JP2003293775A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンブル流を生じさせる吸気流制御バルブを
備える吸気装置において、吸気流制御バルブの下流側近
傍における燃料の液溜まりを防止する。 【解決手段】 吸気管2には、吸気流制御バルブ4が設
けられており、吸気流制御バルブ4の上方両端部には隔
壁4B,4Bが設けられている。隔壁4B,4Bの間に
は吸気流制御バルブ4が閉じているときに、空気が主に
通過する主開口部4Aが形成されている。吸気流制御バ
ルブ4の側縁部には、副開口部4C,4Cが形成されて
おり、主開口部4Aよりも少量の空気が通過する。吸気
管2における吸気流制御バルブ2の下流側において巻き
戻された空気および空気に含まれる燃料は、副開口部4
C,4Cを通過する空気によって押し返されて、吸気流
制御バルブ4の下流側近傍における燃料の液溜まりを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気管に配置され
た吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制
御することによって燃焼室内に形成される気流を制御す
る内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吸気管内に配置された吸気流制御
バルブを備え、この吸気流制御バルブを開閉制御するこ
とによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の
吸気装置が知られている。このような内燃機関の吸気装
置においては、燃料の燃焼効率を向上させるために、燃
焼室に供給される空気にスワールやタンブルなどの渦流
を生じさせている。燃焼室に供給する空気に渦流を生じ
させるために、吸気流制御バルブの一部を切り欠いた吸
気装置があり、その例として、特開平10−27404
6号公報に開示されたものがある。この吸気装置は、吸
気流動制御弁(吸気流制御バルブ)の一部に第1の開口
部を設けることにより、燃焼室に供給される空気にスワ
ール流を生じさせ、燃料の燃焼効率を向上させるという
ものである。また、吸気流動制御弁に第1開口部よりも
小さな第2開口部を設け、下流ポート部に対して補助的
な吸気流を生成させている。この補助的な吸気流によ
り、吸気流動制御弁の裏側に生成する渦の成長を抑制
し、吸気ポート内に燃料の付着量を少なくしようという
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の公
報に開示された吸気装置は、スワール流を生じさせる吸
気流動制御バルブに設けられるものであり、タンブル流
を生じさせるものに用いるものではなかった。タンブル
流を生じさせる吸気装置には、吸気流制御バルブの上方
に開口部が形成されているものがあるが、この場合、吸
気流制御バルブの近傍に燃料の液溜まりが生じることが
ある。この液溜まりした燃料が傾斜などの要因によって
一気に燃焼室に流れ込むと、不完全燃焼を起こすという
不具合が生じる問題があった。
【0004】そこで、本発明の課題は、内燃機関の燃焼
室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる吸気流制
御バルブを備える吸気装置において、吸気流制御バルブ
の下流側近傍における燃料の液溜まりを防止することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸
気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御す
ることによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機
関の吸気装置であって、吸気流制御バルブの上方両端部
に隔壁が形成され、それらの間に空気を通過させる主開
口部が形成されており、吸気流制御バルブの側縁部に
は、前記主開口部の開口面積よりも開口面積が小さい副
開口部が形成されているものである。
【0006】本発明においては、吸気流制御バルブが閉
じているときには、主開口部から空気が流入する。この
主開口部は吸気流制御バルブの上方に形成されているの
で、吸気流制御バルブが閉じているときに内燃機関にお
ける燃焼室に流入する気流はタンブル流が強く生じる。
ここで、タンブル流が生じるとともに、吸気流制御バル
ブの下流側では空気の巻き戻しが起こり、この空気に伴
って燃料が巻き戻されることがある。これに対して、本
発明に係る吸気装置における吸気流制御バルブの側縁部
には、副開口部が形成されている。この副開口部から
は、上流側へ移動しようとする燃料を押し返す空気が導
入される。このため、上流側へ移動しようとする燃料を
好適に押し返すことができ、吸気流制御バルブの下流側
近傍における燃料の液溜まりを防止することができる。
また、副開口部の開口面積は、主開口部の開口面積より
も小さくされているので、副開口部から空気を導入した
としても、タンブル流を大きく乱すことはない。
【0007】また、副開口部が、吸気流制御バルブの側
端縁の内側に形成された貫通孔である態様とすることが
できる。
【0008】副開口部が、吸気流制御バルブの側端縁の
内側に形成されていることにより、吸気流制御バルブの
外形を所望の形状にすることができる。したがって、た
とえば吸気流制御バルブの外形に応じた位置合わせを行
う際にその位置合わせを行いやすいようにすることがで
きる。
【0009】さらに、副開口部が、吸気流制御バルブの
側端縁を切り欠いて形成されている態様とすることもで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要
素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略
する。
【0011】図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関
の吸気装置を示す概略側断面図である。
【0012】図1に示すように、内燃機関であるガソリ
ン多気筒エンジン(以下「エンジン」という)1には、
吸気管2および排気管3が接続されており、吸気管2に
は吸気流制御バルブ4が設けられている。吸気管2は、
エンジン1に接続される吸気ポート21と、図示しない
サージタンクに接続された吸気流路22を備えている。
吸気ポート21は、エンジン1におけるシリンダヘッド
11に形成されており、吸気流路22は、シリンダヘッ
ド11に接続されるインテークマニホールド5内に形成
されている。また、吸気ポート21には、電磁駆動式の
インジェクタ(燃料噴射装置)6が設けられており、イ
ンジェクタ6には、図示しない燃料タンクから燃料Fが
供給され、インジェクタ6は供給された燃料Fを吸気ポ
ート21に向けて噴出する。
【0013】また、エンジン1におけるシリンダ12に
は、図1の上下方向に往復動するピストン13が設けら
れている。ピストン13の上方には、シリンダ12とシ
リンダヘッド11によって区画された燃焼室14が形成
されている。この燃焼室14の上部には、図示しない点
火プラグが配置されるとともに、燃焼室14は、開閉可
能な吸気バルブ15と排気バルブ16を介して、それぞ
れ吸気管2と排気管3に接続されている。
【0014】吸気管2におけるインテークマニホールド
5に形成された吸気流路22に設けられた吸気流制御バ
ルブ4には、図2に示すように、シャフト7が取り付け
られており、シャフト7を中心として回動可能となって
いる。このシャフト7は、吸気流路22における空気の
流路に直交する方向に延在して設けられており、このた
め、吸気流制御バルブ4は、吸気流路22における空気
が流れる方向に直交する軸回りに回動し、図2に実線で
示す状態のときに、閉となり、破線で示す状態のときに
開となる。
【0015】また、吸気流制御バルブ4の正面形状は、
図3(a)に示すように、四隅に四半円形状のコーナ部
を有する長円形をなし、その上方中央部が切り欠かれて
主開口部4Aが形成されている。この主開口部4Aの両
端部に隔壁4B,4Bが設けられており、隔壁4B,4
Bの間に主開口部4Aが形成された状態となっている。
【0016】さらに、吸気流制御バルブ4の側縁部に
は、貫通孔からなる4つの副開口部4C,4C…形成さ
れている。副開口部4Cは、吸気流制御バルブ4の側端
縁の内側に形成されており、開口面積が小さく、4つに
副開口部4C,4C…の総面積よりも、主開口部4Aの
面積の方が広くなっている。この吸気流制御バルブ4
は、図3(b)に示す原型バルブ40の形状を基本形状
とし、この原型バルブ40の側端縁に副開口部4C,4
C…を形成することにより製造されている。原型バルブ
40は、吸気流制御バルブ4と同様の主開口部41およ
び隔壁42,42を備えており、貫通孔が形成されてい
ない。
【0017】また、図1に示す吸気流路22のうち、吸
気流制御バルブ4が設けられている位置の断面形状は、
吸気流制御バルブ4の正面形状に隔壁4B,4Bの上端
部をつないで形成される、略四半円形のコーナ部を有す
る形状と略同一形状をなしている。したがって、吸気流
制御バルブ4が閉じている状態のときには、図示しない
サージタンクから供給される空気は、主開口部4Aおよ
び副開口部4C,4C…を通じて吸気ポート21に供給
され、さらに吸気バルブ15を介して燃焼室14に導入
される。燃焼室14に導入される空気のほとんどは吸気
流制御バルブ4の主開口部4Aを通過しているので、燃
焼室14に導入される気流は、図1に示すようなタンブ
ル流Tが強く生じることになる。
【0018】次に、本実施形態に係るエンジンの吸気装
置の動作・作用について主に図1を用いて説明する。
【0019】エンジン1が温まっている通常時や、吸入
空気量が多い場合など、タンブルを生じさせることが要
求されないときには、吸気流制御バルブ4を開いて、燃
焼室14に対してタンブル流Tを生じさせないようにし
て空気を導入する。一方、エンジン1が冷えており、吸
入空気量が少ない場合などには、吸気流制御バルブ4を
閉じて燃焼室14にタンブル流Tを生じさせる気流を供
給する。ここで、吸気流制御バルブ4を閉じると、吸気
ポート21内で空気が巻き戻され、巻き戻し空気ABが
生じる。このような巻き戻し空気ABが生じることによ
り、インジェクタ6から噴射された燃料Fが吸気ポート
の側壁に沿って上流側に流される。その結果、燃料Fが
吸気流制御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりFCとな
ると、たとえば吸気流制御バルブ4を開いたときなどに
燃焼室14に燃料Fが一気に流れ込んでしまうと、燃焼
不良の不具合が生じる。
【0020】ここで、本発明者らは、燃料Fが吸気流制
御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりFCが生じるまで
の過程を知るべく、本実施形態の吸気装置における吸気
流制御バルブ4に代えて、図3(b)に示す原型バルブ
40を用いて実験を行い、そのときの空気の流れを観察
した。原型バルブ40には、吸気流制御バルブ4の主開
口部4Aと同様に上方に主開口部41が形成されてお
り、この主開口部41を通じて吸気ポート21に空気が
供給される。その一部が導入空気AFとなって燃焼室1
4に導入されてタンブル流T(図1)を生じさせ、その
他は、巻き戻り空気ABとなる。吸気ポート21に供給
される空気が通過する主開口部41は、原型バルブ40
の上方に形成されていることから、巻き戻り空気AB
は、上方から下方に向けて流れると考られたが、実験の
結果、空気は、図4に示すように、吸気ポート21の側
壁21A,21Aに沿って巻き戻ることを知見した。
【0021】かかる知見に基づき、本実施形態に係る吸
気流制御バルブ4には、その側縁部に副開口部4Cを形
成し、この副開口部4Cから空気を導入している。副開
口部4Cを通過した空気AGは、吸気ポート21の側壁
に沿って下流側に流れる。この空気AGが、吸気ポート
21Aの側壁に沿って上流側に流されようとする燃料F
の移動を妨げる。こうして、副開口部4Cから導入され
た空気AGが燃料Fを上流側に移動するのを防止するこ
とにより、吸気流制御バルブ4の近傍に燃料が溜まる事
態を避けることができ、さらには、吸気流制御バルブ4
を開いたときに、燃焼室内に燃料が一気に流れ込むこと
を防止することができる。
【0022】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるもので
はなく、種々の変形例を挙げることができる。たとえ
ば、吸気流制御バルブとして、図3(b)に示す原型バ
ルブ40の形状を基本形状として、図5(a)〜(c)
に示す形状とすることができる。これらは、いずれも副
開口部の形状が異なる。
【0023】図5(a)に示す吸気流制御バルブ50で
は、副開口部51,51…として半円形の切欠きが形成
されている。また、吸気流制御バルブ50の上方中央部
には、主開口部52が形成され、主開口部52の両側に
は隔壁53,53が設けられているのは、上記の実施形
態と同様である。副開口部51,51…は、吸気流制御
バルブ50の側端縁の一部を切り欠いて形成されてお
り、この副開口部51,51…によって、図1に示す吸
気流路22との間に小さな開口部が形成される。この吸
気流制御バルブ50を用いた場合も、主開口部52が上
方に形成されているので、吸気流制御バルブ50が閉じ
たときに、燃焼室14(図1)に強いタンブル流を導入
することができる。そして、この副開口部51,51…
を通過した空気が導入されることにより、燃料の上流側
への移動を防止することができる。
【0024】また、図5(b)に示す吸気流制御バルブ
55では、その両側端に、その高さ方向に沿った長形の
切欠きからなる副開口部56,56がそれぞれ形成され
ている。また、吸気流制御バルブ55の上方中央部に
は、主開口部57が形成され、主開口部57の両側には
隔壁58,58が設けられている。副開口部56,56
は、吸気流制御バルブ55の側端縁をその高さ方向に沿
って全体的に切り欠いて形成されており、吸気流路22
との間で副開口部が形成される。この吸気流制御バルブ
55を用いた場合にも、燃焼室14に強いタンブル流を
導入することができるとともに、燃料の上流側への移動
を防止することができる。
【0025】さらに、図5(c)に示すように、吸気流
路22の断面形状よりも側方位置が一回り小さい形状の
吸気流制御バルブ60とすることもできる。この吸気流
制御バルブ60においては、その側端縁と吸気管2の間
のクリアランス部分が副開口部61となる。また、吸気
流制御バルブ60にも、上方中央部に主開口部62が形
成され、その両側に隔壁63,63が形成されている。
この吸気流制御バルブ60を用いた場合にも、燃焼室1
4に強いタンブル流を導入することができるとともに、
燃料の上流側への移動を防止することができる。
【0026】また、図5(d)に示すような吸気流制御
バルブ65とすることもできる。この吸気流制御バルブ
65は、その両側端縁に沿って形成された長孔からなる
4つの副開口部66,66…を備えている。また、吸気
流制御バルブ65の上方中央部には、主開口部67が形
成され、その両側には隔壁68,68が設けられてい
る。この副開口部66,66…は、細径であり、4つの
副開口部66,66…の総面積よりも、主開口部67の
面積の方が大きくされている。このため、吸気流制御バ
ルブ65を閉じているときには、主開口部67を通過す
る空気の方が、副開口部66,66…を通過する空気の
量よりも多くなっている。したがって、上方から大量の
空気が導入されることにより、燃焼室14に強力なタン
ブル流を導入することができる。また、副開口部66,
66…は、吸気流制御バルブ65の両端部に沿って形成
されているので、吸気ポート21内で巻き戻る燃料を高
い位置および低い位置で押し返すことができる。したが
って、タンブル流を弱めることなく、燃料の上流側への
移動を防止することができる。
【0027】他方、上記実施形態では、図3(b)に示
す原型バルブ40を吸気流制御バルブの基本形状とした
が、基本形状を他の形状とすることもできる。たとえ
ば、図6(a)に示すように、原型バルブ70は、四半
円形状のコーナ部を有する長円形をなしており、その上
部に、上端縁に沿って矩形の貫通孔である主開口部71
が形成されている。そして、主開口部71の両側に、隔
壁72,72が設けられている態様とすることができ
る。このように主開口部71を貫通孔とすることによ
り、原型バルブ70の外形を切り欠くことなる主開口部
71を製造することができる。このため、このような原
型バルブ70を用いた吸気流制御バルブを設けたとき
に、この吸気流制御バルブの位置合わせなどを容易に行
うことができるようになる。この原型バルブ70におけ
る側部に、図3(a)および図5(a)〜(d)に対応
する位置に副開口部を形成して吸気流制御バルブとする
ことができる。
【0028】また、図6(b)に示す原型バルブ80を
基本形状とすることができる。この原型バルブ80の上
部には、上端縁が切り欠かれて形成された主開口部81
が形成され、その両側に隔壁82,82が設けられてい
る。また、主開口部81の中央部には、上方に突出する
形の突部83が形成されており、主開口部81は、突部
83によって2つに分割されている。このように、主開
口部81が2つに分割されていた場合でも、隔壁82,
82の間の中央部に上方開口部81が形成されているこ
とにより、吸気ポート21内では、吸気ポート21の側
壁に沿って空気および空気に含まれる燃料が巻き戻され
る。したがって、この原型バルブ80における側部に、
図3(a)および図5(a)〜(d)に対応する位置に
副開口部を形成して吸気流制御バルブとすることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、内燃機
関の燃焼室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる
吸気流制御バルブを備える吸気装置において、吸気流制
御バルブの下流側近傍における燃料の液溜まりを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内燃機関の吸気装置を
示す概略側断面図である。
【図2】吸気流路における吸気流制御バルブが設けられ
た位置の拡大側断面図である。
【図3】(a)は、吸気流制御バルブの正面図、(b)
は吸気流制御バルブの基本形状をなす原型バルブの正面
図である。
【図4】吸気ポート内で空気および空気に含まれる燃料
が巻き戻された際の流路を説明するための、吸気ポート
を上方から見た模式的説明図である。
【図5】(a)〜(d)とも、吸気流制御バルブの他の
例を示す正面図である。
【図6】(a)、(b)とも、原型バルブの変形例を示
す正面図である。
【符号の説明】
1…エンジン(内燃機関)、2…吸気管、3…排気管、
4,50,55,60,65,70…吸気流制御バル
ブ、4A,52,57,62,67,71,81…主開
口部、4B,53,58,63,68,72,82…隔
壁、4C,51,56,61,66…副開口部、5…イ
ンテークマニホールド、6…インジェクタ、7…シャフ
ト、11…シリンダヘッド、12…シリンダ、13…ピ
ストン、14…燃焼室、15…吸気バルブ、16…排気
バルブ、21…吸気ポート、21A…側壁、22…吸気
流路、40,70,80…原型バルブ、41…主開口
部、42…側壁、83…突部、AB…空気、AF…導入
空気、FC…液溜まり、F…燃料、T…タンブル流。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 雄一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 若尾 和弘 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 村瀬 直 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管に配置された吸気流制御バルブを
    備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによっ
    て燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置
    であって、 前記吸気流制御バルブの上方両端部に隔壁が形成され、
    それらの間に空気を通過させる主開口部が形成されてお
    り、 前記吸気流制御バルブの側縁部には、前記主開口部の開
    口面積よりも開口面積が小さい副開口部が形成されてい
    ることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記副開口部が、前記吸気流制御バルブ
    の側端縁の内側に形成された貫通孔である請求項1に記
    載の内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記副開口部が、前記吸気流制御バルブ
    の側端縁を切り欠いて形成されている請求項1に記載の
    内燃機関の吸気装置。
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