JP4150654B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、扉の開放について改良を施した食器洗浄機に関する。
従来より、食器洗浄機においては、本体に洗浄室が設けられると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部が設けられ、そして、その洗浄室に収容された食器を洗浄する洗浄機構が設けられている。又、この本体には、扉が複数枚に分かれて上記開口部を開放するように設けられており、更に、その扉に開放力を付与するスプリング等の開放力付与手段と、この開放力付与手段の付与した開放力に抗して扉を閉鎖状態にロックする扉ロック機構、並びにこの扉ロック機構による扉のロックを解除する押ボタンや操作レバー等の扉ロック解除操作手段が設けられている。
このもので、扉ロック解除操作手段を操作すると、扉ロック機構による扉のロックが解除されることに基づき、扉が開放力付与手段の付与した開放力によって勢いよく開放される。この扉の開放動作は扉が全開するまで連続であり、又、その開放速度は速い。更に、この場合、扉が開放されるのと同時に洗浄機構の運転が停止されるようになっている。
このため、扉が開放された時点では、洗浄機構の運転がほゞ停止しているものの、未だ少しの洗浄水が飛散する状況にあり、その飛散した洗浄水が扉の開放部分から出る。特に、この場合、扉は複数枚に分かれて開放されるため、扉の開放部分は本体開口部のほとんど中央を含む位置にあり、それゆえ、その扉の開放部分から出た飛散水が食器洗浄機の前に立って作業する使用者にかかりやすい。
これに対して、上記食器洗浄機の扉の開放動作に抵抗を与えてその開放速度を遅くするようにする考えもある。
特開2002−315712号公報
上述の、扉の開放動作に抵抗を与えてその開放速度を遅くする考えのものでは、扉が全開位置まで開放された時点では、洗浄機構の運転が完全に停止し、少しの洗浄水も飛散しない状況となっている。よって、扉が全開位置まで開放された時点では、洗浄水が扉の開放部分から出ることもなく、使用者にかかることもない。
しかしながら、扉の開放動作が全開位置まで遅いため、洗浄後の食器の取出しを急ぐ場合や洗浄途中の食器の追加収容を急ぐ場合などで扉の開放を急ぐ使用者にとっては、苛立ちが生じる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、扉開放時の使用者に対する飛散水のかかりを防止でき、しかも、使用者に苛立ちを生じさせることのない食器洗浄機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機においては、外箱及びこの外箱に組み合わされて内部が洗浄室となる内箱を有すると共に、前記洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器を洗浄する洗浄機構を有する本体と、この本体に、下扉と上扉とに分かれて、そのうちの下扉が回動することに基づき前記開口部を開放するように設けられた扉と、この扉に開放力を付与する開放力付与手段と、この開放力付与手段の付与した開放力に抗して前記扉を閉鎖状態にロックする扉ロック手段と、この扉ロック手段による前記扉のロックを解除する扉ロック解除操作手段とを具備するものにおいて、
前記上扉には、上部の左右両側に内向きの凸部を設け、下部の左右両側からアームを突設して、該アームに内向きの凸部を設け、前記内箱には、左右両側に、前記上扉の上部の凸部が嵌入するガイド溝と、前記アームの凸部が嵌入するガイド溝とを形成し、前記下扉にも、左右両側からアームを突設して、このアームと前記上扉のアームとをリンクで連結し、前記内箱の側面部に、前記アームの凸部が嵌入したガイド溝に先端部がかかる回動可能なストッパを設けると共に、このストッパを付勢するスプリングを設けて扉開放停止手段を構成し、その扉開放停止手段が、前記下扉の45度角以上の開放時点で、前記ストッパの先端部がかかったガイド溝を移動する前記上扉のアームの凸部を前記ストッパに当てさせて、該凸部の移動を前記ストッパを付勢したスプリングの付勢力で停止させることにより、前記扉の開放を停止させるようにしたことを特徴とする。
上記手段によれば、扉が開放途中に開放を停止されることで、この停止した扉により飛散水を遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。しかも、この場合、扉は開放が停止されるまで開放速度を遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。更に、この場合、扉の開放停止時点は、少なくとも一枚の扉が45度角以上開放した時点であり、それ以後の開扉操作が容易にできる。
以下、本発明の実施例(実施形態)につき、図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図2には、食器洗浄機の本体1と、これの前面部に設けた扉2、及び操作パネル3を示している。本体1は、外箱4を有しており、それに内箱5を組み合わせて、該内箱5の内部を図3に示す洗浄室6としている。洗浄室6は前面部が開口しており、その開口部7から食器の出し入れをするようにしている。なお、洗浄室6内には図示しない食器かごを出し入れ可能に収容し、それに食器を配列するようにしている。
洗浄室6内には回転式の噴水アーム8や固定式の噴水パイプ9を配設しており、洗浄室6外(本体1内)には図示しない洗浄ポンプを配設していて、洗浄室6内に供給された水をその洗浄ポンプにより噴水アーム8及び噴水パイプ9から洗浄水として噴出させることにより、上記食器の洗浄を行うようにしている。従って、それら洗浄ポンプ、噴水アーム8及び噴水パイプ9は、洗浄室6内に収容された食器を洗浄する洗浄機構10を構成するものである。
そのほか、図示はしないが、洗浄室6内には、洗浄水の加熱や食器の乾燥のための空気の加熱を行うヒータを配設しており、洗浄室6外(本体1内)には、洗浄室6内に空気を通すファンや、給水弁、水位スイッチ、排水ポンプ等をも配設している。
扉2は、詳細には、複数枚、特にこの場合、下扉11と上扉12の上下二枚に分けて構成している。そのうちの下扉11は、下端部の左右両側を図4に示す支軸13(左側の一方のみ図示)によって上下に回動可能に軸支している。
一方、上扉12は、上部の左右両側に内向きの凸部14を有し(図4に左側の一方のみ図示)、下部の左右両側から裏側へアーム15を突設して(これも図4に左側の一方のみ図示)、このアーム15の各先端部に内向きの凸部16を設けている。これに対して、本体1の上部の左右両側、詳細には前記内箱5の最上部の左右両側とこれより下方の内箱5の上部の左右両側前部には、それぞれガイド溝17,18を形成しており(これらも図4に左側の一方のみ図示)、これらに上記凸部14,16をそれぞれ嵌入している。
ここで、下扉11にも、下部の左右両側から裏側へアーム19を突設している(これも図4に左側の一方のみ図示)。このアーム19の先端部には、リンク機構の第1のリンク20の一端部をピン21によって回動可能且つ摺動可能に連結し、該第1のリンク20の他端部を、ピン22によって上記上扉12のアーム15の先端部(凸部16部分)に回動可能に連結している。更に、第1のリンク20の他端部寄りの中間部には、前記リンク機構の第2のリンク23の一端部に形成した長孔24の部分をピン25によって回動可能且つ摺動可能に連結し、該第2のリンク23の他端部を前記本体1の左右両側、詳細には前記内箱5の上部の左右両側後部に、ピン26によって回動可能に枢着している。
そして、前記下扉11のアーム19の先端部とそれより上方の内箱5の側面部との間には第1の引張スプリング27を張架し、第2のリンク23の中間部とそれより上方の内箱5の側面部との間には第2の引張スプリング28を張架しており、一方、第2のリンク23の中間部とそれより下方の内箱5の側面部との間には第3の引張スプリング29を張架している。
しかして、下扉11の裏面の左右両側には係合爪30を突設しており、それに対して、本体1には爪受け部31を設けている。この爪受け部31は、詳しくは図示しないが、下扉11を閉鎖したときに、係合爪30を係合させて下扉11を閉鎖状態にロックする組成のものである。
下扉11には又、前面部に押ボタン32を設けている。この押ボタン32は、下扉11内に横架した図示しないシャフトを介して上記係合爪30と連動するようにしており、従って、押ボタン32を押込み操作すれば、図示しないシャフトを介して係合爪30が作動することにより爪受け部31から解放され、下扉11のロックを解除するようになっている。
なお、前記外箱4の前縁部には、図3に示すように、上記係合爪30が出入りする孔33と、前記アーム15,19がそれぞれに通る溝34,35とを形成している。
図5は、前記ガイド溝18の部分を拡大して表しており、このガイド溝18の中間部には、ストッパ36の先端部がかかるようにしている。このストッパ36は、基端部をピン37によって前記内箱5の側面部に固着しており、但し、図示の水平位置より上方には回動が可能で、水平位置まで下方に複数の第4の引張スプリング38によって付勢している。なお、第4の引張スプリング38は、ストッパ36の中間部とそれより下方の内箱5の側面部との間に張架している。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
まず、扉2が閉鎖状態にあるとき、下扉11は、支軸13を中心に本体1に接するまで後方(図4で左側)に回動している。これにより、アーム19は下方へ回動し、先端部によって第1の引張スプリング27を伸長させると共に、第1のリンク20を引き下げている。このため、上扉12は、凸部16がガイド溝18の下端部まで移動され、凸部14がガイド溝17の前端部まで移動されて、下扉11と接する状態にある(下扉11が本体1の開口部7の下半部を閉鎖し、上扉12が本体1の開口部7の上半部を閉鎖している)。
又、このとき、第2のリンク23は、第1のリンク20のピン25によって下方へ回動され、第2の引張スプリング28を伸長させている。
すなわち、このときには、第1の引張スプリング27と第2の引張スプリング28とが伸長され、復元力を蓄えている。この第1の引張スプリング27と第2の引張スプリング28の復元力は、後述で明らかなように、下扉11及び上扉12の開放力であり、すなわち、このとき、第1の引張スプリング27と第2の引張スプリング28は下扉11及び上扉12(扉2)に開放力を付与する開放力付与手段として機能している。
又、このとき、係合爪30は爪受け部31に係合して下扉11を閉鎖状態にロックしており、上扉12は、これも後述で明らかなように、下扉11の開放に伴って開放されるものであるから、下扉11の閉鎖ロックに伴い、閉鎖状態にロックされている。すなわち、このとき、係合爪30と爪受け部31は、上記第1の引張スプリング27と第2の引張スプリング28(開放力付与手段)の付与した開放力に抗して扉2を閉鎖状態にロックする扉ロック手段として機能している。
さて、この状態から、押ボタン32を押込み操作すれば、図示しないシャフトを介して係合爪30が爪受け部31から解放され、下扉11のロックを解除する。従って、それに伴い、上扉12もロックを解除され、すなわち、扉2のロックが解除されるものであり、
すなわち、このとき、押ボタン32は、係合爪30及び爪受け部31(扉ロック手段)による上記扉2のロックを解除する扉ロック解除操作手段として機能する。
ロックが解除されれば、第1の引張スプリング27の復元力によってアーム19が上方へ回動されることにより、下扉11は、支軸13を中心に前方へ回動して開放される。又、第2の引張スプリング28の復元力によって第2のリンク23が引き上げられ、ピン25を介して第1のリンク20も引き上げられるので、凸部16がガイド溝18を上方に移動されると共に、凸部14がガイド溝17を後方に移動されることにより、上扉12が上方へ、次いで後方へと移動されて開放される。
なお、本構成のものの場合、下扉11及び上扉12(扉2)が開放されたとき、洗浄機構10が運転中であれば、それと同時に該洗浄機構10の運転、特には洗浄ポンプの作動が停止されるようにしている。
しかして、扉2の開放途中には、ガイド溝18を上方に移動した凸部16がストッパ36の先端部に当たる。当たった後は、凸部16が第2の引張スプリング28の復元力によって第4の引張スプリング38を伸長させつつガイド溝18を上方に移動し続け、第2の引張スプリング28の復元力と第4の引張スプリング38の復元力とが均衡した位置で、凸部16の移動が停止する。この凸部16が移動を停止したとき、上扉12は途中の開放位置に停止されるものであり、それに伴い、第1のリンク20で上扉12と連繋した下扉11も途中の開放位置に停止される。従って、このとき、ストッパ36と第4の引張スプリング38は、扉2をその開放途中に停止させる扉開放停止手段として機能する。
扉2の上記開放途中の停止位置は、下扉11の45度角以上の開放時点であり、特にこの場合、図1に実線で示すように、下扉11の約70度角の開放時点で停止するようにしている。
扉2を上記開放途中の停止位置から全開させるには、使用者が下扉11のこのときの前部に手をかけて上から図1に二点鎖線で示す例えば水平位置まで押し下げれば良い。このようにすれば、下扉11が全開すると共に、上扉12も、凸部16が第4の引張スプリング38の復元力に抗してストッパ36を押し上げつつガイド溝18を上方に移動しきると共に、凸部14もガイド溝17を後方に移動しきるので、全開される。
なお、開放させた扉2を閉鎖させるには、下扉11を引き上げて係合爪30が爪受け部31に係合されるまで押しやれば良い(上扉12は、それに伴い、第1のリンク20によってアーム15が引き下げられることにより、閉鎖される)。
このように本構成のものでは、扉2の開放途中、下扉11の45度角以上の開放時点で、その開放を停止させるようにしている。これにより、洗浄機構10が運転中であって、扉2の開放と共にその運転を停止されたときにも、洗浄室6からの飛散水を扉2にて遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。特に、下扉11の45度角以上の開放停止時点では、洗浄機構10はその運転をほゞ停止しており、洗浄室6からの飛散水があっても、それは僅かで、45度角以上の開放停止位置でも(約70度角であっても)、使用者への飛散水のかかりを防止するのに充分な効果が得られる。
しかも、この場合、扉2は開放が停止されるまで開放速度を遅めずに開放させ得るから、使用者が苛立つこともないようにできる。
更に、この場合、扉2の開放停止時点は、下扉11が45度角以上開放された時点であり、それ以後の開扉操作が、下扉11を僅かな量、単に押し下げるだけで良いなど、全開位置まで一方的に単純操作をすれば良く、閉鎖位置からのように下扉11を前方に引き気味にしつつ押し下げるというような複雑且つ多ストロークの操作を要することがないので、操作を容易にできる。
以上に対して、図6ないし図10は第1ないし第5の参考例を示すもので、それぞれ、上記実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第1参考例]
図6に示す第1参考例においては、第2のリンク23の長孔24の下辺部の前側に隆起部41を一体の形成又は別体物の取着で設けている。
この構成で、扉2の開放時には、第1のリンク20のピン25が第2のリンク23の長孔24内を図示矢印A方向に移動するその初期に、上記隆起部41に接して越えるときに抵抗を受け、その移動速度が遅くされる。この第2のリンク23の長孔24内におけるピン25の移動速度は下扉11の開放速度であり、上扉12の開放速度でもある。従って、この場合には、扉2の開放速度が、その開放初期における上記隆起部41に対するピン25の接触によって遅くされるものであり、すなわち、隆起部41が扉2の開放初期にその開放速度を遅くする扉開放速度抑制手段、特には抵抗物として機能する。
このものによれば、扉2が開放初期にその開放速度を遅くされることで、扉2の開放初期から、飛散水を扉2で遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。しかも、この場合、扉2は開放の初期にのみ開放速度を遅くされるだけで、隆起部41をピン25が越えた後は開放速度を遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。
なお、この場合、扉開放速度抑制手段は、上述の第2のリンク23の長孔24に設けるものに限られず、扉2の開放時に作動するいずれの部分に設けるものであっても良い。
又、その扉開放速度抑制手段としては、扉2の開放時に作動するいずれかの部分の摩擦抵抗を大きくすることや、第1ないし第3の引張スプリング27〜29の張力を調整するものであっても良い。
[第2参考例]
図7に示す第2参考例においては、扉2の閉鎖状態で、上扉12のアーム15における凸部16が、ガイド溝18の下端部上面18aにある程度の距離を置いて臨んでいる。
この構成で、扉2の開放時には、まず、凸部16がガイド溝18の下端部上面18aに突き当たり、抵抗を受けてその移動速度が遅くされる。そして、その後に、凸部16はガイド溝18に沿って移動する。このガイド溝18に沿う凸部16の移動速度は、上扉12の開放速度であり、下扉11の開放速度でもある。従って、この場合には、扉2の開放速度が、その開放初期における上記ガイド溝18の下端部上面18aに対する凸部16の突き当たりによって遅くされるものであり、すなわち、ガイド溝18の下端部上面18aが扉2の開放初期にその開放速度を遅くする扉開放速度抑制手段、特には、この場合も抵抗物として機能する。
このものによっても、扉2が開放初期にその開放速度を遅くされることで、扉2の開放初期から、飛散水を扉2で遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。又、この場合にも、扉2は開放の初期にのみ開放速度を遅くされるだけで、あとは開放速度を遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。
なお、この場合も、扉開放速度抑制手段としては、扉2の開放初期におけるガイド溝18に対する凸部16の摺動摩擦抵抗を大きくするものであっても良い。
[第3参考例]
図8に示す第3参考例においては、上扉12の下端部に設けたパッキン51が後部に後向きの鉤部51aを有するものとし、下扉11の上端部の後部に形成した前向きの鉤部52をそれに噛合させている。
この構成で、扉2の開放時には、まず、下扉11の鉤部52が上扉12のパッキン51の鉤部51aを弾性変形させつつそれから解き外れ、このときに抵抗を受けて下扉11の開放速度が遅くされ、上扉12の開放速度も遅くされる。従って、この場合には、扉2の開放速度が、その開放初期における上記パッキン51の鉤部51aに対する下扉11の鉤部52の解き外れに要する抵抗のために遅くされるものであり、すなわち、パッキン51の鉤部51aが扉2の開放初期にその開放速度を遅くする扉開放速度抑制手段、特には、この場合も抵抗物として機能する。
このものによっても、扉2が開放初期にその開放速度を遅くされることで、扉2の開放初期から、飛散水を扉2で遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。又、この場合にも、扉2は開放の初期にのみ開放速度を遅くされるだけで、あとは開放速度を遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。
なお、この場合も、扉開放速度抑制手段は、パッキン51と下扉11との上記以外の接触部分や、パッキン51と本体1との接触部分等に設けるようにしても良い。
又、その扉開放速度抑制手段は、パッキン51と下扉11との摺接部分、又はパッキン51と本体1との摺接部分の摩擦抵抗を大きくするものであっても良い。
[第4参考例]
図9に示す第4参考例においては、ガイド溝18の下端部近傍に先端部がかかるようにして抵抗板61を、内箱5にピン62により固定して設けている。
この構成で、扉2の開放時には、上扉12のアーム15における凸部16がガイド溝18に沿って移動を開始した直後に抵抗板61の先端部に接して越えるときに抵抗を受け、その移動速度が遅くされる。従って、この場合には、扉2の開放速度が、その開放初期における上記抵抗板61に対する凸部16の接触によって遅くされるものであり、すなわち、抵抗板61が扉2の開放初期にその開放速度を遅くする扉開放速度抑制手段として機能する。
このものによっても、扉2が開放初期にその開放速度を遅くされることで、扉2の開放初期から、飛散水を扉2で遮断し、使用者への飛散水のかかりを防止することができる。しかも、この場合、扉2は開放の初期にのみ開放速度を遅くされるだけで、あとは開放速度を遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。
なお、この場合も、扉開放速度抑制手段は、上述のガイド溝18の下端部近傍に設けるものに限られず、扉2の開放時に作動するどの部分に設けるものであっても良い。
[第5参考例]
図10に示す第5参考例においては、押ボタン32の内部に押圧子71を圧縮スプリング72により弾性支持して設け、その圧縮スプリング72の弾発力を、本体1から押ボタン32を外方に付勢した圧縮スプリング73の弾発力より大きくしている。又、この場合、本体1には、押圧子71と対向する位置に洗浄機構運転停止用ボタン74を設け、押ボタン32の周側端部32aと対向する位置に扉ロック解除ボタン75を設けている。更に、この場合、常時における、押圧子71と洗浄機構運転停止用ボタン74との対向距離より、押ボタン32の周側端部32aと扉ロック解除ボタン75との対向距離を大きくしている。
この構成で、扉2を開放するに際し、押ボタン32を圧縮スプリング72の弾発力に抗して押込み操作すれば、最初に押圧子71が洗浄機構運転停止用ボタン74に接して圧縮スプリング72を圧縮しつつそれを押す。従って、このときに洗浄機構10の運転が停止される。
次いで、押ボタン32を更に押込み操作する。このとき、押ボタン32は圧縮スプリング72を更に圧縮しつつその押込み操作をする必要があり、操作力が最初の押込みに要した操作力より大きく必要となる。その大きな操作力で押ボタン32を更に押込み操作すれば、押ボタン32の周側端部32aが扉ロック解除ボタン75に接してそれを押す。従って、このときに扉2の閉鎖ロックが解除される。
このように、本第5参考例のものは、扉ロック解除操作手段である押ボタン32の操作を2段階操作とし、その1段階目の操作に要する操作力を小さくして該操作により洗浄機構10の運転を停止させ、2段階目の操作に要する操作力を大きくして該操作により扉2のロックを解除するようにしている。
これにより、扉2の開放時には、扉2のロックを解除する前の段階で洗浄機構10の運転を停止させ得るから、扉2が開放された時点では、洗浄水の飛散はなくなっており、かくして使用者への飛散水のかかりを防止することができる。又、この場合、扉2は、開放速度を初期から全開位置まで遅めずに開放されるから、使用者が苛立つこともないようにできる。
なお、全参考例を通じて、扉2は上下に分かれて開放されるものに限られず、観音開き式のように左右に、もしくはそれ以外の方向に分かれて開放されるものであっても良い。
又、扉2は、複数枚に分かれて開放されるうちの少なくとも一枚が回動されることにより開放されるものであれば良いもので、全部など複数枚が回動されることにより開放されるものであっても良い。
更に、洗浄機構10が運転を停止するときには、洗浄水の加熱や食器の乾燥のための空気の加熱を行うヒータも発熱を停止させるようにしても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の実施例を示す、扉開放途中状態の、外箱を取除いた全体の側面図 扉閉鎖状態の全体の斜視図 扉開放状態の全体の斜視図 扉閉鎖状態の、外箱を取除いた全体の側面図 主要部分の拡大側面図 1参考例を示す主要部分の拡大側面図 2参考例を示す主要部分の拡大側面図 3参考例を示す主要部分の拡大側面図 4参考例を示す主要部分の拡大側面図 5参考例を示す主要部分の拡大側面図
符号の説明
図面中、1は本体、2は扉、4は外箱、5は内箱、6は洗浄室、7は開口部、10は洗浄機構、11は下扉、12は上扉、14は凸部、15はアーム、16は凸部、17,18はガイド溝、19はアーム、20は第1のリンク、23は第2のリンク、24は長孔、25はピン、27は第1の引張スプリング(開放力付与手段)、28は第2の引張スプリング(開放力付与手段)、30は係合爪(扉ロック手段)、31は爪受け部(扉ロック手段)、32は押ボタン(扉ロック解除操作手段)、36はストッパ(扉開放停止手段)、38は第4の引張スプリング(扉開放停止手段)を示す。

Claims (1)

  1. 外箱及びこの外箱に組み合わされて内部が洗浄室となる内箱を有すると共に、前記洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を有し、且つその洗浄室に収容された食器を洗浄する洗浄機構を有する本体と、
    この本体に、下扉と上扉とに分かれて、そのうちの下扉が回動することに基づき前記開口部を開放するように設けられた扉と、
    この扉に開放力を付与する開放力付与手段と、
    この開放力付与手段の付与した開放力に抗して前記扉を閉鎖状態にロックする扉ロック手段と、
    この扉ロック手段による前記扉のロックを解除する扉ロック解除操作手段とを具備するものにおいて、
    前記上扉には、上部の左右両側に内向きの凸部を設け、下部の左右両側からアームを突設して、該アームに内向きの凸部を設け、
    前記内箱には、左右両側に、前記上扉の上部の凸部が嵌入するガイド溝と、前記アームの凸部が嵌入するガイド溝とを形成し、
    前記下扉にも、左右両側からアームを突設して、このアームと前記上扉のアームとをリンクで連結し、
    前記内箱の側面部に、前記アームの凸部が嵌入したガイド溝に先端部がかかる回動可能なストッパを設けると共に、このストッパを付勢するスプリングを設けて扉開放停止手段を構成し、
    その扉開放停止手段が、前記下扉の45度角以上の開放時点で、前記ガイド溝を移動する前記上扉のアームの凸部を前記ストッパに当てさせて、該凸部の移動を前記ストッパを付勢したスプリングの付勢力で停止させることにより、前記扉の開放を停止させるようにしたことを特徴とする食器洗浄機。
JP2003370339A 2003-10-30 2003-10-30 食器洗浄機 Expired - Fee Related JP4150654B2 (ja)

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