JP4844485B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
従来から、インテークマニホールドの吸気流路内に吸気流切替バルブを配置し、この吸気流切替バルブを開閉することによって燃焼室内に形成される気流を切替える内燃機関の吸気装置が公知である。このような吸気装置には、内燃機関(以下、エンジンと呼ぶ)の燃焼速度を速めて燃焼効率を向上させるために、燃焼室内に形成される気流にスワールやタンブルなどの渦流を生じさせるものがある。燃焼室に供給する気流に渦流、特に、タンブル流を生じさせるには、吸気流切替バルブの弁体の上方に主開口部を設けて、弁体を開閉して気流を切替える内燃機関の吸気装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、吸気流切替バルブは、例えば、エンジンが冷えており、また、吸入空気流量が少ないときに、吸気流切替バルブを全閉にして、強いタンブル流を発生させ、燃焼室内での燃焼を改善し、そして、エンジンが暖まって、多量の吸入空気流量(吸気量)が必要となるときには全開にして燃焼室に対してタンブル流の導入を止め、吸気量を流通させるよう作動させる。このとき、吸気流切替バルブの全閉時に、主通路空気によるタンブル流の巻き戻り空気が生じ、この巻き戻り空気を副通路空気によって押し戻すように作用して打ち消し、巻き戻り空気による燃料の上流側への移動を防止する。従って、吸気流切替バルブの近傍に燃料が溜まる事態を引き起こすことがなく、溜まった燃料が一気に燃焼室に流れ込む不具合を生じることもない。
請求項1に記載の手段によれば、インテークマニホールドの複数の吸気流路の内壁面に沿う略角筒状のハウジングと、ハウジングの左右側壁の間に架設される弁軸と、弁軸に配設され吸気流路を開閉する弁体とを備える内燃機関の吸気装置において、弁体が全閉したときに弁体とハウジングとの間に、タンブル流を発生するための主通路を形成し、ハウジングに弁体の上流側と弁体の下流側とを連通する副通路を形成し、副通路は、ハウジングの左右側壁の外壁面に、少なくとも1本ずつ、主通路を流通する主通路空気の流れ方向と略平行に配設され、かつ、副通路は、弁体の上流側で主通路空気の流れ方向に略直交して開口し、さらに、副通路は、弁体の下流側で主通路空気の流れ方向に開口したことを特徴としている。
また、副通路は、ハウジングの弁軸が架設される左右側壁の外壁面に形成されることを特徴としている。
これにより、簡単な構造の凹溝状の副開口部を、加工が容易なハウジングの外壁面に形成し、ハウジングとインテークマニホールドとを当接させるのみで副通路を構成できるので、加工、組付けが容易であり、また、高精度は不要となるため低コストが可能となる。さらに、弁体には穴加工や切り欠き加工を高精度に加工する必要がなくなるので、耐久性がアップできコストを低下させることもできる。
請求項2に記載の手段によれば、副通路は、副通路を流通する副通路空気の流れが略直角に折れ曲がる通路構造を、少なくとも1箇所設け、折れ曲がる前の副通路空気の流れ方向前方に汚れ溜り部を設けたことを特徴としている。
これにより、含まれるとしても、小さくて軽い汚損微粒子のみが流れとともに僅かに含まれる副通路空気は、略直角に曲げられる際に、小さくて軽い汚損微粒子は、さらに流れ方向前方の汚れ溜り部にトラップされやすくなる。従って、経時的に所定の汚れ溜り部に付着、捕集され、副通路が塞がれることを防止する。よって、常に、所定の副通路空気が得られ、巻き戻し空気の打ち消し効果の持続が可能となり、信頼性も向上する。
請求項3に記載の手段によれば、副通路は、ハウジングの左右側壁の内部に形成され、主通路空気の流れ方向と略平行に配設された連通孔であることを特徴としている。
これにより、簡単な孔加工による副通路の製作が可能となり、また、ハウジングをインテークマニホールドに挿入し、組付けする際に、組付け歪みが生じても、副通路は剛性が維持できて副通路を狭めることなく、一様な副通路断面積を確保して副通路空気を流通し易くできる。
図1は、実施例1における内燃機関の吸気装置を示す概略断面図である。図2は、図1に示すインテークマニホールドに配設する吸気流切替バルブ式の吸気装置を示す組付け分解斜視図である。
本実施例に示す吸気装置1は、例えば、内燃機関であるガソリン多気筒エンジン(以下、エンジンと呼ぶ)2のインテークマニホールド8の各吸気流路14内に取付けられた吸気流切替バルブ4を開閉することによってエンジン2の各気筒の燃焼室5へ供給する空気にタンブル流を導入するために適用される。
吸気流切替バルブ4は、図3(a)に示すように、ハウジング20と、ハウジング20に架設されるシャフト21と、シャフト21に配設され、ベアリング23を介して開閉する弁体22とからなり、弁体22の上方先端部に主開口部25が形成されたバタフライ弁構造を有する。
上記構成になる吸気装置1の作用について図1、2を用いて説明する。
エンジン2の始動により、吸気流路14の内部に空気流れ(主流)が発生する。このとき、エンジン2が冷えており、また、吸気量が少ない場合などには、エンジン制御のECU等からの指令によってアクチュエータ28が起動し、吸気流切替バルブ4が閉じられる。吸気流切替バルブ4が閉じられると、吸気流切替バルブ4の弁体22の上方に形成される主通路Sを流通する主通路空気が勢いよく流れ、燃焼室5内にタンブル流が導入される。
本実施例の吸気装置1は、吸気流切替バルブ4において、主開口部25を設けた弁体22とは別体のハウジング20に副開口部30を設け、副開口部30は、ハウジング20の左右側壁の外壁面の略中央位置に、シャフト21を中心として上方および下方に、主通路空気の流れ方向と略平行に長手方向をハウジング両端面まで延設され、さらに、上流側端面では直角に折れ曲げられ、ハウジング20をインテークマニホールド8に挿入し、組付けることにより、副開口部30を空気が流通する副通路Fとなしている。そして、副通路Fに流通する副通路空気の流入開口部31をハウジング20の内壁面に面して開口し、副通路空気が流通する流出開口部35を主通路空気の流れ方向と同じ方向に向けて開口して、巻き戻り空気を打ち消している。
実施例1では、副通路Fはハウジング20の左右側壁の外壁面に、シャフト21を中心として上方および下方に、主通路Sを流通する主通路空気の流れ方向と略平行に長手方向をハウジング20の両端面まで延設され、さらに、上流側端面では直角に折れ曲がり、折れ曲がった副通路Fの流入開口部31がハウジング20の内壁面に面して開口される構造である。しかし、ハウジング20の左右側壁の内部を主通路空気の流れ方向と略平行に長手方向をハウジング20の両端面まで貫通する連通孔32であって、ハウジング20の上流側端面に設けた直角に折れ曲がった副開口部30と連通する副通路構造であってもよい(図4(b)参照)。
実施例1では、副通路Fは、ハウジング20の左右側壁の外壁面に、ハウジング両端部まで延設されている。しかし、副通路Fは、ハウジング20の左右側壁の内壁面に、主通路Sを流通する主通路空気の流れ方向と略平行にハウジング20の両端面まで延設され、弁体22の上流側では、シャフト21の中心より離れた所定位置にて閉塞され、閉塞された所定位置と弁体22が全閉したときの弁体位置との間に区画される副通路Fの開口部を流入開口部31となし、主通路空気の流れ方向に対して略直交する向きに開口して、副通路空気を導入する副通路構造であってもよい(図4(c)参照)。これにより、副通路Fの製作が簡素化できるとともに、実施例1と同様な作用・効果を奏する。
なお、実施例1では、ハウジング20の左右側壁に架設されるシャフト21を中心として上方および下方に対称的にそれぞれ1本ずつ、計2本の副通路Fを形成したが、これに限ることなく、上方もしくは下方の少なくとも一方に、1本の副通路Fが形成されていてもよい。つまり、副通路Fの本数は、この副通路Fを流通する副通路空気が、主通路空気によって弁体22の下流側に発生する巻き戻り空気を打ち消すに十分な流量を有することより設定され(通常、主通路空気の流量は副通路空気の流量より格段に多い)、所定の流量と流れ方向を維持できれば、何本であってもよいし、1本であってもよい。
本発明の実施例2を図5に示す。図5は、吸気流切替御バルブの要部を示すものであり、(a)は平面断面図であり、(b)は側面断面図である。実施例1と実質的に同一構成部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
本発明の実施例3を図6に示す。図6は、吸気流切替バルブの要部を示すものであり、(a)は正面断面図であり、(b)は平面断面図である。実施例1と実質的に同一構成部分に同一符号を付して、詳細な説明は省略する。
2 エンジン(内燃機関)
8 インテークマニホールド
14 吸気流路
20 ハウジング
21 シャフト(弁軸)
22 弁体
32 連通孔
33 汚れ溜り部
S 主通路
F 副通路
Claims (3)
- インテークマニホールドの複数の吸気流路の内壁面に沿う略角筒状のハウジングと、該ハウジングの左右側壁の間に架設される弁軸と、該弁軸に配設され前記吸気流路を開閉する弁体とを備える内燃機関の吸気装置において、
前記弁体が全閉したときに前記弁体と前記ハウジングとの間に、タンブル流を発生するための主通路を形成し、
前記ハウジングに前記弁体の上流側と前記弁体の下流側とを連通する副通路を形成し、
前記副通路は、前記ハウジングの前記左右側壁の外壁面に、少なくとも1本ずつ、前記主通路を流通する主通路空気の流れ方向と略平行に配設され、
かつ、前記副通路は、前記弁体の上流側で前記主通路空気の流れ方向に略直交して開口し、
さらに、前記副通路は、前記弁体の下流側で前記主通路空気の流れ方向に開口したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 請求項1に記載の内燃機関の吸気装置において、
前記副通路は、前記副通路を流通する副通路空気の流れが略直角に折れ曲がる通路構造を、少なくとも1箇所設け、
折れ曲がる前の前記副通路空気の流れ方向前方に汚れ溜り部を設けたことを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - インテークマニホールドの複数の吸気流路の内壁面に沿う略角筒状のハウジングと、該ハウジングの左右側壁の間に架設される弁軸と、該弁軸に配設され前記吸気流路を開閉する弁体とを備える内燃機関の吸気装置において、
前記弁体が全閉したときに前記弁体と前記ハウジングとの間に、タンブル流を発生するための主通路を形成し、
前記ハウジングに前記弁体の上流側と前記弁体の下流側とを連通する副通路を形成し、
前記副通路は、前記ハウジングの前記左右側壁の内部に、少なくとも1本ずつ、前記主通路を流通する主通路空気の流れ方向と略平行に配設された連通孔であり、
かつ、前記副通路は、前記弁体の上流側で前記主通路空気の流れ方向に略直交して開口し、
さらに、前記副通路は、前記弁体の下流側で前記主通路空気の流れ方向に開口したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
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