JP4051985B2 - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室内に形成される気流を制御する内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、吸気管内に配置された吸気流制御バルブを備え、この吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置が知られている。このような内燃機関の吸気装置においては、燃料の燃焼効率を向上させるために、燃焼室に供給される空気にスワールやタンブルなどの渦流を生じさせている。かかる吸気装置の例として、特開平8−165929号公報開示されたエンジンの吸気制御装置がある。この吸気制御装置は、燃焼室に供給する吸気流を制御する吸気制御弁を備えており、エンジンが暖機中であるか否かによって吸気制御弁が開閉のいずれかの状態になるかの閾値を移行させるというものである。そして、エンジンの回転・負荷の状態に応じて、吸気流制御弁を適切に制御しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、渦流を生じさせる吸気装置のうち、タンブル流を生じさせるものでは、吸気流制御バルブの上方に開口部が形成されているものがあるが、この場合、吸気流制御バルブの近傍に燃料の液溜まりが生じることがある。液溜まりが生じた状態で吸気流制御バルブを速く開くようにすると、液溜まりした燃料が一気に燃焼室に流れ込み、燃料がオーバーリッチとなって、ドライバビリティやエミッションの悪化などの不具合を生じることがあった。しかし、上記従来の公報に開示されている空気制御装置では、このような燃料のオーバーリッチを防止することができないものであった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、内燃機関の燃焼室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる吸気流制御バルブを備える吸気装置において、液溜まりした燃料が燃焼室に一気に流れ込まないようにして、燃料がオーバーリッチとならないようにした内燃機関の吸気装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、内燃機関の始動動作が終了した後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられており、制御装置が吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返すことにより、吸気流制御バルブの下流側に液溜まりした燃料を燃焼室に送り出すものである。
【0006】
吸気流制御バルブの下流側に燃料が液溜まりをしている際に、吸気流制御バルブをすばやく開放すると、液溜まりした燃料が一気に燃焼室に流れこみ、燃料がオーバーリッチとなる。この液溜まりは、吸気流制御バルブが微少開閉動作を繰り返すことにより、序々に解消されるので、こうして燃料がオーバーリッチになることを防止することができる。ここで、内燃機関の始動動作が行われている間に、液溜まりした燃料が燃焼室に流れ込むと、燃焼変動が大きくなり、回転変動が増大するという不具合が生じる。そこで、内燃機関の始動動作中は、吸気流制御バルブを閉じておき、始動動作が終了した後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返すように制御する。したがって、内燃機関の始動動作時の回転変動を増大させることなく、液溜まりを解消することができ、もって燃料がオーバーリッチとなることを防止することができる。
【0007】
ここで、制御装置は、内燃機関の温度に応じて微少開閉動作を行う回数を決定し、内燃機関の温度が高いときに、微少開閉動作を少なくする制御を行うのが好適である。
【0008】
内燃機関の温度が高いときには、燃料は蒸発しやすいので、液溜まりが生じていることは少なく、液溜まりしていたとしても、その量は少量である。そこで、内燃機関の温度が高く、液溜まりした燃料が少ないときには吸気流制御バルブの開閉動作の回数を少なくし、内燃機関の温度が低く、液溜まりした燃料が多いときには吸気流制御バルブの開閉動作の回数を多くする。こうして、燃料の液溜まりを解消し、燃料がオーバーリッチになることを好適に防止するとともに、その後早期に吸気流制御バルブを開くことができる。
【0009】
また、制御装置は、エンジン温度に応じて微少開閉動作中における吸気流制御バルブの開度を調整し、エンジン温度が高いときに、開閉動作中における吸気流制御バルブの開度を小さくする制御を行う態様とするのが好適である。
【0010】
エンジン温度が高く、液溜まりした燃料が少ないときには、吸気流制御バルブの開度を小さくし、エンジン温度が低く液溜まりした燃料が多いときには、吸気流制御バルブの開度を大きくする。こうして、燃料の液溜まりを解消し、燃料がオーバーリッチになることを好適に防止するとともに、その後早期に吸気流制御バルブを開くことができる。
【0011】
また、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の制御装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、内燃機関の始動時に吸気流制御バルブを閉じておき、内燃機関の回転数が安定した後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられているものである。
【0012】
内燃機関の回転数が安定する前に、液溜まりした燃料が燃焼室に流れ込むと、燃焼変動が大きくなり、回転変動が増大するという不具合が生じる。そこで、内燃機関の回転数が安定する前は、吸気流制御バルブを閉じておき、内燃機関の回転数が安定した後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返すように制御する。したがって、内燃機関の回転変動の増大を招くことなく、液溜まりを解消することができ、もって燃料がオーバーリッチとなることを防止することができる。
また、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気制御装置は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、内燃機関の始動時に吸気流制御バルブを閉じておき、内燃機関の始動後の経過時間が所定値以上となった後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられているものである。
さらに、上記課題を解決した本発明に係る内燃機関の吸気制御方法は、吸気管に配置された吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気制御方法であって、内燃機関の始動動作が終了した後、吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行い、吸気流制御バルブの下流側に液溜まりした燃料を燃焼室に送り出すことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略側断面図である。
図1に示すように、内燃機関であるガソリン多気筒エンジン(以下「エンジン」という)1には、吸気管2および排気管3が接続されており、吸気管2には吸気流制御バルブ4が設けられている。吸気管2は、エンジン1に接続される吸気ポート21と、吸気流路22を備えている。吸気ポート21は、エンジン1におけるシリンダヘッド11に形成されており、吸気流路22は、シリンダヘッド11に接続されるインテークマニホールド5に形成されている。また、吸気ポート21には、電磁駆動式のインジェクタ(燃料噴射装置)5が設けられており、インジェクタ6には、図示しない燃料タンクから燃料Fが供給され、インジェクタ6は供給された燃料Fを吸気ポート21に向けて噴出する。
【0015】
吸気流制御バルブ4は、吸気管2におけるインテークマニホールド5に形成された吸気流路22に設けられている。この吸気流制御バルブ4には、図2に示すように、シャフト7が取り付けられており、シャフト7を中心として回動可能となっている。このシャフト7は、吸気流路22における空気の流路に直交する方向に延在して設けられており、このため、吸気流制御バルブ4は、吸気流路22における空気が流れる方向に直交する軸回りに回動し、図2に実線で示す状態のときに、閉となり、破線で示す状態のときに開となる。
【0016】
また、吸気流制御バルブ4の正面形状は、図3に示すように、四隅に四半円形状のコーナ部を有する長円形をなし、その上方中央部が切り欠かれて開口部4Aが形成されている。この開口部4Aの両端部に隔壁4B,4Bが設けられており、隔壁4B,4Bの間に開口部4Aが形成された状態となっている。
【0017】
さらに、吸気流制御バルブ4は、アクチュエータ8を介してエンジンECU9に接続されている。エンジンECU9は、マイクロコンピュータを中心に構成されており、アクチュエータ8を駆動させることによって吸気流制御バルブ4の開度の制御を行っている。
【0018】
また、図1に示す吸気流路22のうち、吸気流制御バルブ4が設けられている位置の断面形状は、吸気流制御バルブ4の正面形状に隔壁4B,4Bの上端部をつないで形成される、略四半円形のコーナ部を有する形状をなしている。したがって、吸気流制御バルブ4が閉じている状態のときには、図示しないサージタンクから供給される空気は、開口部4Aを通じて吸気ポート21に供給され、さらに吸気バルブ15を介して燃焼室14に導入される。燃焼室14に導入される空気のほとんどは吸気流制御バルブ4の開口部4Aを通過しているので、燃焼室14に導入される気流は、図1に示すようなタンブル流Tが強く生じることになる。
【0019】
エンジン1におけるシリンダ12には、図1の上下方向に往復動するピストン13が設けられている。ピストン13の上方には、シリンダ12とシリンダヘッド11によって区画された燃焼室14が形成されている。この燃焼室14の上部には、図示しない点火プラグが配置されるとともに、燃焼室14は、開閉可能な吸気バルブ15と排気バルブ16を介してそれぞれ吸気管2と排気管3に接続されている。また、吸気流路22は、サージタンク17に接続されており、
サージタンク17の下流側にはスロットル弁18が設けられている。スロットル弁18には、図示しない運転席に設けられたアクセルペダルPが接続されており、運転者がアクセルペダルPを操作することにより、スロットル弁18が開閉するようになっている。
【0020】
さらに、吸気管2におけるスロットル弁18の近傍位置には、スロットル弁18の開度を検出するスロットル開度センサ31が設けられており、スロットル弁18の上流側には、吸入空気量を検出するエアフローメータ32が配設されている。また、アクセルペダルPにはアクセル開度センサ33が設けられており、図示しないラジエータには水温センサ34が設けられている。これらスロットル開度センサ31、エアフローメータ32、アクセル開度センサ33、および水温センサ34は、いずれもエンジンECU9に接続されている、エンジンECU9においては、各センサから出力された各種の信号に基づいて、吸気流制御バルブ4の開度を算出して制御している。
【0021】
次に、本実施形態に係るエンジンの吸気装置の動作について説明する。本実施形態に係る吸気装置においては、エンジン1が温まっている通常時や、吸入空気量が多い場合など、タンブルを生じさせることが要求されないときには、吸気流制御バルブ4を開いて、燃焼室14に対してタンブル流Tを生じさせないようにして空気を導入する。一方、エンジン1が冷えており、吸入空気量が少ない場合などには、吸気流制御バルブ4を閉じて燃焼室14にタンブル流Tを生じさせる気流を供給する。ここで、吸気流制御バルブ4を閉じると、吸気ポート21内で空気が巻き戻され、巻き戻し空気ABが生じる。このような巻き戻し空気ABが生じることにより、インジェクタ6から噴射された燃料Fが吸気流制御バルブ4の方向に空気とともに巻き戻される。この燃料Fが吸気流制御バルブ4の近傍に溜まって液溜まりFCとなると、たとえばエンジン1が傾いたときなどに燃焼室14に燃料Fが一気に流れ込んでしまうと、燃料がオーバーリッチとなって不完全燃焼を起こすなどの不具合が生じることが考えられる。このような事態を防止するため、エンジンECU9においては、次に示す制御を行っている。
【0022】
図4は、エンジンECU9における制御動作を説明するフローチャートである。
【0023】
エンジンECU9においては、吸気流制御バルブ4を開く要求があるか否かを判定する(S1)。吸気流制御バルブ4を開くか否かの判断は、冷却水の水温、空気温、エンジンの回転数、負荷、吸入空気量、スロットル開度等の適宜の条件に基づいて算出される。その結果、吸気流制御バルブ4を開く要求があった場合には、吸気流制御バルブ4を全開にして(S6)、制御が終了する。一方、吸気流制御バルブ4を開く要求がなかった場合には、エンジン1が始動動作中であるか否かを判定する(S2)。エンジン1が始動動作中であるか否かは、たとえばエンジン回転数から判定することができる。その結果、エンジン1が始動動作中であった場合には、エンジン1の回転変動の増大を防止するために、吸気流制御バルブ4を全閉にして(S3)、制御が終了する。一方、エンジン1が始動動作中でなかった場合には、始動後の経過時間が所定値以上であるか否かを判定する(S4)。その結果、始動後の経過時間が所定値以上であった場合には、吸気流制御バルブ4に微少開閉動作をさせ、全閉状態と微開状態とを交互に繰り返すようにする(S5)。このような微少開閉動作を繰り返すことにより、吸気流制御バルブ4の下流側に液溜まりした燃料Fを燃焼室14に少しずつ送り出す。こうして、燃料Fを一気に燃焼室14に流入させることなく、吸気流制御バルブ4の下流側に生じた液溜まりを解消することができる。
【0024】
一方、ステップS4において、始動後の経過時間が所定値よりも小さいと判断された場合には、吸気流制御バルブ4を全閉にして(S3)、制御が終了する。このようにして、吸気流制御バルブ4の下流側に生じた燃料Fによる液溜まりを解消して、燃焼室14に燃料Fが大量に供給されることによる燃料がオーバーリッチとなる問題を解消することができる。
【0025】
ここで、吸気流制御バルブ4の微少開閉動作について説明する。図5は、吸気流制御バルブ4の開速度と、スロットル開度TAと、エンジン回転数NEとの時間関係を示すグラフである。図示しないイグニッションスイッチがONとなってエンジン1が始動すると、エンジン回転数NEは、不安定な状態で上昇する。このとき、スロットル開度は0であり、吸気流制御バルブ4は全閉の状態となっている。そして、一旦上昇したエンジン回転数NEが下降し、エンジン1が自立し、回転数が安定した状態となり、この状態でエンジン1の始動動作が終了する。エンジン1の始動動作が終了すると、吸気流制御バルブ4が微少開閉動作を一定の回数繰り返す。この吸気流制御バルブ4の開閉動作により、吸気流制御バルブ4の下流側に液溜まりした燃料Fが燃焼室14に送られる。それから、アクセルペダルPを踏んでアクセル開度が大きくなると、アクセル開度の増大に伴って吸気流制御バルブ4を一気に開く。このとき、吸気流制御バルブ4の下流側における燃料Fの液溜まりは解消しているので、吸気流制御バルブ4を一気に開いたとしても、燃焼室14に大量の燃料Fが一気に流入することがないようにすることができる。
【0026】
また、上記制御フローのステップS5において、吸気流制御バルブ4の微少開閉動作を行うにあたり、エンジン温度に応じて微少開閉動作を行う回数を調整することができる。図6は、エンジン温度と吸気流制御バルブの開閉回数の関係を示すグラフである。
【0027】
図6に示すように、エンジン温度が高くなるにつれて、吸気流制御バルブ4の開閉回数を少なくする制御を行うことができる。エンジン温度が高いときには、燃料Fは蒸発しやすい状態にあるので、液溜まりは生じないか、生じてもその液溜まりを形成する燃料Fの量は少量であるので、少ない開閉回数で液溜まりを解消することができ、早期に吸気流制御バルブ4を全開にすることができる。
【0028】
また、吸気流制御バルブ4の微少開閉動作を行うにあたり、エンジン温度に応じて微少開閉動作時の微開開度を調整することができる。図7は、エンジン温度と吸気流制御バルブ4の微開開度の関係を示すグラフである。
【0029】
図7に示すように、エンジン温度が高くなるにつれて、吸気流制御バルブ4の微開開度を小さくすることができる。エンジン温度が高いときには、燃料Fは蒸発しやすい状態にあるので、液溜まりは生じないか、生じてもその液溜まりを形成する燃料Fの量は少量であるので、吸気流制御バルブ4を小さく開くことで液溜まりを解消することができ、早期に吸気流制御バルブ4を全開にすることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、内燃機関の燃焼室に供給する吸気流にタンブル流を生じさせる吸気流制御バルブを備える吸気装置において、液溜まりした燃料が燃焼室に一気に流れ込まないようにして、燃料がオーバーリッチとならないようにした内燃機関の吸気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る内燃機関の吸気装置を示す概略側断面図である。
【図2】吸気流路における吸気流制御バルブが設けられた位置の拡大側断面図である。
【図3】吸気流制御バルブの正面図である。
【図4】エンジンECUにおける制御動作を説明するフローチャートである。
【図5】吸気流制御バルブ4の開速度と、スロットル開度TAと、エンジン回転数NEとの時間関係を示すグラフである。
【図6】エンジン温度と吸気流制御バルブの開閉回数の関係を示すグラフである。
【図7】エンジン温度と吸気流制御バルブの微開開度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…エンジン、2…吸気管、3…排気管、4…吸気流制御バルブ、4A…開口部、4B…隔壁、5…インテークマニホールド、6…インジェクタ、7…シャフト、8…アクチュエータ、9…エンジンECU、11…シリンダヘッド、12…シリンダ、13…ピストン、14…燃焼室、15…吸気バルブ、16…排気バルブ、17…サージタンク、18…スロットル弁、21…吸気ポート、22…吸気流路、31…スロットル開度センサ、32…エアフローメータ、33…アクセル開度センサ、34…水温センサ、AB…空気、F…燃料、NE…エンジン回転数、P…アクセルペダル、T…タンブル流、TA…スロットル開度。

Claims (6)

  1. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記内燃機関の始動動作が終了した後、前記吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられており、
    前記制御装置が前記吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返すことにより、前記吸気流制御バルブの下流側に液溜まりした燃料を燃焼室に送り出すことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記制御装置は、内燃機関の温度に応じて前記微少開閉動作を行う回数を決定し、
    前記内燃機関の温度が高いときに、前記微少開閉動作を少なくする制御を行う請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記制御装置は、エンジン温度に応じて前記微少開閉動作中における前記吸気流制御バルブの開度を調整し、
    前記エンジン温度が高いときに、前記開閉動作中における前記吸気流制御バルブの開度を小さくする制御を行う請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記内燃機関の始動時に前記吸気流制御バルブを閉じておき、前記内燃機関の回転数が安定した後、前記吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  5. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを備え、前記吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気装置であって、
    前記内燃機関の始動時に前記吸気流制御バルブを閉じておき、前記内燃機関の始動後の経過時間が所定値以上となった後、前記吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行う制御装置が設けられていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  6. 吸気管に配置された吸気流制御バルブを開閉制御することによって燃焼室へ導入する気流を制御する内燃機関の吸気制御方法であって、
    前記内燃機関の始動動作が終了した後、前記吸気流制御バルブの微少開閉動作を繰り返す制御を行い、
    前記吸気流制御バルブの下流側に液溜まりした燃料を燃焼室に送り出すことを特徴とする内燃機関の吸気制御方法。
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