JP2006204354A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Yoshio Ikeda
義雄 池田
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Abstract

【課題】 上方に棚や他の設置物がある場所にも問題なく設置できると共に、食器の出し入れもしやすく、更に、扉の閉鎖が少ない力でできて、取扱性に優れるようにする。
【解決手段】 扉42が、開放時に、本体41の開口部の下方側に伏せて重ね置かれる下扉43及び上扉44から成るものとすると共に、扉42を閉鎖する操作をするための手懸部(閉操作部)53を、上扉44に設けた。これにより、扉42は、開放時に、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに当たるようなことがなく、問題なく設置できる。又、開放時、扉42は食器の出し入れの邪魔になることもなく、食器の出し入れをしやすくできる。そして、扉42の閉鎖時には、手懸部53による操作で上扉44を引き上げて、下扉43をも引き上げ、かくして扉42を閉鎖するため、扉42を閉鎖する操作が少ない力でできるようになり、取扱性に優れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、扉を下扉と上扉とに分けて有する食器洗浄機に関する。
従来より、食器洗浄機においては、扉を下扉と上扉とに分けて有するものが供されている。図17はその第1例を示しており、本体1の前面部に、扉2が、下扉2aと、上扉2bとに分けて設けられ、開放時に、該扉2は、下扉2aと上扉2bとで上方に折り畳まれて開放されるようになっている。
図18は第2例を示しており、本体11の前面部に、扉12が、同じく下扉12aと、上扉12bとに分けて設けられ、開放時に、該扉12は、下扉12aが下方へ回動され、上扉12bが上方へ回動されて開放されるようになっている。
図19は第3例を示しており、本体21の前面側に、扉22が、同じく下扉22aと、上扉22bとに分けて設けられ、開放時に、該扉22は、下扉22aが下方へ回動され、上扉22bがワイヤ23aを主体とする連動機構23により上方へスライド移動されて、開放されるようになっている。
そして、図20は第4例を示しており、本体31の前面部に、扉32が、同じく下扉32aと、上扉32bとに分けて設けられ、開放時に、該扉32は、下扉32aが下方へ回動され、上扉32bがリンク33aを主体とする連動機構33により本体31から離間されて下扉32aの上に伏せて重ね置かれることにより、開放されるようになっている。又、このものの場合、扉32を閉鎖する操作をするための閉操作部である手懸部34は、下扉32aに設けられ、この下扉32aに設けられた手懸部34に使用者が手を懸けて、下扉32aを引き上げることにより、連動機構33を介して上扉32bをも押し上げ、かくして扉32を閉鎖するようになっている。
特開2002−10961号公報
上記従来のもののうち、第1例のものでは、開放時、扉2が下扉2aと上扉2bとで上方に折り畳まれて開放されるものの、それら下扉2a及び上扉2bが本体1上で起立するため、上方に棚等が低めにあれば、それに下扉2a又は上扉2bが当たり、扉2の開放が充分にできなくなる。よって、そのような場所には食器洗浄機を設置することができないという問題点を有していた。
これに対して、第2例のものでは、開放した上扉12bはほゞ水平に止められるものであり、従って、上方に低めに棚等があってもそれに上扉12bが当たる心配はないものの、この上扉12bが本体11の前方に突き出るため、本体11内の洗浄室に対する食器の出し入れがしにくい、すなわち、上扉12bが食器の出し入れの邪魔になるという問題点を有していた。
一方、第3例のものでは、開放時、上方へスライド移動された上扉22bが本体21上に位置するため、第1例のものほどではないものの、上方に位置する他の設置物があれば、それに上扉22bが当たり、扉22の開放が充分にできなくなるので、そのような場所には食器洗浄機を設置することができないという問題点を有していた。
そして、第4例のものでは、開放した上扉32bは下扉32aの上に伏せて重ね置かれるものであり、従って、上方に棚や他の設置物があっても、それに上扉32bが当たる心配はなく、又、上扉32bが食器の出し入れの邪魔になることもないものの、扉32を閉鎖する操作をするための閉操作部である手懸部34が下扉32aに設けられ、この下扉32aに設けられた手懸部34に使用者が手を懸けて、下扉32aを引き上げることにより、連動機構33を介して上扉32bを押し上げ、かくして扉32を閉鎖するようになっているため、扉32を閉鎖する操作に大きな力が要り、取扱性に劣っていた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその第1の目的は、上方に棚や他の設置物がある場所にも問題なく設置できると共に、食器の出し入れもしやすく、更に、扉の閉鎖が少ない力ででき、取扱性に優れる食器洗浄機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機においては、内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる下扉及び上扉から成るものとすると共に、扉を閉鎖する操作をするための閉操作部を、前記上扉に設けたことを特徴とする。
上記手段によれば、扉は、開放時に、本体の開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものであり、それによって、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに扉が当たるようなことがなく、問題なく設置できる。又、開放時、複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉は食器の出し入れの邪魔になることもなく、食器の出し入れをしやすくできる。
そして、扉を閉鎖する操作をするための閉操作部は上扉に設けており、これによって、扉の閉鎖時には上扉を引き上げて、下扉をも引き上げ、かくして扉を閉鎖するため、扉を閉鎖する操作が少ない力でできるようになり、取扱性に優れる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図12を参照して説明する。
まず、図1には、本体41と、これの前面側に設けた扉42を示している。このうち、扉42は、下扉43と上扉44から成っている。
一方、本体41は、外箱45を外殻とし、これの内部に図2に示す内箱46を配設して、該内箱46の内部を洗浄室47としている。この洗浄室47は、前面側、この場合、図3(ロ)、(ハ)に示すように、前面部から上面の前部にかけた部分が開口(開口部48)しており、洗浄室47内には、その開口部48から下食器かご49と上食器かご50とを引出し可能に収納している。これらの食器かご49,50は、食器51を収納配列するものであり、従って、開口部48は、それら食器かご49,50の出し入れと共に食器51の出し入れに供するようになっている。
このほか、洗浄室47内には、図示しない噴水体やヒータ等を配設し、洗浄室47外(本体41内)に同じく図示しない給水弁や水位検知装置、洗浄ポンプ、排水ポンプ、及び送風機等を配設して、これらの洗浄手段及び乾燥手段により、上記両食器かご49,50に収納配置した食器51の洗浄及び乾燥を行うようになっている。
そして、図1に示すように、扉42には、上述の洗浄及び乾燥の運転について必要な操作をするための操作パネル52を、下扉43の前面部のほゞ中央に設けている。又、扉42を閉鎖する操作をするための閉操作部である手懸部53を、上扉44の前面部のやゝ上方寄りの部位に例えば横長状の凹部で設け、その側方、特には左右の両側方に、もっぱら乾燥時の排気をする排気口54を設けている。加えて、扉42を閉鎖状態に係止した状態から開放する操作をする解放操作体である例えば横長状の押釦55を、上扉44の前面部の上記手懸部53及び排気口54より下位に設けている。
上記排気口54は、図2に示すように、裏側をカバー56で通気可能に覆って洗浄中の水が機外に噴出するのを防止するようにしており、そのほか、上扉44の内面には洗剤受け部57を設けている。
そして、図3(イ)〜(ハ)に示すように、下扉43は、下端部の左右両側を、支軸58によって本体41に上下回動可能に取付け支持している。又、上扉44には、左右の両側面部の外側に、ガイド部としての溝59を形成している。この溝59は、詳細には、扉42の閉鎖状態で、上扉44の左右両側面部の前側を上部から下部へ垂直状に延び、そして、下端側59aにおいては前側から後下がりに傾斜して延びる形態に形成しており、その傾斜角度θ1は垂直線に対して60度以下、特には40度としている。
又、溝59の下端側59aの延びの関係上、上扉44の左右両側面部の下端側は、下扉43よりも本体41側に突出する突出部60としている。すなわち、上扉44は、溝59の下端側59aを突出部60に有している。
これに対して、下扉43には、左右両側壁の上部の外側に耳のような張出部61を係合部材として形成し、これにより上扉44を挟むようにしている。又、この張出部61の後部内側には、係合部として突起62を図5に示すように形成しており、この突起62を、上述の溝59に嵌入させて係合させ、溝59がこの突起62を沿わせて移動するスライド構造にて、下扉43に上扉44をスライド可能に結合している。又、溝59は、その下端59bを図2に示すように開放させており、それによって、上扉44を下扉43に対し着脱可能としている。
なお、この場合、図5に示すように、張出部61は下扉43と一体であるが、別体としてねじ等により取付けるようにしても良い。又、上扉44の左右両側外面と下扉43の左右両側外面とはほゞ面一で、それらより張出部61のみが外側に突出している。更に、突起62は、先端に小突起62aを有していて、それを溝59の奥面に当接させることにより、上扉44の外側面と張出部61の内面とのとの間に隙間Gが保たれ、上扉44の外側面を張出部61の内面で摺って傷付けることのないようにしている。
そして、上扉44の内面の周縁部には、2条の防水用のリブ63,64を形成しており、下扉43の内面の周縁部にも、同じく2条の防水用のリブ65,66を形成している。このうち、上扉44のリブ63,64は、上扉44の内面の左右の両側縁部と上縁部とに存し(図2参照)、下扉43のリブ65,66は、下扉43の内面の左右の両側縁部と下縁部とに存している。
これらに対して、本体41には、図6に示すように、開口部48の左右、上下の全周縁部に、同じく2条の防水用のリブ67,68を形成しており、このリブ67,68間の溝部69には、奥部にゴムなど弾性材から成るシール部材70を配設していて、これに、上記上扉44のリブ64並びに下扉43のリブ66(図6では下扉43のリブ66のみ図示)がそれぞれ先端部を圧接させることにより、扉42閉鎖状態での本体41と扉42との間の密封(開口部48の密封)をするようにしている。
なお、前記シール部材70に先端部を圧接させた上扉44のリブ64並びに下扉43のリブ66は、溝部69内に入って本体41のリブ67,68と内外に重なり合い、更に、その内方で、上扉44のリブ63並びに下扉43のリブ65(これも図6では下扉43のリブ65のみ図示)が本体41のリブ67と重なり合って、扉42閉鎖状態での本体41と扉42との間の防水効果を高めるようにしている。
又、この場合、図5に示すように、上扉44のリブ63,64は、その高さを上扉44の厚さT44とほゞ同等としており、下扉43のリブ65,66も、その高さを下扉43の厚さT43とほゞ同等とし、これらによって、上扉44と下扉とが後述のごとく開放状態で上下に重なったときの厚さ寸法を最小限に抑え、上扉44の上に引出される下食器かご49の洗浄室47内並びに洗浄室47外における位置をできる限り下方に設定して、下食器かご49の出し入れ、並びに引出した該下食器かご49に対する食器51の出し入れが容易にできるようにしている。
図7は、参考に、従来のものの上扉(下扉)201の防水リブ202,203の高さを示しており、この防水リブ202,203は、上扉201の厚さXより寸法Yだけ突出しており、総じて上扉201の厚さはX+Y=Zとなっていた。このため、上扉201と下扉(図示せず)とが開放状態で上下に重なったときの厚さ寸法は、本実施例構造のものより大きくなり、その分、上扉201の上に引出される下食器かごの洗浄室内並びに洗浄室外における位置も高くなって、下食器かごの出し入れ、並びに引出した該下食器かごに対する食器の出し入れが本実施例構造のものほど容易にできるものではなかった。
図8は、下扉43と上扉42との分割面71(下扉43の上端面、上扉42の下端面)を詳細に表しており、この分割面71も後下がりに傾斜させており、その傾斜は前記上扉44における溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿い、もしくはその傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしている。
図8には又、上扉44と下扉43との間のシール構造を示しており、上扉44の下端部の後側には、ひれ部72aを有するゴムなど弾性材から成るシール部材72を、上扉44の表面部材44aと内側部材44bとで挟着している。加えて、上扉44の下端部の前側には凸部73を形成し、シール部材72よりも後側に、下方へ延びる防水壁74を延設している。
これらに対して、下扉43の上端部には、前から順に、凹部75と、シール接触面76、及び段部77を形成しており、扉42の閉鎖状態で、凹部75には上記上扉44の凸部73が嵌合し、シール接触面76にはシール部材72のひれ部72aが圧接し、段部77には防水壁74が当接して、この防水壁74が下扉43と上扉44のシール部分を洗浄室47の内側から覆い、これらによって、上扉44と下扉43との間の密封をするようにしている。
しかして、上記凹部75と凸部73は傾斜しており、その傾斜は前記下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としている。
なお、図9は、扉42(上扉44と下扉43)が閉鎖する直前の状態を示しており、後述で明らかとなるように、上扉44が図示の矢印方向に進んで上述の密封状態となる。
図3(イ)に示した上扉44の前記突出部60の後下方には、支持部材78を着脱可能な取付部材としての図2に示すねじ79によって取付けており、この支持部材78には、内側に図10に示す突起80を係合部として設け、この突起80を、本体41(内箱46の外側面部)に上下に延びるように形成したガイド部である溝81に係合させ、ひいては支持部材78を本体41に上下移動可能に取付け、かくして、上扉44を本体41に上下移動可能に取付け支持している。
又、支持部材78には、連結部材82の一端部を上記突起80の外側で連結ピン83によって上下回動可能に連結しており、連結部材82の他端部は、図3(イ)に示すように、下扉43の下部の後側に延設した連結部84の基部に連結ピン85によって上下回動可能に連結している。
連結部84の先端部と本体41との間には、引張コイルスプリング86を張架しており、他方、支持部材78の先端部と本体41との間にはダンパ機構87を架設し、更に、そのダンパ機構87の固定側(本体41側)と可動側(支持部材78側)との間には、引張コイルスプリング88を張架し、かくして、本体41と支持部材78との間にも引張コイルスプリング88を張架している。
上記引張コイルスプリング86,88は、下扉43と上扉44とを閉鎖方向に付勢する付勢部材であり、それらの付勢力よりも、上扉44と下扉43のそれぞれ自重による開放方向のモーメントが勝るようにしている。
そして又、上扉44には、ラッチ89を裏側から後方へ突出するように設けている。このラッチ89は、上扉44の上下の中間部に位置するもので、図2に示すように、左右の両側に設けており、このラッチ89の近傍に前記手懸部53が位置している。しかして、このラッチ89は、図11及び図12に詳細に示すように、本体41に形成した孔90を通ってその下側に係合するもので、すなわち、本体41の孔90の下側がラッチ89が係合する係止部91となっている。
更に、ラッチ89は、上扉44に内設した連軸92の両端に設けており、その連軸92を前記押釦55が押圧操作されることで回転させるようにし、それによって、上記係止部91に対するラッチ89の係合が解除されるようにしている。
加えて、本体41の係止部91後方の位置には、レバー93を図3(イ)、(ロ)に示す支軸94によって枢支し、更にその後方にスイッチ95を配設していて、係止部91に係合するラッチ89により、レバー93が前側の一端部を押し下げられて、下側の他端部によりスイッチ95を操作し、それによって、食器洗浄機の運転が実行できるようにしている。従って、それらレバー93、スイッチ95は、上扉44の開閉、ひいては扉42の開閉に応動するドアスイッチとして機能し、更には扉開閉検知手段として機能するようになっている。
又、本体41には、前部の中間部に前方に開放する凹部96を形成しており、この凹部96に前記上扉44の突出部60が嵌入するようにしている。従って、凹部96は上扉44の一部が嵌入する嵌入部であり、その嵌入がしやすいように、凹部96は最前部が上下に広く、後方に向かって先細状となるように形成している。なお、それらに合わせて、張出部61も、同形状に形成している。
更に、本体41には、前記上扉44の支持部材78が通る開口部97をスリット状に形成しており、この開口部97を、上扉44(扉42)の開放状態では、図3(ハ)及び図2に示すように、支持部材78が閉塞するようにしている。
このほか、図4(ロ)には、洗浄室47内における下食器かごガイド98及び上食器かごガイド99を示している。又、図2には、下食器かごガイド98の引出し案内用に、上扉44の内面の左右両側縁部に形成した案内部100を示している。
さて、上記構成のものの場合、扉42(下扉43及び上扉44)が図3(イ)に示す閉鎖状態にあるとして、この状態から、使用者が押釦55を押圧操作すると、ラッチ89が本体41の係止部91との係合を解除されると共に、ラッチ89によるレバー93の前側の一端部の押し下げが解除されて、該レバー93の下側の他端部によるスイッチ95の操作が解除されるので、食器洗浄機の運転が実行できない状態となる。
又、それと同時に、本体41のシール部材70の反発力と、上扉44及び下扉43の自重による開放方向のモーメントとにより、上扉44が、自動的に、溝59を下扉43の張出部61が有した突起62に沿わせて下方へ移動させることにより、下扉43に対して下方へスライドする。このとき、溝59の下端側59aが後下がりに傾斜していることで、上扉44のスライド、特には上扉44が下扉43と面一となった状況から下扉43に重なるときのスライドは円滑に行われる。又、それには、下扉43と上扉44の分割面71の傾斜を溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿わせたことや、分割面71の傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしたこと、並びに溝59の下端側59aの傾斜角度θ1を垂直線に対して60度以下としたこと、そして、下扉43の凹部75と上扉44の凸部73の傾斜を下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としたことも有効で、それらにより、上扉44のスライドは円滑に行われる。
そして、それと共に、図3(ロ)に示すように、下扉43が支軸58を中心に前下方へ回動し、最終的に、図3(ハ)に示すように、上扉44及び下扉43が本体41の開口部48の下方側でともに伏せた水平状態となって内面部を上に向け、下扉43の上に上扉44が重ね置かれて開口部48を開放した状態となる。
又、このときの上扉44及び下扉43の開放は、それら上扉44及び下扉43の自重が引張コイルスプリング86,88の付勢力に抗することで、最初はゆっくりであるが、徐々に加速度を増して速くなろうとする。それに、ダンパ機構87が対抗して制動し、よって、上扉44及び下扉43の開放は最初から全開位置までの全部を通じてゆっくり行われる。
又、上扉44の支持部材78の突起80は、途中まで溝81の最上部の位置にあって上扉44の回動支点として機能し、最終的には溝81の最下部まで下降する。
なお、図4(イ)には、開放した上扉44の上に引出した下食器かご49を表しており、図4(ロ)には、同じく引出した上食器かご50を表している。又、それらの図4(イ),(ロ)及び図3(ハ)に示すように、扉42を開放した状態では、上扉44の前端部と下扉43の前端部の上下間に側面形がほゞ三角形の隙間101が形成されるようになっている。
そして、上述のように開放した扉42を閉鎖させるには、使用者が手を隙間101に入れて上扉44の手懸部53に懸け、上扉44を引き上げる。すると、下扉43も引き上げられて上述とは逆に支軸58を中心に後上方へ回動し、それに伴い、上扉44が溝59を下扉43の張出部61が有した突起62に沿わせて上方へ移動させることにより、下扉43に対して上方へスライドし、最終的に、図3(イ)に示したように、上扉44及び下扉43がともに垂直状態となって内面部を後方に向け、下扉43の上に上扉44が連なって開口部48を閉鎖した状態となる。
又、このときにも、溝59の下端側59aが後下がりに傾斜していることや、下扉43と上扉44の分割面71の傾斜を溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿わせたこと、分割面71の傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしたこと、溝59の下端側59aの傾斜角度θ1を垂直線に対して60度以下としたこと、並びに下扉43の凹部75と上扉44の凸部73の傾斜を下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としたことで、上扉44のスライド、特には下扉43の上に上扉44が連なって面一となるときのスライドは、やはり円滑に行われる。
更に、この間も、引張コイルスプリング86,88やダンパ機構87及び上扉44の支持部材78の突起80は、図3(ハ)から(ロ),(イ)に示すように(開放時とは逆)変化する。更に、ラッチ89が係止部91に係合し、扉42を閉鎖状態にロックすると共に、レバー93がラッチ89により前側の一端部を押し下げられて、下側の他端部によりスイッチ95を操作し、食器洗浄機の運転が実行できるようになる。
このように本構成のものでは、扉42は、開放時に、本体41の開口部48の下方側に伏せて重ね置かれる下扉43と上扉44から成るものであり、それによって、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに扉42が当たるようなことがなく、問題なく設置できる。又、この場合、設置箇所の上方に余分なスペースを確保する必要がなく、その分、本体41の高さを大きくすることができるので、食器51の収容量を増すことができ、あるいは大きな食器51の収容、洗浄に有利なようにできる。
更に、開放時、上記複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉42は、食器51の出し入れの邪魔になることもなく、食器51の出し入れをしやすくできる。
そして、扉42を閉鎖する操作をするための閉操作部である手懸部53は、上扉44に設けており、これによって、扉42の閉鎖時には上扉44を引き上げて、下扉43をも引き上げ、かくして扉42を閉鎖するため、従来の、下扉32aを引き上げることにより、上扉32bを押し上げるものより、扉42を閉鎖する操作が少ない力でできるようになり、取扱性に優れるようにできる。
加えて、本構成のものでは、扉42を閉鎖したときに扉42を本体41に係止するラッチ89を、上扉44に設けており、それによって、上述のごとく上扉44を操作する使用者の手の力で、ラッチ89を確実に本体41に係止させることができるので、扉42の閉鎖状態の係止(ロック)が確実にでき、洗浄室47の水封が確実にできる。
又、ラッチ89は、上扉44の上下の中間部に設けており、それによって、ラッチ89を本体41に係止させたとき、上扉44を片寄らせず本体41に全体均等に押し付けることができて、下扉43の上端部も本体41に確実に押し付けることができるので、洗浄室47の水封がやはり確実にできる。
なお、ラッチ89は上扉44の上下の中間部でなく、左右の中間部に設けても上述同様の作用効果を得ることができる。
更に、手懸部(閉操作部)53を、ラッチ89の近傍に設けており、それによって、上扉44を操作する使用者の手の力で、ラッチ89をより確実に本体41に係止させることができるので、扉42の閉鎖状態の係止もより確実にでき、洗浄室47の水封が一段と確実にできる。
そして、扉42を閉鎖状態に係止した状態から解放する操作をする解放操作体である押釦55を、手懸部53の下位に設けており、それによって、扉42を閉鎖する操作をするときに、使用者の手が押釦55に触れにくく、扉42を確実に閉鎖状態に係止できると共に、扉42を開放する操作をするときには、押釦55が低位置にあって使用者の手が届きやすく、操作性を良くすることができる。
又、洗浄室47からの排気をする排気口54を、上扉44の手懸部53の側方に設けており、それによって、扉42を閉鎖する操作をするときに、使用者の手が排気口54に触れにくく、食器の乾燥後に熱くなったままの排気口54に誤って触れることのないようにできる。
更に、上扉44が下扉43にスライド可能に組み合わされて、且つ、自重により開放するものであって、その上扉44を支持する支持部材78と本体41との間に、上扉44を閉鎖方向に付勢する付勢部材として引張コイルスプリング88を設けており、それによって、扉42を開放するときに、上扉44の自重による開放の勢いを制することができて、適度な速度で開放するようにできる。しかも、扉42を閉鎖するときには、上扉44の閉鎖を助勢できるため、使用者の力を軽減できて、操作性を良くすることができる。
又、上記支持部材78と本体41との間には、上扉44の開放に制動力を与えるダンパ機構87を設けており、それによって、やはり、扉42を開放するときに、上扉44の自重による開放の勢いを制することができて、適度な速度で開放するようにでき、商品性を良くすることができる。
そのほか、上記支持部材78は、それが貫通した本体41の開口部97を塞ぐようにもしており、それによって、その開口部97から本体41内が見えることの内容にできて、商品の品位を良くでき、併せて、開口部97から本体41内に異物が入れられたりしないようにもできる。
又、扉42の開放は自動的に行われるものであり、それによって、使い勝手を一層良くできる。
以上に対して、図13ないし図16は本発明の第2及び第3実施例(第2及び第3の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一又は同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図13に示す第3実施例においては、上扉44の溝59を、内側部材44bの延長部分121に形成し、更に、その縁部59cを外側方へ突出させて形成していて、それに前述の張出部61に代わる張出部122が有する突起62の近傍部分を当接させることにより、上扉44の外側面と張出部122の内面との間に隙間Gが保たれ、上扉44の外側面を張出部122の内面で摺って傷付けることのないようにしている。
又、この場合、張出部122は下扉43にねじ123によって取付ける別部品とし、その外面には化粧部材124を装着して、外観の品位を高めるようにしている。更に、下扉43側面部及び上扉44の側面部も、別体の飾り部材125,126で構成することによって、同じく外観の品位を高めるようにしている。
[第3実施例]
図14ないし図16に示す第4実施例においては、まず、上扉44の前面部に、排気口131と、前述の手懸部53に代わる閉操作部である取手132とを上下に分けて設けている。
又、本体41の凹部(嵌入部)133を、前述の凹部96に代えて、半円形に形成しており、上扉44の突出部134と張出部135も、それぞれ前述の突出部60及び張出部61に代えて、半円形に形成している。
更に、下食器かご49には、円筒状の例えばプラスチックから成るすべり部材136を装着しており、これを上扉44の裏面部に形成したかごガイド137が下食器かご49の引出し時に案内するようにしている。
加えて、上扉44には、上記突出部134から連結部138を延設し、この連結部138に連結部材139の一端部を連結ピン140によって上下回動可能に連結し、連結部材139の他端部は、本体41に支軸141によって上下回動可能に支持させている。そして、本体41と連結部材139の中間部との間に、引張コイルスプリング88を張架している。
このようにしても、基本的に第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、その1つとして、手懸部53や取手132で例示した閉操作部は、上扉44に印刷やシートの貼着等でマーキングしただけの構成で設けられたものであっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す全体の外観斜視図 主要部分の扉開放状態での斜視図 破断側面図で、(イ)が扉閉鎖状態、(ロ)が扉開放途中(閉鎖途中)状態、(ハ)が扉開放状態をそれぞれ示す図 破断側面図で、(イ)が下食器かご引出し状態、(ロ)が上食器かご引出し状態をそれぞれ示す図 図3(ハ)のA−A線に沿う拡大断面図 図3(イ)のB−B線に沿う拡大断面図 図6相当の参考図 図1のC−C線に沿う拡大断面図 扉閉鎖直前状態での図8相当図 図3(イ)のD−D線に沿う拡大断面図 図3(イ)のE−E線に沿う拡大断面図 図11のF−F線に沿う断面図 本発明の第2実施例を示す図5相当図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 図5相当図 図3相当図 従来の第1例を示す扉開放状態の側面図 従来の第2例を示す図17相当図 従来の第3例を示す図17相当図 従来の第4例を示す図17相当図
符号の説明
図面中、41は本体、42は扉、43は下扉、44は上扉、47は洗浄室、48は開口部、53は手懸部(閉操作部)、54は排気口、55は押釦(解放操作体)、78は支持部材、87はダンパ機構、88は引張コイルスプリング(付勢部材)、89はラッチ、97は開口部を示す。

Claims (9)

  1. 内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、
    この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、
    その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる下扉及び上扉から成るものとすると共に、
    扉を閉鎖する操作をするための閉操作部を、前記上扉に設けたことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 扉を閉鎖したときに扉を本体に係止するラッチを、上扉に設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. ラッチを、上扉の上下の中間部又は左右の中間部に設けたことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 閉操作部を、ラッチの近傍に設けたことを特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  5. 扉を閉鎖状態に係止した状態から解放する操作をする解放操作体を、閉操作部の下位に設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  6. 洗浄室からの排気をする排気口を、上扉の閉操作部の側方に設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  7. 上扉が下扉にスライド可能に組み合わされて、且つ、自重により開放するものであって、その上扉を支持する支持部材と本体との間に、上扉を閉鎖方向に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  8. 上扉が下扉にスライド可能に組み合わされて、且つ、自重により開放するものであって、その上扉を支持する支持部材と本体との間に、上扉の開放に制動力を与えるダンパ機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  9. 扉を開放したとき、上扉を支持した支持部材が、この支持部材が貫通した本体の開口部を塞ぐことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100948717B1 (ko) 2007-02-20 2010-03-22 파나소닉 주식회사 식기 세척기
CN101248977B (zh) * 2007-02-20 2010-09-22 松下电器产业株式会社 餐具清洗机
EP2866636B1 (de) 2012-06-29 2022-01-26 BSH Hausgeräte GmbH Haushaltsgerät mit einer verriegelungsanordnung und einem türgewichtsausgleichssystem

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