JP4502030B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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内燃機関の始動時から始動後にかけて前記可変動弁機構を作動させ、バルブタイミングを制御することにより気筒内から吸気系に向けて排気ガスの吹き返しを生じさせる吹き返し発生手段と、
前記吹き返し発生手段の非作動時に内燃機関の運転状態に応じて前記可変動弁機構を作動させ、前記吹き返し発生手段よりも排気ガスの吹き返し量が少ない状態でバルブタイミングを制御する通常のバルブタイミング制御手段と、
内燃機関の始動後に燃料噴射量を増量状態に保持するための始動後増量を算出し、当該始動後増量を時間の経過に伴って減少させる始動後増量手段と、
前記始動後増量が下限判定値以下に減少したときに、前記吹き返し発生手段の作動を禁止する増量減少時吹き返し禁止手段と、
を備えることを特徴とする。
前記加速予想時吹き返し禁止手段は、前記アイドル検出手段の出力が前記アイドル信号から非アイドル信号に変化したときに、前記加速要求が発生するものと予想するアイドル時加速予想手段を備える構成としている。
前記加速予想時吹き返し禁止手段は、前記変速操作手段が前記中立位置から前記運転位置に切換えられたときに、前記加速要求が発生するものと予想する変速時加速予想手段を備える構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図4を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。まず、図1は、実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図を示している。本実施形態のシステムは、例えば車両に搭載される多気筒型の内燃機関10を備えており、その各気筒内には、ピストン12との間に燃焼室14が設けられている。また、各気筒のピストン12は、クランク軸16に連結されている。また、内燃機関10は、クランク軸16の回転角(クランク角)を検出するためのクランク角センサ18を備えている。
ECU50は、例えば内燃機関の加速運転時のように、排気弁早閉じ制御を実行しないときに、通常のバルブタイミング制御(以下、通常制御と称す)を実行する。通常制御では、内燃機関の運転状態に応じてVVT38,40を作動させ、バルブ34,36の開,閉タイミングを制御する。
内燃機関の始動時から始動後にかけては、運転状態等に応じて排気弁早閉じ制御が実行される。図3は、排気弁早閉じ制御におけるバルブリフト量とクランク角との関係を示すものである。この図に示すように、排気弁早閉じ制御では、例えばVVT40により排気バルブ36の位相を進角させる。この結果、排気バルブ36は、通常制御の場合よりも早いタイミングで閉弁するようになる。
上述した問題を踏まえて、本実施の形態では、始動時に排気弁早閉じ制御を実行するものの、燃料噴射制御の始動後増量が下限判定値以下に減少したときには、排気弁早閉じ制御を禁止する構成としている。ここで、始動後増量とは、始動が済んで自立運転に移行してから、ある程度の時間にわたって燃料噴射量を増量状態に保持するもので、例えば特開平8−4579号公報等に記載されているように、一般的に公知な燃料補正量である。
図4は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートを示している。なお、図4に示すルーチンは、内燃機関の始動時から始動後にかけて繰返し実行されるものである。
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1と同様のシステム構成(図1)を採用しているが、運転者による加速要求に応じた制御を行う点で、実施の形態1とは構成が異なるものである。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、始動後増量が下限判定値以下となるまでの期間中にのみ、排気弁早閉じ制御を実行する。しかしながら、始動直後には、排気弁早閉じ制御の実行中であっても、アクセルペダル42により加速操作が行われ、内燃機関に対して加速要求が発生することがある。
図5は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートを示している。なお、図5に示すルーチンは、内燃機関の始動時から始動後にかけて繰返し実行される。
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態は、前記実施の形態1,2と同様のシステム構成(図1)を採用しているが、加速要求の発生を事前に予想して対処する点で、これらの実施の形態とは構成が異なるものである。
本実施の形態では、実施の形態1とほぼ同様に、始動後増量が下限判定値以下となるまでの期間中にのみ、排気弁早閉じ制御を実行する。また、実施の形態2と同様に、加速要求を検出したときにも、排気弁早閉じ制御を禁止する構成としている。
図6は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートを示している。なお、図6に示すルーチンは、内燃機関の始動時から始動後にかけて繰返し実行される。
12 ピストン
14 燃焼室
16 クランク軸
18 クランク角センサ
20 吸気通路
22 排気通路
24 エアフローメータ
26 スロットルバルブ
28 スロットルモータ
30 燃料噴射弁
32 点火プラグ
34 吸気バルブ
36 排気バルブ
38,40 VVT(可変動弁機構)
42 アクセルペダル(アクセル操作手段)
44 アクセル開度センサ(アイドル検出手段)
46 シフトレバー(変速操作手段)
48 シフト位置センサ(変速位置検出手段)
50 ECU
Claims (7)
- 内燃機関の吸気バルブと排気バルブのうち、少なくとも一方のバルブタイミングを可変に設定する可変動弁機構と、
内燃機関の始動時から始動後にかけて前記可変動弁機構を作動させ、バルブタイミングを制御することにより気筒内から吸気系に向けて排気ガスの吹き返しを生じさせる吹き返し発生手段と、
前記吹き返し発生手段の非作動時に内燃機関の運転状態に応じて前記可変動弁機構を作動させ、前記吹き返し発生手段よりも排気ガスの吹き返し量が少ない状態でバルブタイミングを制御する通常のバルブタイミング制御手段と、
内燃機関の始動後に燃料噴射量を増量状態に保持するための始動後増量を算出し、当該始動後増量を時間の経過に伴って減少させる始動後増量手段と、
ファーストアイドル運転により内燃機関の回転数が暖機後のアイドル回転数よりも高くなった状態で、前記始動後増量が下限判定値以下に減少したときに、前記吹き返し発生手段の作動を禁止する増量減少時吹き返し禁止手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 内燃機関に対する加速要求が検出されたときに、前記吹き返し発生手段の作動を禁止する加速要求時吹き返し禁止手段を備えてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関に対する加速要求の発生が事前に予想されたときに、前記吹き返し発生手段の作動を禁止する加速予想時吹き返し禁止手段を備えてなる請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
- 内燃機関を加速及び減速するためのアクセル操作手段が非操作状態であるときに、アイドル信号を出力するアイドル検出手段を備え、
前記加速予想時吹き返し禁止手段は、前記アイドル検出手段の出力が前記アイドル信号から非アイドル信号に変化したときに、前記加速要求が発生するものと予想するアイドル時加速予想手段を備えてなる請求項3に記載の内燃機関の制御装置。 - 内燃機関の変速操作を行うための変速操作手段が中立位置と運転位置の何れにあるかを検出する変速位置検出手段を備え、
前記加速予想時吹き返し禁止手段は、前記変速操作手段が前記中立位置から前記運転位置に切換えられたときに、前記加速要求が発生するものと予想する変速時加速予想手段を備えてなる請求項3または4に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記吹き返し発生手段は、前記吸気バルブと前記排気バルブとが吸気上死点の近傍で閉弁状態となるマイナスオーバーラップ期間を生じさせる構成とし、前記通常のバルブタイミング制御手段は、前記吹き返し発生手段よりも前記マイナスオーバーラップ期間を短くする構成としてなる請求項1乃至5のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記下限判定値は、排気ガスの吹き返しが生じている状態でも内燃機関の燃焼状態を安定させることが可能な最少の始動後増量に応じて設定する構成としてなる請求項1乃至6のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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