JPH11166466A - ロータリ式流量制御電磁弁 - Google Patents

ロータリ式流量制御電磁弁

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JPH11166466A
JPH11166466A JP9331970A JP33197097A JPH11166466A JP H11166466 A JPH11166466 A JP H11166466A JP 9331970 A JP9331970 A JP 9331970A JP 33197097 A JP33197097 A JP 33197097A JP H11166466 A JPH11166466 A JP H11166466A
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JP
Japan
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valve
housing
passage
sectional area
valve body
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Application number
JP9331970A
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English (en)
Inventor
Naomi Kajita
尚美 梶田
Makoto Sakai
誠 酒井
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリ式流量制御弁において、全閉時にお
ける吸入空気の漏れを防止する。 【解決手段】 ハウジング内通路11bに第1、2弁部
17、18を有するとともに、両弁部17、18を空気
流れに沿って直列に配設する。これにより、吸気入口1
2と吸気出口13との間の圧力損失が大きなるので、I
SC弁10の全閉時における吸入空気の漏れを小さくす
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体通路を開閉す
る電磁弁に関するものであり、内燃機関(エンジン)の
アイドリング回転数を制御するためのISC(Idle
Speed Contorol)弁に用いて有効であ
る。
【0002】
【従来の技術】ISC弁の一般的な構造は、吸気管(イ
ンテークマニホールド)を迂回するバイパス通路を1つ
のロータリ式の弁体17により開閉するものである(図
8参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ISC弁に
限らず、ロータリ式流量制御弁では、弁体を回転させて
通路断面積を変化させるので、弁体とハウジングとの間
に所定の微少隙間を介在させざるを得なく、微少隙間か
ら流体(ISC弁では吸入空気)が漏れてしまう。
【0004】さらに、ISC弁では、その吐出側がエン
ジンの吸入側に接続されているため、その吸入負圧の影
響により弁体前後の圧力差が大きくなるので、特に全閉
時において、上記微少隙間からの吸入空気の漏れが大き
くなってしまう。本発明は、上記点に鑑み、ロータリ式
流量制御弁において、吸気などの流体の漏れを防止する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載発明では、ハウジング(11)内に回転可能に
配設され、前記流体通路(11b)の通路断面積を変化
させる第1弁体(17)と、ハウジング(11)内にて
第1弁体(17)より上流側で回転可能に配設され、第
1弁体(17)と連動して流体通路(11b)の通路断
面積を変化させる第2弁体(18)とを備えることを特
徴とする。
【0006】これにより、両弁体(17、18)は、流
体通路(11b)において流体流れに沿って直列に配設
されることとなるので、従来の技術で述べたように1つ
の弁体で流体通路(11b)を開閉するロータリ式流量
制御弁に比べて、流体の漏れを小さくすることができ
る。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施
形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本実施形態は、本発明に係るロー
タリ式流量制御電磁弁をISC装置のISC弁(内燃機
関用吸気量制御弁)に用いたものであり、図3はISC
装置を含むエンジン吸気系システムである。エアクリー
ナ101から吸入された空気は、吸気管102に設けら
れたレゾネータ103により吸気騒音を緩和され、スロ
ットル弁制御装置104によりエンジンへの吸入量を調
整される。
【0008】ISC弁10は、図1に示すハウジング1
1の端面11aをスロットル弁制御装置104のスロッ
トルボディ、もしくはインテークマニホールドにボルト
等で固定されている。ISC弁10の吸気入口12はス
ロットル弁制御装置104の吸気入口側と連通し、吸気
出口13はバイパス通路(流体通路)105aを介して
スロットル弁制御装置104の吸気出口側と連通してい
る。つまり、バイパス通路105aは、スロットル弁制
御装置104の吸気入口側と吸気出口側とを連通させる
とともに、バイパス通路105aの吸気流量はISC弁
10により調整される。
【0009】110はISC弁10の作動を制御するエ
ンジン・コントール・コンピュータ(以下、「ECC」
という)であり、ECC110には、吸気温センサ11
1、スロットル開度センサ112、ノックセンサ11
3、水温センサ114、O2 センサ115、排気温セン
サ116、バキュームセンサ117等エンジンに配設さ
れた各種センサからの検出信号が入力されている。
【0010】そして、ECC110は、メモリに保持さ
れたプログラムに従って各センサから入力された検出信
号を処理してエンジンの運転状態に応じて、ISC弁1
0、インジェクタ107、ディストリビュータ108お
よびVSV(Vacuum Switching Valve)109に出力イ
ンタフェース回路から制御信号を送出している。なお、
図4はECC110の入出力信号とECC110の内部
構成とを示すブロックダイアグラムである。
【0011】因みに、106は、燃料タンク等から蒸発
する燃料蒸気をエンジン停止中に吸着し、エンジン運転
開始時に吸気系に放出するチャコールキャニスタであ
る。次に、ISC弁10の詳細な構造を図1および図2
に基づいて説明する。なお、図1は非通電時の状態のI
SC弁を示している。図1中、11はバイパス通路10
5aの一部を構成する、アルミダイカスト製のハウジン
グ11であり、このハウジング11には吸気入口12お
よび吸気出口13が形成されている。なお、以下、バイ
パス通路105aのうちハウジング11内の部分をハウ
ジング内通路11bという。
【0012】また、ハウジング内通路11bには、第
1、2弁口14、15がハウジング内通路11b内の吸
入空気流れに沿って直列に形成されており、これら2つ
の弁口14、15の間に形成された空間(以下、弁室と
いう。)16には、円弧状の断面を有するステンレス製
の第1、2ロータリ弁体(以下、弁体と略す。)17、
18が配設されている。なお、本実施形態では、下流側
を第1弁口14、第1弁体17とし、上流側を第2弁口
15、第2弁体18としている。
【0013】そして、両弁体17、18は、転がり軸受
19により回転可能に支持された1本の回転軸20に溶
接固定されており(図2参照)、この回転軸20の回転
に連動して両弁体17、18が回転軸20回りに回転す
ることにより、両弁口14、15の開口面積(通路断面
積)が調節される。因みに、本実施形態では、両弁体1
7、18とハウジング1との微少隙間は60μmであ
る。
【0014】また、本実施形態では、第2弁口15のう
ち回転軸20に平行な部位L2 の寸法を、第1弁口14
のうち回転軸20に平行な部位L1 の寸法より大きくす
ることで、両弁体17、18が稼動したときに、第2弁
口15の開口面積(以下、第2開口面積という。)が第
1弁口14の開口面積(以下、第1開口面積という。)
より大きくなるようにしている。
【0015】ところで、回転軸20を回転作動させる電
磁アクチュエータ30は、図2に示すように、コア(鉄
心)31およびコア31の周囲に巻回されたコイル32
からなる、コア31の軸方向と回転軸20とが直交する
ように配設されたソレノイドと、このソレノイドと対向
するとともに回転軸20に固定された永久磁石(以下、
磁石と略す。)33とから構成されている。
【0016】そして、コイル32に供給される電流値は
ECC110により制御され、コイル32に発生する磁
力と磁石33が有する磁力との反発および吸引により回
転軸20、第1、2弁体217、18が回動する。次
に、ISC弁10の作動について図5および図6に基づ
いて説明する。 (1) 通電時 ECC110から送出される制御信号によりコイル32
に発生する磁力が調整され、コイル32の磁力と磁石3
3の磁力とのつり合いにより第1、2弁体17、18の
開度(回転軸20の回転角度)が制御される。そして、
エンジン運転状態に応じて第1、2弁体17、18の開
度が制御され、バイパス通路105aの吸気流量が最適
に調整されるので、アイドル運転状態を高精度に制御で
きる。
【0017】なお、第1、2弁体17、18の開度はデ
ューティ比が5%〜95%の範囲で制御される。 具体
的には、デューティ比5%のときには、図5の(A)に
示すように、第1、2弁体17、18はそれぞれ第1、
2弁口14、15を全閉する位置にある。したがって、
吸気入口12吸気出口13との連通は遮断されている。
【0018】デューティ比が5%から上昇すると第1、
2弁体17、18は図1の反時計方向に回転する。そし
て、デューティ比が15%付近になると、図6に示すよ
うに、まず第2弁口15が開き、弁室16と吸気入口1
2側とが連通する。さらに、デューティ比が25%付近
になると、第1弁口14が開き、弁室162と吸気出口
13側とが連通し、スロットル弁制御装置104の下流
側に空気が供給される。
【0019】このように、第2弁口15は第1弁口14
より先に開き始めるので、両開口面積の回転軸方向の寸
法相違とあいまって、第2開口面積は、必ず第1開口面
積より大きくなる。そして、デューティ比が50%にな
ると、図5の(B)に示すように、両弁口14、15は
半開状態となるまた、デューティ比が95%になると、
図5の(C)に示すように、両開口面積が最大となり、
バイパス通路105aの吸気流量は最大になる。
【0020】なお、ECC110は、アイドル回転数が
高いときにはデューティ比を下げ、アイドル回転数が低
いときにはデューティ比を上げることによりバイパス通
路105aの吸気流量を調整し、アイドル回転数を最適
に制御する。 (2) 非通電時 コイル32への非通電時、第1、2弁体17、18は磁
石33の磁力がつり合う位置に保持される。なお、本実
施形態では、断線等によりコイル32への通電ができな
くなってもアイドル運転中にエンジンに空気を供給可能
となるように、非通電時においては、デューティ比が5
0%と場合と同じ位置に第1、2弁体17、18が保持
されように構成されている。
【0021】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態によれば、ハウジング内通路11bに第1、2弁体
17、18を有するとともに、両弁体17、18を空気
流れに沿って直列に配設しているので、従来の技術で述
べたように1つの弁体でハウジング内通路11bを開閉
するロータリ式流量制御弁に比べて、吸気入口12と吸
気出口13との間の圧力損失が大きなる(図7参照)。
したがって、ISC弁10の全閉時における吸入空気の
漏れを小さくすることができる。
【0022】なお、本実施形態では、第1弁体17によ
りバイパス通路105aを流通する吸入空気量を調節
し、第2弁体18により吸入空気漏れの防止を図ってい
るので、バイパス通路105aに吸入空気を流通させて
いるときに(両弁口14、15が開いているときに)、
第2弁口15にて不必要な圧力損失が発生しないことが
望ましい。
【0023】これに対して、本実施形態では、第2開口
面積が第1開口面積より大きくなるように構成されてい
るので、第2弁口15にて不必要な圧力損失が発生する
ことを防止できる。また、第1開口面積が小さくなって
いるので、エンジンからの吹き返しがエアクリーナ10
1側に流れることを防止できる。
【0024】ところで、上述の実施形態では、本発明に
係るロータリ式流量制御電磁弁をISC弁10に適用し
た例について述べたが、本発明の電磁弁の適用分野はI
SC弁に限るものではない。また、上述の実施形態で
は、第2開口面積を第1開口面積より大きくしたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、第1開口面積を
第2より大きくする、または両通路断面積を等しくして
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るISC弁を示す図2の
A−A断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るISC弁を示す断面図
である。
【図3】本発明の実施形態に係るISC弁を用いたエン
ジン吸気システムを示す構成図である。
【図4】ECC制御を示すブロックダイアグラムであ
る。
【図5】デューティ比を変えた場合の各弁体の位置を示
す断面図であり、(A)はデューティ比5%、(B)は
デューティ比50%、(C)はデューティ比95%の状
態を示す。
【図6】第1実施例のISC弁におけるデューティ比と
流量との関係を示す特性図である。
【図7】(A)は従来の技術に係る吸入空気漏れを示す
説明図であり、(B)は本発明に係る吸入空気漏れを示
す説明図である。
【図8】従来の技術に係るISC弁の断面図である。
【符号の説明】
10…ISC弁(ロータリ式流量制御電磁弁)、11…
ハウジング、14…第1部口、15…第2弁口、16…
弁室、17…第1弁体、18…第2弁体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流通する流体通路(11b)を開
    閉するロータリ式流量制御電磁弁であって、 前記流体通路(11b)の一部を構成するハウジング
    (11)と、 前記ハウジング(11)内に回転可能に配設され、前記
    流体通路(11b)の通路断面積を変化させる第1弁体
    (17)と、 前記ハウジング(11)内にて前記第1弁体(17)よ
    り上流側で回転可能に配設され、前記第1弁体(17)
    と連動して前記流体通路(11b)の通路断面積を変化
    させる第2弁体(18)と、 前記両弁体(17、18)を回転作動させる1本の回転
    軸(20)を有する電磁アクチュエータ(30)とを備
    えることを特徴とするロータリ式流量制御電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記第1弁体(17)の作動により変化
    する第1通路断面積は、前記第2弁体(18)の作動に
    より変化する第2通路断面積と異なることを特徴とする
    請求項1に記載のロータリ式流量制御電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記第2通路断面積は、前記第1通路断
    面積より大きくなるように構成されていることを特徴と
    する請求項2に記載のロータリ式流量制御電磁弁。
  4. 【請求項4】 内燃機関に吸入される空気量を調節する
    吸気量制御弁として、請求項1ないし3のいずれか1つ
    に記載のロータリ式流量制御電磁弁を用いたことを特徴
    とする内燃機関用吸気量制御弁。
JP9331970A 1997-12-02 1997-12-02 ロータリ式流量制御電磁弁 Pending JPH11166466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8118007B2 (en) 2009-04-06 2012-02-21 Denso Corporation Air intake device for internal combustion engine
CN110094628A (zh) * 2019-05-05 2019-08-06 浙江亚特电器有限公司 一种润滑油供油调节装置

Cited By (3)

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US8118007B2 (en) 2009-04-06 2012-02-21 Denso Corporation Air intake device for internal combustion engine
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CN110094628B (zh) * 2019-05-05 2024-04-02 浙江亚特电器股份有限公司 一种润滑油供油调节装置

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