JP2002276381A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸気流制御弁下流の吸気管内に突出部が存在
する場合に燃焼室内に有効にタンブル流を形成可能な形
状の燃料制御弁を有する内燃機関の吸気装置を提供す
る。 【解決手段】 吸気管内のスロットル弁と、その下流の
燃料噴射装置との間に燃焼室内にタンブル流を生成する
ための吸気流制御弁29を備えており、この制御弁29
の弁形状を形成される気流が下流に存在する吸気管内突
出部を避けて流れるよう形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気装置
に関し、特に吸気流制御弁によって吸気管内の吸気流を
制御可能な内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気管内のスロットル弁下流側で燃料噴
射装置の上流側に吸気流制御弁を配置する内燃機関の吸
気装置が知られており、特開平9−4474号公報等に
開示されている。
【0003】この吸気装置は、内燃機関始動時、例え
ば、スタータモータが始動されてから機関回転数が予め
定められた設定回転数よりも高くなるまでの間に、吸気
流制御弁を閉じて吸気通路の密閉度を高め、それによっ
て吸気流制御弁下流の吸気通路内に大きな負圧が形成さ
れるようにして燃料噴射弁から噴射された燃料が良好に
微粒化されるようにしている。また、この制御弁には穴
または切り欠きが設けられており、この穴または切欠き
を通して気流を通過させることで燃焼室内にタンブル流
を積極的に形成することにより、少ない燃料量で燃焼を
行うことを可能とするので、未燃燃料の排出を抑制でき
る効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】制御弁の形状としては
様々な形状が提案されている。本発明者らは、吸気流制
御弁の下流の吸気管内に突出部が存在する場合には、従
来提案されてきた制御弁形状では燃焼室内のタンブル流
形成が不十分であって有効なエンジンの燃焼改善が得ら
れない場合があることを見出し、その問題点を解決する
ため、本発明に至った。
【0005】すなわち、本発明は、吸気流制御弁下流の
吸気管内に突出部が存在する場合に燃焼室内に有効にタ
ンブル流を形成可能な形状の燃料制御弁を有する内燃機
関の吸気装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管内にス
ロットル弁と、その下流の燃料噴射装置との間に配置さ
れ、燃焼室内にタンブル流を生成するための吸気流制御
弁とを備える内燃機関の吸気装置であって、吸気流制御
弁を該制御弁で形成される気流が該制御弁下流に存在す
る吸気管内突出部を避けて流れる形状としていることを
特徴とする。
【0007】吸気流制御弁の形状をこのような形状に設
定することにより、制御弁で形成された気流は下流に存
在する吸気管内突出部を避けて流れるため、気流が弱め
られたり、乱されることがなく、燃焼室へと導かれるの
で、燃焼室内に有効なタンブル流を形成することが可能
であり、燃焼改善を図ることができる。
【0008】この吸気流制御弁の形状は、吸気管内突出
部の突出位置、突出形状、該制御弁との距離に応じて設
定することが好ましい。
【0009】具体的には、突出位置(突出部と燃焼室入
口との距離)は近いほど、突出形状は大きいほど、制御
弁との距離は近いほど突出部による気流の乱れの効果が
燃焼室に持ち込まれやすいから、形成される気流は突出
部を大きく避ける必要がある。突出位置や突出形状によ
って吸気流制御弁の形状を設定することにより、燃焼室
内に適切なタンブル流を形成することができる。
【0010】ここで、吸気管内突出部は吸気管断面の上
部中央に位置しており、吸気流制御弁の形状を、上部両
側を切り欠いた凸形状とすることが好ましい。このよう
にすると、吸気管、吸気弁の製造、組み立てが容易であ
る。
【0011】この吸気流制御弁の外縁を滑らかに接続さ
れる直線と曲線で形成することが好ましい。このように
すると、吸気流制御弁を通過する気流に剥離が生じにく
く、燃焼室内に比較的強いタンブル流を形成することが
可能となるので、より一層の燃焼改善を図ることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0013】図1は本発明に係る内燃機関の吸気装置と
この吸気装置を適用した内燃機関とを表わす概略図であ
る。
【0014】火花点火式のガソリン多気筒内燃機関(以
下、単に内燃機関と称する)1には吸気管2と排気管3
とが接続されている。吸気管2には吸入空気の温度を検
出する吸気温センサ22と、吸入空気量を検出するエア
フローメータ23と、アクセルペダル4の操作に連動す
るスロットル弁24が配置されるとともにこのスロット
ル弁24の開度を検出するスロットル開度センサ25が
配置されている。また、吸気管2のサージタンク20に
は、吸気管2の圧力を検出するための吸気圧センサ26
が配置されている。さらに、内燃機関1の各気筒に接続
される吸気ポート21には電磁駆動式のインジェクタ
(燃料噴射装置)27が設けられており、このインジェ
クタ27には燃料タンク5から燃料であるガソリンが供
給される。そして、インジェクタ27の先端の燃料噴出
孔は吸気ポート21内に突出して配置されている。この
突出位置は、吸気ポート21の断面で見ると、上部中央
に該当する。図示の内燃機関1は、各気筒ごとに独立し
てインジェクタ27が配置されているマルチポイントイ
ンジェクションシステムである。
【0015】サージタンク20と吸気ポート21との間
には、吸気流制御バルブ29を備える吸気流制御バルブ
アッシー28が取り付けられている。図2、図3は、こ
の吸気流制御バルブ29の具体的構造を説明する図であ
り、図2が吸気流制御バルブ29を横から見た図であ
り、図3が吸気流制御バルブ29部分をサージタンク2
0側から見た正面図である。バルブアッシー28の管部
は、図3に示されるように断面が長円形状であり、その
管内には、吸気流制御バルブ29がシャフト29sを中
心として転動可能な状態で配置されている。
【0016】吸気流制御バルブ29の弁29vの形状
は、図4に示されるようにバルブアッシー28の管部の
斜断面形状(長楕円形)の上部両側を切り欠いた形状で
あって、図3に示されるように上部略中央に幅Δw、高
さΔhの突出部を有する形状に形成されている。すなわ
ち、インジェクタ27の突出位置に対応する位置に突出
部が形成されている。
【0017】一方、吸気流制御バルブ29の下流側に
は、実線で示される吸気流制御バルブ29の閉止時に、
この切欠き部の上縁部と接触する隔壁28aが上部管壁
28uと平行に配置されている。シャフト29sに接続
されたアクチュエータ62を動作させて、シャフト29
sを駆動することで、吸気流制御バルブ29の開閉動作
を行うことができる。
【0018】内燃機関1の各気筒を構成するシリンダ1
0内には図の上下方向に往復動するピストン11が設け
られ、このピストン11はコンロッド12を介して図示
していないクランク軸に連結されている。ピストン11
の上方には、シリンダ10とシリンダヘッド13とによ
って区画された燃焼室14が形成されている。この燃焼
室14の上部には点火プラグ20が配置されるととも
に、開閉可能な吸気バルブ16と排気バルブ17を介し
てそれぞれ吸気管2と排気管3に接続されている。
【0019】そして、排気管3には、排気ガス中の酸素
濃度に応じた所定の電気信号を出力する空燃比センサ3
1が配置されている。
【0020】内燃機関1を制御するエンジンECU6
(本発明に係る内燃機関の吸気装置の制御装置を含む)
は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、上
述した各センサ(吸気温センサ22、エアフローメータ
23、スロットル開度センサ25、吸気圧センサ26、
空燃比センサ31)や車速センサ60、クランクポジシ
ョンセンサ61の各出力信号が入力されるとともに、点
火プラグ15、インジェクタ27、アクチュエータ62
の動作を制御するものである。
【0021】次に、本発明に係る内燃機関の吸気装置の
動作について説明する。図5は、制御動作を説明するフ
ローチャートである。この制御は、エンジンECU6に
よって行われるものであって、イグニッションキーがオ
ンにされてから所定の間隔で繰り返し実行されるもので
ある。
【0022】ステップS1では、まず、エンジン冷却水
温が所定範囲内にあるか否かを判定する。すなわち、寒
冷環境以外のファーストアイドル時等で、エンジン冷却
水温が十分に上昇していない場合には、判定結果はYE
Sとなり、ステップS2へと移行する。ステップS2で
は、吸入空気量が所定値未満の状況が継続しているか否
かを判定する。吸入空気量が低い状態であれば、アイド
ル状態と安定してステップS3へと移行する。ステップ
S3では、スロットル開度が所定値未満の状態が継続し
ているか否かを判定する。スロットル開度が所定値未満
の状態が継続している場合は、アイドル操作状態である
と判定してステップS4へと移行し、アクチュエータ6
2を操作して吸気流制御バルブ29を全閉にする。
【0023】吸気流制御バルブ29を全閉にすると、図
2に実線で示されるように、吸気流制御バルブアッシー
28内の管路は吸気流制御バルブ29によって一部閉塞
されているため、その切欠き部分のみを介して空気が流
れる。このように管路を一部閉塞することで、吸気流制
御バルブ29の下流側には、大きな負圧が形成されると
ともに、切欠き部分を通過する気流が加速される。
【0024】こうして切欠き部分を通過した気流は、隔
壁28aと上部管壁28uとの間に形成される流路28
pを流れることで、整流され、吸気ポート21へと導か
れる。吸気ポート21内では、上壁面に沿って流れる強
い気流が形成される。吸気流制御バルブ29の下流の吸
気ポート21には、上壁面から突出しているインジェク
タ27が存在しているが、インジェクタ27の突出位置
と吸気流制御バルブ27の突出位置とを合わせること
で、吸気ポート21内に形成されている気流は、インジ
ェクタ27の突出部を迂回して流れるため、この突出部
によって乱されることなく、吸気バルブ16まで到達
し、燃焼室14内へと導かれる。この結果、燃焼室内に
は強いタンブル流が形成される。
【0025】ファーストアイドル時には、吸気ポート2
1の壁面温度が低く、吸気流制御バルブ29が存在しな
い場合は、吸気管負圧も低いためインジェクタ27から
噴射された燃料の蒸発が進まず、壁面への付着が多くな
る傾向がある。本発明に係る吸気装置においては、吸気
管負圧を高めることができるため、減圧沸騰効果により
燃料の蒸発を促進することができるので、燃料の壁面付
着も抑制できる。
【0026】また、燃焼室内に強いタンブル流を形成す
ることで、より希薄な空燃比(A/F)での燃焼が可能
となるので、燃料噴射量を削減することができ、点火時
期遅角化と合わせて安定したアイドル運転の実現と未燃
燃料の排出抑制が可能となる。
【0027】ステップS1〜S3までの判定結果のいず
れかがNOであった場合は、ステップS5へと移行し、
アクチュエータ62を駆動して吸気流制御バルブ29を
全開にすることで、吸気流制御を行わず、通常運転を行
う。ステップS1がNOの場合は、ファーストアイドル
条件ではないため、壁面への付着量は少なく、また、排
ガス浄化触媒が十分に昇温されていると考えられるた
め、未燃燃料を適切に浄化できるのでエミッションの悪
化が抑制できるからである。ステップS2、S3のいず
れがNOであった場合は、運転者が吸気量の増大を求め
ていると考えられるが、吸気流制御バルブ29が全閉の
状態では吸気量を適切に増大させることができないの
で、全開にすることで、吸気量増大を可能とする。この
結果、ドライバビリティーが向上する。
【0028】ここで、吸気流制御バルブ29の突出部の
形状とインジェクタ27の突出部との関係について説明
する。図6は、吸気ポート21内における吸気流制御バ
ルブ29、インジェクタ27の位置関係を示す概略図で
ある。図6に示されるようにインジェクタ27の突出部
の高さをH、幅をW、インジェクタ27の突出部と吸気
流制御バルブ29との間の吸気ポート21の長さをLと
する。
【0029】インジェクタ27の突出部の幅W、高さH
が大きいほど吸気流制御バルブ29で形成する気流がイ
ンジェクタ27の突出部を大きく回避する必要が生ずる
ので、吸気流制御バルブ29の上部に突出する突出部
は、Wが大きいほどその幅Δwを大きく、Hが大きいほ
どその高さΔhを大きく設定する必要がある。ただし、
Δw<W、Δh<Hとして、吸気ポート21の断面にお
ける投影面積は、インジェクタ27の突出部のそれより
吸気流制御バルブ29の突出部のそれを小さくすること
が好ましい。また、Lが短いほど吸気流制御バルブ29
で形成する気流がインジェクタ27の突出部を大きく回
避する必要が生ずるので、Lが短いほど吸気流制御バル
ブ29の突出部の幅Δw、高さΔhをそれぞれ大きく設
定する必要がある。なお、吸気流制御バルブ29を全閉
にしたときにその切欠き部を介して通過する空気流量を
多くしたい場合は、突出部の幅Δwを小さくするより、
高さΔhを拡大するほうが好ましい。
【0030】本発明者らは、本発明に係る内燃機関の吸
気装置による燃焼改善効果を確認する比較実験を行った
ので、その結果について以下に報告する。比較実験は、
図3に示される形状の吸気流制御バルブ29vを用いた
実施例と、吸気流制御バルブを有しない比較例1、図7
に示される特開平11−257078号公報に開示され
ているような従来形状の吸気流制御バルブ29v’を用
いた比較例2の3種について点火時期を調整して燃焼を
行うことができるリーン限界について調べた。その結果
を図8に示す。ここで、実施例と比較例2とで閉止時の
流路面積はいずれも全体の10%となるよう形状を設定
した。なお、図8は、縦軸を点火時期、横軸を空燃比
(A/F)とした時のリーン限界を表わす等トルク変動
ラインを示したものである。
【0031】図8に示されるように比較例2は、比較例
1に対してリーン燃焼が可能であり、燃焼改善効果が見
られるが、通常点火時期での燃焼改善効果は小さい。こ
れに対して、実施例では比較例1、2のいずれに対して
もどの点火時期においてもリーン燃焼が可能となり、そ
の燃焼改善効果が確認できた。
【0032】本発明に係る内燃機関の吸気流制御バルブ
29のバルブ形状は図3の形態に限られるものではな
く、図9(a)に示されるように、切欠き部をバルブ本
体に食い込ませて開口面積を確保するようにしてもよ
い。また、図9(b)、(c)にそれぞれ示されるよう
にバルブの外縁を滑らかに接続される直線と曲線で構成
してもよい。このように形成すると、吸気流制御バルブ
を通過する空気がバルブの縁で剥離しがたくなるので、
比較的強いタンブル流を形成することができ、好まし
い。
【0033】以上の説明では、突出部としてインジェク
タが突出している場合を例に説明してきたが、他の突出
部についても同じことがいえる。また、吸気流制御バル
ブはインテークマニホールドと別体となっている場合を
例に説明したが、一体型のインテークマニホールド内に
配置してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吸
気管内にインジェクタ噴射孔などの突出部が存在してい
る場合でも、吸気流制御弁によって形成されたタンブル
流がこの突出部によって弱められたり、乱されることな
く燃焼室内に導かれるので、良好な燃焼改善効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関の吸気装置とこれを適用
した内燃機関とを示す概略図である。
【図2】図1の装置における吸気流制御バルブアッシー
の断面図である。
【図3】図2のバルブ部分の正面図である。
【図4】図3のバルブの形状を表わす図である。
【図5】本発明に係る内燃機関の吸気装置における吸気
流制御バルブの動作を説明するフローチャートである。
【図6】図1の内燃機関における吸気流制御バルブ、燃
料噴射装置、吸気弁の位置関係を示す図である。
【図7】従来技術における吸気流制御バルブを示す図で
ある。
【図8】本発明に係る内燃機関の吸気装置の燃焼改善効
果を従来技術と比較して示すグラフである。
【図9】本発明に係る内燃機関の吸気装置における吸気
流制御弁の他の形態を示す図である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…吸気管、エンジンECU、14…燃
焼室、16…吸気バルブ、20…サージタンク、21…
吸気ポート、22…吸気温センサ、23…エアフローメ
ータ、24…スロットル弁、25…スロットル開度セン
サ、26…吸気圧センサ、27…インジェクタ、28…
吸気流制御バルブアッシー、29…吸気流制御バルブ、
62…アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 案浦 敏樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 鈴木 英樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管内にスロットル弁と、その下流の
    燃料噴射装置との間に配置され、燃焼室にタンブル流を
    生成するための吸気流制御弁とを備える内燃機関の吸気
    装置であって、 前記吸気流制御弁を該制御弁で形成される気流が該制御
    弁下流に存在する吸気管内突出部を避けて流れる形状と
    していることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記吸気流制御弁の形状は、前記吸気管
    内突出部の突出位置、突出形状、該制御弁との距離に応
    じて設定していることを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気管内突出部は吸気管断面の上部
    中央に位置しており、前記吸気流制御弁の形状を、上部
    両側を切り欠いた凸形状としていることを特徴とする請
    求項1あるいは2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 【請求項4】 前記吸気流制御弁の外縁を滑らかに接続
    される直線と曲線で形成していることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
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