JP2006291797A - 吸気流バルブシステム - Google Patents

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宏樹 一瀬
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Abstract

【課題】 吸気流の流れを制御する可変気流制御弁を備えたシステムにおいて、弁の近傍に滞留した燃料による空燃比の変動、および弁の作動不良を抑止するとともに、筒内にタンブル流を確実に形成すること。
【解決手段】 吸気通路12の上部を支点として開閉駆動し、内燃機関10の筒内に送られる吸気流の流れを制御する可変気流制御弁34と、吸気通路12に設けられ、可変気流制御弁34の全開時に可変気流制御弁34を収納する収納部12aと、を備え、可変気流制御弁34は吸気流が通過する貫通孔34bを有し、可変気流制御弁34の全閉時に貫通孔34bが吸気通路12の上側に位置するようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、吸気流バルブシステムに関し、特に、吸気流の流れを制御する気流制御弁を備えたシステムに適用して好適である。
従来、例えば実開平7−25264号公報には、吸気ポート内の下部に収納型のバルブを設け、筒内にタンブル流を形成する構成が開示されている。同公報に開示された技術では、バルブ駆動用シャフトを吸気ポートの壁面に収納し、全開時にバルブを吸気ポートの凹部に収納して吸気流の圧力損失を抑えるようにしている。
また、特開2003−106158号公報には、吸気ポートに気流制御弁を有する構成において、気流制御弁の動作により、吸気ポートの上下に吸気流を流す構成が開示されている。
実開平7−25264号公報 特開2003−106158号公報
しかしながら、実開平7−25264号公報に開示されているように、吸気ポートの下部に設けた凹部にバルブを収納する構成では、バルブが収納されていない場合(バルブの全閉時)に凹部が露出し、上流から送られてきた燃料、吹き返しによる燃料、ブローバイガス中のオイルなどが落下して凹部に溜まるという問題が発生する。そして、バルブを凹部に収納した際には、凹部内に溜まっていた燃料、オイルがシリンダー内に吸入されるため、筒内の空燃比がリッチになり、エミッション、ドライバビリティが悪化するという問題が生じる。
更に、バルブ駆動用シャフトに燃料、オイルが付着して、カーボン状に堆積していくと、バルブの作動不良が発生し、バルブが全開又は全閉の位置に到達できなくなるという問題が発生する。また、燃料、オイルがカーボン状に堆積していくと、摺動抵抗の増加によりバルブ開閉時間に遅れが発生するという問題が発生する。また、バルブ収納用の凹部に燃料、オイルが堆積すると、バルブを完全に開くことが困難となり、全開時にバルブの一部が吸気ポート内に突出するという問題が生じる。これにより、吸気ポートに突出したバルブにより吸気流に圧力損失が発生し、ポンピングロスが増加するという問題が発生する。
また、バルブは主として全閉または全開の状態で使用されるが、パーシャル域でバルブを使用することを考慮した場合、バルブを半開きにすることが想定される。ところが、筒内にタンブル流を形成する場合に、バルブを全閉じにした場合と半開きにした場合とでは、吸気ポート内における最適な吸気流の流れ位置が異なる場合がある。より具体的には、バルブを全閉じにした場合は吸気ポートの上側に吸気流を流す方がタンブル流を強化でき、バルブを半開きにした場合は吸気ポートの下側に吸気流を流す方がタンブル流を強化できる。上記従来の技術では、バルブの開度を可変した場合に、吸気ポート内の吸気流の流れ位置を可変することができないため、バルブが全閉じの場合とバルブが半開きの場合の双方において強いタンブル流を形成することは困難である。
特開2003−106158号公報に開示された技術では、気流制御弁を作動させることで、吸気流の流れ位置を変化させているが、吸気ポートの中央に気流制御弁を作動させる軸が配置されているため、吸気流に圧力損失が生じてしまう。また、同公報に開示された技術では、吸気ポートの形状を可変気流制御弁の可動範囲に合わせて変形させる必要があり、製造コストが上昇するとともに、変形部において圧力損失が発生するという問題がある。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、吸気流の流れを制御する可変気流制御弁を備えたシステムにおいて、弁の近傍に滞留した燃料による空燃比の変動、および弁の作動不良を抑止するとともに、筒内にタンブル流を確実に形成することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、吸気通路の上部を支点として開閉駆動し、内燃機関の筒内に送られる吸気流の流れを制御する可変気流制御弁と、前記吸気通路に設けられ、前記可変気流制御弁の全開時に前記可変気流制御弁を収納する収納部と、を備え、前記可変気流制御弁は吸気流が通過する貫通孔を有し、前記可変気流制御弁の全閉時に前記貫通孔が吸気通路の上側に位置していることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記収納部は、前記可変気流制御弁の全開時に前記吸気通路の一部となることを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記可変気流制御弁は複数の部品から構成されたインテークマニホールドに設けられ、前記複数の部品の接合部が前記可変気流制御弁の可動範囲から離間した位置に配置されていることを特徴とする。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記可変気流制御弁が全閉の場合は、吸気流が前記貫通孔を通過することで前記吸気通路の上側に吸気流を流し、前記可変気流制御弁が半開きの場合は、吸気流が前記可変気流制御弁と前記吸気通路の下側の壁面との間を通過することで前記吸気通路の下側に吸気流を流すことを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、前記貫通孔は、吸気流の流れ方向に沿った断面形状において、吸気流の上流側に向かって幅広となるテーパー面から構成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、可変気流制御弁の全閉時に貫通孔が吸気通路の上側に位置するように構成したため、可変気流制御弁の全閉時に、可変気流制御弁の下流において吸気通路の上側に吸気流を流すことができる。従って、筒内に確実にタンブル流を形成することが可能となる。また、可変気流制御弁が開閉駆動する際の支点、及び可変気流制御弁を収納する収納部を吸気通路の上部に設けたため、上流から流れてきた燃料、オイルが支点または収納部の近傍に滞留してしまうことを抑止できる。これにより、滞留した燃料が筒内に吸入された際に、筒内の空燃比が変動してしまうことを確実に抑止できる。また、滞留した燃料、オイルが支点、収納部の近傍に堆積してしまうことを抑止でき、堆積による可変気流制御弁の作動不良を確実に抑えることが可能となる。
第2の発明によれば、収納部は可変気流制御弁の全開時に吸気通路の一部となるため、可変気流制御弁が吸気通路内に突出することを抑えることができる。従って、可変気流制御弁を全開にした際の圧力損失を抑えることができ、ポンピングロスを最小限に抑えることが可能となる。
第3の発明によれば、可変気流制御弁を複数の部品のから構成されたインテークマニホールドに設け、複数の部品の接合部を可変気流制御弁の可動範囲から離間した位置に配置したため、複数の部品の組み合わせ位置の誤差により可変気流制御弁と吸気通路の内壁との間の隙間が変動してしまうことを抑止できる。従って、可変気流制御弁の全閉時に隙間からの吸気流の漏れ出しを抑えることができる。これにより、タンブル流の低減を確実に抑えることが可能となり、筒内の燃焼状態を良好にすることが可能となる。
第4の発明によれば、可変気流制御弁が全閉の場合は、吸気流が貫通孔を通過することで吸気通路の上側に吸気流を流し、可変気流制御弁が半開きの場合は、吸気流が可変気流制御弁と吸気通路の下側の壁面との間を通過することで吸気通路の下側に吸気流を流すため、従って、可変気流制御弁が半開きの場合、及び全閉の場合の双方において、タンブル流を強化することが可能となる。
第5の発明によれば、吸気流の流れ方向に沿った断面形状において、吸気流の上流側に向かって幅広となるテーパー面から貫通孔を構成したため、可変気流制御弁が半開きの場合に、吸気流が貫通孔を通過することを抑止できる。従って、タンブル流が低減してしまうことを確実に抑止できる。
以下、図面に基づいてこの発明のいくつかの実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の各実施形態に係る吸気バルブシステムを備えた内燃機関及びその周辺の構造を説明するための図である。内燃機関10には吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12は、上流側の端部にエアフィルタ16を備えている。エアフィルタ16には、吸気温THA(すなわち外気温)を検出する吸気温センサ18が組みつけられている。また、排気通路14には排気浄化触媒32が配置されている。
エアフィルタ16の下流には、エアフロメータ20が配置されている。エアフロメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ24と、スロットルバルブ22が全閉となることでオンとなるアイドルスイッチ26とが配置されている。
スロットルバルブ22の下流には、サージタンク28が設けられている。また、サージタンク28の更に下流には、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁30が配置されている。
燃料噴射弁30の上流には、吸気通路12から内燃機関10の筒内に入る吸気流の流れを制御する可変気流制御弁34が設けられている。内燃機関10の近傍において、吸気通路12は、シリンダブロックに設けられた吸気ポートと、吸気ポートに接続されたインテークマニホールドにより構成されている。そして、可変気流制御弁34は、インテークマニホールドの吸気通路12内に設けられている。可変気流制御弁34は、後述するアクチュエータ48によって駆動される。
内燃機関10は、吸気バルブ36および排気バルブ38を備えている。また、内燃機関10には、点火プラグ42が設けられている。更に、筒内には、その内部を往復運動するピストン44が設けられている。
図1に示すように、本実施形態の制御装置はECU(Electronic Control Unit)40を備えている。ECU40には、上述した各種センサおよび燃料噴射弁30、アクチュエータ48に加えて、機関回転数を検出する回転数センサ46、冷却水温を検出する水温センサ50などが接続されている。
図2は、可変気流制御弁34の近傍を詳細に示す模式図である。ここで、図2(A)は可変気流制御弁34が最大に開かれた状態を示している。また、図2(B)は、可変気流制御弁34が最も閉じられた状態を示している。
図2に示すように、可変気流制御弁34にはシャフト34aが貫通しており、可変気流制御弁34とシャフト34aは固定されている。シャフト34aは吸気通路12の上部に配置されており、吸気通路12の外部において回動可能に支持されている。
図3は、可変気流制御弁34を吸気流の流れ方向の下流側から見た状態を示す模式図である。図3に示すように、シャフト34aには、吸気通路12の外部において、その回転位置を可変するためのアクチュエータ48が接続されている。また、可変気流制御弁34には、シャフト34aが貫通している位置に沿って、貫通孔(スリット)34bが設けられている。図2(B)に示すように、可変気流制御弁34が閉じた状態において、貫通孔34bは、吸気通路12の上部に位置している。図3に示すように、可変気流制御弁34は、シャフト34aの貫通部の長さが凹部12aの幅に対して摺動可能に嵌合することで、スラスト方向の位置決めが成されている。
冷間始動時のアイドリング時など、排気ガス中のエミッションが悪化し易い条件下では、図2(B)に示すように可変気流制御弁34が閉じられる。この場合、上流から流れてきた吸気流は可変気流制御弁34の貫通孔34bを通って下流へ送られる。貫通孔34bは吸気通路12の上部に位置しているため、可変気流制御弁34の下流では、吸気通路12の上側に吸気流が流れる。そして、吸気通路12の上側から筒内に吸気流を送ることで、筒内にタンブル流を形成することができる。これにより、筒内での燃焼を促進することができ、冷間始動時のエミッションを向上させることができる。また、可変気流制御弁34を閉じることにより、吸気流速が高まり、吸気負圧が増加するため、吸気通路12における燃焼の付着を低減することができ、燃料の微粒化を達成することができる。これにより、燃焼改善を行うことができる。
一方、内燃機関10の暖機が完了した状態では、図2(A)に示すように可変気流制御弁34が全開とされる。この場合、可変気流制御弁34は吸気通路12の上側の壁面に設けられた凹部(収納部)12aに収納される。内燃機関10の暖機が完了した状態では、筒内の燃焼状態が良好になるため、可変気流制御弁34を全開にすることで吸入空気量を増大することができ、機関出力を向上することができる。
そして、本実施形態によれば、可変気流制御弁34の回転中心となるシャフト34aを吸気通路12の上部に配置し、全開時に可変気流制御弁34を吸気通路12の上側に設けた凹部12aに収納するようにしたため、上流から流れてきた燃料、オイル(ブローバイガス)が凹部12aまたはシャフト34aの近傍に滞留してしまうことを抑止できる。これにより、滞留した燃料が筒内に吸入された際に、筒内の空燃比が変動してしまうことを確実に抑止できる。また、滞留した燃料、オイルがシャフト34a、凹部12aの近傍に堆積してしまうことを抑止でき、堆積による可変気流制御弁34の作動不良を確実に抑えることが可能となる。
図2(A)に示すように、可変気流制御弁34が凹部12aに収納された状態では、可変気流制御弁34の下面34cは吸気通路12の上側の壁面12bよりも上部に位置している。すなわち、可変気流制御弁34が凹部12aに収納された状態では、凹部12aは吸気通路12の一部となる。従って、下面34cが吸気通路12内に突出してしまうことがなく、吸気流の流れに圧力損失が発生してしまうことを確実に抑止できる。これにより、ポンピングロスの発生を最小限に抑えることができ、吸気流の乱れに起因した燃焼悪化を確実に抑止することができる。
図4は、図2(B)において、貫通孔34bの近傍を拡大して示す模式図である。図4に示すように、貫通孔34bの上側の壁面34dは、吸気通路12の上側の壁面12bとほぼ同一の高さ位置に形成されている。これにより、吸気流が貫通孔34bを通過する際の圧力損失を最小限に抑えることができる。
図5は、壁面34dを吸気通路12の壁面12bよりも下側に設けた例を図4の比較例として示している。図5に示すように、貫通孔34bの壁面34dを吸気通路12の壁面12bよりも下側に設けた場合、貫通孔34bの上部のリブ34eが障害となり、吸気流に圧力損失が生じてしまう。従って、図4のように壁面34dの位置は壁面12bと同一の高さとするか、または壁面12bよりも上側とすることが好適である。これにより、ポンピングロスの発生を最小限に抑えることができ、吸気流の乱れに起因した燃焼悪化を確実に抑止することができる。
以上説明したように実施の形態1によれば、可変気流制御弁34を収納する凹部12a、および可変気流制御弁34の回転中心となるシャフト34aを吸気通路12の上部に配置したため、凹部12aまたはシャフト34aの近傍に燃料、オイルが溜まることを抑止できる。これにより、滞留した燃料による空燃比の変動を確実に抑えるとともに、堆積した燃料、オイルによる可変気流制御弁34の作動不良を確実に抑止することが可能となる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2のシステムの基本的な構成は図1に示したものと同様である。図6は、実施の形態2に係るシステムにおいて、可変気流制御弁34の近傍を詳細に示す模式図である。
実施の形態1で説明したように、可変気流制御弁34は、インテークマニホールドに設けられた吸気通路12の内部に配置されている。実施の形態2では、樹脂成型により形成された3つの部品からインテークマニホールド60を構成している。
すなわち、図6に示すように、インテークマニホールド60は、インテークマニホールド60a、インテークマニホールド60b、インテークマニホールド60cを振動溶着により溶着することで構成されている。ここで、インテークマニホールド60a及びインテークマニホールド60bは、吸気通路12を含む主要部を構成している。また、インテークマニホールド60cは、可変気流制御弁34の下流において、凹部12aを塞ぐために挿入されている。
樹脂成型部品を溶着してインテークマニホールド60を形成した場合、図6に示すように、インテークマニホールド60aとインテークマニホールド60bとの間に溶着による接合部52が形成される。
図6に示すように、実施の形態2では、接合部52が可変気流制御弁34の可動範囲(図6中において、一点鎖線で囲まれた領域)内に存在することのないように、インテークマニホールド60a及びインテークマニホールド60bの形状を設定している。すなわち、図6に示すように、接合部52は可変気流制御弁34の可動範囲よりも上流側に配置されている。
このように、溶着による接合部52を可変気流制御弁34の可動範囲から離間させることで、溶着の際のインテークマニホールド60aとインテークマニホールド60bの組み付け誤差に起因して、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との隙間が拡大してしまうことを抑止できる。これにより、隙間から吸気流が漏れ出してしまうことを確実に抑えることができる。
図7は、接合部52を可変気流制御弁34の可動範囲内に配置した場合の弊害を示す模式図である。ここで、図7(B)は、図6と同様に吸気流の流れ方向と直交する方向から可変気流制御弁34の近傍を見た状態を示している。また、図7(A)は、吸気流の流れ方向の下流側から図7(B)の可変気流制御弁34を見た状態を示している。
図7の例では、可変気流制御弁34の可動範囲(図7(B)中において、一点鎖線で囲まれた領域)内に接合部52が存在している。この場合、溶着時にインテークマニホールド60aとインテークマニホールド60bの組み合わせ位置に誤差が生じると、図7(A)に示すように、接合部52に沿って吸気通路12の内壁に段差54が形成されてしまう。この場合、図7(A)に示すように、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との間に隙間56が発生し、可変気流制御弁34の全閉時に隙間56から吸気流が漏れてしまう。このため、吸気通路12の上側以外にも吸気流の流れが発生し、筒内のタンブル流が低減してしまう。
また、インテークマニホールド60aとインテークマニホールド60bの組み合わせ位置の誤差が更に大きくなると、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁が干渉して、可変気流制御弁34に作動不良が発生することが想定される。これを防ぐためには、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との隙間の設計値を、溶着時の組み合わせ位置の誤差分を考慮して予め大きくしておく必要が生じる。この場合、隙間の設計値が大きくなるため、溶着時の組み合わせ位置に誤差が発生していない場合であっても、隙間から吸気流が漏れ出してしまう。
更に、段差54の大きさは溶着により製造したインテークマニホールド毎に異なるため、図7の比較例の構成では、製造したインテークマニホールド毎に筒内のタンブル流が異なることとなり、所定の燃焼改善効果を得ることができない。
一方、本実施形態のように接合部52を可変気流制御弁34の可動範囲から離間させた場合は、可動範囲内に段差54が発生することを回避できる。従って、溶着時の組み合わせ位置の誤差による要因を排除することができ、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との間の隙間を最小限に抑えることができる。従って、隙間からの吸気流の漏れ出しを最小限に抑えることができ、タンブル流の低減を確実に抑えることが可能となる。
また、図6に示す本実施形態の構成では、インテークマニホールド60aに可変気流制御弁34が装着されるため、同一射出成型機でインテークマニホールド60aのポート形状、可変気流制御弁34の取り付け部(スラスト受け部)を成型できる。従って、ポート形状、ポート位置と可変気流制御弁34の相対位置の誤差を最小限に抑えることができる。従って、可変気流制御弁34を閉じた際の可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との隙間の管理が容易となり、隙間を最小限に抑えることができる。これにより、隙間からの漏れを最小限に抑えることができ、タンブル流の低減を確実に抑止することが可能となる。
以上説明したように実施の形態2によれば、樹脂成型により複数の部品からインテークマニホールド60を構成した場合に、溶着による接合部52の位置を可変気流制御弁34の可動範囲から離間させたため、溶着時の組み合わせ位置の誤差により可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との間の隙間が変動してしまうことを抑止できる。従って、可変気流制御弁34と吸気通路12の内壁との間の隙間を最小限に抑えることができ、可変気流制御弁34の全閉時に隙間からの吸気流の漏れ出しを抑えることができる。これにより、タンブル流の低減を確実に抑えることが可能となり、筒内の燃焼状態を良好にすることが可能となる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3のシステムの基本的な構成は図1に示したものと同様である。実施の形態3は、パーシャル域においても可変気流制御弁34を所定量閉じることで、燃焼改善を図るものである。
筒内にタンブル流を形成する方法として、吸気通路12の上側に吸気流を流す方法(上流し)と吸気通路12の下側に吸気流を流す方法(下流し)がある。実施の形態1で説明したように、可変気流制御弁34が全閉のときは、吸気通路12の上側に吸気流を流すことで筒内のタンブル流を強化することができる。一方、パーシャル域で可変気流制御弁34を所定量閉じることを想定した場合、可変気流制御弁34が半開きの場合は、吸気通路12の下側に吸気流を流す方がタンブル流を強化できる場合がある。
図8及び図9は、上流しと下流しのそれぞれの場合において、タンブル流の強さを測定した結果を示す特性図である。ここで、図8は、可変気流制御弁34を半開きにした場合のタンブル流の強さを示している。より詳細には、図8(A)は、可変気流制御弁34を半開きの近傍に設定した場合における、可変気流制御弁34のリフト量(横軸)と、タンブル流のタンブル比(縦軸)との関係を示している。また、図8(B)は、可変気流制御弁34を半開きの近傍に設定した場合に、可変気流制御弁34のリフト量(横軸)と、吸入空気量(縦軸)との関係を示している。
また、図9は、可変気流制御弁34を全閉にした場合のタンブル流の強さを示している。より詳細には、図9(A)は、全閉時における流量(横軸)と、タンブル流のタンブル回転数(縦軸)との関係を示している。また、図9(B)は、全閉時における吸入空気量(横軸)と、可変気流制御弁34の前後の差圧との関係を示している。
図8及び図9の特性は、図10及び図11に示すような可変気流制御弁100を備えたシステムを用いて測定したものである。ここで、図10は、可変気流制御弁100の回転中心であるシャフト100aを吸気通路12の下側に配置したシステムを示している。また、図11は、シャフト100aを吸気通路12の上側に配置したシステムを示している。図10のシステムによれば、上流しの場合のタンブル流を測定することができ、図11のシステムによれば、下流しの場合のタンブル流を測定することができる。吸気通路12の上側又は下側のみに吸気流を流すため、可変気流制御弁100には、実施の形態1で説明したような貫通孔は設けられていない。
図8(A)に示すように、可変気流制御弁100を半開きとした状態では、上流しの場合と下流しの場合でタンブル比は同等となる。しかし、図8(B)に示すように、筒内への吸入空気量は下流しの方が多くなるため、下流しの方が筒内での燃焼状態を良好にすることができる。
一方、可変気流制御弁100を全閉とした状態では、図9(A)に示すように、上流しの方が下流しよりもタンブル回転数が高くなる。また、図9(B)に示すように全閉時の吸入空気量は、上流しの場合も下流しの場合も同等である。従って、可変気流制御弁100を全閉とした場合は、上流しの方がタンブル流を強化することができる。
従って、図8及び図9に示す結果によれば、タンブル流を強化するためには、可変気流制御弁34が半開きの場合は下流しによりタンブル流を形成し、可変気流制御弁34が全閉の場合は上流しによりタンブル流を形成することが望ましい。
図12〜図14は、実施の形態3に係るシステムにおいて、可変気流制御弁34の近傍を詳細に示す模式図である。ここで、図12は、内燃機関10のアイドリング時の運転状態を示しており、可変気流制御弁34が最も閉じられた状態を示している。また、図13は、内燃機関10のパーシャル時の運転状態を示しており、可変気流制御弁34が半開きとされた状態を示している。更に、図14は、内燃機関10のスロットル全開時の運転状態を示しており、可変気流制御弁34が最大に開かれた状態を示している。図12(A)、図13(A)、及び図14(A)は、吸気流の流れ方向と直交する方向から可変気流制御弁34を見た状態を示しており、図12(B)、図13(B)、図14(B)は、吸気流の流れ方向において、上流側から可変気流制御弁34を見た状態を示している。
実施の形態1と同様に、可変気流制御弁34には貫通孔34bが設けられており、可変気流制御弁34が全閉じの状態では、貫通孔34bは吸気通路12の上部に位置している。
図12に示すように、可変気流制御弁34が最も閉じられた状態では、実施の形態1と同様に、吸気流が可変気流制御弁34の貫通孔34bを通過する。従って、可変気流制御弁34の下流において、吸気通路12の上側に吸気流を流すことができ、筒内でのタンブル流を強化することができる。
一方、図13に示すように、可変気流制御弁34が半開きとされた状態では、吸気通路12の上側における吸気流の流れが遮断される。この場合、図13(B)に示すように、貫通孔34bが吸気流の流れ方向に相対していないため、貫通孔34を通過する吸気流の流れは最小限に抑えられる。従って、図13(A)に示すように、可変気流制御弁34の下流において、吸気通路12の下側に吸気流を流すことができる。これにより、図8で説明したように、タンブル流を強化することができる。
また、図14に示す状態では、内燃機関10が高回転、高負荷域で運転されているため、可変気流制御弁34を最大に開くことで、筒内への吸入空気量を増大することができる。すなわち、図14に示す状態では、筒内への吸入空気量の増大が優先して行われる。
以上のように、実施の形態3によれば、アイドリング時を含めた各運転状態においてタンブル流を強化することができ、運転状態に応じて可変気流制御弁34を連続的に可変することが可能となる。
図15は、図13(B)の状態における可変気流制御弁34を拡大して示す模式図である。実施の形態3では、可変気流制御弁34に設けられた貫通孔34bの上下の壁面にテーパー面34fが設けられている。テーパ−面34fは、吸気流の流れ方向に沿った断面形状において、貫通孔34の幅が吸気流の上流側に向かって幅広となるように形成されている。このような構成によれば、図15に示すように可変気流制御弁34が半開きの場合において、貫通孔34bに向かって流れた吸気流がテーパー面34fにより吸気通路12の下側に導かれ、吸気流が貫通孔34bを通過することを抑えることができる。これにより、吸気流を吸気通路12の下側のみに流すことが可能となり、タンブル流の低減を確実に抑えることが可能となる。
なお、実施の形態3において、可変気流制御弁34のシャフト34aを吸気通路12の下部に配置しても良い。この場合、例えば、可変気流制御弁34が全閉じの状態では、貫通孔34aが吸気通路12の下部に位置するように構成する。これにより、可変気流制御弁34が最も閉じられた状態では、可変気流制御弁34の下流において、吸気通路12の下側に吸気流を流すことができる。また、可変気流制御弁34を半開きとした状態では、吸気通路12の下側における吸気流の流れが遮断されるため、可変気流制御弁34の下流において、吸気通路12の上側に吸気流を流すことができる。
以上説明したように実施の形態3によれば、内燃機関10の運転状態に応じて可変気流制御弁34の開度を可変し、アイドリング時などの低回転域では、可変気流制御弁34を閉じて吸気通路12の上側に吸気流を流すことで、筒内のタンブル流を強化することができる。また、内燃機関10が低回転〜中回転域、低負荷〜中負荷域で運転される場合は、可変気流制御弁34を半開きにして吸気通路12の下側に吸気流を流すことで、筒内のタンブル流を強化することが可能となる。従って、可変気流制御弁34が半開きの場合、及び全閉の場合の双方において、タンブル流を強化することが可能となる。これにより、強化したタンブル流により燃料と空気を十分に混合することができるため、筒内の燃焼をより速くすることが可能となり、燃費、機関性能を向上することが可能となる。
本発明の各実施形態に係る内燃機関の制御装置及びその周辺の構造を説明するための模式図である。 実施の形態1において、可変気流制御弁の近傍を詳細に示す模式図である。 可変気流制御弁を吸気流の流れ方向の下流側から見た状態を示す模式図である。 図2(B)において、貫通孔の近傍を拡大して示す模式図である。 貫通孔の上部の壁面を吸気通路の壁面よりも下側に設けた例を図4の比較例として示す模式図である。 実施の形態2に係るシステムにおいて、可変気流制御弁の近傍を詳細に示す模式図である。 接合部を可変気流制御弁の可動範囲内に配置した場合の弊害を示す模式図である。 可変気流制御弁を半開きにした場合に、タンブル流の強さを測定した結果を示す特性図である。 可変気流制御弁を全閉にした場合に、タンブル流の強さを測定した結果を示す特性図である。 図8及び図9の特性を測定するためのシステムを示す模式図である。 図8及び図9の特性を測定するためのシステムを示す模式図である。 実施の形態3に係るシステムにおいて、可変気流制御弁が最も閉じた状態を示す模式図である。 実施の形態3に係るシステムにおいて、可変気流制御弁が半開きの状態を示す模式図である。 実施の形態3に係るシステムにおいて、可変気流制御弁が最大に開かれた状態を示す模式図である。 図13(B)の状態における可変気流制御弁を拡大して示す模式図である。
符号の説明
10 内燃機関
12 吸気通路
12a 凹部
34 可変気流制御弁
34b 貫通孔
34a シャフト
60a,60b,60c インテークマニホールド
34f,34g テーパー面

Claims (5)

  1. 吸気通路の上部を支点として開閉駆動し、内燃機関の筒内に送られる吸気流の流れを制御する可変気流制御弁と、
    前記吸気通路に設けられ、前記可変気流制御弁の全開時に前記可変気流制御弁を収納する収納部と、を備え、
    前記可変気流制御弁は吸気流が通過する貫通孔を有し、前記可変気流制御弁の全閉時に前記貫通孔が吸気通路の上側に位置していることを特徴とする吸気流バルブシステム。
  2. 前記収納部は、前記可変気流制御弁の全開時に前記吸気通路の一部となることを特徴とする請求項1記載の吸気流バルブシステム。
  3. 前記可変気流制御弁は複数の部品から構成されたインテークマニホールドに設けられ、
    前記複数の部品の接合部が前記可変気流制御弁の可動範囲から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の吸気流バルブシステム。
  4. 前記可変気流制御弁が全閉の場合は、吸気流が前記貫通孔を通過することで前記吸気通路の上側に吸気流を流し、前記可変気流制御弁が半開きの場合は、吸気流が前記可変気流制御弁と前記吸気通路の下側の壁面との間を通過することで前記吸気通路の下側に吸気流を流すことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸気流バルブシステム。
  5. 前記貫通孔は、吸気流の流れ方向に沿った断面形状において、吸気流の上流側に向かって幅広となるテーパー面から構成されることを特徴とする請求項4記載の吸気流バルブシステム。
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