JP5034882B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
内燃機関の吸気負圧を取得する負圧取得手段と、
内燃機関が減速状態となったときに、ブレーキ装置にとって十分な吸気負圧が生じているか否かを判定する負圧判定手段と、
前記負圧判定手段によって吸気負圧が十分であると判定したときに、前記可変動弁機構によって前記バルブタイミングを減速時の標準タイミングに設定する標準タイミング設定手段と、
前記負圧判定手段によって吸気負圧が不足していると判定したときに、前記可変動弁機構によって前記バルブタイミングを変化させ、吸気系に吹き返す排気ガスの吹き返し量を前記標準タイミングでの吹き返し量よりも減少させる吹き返し減量手段と、
を備えることを特徴とする。
前記吹き返し減量手段は、前記マイナスオーバーラップ期間を短くすることにより、前記排気ガスの吹き返し量を減少させる構成としている。
前記吹き返し減量手段は、前記排気ガスの吹き返し量を減少させるときに、前記バルブタイミングを前記目標タイミングに設定する構成としている。
[実施の形態1の構成]
以下、図1乃至図5を参照しつつ、本発明の実施の形態1について説明する。まず、図1は、実施の形態1のシステム構成を説明するための全体構成図を示している。本実施形態のシステムは、例えば多気筒型の内燃機関10を備えており、その各気筒内には、ピストン12との間に燃焼室14が設けられている。また、各気筒のピストン12は、内燃機関10のクランク軸16に連結されている。また、内燃機関10には、クランク軸16の回転角(クランク角)を検出するためのクランク角センサ18が設けられている。
ECU50は、内燃機関10を始動するときに、各バルブ36,38を所定のイニシャルタイミングで作動させる制御(以下、排気バルブの早閉じ制御と称す)を実行する。ここで、イニシャルタイミングとは、例えばVVT40,42の始動時にバルブタイミングの初期設定として用いられるものである。図2は、イニシャルタイミングにおける各バルブ36,38の開,閉状態を示している。なお、図2に示すイニシャルタイミングは一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
内燃機関10の始動時には、VVT40,42に油圧や電力が供給されていない時点でも、各バルブ36,38をイニシャルタイミングに保持する必要がある。このため、VVT40,42は、各バルブ36,38をイニシャルタイミングで機械的にロックするためのロック機構(図示せず)を備えている。ロック機構は、各バルブ36,38がイニシャルタイミングで作動しているときに、ロック動作を行うことが可能となる。
一方、自動車等の車両において、内燃機関10の減速時には、運転者によってブレーキ操作が行われることが多い。この場合、ブレーキ装置44を円滑に作動させるためには、吸気通路20からブレーキ装置44(倍力装置)に対して、十分な大きさの吸気負圧を供給する必要がある。
図3は、吹き返し減量制御によるバルブタイミングの変化を示している。吹き返し減量制御では、排気側のVVT42によって排気バルブ38のバルブタイミングを前述のイニシャルタイミング(仮想線で図示)よりも遅角させる。
図5は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートである。なお、図5に示すルーチンは、内燃機関の始動時に開始され、一定の時間毎に繰返し実行されるものである。
本実施の形態によれば、ECU50は、内燃機関10が減速状態となったときに、ブレーキ装置44にとって十分な吸気負圧が生じているか否かを判定することができる。そして、吸気負圧が十分である判定したときには、バルブタイミングを減速時の標準タイミングに設定し、内燃機関10の停止や再始動に備えることができる。
次に、図7及び図8を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
本実施の形態のシステムは、前記実施の形態1と同様の構成(図1参照)を備えている。そして、ブレーキ装置44にとって吸気負圧が不足していると判定したときには、吹き返し減量制御を実施する構成となっている。しかし、吹き返し減量制御では、吸気バルブ36のバルブタイミングをイニシャルタイミングよりも進角させる構成としており、本実施の形態は、この点で実施の形態1と異なるものである。
図8は、本実施の形態のシステム動作を実現するために、ECU50が実行するルーチンのフローチャートである。なお、図8の説明では、実施の形態1(図5)と同一の処理に同一のステップ番号を付し、その説明を省略するものとする。この図8に示すように、本実施の形態では、ステップ200で吹き返し減量制御を行うときに、吸気バルブ36のバルブタイミングを進角させるものである。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、吹き返し減量制御を行うときに、吸気側のVVT40によって吸気バルブ36のバルブタイミングを進角させる構成としている。この構成でも、各バルブ36,38のマイナスオーバーラップ期間αを短くすることができ、排気ガスの吹き返し量を減少させることができる。
12 ピストン
14 燃焼室
16 クランク軸
18 クランク角センサ
20 吸気通路
22 排気通路
24 エアフローメータ
26 吸気圧センサ(負圧取得手段)
28 スロットルバルブ
30 スロットルモータ
32 燃料噴射弁
34 点火プラグ
36 吸気バルブ
38 排気バルブ
40,42 VVT(可変動弁機構)
44 ブレーキ装置
46 負圧通路
50 ECU
52 記憶回路(記憶手段)
P 吸気負圧
P0 ブレーキ要求負圧
α マイナスオーバーラップ期間
Claims (5)
- 内燃機関の吸気バルブと排気バルブのうち、少なくとも一方のバルブタイミングを可変に設定する可変動弁機構と、
内燃機関の吸気負圧を取得する負圧取得手段と、
内燃機関が減速状態となったときに、ブレーキ装置にとって十分な吸気負圧が生じているか否かを判定する負圧判定手段と、
前記負圧判定手段によって吸気負圧が十分であると判定したときに、前記可変動弁機構によって前記バルブタイミングを減速時の標準タイミングに設定する標準タイミング設定手段と、
前記負圧判定手段によって吸気負圧が不足していると判定したときに、前記可変動弁機構によって前記バルブタイミングを変化させ、吸気系に吹き返す排気ガスの吹き返し量を前記標準タイミングでの吹き返し量よりも減少させる吹き返し減量手段と、を備え、
前記標準タイミングは、前記可変動弁機構の始動時に前記バルブタイミングの初期設定として用いられるイニシャルタイミングであり、
前記標準タイミングは、前記吸気バルブと前記排気バルブの両方が閉弁状態となるマイナスオーバーラップ期間を備え、
前記吹き返し減量手段は、前記マイナスオーバーラップ期間を短くすることにより、前記排気ガスの吹き返し量を減少させる構成とした内燃機関の制御装置。 - 前記吹き返し減量手段は、前記排気バルブのバルブタイミングを遅角させることにより、前記マイナスオーバーラップ期間を短くする構成としてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記吹き返し減量手段は、前記吸気バルブのバルブタイミングを進角させることにより、前記マイナスオーバーラップ期間を短くする構成としてなる請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記排気ガスの吹き返し量を最少とするバルブタイミングが目標タイミングとして予め記憶された記憶手段を備え、
前記吹き返し減量手段は、前記排気ガスの吹き返し量を減少させるときに、前記バルブタイミングを前記目標タイミングに設定する構成としてなる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記吹き返し減量手段の作動中に十分な吸気負圧が生じたときに、前記バルブタイミングを前記標準タイミングに復帰させる復帰手段を備えてなる請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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