JP3561707B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平軸又は傾斜軸を中心に回転するドラムを有するドラム式洗濯機に関する。なお、一般にドラム式洗濯機は洗濯から乾燥までを連続的に行うことができるものであることが多いが、ここで言うドラム式洗濯機は乾燥が行えないものであってもよい。
【0002】
【従来の技術】
ドラム式洗濯機は、水平軸又は傾斜軸を中心に円筒籠状のドラムを外槽内部に回転自在に配置した構成を備えており、このドラム内に洗濯物を収容して水を貯留した外槽内で回転させることによって洗濯物の叩き洗いを行う。こうした一般的なドラム式洗濯機では、略直方体形状の外箱の前面に衣類を投入するための扉体が横開きに設けられており、その扉体を開くと外槽に設けた開口を通して、ドラムの一端面に設けられた衣類投入口が覗くように構成されている。
【0003】
こうしたドラム式洗濯機に対する一般消費者の大きな不満の一つは、衣類の出し入れがしにくいことである。すなわち、そのため、上記構成を有するドラム式洗濯機では、衣類投入口が低い位置にあり、洗濯機を専用の置台上に載置した場合であっても、衣類投入のしにくさは完全には解消されない。このような不満に対応するため、従来、市販されているドラム式洗濯機では、傾斜軸を用いてドラムの衣類投入口をやや斜め上向きにしたものがある。また、衣類投入口をできるだけ大きくすることも試みられている。しかしながら、このような構成によっても、渦巻き式洗濯機の操作性に慣れた者にとってみれば、その使い勝手は必ずしも充分に良好であるとは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ドラム式洗濯機における上記のような使い勝手の悪さを解消する一つの方法として考えられるのは、従来の一般の渦巻き式洗濯機と同じように、洗濯物投入口を外箱の前面ではなく上面に設けることである。しかしながら、ドラム式洗濯機で外箱上面に洗濯物投入口を設ける場合、洗濯物投入口の直下に配設されている外槽と、その外槽の内部に収容されているドラムとにそれぞれ開口を設ける必要があり、従来の渦巻き式洗濯機やドラム式洗濯機とは異なる様々な問題が生じる。
【0005】
例えば、ドラム内に洗濯物を出し入れするためには、少なくとも、外槽の周面に設けられた開口を開閉する外槽扉、及び、ドラムの周面に設けられた開口を開閉するドラム扉を開くことが必要となるが、使用者の使い勝手を考えると、扉の開閉をできるだけ容易に行えることが望ましい。また同時に、扉の開閉に際して、洗濯物の咬み込みを防止する等、衣類の損傷のおそれをできるだけ軽減したものでなければならない。
【0006】
また、ドラムの周面に開口を設けるため該開口を広く確保することは困難であるが、洗濯物の出し入れは容易であることが望ましい。また、洗濯物を出し入れする際に、外槽とドラムとの隙間に洗濯物が落下しにくいような配慮も必要となる。
【0007】
更にまた、外槽の周面に外槽扉が設けられている場合、特に脱水運転時にはドラム内に収容された洗濯物から飛散した水が勢いよく吹き掛かるため、外槽開口の周縁と外槽扉との間の隙間から水漏れが発生し易い。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、上記のような様々な点に配慮した、使用者にとって使い勝手が良好なドラム式洗濯機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段、及び効果】
上記課題を解決するために成された第1発明は、外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機であって、外箱の上面に形成された洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該洗濯物投入口の下方の外槽の周面に形成された外槽開口を開閉する外槽扉と、前記ドラムの周面に形成されたドラム開口を開閉するドラム扉とを具備し、前記上蓋、外槽扉及びドラム扉をともに開放した状態で前記ドラム内に洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機において、
a)前記外槽扉を閉鎖状態に保持する外槽扉ラッチ手段と、
b)前記ドラム扉を開放方向に付勢する付勢手段と、
c)前記ドラム扉を閉鎖状態に保持するドラム扉ラッチ手段と、
d)使用者により操作される、前記外槽扉に設けられた操作手段と、
e)該操作手段の操作に応じて前記外槽扉ラッチ手段及びドラム扉ラッチ手段に働きかけ、ドラム扉の閉鎖保持状態を解除するとともに、それと同時又は少し遅れて外槽扉の閉鎖保持状態を解除するラッチ解除手段と、
を備えることを特徴としている。
【0010】
なお、この第1発明に係るドラム式洗濯機では、ドラムが停止した状態では、ドラム停止位置固定手段によりドラム開口が外槽開口とほぼ一致した位置となるようにドラムの停止位置が定められる。
【0011】
第1発明に係るドラム式洗濯機では、洗濯運転時、ドラム扉及び外槽扉はそれぞれドラム開口及び外槽開口を閉塞した状態で、不所望に開くことがないようにラッチされている。ドラム内に洗濯物を出し入れするため等の目的でドラム内を覗く必要があるときに、使用者はまず上蓋を開けて外槽外面を覗く状態とし、更に外槽扉を開放するために操作手段を操作する。この操作を受けて、ラッチ解除手段はドラム扉ラッチ手段に対しドラム扉の閉鎖保持状態を解除させ、それとほぼ同時又はやや遅れて外槽扉ラッチ手段に対し外槽の閉鎖保持状態を解除させる。ドラム扉は付勢手段により開放方向に付勢されているため、ドラム扉ラッチ手段による閉鎖保持状態が解除されると、開放方向つまり外槽内面に当接する方向に持ち上がる。外槽扉は外槽扉ラッチ手段による閉鎖保持状態が解除された後に初めて開かれるから、この開放の際にはドラム扉は上記のように持ち上がった状態になっており、外槽扉を開けるとそれに追随してドラム扉もほぼ一体に開放する。
【0012】
したがって、この第1発明に係るドラム式洗濯機によれば、外槽扉を開けた後にドラム扉を開けるという2段階の扉開放操作が不要であり、ドラム扉を開閉するための操作を使用者が特に意識的に行う必要がなく、洗濯物を出し入れする際に要する手間が軽減される。
【0013】
また、第1発明に係るドラム式洗濯機では、前記外槽扉ラッチ手段及びドラム扉ラッチ手段は、それぞれ独立に外槽扉及びドラム扉を開放状態から閉鎖保持状態に移行させる構成とすることが好ましい。すなわち、開放した状態にある扉を閉鎖する際には、両者は連動しておらず、使用者はまずドラム扉を閉め、その後に外槽扉を閉める。仮に外槽扉を閉じる操作と連動してドラム扉も閉じる構成とした場合、例えば、ドラム開口から洗濯物が僅かにはみ出していて、ドラム扉を閉じた際に咬み込んだ洗濯物の端部がドラムと外槽との隙間に隠れてしまうような場合に、使用者が見逃してしまう可能性が高い。それに対し、上記構成によれば、使用者は外槽扉を閉じるに先立ってドラム扉を閉じる必要があるため、ドラム扉が洗濯物を咬み込んだ場合に、目視で容易に認識することができる。したがって、良好な使い勝手を提供しつつ、洗濯物の咬み込みによる洗濯物の損傷や洗濯機自体の破損を未然に防止することができる。
【0014】
一実施態様として、前記ラッチ解除手段は、前記操作手段の動作に応じてドラム内側に向けて突出又は反対に後退し、該突出動作により前記ドラム扉ラッチ手段に当接してそのラッチを解除する第1作動体と、前記操作手段の動作に連動して前記外槽扉のラッチ手段を駆動してラッチを解除する第2作動体とを備える構成とすることができる。この構成では、操作手段の操作に応じて第1作動体及び第2作動体がそれぞれ動作するタイミングの相違によって、外槽扉ラッチ手段とドラム扉ラッチ手段のラッチ解除のタイミングを決めることができる。
【0015】
また、通常、外槽扉がラッチされている状態ではドラム扉は開放しない(つまり、ラッチが解除されない)ようになっているが、異常な振動や故障などにより、外槽扉が閉鎖した状態であるにも拘わらずドラム扉が開放してしまい、その状態でドラムが回転駆動されると、ドラム扉が外槽の内周面に接触しながらドラムが回転するため、異常な騒音が発生するのみならず故障や破損の原因となる。そこで、上記第1発明に係るドラム式洗濯機では、前記外槽扉の裏面に、前記ドラム扉が開放した状態でドラムが回転しようとする際に該ドラム扉の縁部に当接する係止部を設けた構成とするとよい。
【0016】
この構成によれば、外槽扉が閉じた状態にあるときにドラム扉のラッチが外れて付勢力により半開き状態となった場合、ドラム扉の縁部が外槽扉裏面の係止部に当接することによってドラムの回転が規制される。したがって、この状態でドラムを無理に回転駆動しようとすると、ドラムモータには異常な負荷が掛かるため、何らかの異常が発生していることを検知することが可能となる。したがって、ドラムが不所望に回転駆動されることがなく、異常な騒音や破損などを未然に防止することができる。なお、好ましい態様として、上記係止部は、ドラム扉が開放する際に該ドラム扉の縁部が入り込む、径方向に窪んだ凹部又は段差部とするとよい。これによれば、上記係止部を設けても外槽とドラムとの間隙が狭くならないので、ドラムが大きな偏心をもって回転した場合でも外槽に接触することを回避できる。
【0017】
上記課題を解決するために成された第2発明は、前記外槽扉の上面に、使用者が奥側から手前側に指を挿入するために手前側に窪んだ凹陥部を有する把手部を設け、該外槽扉をプラスチック成形する際のゲートを前記凹陥部内の下壁の上面に設けるとともに、該凹陥部の指挿入開口と前記ゲートとの間の下壁に、奥側から手前側に向かって上方向に傾斜した傾斜部を形成したことを特徴としている。
【0018】
すなわち、外槽扉を一般的なプラスチック成形により形成する場合、成形金型に溶解したプラスチック樹脂を流し込む際にそのゲートとなる部分に突起が形成されてしまう。第2発明に係るドラム洗濯機では、外観上の品質を損なう上記突起が使用者から見えないようにするために、凹陥部の下壁の上面にゲートが来るような構成としている。更にまた、この凹陥部に使用者が指を挿入した際にこの突起に触れると、突起の形状によっては指先を傷付けるおそれがあるし、指先を傷付けないまでも製品仕上がりの不具合であるような印象を使用者に与える可能性がある。指挿入口と上記ゲートとの間に傾斜部を設けておけば、指が深く挿入されるに伴い、その傾斜に沿って指先が持ち上がるため、ゲートに形成された突起に指先が触れることを回避することができる。これにより、外観上の見栄えを良くするとともに、使用者の安全を確保し、また使用者の不快感をなくすことができる。
【0019】
上記課題を解決するために成された第3発明は、前記外槽扉の閉鎖を検知する検知手段を外槽側に備え、該検知手段は、
a)前記外槽扉が閉鎖位置にあるときに該外槽扉の外面又は外槽扉が備える部材による押圧を受ける位置に設けられたスライド移動自在の移動体と、
b)該移動体を前記外槽扉に近づく方向に付勢する捻りコイルばねと、
c)前記移動体が前記押圧を受けて移動する際に前記捻りコイルばねの腕が回動する位置に可動片を有するスイッチと、
を含むことを特徴としている。
【0020】
第3発明に係るドラム式洗濯機では、外槽扉が閉じられると、外槽扉外面又は外槽扉が備える部材が上記移動体を捻りコイルばねの付勢力に抗して押し込む。すると、捻りコイルばねの腕は固定軸を中心に回動し、腕はスイッチの可動片を押し込み、それによってスイッチが閉成(又は開成)する。外槽扉の開放によって上記作動体による押圧が解除されると、捻りコイルばねの付勢力によって移動体は元の位置に復帰し、捻りコイルばねの腕による押圧も解除されるためスイッチの可動片は元の位置に復帰し、それによってスイッチが開成(又は閉成)する。すなわち、スイッチに内蔵されているばねの作用でなく、その外部の捻りコイルばねの付勢力によって移動体は元の位置に復帰するので、捻りコイルばねの付勢力を大きくしておけば、確実に移動体を復帰させることができ、外槽扉の開閉を正確に検知することができる。したがって、外槽扉の開閉の誤検知がなくなり、外槽扉が閉まっていない状態で運転が開始されてしまうことや、逆に外槽扉が閉まっているにも拘わらず運転が開始できないといった不具合を解消できる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例であるドラム式洗濯機について、図面を参照して説明する。
【0030】
図1は本実施例のドラム式洗濯機の外観斜視図、図2は上部の側面縦断面図である。このドラム式洗濯機において、外箱は、上面部1aと前面部1bとの間の角部がやや丸みをもちつつ前下がりになった傾斜状(以下「傾斜部1c」という)である。この傾斜部1cからその後方の上面部1aにかけて大きな洗濯物投入口3が開口し、この洗濯物投入口3を開閉するための上蓋2は、図2に示すように、横方向に水平に延伸する軸2a,2bにより、洗濯物投入口3の後方に二つ折り状態で起立可能である。
【0031】
上蓋2の左側には前方に引き出し自在の洗剤容器4が、右側には前後方向に延伸して操作パネル5が設けられている。操作パネル5には、運転コースや予約時間等を設定するためなどの各種の操作キーと、これら設定に応じて点灯したり、洗濯行程の進捗状況を報知したり、或いは予約や運転の残り時間などを表示するための各種の表示器が適宜に分散して配置されている。操作パネル5はそのほぼ全体が斜め上方を指向しているため、使用者が本洗濯乾燥機の前方に立った姿勢で斜め下方を見下ろしたとき、操作パネル5面はその視線に対して垂直に近い状態となり、表示が見易く且つ操作キーも押し易いという配慮がなされている。
【0032】
次に、図3〜図5に基づき、本ドラム式洗濯機の内部構成について概略的に説明する。図3は本洗濯機内部の要部の正面縦断面図、図4は同じく内部の左側面図、図5は内部の右側面縦断面図である。
【0033】
外箱1の内部にあっては、周面が略円筒形状で両端面がほぼ閉塞された外槽10が、外箱1の左右側面にそれぞれ端面が対向する状態で、左右両側上方から吊下げ支持する二本のばね11と、前後方向に外槽10の下部を支持するダンパ12とにより適度に揺動自在に保持されている。この外槽10の内部には、洗濯物を内部に収容するための内槽として、多数の通水穴が穿孔された略円筒形状の周面の両端面がほぼ閉塞されている横型のドラム13が、左右方向に延伸する水平軸線Cを中心に回転自在に設けられている。
【0034】
ドラム13の左端面中央に固着された主軸14は、外槽10の左端面に固定されている第1軸受ケース16に保持された軸受17により支承されている。他方、ドラム13の右端面中央に固着された補助軸15は、外槽10の右端面に固定されている第2軸受ケース18に保持された第2軸受19により支承されている。この主軸14及び補助軸15により上記水平軸線Cが形成される。外槽10の左端面から側方へと突出した主軸14の先端には、アウタロータ型のモータ20のロータ20bが固定され、一方、モータ台を兼ねる第1軸受ケース16にはモータ20のステータ20aが固定されている。図示しない制御回路からステータ20aに駆動電流が供給されるとそれによってロータ20bが回転し、主軸14を介してロータ20bと同一の回転速度でドラム13が回転駆動される。
【0035】
外槽10の周面の上部から斜め前方にかけて、外箱の洗濯物投入口3と一致する位置に、洗濯物を出し入れするための外槽開口100が設けられ、外槽開口100は外槽扉110により開閉自在となっている。また、ドラム13の周面にも洗濯物を出し入れするためのドラム開口300が設けられ、ドラム開口300はドラム扉310により開閉自在となっている。但し、ドラム13は回転可能であるため、ドラム開口300が外槽開口100と径方向に一致した位置でドラム13が停止状態を維持するように、ステータ20aの下方にはドラム位置固定装置21が設けられている。ドラム13停止時には該装置21から突出する係合凸部とロータ20bに形成されている係合凹部とが噛み合い、ドラム13の停止位置が決まる。更にまた、外槽10の底部には排水口22が設けられ、排水口22は排水バルブ23を介し図示しない排水ホースを通して外部の排水溝へと接続されている。
【0036】
なお、ここでは詳しく述べないが、外槽10の右外側には、乾燥時に熱風をドラム13内に供給し、洗濯物から奪った水蒸気を凝縮・液化して除去した後の空気を再び加熱するような循環空気流路が形成されている。
【0037】
上記構成を有する本実施例のドラム式洗濯機では、ドラム13内に洗濯物を出し入れするために開閉される外槽扉110、ドラム扉310及びその周辺の構成にその特徴を有する。この点について、図5に加えて図6〜図18を参照しつつ詳細に説明する。図6は洗濯物投入口3周辺の要部の側面縦断面図、図7はドラム扉310付近の上面図、図8はドラム扉310の開閉動作を示す要部の縦断面図、図9及び図10は外槽扉110の開閉動作を示す要部の縦断面図、図11は外槽扉110を構成する一部材の要部の側面縦断面図である。
【0038】
上述したように、本ドラム洗濯機は、洗濯物投入口3を開閉する上蓋2、外槽開口100を開閉する外槽扉110、及びドラム開口300を開閉するドラム扉310を備えているため、使用者がドラム13内に洗濯物を出し入れするには、これらを開くための操作が必要となるが、使い勝手を向上するべく、外槽扉110とドラム扉310とは1回の操作で開くように構成されている。
【0039】
まず、ドラム扉310の構成について述べる。図6〜図8に示すように、ドラム扉310は、左右方向に略水平に延伸する前方軸311を中心に回動自在の前方扉体312と、同じく左右方向に略水平に延伸する後方軸313を中心に回動自在の後方扉体314との二枚から成る。閉鎖時には後方扉体314の縁端部は前方扉体312の縁端部の上に重なり(以下、この重なり部分を「オーバーラップ部」と呼ぶ)、開放時には両扉体312,314は前後方向に観音開き状態となる。なお、図7では理解を容易にするために、前方扉体312と後方扉体314とを(B)及び(A)に分離して描いている。このような観音開き構造とすると、前方扉体312が開いたときに手前側で外槽10とドラム13との間隙の上に被さる。そのため、洗濯物を投入する際に外槽10とドラム13との間隙に洗濯物が落下したり挟まったりすることを防止できる。
【0040】
前方扉体312は前方軸311に巻回されたばね315によって開放方向(図6中の反時計方向)に付勢され、他方、後方扉体314も同様に後方軸313に巻回されたばね316によって開放方向(図6中の時計方向)に付勢されている。前方扉体312はそのオーバーラップ部に上に指向した左右一対の係合ツメ317を備え、この係合ツメ317はばね性を有する受け板318と連結され、受け板318を押すと係合ツメ317はドラム13内側へと沈み込み、その押圧が解除されるとその沈み込みから復帰する。つまり、係合ツメ317及び係合孔319がドラム扉ラッチ手段として機能する。
【0041】
一方、後方扉体314は、そのオーバーラップ部に上記係合ツメ317が係合する左右一対の係合孔319を備えるとともに、上面にはプラスチック製の保護カバー324がリベットで固定されている。上記係合ツメ317が係合孔319に嵌合することによって、前方扉体312と後方扉体314とはドラム開口300を閉塞した状態を維持し(図8(B)参照)、受け板318を上から押すことによって上記嵌合が解除され(図8(A)参照)、ばね315,316の付勢力により両扉体312,314はそれぞれ開放する。また、係合ツメ317が係合孔319に嵌合した際に、係合孔319の上部に突出した係合ツメ317の上面は保護カバー324で被覆されているため、ドラム扉310を閉鎖するべく使用者が後方扉体314を上から押さえつける際に使用者の手に係合ツメ317が接触することがない。そのため、高い安全性を確保することができる。
【0042】
また、前方扉体312と後方扉体314とは、それぞれ左右一対の蝶番アーム320,321を介して回転自在に設けられた湾曲形状のリンク体322で連結され、その上方はプラスチック製のリンク体カバー323で被覆されている。リンク体322の機能は、両扉体312,314が開放状態から閉鎖する際に前方扉体312が後方扉体314よりも必ず先行して閉じるように、両扉体312,314の動作を規制しつつ連動させることである。これにより、閉鎖時には後方扉体314の縁端部が前方扉体312の縁端部の上に載った状態で重なるため、両扉体312,314の上記係合動作が確実に行われる。
【0043】
次いで、外槽扉110の構成について述べる。外槽扉110はドラム扉310とは異なり、左右方向に略水平に延伸する軸111を中心にして回転自在の一枚の扉体である。外槽扉110は軸111に巻回された、図示しない捻りコイルばねによって開放方向(図6では時計回り方向)に付勢されている。外槽扉110の内部には、その手前側の外槽10の縁部に係合することで外槽扉110を閉鎖状態に保つための外槽扉ラッチ手段と、使用者による手動操作に応じて外槽扉ラッチ手段によるラッチと上記ドラム扉ラッチ手段によるラッチとを解除するラッチ解除手段と、を備える。
【0044】
外槽扉ラッチ手段の主たる構成要素は、外槽扉110の前面から前方に突出した係止カム123、該係止カム123の回動を規制するクラッチカム118、外槽10側にあって固定された係止片130である。またラッチ解除手段の主たる構成要素は、外槽扉110の上面に設けられた操作レバー112、ロッド116、ガイド軸117、牽引軸122等である。
【0045】
順に説明すると、外槽扉110の上面には、上記操作手段としての操作レバー112が、軸113を中心にして回動可能に、且つ捻りコイルばね114により図9、図10で時計回り方向に付勢された状態で設けられている。操作レバー112より後方側の外槽扉110上面には、下方に窪んだ指挿入部115が形成されており、使用者はこの指挿入部115に後方側(図6では右側)から指を挿入して操作レバー112の下方に指を掛け、そのまま操作レバー112を起こすように引く。このように操作レバー112が引かれると、ばね114の付勢力に抗して操作レバー112は起立する(図10参照)が、使用者が指を離すとばね114の付勢力によって操作レバー112はすぐに元の位置に復帰する。
【0046】
外槽扉110のハウジングは上部部材110aと下部部材110bとの二部材から成り、それらはいずれもプラスチック成形品である。こうした部材の金型成形を行うためには溶解したプラスチック樹脂を流し込むゲートが必要であって、成型品ではゲートに相当する箇所に突起が形成される。こうした突起が使用者の目に付く位置にあると見栄えが悪くなるから、上部部材110aでは、指挿入部115の内側にゲートが来るようにし、その結果、図11に示すようにこの指挿入部115の下壁部に突起110cが形成される。この部分は操作レバー112で隠れるため見栄えは良好になるが、上記のような操作レバー112の操作時にその突起110cに使用者の指が接触すると、指を傷付けるおそれがある。そこで、図11に示すように、後方から前方に向かって指挿入部115の下壁にはなだらかに上昇する傾斜面115aを設け、その傾斜面115aの最上部から手前側に少し離れた箇所に上記突起110cが形成されるようにしている。
【0047】
上記構成により、使用者が操作レバー112を引き起こすために指挿入部115に指先を入れると指の甲側が下壁に当たり、上記傾斜面115aに沿って斜め上方に指先が進出する。そのため、指を指挿入部115の奥まで入れても指先は突起110cの上方に位置し、突起110cとの接触を免れる。そのため、高い安全性を確保することができる。
【0048】
図9、図10に戻り説明を続けると、操作レバー112の前方には、ガイド軸117により外槽10の内側に向けて進出・後退自在に支持されたロッド116が、上記第1作動体として設けられている。操作レバー112の端部はロッド116の上端に連結されており、操作レバー112が通常位置にあるときにはロッド116は最も上昇した位置に在って、外槽10の内周面から突出しない(図9参照)。そして、操作レバー112が図10に示すように手前に引き起こされると、操作レバー112の回動に伴ってロッド116は押し下げられ、ロッド116の下端は外槽10内側に進出する。ドラム13が所定の停止位置にあるとき、ロッド116が最大限進出すると、ドラム扉310の前方扉体312の受け板318に当接してこれを押し下げる。この押し下げ動作が、ドラム扉310の係合ツメ317と係合孔319との嵌合を解除させる動作である。
【0049】
ガイド軸117の前方には、クラッチカム118がクラッチ取付板119に形成された軸120を中心にして回動自在に設けられ、クラッチカム118は軸120に巻回された捻りコイルばね121により、図9、図10で時計回り方向に付勢されている。更に、クラッチカム118は、上記第2作動体である牽引軸122を介して操作レバー112と連結されており、上記のように操作レバー112が手前に引き起こされると、牽引軸122が後方に牽引されることによって、ばね121の付勢力に抗してクラッチカム118は反時計回り方向に回動する。
【0050】
このクラッチカム118の更に前方には、係止カム123がクラッチ取付板119に形成された軸124を中心に回動自在に設けられ、係止カム123は捻りコイルばね125により反時計回り方向に付勢されている。係止カム123は外槽扉110の前面から前方に突出して鳥のくちばし形状に類似した上下二枚の突片から成る咬止部123aを備えるとともに、後方側にはクラッチカム118に嵌合する段差部123bを備える。
【0051】
外槽扉110の前縁部に対面する外槽10の開口縁部には、後述するハウジング131の一部として、外槽扉ラッチ手段を構成する一部材である突片部130が設けられており、この突片部130を係止カム123の咬止部123aが咬持することにより、外槽扉110は閉鎖状態でラッチされる。
【0052】
次に、上蓋2を開放した状態で、上記外槽扉110及びドラム扉310を開閉する際の動作について説明する。いま、図9に示すように、外槽扉110及びドラム扉310はいずれも閉鎖状態でラッチされているものとする。このとき、係止カム123の咬止部123aは外槽10側の突片部130を咬持し、係止カム123の回動はクラッチカム118により係止され、クラッチカム118を回動させるための牽引軸122はクラッチカム118に力を与えない状態となっている。すなわち、外槽扉110は閉鎖保持状態にあり、大きな振動などの外力が加わった場合でも外槽扉110が自然に開いてしまうことを回避できる。
【0053】
外槽扉110を開放するべく、使用者が指挿入部115に指を挿入して、図10に示すように操作レバー112を手前に引き起こすと、操作レバー112は軸113を中心に回動し、その回動に伴いロッド116が下降する。上述した通り、ロッド116の進出位置にはちょうどドラム扉310の前方扉体312の受け板318が存在するため、図8(B)に示す状態において受け板318が下に押圧され、図8(A)に示すように前方扉体312は前方軸311を中心にして沈み込むように回動する。すると、係合ツメ317が係合孔319から外れるから、捻りコイルばね316の付勢力に抗して後方扉体314を下方に引っ張っていた力が解除され、後方扉体314は付勢力によって開放方向に回動する。更にこれに追随して、前方扉体312も開放方向に開こうとする。
【0054】
一方、上述したような操作レバー112の回動に伴い牽引軸122が後方に引かれるから、これによってクラッチカム118はばね121の付勢力に抗して軸120を中心に反時計回り方向に回動する。すると、クラッチカム118は係止カム123の段差部123bから外れるため、係止カム123は回動可能な状態となって、ばね125の付勢力により反時計回り方向に回動しようとする。この力によって、係止カム123の上側の咬止部123aは突片部130を押し下げるから、係止カム123が回動するに従い上記咬持が外れるとともに外槽扉110の前縁は少し持ち上がる。すなわち、牽引軸122の牽引動作が、外槽扉110の閉鎖保持状態を解除させる動作である。したがって、外槽扉110とドラム扉310のラッチのいずれが先に解除されるかは、操作レバー112の回動動作に対応するロッド116の進出動作と牽引軸122の牽引動作とのタイミングによって決まり、ここでは後記理由により、ドラム扉310のラッチが外槽扉110のラッチに少し先行して解除されるように構成している。
【0055】
すなわち、使用者が上記のように操作レバー112を手前に引く過程で上述したようにドラム扉310のラッチが解除され、その解除後すぐに後方扉体314と前方扉体312とは付勢力によって持ち上がるが、上記タイミングであれば、その時点で外槽扉110のラッチは未だ解除されていないか、或いは解除される途中であるので、外槽扉110は未だ開いておらず、ドラム扉310の両扉体312,314は外槽扉110の下面に当接する。したがって、外槽扉110のラッチが解除された後、使用者が外槽扉110を引き上げて後方側へと開くと、これに追随してばね316の付勢力によって後方扉体314は外槽扉110の下面に張り付いた状態でほぼ一体に後方側へ回動し、リンク体322を介して遅れて前方扉体312は前方側へと回動する。このようにして、外槽扉110の開放操作と一体にドラム扉310の後方扉体314を開き、最終的には両扉体312,314を観音開きとすることができる。
【0056】
なお、使用者が操作レバー112を操作した後、外槽扉110の引き上げ操作を行うまでに少し時間があることを勘案すると、実用上、ドラム扉310のラッチと外槽扉110のラッチとの解除がほぼ同時であったとしても、外槽扉110の開放操作と一体にドラム扉310の後方扉体314を開くことができる。
【0057】
また、外槽扉110の下部部材110b下面には、後方扉体314が開放した際に該後方扉体314を受ける凹部110dが設けられている。そのため、図10に示すように、外槽扉110が閉じた状態のまま後方扉体314が開くと、後方扉体314の縁端部は凹部110d内に入り込む。例えば、使用者による操作ではなく振動などによって不所望にドラム扉310のラッチが解除してしまった場合、上記のように後方扉体314の縁端部が凹部110d内に入り込むため、この状態のままドラム13を回転駆動しようとすると、後方扉体314の縁端部が凹部110dの段差に当接する。そのため、ドラムモータ20には異常に大きな負荷が掛かり、異常を検知することができる。
【0058】
使用者は例えばドラム13内に洗濯物を投入した後、後方側へ少し倒れた状態にあるドラム扉310の後方扉体314を手前側に回動させて閉じる操作を行う。このとき、リンク体322の作用により、後方扉体314に先行して前方扉体312は回動してドラム開口300を閉鎖する位置に達し、その後に後方扉体314が重なる。そして、使用者が後方扉体314の保護カバー324の上を少し押圧すると、係合ツメ317が係合孔319に嵌合し、ドラム扉310はラッチされた状態となる。この際に、洗濯物がはみ出していて扉体で咬み込んだ状態であれば、使用者はすぐに認識することができる。
【0059】
上記のようにドラム扉310を閉じた後、使用者は外槽扉110を手前側に回動させる。すると、係止カム123の上側の咬止部123aが突片部130に当接し、使用者が外槽扉110を押さえ付けると、その力によってばね125の付勢力に抗して係止カム123が時計回り方向に回動し、クラッチカム118が係止カム123の段差部123bに嵌合して係止カム123は固定される。これにより、外槽扉110も閉鎖状態にラッチされる。
【0060】
本実施例のドラム式洗濯機では、以上のようにして外槽扉110及びドラム扉310の開閉動作が行われるが、こうした外槽扉110の開閉は外槽扉110の前縁部に対向して設けられる外槽扉開閉検知機構において検知される。この検知機構は外槽10側に固定されたハウジング131内に設けられている。図12はこの外槽扉開閉検知機構の側面縦断面図(A)及び要部の上面図(B)である。
【0061】
上部に上記突片部130が形成されたハウジング131内には前後方向にスライド移動自在にピン132が設けられ、該ピン132の先端部はハウジング131から後方側、つまり外槽扉110の前面に向かって突出している。ピン132は捻りコイルばね133で付勢された可動板134により外槽扉110の方向へと押されており、また、可動板134の前方にはスイッチ135が配置されている。
【0062】
外槽扉110が開放した状態では、ピン132は後方(図12では右側)からの力を受けないため、ばね133の付勢力によって外槽扉110側に進出しており、可動板134はスイッチ135の可動子135aを押さない状態である。外槽扉110が閉鎖されて上述したようにラッチが掛かると、係止カム123の下側の咬止部123aがばね133の付勢力に抗してピン132を押し込む。これにより可動板134はスイッチ135の可動子135aを押し、スイッチ135は閉成→開成(又はその逆)となる。このように、外部の捻りコイルばね133を利用しているので、確実にスイッチ135の開成・閉成を行うことができる。
【0063】
次に、上記外槽扉110を受ける外槽10側の構成について図説明する。図13は本実施例のドラム式洗濯機の外槽開口100の前縁部を示す上面図、図14は図13中のD−D’矢視線縦断面図、図15は図13中のB−B’矢視線縦断面図、図16は外槽扉110を閉鎖した状態での要部の縦断面図、図17は図16中のF部の拡大図である。
【0064】
外槽開口100を形成するために外槽10の胴部10aに設けられた開口の周縁部には枠状の外槽カバー200が取り付けられ、該外槽カバー200には外槽扉110との間の間隙を水封するために弾性体から成るパッキン210が装着される。外槽カバー200は、例えば図15に示すように、外槽胴部10aに立設されたボス10bに対しネジ201で固定されるが、その際に、外槽カバー200の下垂端200bはパッキン210の断面コ字状部210bで内側から被覆され、更にそのコ字状部210bから延出した縁部210cが外槽胴部10aと外槽カバー200との間に挟持される。したがって、ネジ201を強く締め付けるほど、パッキン210の縁部210cは押し潰され、外槽胴部10aとの密着性が増す。
【0065】
また外槽開口100を取り囲むように、外槽カバー200又はパッキン210のいずれかに高い立壁200a、210aが形成されている。その立壁200a,210aは、外槽カバー200を固定するためのネジ201の上を覆いつつそれよりも外側に且つ高く延びている。更にパッキン210の前縁の中央部211は、図14に示すようにその両側よりも低くなった形状とされている。このため、外槽扉110を開放した状態では外槽開口100は前縁部を除き周囲はすり鉢状になっており、洗濯物の出し入れの際に外側に落ちにくいようになっている。また前縁部中央が低くなっているため、洗濯物の出し入れの際に邪魔にならない。更に、前縁部に水がこぼれた場合には、傾斜に沿って中央に集まった後、外槽10内に流下する。したがって、外槽10の外側に水がこぼれることを極力防止することができるとともに、ネジ201が被水することも免れる。
【0066】
また、パッキン210の内側には内方に舌状に延出する延出片210dがほぼ全周に亘って形成されており、図16に示すように、外槽扉110が閉鎖されると、この延出片210dが撓みつつ外槽扉110に密着し水密性を確保する。但し、この密着部に強い水勢の水が当たると水漏れの原因となるため、図17に示すように、外槽扉110の外周縁部110eは下垂して、その外側のパッキン210の下端と同程度か、それ以上に低い位置まで下がっている。更に、その上部にも下垂片110fが形成され、その外側のパッキン210(又は外槽カバー200)の段差部との間隙が狭くなるようにしている。上記構成により、仮に、この隙間に強い水勢の水が掛かっても、水の勢いは急速に弱められて、延出片210dに達するまでには勢いを失っている。そのため、延出片210dと外槽扉110との高い水封性を損なうことがない。
【0067】
このように、本実施例のドラム式洗濯機では、ドラム13内への洗濯物の出し入れが容易であるように、或いは、外槽扉110を閉鎖した際にその高い水封性が確保できるような構成となっている。
【0068】
なお、上記実施例は本発明の一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるドラム式洗濯機の外観斜視図。
【図2】本実施例のドラム式洗濯機の上部の側面縦断面図。
【図3】本実施例のドラム式洗濯機内部の要部の正面縦断面図。
【図4】本実施例のドラム式洗濯機内部の左側面図。
【図5】本実施例のドラム式洗濯機内部の右側面縦断面図。
【図6】本実施例のドラム式洗濯機における洗濯物投入口周辺の要部の側面縦断面図。
【図7】本実施例のドラム式洗濯機におけるドラム扉付近の上面図。
【図8】本実施例のドラム式洗濯機におけるドラム扉の開閉動作を示す要部の縦断面図。
【図9】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉の開閉動作を示す要部の縦断面図。
【図10】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉の開閉動作を示す要部の縦断面図。
【図11】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉を構成する一部材の要部の側面縦断面図。
【図12】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉開閉検知機構の側面縦断面図(A)及び要部の上面図(B)。
【図13】本実施例のドラム式洗濯機における外槽開口の前縁部を示す上面図。
【図14】本実施例のドラム式洗濯機における外槽開口の前縁部を外槽開口内側から見た状態を示す図。
【図15】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉を閉鎖した状態での要部の縦断面図。
【図16】本実施例のドラム式洗濯機における外槽扉を閉鎖した状態での要部の縦断面図。
【図17】図16中のF部の拡大図。
【符号の説明】
2…上蓋
10…外槽
10a…胴部
10b…ボス
100…外槽開口
110…外槽扉
110a…上部部材
110b…下部部材
110c…突起
110d…凹部
110e…外周縁部
110f…下垂片
111…軸
112…操作レバー
113,120,124…軸
114,121,125…ばね
115…指挿入部
115a…傾斜面
116…ロッド
117…ガイド軸
118…クラッチカム
119…クラッチ取付板
122…牽引軸
123…係止カム
123a…咬止部
123b…段差部
130…係止片
130…突片部
131…ハウジング
132…ピン
133…ばね
134…可動板
135…スイッチ
135a…可動子
2…上蓋
20…モータ
200…外槽カバー
200a…立壁
200b…下垂端
201…ネジ
210…パッキン
210b…コ字状部
210c…縁部
210d…延出片
211…中央部
3…洗濯物投入口
13…ドラム
300…ドラム開口
310…ドラム扉
311…前方軸
312…前方扉体
313…後方軸
314…後方扉体
315,316…ばね
317…係合ツメ
318…受け板
319…係合孔
320,321…蝶番アーム
322…リンク体
323…リンク体カバー
324…保護カバー

Claims (6)

  1. 外箱内に配設した外槽の内部に、周面が略円筒形状のドラムを水平軸又は傾斜軸を中心に回転自在に配設したドラム式洗濯機であって、外箱の上面に形成された洗濯物投入口を開閉する上蓋と、該洗濯物投入口の下方の外槽の周面に形成された外槽開口を開閉する外槽扉と、前記ドラムの周面に形成されたドラム開口を開閉するドラム扉とを具備し、前記上蓋、外槽扉及びドラム扉をともに開放した状態で前記ドラム内に洗濯物を出し入れするドラム式洗濯機において、
    a)前記外槽扉を閉鎖状態に保持する外槽扉ラッチ手段と、
    b)前記ドラム扉を開放方向に付勢する付勢手段と、
    c)前記ドラム扉を閉鎖状態に保持するドラム扉ラッチ手段と、
    d)使用者により操作される、前記外槽扉に設けられた操作手段と、
    e)該操作手段の操作に応じて前記外槽扉ラッチ手段及びドラム扉ラッチ手段に働きかけ、ドラム扉の閉鎖保持状態を解除するとともに、それと同時又は少し遅れて外槽扉の閉鎖保持状態を解除するラッチ解除手段と、
    を備えることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記外槽扉ラッチ手段及びドラム扉ラッチ手段は、それぞれ独立に外槽扉及びドラム扉を開放状態から閉鎖保持状態に移行させることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記ラッチ解除手段は、
    前記操作手段の操作に応じてドラム内側に向けて突出又は反対に後退し、該突出動作により前記ドラム扉ラッチ手段に当接してラッチを解除する第1作動体と、
    前記操作手段の操作に連動して前記外槽扉ラッチ手段を駆動してラッチを解除する第2作動体と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記外槽扉の裏面に、前記ドラム扉が開放した状態でドラムが回転しようとする際に該ドラム扉の縁部に当接する係止部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記外槽扉の上面に、使用者が奥側から手前側に指を挿入するために手前側に窪んだ凹陥部を有する把手部を設け、該外槽扉をプラスチック成形する際のゲートを前記凹陥部内の下壁の上面に設けるとともに、該凹陥部の指挿入開口と前記ゲートとの間の下壁に、奥側から手前側に向かって上方向に傾斜した傾斜部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記外槽扉の閉鎖を検知する検知手段を外槽側に備え、該検知手段は、
    a)前記外槽扉が閉鎖位置にあるときに該外槽扉の外面又は外槽扉が備える部材による押圧を受ける位置に設けられたスライド移動自在の移動体と、
    b)該移動体を前記外槽扉に近づく方向に付勢する捻りコイルばねと、
    c)前記移動体が前記押圧を受けて移動する際に前記捻りコイルばねの腕が回動する位置に可動片を有するスイッチと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
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