JPH0392538A - 過給機付エンジンの排気制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの排気制御装置

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JPH0392538A
JPH0392538A JP1228106A JP22810689A JPH0392538A JP H0392538 A JPH0392538 A JP H0392538A JP 1228106 A JP1228106 A JP 1228106A JP 22810689 A JP22810689 A JP 22810689A JP H0392538 A JPH0392538 A JP H0392538A
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JP
Japan
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exhaust
flow rate
exhaust gas
gas flow
mode
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JP1228106A
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English (en)
Inventor
Seiji Tajima
誠司 田島
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は過給機付エンジンの排気制御装置に関し、特に
タービン内を流れる排気ガス流の流速を可変にできる排
気ターボ過給機と、可変抵抗式の排気サイレンサとを備
えたものに関する。
(従来の技術) 従来、過給機付エンジンとして、例えば実開昭60−1
78329号公報に開示されるように、排気通路にプラ
イマリおよびセカンダリの排気ターボ過給機のタービン
を並列的に設け、この二つの排気ターボ過給機のブロア
をエンジンの吸気通路に設けるとともに、セカンダリタ
ーボ過給機のタービン上流側の排気通路に排気カット弁
を設け、排気ガス流量が設定値よりも少ないときには排
気カット弁を閉じて排気通路からρ排気ガスをプライマ
リターボ過給機のタービンに集中的に供給してブライマ
リターボ過給機のタービン内を流れる排気ガス流の流速
を増大させ、高い過給圧を確保する一方、排気ガス流量
が設定値よりも多いときには排気カット弁を開いて排気
通路からの排気ガスを二つの排気ターボ過給機のタービ
ンに供給して吸気流量を確保しながら適正な過給圧を得
るようにした、いわゆるシーケンシャル・ターボ式の過
給機付エンジンが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、エンジンの排気装置として、例えば特開昭5
9−74325号公報には、エンジンの排気通路を、排
気抵抗の異なる二つの排気サイレンサに並列接続すると
ともに、上記各排気サイレンサの排気通路にそれぞれ制
御弁を設け、低・中負荷域では排気抵抗の小さい排気サ
イレンサの制御弁を閉じ且つ排気抵抗の大きい排気サイ
レンサの制御弁を開いて排気膨張を促進しつつ高トルク
を得る一方、高負荷域では排気抵抗の小さい排気サイレ
ンサの制御弁を開き且つ排気抵抗の大きい排気サイレン
サの制御弁を閉じて排気効率を高めて高トルク、高出力
を得るようにしたものが開示されている。
また、本出願人は、以前、エンジンの排気サイレンサと
して、膨張形の主通路をもつサイレンサ本体の内部に曲
がりの少ない副通路を配し、この副通路を主通路に並列
に接続するとともに、副通路の内壁に吸音材を配設し、
且つこの副通路に制御弁を設けて、排気ガスm.Hの少
ないエンジン低回転時には該制御弁を閉じて主通路のみ
に排気ガスを通して排気音を下げる一方、排気ガス流量
の多いエンジン高回転時には該制御弁を開いて副通路に
も排気ガスを通して排気ガス流量の増大に対処しながら
排気音、特に高回転g,9に発生する高周波音を下げる
ようにしたものを出廟した。このような排気サイレンサ
では、制御弁の開閉によって排気抵抗が可変になる。
そこで、上述したようなシーケンシャル・ターボ式の過
給機付エンジンに、このような可変抵抗式の排気サイレ
ンサを取り付けた場合、排気カット弁によるセカンダリ
ターボ過給機の作動・不作動の切換えと同時に制御弁に
よる排気抵抗の切換えを行うと、次のような不具合が生
じる。すなわち、例えば減速時など、エンジンが排気ガ
ス流量の多いエンジン高回転域から排気ガス流量の少な
いエンジン低回転域に移行する場合、セカンダリターボ
過給機が作動から不作動に切換わってブライマリターボ
過給機のタービン内を流れる排気ガス流の流速が増大し
ようとするが、これと同時に排気サイレンサの排気抵抗
が上昇するため、ブライマリターボ過給機のタービンが
減速されてターボラグが生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、シーケンシャルやターボ式の過給機
付エンジンのようにタービン内を流れる排気ガス流の流
速を可変にできる過給機付エンジンに可変抵抗式の排気
サイレンサを取り付けた場合、排気ガス流を増速させる
操作と、排気抵抗を増大させる操作とをタイミングをず
らして行って排気抵抗の上昇によるターボラグ発生を防
止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、排気ガス流量の
減少時、排気ターボ過給機の排気ガス流を増速させる操
作を行い、その後に所定期間が経過してから排気抵抗を
増大させる操作を行うようにしている。
具体的に、本発明の講じた解決手段は、第1図に示すよ
うに、排気通路にタービンが設けられた排気ターボ過給
機204,206と、上記タービン内を流れる排気ガス
流を、排気ガス流量に対して流速が低い低流速モードま
たは流速が高い高流速モードに設定する流速調整手段3
01と、排気通路に設けられ且つ排気抵抗の異なる複数
の排気モードを有する排気サイレンサ302と、エンジ
ンの排気ガス流量を検出する排気ガス流量検出手段30
3と、上記排気ガス流量検出手段303の出力を受け、
高排気ガス流量時には低流速モードに、低排気ガス流量
時には高流速モードになるように流速調整手段301を
制御する流速制御手段304と、上記排気ガス流量検出
手段303の出力を受け、高排気ガス流量時には排気抵
抗の小さい排気モードに、低排気ガス流量時には排気抵
抗の大きい排気モードになるように排気サイレンサ30
2を制御し、且つ高流速モードから低流速モードへの切
換わり時には、この切換わり時からの所定期間、排気抵
抗の小さい排気モードに保持するように上記排気サイレ
ンサ302を制御する排気制御手段305とを備える構
成としたものである。
(作用) 上記の構成により、本発明では、排気ガス流量検出手段
303の検出に基づいて、流速制御手段304により流
速調整手段301が制御され、低排気ガス流量時にはタ
ービン内を流れる排気ガス流が高流速モードに設定され
て高い過給圧が確保される一方、高排気ガス流量時には
タービン内を流れる排気ガス流が低流速モードに設定さ
れて吸気流量を確保しながら適正な過給圧が得られるこ
とになる。
また、排気ガス流量検出手段303の検出に基づいて、
排気制御手段305により排気サイレンサ302が制御
され、低排気ガス流量時には排気抵抗の大きい排気モー
ドに設定されて排気音が下がる一方、高排気ガス流量時
には排気抵抗の小さい排気モードに設定されて、排気ガ
ス流量の増大に対処しながら排気音、特に高回転時に発
生する高周波音が下がる。
そして、高流速モードから低流速モードへの切換わり時
には、排気制御手段305により排気サイレンサ302
が制御されて、流速モードの切換わり時からの所定期間
、排気抵抗の小さい排気モードに保持されるので、例え
ば減速時など、エンジンが排気ガス流量の多いエンジン
高回転域から排気ガス流量の少ないエンジン低回転域に
移行した場合、所定期間、排気サイレンサ302の排気
抵抗が小さく保持されて排気ターボ過給aK204,2
06のタービンの減速が緩和され、ターボラグの発生が
防止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の実施例に係る排気制御装置を備えた2
ロー夕タイプの過給機付ロータリピストンエンジンを示
す。同図において、201はエンジンであって、各気簡
の排気通路202,203は互いに独立して設けられて
いる。そして、これら二つの排気通路202.203の
一方にはブライマリターボ過給機204のタービン20
5が、また、他方にはセカンダリターボ過給機206の
タービン207がそれぞれ配設されている。すなわち、
このエンジン201では、各気筒の排気通路202.2
03を独立してプライマリおよびセカンダリの両排気タ
ーボ過給機204;  206のタービン205,20
7に導くことにより、両排気ターボ過給機204,20
6によって過給を行う領域で排気動圧を両タービン20
5,207に効果的に作用させて過給効率を向上させる
ようにしている。二つの排気通路202,203は、両
タービン205,207の下流において合流して一本の
排気通路224になっている。
また、上記合流排気通路224には前段の触媒装置60
が設けられており、排気ガスを浄化するようにしている
。さらに、この合流排気通路224はこの触媒装置60
よりも下流において二つに分岐している。この各分岐排
気通路61.62には、上流側から順に、後段の触媒装
置63と、特性が固定した固定サイレンサ64と、特性
が可変の可変サイレンサ65とがそれぞれ設けられてい
る。該可変サイレンサ65は、第3図に示すように、膨
張形の主通路67と曲がりの少ない副通路70とを並列
に接続したものである。すなわち、該主通路67は第1
および第2の二つの膨張室68a,68bと、分岐排気
通路61.62からの排気ガスを第1膨張室68aに導
く第1通路68Cと、該第1膨張室68aの排気ガスを
第2膨張室68bに導く第2通路68dと、該第2膨張
室68bの排気ガスを排出管69に導く第3通路68e
とからなり、第1通路68cおよび排出管69の内壁に
は吸音材72a.72bがそれぞれ取付けられていて、
第1通路68cから排出管69までの間で排気ガスを蛇
行させ且つ膨張させるとともに吸音材72a,72bで
吸音することにより、排気音を下げるようにしている。
また、上記副通路70は、分岐排気通路61.62から
の排気ガスを直接に排出管71に導くための曲がりの少
ないものである。そして、この副通路70および排出管
71の内壁には吸音材72c,72dがそれぞれ取付け
られていて、吸音材72c,72dの吸音機能によって
、排気ガスの排気音を下げるようにしている。さらに、
上記副通路70には切替弁73が設けられている。該切
替弁73は圧力応動式のアクチュエータ74によって駆
動される。すなわち、該切替弁73が閉じたときには主
通路67にのみ排気ガスが通って排気音が下がる一方、
切替弁73が開いたときには副通路70にも排気ガスが
通って多量の排気ガス流量に対処しながら排気音、特に
高回転時に発生する高周波音を下げるようになされてい
る。該可変サイレンサ65では、切替弁73が閉じたと
きには排気ガスが主通路67のみを通るので、排気抵抗
が大きくなり、切替弁73が開いたときには排気ガスが
主通路67および副通路70を通るので、排気抵抗が小
さくなる。ここで、可変サイレンサ65,65は第2図
において上側を第1可変サイレンサ65、下側を第2可
変サイレンサ65として区別する。
また、吸気通路209は図示しないエアクリーナの下流
で二つに分かれ、その第1の分岐通路210の途中には
プライマリターボ過給機204のブロア211が、また
、第2の分岐通路212の途中にはセカンダリターボ過
給機206のブロア213が配設されている。これら分
岐通路210.212は、分岐部において互いに対向し
、両側に略一直線に延びるよう形成されている。また、
二つの分岐通路210,212は各ブロア211,21
3の下流で再び合流する。そして、再び一本になった吸
気通路209にはインタークーラ214が配設され、そ
の下流にはサージタンク215が、また、インタークー
ラ214とサージタンク215の間に位置してスロット
ル弁216が配設されている。また、吸気通路209の
下流端は分岐してエンジン201の各気筒に対応した二
つの独立吸気通路217,218となり、図示しない各
吸気ボートに接続されている。そして、これら各独立吸
気通路217,218にはそれぞれ燃料噴射弁219,
220が配設されている。
吸気通路209の上流側には、上記第1および第2の分
岐通路210,212の分岐部上流に位置して、吸入空
気量を検出するエアフローメータ221が設けられてい
る。
二つの排気通路202,203は、ブライマリおよびセ
カンダリの両ターボ過給機204,206の上流におい
て、比較的小径の連通路222によって互いに連通され
ている。そして、セカンダリ側のタービン207が配設
された排気通路203には、上記連通路222の開口位
置直下流に排気カット弁223が設けられている。また
、上記連通路222の途中から延びてタービン205,
207下流の合流排気通路224に連通ずるバイパス通
路225が形成され、該バイパス通路225には、ダイ
アフラム式のアクチュエータ226がリンク結合された
ウエストゲート弁227が配設されている。そして、上
記バイパス通路225のウエストゲート弁227上流部
分とセヵンダリ側タービン207につながる排気通路2
03の排気カット弁223下流とを連通させる洩らし通
路228が形成され、該洩らし通路228には、ダイフ
ラム式のアクチュエータ229にリンク連結された排気
洩らし弁230が設けられている。
排気カット弁223はダイアフラム式のアクチュエータ
231にリンク連結されている。一方、セカンダリター
ボ過給機206のブロア213が配設された分岐通路2
12には、ブロア213下流に吸気カット弁232が配
設されている。この吸気カット弁232はバタフライ弁
で構成され、やはりダイアフラム式のアクチュエータ2
33にリンク結合されている。また、同セカンダリ側の
分岐通路212には、ブロア213をバイパスするよう
にリリーフ通路234が形威され、該リリーフ通路23
4にはダイアフラム式の吸気リリーフ弁235が配設さ
れている。
排気洩らし弁230を操作する上記アクチュエータ22
9の圧力室は、導管236を介して、ブライマリターボ
過給機204のブロア211が配設された分岐通路21
0のプロア211下流に連通されている。このブロ72
11下流側の圧力が所定値以上となったとき、アクチュ
エータ229が作動して排気洩らし弁230が開き、そ
れによって、排気カット弁223が閉じているときに少
量の排気ガスがバイパス通路228を流れてセカンダリ
側のタービン207に供給される。したがって、セカン
ダリターボ過給機206は、排気カット弁223が開く
前に予め回転を開始する。この間、後述のように吸気リ
リーフ弁235が開かれていることにより、セカンダリ
ターボ過給機206の回転は上がり、排気カット弁が開
いたときの過渡応答性が向上し、トルクショックが緩和
される。
吸気カット弁232を操作する上記アクチュエータ23
3の圧力室は、導管237により電磁ソレノイド式三方
弁238の出力ボートに接続されている。また、排気カ
ット弁223を操作する上記アクチュエータ231は、
導管239により電磁ソレノイド式の別の三方弁240
の出力ボートに接続されている。さらに、吸気リリーフ
弁235を操作するアクチュエータ241の圧力室は、
導管242により電磁ソレノイド式の別の三方弁243
の出力ボートに接続されている。吸気リリーフ弁235
は、後述のように、排気カット弁223および吸気カッ
ト弁232が開く前の所定の時期までリリーフ通路23
4を開いておく。そして、それにより、洩らし通路22
8を流れる排気ガスによってセカンダリターボ過給機2
06が予回転する際に、吸気カット弁232上流の圧力
が上昇してサージング領域に入るのを抑え、また、ブロ
ア213の回転を上げさせる。
上記ウエストゲート弁227を操作する上記アクチュエ
ータ226は、導管244により電磁ソレノイド式の別
の三方弁245の出力ボートに接続されている。
さらに、上記第1および第2の可変サイレンサ65,6
5の切替弁作動用アクチュエー夕74,74は導管25
7,258を介して電磁ソレノイド式三方弁255,2
56の出力ボートにそれぞれ接続されている。
上記6個の電磁ソレノイド式三方弁238,240,2
43,245,255,256および2個の燃料噴射弁
219,220は、マイクロコンピュータを利用して構
或されたコントロールユニット246によって制御され
る。コントロールユニット246にはエンジン回転数セ
ンサの出力信号、エアフローメータ221の出力信号の
ほか、スロットル開度、ブライマリ側ブロア211下流
の過給圧P1等が人力され、それらに基づいて後述のよ
うな制御が行われる。
吸気カット弁232制御用の上記電磁ソレノイド式三方
弁238の一方の入力ボートは、導管247を介して負
圧タンク248に接続され、他方の人力ポートは導管2
49を介して後述の差圧検出弁250の出力ボート27
0に接続されている。
負圧タンク248には、スロットル弁216下流の吸気
負圧がチェック弁251を介して導入されている。また
、排気カット弁制御用の上記三方弁240の一方の入力
ボートは大気に解放されており、他方の入力ボートは、
導管252を介して、上記負圧タンク248に接続され
た上記導管247に接続されている。一方、吸気リリー
フ弁235制御用の三方弁243の一方の人力ボートは
上記負圧タンク248に接続され、他方の入力ボートは
大気に解放されている。また、ウエストゲート弁227
制御用の三方弁245の一方の人力ポートは大気に解放
されており、他方の入力ポートは、導管254によって
、ブライマリ側のブロ7211下流側に連通ずる上記導
管236に接続されている。
第4図に示すように、上記差圧検出弁250は、そのケ
ーシング261内が第1および第2の二つのダイアフラ
ム262,263によって三つの室264,265,2
66に区画されている。そして、その一端側の第1の室
264には、第1の人力ボート267が開口され、また
、ケーシング261端部内面と第1のダイアフラム26
2との間に圧縮スプリング268が配設されている。ま
た、真中の第2の室265には第2の人力ボート269
が開口され、他端側の第3の室266には、ケーシング
261端壁部中央に出力ポート270が、また、側壁部
に大気解放ボート271が開口されている。そして、第
1のダイアフラム262には、第2のダイアフラム26
3を貫通し第3の室266の上記出力ボート270に向
けて延びる弁体272が固設されている。
第1の入力ポート267は、導管273によって、第2
図に示すように吸気カット弁232の下流側に接続され
、ブライマリ側ブロ7211下流側の過給圧P1を上記
第1の室264に導入する。
また、第2の人力ポート269は、導管274によって
吸気カット弁232上流に接続され、したがって、吸気
カット弁232が閉じているときの吸気カット弁232
上流側の圧力P2を導入するようになっている。この両
人力ポート267.269から導入される圧力PI,P
2の差(P2−PL)が所定値以上になると、弁体27
2が出力ボート270を開く。この出力ボート270は
、導管249を介して、吸気カット弁232制御用の三
方弁238の入力ボートの一つに接続されている。した
がって、該三方弁238がONで吸気カット弁232操
作用のアクチュエータ233の圧力室につながる導管2
37を差圧検出弁250の出力ボートにつながる上記導
管249に連通させている状態で、吸気カット弁232
上流の圧力つまりセカンダリ側の過給圧P2がブライマ
リ側の過給圧P1に近づいてきて、差圧Pi−P2がな
くなり、更に、差圧P2−PIが所定値よりも大きくな
ると、該アクチュエータ233に大気が導入され、吸気
カット弁232が開かれる。また、三方弁238がOF
Fになってアクチュエータ233側の上記導管237を
負圧タンク248につながる導管247に連通させたと
きには、該アクチュエータ233に負圧が供給されて、
吸気カット弁232が閉じられる。
一方、排気カット弁223は、排気カット弁223制御
用の三方弁240がOFFで排気カット弁223操作用
アクチュエータ231が圧力室につながる導管239を
負圧タンク248側の導管252に連通させたとき、該
アクチュエータ231に負圧が供給されることによって
閉じられる。
また、この三方弁240がONとなって出力側の上記導
管239を大気に解放すると、排気カット弁223は開
かれ、セカンダリターボ過給機206による過給が行わ
れる。
吸気リリーフ弁235は、吸気リリーフ弁235制御用
の三方弁243がOFFで吸気リリーフ弁235操作用
アクチュエータ241の圧力室につながる導管242を
負圧タンク248側に連通させたとき、該アクチュエー
タ241に負圧が供給されることによって開き、また、
この三方弁243がONでアクチュエータ241の圧力
室につながる上記導管242を大気に解放すると閉じら
れる。
また、ウエストゲート弁227操作用アクチュエータ2
26は、ウエストゲート弁227制御用の三方弁245
がONのとき導管254,236を介してプライマリ側
ブロ7211下流に連通し、また、この三方弁245が
OFFのとき大気に解放される。
さらに、上記第1および第2の可変サイレンサ65,6
5の切替弁作動用アクチュエータ74,74に接続され
た三方弁255,256は、その一方の入力ポートが大
気に解放されているとともに、他方の入力ポートが導管
259を介して上記負圧タンク248に接続されている
この実施例では、後述のように排気カット弁223、吸
気カット弁232および吸気リリーフ弁235の開閉作
動にいずれもヒステリシスが設けられている。また、高
排気ガス流量側から低排気ガス流量側への移行時に排気
カット弁223が閉じて吸気カット弁232が開いた状
態が続くときのセカンダリ側ブロアへの吸気逆流を防ぐ
ために、この領域においては排気カット弁223が閉じ
た時を起点として所定時間(例えば2秒)経過後に吸気
カット弁232を強制的に閉じるようにしている。
第5図は、吸気カット弁232、排気カット弁223、
吸気リリーフ弁235およびウエストゲート弁227の
開閉制御を、排気洩らし弁230の開閉制御とともに示
す制御マップである。このマップはコントロールユニッ
ト246内に格納サれており、これをベースに上記4個
の電磁ソレノイド式三方弁238,240,243,2
45の制御が行われる。
低排気ガス流量側から高排気ガス流量側に移行する時、
エンジン回転数Rが低く、あるいは吸入空気mQが少な
い領域においては、吸気リリーフ弁235は開かれてお
り、排気洩らし弁230が開くことによってセカンダリ
ターボ過給機206の予回転が行われる。そして、エン
ジン回転数がR2あるいは吸入空気量がQ2のラインに
達すると、吸気リリーフ弁235制御用のソレノイド式
三方弁243がONになって吸気リリーフ弁235が閉
じられ、その後、排気カット弁223が開くまでの間、
セカンダリ側フロア213下流の圧力が上昇する。そし
て、Q4−R4のラインに達すると、排気カット弁22
3制御用のソレノイド式三方弁240がONになって排
気カット弁223が開き、次いで、Q6−R6ラインに
達し、吸気カット弁232制御用のソレノイド式三方弁
238がONになって吸気カット弁232が開くことに
よりセカンダリターボ過給機206による過給が始まる
。つまり、このQ6−R6ラインを境にブライマリと七
カンダリの両過給機による過給領域に入る。尚、吸気カ
ット弁232を駆動するアクチュエータ233はソレノ
イド238の作動のみに支配されるものではなく、吸気
カット弁232を開作動させる圧力源である大気圧が差
圧検出弁250を介して供給されるため、吸気カット弁
232の実際の開作動はソレノイド238の作動に対し
遅れることになる。したがって、吸気カット弁232制
御用ソレノイド238をOFFからONにする上記Q6
,R6のラインは差圧検出弁250による遅れを考慮し
た設定とされ、その結果、Q6.R6のラインは排気カ
ット弁223制御用ソレノイド240がOFFからON
になるQ4,R4のラインに近接したものとされる。ま
た、これらQ6,R6とQ4.R4は一致させることも
できる。
逆に、高排気ガス流量側から低排気ガス流量側へ移行す
る時には、吸気カット弁232、排気カット弁223お
よび吸気リリーフ弁235を制御する各ソレノイド式三
方弁238,240,243はヒステリシスをもって、
第5図に破線で示すようにそれぞれQ5−R5,Q3−
R3,Ql−Rlのラインで切り換わるよう設定されて
いる。
すなわち、高排気ガス流量側から低排気ガス流量側へ移
行する時、Q3,R3のラインに達すると排気カット弁
223の閉制御が行われ、さらに低排気ガス流量側に移
行してQ5,R5のラインに達したとき吸気カット弁2
32の閉制御が行われ、それより遅れて吸気リリーフ弁
235の開制御が行われる。このように吸気カット弁2
32が排気カット弁223より遅れて閉じることにより
、低排気ガス流量側への移行峙におけるサージングの発
生が防止される。
また、この実施例においてウエストゲート弁227制御
用のソレノイド式三方弁2゛45をON,OFFするラ
インは排気カット弁223制御用ソレノイド240のO
N,OFFラインであるQ4−R4,Q3−R3の各ラ
インと一致させている。
なお、第5図において上記各ラインの折れた部分は、所
謂ノーロードラインもしくはロードロードライン上にあ
る。
以上のように、プライマリターボ過給機204およびセ
カンダリターボ過給機206を備え、排気ガス流量に応
じてセカンダリターボ過給機206を作動または不作動
に制御するようにしたシーケンシャル・ターボ式の過給
システムによって、タービン内を流れる排気ガス流を、
排気ガス流量に対して流速が低い低流速モード(ブライ
マリターボ過給機204およびセカンダリターボ過給機
206の双方が作動する場合)または流速が高い高流速
モード(プライマリターボ過給機204のみが作動する
場合)に設定する流速調整手段301を構成している。
したがって、上記実施例においては、エンジンがライン
Q6−R6よりも低排気ガス流量側にあるときにはセカ
ンダリターボ過給機206への排気の導入が停止される
ので、プライマリターボ過給機204のタービン内を流
れる排気ガス流が排気ガス流量に対して流速が高い高流
速モードに設定されて高い過給圧が確保される。一方、
エンジンが上記ラインQ6−R6よりも高排気ガス流量
側にあるときにはプライマリターボ過給機204および
セカンダリターボ過給機206の双方が作動するので、
プライマリターボ過給機204のタービン内を流れる排
気ガス流が排気ガス流量に対して流速が低い低流速モー
ドに設定されて吸気流量を確保しながら適正な過給圧が
得られる。
次に、上記可変サイレンサ等の作動を説明する。
第5図において、RIO−QIO−rloおよびR20
−Q20−r20のラインは、第1可変サイレンサ65
の切替弁操作用アクチュエータ74に接続された三方弁
255の作動切替ラインであり、RIO−QIO−rl
OおよびR40−Q40 − r 4 0のラインは、
第2可変サイレンサ65の切替弁操作用アクチュエー′
夕74に接続された三方弁256の作動切替ラインであ
る。すなわち、低排気ガス流量側から高排気ガス流量側
に移行する時、エンジン回転数Rが低く、あるいは吸入
空気ffiQが少ない領域においては、第1および第2
可変サイレンサ65,65の切替弁73.73は共に閉
じており、排気サイレンサ302の排気モードは、排気
抵抗が“大”の排気モードになっている。そして、R2
0−Q20−120のラインに達すると、第1可変サイ
レンサ65の切替弁73が開いて排気抵抗が“中゜の排
気モードになる。
さらに、R4 0−Q4 0 − r 4 0のライン
に達すると、第2可変サイレンサ65の切替弁73も開
いて排気抵抗が“小”の排気モードになる。
逆に、高排気ガス流量側から低排気ガス流量側に移行す
る時には、三方弁255,256はヒステリシスをもっ
て、共にRIO−QIO−rlOのラインで切り替わる
。すな−わち、高排気ガス流量側から低排気ガス流量側
に移行する時、RIO−QIO−rlOのラインに達す
ると、第1および第2可変サイレンサ65,65の切替
弁73,73が閉じて排気サイレンサ302の排気モー
ドは排気抵抗が“小”の排気モードから“大′の排気モ
ードになる。
すなわち、低排気ガス流量時には排気抵抗の大きい排気
モードに設定して排気音を下げる一方、高排気ガス流量
時には排気抵抗の小さい排気モードに設定して、排気ガ
ス流量の増大に対処しながら排気音、特に高回転時に発
生する高周波音を下げるようにしている。
以上のように制御される可変サイレンサ65等により、
排気通路224に設けられ且つ排気抵抗の異なる複数の
排気モード(大、中、小の三つの排気モード)を有する
排気サイレンサ302が構成されている。
そして、第1および第2可変サイレンサ65,65の三
方弁255,256の高排気ガス流量側から低排気ガス
流量側への作動切替ライン、R10−Q10−rlOは
、上記排気カット弁223の切替ライン、Q3−R3よ
りも低流量側に設定されている。このことにより、高排
気ガス流量側から低排気ガス流量側への移行時(高流速
モードから低流速モードへの切換わり時)には、排気カ
ット弁223が閉じたとき(流速モードの切換わり時)
からの所定期間、排気抵抗の小さい排気モードに保持さ
れるので、例えば減速時など、エンジンが排気ガス流量
の多いエンジン高回転域から排気ガス流量の少ないエン
ジン低回転域に移行した場合、所定期間、排気サイレン
サ302の排気抵抗が小さく保持されて排気ターボ過給
機204,206のタービンの減速が緩和され、ターボ
ラグの発生が防止される。
つぎに、第5図の特性に基づいた各弁の制御を第6図の
制御回路によって説明する。吸気リリーフ弁作動用ソレ
ノイド243は、図の最上位に示す第1の比較回路11
1の出力とその下に示す第2の比較回路112の出力と
を人力とする第1のOR回路121の出力によって制御
される。ここで、第1の比較回路111は、エアフロー
メータ221の検出信号である吸入空気ffiQと基準
値である第1の加算回路131の出力値とを比較するも
のである。そして、上記第1の加算回路131は、第5
図のQ1ラインに相当する設定値QIが人力され、また
、このQ1に対するQ’ + という値(ただし、Q+
 十〇’ 1−Q: )が第1のゲート141を介して
人力されるよう構成されていて、第1のゲート141が
開かれたときはQ+ +Q’1−Q2を基準値として第
1の比較回路111に出力し、また、第1のゲート14
1が閉じられたときにはQIを基準値として第1の比較
回路111に出力する。そして、この第1のゲート14
1は上記第1のOR回路121の出力によって開閉され
る。
第2の比較回路112は、エンジン回転数センサによっ
て検出したエンジン回転数Rを基準値である第2の加算
回路132の出力値とを比較するものである。第2の加
算回路132は、第5図のR1ラインに相当する設定値
R1が人力され、また、このR1に対するllj/1 
という値(ただし、R,+R’ ,−R2 )が第2の
ゲート142を介して入力されるよう構成されていて、
第2のゲート142が開かれたときはR,+R’ ,−
R2を基準値として第2の比較回路112に出力し、ま
た、第2のゲート142が閉じられたときにはR1を基
準値として第2の比較回路112に出力する。第2のゲ
ート142もまた上記第1のOR回路121の出力によ
って開閉される。
上記第1および第2の比較回路111,112は、検出
された吸入空気mQおよびエンジン回転数Rを第1およ
び第2の加算回路の出力であるそれぞれの基準値と比較
し、QあるいはRが基準値以上となったときにON信号
を吸気リリーフ弁作動用ソレノイド243に出力する(
ONで吸気リリーフ弁235は閉じる)。第1および第
2のゲ−}141,142は、第1のOR回路121の
出力信号がONのとき閉じられており、OR回路信号が
OFFのとき開かれる。したがって、低排気ガス流量側
から高排気ガス流量側への移行時には、第1のOR回路
121の出力信号はOFFであるので、各ゲート141
,142は開かれ第1および第2の比較回路111,1
12に基準値としてQ = r R 2が人力される。
したがって、第5図のQ!,R2のラインに達した時に
ON信号が出され吸気リリーフ弁235が開かれる。ま
た、このON信号によって第1および第2のゲート14
1,142が閉じられ、このことにより、QおよびRの
基準値がそれぞれQl,Rlとなる。つまり、Q’ +
 ,R’ + に相当するヒステリシスをもって逆方向
への移行に備えたライン設定がなされる。
排気カット弁作動用ソレノイド240もまた、同様の制
御回路によって$IJ御される。つまり、吸入空気ff
iQに対して第3の比較回路113が、また、エンジン
回転数Rに対して第4の比較回路114が設けられ、こ
れらの比較回路113,114の出力が第2のOR回路
122を介してソレノイド240に送られる。第3の比
較回路113に対しては第3の加算回路133が、また
、第4の比較回路114に対しては第4の加算回路13
4が同様に設けられる。そして、第3の加算回路133
には、設定値Q3が人力され、また、第3のゲート14
3を介してQ′3 (ただしQ3+Q’3 −QJ )
が入力される。同様に、第4の加算回路134には、設
定値R3と、第4のゲート144を介するR′3 (た
だしR3 +R’ 3 #R4 )が人力される。同様
に、第4の加算回路134には、設定値R3と、第4の
ゲート144を介するR′3 (ただし、R3 +R’
 3 =R4)が人力される。この回路は上記第1およ
び第2比較回路の場合と同様に作動し、それにより、高
排気ガス流量側への移行時には第5図のQJ ,R4ラ
インを基準として排気カット弁223が開作動され、ま
た、低排気ガス流量側への移行時にはQ3,R3ライン
によって弁223が閉作動される。また、ウエストゲー
ト弁作動用ソレノイド245もまた、この排気カット弁
作動用ソレノイド240へ出力される制御信号によって
同時に制御される。
吸気カット弁作動用ソレノイド238に対しては、第5
および第6の比較回路115.116の出力を第3のO
R回路123を介して供給する同様の制御回路が設けら
れている。この制御回路は、それぞれの比較回路115
.116に対し第5および第6の加算回路135,13
6を有し、また、各加算回路135,136に対して第
5および第6のゲート145,146を備えている。そ
して、基本的な作動は上記各弁に対する回路と差異がな
い。つまり、高排気ガス流量側への移行時にはQ6,R
6のラインによる吸気カット弁開制御が行われ、低排気
ガス流量側への移行時にはQs,R5のラインによる吸
気カット弁閉制御が行われる。
ここで、Q6およびR6は同様にQs 十Q’ s =
Q6,Rs +R’ 5−R5の形で設定される。
ただし、この吸気カット弁制御の回路の場合には、上記
第3のOR回路123の出力側に第7のゲート147が
接続され、ソレノイド238へはこのゲート147を介
して制御信号が送られる。
そして、排気カット弁作動用の上記第2のOR回路12
2の出力がONからOFFに変った時を起点としてカウ
ントアップを開始するタイマ150が設けられ、また、
このタイマ150のカウント値が設定値(例えば2秒に
相当する値)を越えたらON信号を発する第7の比較回
路117が設けられて、この第7の比較回路117から
ON信号が出力されたとき、上記第7のゲート147を
閉じて吸気カット弁232を強制的に閉作動させ、同時
にQ, Rの基準値をQs .R6に変更し、また、タ
イマ150をリセットするよう構成されている。一旦第
7のゲート147が閉じると、上記第7の比較回路11
7の出力はOFFとなるが、上記のように切り換えライ
ンである基準値が上記のようにQa.Rsへ変更されて
いるので、吸気カット弁作動用ソレノイド238は閉作
動状態に保持される。これにより、低排気ガス流量側へ
の移行時に、排気カット弁ソレノイド238がOFF状
態で吸気カット弁ソレノイド240がON状態が長くつ
づくことによるサージングの発生が防がれる。
さらに、第1可変サイレンサ65の切替弁作動用ソレノ
イド255は、比較回路161の出力と比較回路162
の出力とを入力とするAND回路124の出力と、比較
回路163の出力とを人力とするOR回路125の出力
によって制御される。
ここで、比較回路161は、エアフローメータ221の
検出信号である吸入空気ffiQと基準値である加算回
路171の出力値とを比較するものである。そして、上
記加算回路171は、第5図のQ1oラインに相当する
設定値Q+oが人力され、また、このQIOに対するQ
’IOというffi(ただし、QIO十Q’ 10−Q
?o)がゲート181を介して入力されるよう構成され
ていて、ゲート181が開かれたときはQIO +Q’
 10−Q20を基準値として比較回路161に出力し
、また、ゲート181が閉じられたときにはQIOを基
準値として比較回路161に出力する。そして、このゲ
ート181は上記OR回路125の出力によって開閉さ
れる。
次の比較回路162は、エンジン回転数センサによって
検出したエンジン回転数Rを基準値である加算回路17
2の出力値とを比較するものである。加算回路172は
、第5図のRIGラインに相当する設定値RIOが人力
され、また、このRIGに対するR’IOという値(た
だし、R1G +R’ IQ −R20)がゲート18
2を介して人力されるよう構成されていて、ゲート18
2が開かれたときはR10 +R’ IQ ”R20を
基準値として比較回路162に出力し、また、ゲート1
82が閉じられたときにはRIGを基準値として比較回
路162に出力する。ゲート182もまた上記OR回路
125の出力によって開閉される。
その次の比較回路163は、エンジン回転数センサによ
って検出したエンジン回転数Rを基準値である加算回路
173の出力値とを比較するものである。加算回路17
3は、第5図のrloラインに相当する設定値rlOが
人力され、また、このr1oに対するr’loという値
(ただし、rlo+r’+o−rzo)がゲート183
を介して入力されるよう構成されていて、ゲート183
が開かれたときはrl6 + r’ 1G−r20を基
準値として比較回路163に出力し、また、ゲート18
3が閉じられたときにはrlOを基準値として比較回路
163に出力する。ゲート183もまた上記OR回路1
25の出力によって開閉される。
上記三つの比較回路161,162,163は、検出さ
れた吸入空気量Qおよびエンジン回転数Rを加算回路1
71,172,173の出力であるそれぞれの基準値と
比較し、QあるいはRが基準値以上となったときにON
信号を第1可変サイレンサ65の切替弁作動用ソレノイ
ド255に出力する(ONで切替弁73は開く)。三つ
のゲート181,182,183は、OR回路125の
出力信号がONのとき閉じられており、OR回路信号が
OFFのとき開かれる。したがって、低排気ガス流量側
から高排気ガス流量側への移行時には、OR回路125
の出力信号はOFFであるので、各ゲート181,18
2,183は開かれ比較回路161,162,163に
基準値としてQ20.R20,riが入力される。した
がって、第5図でQ加+  R2G +  r 20の
ラインに達した時にON信号が出され第1可変サイレン
サ65の切替弁73が開かれる。また、このON信号に
よってゲート181,182.183が閉じられ、それ
により、Q, Rおよび『の基準値がそれぞれQ+a.
R+o,rloになる0つまりSQ’ 1G. R’ 
1G.  r  1eに相当するヒステリシスをもって
逆方向への移行に備えたライン設定がなされる。
さらに、第2可変サイレンサ65の切替弁作動用ソレノ
イド256は、比較回路164の出力と比較回路165
の出力とを入力とするAND回路126の出力と、比較
回路166の出力とを入力とするOR回路127の出力
によって制御される。
ここで、比較回路164は、エアフローメータ221の
検出信号である吸入空気量Qと基準値である加算回路1
74の出力値とを比較するものである。そして、上記加
算回路174は、第5図のQ1oラインに相当する設定
値QIOが入力され、また、このQ+oに対するQ’ 
nという値(ただし、QIO十Q’2@−Q@)がゲー
ト184を介して入力されるよう構成されていて、ゲー
ト184が開かれたときはQ+a +Q’ 26 −Q
4)を基準値として比較回路164に出力し、また、ゲ
ート184が閉じられたときにはQIOを基準値として
比較回路164に出力する。そして、このゲート184
は上記OR回路127の出力によって開閉される。
次の比較回路165は、エンジン回転数センサによって
検出したエンジン回転数Rを基準値である加算回路17
5の出力値とを比較するものである。加算回路175は
、第5図のRIOラインに相当する設定値Rlllが人
力され、また、このReal:対するR/nという値(
ただし、RIG + R’ 2@ −R@)がゲート1
85を介して入力されるよう構威されていて、ゲート1
85が開かれたときはR宣●+R’.−R4)を基準値
として比較回路165に出力し、また、ゲート185が
閉じられたときにはRIGを基準値として比較回路16
5に出力する。ゲート185もまた上記OR回路127
の出力によって開閉される。
その次の比較回路166は、エンジン回転数センサによ
って検出したエンジン回転数Rを基準値である加算回路
176の出力値とを比較するものである。加算回路17
6は、第5図のrhoラインに相当する設定値rlOが
入力され、また、このr1oに対するr′汁という値(
ただし、r1o+r’n − r@)がゲート186を
介して入力されるよう構成されていて、ゲート186が
開かれたときはrlo+r’211”r4Qを基準値と
して比較回路166に出力し、また、ゲート186が閉
じられたときにはrloを基準値として比較回路166
に出力する。ゲート186もまた上記OR回路127の
出力によって開閉される。
上記三つの比較回路164,165,166は、検出さ
れた吸入空気ffiQおよびエンジン回転数Rを加算回
路174,175,176の出力であるそれぞれの基準
値と比較し、QあるいはRが基準値以上となったときに
ON信号を第2可変サイレンサ65の切替弁作動用ソレ
ノイド256に出力する(ONで切替弁73は開く)。
三つのゲート184,185,186は、OR回路12
7の出力信号がONのとき閉じられており、OR回路信
号がOFFのとき開かれる。したがって、低排気ガス流
量側から高排気ガス流量側への移行時には、OR回路1
27の出力信号はOFFであるので、各ゲート184,
185.186は開かれ比較回路1.64,165,1
66に基準値としてQの,R40,  r4l]が人力
される。したがって、第5図でQ40,R40.r40
のラインに達した時にON信号が出され第2可変サイレ
ンサ65の切替弁73が開かれる。また、このON信号
によってゲート184,185.186が閉じられ、そ
れにより、Q, Rおよびrの基準値がそれぞれQIO
,RIG,rloになる。ツまり、Q’ 20,R’ 
N+  r  20に相当するヒステリシスをもって逆
方向への移行に備えたライン設定がなされる。
上記制御回路において、エアフローメータおよびエンジ
ン回転数センサにより、エンジンの排気ガス流量を検出
する排気ガス流量検出手段303を構成している。
また、比較回路111〜116からOR回路121〜1
23に至る回路により、排気ガス流量検出手段303の
出力を受け、高排気ガス流量時には低流速モード(ブラ
イマリターボ過給機204およびセカンダリターボ過給
機206の双方が作動する場合)に、低排気ガス流量時
には高流速モード(プライマリターボ過給機204のみ
が作動する場合)になるように流速調整手段301を制
御する流速制御手段304を構成している。
さらに、比較回路161〜166からOR回路125,
127に至る回路により、上記排気ガス流量検出手段3
03の出力を受け、高排気ガス流量時には排気抵抗の小
さい排気モードに、低排気ガス流量時には排気抵抗の大
きい排気モードになるように排気サイレンサ302を制
御し、且つ高流速モードから低流速モードへの切換わり
時には、この切換わり時からの所定朋間、排気抵抗の小
さい排気モードに保持するように排気サイレンサ302
を制御する排気制御手段305を構成している。
尚、上記実施例では、高排気ガス流量側から低排気ガス
流量側への移行時に排気カット弁223が閉じたときか
らの所定期間、排気サイレンサ302を排気抵抗の小さ
い排気モードに保持するための構成として、第1および
第2可変サイレンサ65.65の三方弁255,256
の高排気ガス流量側から低排気ガス流量側への作動切替
ライン、RIO  QIO−rloを、排気カット弁2
23の切替ライン、Q3−R3よりも低流量側に設定し
た。このような機能は他の構成によっても得ることが可
能である。例えば、所定の時間をカウントできるタイマ
を設け、高排気ガス流量側から低排気ガス流量側への移
行時に、排気カット弁223の切替ラインを通過したと
きから上記タイマのカウントを開始し、このタイマがカ
ウントアップするまでの間、排気サイレンサ302の排
気モードの変更を禁止して排気抵抗の小さい排気モード
に保持するようにしてもよい。
また、上記実施例では一つの可変サイレンサ65の中に
主通路67と副通路70とを設けて可変サイレンサにし
たが、排気抵抗の異なる二つ又はそれ以上のサイレンサ
を設け、これらにより排気サイレンサを構成してもよい
さらに、上記実施例では、ブライマリターボ過給機20
4およびセカンダリターボ過給機206を備え、排気ガ
ス流量に応じてセカンダリターボ過給機206を作動ま
たは不作動に制御するようにしたシーケンシャル・ター
ボ式の過給システムによって流速調整手段301を構威
した。この流速調整手段は他の構成によっても得ること
が可能である。例えば、エンジンに単一の排気ターボ過
給機を設け、この排気ターボ過給機のタービンスクロー
ルに、排気ガス流に沿って延びる仕切り壁を設けてター
ビンスクロールの流路を二分割するとともに、その一方
の流路に制御弁を設けた、いわゆるツイン・スクロール
式の過給システムでも良い。この過給システムでは、上
記制御弁を開くと、排気ガスが二つの流路を流れて、タ
ービン内を流れる排気ガス流が、排気ガス流量に対して
流速が低い低流速モードに設定される一方、制御弁を閉
じると、排気ガスが一つの流路のみを流れて、タービン
内を流れる排気ガス流が、排気ガス流量に対して流速が
高い高流速モードに設定されることにムる。また、別の
例としては、エンジンに単一の排気ターボ過給機を設け
、この排気ターボ過給機のタービンスクロールに、ター
ビン回転軸と平行な軸まわりに回動可能な可変翼を複数
枚設け、この可変翼の設定角度を変えることにより実質
的にタービンのA/R比を変えるようにした、いわゆる
可変翼式の過給システムでも良い。この過給システムで
は、可変翼を、排気ガス流がタービン回転面の内方寄り
に方向づけられるように設定すると、タービン内を流れ
る排気ガス流が、排気ガス流量に対して流速が低い低流
速モードに設定される一方、可変翼を、排気ガス流がタ
ービン回転面の外方寄りに方向づけられるように設定す
ると、タービン内を流れる排気ガス流が、排気ガス流量
に対して流速が高い高流速モードに設定されることにな
る。
また、上記実施例ではロータリピストンエンジンについ
て説明したが、これに限定されるものではなく、本発明
は例えばレシブロエンジン等、他のタイプのエンジンの
排気制御装置についても適用することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の過給機付エンジンの排気
制御装置によれば、高排気ガス流量時には、排気ターボ
過給機のタービン内を流れる排気ガス流を排気ガス流量
に対して流速が低い低流速モードに設定し、且つ排気サ
イレンサを排気抵抗の小さい排気モードに設定する一方
、低排気ガス流量時には、排気ターボ過給機のタービン
内を流れる排気ガス流を排気ガス流量に対して流速が高
い高流速モードに設定し、且つ排気サイレンサを排気抵
抗の大きい排気モードに設定し、さらに高流速モードか
ら低流速モードへの切換わり時には、この切換わり時か
らの所定期間、排気サイレンサを排気抵抗の小さい排気
モードに保持したので、低排気ガス流量時に高い過給圧
を確保し且つ排気音を下げることができ、高排気ガス流
量時に吸気流量を確保しながら適正な過給圧を得て且つ
排気ガス流量の増大に対処しながら排気音を下げること
ができるという基本的効果が得られるとともに、排気ガ
ス流量の減少時、所定期間、排気サイレンサの排気抵抗
が小さく保持されて排気ターボ過給機のタービンの減速
が緩和され、ターボラグの発生を防止することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図〜第6図は実施例を示し、第2図は全体概略構或
図、第3図は可変サイレンサを示す断面図、第4図は差
圧検出弁の断面図、第5図は装置の作動状態説明図、第
6図は制御回路図である。 202・・・排気通路 20B・・・排気通路 204・・・ブライマリターボ過給機 206・・・セカンダリターボ過給機 301・・・流速調整手段 302・・・排気サイレンサ 303・・・排気ガス流量検出手段 304・・・流速制御手段 305・・・排気制御手段 第4 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)排気通路にタービンが設けられた排気ターボ過給
    機と、 上記タービン内を流れる排気ガス流を、排気ガス流量に
    対して流速が低い低流速モードまたは流速が高い高流速
    モードに設定する流速調整手段と、 排気通路に設けられ且つ排気抵抗の異なる複数の排気モ
    ードを有する排気サイレンサと、エンジンの排気ガス流
    量を検出する排気ガス流量検出手段と、 上記排気ガス流量検出手段の出力を受け、高排気ガス流
    量時には低流速モードに、低排気ガス流量時には高流速
    モードになるように流速調整手段を制御する流速制御手
    段と、 上記排気ガス流量検出手段の出力を受け、高排気ガス流
    量時には排気抵抗の小さい排気モードに、低排気ガス流
    量時には排気抵抗の大きい排気モードになるように排気
    サイレンサを制御し、且つ高流速モードから低流速モー
    ドへの切換わり時には、この切換わり時からの所定期間
    、排気抵抗の小さい排気モードに保持するように排気サ
    イレンサを制御する排気制御手段 とを設けたことを特徴とする過給機付エンジンの排気制
    御装置。
JP1228106A 1989-09-01 1989-09-01 過給機付エンジンの排気制御装置 Pending JPH0392538A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014199643A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 川崎重工業株式会社 エンジンシステム及び船舶

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014199643A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 川崎重工業株式会社 エンジンシステム及び船舶
JPWO2014199643A1 (ja) * 2013-06-14 2017-02-23 川崎重工業株式会社 エンジンシステム及び船舶

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