JP4357157B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室内に形成される気流を制御する内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸気管内に配置された吸気流制御バルブを備え、この吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置が知られている。このような内燃機関の吸気装置においては、燃料の燃焼効率を向上させるために、燃焼室に供給される空気にスワールやタンブルなどの渦流を生じさせている。燃焼室に供給する空気に渦流を生じさせるために、吸気流制御バルブの一部を切り欠いた吸気装置があり、その例として、特開平10−274046号公報に開示されたものがある。この吸気装置は、吸気流動制御弁(吸気流制御バルブ)の一部に第1の開口部を設けることにより、燃焼室に供給される空気にスワール流を生じさせ、燃料の燃焼効率を向上させるというものである。また、吸気流動制御弁に第1開口部よりも小さな第2開口部を設け、下流ポート部に対して補助的な吸気流を生成させている。この補助的な吸気流により、吸気流動制御弁の裏側に生成する渦の成長を抑制し、吸気ポート内に燃料の付着量を少なくしようというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の公報に開示された吸気装置は、スワール流を生じさせる吸気流動制御バルブに設けられるものであり、タンブル流を生じさせるものに用いるものではなかった。タンブル流を生じさせる吸気装置には、吸気流制御バルブの上方に開口部が形成されているものがあるが、この場合、吸気流制御バルブの近傍に燃料の液溜まりが生じることがある。そのため、余分に燃料を噴射しなければならないという問題があった。それとともに、この液溜まりした燃料が傾斜などの要因によって一気に燃焼室に流れ込むと、図17に示すように、空燃比がずれてしまい、燃料が不完全燃焼を起こして排気エミッションを低下させるという問題もあった。
【0004】
また、エンジンの運転状態に応じて、適正な渦流を供給するにあたり、バルブの開度を調整することで、渦流の大きさを調整している。ところが、調整の対象はスワール流であるので、タンブル流に対する調整を行うことができないものであった。
【0005】
さらに、上記公報に開示された吸気装置では、吸気流動制御弁の回動軸(弁軸)が吸気流路を横切って形成されている。このため、吸気流動制御弁を全開にしたときでも、吸気流路には回動軸があるので、この回動軸が圧力損失の原因となり、空気流入量が減少して機関出力を低下させるという問題もあった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、吸気流制御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止するとともに、エンジンの運転状態に応じた渦流(タンブル流)を発生させることができ、さらには、吸気流路における圧力損失を低減した内燃機関の吸気装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、吸気管における吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられ、吸気流制御バルブの上端部に、空気を通過させる開口部が形成され、開口部の開口面積を調整する開口面積調整手段が設けられており、吸気流制御バルブは、吸気管の吸気流路の断面積よりも小さく、回動軸周りに回動することによって開閉を行うものであり、開口面積調整手段は、回動軸を回動させる回動駆動手段であり、吸気流制御バルブの下端部に、開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され、前記回動軸は、前記吸気流制御バルブにおける上下方向中央位置よりも低い位置に設けられており、
前記副開口部は、前記開口部と前記回動軸との間に形成され、前記開口部の開口面積と前記副開口部の開口面積との間における開口面積比率が、前記吸気流制御バルブを開放するほど大きくなるようにされているものである。
【0010】
このように、吸気流制御バルブの上端部に開口部が形成されていることにより、エンジンの燃焼室にタンブル流を供給することができる。また、この開口部の開口面積を調整する開口面積調整手段を有することにより、タンブル流の大きさをエンジンの要求量に応じて適宜調整することができる。
【0012】
このような吸気流制御バルブおよび開口面積調整手段を有することにより、タンブル流の大きさを適宜調整することができる。
【0014】
このような副開口部が形成されていることにより、開口部を通ることによって生じるタンブル流を乱すことなく、吸気流制御バルブの下流側に巻き戻された燃料を押し戻すことができる。こうして、吸気流制御バルブの下流側近傍における液溜まりを好適に防止し、大量の燃料が燃焼室に一気に流れ込むことによる燃料の不完全燃焼を防止することができる。
【0015】
また、回動軸は、吸気流制御バルブにおける上下方向中央位置よりも低い位置に設けられている態様とするのが好適である。
【0016】
このように、回動軸が吸気流制御バルブの上下方向中央位置よりも低い位置に設けられていることにより、上部の開口部の広さを大きく変えたときでも、副開口部の大きさはあまり変わらないようにすることができる。したがって、開口部の開口面積の比率を大きく変えた場合であっても、巻き戻された燃料を好適に押し戻すことができる。
【0017】
さらに、回動軸は、吸気流路から外れた位置に設けられている態様とするのが好適である。
【0018】
回動軸が吸気流路から外れた位置に設けられていることにより、吸気流制御バルブを全開にしたときに、回動軸が吸気流路を遮ることがない。したがって、回動軸の存在に伴う圧力損失をなくすことができる。
【0019】
他方、回動軸は、吸気流制御バルブの下端辺に設けられている態様とすることができる。また、開口部は、吸気流制御バルブの上部と吸気流路の間に形成された間隙である態様とすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0028】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の概要を示す斜視図、図2はその側断面図である。
【0029】
図1および図2に示すように、内燃機関であるガソリン多気筒エンジン(以下「エンジン」という)1には、吸気管2および排気管3が接続されており、吸気管2には吸気流制御バルブ4が設けられている。吸気管2は、エンジン1に接続される吸気ポート21と、図示しないサージタンクに接続された吸気流路22を備えている。吸気ポート21は、エンジン1におけるシリンダヘッド11に形成されており、吸気流路22は、シリンダヘッド11に接続されるインテークマニホールド5内に形成されている。また、吸気ポート21には、電磁駆動式のインジェクタ(燃料噴射装置)6が設けられており、インジェクタ6には、図示しない燃料タンクから燃料が供給され、インジェクタ6は供給された燃料を吸気ポート21に向けて噴出する。
【0030】
また、エンジン1におけるシリンダ12には、図2の上下方向に往復動するピストン13が設けられている。ピストン13の上方には、シリンダ12とシリンダヘッド11によって区画された燃焼室14が形成されている。この燃焼室14の上部には、図示しない点火プラグが配置されるとともに、燃焼室14は、開閉可能な吸気バルブ15と排気バルブ16を介して、それぞれ吸気管2と排気管3に接続されている。また、図1に示すように、吸気ポート21は二股に分かれており、その一方から空気が流入することによりスワール流が形成される。
【0031】
吸気流制御バルブ4は、吸気管2におけるインテークマニホールド5に形成された吸気流路22に設けられている。この吸気流制御バルブ4には、シャフト7が取り付けられており、シャフト7を中心として回動可能となっている。このシャフト7は、吸気流路22における空気の流路に直交する方向に延在して設けられており、このため、吸気流制御バルブ4は、吸気流路22における空気が流れる方向に直交する軸回りに回動する。
【0032】
また、吸気流制御バルブ4の正面形状は、図3(a)に示すように、四隅に四半円形状のコーナ部を有する長円形をなし、その上端中央部が切り欠かれて主開口部4Aが形成されている。この主開口部4Aの両端部に隔壁4B,4Cが設けられており、隔壁4B,4Cの間に主開口部4Aが形成された状態となっている。さらに、吸気流制御バルブ4の下端中央部には、主開口部4Aよりも開口面積が小さい副開口部4Dが切り欠かれて形成されている。
【0033】
また、図1に示す吸気流路22のうち、吸気流制御バルブ4が設けられている位置の断面形状は、吸気流制御バルブ4の正面形状に隔壁4B,4Cの上端部をつないで形成される、略四半円形のコーナ部を有する形状をなしている。したがって吸気流制御バルブ4が閉じているときには、図3(b)に示すように、主開口部4Aを空気が通って図2に示す吸気ポート21(図2)に吸気が行われるので、タンブル流を生成することができる。さらに、シャフト7の端部には、シャフト7を回動させて吸気流制御バルブ4を開閉するためのサーボモータ8が設けられている。このモータを駆動させてシャフト7を回転させると、図4(a)、(b)に示すように、吸気流制御バルブ4が開いてタンブル流を生じることなく図2に示す吸気ポートに空気が供給される。
【0034】
続いて、本実施形態に係るエンジンの吸気装置の動作・作用について、主に図5を参照して説明する。エンジン1が温まっている通常時や、吸入空気量が多い場合など、タンブルを生じさせることが要求されないときには、吸気流制御バルブ4を開いて、燃焼室14に対してタンブル流Tを生じさせないようにして空気を導入する。一方、エンジン1が冷えており、吸入空気量が少ない場合などには、吸気流制御バルブ4を閉じる。すると、吸気流制御バルブ4の上端部に形成された主開口部4Aを空気Aが通過するので、燃焼室14に供給する空気によって燃焼室14にタンブル流Tを生じさせる気流を供給することができる。
【0035】
また、吸気流制御バルブ4を閉じると、吸気ポート21内で空気が巻き戻され、巻き戻し空気ABが生じる。このような巻き戻し空気ABが生じることにより、インジェクタ6から噴射された燃料Fが吸気ポートの上流側に流される。その結果、燃料Fが吸気流制御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりとなると、たとえば吸気流制御バルブ4を開いたときなどに燃焼室14に燃料Fが一気に流れ込んでしまうと、燃焼不良の不具合が生じる。
【0036】
これに対して、本実施形態に係る吸気流制御バルブ4には、その下端部に副開口部4D(図3)が形成されている。この副開口部4Dを流れる空気AFにより、巻き戻し空気ABによって巻き戻され、吸気流路22の下方に溜まろうとする燃料Fを下流側に押し返すことができる。したがって、燃料Fの液溜まりを防止することができるとともに、液溜まりした燃料が燃焼室14に一気に流入して空燃費がずれることによる燃料の不完全燃焼を防止しすることができる。そして、排気エミッションの低下を防止することができる。
【0037】
このように、本実施形態に係る吸気装置装置では、燃焼室に供給する空気のタンブル強度の調整と、液溜まりの防止を好適に両立することができる。
【0038】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【0039】
本実施形態に係る吸気装置30における吸気流制御バルブ31は、長方形の上方両端部に四半円形状のコーナ部を形成した形状をなしている。また、吸気流制御バルブ31における下端中央部には、副開口部31Aが形成されている。さらに、吸気流制御バルブ31の下端辺には、回動軸32が溶接固定されている。回動軸32は、吸気流路22から外れた位置に配置しているとともに、吸気流路22に対して直交するする方向に沿って配設されている。回動軸32の一端部には、本発明の回動駆動手段であるサーボモータ33が取り付けられている。このサーボモータ33によって回動軸32を回動させることにより、吸気流制御バルブ31は揺動して開閉することができるようになっている。
【0040】
また、吸気流路22のうち、吸気流制御バルブ31が設けられている位置の断面形状は、吸気流制御バルブ31と略同一の形状をなしており、コーナ部よりも下方の部位では吸気流路22を塞いで空気の移動を遮っている。他方、吸気流制御バルブ31の下方位置に形成された副開口部31Aを通過することにより、少量の空気が下流側に向けて流れる。
【0041】
さらに、吸気流制御バルブ31を閉じた状態での吸気流制御バルブ31の上端辺と吸気流路22との間には、本発明の開口部となる間隙34が形成される。間隙34の開口面積は、副開口部31Aの開口面積よりも大きくなるように設定されている。そして、吸気流制御バルブ31を開くことにより、図7に示すように、間隙34の開口面積は徐々に大きくなっていく。
【0042】
また、吸気流路22が形成されたインテークマニホールド5における吸気流制御バルブ31が形成されている位置のやや下流側には、吸気流制御バルブ31が開いたときに、吸気流制御バルブ31を収容する収容部35が形成されている。この収容部35は、吸気流路22の下端面を切り欠いて形成されており、吸気流路22から外れた位置に形成されている。このため、収容部35に吸気流制御バルブ31が収容されているときには、吸気流制御バルブ31は、吸気流路22から外れた場所に収容される。その他の構成については、上記第1の実施形態と略同一であるので、その説明は省略する。
【0043】
次に、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置30の作用・動作について説明する。本実施形態に係る内燃機関の吸気装置30では、サーボモータ33を駆動して、回動軸32を回転させて吸気流制御バルブ31を開閉する。まず、強いタンブル流を生成する場合には、図6に示すように、吸気流制御バルブ31を閉じる。吸気流制御バルブ31を閉じると、吸気流制御バルブ31の上端部と吸気流路22との間に形成された間隙34を通過する。ここで、タンブル流の強さは、間隙34と副開口部31Aの開口面積比率により決められ、副開口部31Aの開口面積に対する間隙34の開口面積比率が大きい場合には、タンブル流が弱く生じることになる。図6に示す状態では、間隙34の開口面積は小さく、副開口部31Aに対する開口面積比率も小さくなるので、強いタンブル流を生成することができる。こうして、吸入空気量が少ない場合などのときに、強いタンブル流を供給することができる。
【0044】
また、ある程度エンジンが温まってきた、弱めのタンブル流を生じさせながら、吸入空気を供給したいことがある。このようなときには、サーボモータ33によって回動軸32を回動させて、図7に示すように、吸気流制御バルブ31を少し開くと、間隙34の開口面積が大きくなる。しかも、吸気流制御バルブ31の側面は吸気流路22の側面と接した状態とされているので、吸気流制御バルブ31の側方が開口することがない。また、回動軸32が下方に設けられていることから、間隙34の開口面積が大きくなっても、副開口部の開口面積には大きな変化がない。したがって、副開口部31Aに対する間隙34の開口面積比率を大きくすることができるので、弱めのタンブル流を生成することができる。
【0045】
さらに、タンブル流を生成する必要がない場合には、図8に示すように、吸気流制御バルブ31を全開にして、吸気流路22を開放した状態とする。こうして、タンブル流を生じさせることなく、燃焼室14(図2)に空気を供給することができる。また、吸気流制御バルブ31を開くための回動軸32は、吸気流路22から外れた位置に形成されており、開いた状態の吸気流制御バルブ31は吸気流路22から外れた収容部35に収容されている。このため、吸気流路22における圧力損失を少なくすることができ、もって流入空気量の減少によるエンジン出力の低下を最小限にすることができる。
【0046】
ここで、上記第1の実施形態に示した吸気流制御バルブ4および本実施形態の吸気流制御バルブ31における弁開度に対応する開口面積比率の変化について算出したグラフを図9に示す。図9からわかるように、第1の実施形態に係る吸気流制御バルブ4では、吸気流制御バルブ4を開くと、上方の開口部と下方の開口部の開口面積比率はほとんど1となる。したがって、弁開度を調整してもタンブル流に強弱をつけることができなかった。これに対して、本実施形態に係る吸気流制御バルブ31では、弁開度を大きくするにつれて面積比率を大きくすることができた。こうして、弁開度を大きくすることにより、徐々にタンブル流を弱めることができる。
【0047】
また、本実施形態の変形例として、図10に示すように、回動駆動手段として、サーボモータに代えて、シリンダロッド機構36を設けることができる。シリンダロッド機構36は、シリンダ36Aとロッド36Bを備えており、ロッド36Bがシリンダ36Aに対して進退可能とされている。また、吸気流制御バルブ31の上部にはブラケットが取り付けられており、ロッド36Bの先端がブラケットに枢着されている。そして、ロッド36Bがシリンダ36Aから退出して伸長したときに、吸気流制御バルブ31が閉じて、ロッド36Bがシリンダ36Aに進入して収縮したときに、吸気流制御バルブ31が開くようになっている。このシリンダロッド機構36によって吸気流制御バルブ31の開閉および開度調整を行うことができる。
【0048】
さらに、図11に示すように、副開口部が形成されていない吸気流制御バルブ37とした態様とすることもできる。このような態様においても、タンブル流の強弱をつけることができるとともに、吸気流制御バルブ31を開放したときにおける吸気流路22の圧力損失を少なくすることができ、したがって流入空気量の減少によるエンジン出力の低下を最小限にすることができる。もちろん、この態様であっても、吸気流制御バルブ31を開閉する際に、サーボモータではなくシリンダロッド機構を利用することもできる。
【0049】
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。図12は、本発明の第3の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【0050】
図12に示すように、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置40は、カーテン状をなす吸気流制御バルブ41を備えている。また、吸気流路22が形成された吸気管2の内面には、ガイド溝42が形成されている。ガイド溝42は、下方直線部分42Aと、立ち上がり部分42Bとを備えており、下方直線部分42Aは、吸気流路22の下側であって吸気流路22から外れた位置に形成されている。下方直線部分42Aの下流側端部に立ち上がり部分42Bの下端部が連続して形成されており、立ち上がり部分42Bの上端部は、吸気流路22の上端部よりもやや下側に位置している。
【0051】
吸気流制御バルブ41の側部は、ガイド溝42に嵌め込まれており、吸気流制御バルブ41は、ガイド溝42に沿って前後方向および上下方向に折曲がりながらスライドして移動することができる。そして、ガイド溝42のうちの下方直線部分42Aのみに吸気流制御バルブ41の側部が収容されたときに、吸気流制御バルブ41は全開となる。また、立ち上がり部分42Bの上端部に吸気流制御バルブ41の側部が届いているときには、吸気流制御バルブ41は全閉となる。全閉となった吸気流制御バルブ41の上端部と吸気流路22との間には間隙43が形成され、この間隙43を空気が通過することにより、燃焼室14(図2)にタンブル流を供給することができる。そして、吸気流制御バルブ41がガイド溝42の立ち上がり部分42Bから下方直線部分42Aに移行するにつれて、間隙43の開口面積が大きくなり、タンブル流を弱めることができるようになっている。
【0052】
吸気流制御バルブ41の裏面には、ラックギア44が形成されており、吸気流制御バルブ41の下方位置には、ラックギア44と噛み合うピニオンギア45が設けられている。ピニオンギア45には、回動軸46を介して本発明の移動手段であるサーボモータ47が接続されている。その他の構成については、上記第1の実施形態と略同一であるので、その説明は省略する。
【0053】
次に、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置40の動作・作用について説明する。本実施形態に係る内燃機関の吸気装置40では、サーボモータ47を駆動し、回動軸46を回転させ、ラックギア44とピニオンギア45の機構により吸気流制御バルブ41を開閉させる。ここで、タンブル流の強さは、吸気流制御バルブ41の開度によって調整することができる。強いタンブル流を生成する場合には、ガイド溝42における立ち上がり部分42Bの上端部に吸気流制御バルブ41の側部を位置させる。このときには、間隙43を狭い状態とすることができるので、強いタンブル流を生成することができる。
【0054】
また、タンブル流を弱める際には、サーボモータ47を駆動して、吸気流制御バルブ41を吸気流の流れに対して後退する方向に移動させる。吸気流制御バルブ41を後退させると、その上端部は、ガイド溝42の立ち上がり部分42Bに沿って徐々に下降する。吸気流制御バルブ41の上端部が下降することにより、間隙43の開口面積を大きくすることができる。間隙43の開口面積を大きくすることによって、タンブル流を弱めることができる。
【0055】
そして、タンブル流を生成しない場合には、吸気流制御バルブ41の側部を全体的にガイド溝42の下方直線部分42Aに収容させる。すると、吸気流路22は完全に開放されるので、タンブル流を生じさせないようにすることができる。しかも、ガイド溝42の下方直線部分42Aは吸気流路22よりも下方位置に形成されているので、吸気流制御バルブ41を全開にしたときには、吸気流路22は障害物が存在しないことになる。したがって、吸気流路22における圧力損失を少なくすることができ、もって流入空気量の減少によるエンジン出力の低下を最小限にすることができる。
【0056】
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。図13は、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【0057】
図13に示すように、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置50は、上記第3の実施形態と同様に、カーテン状の吸気流制御バルブ51を備えている。また、吸気流路22の内面には、ガイド溝52が形成されている。ガイド溝52は、下方直線部分52A、立ち上がり部分52B、および上方直線部分52Cを備えている。下方直線部分52Aおよび立ち上がり部分52Bは、上記第3の実施形態と同様の形状であるが、本実施形態に係る下方直線部分52Aは上記第3の実施形態に係る下方直線部分42Aよりも長く形成されている。また、本実施形態に係るガイド溝は、上方直線部分52Cを備えている。上方直線部分52Cは、立ち上がり部分52Bの上端部に連続し、吸気流路22の流路方向に沿って形成されている。吸気流制御バルブ51は、上記第3の実施形態に係る吸気流制御バルブ41よりも長く、その端部が上方直線部分52Cの端部に到達したときに、立ち上がり部分52Bから下方直線部分52Aにまで延在している長さとされている。また、吸気流制御バルブ51が下方直線部分52Aの端部に到達しているときには、吸気流制御バルブ51の側部が全体的に下方直線部分52Aに収容される。他方、吸気流制御バルブ51の裏面には、ラックギア53が設けられている。その他の構成については上記第3の実施形態と略同一であるので、その説明は省略する。
【0058】
次に、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置50の動作・作用について説明する。本実施形態に係る内燃機関の吸気装置50における吸気流制御バルブは、上記第3の実施形態と同様に、サーボモータ47を駆動し、回動軸46を回転させ、ラックギア44とピニオンギア45の機構により吸気流制御バルブ41を開閉させる。また、タンブル流の強さを調整するために、サーボモータ47を駆動して、吸気流制御バルブ51の上端部の位置を調整する。ここで、本実施形態では、ガイド溝52が下方直線部分52Aおよび立ち上がり部分52Bのほかに、上方直線部分52Cを備えている。吸気流制御バルブ51の側部が上方直線部分52Cに位置するとき、吸気流制御バルブ51の端部を上方直線部分52Cの範囲で移動させると、空気の吹き出し位置を調整することができる。こうして、空気の吹き出し位置を調整することよってタンブル流の調整を行うことができる。
【0059】
また、上方直線部分52Cが形成された関係から、本実施形態に係る吸気流制御バルブ51は、上記第3の実施形態における吸気流制御バルブ41よりも長いものであるが、下方直線部分52Aはその分長く形成されているので、吸気流制御バルブ51を全開にしたときには、吸気流制御バルブ51は、吸気流路22は障害物が存在しないことになる。したがって、吸気流路22における圧力損失を少なくすることができ、もって流入空気量の減少によるエンジン出力の低下を最小限にすることができる。
【0060】
続いて、本発明の第5の実施形態について説明する。図14は、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【0061】
図14に示すように、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置60は、上記第4の実施形態と比べて、吸気流制御バルブ61の形状においてのみ異なる。本実施形態に係る吸気流制御バルブ61は、その先端部の一側部61Aが、他側部61Bよりも突出した形状をなし、対称をなさないようにされている。この対称をなさない部分は、ガイド溝52の上方直線部分52Cの長さよりも短く設定されている。このため、吸気流制御バルブ61が完全に閉じるか、あるいは図15に示すように、ほとんど閉じた状態にあるときには、間隙43が対称形状をなすものである。
【0062】
次に、本実施形態に係る内燃機関の吸気装置60の動作・作用について説明する。本実施形態に係る内燃機関の吸気装置60では、上記各実施形態と同様に、サーボモータ47を駆動し、回動軸46を回転させ、ラックギア44とピニオンギア45の機構により吸気流制御バルブ61を開閉させる。また、サーボモータ47を駆動して、吸気流制御バルブ61の上端部の位置を調整してタンブル流の吹き出し位置を調整することができる。ここで、本実施形態に係る吸気流制御バルブ61は、先端部が非対称形状とされ、一側部61Aが他側部61Bよりも突出した形状をなしている。このため、吸気流制御バルブ61の先端部がガイド溝52の上方直線部分52Cに到達せず、立ち上がり部分52Bに位置するときには、横方向への空気の流れを生成することができる。したがって、図16に示すように、燃焼室14に供給する空気に対して、タンブル流のみならず、タンブル流のみならずスワール流Sをも生成することができる。
【0063】
また、第4の実施形態と同様に、吸気流制御バルブ61を全開にしたときには、吸気流制御バルブ61の側部は全体的にガイド溝52の下方直線部分52Aに収容される。このため、吸気流路22は障害物が存在しないことになるので、吸気流路22における圧力損失を少なくすることができ、もって流入空気量の減少によるエンジン出力の低下を最小限にすることができる。
【0064】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明に係る内燃機関の吸気装置によれば、吸気流制御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止することができる。また、エンジンの運転状態に応じた渦流(タンブル流)を発生させることができる。さらには、吸気流路における圧力損失を低減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の概要を示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の概要を示す側断面図である。
【図3】(a)は閉じた状態の吸気流制御バルブの正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図4】(a)は開いた状態の吸気流制御バルブの正面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図5】内燃機関における空気に流れを示す側断面図である。
【図6】第2の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図7】第2の実施形態の吸気流制御バルブが少し開いた状態の正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図8】第2の実施形態の吸気流制御バルブが全開の状態の正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図9】第1の実施形態および第2の実施形態に係る吸気流制御バルブの弁開度に対する上部開口部と下部開口部の面積比率の関係を示すグラフである。
【図10】第2の実施形態の変形例に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図11】第2の実施形態の他の変形例に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図12】(a)は第3の実施形態に係る吸気流制御バルブの正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図13】第4の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図14】第5の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図15】第5の実施形態に係る内燃機関の吸気装置の要部であって、吸気流制御バルブを閉じた状態を示す図であり、(a)は正断面図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図16】第5の実施形態に係る内燃機関の吸気装置によってスワール流を供給する状態を示す斜視図である。
【図17】吸気流制御弁の開度と空燃費との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…エンジン、2,30,40,50,60…吸気管、3…排気管、4,31,41,51,61…吸気流制御バルブ、4A…主開口部、4B,4C…隔壁、4D…副開口部、5…インテークマニホールド、6…インジェクタ、7…シャフト、8,33,47…サーボモータ、11…シリンダヘッド、12…シリンダ、13…ピストン、14…燃焼室、15…吸気バルブ、16…排気バルブ、21…吸気ポート、22…吸気流路、32,46…回動軸、34…間隙、35…収容部、36…シリンダロッド機構、36A…シリンダ、36B…ロッド、37…吸気流制御バルブ、42,52…ガイド溝、42A,52A…下方直線部分、42B…立ち上がり部分、43…間隙、44,53…ラックギア、45…ピニオンギア、52C…上方直線部分、61A…一側部、61B…他側部、A,AF…空気、AB…巻き戻し空気、F…燃料、S…スワール流、T…タンブル流。
Claims (4)
- 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
前記吸気管における前記吸気流制御バルブが設けられた位置よりも下流側に、燃料を噴出するインジェクタが設けられ、
前記吸気流制御バルブの上端部に、空気を通過させる開口部が形成され、
前記開口部の開口面積を調整する開口面積調整手段が設けられており、
前記吸気流制御バルブは、前記吸気管の吸気流路の断面積よりも小さく、回動軸周りに回動することによって開閉を行うものであり、
前記開口面積調整手段は、前記回動軸を回動させる回動駆動手段であり、
前記吸気流制御バルブの下端部に、前記開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成され、
前記回動軸は、前記吸気流制御バルブにおける上下方向中央位置よりも低い位置に設けられており、
前記副開口部は、前記開口部と前記回動軸との間に形成され、前記開口部の開口面積と前記副開口部の開口面積との間における開口面積比率が、前記吸気流制御バルブを開放するほど大きくなるようにされていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 前記回動軸は、前記吸気流制御バルブの下端辺に設けられている請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
- 前記開口部は、前記吸気流制御バルブの上部と前記吸気流路の間に形成された間隙である請求項1または請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
- 前記回動軸は、前記吸気流路から外れた位置に設けられている請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載の内燃機関の吸気装置。
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