JP5361806B2 - ハイブリッド車用のエンジン制御装置 - Google Patents

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走行用駆動源としてエンジン及び電動機兼発電機(モータージェネレータ)を備えたハイブリッド車用のエンジン制御装置に係り、特に、所定条件下においてエンジンをアイドル運転状態に移行させるとともに、エンジン回転数を目標アイドル回転数に収束させる制御を行なうエンジン制御装置に関する。
一般に、エンジン(内燃機関)のアイドル回転数制御では、電気系統やエアコンなどの予め予測できる負荷に対しては相応の空気量補正をフィードフォワード(以下F/Fと称す)項で対応し、それ以外の負荷変動に対しては回転数を監視したフィードバック(以下F/Bと称す)制御によって算出されるF/B項(F/B吸入空気補正量)にて目標とするアイドル回転数を維持するようにしている。
F/B制御では応答速度が遅いため、空気量不足によるエンジンストール(以下エンストと称す)を防止するには、回転数が低下した時点でF/F項として補正するのが好ましく、特許文献1では、エンジン回転数降下度合いに応じて空気量をF/F項として補正することを提案している。
F/B項はスロットル弁における異物(ガム質)付着やエンジンのフリクション変化などの経年劣化及び前記F/F項の補正が適切でない部分を補正している。しかし、強電系を有するハイブリッド車は、一般に電気負荷は強電バッテリにつながることから、上記の電気系統やエアコンなどのF/F項としての空気量補正はなくなっているため、F/B項としては主に、経年劣化の補正がメインとなっている。一般に、これらのF/B項はスロットル特性の学習や、フリクション学習を行うことにより0にすることが可能であるが、学習が実行されるまではF/B項として補正される必要がある。
ところで、暖機・冷機に関わらずエンジン始動時の始動性の確保や始動後の排気浄化用触媒の早期活性化のために、始動時に吸入空気量を増量補正することがある。これらの補正分は、増量制御を開始してから所定時間が経過した後は予め定められた態様で時間の経過と共に徐々に減少させるように制御する方法もあるが、スロットル開度特性やフリクション(摺動部の摩擦力)等の経年変化によって空気量の過不足が発生することがあるため、途中で増量補正分をF/B項に転嫁してF/B制御により増量補正分の空気量を減少させたり、上記増量補正分を最初からF/B項の初期値として与えたりすることが一般的には行われている。
特開平7−229440号公報
しかしながら、上記従来の制御技術では、F/B制御はアイドル運転状態で行われるため、アイドル運転状態がほとんど存在しないハイブリッド車においてはF/B項が本来の値には収束せず、吸入空気量に誤差が発生してしまうことになる。
F/B項が本来の値より大きな値となっている場合には、トルクが必要な非アイドル運転時(以下、トルク運転時と称す)において、実発生トルクが目標(要求)トルクからずれたり、アイドル運転状態に移行した際に回転数吹き上がり等が発生してしまい、エンジン(トルク)の制御精度や運転性の低下を引き起こしてしまう。
また、公知技術のように空気量増量補正した分を時間減算で0にしてしまうと経年劣化分を吸収しきれずにアイドル運転に移行した際に予期しないシーンでエンストしてしまう可能性がある。学習を実行していれば基本的にF/B項を0にすることが可能であるが、学習を実行するためにはアイドル運転状態が所定時間継続している必要があるため、学習領域が殆ど存在しないハイブリッド車では、強制的にアイドル運転を継続させて学習を実行している。この場合、燃費への跳ね返りがあるため、学習頻度は少なく設定されている。そのため、学習されるまではF/B項にて経年劣化分を吸収させておく必要があり、時間減算で0にすることは好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、エンジンがアイドル運転状態に移行した際の回転数吹き上がりを抑えることができるとともに、アイドル運転時においてエンジン回転数を迅速に目標アイドル回転数に収束させることのできるハイブリッド車用のエンジン制御装置を提供することにある。
他の目的とするところは、トルク制御精度を向上させることができ、もって、運転性、信頼性等を高めることのできるハイブリッド車用のエンジン制御装置を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係るエンジン制御装置は、走行用駆動源としてエンジン及び電動機兼発電機を備え、前記エンジン及び該エンジン搭載車両の運転状態が所定の条件を満たすとき、前記エンジンをアイドル運転状態に移行させた後、一時的に停止させるアイドルストップを行なうようにされたハイブリッド車に用いられるもので、エンジンがアイドル運転状態にあるとき、エンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるべくF/B吸入空気補正量を設定するフィードバック制御手段と、エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられる毎に、エンジン回転数を迅速に前記目標アイドル回転数に収束させるべく、エンジン回転数もしくはそれに関連する情報に基づいて、次回のアイドル運転時に使用する、前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値を補正するための初期値補正量を設定する初期値補正量設定手段とを備え、予め定められた補正量設定変更許可条件が成立すると共に、前記エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられたとき、前記F/B吸入空気補正量を、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量と前記初期値補正量とを用いて補正することを特徴としている。
本発明に係るハイブリッド車用のエンジン制御装置によれば、エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられたとき、F/B吸入空気補正量を、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量とエンジン回転数もしくはそれに関連する情報に基づいて設定される初期値補正量とを用いて補正するようにされるので、アイドル運転状態が殆ど存在しない(アイドル運転状態が短い)ハイブリッド車両においても、アイドル運転時にF/B吸入空気補正量を適正値に収束させることが可能となり、アイドル運転状態に移行したときの回転数吹き上がりを抑えることができるとともに、アイドル運転時においてエンジン回転数を迅速に目標アイドル回転数に収束させることができ、運転性、信頼性を高めることができる。
また、前記F/B吸入空気補正量の補正は、始動後経過時間等で定まる補正量設定変更許可条件が成立したときにのみ行うことができるので、F/B吸入空気補正量を変更したくないシーン、例えばエンジンが暖まっていない始動シーンでアイドル運転となった場合等にはF/B吸入空気補正量のアイドル時初期値の変更がなされないため、エンスト耐性の低下を抑えることができる。
本発明に係るエンジン制御装置の一実施例を、それが適用されたハイブリッド車用エンジンと共に示す概略構成図。 図1に示されるECU周りの構成を示す図。 目標スロットル開度の演算例の説明に供されるブロック図。 ISC・F/B吸入空気量補正ルーチンの一例を示すフローチャート。 図4に示される如くのF/B吸入空気量補正を行なった場合の操作量等の変化を示すタイムチャート。 ISC・F/B吸入空気量補正ルーチンの他の例を示すフローチャート。 図6に示される如くのF/B吸入空気量補正を行なった場合の操作量等の変化を示すタイムチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るエンジン制御装置の一実施例を、それが適用されたハイブリッド車用エンジンと共に示す概略構成図である。本例のエンジン制御装置が適用されるハイブリッド車は、走行用駆動源としてエンジン1及び電動機兼発電機(モータジェネレータ)を備え、前記エンジン1及び当該車両の運転状態が所定の条件を満たすとき、前記エンジン1をアイドル運転状態に移行させた後、一時的に停止させるアイドルストップを行なうようにされている。
図示例のエンジン1は、DOHC型の多気筒4サイクルエンジンであり、シリンダヘッド2Aとシリンダブロック2Bとからなるシリンダ2を備え、シリンダヘッド2Aには、吸気弁32用のカム軸31と、排気弁34用のカム軸33が配設され、シリンダブロック2Bにはピストン5が摺動自在に嵌挿され、ピストン5上方には、所定形状の燃焼室(天井ないしルーフ部)を持つ燃焼作動室3が画成され、この燃焼作動室3には、点火コイル23に接続された点火プラグ22が臨設されている。
燃料の燃焼に供せられる空気は、エアークリーナ11から、ホットワイヤ式等のエアフローセンサ43や電制スロットル弁13が配在されたスロットルボディ(管状通路部分)12、コレクタ14、吸気マニホールド(多岐管)15、吸気ポート16等からなる吸気通路20を通り、その下流端(吸気ポート16端部)に配在された吸気弁32を介して各気筒の燃焼作動室3に吸入される。また、吸気通路20の下流部分(吸気マニホールド15)には、各気筒毎に、吸気ポート16に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁21が臨設されている。なお、前記スロットルボディ12には、電制スロットル弁13の開度を検出するスロットル(開度)センサ42が取り付けられている。
燃焼作動室3に吸入された空気と燃料噴射弁21から噴射された燃料との混合気は、点火プラグ22による火花点火により燃焼せしめられ、その燃焼廃ガス(排気ガス)は、燃焼作動室3から排気弁34を介して排気ポート、排気マニホールド、排気浄化用触媒(例えば三元触媒)48が設けられた排気管等からなる排気通路40を通って外部(大気中)に排出される。排気通路40における触媒48より上流側には酸素濃度センサ(空燃比センサ)17が配在されている。
また、各気筒毎に配備された燃料噴射弁21には、燃料タンク内の燃料(ガソリン等)が燃料ポンプや燃圧レギュレータ等を備えた燃料供給機構により所定燃圧に調圧されて供給され、燃料噴射弁21は、本実施例のエンジン制御装置の主要部を構成するエンジンコントロールユニット(以下、ECUと称す)8から供給される、そのときの運転状態に応じたパルス幅(開弁時間に相当する)を持つ駆動パルス信号により開弁駆動され、その開弁時間に応じた量の燃料を吸気ポート16に向けて噴射するようになっている。
また、本例のエンジン1には、その運転状態に応じて吸気弁32の開閉時期を基準位置(基準クランク角度)から進遅角させるためのオイルコントロールバルブ24等を含む油圧式可変バルブタイミング機構が付設されている。この油圧式可変バルブタイミング機構は、クランク軸6により回転駆動されるオイルポンプ7から吐出される作動油圧を駆動源としている。
さらに、エンジン1には、エンジン冷却水温を検出する水温センサ41、クランク軸6の回転角度を検出して、クランク軸6の回転位置を表す角度信号を出力するクランク角センサ45、吸気弁32を駆動するカム軸31の回転角度を検出して、カム軸31の回転位置を表す角度信号を出力するカム角センサ46、吸気通路20におけるスロットル弁13より下流側の圧力(吸気管内圧)を検出する吸気圧センサ44等が配備されており、それらから得られる信号もECU8に供給される。
本実施例のECU8は、そのハードウェア自体はよく知られたもので、図2に示される如くに、その主要部が、MPU8a、EP-ROM8b、RAM8c、及びA/D変換器を含むI/O用LSI8d等で構成される。
I/O用LSI8dの入力側には、クランク角センサ45、カム角センサ46、水温センサ41、スロットルセンサ42、エアフローセンサ43、吸気圧センサ44を含む各種のセンサ類やIGキー(IGスイッチ)等からの信号が供給される。
また、本実施例のエンジン制御装置が適用されるハイブリッド車では、ECU8とは別に、マイクロコンピュータを内蔵した統合(車両)コントロールユニット(以下、TCUと称す)を有しており、TCUからECU8へ、実現すべき目標トルク要求やエンジンを一時的に停止させるアイドルストップ(I/S)要求、アイドルストップ制御を禁止させるアイドルストップ(I/S)禁止要求などをCAN通信等のユニット間通信によりデータ送受信が行われる。
ECU8は、これらの入力信号やユニット間通信信号に基づいて所定の演算処理を実行し、この演算結果として算定された各種の制御信号をI/O用LSI8dから出力し、アクチュエータである燃料ポンプ(図示せず)、電制スロットル弁13、燃料噴射弁21、点火コイル23等に所定の制御信号を供給して、スロットル開度制御、燃料噴射制御、点火時期制御等を実行する。
次に、上記した如くの構成を有するエンジン制御装置の主要部を構成するECU8によるスロットル開度制御(エンジン始動、アイドル運転状態への移行、アイドルストップ、アイドル回転数制御)等について説明する。
図3は、基本的なスロットル開度演算ブロック図の一例を示す。運転者によるアクセル開度及び他のコントロールユニット(C/U)からの要求に基づいて目標トルク(J1)を演算する。ハイブリッド車においては、一般にアクセル操作量(アクセルペダル踏込み量)及び他のC/Uからの要求の処理は統合コントロールユニット(TCU)で演算され、CAN通信等によりECU8に送られたものを目標トルク(J1)として認識して以下の演算を実行している。演算した目標トルク(J1)からエンジン特性に応じて一義的に求まる駆動力要求分としてのスロットル開口面積(J2)[吸気通路20におけるスロットル弁13部分の実効通路断面積]を演算する。これとは別に、アイドル回転数制御用(ISC用)吸入空気量Qcalを演算し、トルク要求分と同様にISC要求分開口面積(J3)を算出する。
ISC用吸入空気量Qcalは、運転状態に応じて定まるISC用フィードフォワード(F/F)吸入空気補正量QFFと、実エンジン回転数を目標回転数に収束させるためのISC用フィードバック(F/B)吸入空気補正量QFBとを加算して求められる。QFFは、目標回転数に応じて決まる目標回転数保持分、エンジン冷却水温に応じたフリクション相当の水温補正分、電気負荷やエアコンなどの作動に伴う補機負荷分、QFBの定常分を学習したISC学習分などから構成される。F/B制御はゲインが過大であるとハンチングやオーバーシュートを起こし、ゲインが過少であると目標値への収束が遅くなることが知られている。車両に搭載するエンジンでは通常アイドル回転数が急変することはないため安定性を重視した小さいゲインが設定されている。
次に、演算された駆動力要求分開口面積(J2)とISC要求分開口面積(J3)を加算して、現在運転状態に必要な目標スロットル開口面積(J4)とする。
そして、吸入空気量とスロットル開口面積とスロットル開度とは相関関係にあることから、例えば予め記憶装置(EP−ROM8b)に記憶されているスロットル開度−スロットル開口面積特性を表わすマップから目標スロットル開口面積(J4)に相当するスロットル開度を読み出すことにより、最終的な目標スロットル開度(J5)を求め、求められた開度(J5)となるようにスロットル弁(の弁体)13を回動させる制御をおこなう。
上記ECU8は、機能的には、エンジンがアイドル運転状態にあるとき、エンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるべくF/B吸入空気補正量QFBを設定するフィードバック制御手段と、エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられる毎に、エンジン回転数を迅速に前記目標アイドル回転数に収束させるべく、エンジン回転数もしくはそれに関連する情報(例えば、目標アイドル回転数と現在の実エンジン回転数との差分)に基づいて、次回のアイドル運転時に使用する、前記F/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiを補正するための初期値補正量Qpを設定する初期値補正量設定手段とを備え、予め定められた補正量設定変更許可条件(後述)が成立しているもとで、エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられたとき、前記F/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiを、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量QFBのアイドル時最終値Qeと前記初期値補正量Qpとを用いて補正するようにされる。
かかる制御(補正)を、図4のフローチャート、図5のタイムチャートを用いて以下に詳細に説明する。
図4は、ISC・F/B吸入空気量補正ルーチンの一例を示すフローチャートである。
図示ルーチンでは、まず、ステップS102(以下、ステップは省略)でエンジン1がアイドル運転状態に移行したかどうかを判断する。具体的には、アクセル操作量や外部要求分がない場合には、ISC要求分のみで目標スロットル開度が決定され、このときはアイドル運転となる。一般にハイブリッド車はアイドル運転領域が殆ど存在しないが、アイドルストップ直前に油圧式可変バルブタイミング機構による吸気弁32の開閉時期を基準位置に戻したり、次回始動時のNOx低減のためにエンジン回転数を落とす必要があり、短期間ではあるがアイドル運転状態が存在する。S102でNOと判断された場合には、以後のプロセスを実行することなく直ちにこのルーチンを終了する。S102の判断がYESの場合にはS104以降の処理を実行する。
S104では、補正量設定変更許可条件が成立しているかどうかを判断する。補正量設定変更許可条件は、アイドル運転状態への移行時のF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiを変更するか否かを決めるための条件であり、本条件はエンジンの運転状態に応じて決定される。例えば、エンジン始動後に所定時間が経過している場合には、始動時の増量補正は不要となるため、吸入空気補正量設定変更許可条件を成立させて、F/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiの変更を行う。始動後に所定時間が経過していないのであれば、まだ始動状態であり始動時増量補正を変更しないようにQFBの初期値Qiの変更は行わないようにする。
S104でYESの場合には、S106へ進みF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiを設定してS108へ進む。S104でNOの場合には、QFBの初期値Qi変更はせずS108に進み、ISC・F/B制御を実行する。S108では、目標アイドル回転数と現在の実エンジン回転数との差分ΔNEに応じてQFBをI分ずつ増加もしくは減少させて目標アイドル回転数に近づくようにフィードバック制御する。このI分が大きいと、収束性(応答性)は向上するが、ハンチングやオーバーシュートが発生してしまうため、一般的には安定性を重視してI分は小さい設定となっている。
次に進むS110では、回転数差分ΔNEを下記の式にて算出する。
回転数差分ΔNE = 目標アイドル回転数 − 実エンジン回転数
回転数差分ΔNEは、実エンジン回転数が目標アイドル回転数を下回る場合には正の値、逆の場合には負の値となる。
続くS112で、回転数差分ΔNEに基づき、予め内部のメモリに格納された図示のような特性のマップを参照して初期値補正量Qpを求める。初期値補正量Qpは以下の特性を備える。
すなわち、回転数差分ΔNEが正側で大きいほど、初期値補正量Qpは正側で大きく設定され、逆に回転数差分ΔNEが負側で大きいほど、初期値補正量Qpは負側で大きく設定される。また、過補正やハンチングを起こさないように回転数差分ΔNEが小さい領域に不感帯が設定されている。
次に進むS114では、今回のアイドル運転時に設定されたF/B吸入空気補正量QFB(のアイドル時最終値Qe)にS112で設定された初期値補正量Qpを加えて、次回のアイドル運転時に使用するF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiとする。これにより、次回アイドル運転時におけるF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiは、例えば初期値補正量Qpが負の値のとき、現在のQFBよりQp分小さい値に設定され、次回のアイドル運転時には、前回のQFB(のアイドル時最終値Qe)よりQp分小さい値からISC・F/B制御が開始されることになる。
図5は、上記した如くのF/B吸入空気量補正を行なった場合の、(A)車速、(B)補正量設定変更の可否、(C)ISC・F/B制御の実行・停止、(D)エンジン回転数、(E)初期値補正量(Qp)、(F)F/B吸入空気補正量(QFB)の変化を示すタイムチャートである。
IGスイッチON後、時点t1でモータ(電動機兼発電機)でクランキングされながらエンジン始動が開始される。このとき始動性確保のためF/B吸入空気補正量QFBとしては大きめの値が設定される。また、フリクションを考慮して、エンジン冷却水温に応じた増量補正も行われ、水温が低いほど大きな値が設定されることになる。始動後は統合コントロール装置からのトルク指令に従うトルク運転となるため、ISC・F/B制御のシーンは存在せず、QFBは始動時(t1時点)の値を保持する。
その後、始動後経過時間が所定時間を超えた時点t2で、補正量設定変更許可条件が成立し、さらにその後の時点t3では、TCUでエンジン駆動力が不要と判断され、EV走行に移行するため、エンジン停止処理を開始する。すなわち、TCUからの目標トルク要求を0として、エンジンとモータとを切り離してエンジン単体でのアイドル運転状態となる。
時点t3から始まるアイドル運転は、IGスイッチON後の初回のアイドルストップ前のアイドル運転であるため、時点t1と同じF/B吸入空気補正量QFB(アイドル時初期値Qi)からISC・F/B制御が開始されることになる。このときは、エンジン単独運転となることから、モータ側の回転数制御がなくなるため、QFBが適正値より大きい場合には、回転数吹き上がりが発生する。一方、このタイミング(時点t3)でエンジン実回転数と目標アイドル回転数との差分ΔNEから初期値補正量Qpの演算が開始される。
時点t3から所定期間TiはISC・F/B制御が行なわれ、時点t4でアイドル運転が終了して、エンジンを一時的に停止させるアイドルストップとなり、QFBはクリアされる。
その後、再度エンジン始動が時点t5でなされるが、このときも始動性を確保するため、QFBとしては時点t1相当の大きな値が設定される。その後、時点t6で補正量設定変更許可条件が成立し、さらにその後の時点t7で、アイドルストップ直前のアイドル運転が開始される。このときのQFBのアイドル時初期値Qiは、前回のアイドル運転時(時点t3からt4までの期間Ti)に設定されたQFBのアイドル時最終値Qeと初期値補正量Qp(a)に基づき設定される。
すなわち、今回のアイドル運転開始時点t7では、QFBのアイドル時初期値Qiが、前回のアイドル運転時におけるQFBのアイドル時最終値Qeから初期値補正量Qp(a)を減じた値に設定される。そのため、時点t7から時点t8までのアイドル運転時におけるエンジン回転数吹き上がりは時点t3から時点t4までのアイドル運転時におけるそれよりも小さくすることができる。
以下同様にして、その後、アイドル運転状態に移行する毎に、QFBのアイドル時初期値Qiを、前回のアイドル運転時に設定されたQFBのアイドル時最終値Qeと初期値補正量Qp(b)、(c)、・・・に基づき設定するようにされる。
このようにされることにより、IGスイッチON後、アイドル運転状態を迎える毎に、QFBが適正値に近づいて行くので、回転数吹き上がり等が抑えられ、最終的には、アイドル運転時においてエンジン回転数を迅速に目標アイドル回転数に収束させることができる。
また、F/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiの補正は、始動後経過時間等で定まる補正量設定変更許可条件が成立したときにのみ行うことができるので、QFBを変更したくないシーン、例えばエンジンが暖まっていない始動シーンでアイドル運転となった場合にはQFBのアイドル時初期値Qiの変更がなされないため、エンスト耐性の低下を抑えることができる。
なお、上記実施例では、IGスイッチON後初回のアイドルストップ前のアイドル運転時(時点t3〜t4)は、前回のアイドル運転時に設定されたF/B吸入空気補正量QFBと初期値補正量Qpとを用いたQFB補正を行なわないようにされているが、当該IGスイッチON前のアイドル運転時(前回の最後のアイドル運転時)に設定されたQFB(のアイドル時最終値Qe)と初期値補正量Qpとを記憶しておき、その記憶されているQFB(のアイドル時最終値Qe)と初期値補正量Qpとを用いて前記QFB補正を行なうようにしてもよい。この場合、前回のアイドル運転時に設定されたQFB(のアイドル時最終値Qe)と初期値補正量Qpとをそのまま用いると、フリクションが増加した場合にはエンストしてしまう可能性があるため、ソーク時間等を考慮して前記QFB補正を行なうようにするのが好ましい。
また、上記実施例では、回転数差分ΔNEに基づいて初期値補正量Qpを設定しているが、それに代えて、エンジン回転数の変化率を用いても良い。アイドルストップ前のアイドル運転は非常に短いため、ISC・F/B制御が十分に動作せず回転数が定常に達しないうちにエンストする場合があり、このときは本来大きな回転数差分ΔNEとなるところが小さな回転数差分ΔNEとしかならず、そのためQpの補正量が小さくなってしまい適正値までの収束が遅くなってしまう。このようなシーンでは回転数変化率をみて補正したほうが収束性が高くなる。もちろん、回転数の変化率と回転数差分の両方を用いて初期値補正量Qpを算出してもよい。
また、図3を用いて前述したように、エンジンの最終トルクはアクセルペダル等からの駆動トルク要求とISC要求からなるため、ISC要求となるF/B吸入空気補正量QFBが適正値より大きく乖離した場合には、トルク運転時におけるトルク制御精度が低下してしまう。ハイブリッド車においては、エンジンは1つのアクチュエータとして動作するため、エンジン単体でのトルク精度を向上させておくことが、車両全体の制御性から好ましい。
そこで、トルク運転中にF/B吸入空気補正量QFBを補正するようにしてもよい。すなわち、上記した実施例の図4に対応する図6のフローチャート、上記した実施例の図5に対応する図7のタイムチャートに示される如くに、前記補正量設定変更許可条件が成立した時点(t6)からエンジンがアイドル運転状態に移行する時点(t7)までの間に、F/B吸入空気補正量QFBを、前回のアイドル運転時(時点t3から時点t4までの期間Ti)において設定されたF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時最終値Qeと初期値補正量Qp(a)とを用いて補正することにより得られる、その後に到来するアイドル運転時(時点t7から時点t8までの期間Ti)のためのF/B吸入空気補正量QFBのアイドル時初期値Qiに近づけるようにしてもよい。
図6のフローチャートにおいて、図4に示されるものと異なるのは、S102でNOであると判断された場合には、S204へ進み、吸入空気補正量設定変更許可条件成立か否かを判断する(本内容はS104と同一である)。S204でYESと判断された場合にはS206へ進み、QFBをアイドル時初期値Qiに向けて変化させていく。S204でNOと判定された場合にはそのままルーチンを抜ける。
図7のタイムチャートにおいて、図5に示されるものと異なるのは、トルク運転中で補正量設定変更許可条件が成立した時点t6からアイドル運転に移行する時点t7までの動作である。このときは、アイドル時初期値Qiとして設定される値までQFBの減算がトルク運転中に実行される。この演算によりトルク運転中でもQFBを適正な値に近づけることになるため、エンジンの要求トルク実現精度が向上することになる。
なお、減算方法としては所定時間間隔で一定量減算してもよいが、トルク誤差が顕在化しない比較的要求トルクが大きな領域で減算したほうが、運転者が感じる違和感は少なくなる。
このようにされることにより、前記実施例のアイドル運転時における作用効果に加えて、トルク運転中におけるトルク制御精度を向上させることができ、エンジンの運転性、信頼 性等を高めることができる。
1 エンジン
8 ECU(エンジンコントロールユニット)
6 クランク軸
13 電制スロットル弁
24 オイルコントロールバルブ
31、33 カム軸
32 吸気弁
34 排気弁
42 スロットルセンサ
43 エアフローセンサ
45 クランク角センサ
46 カム角センサ
QFB F/B吸入空気補正量
Qi アイドル時初期値
Qe アイドル時最終値
Qp 初期値補正量

Claims (7)

  1. 走行用駆動源としてエンジン及び電動機兼発電機を備え、前記エンジン及び該エンジン搭載車両の運転状態が所定の条件を満たすとき、前記エンジンをアイドル運転状態に移行させた後、一時的に停止させるアイドルストップを行なうようにされたハイブリッド車用のエンジン制御装置であって、
    エンジンがアイドル運転状態にあるとき、エンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるべくF/B吸入空気補正量を設定するフィードバック制御手段と、
    エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられる毎に、エンジン回転数を迅速に前記目標アイドル回転数に収束させるべく、エンジン回転数もしくはそれに関連する情報に基づいて、次回のアイドル運転時に使用する、前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値を補正するための初期値補正量を設定する初期値補正量設定手段とを備え、
    予め定められた補正量設定変更許可条件が成立すると共に、前記エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられたとき、前記F/B吸入空気補正量を、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量と前記初期値補正量とを用いて補正することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 走行用駆動源としてエンジン及び電動機兼発電機を備え、前記エンジン及び該エンジン搭載車両の運転状態が所定の条件を満たすとき、前記エンジンをアイドル運転状態に移行させた後、一時的に停止させるアイドルストップを行なうようにされたハイブリッド車用のエンジン制御装置であって、
    エンジンがアイドル運転状態にあるとき、エンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるべくF/B吸入空気補正量を設定するフィードバック制御手段と、
    エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられる毎に、エンジン回転数を迅速に前記目標アイドル回転数に収束させるべく、エンジン回転数もしくはそれに関連する情報に基づいて、次回のアイドル運転時に使用する、前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値を補正するための初期値補正量を設定する初期値補正量設定手段とを備え、
    予め定められた補正量設定変更許可条件が成立しているもとで、前記エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられたとき、前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値を、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量のアイドル時最終値と前記初期値補正量とを用いて補正することを特徴とするエンジン制御装置。
  3. 走行用駆動源としてエンジン及び電動機兼発電機を備え、前記エンジン及び該エンジン搭載車両の運転状態が所定の条件を満たすとき、前記エンジンをアイドル運転状態に移行させた後、一時的に停止させるアイドルストップを行なうようにされたハイブリッド車用のエンジン制御装置であって、
    エンジンがアイドル運転状態にあるとき、エンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるべくF/B吸入空気補正量を設定するフィードバック制御手段と、
    エンジンがアイドル運転状態に移行せしめられる毎に、エンジン回転数を迅速に前記目標アイドル回転数に収束させるべく、エンジン回転数もしくはそれに関連する情報に基づいて、次回のアイドル運転時に使用する、前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値を補正するための初期値補正量を設定する初期値補正量設定手段とを備え、
    予め定められた補正量設定変更許可条件が成立したときから前記エンジンがアイドル運転状態に移行するまでの間に、前記F/B吸入空気補正量を、前回のアイドル運転時において設定された前記F/B吸入空気補正量のアイドル時最終値と前記初期値補正量とを用いて補正することにより得られる、その後に到来するアイドル運転時のための前記F/B吸入空気補正量のアイドル時初期値に近づけることを特徴とするエンジン制御装置。
  4. 前記初期値補正量設定手段は、前記初期値補正量を、現在の実エンジン回転数と前記目標アイドル回転数との差分、及び/又は、アイドル運転時における前記実エンジン回転数の変化率に基づいて設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記補正量設定変更許可条件を、エンジン冷却水温、外気温、エンジン始動後の経過時間、エンジン停止時間、及び、その他のエンジン運転状態のうちの少なくとも1つに基づいて設定するようにされていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  6. IGスイッチON後、最初のアイドルストップが行なわれるまでは、前回のアイドル運転時に設定されたF/B吸入空気補正量と初期値補正量とを用いた前記補正を行なわないようにされていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  7. IGスイッチON後、最初のアイドルストップが行なわれるまでは、当該IGスイッチON前のアイドル運転時に設定されたF/B吸入空気補正量と初期値補正量とを用いて前記補正を行なうことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
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