JPH05209564A - アイドル回転数制御装置 - Google Patents

アイドル回転数制御装置

Info

Publication number
JPH05209564A
JPH05209564A JP4017054A JP1705492A JPH05209564A JP H05209564 A JPH05209564 A JP H05209564A JP 4017054 A JP4017054 A JP 4017054A JP 1705492 A JP1705492 A JP 1705492A JP H05209564 A JPH05209564 A JP H05209564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
speed control
bypass passage
valve body
idle speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4017054A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Fukumasu
利広 福増
Toru Oba
徹 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4017054A priority Critical patent/JPH05209564A/ja
Publication of JPH05209564A publication Critical patent/JPH05209564A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はスロットルバルブをバイパスするバイ
パス通路と、バイパス通路の通過面積を変化させるアイ
ドル回転数制御弁(ISCV)とを有したアイドル回転
数制御装置に関し、上記ISCVにおける空気振動がバ
イパス通路に共鳴することによる異音の発生を容易かつ
確実に防止することを目的とする。 【構成】ISCV23の弁体28とスロットルバルブ2
2の下流側の吸気通路21aに至るまでの出口側バイパ
ス通路24bのうち、断面形状が同一円形状で連続する
直管部24dに、直管部24dの通過面積を段差状に変
化させる部材としてオリフィス40を設ける。 【効果】オリフィス40は弁体28の下流側で発生する
空気振動を加振源とする振動の振動波形を強制的に乱
し、共鳴を抑制する。従って、出口側バイパス通路24
bの形状を詳細に調整することなく異音を容易に防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアイドル回転数制御装置
に係り、特にスロットルバルブをバイパスするバイパス
通路と、バイパス通路の通過面積を変化させるアイドル
回転数制御弁とを有したアイドル回転数制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関(エンジン)の吸気管内
に設けられたスロットルバルブをバイパスするバイパス
通路と、このバイパス通路上に設けられ、バイパス通路
の通過面積を変化させるロータリソレノイドタイプのア
イドル回転数制御弁(アイドルスピードコントロールバ
ルブ、以下、ISCVと称する)とを有し、エンジンの
アイドル運転状態において、バイパス通路の通過面積を
変化させることによりエンジンの吸入空気量を変化さ
せ、エンジンのアイドル回転数を制御するアイドル回転
数制御装置が周知である(特開平1−92541号公
報)。
【0003】図5はロータリソレノイドタイプのISC
Vを設けた従来のアイドル回転数制御装置の一例の断面
図、図6は図5中、VI−VI線に沿う断面図を示す。
【0004】両図において、1は吸気通路の一部を成す
スロットルボデー、2はスロットルバルブ、3はISC
V、4はスロットルボデー1に一体的に形成されたバイ
パス通路である。ISCV3において、5は電磁コイル
装置、6は磁石、7は駆動軸、8は弁体、9はハウジン
グ、9aはハウジング9に形成された入口側通路、9b
は同じく出口側通路である。また、バイパス通路4にお
いて、4aは入口側バイパス通路、4bは出口側バイパ
ス通路である。
【0005】スロットルボデー1の上流側の吸入空気
は、入口側バイパス通路4a、ISCV3の入口側通路
9a、ハウジング9内、弁体8と出口側通路9bとの間
の流出口10、そして出口側バイパス通路4bを順次通
過することによってスロットルバルブ2をバイパスして
スロットルボデー1の下流側へ流れる。上記流通経路に
おいて、通過面積は流出口10の部分において弁体8の
回動位置によって変化せしめられ、これによってスロッ
トルボデー1の下流側へ流れる吸入空気の量が変化す
る。このように、吸入空気の量が制御されることによ
り、エンジンのアイドル回転数が制御される。そしてこ
のアイドル回転数制御装置によれば、例えば自動車用の
エンジンの場合、エアコン等の補機器の運転時にアイド
ル回転数の落ち込みが防止できる他、エンジンの各種制
御に合わせてアイドル回転数を所望の回転数に制御する
ことができる。
【0006】図7は図6に示すISCV3の弁体8の部
分の拡大図を示す。弁体8は、図5に示すように両端部
のみが弁体支持部材11を介して駆動軸7に固定されて
おり、よって駆動軸7の軸方向に垂直な面の弁体8の断
面形状は、図7に示すように略円弧状の板状とされてい
る。また、弁体8の回動位置と吸入空気通過量との関係
を比例関係に近づけるために、通過面積を決定する弁体
8の先端部分8aは同図に示すようにナイフエッジ状と
されている。
【0007】このような形状の場合、吸入空気が流出口
10を通過する際(主流A)、出口側通路9bにおける
弁体8の裏側の部分には一般的に低圧部Bが発生し、主
流Aから空気が低圧部Bに回り込んでこの部分に大きな
渦流を発生させる。しかしながら同図に示す従来の構成
においては、弁体8の外周面8bと、これと対向するハ
ウジング9の内周面9cとの間の隙間12を洩れて弁体
8の裏側の部分に流れる副流Cが存在し、この副流Cに
より低圧部Bおよび低圧部Bに回り込む大きな渦流の発
生が抑制されていた。
【0008】図5乃至図7に示す従来構成のアイドル回
転数制御装置を設けたエンジンを一定時間以上運転する
と、エンジン(図示せず)側から出口側バイパス通路4
bを通って不純物が侵入し、図8に示すように上記隙間
12内にデポジット15が付着する。その結果、上記副
流Cが減少し、上記の如く低圧部Bの発生を抑制するこ
とができなくなる。
【0009】このため、弁体8の裏側の部分には低圧部
Bが発生してしまい、流出口10を通過する吸入空気の
主流Aは、図8に示すように先端部分8aを越えた際、
発生している低圧部B側に回り込んでこの部分に大きな
渦流A1 を発生させる。そして、上記の如く主流Aの大
部分が低圧部Bへ回り込むため、今度は反対に出口側通
路9bにおける低圧部Bの反対側の部分が低圧となり、
主流Aは図8中、右側に回り込んで渦流A2 を発生させ
る。また、これと同時に先に形成された渦流A 1 は、渦
状のまま矢印Dで示す方向に進行する(進行した状態を
渦流A1 ′で示す)。このため、弁体8の裏側には、再
び低圧部Bが発生し、以降、上述した現象と同様の現象
が繰り返し行われる。
【0010】このように、デポジット15が付着して副
流Cが減少することにより、出口側通路9b内には大き
な渦流A1 ,A2 が短時間に交互に発生し、これが出口
側通路9b内に空気振動を発生させる。そして、この空
気振動を加振源とした振動が出口側バイパス通路4bお
よび吸気系のサージタンク(図示せず)内で共鳴し、異
音が発生する恐れがあった。
【0011】そして従来においては、上述した空気振動
を加振源とした共鳴を防止するために、図5中、断面形
状が同一円形状で連続して続く出口側バイパス通路4b
の直管部4cの部分の通路長さを詳細に調整して、上記
空気振動が出口側バイパス通路4b内で共鳴しないよう
に設計していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】直管部4cの通路長さ
を詳細に調整する従来の共鳴防止方法においては、IS
CV、スロットルボデーの小型化の要求や、ISCVに
おける最大流量の確保等の諸条件により直管部4cの通
路長さおよび通路径等が制約されるため、この制約の中
での直管部4cを上記の如く設計することは非常に困難
であった。また、手間をかけて共鳴が発生しないように
設計したとしても、出口側バイパス通路4bの両端部4
d,4eの端部形状により、或いはバイパス通路4bを
流れる吸入空気の流速の誤差等により、設計時の振動波
形と実際の振動波形との間にずれが生じ、結果的に共鳴
が発生してしまうこともあった。
【0013】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、出口側バイパス通路4b内において共鳴を断ち切
ることにより、アイドル回転数制御弁内にデポジットが
付着した場合でも、共鳴による異音の発生を容易かつ確
実に防止しうるアイドル回転数制御装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内燃機関の吸気通路内に設けられたスロッ
トルバルブをバイパスするバイパス通路と、前記バイパ
ス通路の通過面積を変化させるロータリソレノイドタイ
プのアイドル回転数制御弁とを有し、前記バイパス通路
の通過面積を変化させることにより前記内燃機関のアイ
ドル回転数を制御するアイドル回転数制御装置におい
て、前記アイドル回転数制御弁の弁体から前記スロット
ルバルブの下流側の前記吸気通路に至るまでの前記バイ
パス通路のうち、断面形状が同一円形状で連続する直管
部に、前記直管部の通過面積を段差状に変える通過面積
変化部を設けた構成である。
【0015】
【作用】本発明において、直管部の通過面積を段差状に
変える通過面積変化部は、アイドル回転数制御弁の弁体
から、スロットルバルブの下流側の吸気通路に至るまで
のバイパス通路内に共鳴する振動の振動波形を強制的に
乱し、共鳴の発生を抑制する。その結果、バイパス通路
の形状を共鳴しないように詳細に調整することなく、バ
イパス通路内における共鳴の発生を容易に防止すること
ができる。また、通過面積変化部を設けることにより、
スロットルバルブの下流側からバイパス通路内に侵入す
るデポジットは、その一部が通過面積変化部の壁面に付
着するため、バイパス通路を通ってアイドル回転数制御
弁まで到達するデポジットの量を減少せしめる。
【0016】
【実施例】図1は本発明になるアイドル回転数制御装置
の第1実施例の構成断面図、図2は図1中、II−II線に
沿う断面図を示す。
【0017】両図において、21はエンジン(図示せ
ず)の吸気管の一部を構成するスロットルボデー、22
は吸気通路21a内に設けられたスロットルバルブ、2
3はISCV、24はスロットルボデー21内に吸気通
路21aと一体的に形成されたバイパス通路である。
【0018】ISCV23は従来のISCV3と完全に
同一構成であるが、これを詳細に説明すると、25は電
磁コイル装置、26は磁石、27は駆動軸、28は弁
体、29はハウジング、29aはハウジング29に形成
された入口側通路、29bは同じく出口側通路、駆動軸
27の両端に設けられた30は駆動軸27を回動自在に
ハウジング29に支持するベアリング、31は螺旋状の
バイメタル31aを設け、エンジンの冷却水温に応じて
弁体28の開度に所定のガードを設定するバイメタルガ
ードである。弁体28は、その両端部が弁体支持部材3
2によって駆動軸27に固定されており、図2に示すよ
うに、駆動軸27の回動位置に応じて流出口33の通過
面積を大小変化させることができるようになっている
(図7参照)。
【0019】上記電磁コイル装置25は、互いに逆方向
の磁束が発生するように第1および第2のコイルが同時
に巻装されけており、この第1および第2のコイル夫々
には、オープンデューティの設定されるパルス状の励磁
電流、およびクローズデューティの設定されるパルス状
の励磁電流が供給される。そして、これらの励磁電流に
より、磁石26即ち駆動軸27に対して弁体28をオー
プン側へ移動させる電磁力とクローズ側へ移動させる電
磁力とを交互に作用させる。しかしながら弁体28の実
際の回動方向の運動は、上記オープンとクローズのパル
ス状の励磁電流の周期に追従できないため、弁体28は
上記オープンとクローズのデューティ比によってバラン
スする回動位置で停止するように作動し、これによって
弁体28の回動位置、即ち流出口33の通過面積が決定
される。
【0020】弁体28の外周面と、これと対向するハウ
ジング29の内周面との間には、微小な隙間34が形成
されており、図7にて上述した如く、隙間34を洩れて
流れる吸入空気の副流により、出口側通路29bにおけ
る弁体28の裏側の低圧部の発生が抑制されている。
【0021】一方、スロットルボデー21には、吸気通
路21aのスロットルバルブ22の上流側(F方向側)
部分とISCV23の上記入口側通路29aとを連通す
る入口側バイパス通路24aと、吸気通路21aのスロ
ットルバルブ22の下流側(E方向側)部分とISCV
23の上記出口側通路29bとを連通する出口側バイパ
ス通路24bとが形成されている。入口側バイパス通路
24aは、吸気通路21a内の流れ方向(E−F方向)
に対して垂直に設けられている。また、出口側バイパス
通路24bは、出口側通路29bとの接続部から管路が
直角に折り曲げられた折曲部24cと、折曲部24cか
らE方向に向かって延在する直管部24dと、直管部2
4dがスロットルバルブ22を越えた部位において、吸
気通路21aの円周方向沿って2方向に分岐される周方
向延在部24eとよりなる。尚、上記直管部24dは断
面形状が同一円形状でE方向に沿って連続した形状とさ
れている。
【0022】そして、上記直管部24dの略中央部に
は、本発明の通過面積変化部に該当するオリフィス40
が設けられている。従って、出口側バイパス通路24b
の直管部24dの通過面積は、オリフィス40の上流側
(折曲部24c側)の部分からオリフィス40を通過す
る際に段差状に変化せしめられている。
【0023】上記構成のアイドル回転数制御装置におい
て、スロットルバルブ22がアイドル運転状態を検出す
るリミットスイッチをオンとする位置まで閉弁せしめら
れたアイドル運転状態であり、しかも、例えばエアコン
(図示せず)等の負荷がエンジンにかかってアイドル回
転数が所定回転数よりも低下してしまうような場合に
は、適当なデューティ比を有するオープン側とクローズ
側の励磁電流が上記電磁コイル装置25に流れ、弁体2
8が所定量回動してISCV23が所定開度開弁され
る。ISCV23が所定開度開弁されると、スロットル
バルブ22の上流側の吸入空気は下流側の吸気通路21
a内の負圧に引かれて、入口側バイパス通路24a、入
口側通路29aを通ってISCV23のハウジング29
内に入り、その後、流出口33、出口側通路29b、出
口側バイパス通路24bを順次通過することによりスロ
ットルバルブ22をバイパスしてスロットルバルブ22
の下流側へ流れる。この流通経路において、通過面積は
上記の如く流出口33の部分において弁体28の回動位
置によって変化せしめられ、これによってスロットルバ
ルブ22をバイパスしてエンジン側へ流れる吸入空気の
量が変化せしめられ、アイドル回転数が制御される。
【0024】上記隙間34にデポジットが付着していな
いエンジン運転初期段階においては、図7にて説明した
如く、隙間34を洩れて流れる副流により弁体28の裏
側の低圧部の発生が抑制されるため、出口側バイパス通
路24b内において空気振動およびこの空気振動を振動
源とした共鳴は発生しない。そして、エンジンの運転状
態および燃料性状等によっても変わるが、ある時間以上
エンジンを運転すると、図8にて説明した如く、隙間3
4内にデポジットが付着して隙間34を流れる副流が減
少する。このため、弁体28の裏側に低圧部が発生し、
ISCV23の出口側通路29b内には、大きな渦流の
発生、移動が繰り返し行われることによる空気振動が発
生する。
【0025】従来ならばこの空気振動を加振源とした振
動が出口側バイパス通路24bおよび吸気系のサージタ
ンク(図示せず)内で共鳴し、異音が発生する場合があ
る。しかしながら、本実施例によれば、出口側バイパス
通路24bの直管部24dに上記オリフィス40を設
け、上記の如く直管部24dの通過断面積を段差状に変
化させているため、出口側バイパス通路24b内に共鳴
する振動は、その振動波形がオリフィス40の部分によ
って強制的に乱され、出口側バイパス通路24bおよび
サージタンクにおける共鳴が抑制される。このように本
実施例においては、隙間34の部分にデポジットが付着
して、出口側通路29bの部分に空気振動が発生してい
る場合であっても、共鳴する振動波形がオリフィス40
で強制的に乱されるため、出口側バイパス通路24bお
よびサージタンクにおける共鳴が抑制され、その結果、
異音の発生を防止するとこができる。
【0026】従って、本実施例によれば、オリフィス4
0を設けて強制的に振動波形を乱すことで共鳴を抑制し
ているため、従来の如く出口側バイパス通路24bの直
管部24dの通路長さや通路径等を詳細に設計または調
整する必要がなく、容易に出口側バイパス通路24bに
おける共鳴、およびこの共鳴によって発生する異音を防
止することができる。また、本実施例では強制的に振動
波形を乱すことで共鳴を抑制しているため、出口側バイ
パス通路24bの両端部の形状やバイパス通路24bを
通過する吸入空気の流速の変化に関係なく、広い範囲で
確実に共鳴による異音の発生を防止することができる。
【0027】また、本実施例では、吸気通路21aのエ
ンジン側から出口側バイパス通路24bを通ってISC
V23に到る吹き返しが発生した場合、吹き返しによっ
て出口側バイパス通路24b内に侵入したデポジットの
一部は、通過面積が小さくされるオリフィス40の壁
面、およびオリフィス40の手前側の通路内周面に付着
する(図1中、符号41で示す)。このため、吹き返し
が発生した場合でも、ISCV23へ侵入するデポジッ
トの量が従来に比べて減少し、これによって、隙間34
へのデポジットの付着が従来に比べて抑制される。この
ように、オリフィス40を出口側バイパス通路24b内
に設けることにより隙間34へのデポジットの付着が抑
制されるため、エンジンを運転しても副流の減少傾向が
従来に比べて小さくなり、異音が発生しないエンジンの
初期状態を従来に比べて長時間継続するとこができる。
【0028】図3は本発明の第2実施例を示す断面図で
ある。同図に示す出口側バイパス通路50は、折曲部5
0aと、細径部50bと、大径部50cと、第1実施例
の周方向延在部24eに対応する周方向延在部50dと
により構成されている。本実施例では、細径部50bと
大径部50cとの境界の部分に、段差状に通過面積を変
化させた通過面積変化部50eが形成されている。この
ように、吸入空気の流れ方向に沿って連続した通過面積
の異なる2つの流路を突き合わせて形成される通過面積
変化部50eによっても、上述した第1実施例と同様に
ISCVの出口側通路(図示せず)の部分に発生した空
気振動の振動波形が強制的に乱され、共鳴が抑制されて
容易に異音の発生を防止するとこができる。また、吹き
返しにより侵入したデポジットは、その一部が通過面積
変化部50eの部分に付着するため、本実施例において
も上記第1実施例と同様にISCVのデポジット付着抑
制の効果を得ることができる。
【0029】図4は本発明の第3実施例を示す断面図で
ある。同図に示す出口側バイパス通路60は、直管部6
0aに比較的小さい内径寸法を有するスリーブ61を嵌
装した構成である。本実施例では、スリーブ61の入口
側端部の部分に通過面積変化部60bが構成されてお
り、この実施例においても上述した第1実施例と同様の
効果を得ることができる。また、本実施例では、直管部
60aにスリーブ61を嵌装しただけの構成であるた
め、出口側バイパス通路60の工作が非常に容易とな
る。
【0030】更に、上記第3実施例におけるスリーブ6
1を折曲部60cに隣接する位置まで押し込むことによ
り、図3に示す第2実施例と大略、同一形状の出口側バ
イパス通路を容易に形成するとこができる。
【0031】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、通過面積
変化部がアイドル回転数制御弁の弁体からスロットルバ
ルブの下流側の吸気通路に至るまでのバイパス通路内に
共鳴する振動の振動波形を強制的に乱して共鳴を抑制す
るため、バイパス通路の形状を共鳴しないように詳細に
調整することなく、バイパス通路に共鳴する異音の発生
を容易に防止することができる。また、バイパス通路の
両端部の形状や吸入空気の流速の変化に関係なく、広い
範囲で確実に異音の発生を防止することができる。
【0032】また、スロットルバルブの下流側からバイ
パス通路内に侵入するデポジットは、その一部が通過面
積変化部の壁面に付着するため、アイドル回転数制御弁
に付着するデポジットの量を抑制することができ、異音
が発生しないエンジンの初期状態を従来に比べて長時間
継続するとこができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるアイドル回転数制御装置の第1実
施例の構成断面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図5】ロータリソレノイドタイプのアイドル回転数制
御弁を設けた従来のアイドル回転数制御装置の一例の断
面図である。
【図6】図5中のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図6に示すアイドル回転数制御弁の弁体の部分
の拡大図である。
【図8】本発明の課題を説明する図であり、図7と同一
部分の断面を示している。
【符号の説明】
21 スロットルボデー 21a 吸気通路 22 スロットルバルブ 23 アイドル回転数制御弁(ISCV) 24 バイパス通路 24a 入口側バイパス通路 24b,50,60 出口側バイパス通路 24d 直管部 28 弁体 29 ハウジング 33 流出口 40 オリフィス 50e,60b 通過面積変化部 61 スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路内に設けられたスロ
    ットルバルブをバイパスするバイパス通路と、前記バイ
    パス通路の通過面積を変化させるロータリソレノイドタ
    イプのアイドル回転数制御弁とを有し、前記バイパス通
    路の通過面積を変化させることにより前記内燃機関のア
    イドル回転数を制御するアイドル回転数制御装置におい
    て、 前記アイドル回転数制御弁の弁体から前記スロットルバ
    ルブの下流側の前記吸気通路に至るまでの前記バイパス
    通路のうち、断面形状が同一円形状で連続する直管部
    に、該直管部の通過面積を段差状に変える通過面積変化
    部を設けたことを特徴とするアイドル回転数制御装置。
JP4017054A 1992-01-31 1992-01-31 アイドル回転数制御装置 Pending JPH05209564A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4017054A JPH05209564A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイドル回転数制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4017054A JPH05209564A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイドル回転数制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05209564A true JPH05209564A (ja) 1993-08-20

Family

ID=11933282

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4017054A Pending JPH05209564A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイドル回転数制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05209564A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915249A1 (en) * 1997-11-05 1999-05-12 Ford Global Technologies, Inc. Idle air bypass valve silencer
KR100387853B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-18 현대자동차주식회사 엔진의 스로틀바디 흡기소음 저감구조
WO2007119379A1 (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha 排気圧力制御弁
JP2011094497A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Suzuki Motor Corp エンジン吸気系のisc装置
JP2011094498A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915249A1 (en) * 1997-11-05 1999-05-12 Ford Global Technologies, Inc. Idle air bypass valve silencer
KR100387853B1 (ko) * 2000-12-29 2003-06-18 현대자동차주식회사 엔진의 스로틀바디 흡기소음 저감구조
WO2007119379A1 (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha 排気圧力制御弁
EP2003313A2 (en) * 2006-03-15 2008-12-17 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Exhaust pressure control valve
EP2003313A4 (en) * 2006-03-15 2010-04-07 Aisan Ind EXHAUST PRESSURE CONTROL VALVE
JP2011094497A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Suzuki Motor Corp エンジン吸気系のisc装置
JP2011094498A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Suzuki Motor Corp スクータ型自動二輪車

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0322459A1 (en) Hot wire type air flow meter
JP3017963B2 (ja) 消音器
US5579643A (en) Turbocharger with annular bypass
US6018994A (en) Temperature sensitive flow sensor having plate-like straightening members on the metering pipe
JP2016500416A (ja) タービンの排気ガス案内部及びタービンの制御方法
JPH05209564A (ja) アイドル回転数制御装置
JP2003515026A (ja) ピストン内燃機関のシリンダに可変吸気運動を実行する設定ユニット
US5476246A (en) Rotating actuator
JP2003120336A (ja) スロットル装置
JP4415447B2 (ja) 可変容量ターボチャージャ
JPS6349112B2 (ja)
JPH05215051A (ja) アイドル回転数制御装置
JP2006029300A (ja) スロットル弁
JP3393164B2 (ja) 流量制御弁
JPH02503585A (ja) 少なくとも1つの制御口において少なくとも1つの絞り横断面を制御する装置
JP3617796B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JP2546238B2 (ja) ロ−タリソレノイド式アクチユエ−タ
JPH11166466A (ja) ロータリ式流量制御電磁弁
JPH02108842A (ja) 流量制御弁
JP2004044459A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS6143958Y2 (ja)
JPH07286524A (ja) スワール制御弁
JPH11351071A (ja) 内燃機関のegr装置
JPH07293258A (ja) スワール制御弁
JPH05172020A (ja) ロータリソレノイド式アクチュエータ