JPH06229287A - エンジンの運転制御装置 - Google Patents

エンジンの運転制御装置

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JPH06229287A
JPH06229287A JP5018995A JP1899593A JPH06229287A JP H06229287 A JPH06229287 A JP H06229287A JP 5018995 A JP5018995 A JP 5018995A JP 1899593 A JP1899593 A JP 1899593A JP H06229287 A JPH06229287 A JP H06229287A
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JP
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fuel
intake
control valve
acceleration
amount
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Atsushi Tada
篤 多田
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Yamaha Motor Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加速時,燃料遮断復帰時の燃料増加量を抑制す
ることができ、その結果燃費率,排気ガス浄化率の向上
を図ることのできるエンジンの運転制御装置を提供す
る。 【構成】気筒2a内に導入される吸気流に縦渦又は横渦
が発生するよう吸気通路7の面積を可変制御する吸気制
御弁17と、該吸気制御弁17の開度を検出する開度検
出手段20と、エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁1
6と、加速時には定常走行時より空燃比が濃くなるよう
に燃料供給量を増加する燃料噴射制御手段21aとを備
えたエンジンの運転制御装置を構成する。そして、加速
開始時の上記吸気制御弁17の開度が狭いほど上記加速
時燃料増加量を少量に補正する加速時燃料増量補正手段
21cを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気筒内に導入される吸
気流に、気筒軸方向に流れる縦渦(タンブル)又は気筒
周方向に流れる横渦(スワール)を発生させる吸気制御
弁と、エンジンに燃料を噴射供給する燃料噴射制御弁と
を備えたエンジンの運転制御装置に関し、特に加速時,
燃料遮断復帰時等の特定運転域における燃料増加量を抑
制して燃費率,排気ガス浄化率を向上できるようにした
吸気制御弁,及び燃料噴射弁の制御方法の改善に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用エンジンの運転制御装置
では、加速時に通常走行時より空燃比が濃くなるように
燃料を増加する加速時燃料増量を行うのが一般的であ
る。これは、加速時には燃料の応答遅れにより、あるい
は燃料の壁面付着により混合気が希薄となり、出力が不
足し加速性能が低下するのを、上記燃料増量によって回
避するためである。
【0003】また急減速時には、燃費率,排気ガス浄化
率の悪化を回避するため、及び触媒保護のために燃料を
遮断するようにしている。そしてこの燃料遮断条件が解
除された復帰時には、燃料の壁面付着分を補うために復
帰時燃料増量を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の運転制
御では、加速時,燃料遮断復帰時には燃料を理論空燃比
時の燃料より増量するのであるから、それだけ燃費率が
悪化する問題がある。また理論空燃比よりリッチ側で運
転することとなるので、HC,COの排出量が増加し、
かつ三元触媒も有効に働かないので、排気ガスの浄化率
に限界が生じている。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、加速時,燃料遮断復帰時の燃料増加量を抑制
することができ、その結果燃費率,排気ガス浄化率の向
上を図ることのできるエンジンの運転制御装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ブロ
ック構成図(図1)に示すように、気筒2a内に導入さ
れる吸気流に縦渦又は横渦が発生するよう吸気通路7の
有効面積を可変制御する吸気制御弁17と、該吸気制御
弁17の開度(有効吸気通路面積)を検出する開度検出
手段20と、エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁16
と、加速時には定常走行時より空燃比が濃くなるように
燃料供給量を増加する燃料噴射制御手段21aとを備え
たエンジンの運転制御装置において、加速開始時の上記
吸気制御弁17による有効吸気通路面積に応じて上記加
速時燃料増加量を補正する加速時燃料増量補正手段21
cを設けたことを特徴としており、請求項2の発明で
は、上記有効吸気通路面積が狭いほど上記加速時燃料増
加量を少量に補正する。
【0007】また請求項3の発明は、ブロック構成図
(図2)に示すように、請求項1の発明と同様の吸気制
御弁17,開度検出手段20,燃料噴射弁16と、所定
のスロットル開度以下でかつ所定のエンジン回転数以上
のとき燃料供給を遮断する燃料噴射制御手段21a′と
を備えたエンジンの運転制御装置において、燃料遮断後
は上記吸気制御弁17を閉側に移動させる開度制御手段
21b′とを備えたことを特徴としている。
【0008】また請求項4の発明は、燃料噴射制御手段
21a′が所定のスロットル開度以下でかつ所定のエン
ジン回転数以上のとき燃料供給を遮断し、該燃料遮断条
件解除時には通常走行時より空燃比が濃くなるように燃
料供給量を増加するように構成されており、開度制御手
段21b′が燃料遮断後は上記吸気制御弁17を閉側に
移動させ、燃料遮断復帰後は該吸気制御弁17を上記閉
側位置から開いていくように構成されており、該吸気制
御弁17の開度(有効吸気通路面積)に応じて上記燃料
遮断復帰時の燃料増加量を補正する復帰時燃料増量補正
手段21c′を備えたことを特徴としており、請求項5
の発明では、吸気制御弁による有効吸気通路面積が狭い
ほど復帰時燃料増加量を少量に補正する。
【0009】ここで、本願において、吸気制御弁17を
閉側に移動させるとは、通常のアイドル回転時のいわゆ
る全閉位置よりさらに有効吸気通路面積を狭くする側
に、及び通常の全開位置に比べて有効吸気通路面積を狭
くする側に移動させる場合の両方を含む。
【作用】請求項1の発明に係るエンジンの運転制御装置
によれば、加速状態が開始された時点での吸気制御弁開
度に応じて加速時燃料増加量を補正し、また請求項2の
発明では吸気制御弁開度が狭いほど、つまり縦渦,横渦
が強い場合ほど加速時燃料増加量を少量に補正したの
で、加速時の運転性能を損なうことなく燃費率,及び排
気ガス浄化率を向上できる。
【0010】加速時燃料増加量を少量に設定すると、燃
料の応答遅れ,壁面付着による希薄化によって加速性能
が損なわれる懸念があるが、本発明では吸気制御弁が吸
気通路面積を絞っていることから気筒内で縦渦又は横渦
が発生し、上記希薄化があっても燃焼安定性を確保でき
る。また吸気流速の上昇により燃料の壁面付着を抑制で
き、この点からも燃焼安定性を確保できる。
【0011】請求項3の発明によれば、燃料遮断後は吸
気制御弁を閉側に、好ましくは略全閉に保持したので、
燃料遮断復帰時に直ちに吸気制御弁によって縦渦等を発
生せき、応答遅れが生じることはない。
【0012】請求項4の発明によれば、燃料遮断復帰後
は吸気制御弁を略全閉から徐々に開くとともに、該吸気
制御弁の開度(有効吸気通路面積)に応じて復帰時燃料
増加量を補正し、また請求項5の発明では吸気制御弁開
度が狭いほど復帰時燃料増加量を少量に補正したので、
燃焼安定性を損なうことなく燃費率,及び排気ガス浄化
率を向上できる。
【0013】壁面に付着した燃料は燃料遮断により略完
全に燃焼室内に流れるので、復帰時には燃料が壁面に付
着し易い。従って復帰時燃料増加量を少量に設定する
と、燃料の壁面付着による混合気の希薄化によって燃焼
が不安定となる懸念があるが、本発明では吸気制御弁が
吸気通路面積を絞っていることから、縦渦等が発生し、
上記希薄化があっても燃料安定性を確保できる。また吸
気流速の上昇によっても燃料の壁面付着を抑制できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1,図3ないし図5は請求項1,2の発明
に係る第1実施例による4サイクルエンジンの運転制御
装置を説明するための図であり、図1は発明の構成を示
すブロック構成図、図3は該実施例装置を備えたエンジ
ンの全体構成図、図4は吸気制御弁開度−加速増量修正
係数特性図、図5は動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0015】図3において、1は本実施例装置を備えた
水冷式4サイクル4バルブエンジンであり、これはクラ
ンクケース(図示せず)にシリンダブロック2,シリン
ダヘッド3を積層してヘッドボルトで締結し、さらにシ
リンダヘッド3にヘッドカバー4を装着した構造となっ
ている。
【0016】上記シリンダブロック2のシリンダボア
(気筒)2a内にはピストン5が摺動自在に挿入され、
該ピストン5はコンロッド6でクランク軸(図示せず)
に連結されている。また上記シリンダヘッド3のブロッ
ク側合面には上記ピストン5の上面とで燃焼室を構成す
る燃焼凹部3aが凹設されている。
【0017】上記各燃焼凹部3aには2つの吸気弁開口
7a,7aと、2つの排気弁開口8a,8aが形成され
ており、それぞれ二股状の吸気通路7,排気通路8でシ
リンダヘッド外壁に導出されている。上記吸気弁開口7
a,排気弁開口8aはそれぞれ吸気弁9,排気弁10で
開閉可能となっており、該各吸気弁9,排気弁10は弁
ばねで閉方向に付勢され、かつリフタ11を介して吸気
カム軸12,排気カム軸13で開方向に駆動される。
【0018】上記吸気通路7のシリンダ外壁に形成され
た外部接続開口7bには吸気マニホールド14が接続さ
れている。該マニホールド14にはサージタンク14a
が形成されており、該タンク14aへの空気導入口14
bにスロットル弁15が配設されている。また上記吸気
通路7の外部接続開口7b上部には燃料噴射弁16が配
設されており、該燃料噴射弁16の噴射ノズルは上記吸
気弁9の傘部裏面を指向している。
【0019】上記吸気通路7の吸気弁開口7a直近上流
部分には弁穴7cが該吸気通路7をカム軸方向に横切る
ように形成されている。この弁穴7cは横断面円形をな
し、かつその軸線が吸気通路7の底壁表面付近に位置し
ており、該弁穴7cの底壁内に位置する半円状の凹部は
後述する吸気制御弁の弁部を収容する収容凹部7dとな
っている。
【0020】そして上記弁穴7c内には吸気制御弁17
が回動可能に挿入配置されている。この吸気制御弁17
は丸棒に弁部17aを吸気通路7の内面と面一となり得
る形状に形成してなるものである。この吸気制御弁17
は、上記弁部17aが上記収容凹部7d内に没入して吸
気通路内面と面一となる全開位置と、この弁部17aが
吸気通路7内に起立して該通路の底壁側部分を絞り込む
全閉位置との間で回動可能となっている。
【0021】21は本実施例エンジン1の運転制御を行
うECUであり、このECU21は、加速時の燃料増量
を行う燃料噴射制御手段21a,吸気制御弁17の可変
制御を行う開度制御手段21b,加速開始時に吸気制御
弁開度に応じて加速時燃料増加量を補正する加速時燃料
増量補正手段21cの機能を実現する。
【0022】上記ECU21はエンジン回転数信号a,
スロットル開度検出信号b,開度検出手段20からの開
度検出信号c、冷却水温度検出信号dが入力される。こ
れらの信号に基づいて、吸気制御弁17のアクチュエー
タに開度制御信号Aを,燃料噴射弁16に噴射制御信号
Bをそれぞれ出力し、またスロットル弁15のアクチュ
エータにアクセルペダル踏み込み量に応じたスロットル
開度制御信号Cを出力する。
【0023】次に本実施例の作用効果について説明す
る。まず、通常走行時の吸気制御弁17及び燃料噴射弁
16の制御について説明する。低速回転,低負荷時のよ
うな低吸入空気量時には、吸気制御弁17は、ECU2
1からの開度制御信号Aによって吸気通路7の通路面積
が狭くなるように該通路7の底壁側を絞り込む。これに
より吸気は吸気通路7の天壁側に偏って燃焼室中心寄り
から気筒軸方向に流れ込み、タンブルを発生する。そし
てエンジン回転速度が上昇し、また負荷が増大して吸気
量が増加すると、吸気制御弁17は吸気通路7を開きな
がら該通路7の底壁内に没入して吸気抵抗となるのを回
避する。
【0024】またこの場合、上記燃料噴射弁16はEC
U21からの燃料噴射制御信号Bによってエンジン回転
速度,スロットル開度(負荷)等に応じた噴射タイミン
グ,噴射時間でもって燃料を噴射する。
【0025】次に本実施例エンジンにおける加速時の吸
気制御弁17,燃料噴射弁16の制御を、図4の吸気制
御弁開度−加速増量修正係数特性図、及び図5のフロー
チャートに沿って説明する。ECU21は、プログラム
がスタートすると、スロットル弁15の開度を読み込
み、該スロットル開度の変化速度から加速が開始された
か否かを判断し、加速開始したと判断した場合は、該加
速状態におけるエンジン回転数,スロットル開度から必
要な燃料噴射量を求めるとともに、加速時燃料増量値
を、例えば内蔵するマップから求める(ステップS1〜
S3)。
【0026】そして上記加速開始時点での吸気制御弁1
7の開度を読み込み、該開度に対応した加速時増量修正
係数を内蔵する特性曲線(図4参照)から求め、該修正
係数と上記加速時増量値とを積算して加速時修正増量値
を求め、該修正増量値と上記燃料噴射量との和に応じた
噴射制御信号Bを燃料噴射弁16に出力する。これによ
り、上記吸気制御弁17の開度、つまりタンブルの強度
に応じた加速時増量が行われる。
【0027】このように本実施例では、加速開始時の吸
気制御弁17の開度が狭いほど、つまりタンブル強度が
強いほど燃料増量値を大きく減少させるように設定され
た加速時修正増量値を求め、該修正増量値による加速時
燃料増量を行うようにしたので、燃料増量値を減少させ
ながら加速応答性を確保でき、燃費率及び排気ガス浄化
率を向上できる。
【0028】図2,図3,図6〜図8は請求項3〜5の
発明に係る第2実施例によるエンジンの運転制御装置を
説明するための図であり、図2はブロック構成図、図
6,図7は動作を説明するめたの特性図、図8はフロー
チャートである。
【0029】本実施例ではECU21は、燃料遮断条件
が満たされると燃料を遮断し、該遮断条件が解除された
復帰時に復帰時燃料増量を行う燃料噴射制御手段21
a′,吸気制御弁17を燃料遮断時に全閉とし、復帰時
に徐々に開かせる開度制御手段21b′,及び燃料遮断
復帰後の燃料増量値を吸気制御弁開度に応じて補正する
復帰時燃料増量補正手段21c′の機能を実現するもの
である。
【0030】本実施例装置のECU21による動作を主
として図8のフローチャートに沿って説明する。プログ
ラムがスタートすると、アイドルスイッチがオンか否
か、エンジン回転数が燃料遮断目標回転数より大きいか
否かによって燃料遮断条件を満たしているか判断し、満
たしている場合は燃料遮断を行う(ステップS11〜S
13、図6(c)参照)。
【0031】上記燃料遮断により吸気制御弁17を全閉
とし、上記燃料遮断条件が解除されるまで該全閉状態に
保持し、遮断条件が解除され、燃料噴射に復帰した場合
は、上記吸気制御弁17を徐々に開側に回動させる(ス
テップS14〜S16、図6(b)参照)。
【0032】上記復帰時のエンジン回転数,スロットル
開度等に応じた燃料噴射量と、該復帰時の燃料増量値を
例えば内蔵するマップから求める(ステップS17)。
また吸気制御弁17の開度を読み込み、該開度に応じた
復帰時増量修正係数を、例えば図7に示す特性曲線から
求める(ステップS18,S19)。そして上記復帰時
増量値と復帰時増量修正係数とを乗算して復帰時修正増
量値を求め、該修正増量値と上記燃料噴射量との和に応
じた噴射制御信号Bを出力する(ステップS20,S2
1)。
【0033】上記復帰時燃料増量値の減少に応じて、図
6(c)に示すように、復帰時の燃料噴射パルスの幅は
同図の破線から実線に狭められ、それだけ復帰時の全噴
射量が減少する。
【0034】このように本実施例では、燃料遮断時に吸
気制御弁17を全閉に保持するとともに、燃料遮断復帰
後は該吸気制御弁17を徐々に開いていき、かつ復帰時
燃料増量値を吸気制御弁開度が狭いほど大きく減少させ
たので、図6(d)に示すように、復帰時のHC排出濃
度は破線の状態から実線の状態に減少する。
【0035】ここで吸気通路の壁面に付着していた燃料
は燃料遮断により略完全に燃焼室に流れるので、燃料遮
断後の復帰時には壁面に燃料が付着し易い。従って、復
帰時燃料増量値を減少した場合は、混合気が実質的に希
薄となり、希薄空燃比燃焼により燃焼安定性が悪化する
懸念がある。本実施例では復帰時には吸気制御弁17が
吸気通路面積を絞り込んでいることから、吸気流にタン
ブルが発生し、上記希薄空燃比燃焼でありながら燃焼安
定性を確保できる。
【0036】なお、上記各実施例では、加速時増量値,
復帰時増量値を修正係数で補正することにより加速時修
正増量値,復帰時修正増量値を求めるようにしたが、こ
れらの修正増量値を吸気制御弁開度に基づいて直接求め
るようにしてもよい。
【0037】また上記各実施例では、吸気流にタンブル
(縦渦)を発生させる吸気制御弁を備えた場合を説明し
たが、本発明は吸気流に乱れを発生させることにより燃
料増量値を小さくしながら燃焼安定性を確保するもので
あり、吸気流にスワール(横渦を発生させる吸気制御弁
を備えたエンジンの運転制御装置にも勿論適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1,2の発明に係る
エンジンの運転制御装置によれば、加速開始時には、該
吸気制御弁開度(有効吸気通路面積)に応じて加速時増
加量を補正するようにしたので、燃料増加量を減少させ
ながら燃焼安定性を確保でき、燃費率,排気ガス浄化率
を向上できる効果がある。
【0039】また請求項3の発明に係るエンジンの運転
制御装置によれば、後は吸気制御弁を閉状態に保持した
ので、復帰時に直ちに縦渦等を発生でき、また請求項
4,5の発明によれば、燃料遮断復帰時には、吸気制御
弁を閉状態から開いていくとともに、該吸気制御弁開度
に応じて復帰時燃料増加量を補正するようにしたので、
増加量を減少させながら燃焼安定性を確保でき、燃費
率,及び排気ガス浄化率を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に対応したブロック構成図であ
る。
【図2】請求項4〜6に対応したブロック構成図であ
る。
【図3】請求項1,2の発明に係る第1実施例による運
転制御装置を備えたエンジンの概略構成図である。
【図4】上記第1実施例装置の吸気制御弁開度−加速時
増量修正係数特性図である。
【図5】上記第1実施例装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図6】請求項3〜5の発明に係る第2実施例装置を説
明するための特性図である。
【図7】上記第2実施例装置の吸気制御弁開度−復帰時
増量修正係数特性図である。
【図8】上記第2実施例装置の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2a 気筒 7 吸気通路 17 吸気制御弁 20開度検出手段 16 燃料噴射弁 21a,21a′ 燃料噴射制御手段 21b,21b′ 開度制御手段 21c 加速時燃料増量補正手段 21c′ 復帰時燃料増量補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 U 7536−3G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気筒内に導入される吸気流に縦渦又は横
    渦が発生するよう吸気通路の有効面積を可変制御する吸
    気制御弁と、該吸気制御弁の開度を検出する開度検出手
    段と、エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁と、加速時
    には定常走行時より空燃比が濃くなるように燃料供給量
    を増加する燃料噴射制御手段とを備えたエンジンの運転
    制御装置において、加速開始時の上記吸気制御弁による
    有効吸気通路面積に応じて上記加速時の燃料増加量を補
    正する加速時燃料増量補正手段を設けたことを特徴とす
    るエンジンの運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、加速時燃料増量補正
    手段が、加速開始時の上記有効吸気通路面積が狭いほど
    上記加速時の燃料増加量を少量に補正するよう構成され
    ていることを特徴とするエンジンの運転制御装置。
  3. 【請求項3】 気筒内に導入される吸気流に縦渦又は横
    渦が発生するよう吸気通路の有効面積を可変制御する吸
    気制御弁と、該吸気制御弁の開度を検出する開度検出手
    段と、エンジンに燃料を供給する燃料噴射弁と、所定の
    スロットル開度以下でかつ所定のエンジン回転数以上の
    とき燃料供給を遮断する燃料噴射制御手段とを備えたエ
    ンジンの運転制御装置において、上記燃料遮断後は上記
    吸気制御弁を閉側に移動させる開度制御手段を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、燃料噴射制御手段
    が、所定のスロットル開度以下でかつ所定のエンジン回
    転数以上のとき燃料供給を遮断し、該燃料遮断条件が解
    除された復帰時には通常走行時より空燃比が濃くなるよ
    うに燃料供給量を増加するように構成されており、上記
    開度制御手段が、上記燃料遮断後は上記吸気制御弁を閉
    側に移動させ、上記復帰時には上記吸気制御弁を上記閉
    側位置から開いていくように構成されており、該吸気制
    御弁による有効吸気通路面積に応じて上記復帰時の燃料
    増加量を補正する復帰時燃料増量補正手段を備えたこと
    を特徴とするエンジンの運転制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記復帰時燃料増量
    補正手段が、上記有効吸気通路面積が狭いほど上記復帰
    時の燃料増加量を少量に補正するように構成されている
    ことを特徴とするエンジンの運転制御装置。
JP5018995A 1993-02-05 1993-02-05 エンジンの運転制御装置 Withdrawn JPH06229287A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201120A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2008014301A (ja) * 2006-06-30 2008-01-24 Harley-Davidson Motor Co Group Inc 自動二輪車用エンジンにおける気筒休止方法

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