上端部をつないで形成される、略四半円形のコーナ部を有する形状と略同一形状をなしている。したがって、吸気流制御バルブ4が閉じている状態のときには、図示しないサージタンクから供給される空気は、主開口部4Aおよび副開口部4C,4C…を通じて吸気ポート21に供給され、さらに吸気バルブ15を介して燃焼室14に導入される。燃焼室14に導入される空気のほとんどは吸気流制御バルブ4の主開口部4Aを通過しているので、燃焼室14に導入される気流は、図1に示すようなタンブル流Tが強く生じることになる。
【0018】
次に、本実施形態に係るエンジンの吸気装置の動作・作用について主に図1を用いて説明する。
【0019】
エンジン1が温まっている通常時や、吸入空気量が多い場合など、タンブルを生じさせることが要求されないときには、吸気流制御バルブ4を開いて、燃焼室14に対してタンブル流Tを生じさせないようにして空気を導入する。一方、エンジン1が冷えており、吸入空気量が少ない場合などには、吸気流制御バルブ4を閉じて燃焼室14にタンブル流Tを生じさせる気流を供給する。ここで、吸気流制御バルブ4を閉じると、吸気ポート21内で空気が巻き戻され、巻き戻し空気ABが生じる。このような巻き戻し空気ABが生じることにより、インジェクタ6から噴射された燃料Fが吸気ポートの側壁に沿って上流側に流される。その結果、燃料Fが吸気流制御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりFCとなると、たとえば吸気流制御バルブ4を開いたときなどに燃焼室14に燃料Fが一気に流れ込んでしまうと、燃焼不良の不具合が生じる。
【0020】
ここで、本発明者らは、燃料Fが吸気流制御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりFCが生じるまでの過程を知るべく、本実施形態の吸気装置における吸気流制御バルブ4に代えて、図3(b)に示す原型バルブ40を用いて実験を行い、そのときの空気の流れを観察した。原型バルブ40には、吸気流制御バルブ4の主開口部4Aと同様に上方に主開口部41が形成されており、この主開口部41を通じて吸気ポート21に空気が供給される。その一部が導入空気AFとなって燃焼室14に導入されてタンブル流T(図1)を生じさせ、その他は、巻き戻り空気ABとなる。吸気ポート21に供給される空気が通過する主開口部41は、原型バルブ40の上方に形成されていることから、巻き戻り空気ABは、上方から下方に向けて流れると考られたが、実験の結果、空気は、図4に示すように、吸気ポート21の側壁21A,21Aに沿って巻き戻ることを知見した。
【0021】
かかる知見に基づき、本実施形態に係る吸気流制御バルブ4には、その側縁部に副開口部4Cを形成し、この副開口部4Cから空気を導入している。副開口部4Cを通過した空気AGは、吸気ポート21の側壁に沿って下流側に流れる。この空気AGが、吸気ポート21Aの側壁に沿って上流側に流されようとする燃料Fの移動を妨げる。こうして、副開口部4Cから導入された空気AGが燃料Fを上流側に移動するのを防止することにより、吸気流制御バルブ4の近傍に燃料が溜まる事態を避けることができ、さらには、吸気流制御バルブ4を開いたときに、燃焼室内に燃料が一気に流れ込むことを防止することができる。
【0022】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例を挙げることができる。たとえば、吸気流制御バルブとして、図3(b)に示す原型バルブ40の形状を基本形状として、図5(a)〜(c)に示す形状とすることができる。これらは、いずれも副開口部の形状が異なる。
【0023】
図5(a)に示す吸気流制御バルブ50では、副開口部51,51…として半円形の切欠きが形成されている。また、吸気流制御バルブ50の上方中央部には、主開口部52が形成され、主開口部52の両側には隔壁53,53が設けられているのは、上記の実施形態と同様である。副開口部51,51…は、吸気流制御バルブ50の側端縁の一部を切り欠いて形成されており、この副開口部51,51…によって、図1に示す吸気流路22との間に小さな開口部が形成される。この吸気流制御バルブ50を用いた場合も、主開口部52が上方に形成されているので、吸気流制御バルブ50が閉じたときに、燃焼室14(図1)に強いタンブル流を導入することができる。そして、この副開口部51,51…を通過した空気が導入されることにより、燃料の上流側への移動を防止することができる。
【0024】
また、図5(b)に示す吸気流制御バルブ55では、その両側端に、その高さ方向に沿った長形の切欠きからなる副開口部56,56がそれぞれ形成されている。また、吸気流制御バルブ55の上方中央部には、主開口部57が形成され、主開口部57の両側には隔壁58,58が設けられている。副開口部56,56は、吸気流制御バルブ55の側端縁をその高さ方向に沿って全体的に切り欠いて形成されており、吸気流路22との間で副開口部が形成される。この吸気流制御バルブ55を用いた場合にも、燃焼室14に強いタンブル流を導入することができるとともに、燃料の上流側への移動を防止することができる。
【0025】
さらに、図5(c)に示すように、吸気流路22の断面形状よりも側方位置が一回り小さい形状の吸気流制御バルブ60とすることもできる。この吸気流制御バルブ60においては、その側端縁と吸気管2の間のクリアランス部分が副開口部61となる。また、吸気流制御バルブ60にも、上方中央部に主開口部62が形成され、その両側に隔壁63,63が形成されている。この吸気流制御バルブ60を用いた場合にも、燃焼室14に強いタンブル流を導入することができるとともに、燃料の上流側への移動を防止することができる。
【0026】
また、図5(d)に示すような吸気流制御バルブ65とすることもできる。この吸気流制御バルブ65は、その両側端縁に沿って形成された長孔からなる4つの副開口部66,66…を備えている。また、吸気流制御バルブ65の上方中央部には、主開口部67が形成され、その両側には隔壁68,68が設けられている。この副開口部66,66…は、細径であり、4つの副開口部66,66…の総面積よりも、主開口部67の面積の方が大きくされている。このため、吸気流制御バルブ65を閉じているときには、主開口部67を通過する空気の方が、副開口部66,66…を通過する空気の量よりも多くなっている。したがって、上方から大量の空気が導入されることにより、燃焼室14に強力なタンブル流を導入することができる。また、副開口部66,66…は、吸気流制御バルブ65の両端部に沿って形成されているので、吸気ポート21内で巻き戻る燃料を高い位置および低い位置で押し返すことができる。したがって、タンブル流を弱めることなく、燃料の上流側への移動を防止することができる。
【0027】
他方、上記実施形態では、図3(b)に示す原型バルブ40を吸気流制御バルブの基本形状としたが、基本形状を他の形状とすることもできる。たとえば、図6(a)に示すように、原型バルブ70は、四半円形状のコーナ部を有する長円形をなしており、その上部に、上端縁に沿って矩形の貫通孔である主開口部71が形成されている。そして、主開口部71の両側に、隔壁72,72が設けられている態様とすることができる。このように主開口部71を貫通孔とすることにより、原型バルブ70の外形を切り欠くことなる主開口部71を製造することができる。このため、このような原型バルブ70を用いた吸気流制御バルブを設けたときに、この吸気流制御バルブの位置合わせなどを容易に行うことができるようになる。この原型バルブ70における側部に、図3(a)および図5(a)〜(d)に対応する位置に副開口部を形成して吸気流制御バルブとすることができる。
【0028】
また、図6(b)に示す原型バルブ80を基本形状とすることができる。この原型バルブ80の上部には、上端縁が切り欠かれて形成された主開口部81が形成され、その両側に隔壁82,82が設けられている。また、主開口部81の中央部には、上方に突出する形の突部83が形成されており、主開口部81は、突部83によって2つに分割されている。このように、主開口部81が2つに分割されていた場合でも、隔壁82,82の間の中央部に上方開口部81が形成されていることにより、吸気ポート21内では、吸気ポート21の側壁に沿って空気および空気に含まれる燃料が巻き戻される。したがって、この原型バルブ80における側部に、図3(a)および図5(a)〜(d)に対応する位置に副開口部を形成して吸気流制御バルブとすることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、内燃機関の燃焼室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる吸気流制御バルブを備える吸気装置において、吸気流制御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略側断面図である。
【図2】吸気流路における吸気流制御バルブが設けられた位置の拡大側断面図である。
【図3】(a)は、吸気流制御バルブの正面図、(b)は吸気流制御バルブの基本形状をなす原型バルブの正面図である。
【図4】吸気ポート内で空気および空気に含まれる燃料が巻き戻された際の流路を説明するための、吸気ポートを上方から見た模式的説明図である。
【図5】(a)〜(d)とも、吸気流制御バルブの他の例を示す正面図である。
【図6】(a)、(b)とも、原型バルブの変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、2…吸気管、3…排気管、4,50,55,60,65,70…吸気流制御バルブ、4A,52,57,62,67,71,81…主開口部、4B,53,58,63,68,72,82…隔壁、4C,51,56,61,66…副開口部、5…インテークマニホールド、6…インジェクタ、7…シャフト、11…シリンダヘッド、12…シリンダ、13…ピストン、14…燃焼室、15…吸気バルブ、16…排気バルブ、21…吸気ポート、21A…側壁、22…吸気流路、40,70,80…原型バルブ、41…主開口部、42…側壁、83…突部、AB…空気、AF…導入空気、FC…液溜まり、F…燃料、T…タンブル流。

Claims (6)

  1. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記吸気流制御バルブの上方両端部に隔壁が形成され、それらの間に空気を通過させる主開口部が形成されており、
    前記吸気流制御バルブの側縁部には、前記主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され
    前記吸気管における前記吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、
    前記副開口部が、前記吸気流制御バルブの側端縁の内側に形成された貫通孔であることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記吸気流制御バルブの上方両端部に隔壁が形成され、それらの間に空気を通過させる主開口部が形成されており、
    前記吸気流制御バルブの側縁部には、前記主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され、
    前記吸気管における前記吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、
    前記副開口部が、前記吸気流制御バルブの側端縁の一部を切り欠いて形成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  3. 前記副開口部は、前記吸気流制御バルブにおける前記燃焼室からの巻き戻り空気が流れようとする位置に形成されている請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記吸気流制御バルブにおける前記燃焼室からの巻き戻り空気が流れる位置が、前記吸気流バルブの側縁部である請求項3に記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記吸気流制御バルブには、前記燃焼室に導入する気流としてタンブル流を生成させるための主開口部が形成されており、
    前記吸気流制御バルブの側縁部には、前記主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成されており
    前記吸気管における前記吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、
    前記副開口部が、前記吸気流制御バルブの側端縁の内側に形成された貫通孔であることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  6. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記吸気流制御バルブには、前記燃焼室に導入する気流としてタンブル流を生成させるための主開口部が形成されており、
    前記吸気流制御バルブの側縁部には、前記主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成されており
    前記吸気管における前記吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられており、
    前記副開口部が、前記吸気流制御バルブの側端縁の一部を切り欠いて形成されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
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