JP2003180595A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JP2003180595A
JP2003180595A JP2001389574A JP2001389574A JP2003180595A JP 2003180595 A JP2003180595 A JP 2003180595A JP 2001389574 A JP2001389574 A JP 2001389574A JP 2001389574 A JP2001389574 A JP 2001389574A JP 2003180595 A JP2003180595 A JP 2003180595A
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JP2001389574A
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Yoshio Ikeda
義雄 池田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L15/00Washing or rinsing machines for crockery or tableware
    • A47L15/0089Washing or rinsing machines for crockery or tableware of small size, e.g. portable mini dishwashers for small kitchens, office kitchens, boats, recreational vehicles

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として、上方に棚等がある場所にも、扉の
開放ができなくなるような問題を生じることなく設置で
き、且つ、食器の出し入れを、開放した扉に邪魔される
ことなく容易に行うことができるようにすると共に、上
扉の開閉が安定性良く行われるようにする。 【解決手段】 本体21に下扉22と上扉23とを設
け、下扉22が、下端部を本体21の食器を出し入れす
るための開口部の下端部に回動可能に枢支されて該開口
部の下部を開閉する。上扉23は、本体21の上部の両
側に設けた溝37に沿い移動して上記開口部の上部を開
閉する。そして、その開放時、上扉23は、上記開口部
の上部から本体21の上面部分に移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉を下扉と上扉とに
分けて有する食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、食器洗浄機おいては、扉を下
扉と上扉とに分けて有するものが供されている。図12
はその一例を示しており、本体1の前面部に、扉2が下
扉2aと上扉2bとに分けて設けられ、開放時に、該扉
2は、下扉2aと上扉2bとで上方に折り畳まれて開放
されるようになっている。図13は異なる例を示してお
り、本体11の前面部に、扉12が下扉12aと上扉1
2bとに分けて設けられ、開放時に、該扉12は、下扉
12aが下方へ、上扉12bが上方へと、別個に回動さ
れて開放されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のもののう
ち、前者では、開放時、扉2が下扉2aと上扉2bとで
上方に折り畳まれて開放されるものの、それら下扉2a
及び上扉2bが本体1上で起立するため、上方に棚等が
低めにあれば、それに下扉2a又は上扉2bが当たり、
扉2の開放が充分にできなくなる。よって、そのような
場所には食器洗浄機を設置することができないという問
題点を有していた。
【0004】一方、後者では、開放した上扉12aはほ
ゞ水平に止められるものであり、従って、上方に低めに
棚等があってもそれに上扉12aが当たる心配はないも
のの、この上扉12aが本体11の前方に突き出るた
め、本体11内の洗浄室に対する食器の出し入れがしに
くい、すなわち、上扉12aが食器の出し入れの邪魔に
なるという問題点を有していた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、上方に棚等があ
る場所にも、扉の開放ができなくなるような問題を生じ
ることなく設置でき、且つ、食器の出し入れを、開放し
た扉に邪魔されることなく容易に行うことのできる食器
洗浄機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の食器洗浄機は、内部で食器を洗浄する洗浄
室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れ
するための開口部を前面側に有する本体と、この本体の
前記開口部の下端部に下端部が回動可能に枢支されて該
開口部の下部を開閉する下扉と、前記本体の上部の両側
に設けられた案内部と、この案内部に沿い移動して前記
本体の開口部の上部を開閉する上扉とを具備し、その上
扉が、開放時には、前記本体の開口部の上部から本体の
上面部分に移動することを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0007】このものによれば、上扉が開放時に本体の
上面部分に移動することにより、本体上では伏臥状態と
なり、本体の前方に突き出ることもない。又、上扉の開
閉が本体の案内部に沿った移動で行われることにより、
上扉の開閉が安定性良く行われる。
【0008】この場合、下扉の開閉動に上扉の開閉動を
連動させる連動手段を有すると良い(請求項2の発
明)。このものでは、下扉を開閉させることにより、上
扉が連動して開閉するから、それらを別々に開閉させる
手間を要しない。又、上扉は自重により閉鎖するものと
して、連動手段を下扉と上扉とを連繋した連繋部材とす
ると良い(請求項3の発明)。このものでは、下扉の開
閉動に上扉の開閉動を連動させる連動手段を簡単な構造
で実現できる。
【0009】更に、連動手段は、下扉の開放に対して、
上扉の開放を遅らせ、下扉の閉鎖に対して、上扉の閉鎖
を早めるものであると良い(請求項4の発明)。このも
のでは、下扉と上扉の開閉に順序ができて、使い勝手を
良くできると共に、扉の開閉に対する安心度が高く得ら
れる。
【0010】そのほか、上扉は本体の上面とほゞ同等の
大きさにすると良い(請求項5の発明)。このもので
は、開放した上扉(本体の上面部分に移動した上扉)が
本体の上面部分からはみ出ず、食器の出し入れ性を一段
と良好に確保し得ると共に、奥行方向や横幅方向につい
ての設置性も良好になし得、且つ、外観も良好になし得
る。
【0011】又、上扉は複数枚の折れ扉構造にすると良
い(請求項6の発明)。このものでは、開放した上扉
(本体の上面部分に移動した上扉)を本体の上面に添う
形態にできて、高さをより低く抑えたりすることができ
る。更に、扉を閉鎖状態にロックするロック機構を、下
扉側に設けると良い(請求項7の発明)。このもので
は、扉の閉鎖ロック及びロック解除の操作が、手の届き
やすい下扉側でできる。
【0012】加えて、下扉の閉鎖を、上扉の閉鎖を条件
に行わしめる扉閉鎖制限手段を有すると良い(請求項8
の発明)。このものでは、下扉を閉鎖したときには、上
扉も必ず閉鎖していることになるから、必ず両扉を閉鎖
した状態で運転が行われることになり(下扉のみ閉鎖し
た状態で運転されることが避けられ)、洗浄室内からの
洗浄水の飛散漏れ等の問題を生じないようにできる。
【0013】又、下扉が該下扉の閉鎖ロック用の係合爪
を有し、本体がその係合爪を下扉の閉鎖状態で係合させ
る爪受け部を有し、扉閉鎖制限手段が、その爪受け部の
開口に前記係合爪の進入を規制する規制部材を開閉可能
に設けて成るものであると良い(請求項9の発明)。こ
のものでは、上記扉閉鎖制限手段を簡単な構造で実現で
きる。そして、閉鎖した上扉の下端部に、閉鎖した下扉
の上端部が係合することにより、上扉の閉鎖ロックが行
われるようにしても良い(請求項10の発明)◎ このものでは、上扉の閉鎖ロックを簡単な構造で実現で
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図9を参照して説明する。まず、図2に
は、本体21と、これの前面側に設けた下扉22及び上
扉23、並びに操作パネル24を示している。
【0015】このうち、本体21は、外箱25を外殻と
し、これの内部に図3に示す内箱26を配設して、該内
箱26の内部を洗浄室27としている。この洗浄室27
は、前面側、この場合、前面部から上面の前部にかけて
が、開口部28で示すように開口しており、洗浄室27
内には、その開口部28から下食器かご29と上食器か
ご30とを取出し可能に収納している。これらの食器か
ご29,30は、図9に示す食器31を収納配列するも
のであり、従って、開口部28は、それらの出し入れと
共に食器31の出し入れに供するようになっている。
【0016】このほか、洗浄室27内には、噴水体32
や図示しないヒータ等を配設し、洗浄室27外(本体2
1内)に同じく図示しない給水弁や水位検知装置、洗浄
ポンプ33、図示しない排水ポンプ、及び送風機等を配
設して、これらの洗浄及び乾燥手段により、上記両食器
かご29,30に収納配置した食器31の洗浄及び乾燥
を行うようになっている。
【0017】なお、上扉23には、もっぱら食器31の
乾燥を行うときの排気をする排気口34を、図2、図
3、及び図5、図6に示すように形成している。又、前
記操作パネル24は、上述の洗浄及び乾燥の運転につい
て必要な操作をするためのもので、図2及び図5に示す
ように、本体21の前面部の最下部に存し、各種の操作
キー35を有している。
【0018】以上の本体21に対して、下扉22は、下
端部の左右両側を、図1に示す支軸36(右側の一方の
み図示)によって上下に回動可能に枢支しており、その
うちの下方への回動(図1矢印参照)によって、該下扉
22は前記本体21の開口部28の下部を開放し(図1
実線参照)、この状態からの上方へ回動によって、開口
部28の下部を閉鎖するようになっている(図1二点鎖
線参照)。又、開放された下扉22は、図示しない保持
機構により、ほゞ水平の状態に保持されるようになって
おり、この保持された下扉22の上面に、前述の洗浄室
27内から引出された下食器かご29が載置されるよう
になっている。
【0019】一方、上扉23については、本体21の上
部の左右両側、詳細には前記内箱26の上部の左右両側
に、案内部としての軌道部、この場合、溝37を形成し
ている(これも右側の一方のみ図示)。この溝37は、
前記開口部28の左右の両側縁部から本体21の上面に
沿ってほゞ弧状を成すように形成したものであり、その
内側(下側)には、ボス38を例えば溝37の両端部と
中間部とに対応して突設している。
【0020】これに対して、上扉23には、左右の両側
から下方へアーム部39を突設しており(これも右側の
一方のみ図示)、このアーム部39の下端部の図1中前
後の両端部に、被ガイド部である凸部40を主に溝37
側へ突設して、この凸部40を溝37に嵌入させてい
る。図4はこの部分の構造を詳細に示しており、アーム
部39は上扉23とは別体で、上扉23にねじ41によ
って取付けている。又、溝37への凸部40の嵌入後、
その部分を覆う押え部材42をボス38にねじ43によ
って取付け、これによって、溝37からの凸部40の脱
落を阻止するようにしている。
【0021】なお、本体21の外箱25(側板25a、
天板25b)には、アーム部39が通る溝44を、図3
及び図6に示すように、開口部28の上部の左右両側縁
部の前面部から上面部にかけて溝37とほゞ平行に、且
つ、溝37以上の長さで形成している。
【0022】従って、上扉23は、凸部40が溝37に
沿うと共に、アーム部39が溝44に沿って、本体21
の前面部分では上下に、上面部分では前後に移動するよ
うになっており、その上方及び後方への移動(図1矢印
参照)によって、該上扉23は前記開口部28の上部を
開放し(図1実線参照)、この状態からの前方及び下方
への移動によって、前記開口部28の上部を閉鎖するよ
うになっている(図1二点鎖線参照)。なお、全開した
上扉23は、本体21の上面部分に移動するもので、こ
の上扉23の大きさは本体21の上面とほゞ同等の大き
さとしている。
【0023】又、溝44を形成した本体21の開口部2
8の上部の左右両側縁部は、なだらかな弧状の曲面状に
形成しており、これに合わせて上扉23もなだらかな弧
状の曲面状に形成している。
【0024】そして、前記下扉22と上扉23との間に
は、図1のほか、図5及び図6に示すように、ワイヤ4
5を設けている。このワイヤ45は、下扉22と上扉2
3とを連動させる連動手段を構成するもので、下扉22
と上扉23とを連繋する連繋部材であり、詳細には、一
端部45aを、前記下扉22の両側被枢支部分から裏側
に突設した例えばL字形の連結杆46の先端部にそれぞ
れ連結し、他端部45bを、上記上扉23のアーム部3
9の後端部にそれぞれ連結している。そして、その間に
は、複数個の滑車47を内箱26の左右の両外側面部に
取付けて設けている。なお、図5は、下扉22と上扉2
3とをともに閉鎖状態で示しており、この状態で、ワイ
ヤ45には詳しく図示はしないが所定量のたるみを与え
ている。
【0025】以上に対して、図7は扉を閉鎖状態にロッ
クするロック機構48を示している。このロック機構4
8は、基本的には、下扉22に設けた係合爪49と、本
体21に設けた爪受け部50から成っており、従って、
下扉22側に設けている。このロック機構48にあっ
て、係合爪49は、下扉22の内上部に回転可能に横架
した軸51の両端部から本体21側に突設したもので、
下扉22の内側板22aには、その係合爪49を本体2
1側に突出させる、下方に寸法の余裕のある開口52を
形成している。
【0026】又、軸51の係合爪49側とは反対の側に
は操作レバー53を突設しており、これを下扉22の外
側板22bの上部に形成した、上方に寸法の余裕のある
開口(図示せず)から、下扉22の前外方に突出させて
いる。更に、その操作レバー53が突出した下扉22の
上部前面には手掛け部54を設け、これの内部に操作レ
バー53が位置するようにしている。一方、爪受け部5
0は、本体21の前記外箱側板25aの前面部に装着し
たスイッチケース55が前面部55aに有するもので、
上記係合爪49の縦寸法より下方に寸法の余裕のある開
口56の上縁部でもってそれとなしている。
【0027】スイッチケース55の前面部55aには
又、更にその前面に規制プレート57を上下に摺動可能
に設けている。この規制プレート57は、扉閉鎖制限手
段を構成するものであり、規制部材であって、その上部
には前方に突出する凸部58を有している。又、この規
制プレート57は、中間部に上記開口56とほゞ同等の
大きさの開口59を形成し、下部を、スイッチケース5
5がその前部の下方に有した袋部55bに収納して、該
袋部55bの底部との間に、規制プレート57を上方に
付勢する付勢手段である圧縮コイルばね60を介在させ
ている。そして、前記上扉23の下端部には被係合部で
ある係合凹部61を形成し、下扉22の上端部にはそれ
に係合する係合部である係合凸部62を形成している。
【0028】又、前記スイッチケース55の内部には、
スイッチレバー63と、マイクロスイッチ64とを配設
している。スイッチレバー63は、前記係合爪49から
与えられる下扉22の開閉動(閉鎖ロック及びロック解
除の動き)をマイクロスイッチ64の作動子64aに伝
えるもので、中間部を支軸65により上下に回動可能に
枢支している。
【0029】マイクロスイッチ64は、スイッチレバー
63を介して扉の開閉、特にこの場合、下扉22の開
閉、更には該下扉22の閉鎖ロック及びロック解除に応
動するスイッチであり、前述の洗浄及び乾燥の運転は、
このマイクロスイッチ64の閉成を条件に行われるよう
になっている。更に、この場合、スイッチケース55の
内部には防水壁66を設けており、これによって、スイ
ッチレバー63の係合爪49側部分である前端部63a
部分を除く大半部分とマイクロスイッチ64とを爪受け
部50の開口56から隔離している。
【0030】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、図2及び図5に示す下扉22及び上扉23の閉鎖状
態では、図7に示すように、規制プレート57が凸部5
8を上扉23に押圧されて圧縮コイルばね60の付勢力
に抗し押し下げられ、これにより、開口59をスイッチ
ケース55の開口56に合致させて、該開口56を開放
している。
【0031】又、この状態では、開口59から開口56
を係合爪49が通り、この係合爪49が爪受け部50に
係合して下扉22を閉鎖状態にロックしている。更に、
この状態では、上扉23の係合凹部61に下扉22の係
合凸部62が係合し、これによって、上扉23も閉鎖状
態にロックしている。
【0032】そして、スイッチケース55内では、スイ
ッチレバー63が前端部63aを係合爪49により押し
上げられて時計回りに回動し、後端部63bによりマイ
クロスイッチ64の作動子64aを押圧している。これ
により、マイクロスイッチ64は閉成し、これをもと
に、操作パネル24の操作キー35が操作されることに
よって、前述の洗浄及び乾燥の運転が行われる。
【0033】そして、上述の状態から下扉22及び上扉
23を開放させるときには、使用者が、まず下扉22の
手掛け部54に手を掛けるようにしてロック機構48の
操作レバー53に手を掛け、該操作レバー53を手前に
引く。すると、その操作レバー53から軸51及び係合
爪49が図7に二点鎖線で示すように時計回りに回動
し、係合爪49は爪受け部50との係合から解除されて
下扉22の閉鎖ロックを解除する。
【0034】又、それにより、係合爪49によるスイッ
チレバー前端部63aの押し上げが解除されることか
ら、スイッチレバー63は後端部63bによるマイクロ
スイッチ作動子64aの押圧を解除し、これによって、
マイクロスイッチ64が開放する。従って、このとき、
洗浄及び乾燥の運転が行われていれば、それが停止され
る。
【0035】この後、手掛け部54に掛けた手(操作レ
バー53に掛けた手)で下扉22を手前に引けば、下扉
22は、係合凸部62を係合凹部61から離脱させると
共に、係合爪49を開口56,59から抜け出させて、
下端部の支軸36を中心に図1に矢印で示したように下
方へ回動して開口部28の下部を開放する。
【0036】又、この下扉22の下方への回動により、
連結杆46は先端部によってワイヤ45の一端部45a
を引き上げ、更にワイヤ45の全部を引っ張る。これに
より、上扉23のアーム部39がワイヤ45によって引
き上げられ、引き上げられた上扉23は、凸部40を溝
37に沿わせ、アーム部39を溝44に沿わせて、上方
へそして後方(本体21の上面部分)へと移動し、開口
部28の上部を開放する。
【0037】ここで、ワイヤ45には前述のごとく下扉
22と上扉23の閉鎖状態で所定量のたるみを与えてお
り、上述のごとく引っ張られたワイヤ45がそのたるみ
状態から緊張状態となって上扉23にその引張り力が及
ぶまでの時間の分だけ、上扉23の開放は下扉22の開
放に対して遅れる。従って、ワイヤ45のたるみは、下
扉22の開放に対して、上扉23の開放を遅らせる手段
として機能する。
【0038】そして、上扉23の開放により、規制プレ
ート57は、図8に示すように、凸部58を介した該上
扉23による押圧が解除されて、圧縮コイルばね60の
付勢力により押し上げられ、これにより、開口59を開
口56から上方にずらして、該開口56を閉鎖する。
【0039】この後、下扉22を上方へ回動させれば、
該下扉22は開口部28の下部を閉鎖する。又、それに
より、ワイヤ45の引張り、ひいては該ワイヤ45によ
る上扉23の引張りが解除されて、上扉23は、自重に
より凸部40を溝37に沿わせ、アーム部39を溝44
に沿わせて、この場合、前方へそして下方へと移動し、
開口部28の上部を閉鎖する。
【0040】このとき、ワイヤ45には下扉22と上扉
23の閉鎖状態で所定量のたるみが与えられるようにな
っているため、その分、上扉23の自重による閉鎖が下
扉22の閉鎖よりも早まる。従って、ワイヤ45のたる
みは、下扉22の閉鎖に対して、上扉23の閉鎖を早め
る手段としても機能する。
【0041】又、その上扉23の閉鎖により、規制プレ
ート57が凸部58を上扉23に押圧されて圧縮コイル
ばね60の付勢力に抗し押し下げられ、これにより、開
口59を開口56に合致させて、該開口56を開放す
る。こうした状態で、下扉22が閉鎖され、開口59か
ら開口56を係合爪49が通って、この係合爪49が爪
受け部50に係合し、下扉22を閉鎖状態にロックす
る。かくして、規制プレート57は、下扉22の閉鎖
を、上扉23の閉鎖を条件に行わしめる扉閉鎖制限手段
として機能する。更に、このとき、上扉23の係合凹部
61に下扉22の係合凸部62が係合し、これによっ
て、上扉23も閉鎖状態にロックする。
【0042】そして、スイッチケース55内では、スイ
ッチレバー63が前端部63aを係合爪49により押し
上げられて時計回りに回動し、後端部63bによりマイ
クロスイッチ64の作動子64aを押圧する。これによ
り、マイクロスイッチ64は閉成する。
【0043】このように本構成のものでは、本体21の
前面側に設けた下扉22と上扉23とのうち、下扉22
は、本体21の開口部28の下端部に下端部が回動可能
に枢支されて該開口部28の下部を開閉し、上扉23
は、本体21の上部の両側に設けた溝37に沿い移動し
て開口部28の上部を開閉するもので、中でも開放時、
上扉23は開口部28の上部から本体21の上面部分に
移動する。従って、上扉23は、開放時、図1に示すよ
うに、本体21上で伏臥状態となり、従来の下扉2aと
上扉2bとで上方に折り畳まれて開放される扉2と違
い、本体21の上方で起立することがない。よって、図
9に示すように、例えば流し台67の上面部に設置した
本体21の上方に吊戸棚68等が低めにあっても、上扉
23が当たることはなく、該上扉23の開放が充分にで
きるので、食器洗浄機をそのような場所にも所望に設置
することができ、もって設置性を良くすることができ
る。
【0044】又、上扉23は、開放時、本体21の前方
に突き出ることもない。従って、従来の上扉12aが開
放時に本体11の前方に突き出る扉12とも違い、上扉
23が本体21内の洗浄室27に対する食器31の出し
入れの邪魔になることもなく、食器31の出し入れを容
易に行うことができる。しかも、上扉23の開閉は本体
21の溝37に沿った移動で行われるものであり、もっ
て上扉23の開閉を安定性良く行わしめ得る。
【0045】加えて、本構成のものの場合、下扉22の
開閉動に上扉23の開閉動を連動させるようにしてお
り、これによって、下扉22を開閉させることにより、
上扉23が連動して開閉するから、それらを別々に開閉
させる手間を要せず、操作性を良くすることができる。
【0046】又、上扉23は自重により閉鎖するものと
して、上述の下扉22の開閉動に上扉23の開閉動を連
動させる連動手段を、下扉22と上扉23とを連繋した
連繋部材たるワイヤ45としている。これにより、その
連動手段を簡単な構造で実現できるので、組み立てがし
やすく、コストも安く抑えることができる。
【0047】更に、上述の連動手段は、下扉22の開放
に対して、上扉23の開放を遅らせ、下扉22の閉鎖に
対して、上扉23の閉鎖を早めるものとしている。これ
により、下扉22と上扉23の開閉に順序ができて、使
い勝手を良くできると共に、下扉22を開閉操作する使
用者に対し、それに連動して開閉する上扉23が圧迫感
を与えることをなくし得て、扉の開閉に対する安心度を
高く得ることができる。
【0048】そのほか、上扉23は本体21の上面とほ
ゞ同等の大きさとしており、これによって、開放した上
扉23(本体21の上面部分に移動した上扉23)が本
体21の上面部分から前後左右のいずれにもはみ出さ
ず、もって食器31の出し入れ性を一段と良好に確保し
得ると共に、奥行方向や横幅方向についての設置性も良
好になし得、且つ、外観も良好になすことができる。
【0049】更に、扉を閉鎖状態にロックするロック機
構48を、下扉22側に設けており、これによって、扉
の閉鎖ロック及びロック解除の操作が、手の届きやすい
下扉22側でできるので、操作性を良くすることができ
る。
【0050】加えて、下扉22の閉鎖を、上扉23の閉
鎖を条件に行わしめるようにもしており、これによっ
て、下扉22を閉鎖したときには、上扉23も必ず閉鎖
していることになるから、必ず両扉22,23を閉鎖し
た状態で運転が行われることになり(下扉22のみ閉鎖
した状態で運転されることが避けられ)、洗浄室27内
からの洗浄水の飛散漏れ等の問題を生じないようにでき
る。
【0051】又、下扉22が該下扉22の閉鎖ロック用
の係合爪49を有し、本体21がその係合爪49を下扉
22の閉鎖状態で係合させる爪受け部50を有し、上述
の上扉23の閉鎖を条件に下扉22の閉鎖を行わしめる
扉閉鎖制限手段を、その爪受け部50の開口56に係合
爪49の進入を規制する規制部材たる規制プレート57
を開閉可能に設けて構成している。これにより、扉閉鎖
制限手段を簡単な構造で実現できるので、これについて
も、組み立てがしやすく、コストも安く抑えることがで
きる。
【0052】そして、閉鎖した上扉23の下端部(係合
凹部61)に、閉鎖した下扉22の上端部(係合凸部6
0)が係合することにより、上扉23の閉鎖ロックが行
われるようにしている。これにより、上扉23の閉鎖ロ
ックを簡単な構造で実現できるので、これについても、
組み立てがしやすく、コストも安く抑えることができ
る。
【0053】以上に対して、図10及び図11は本発明
の第2実施例を示すもので、第1実施例と同一の部分に
は同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分につい
てのみ述べる。すなわち、この第2実施例においては、
上扉71を、前述の上扉23に代わって、複数枚の折れ
扉構造としており、詳細には、この場合、上扉下部71
aと上扉上部71bとを連結軸72で回動可能に連結し
て成る2枚の折れ扉構造としている。又、その上扉下部
71aと上扉上部71bには、それぞれアーム部73,
74を突設しており、該アーム部73,74にそれぞれ
被ガイド部である凸部75,76を突設している。
【0054】一方、本体21は、上部の左右両側縁部の
前面部を、傾斜角度の異なる複数の平面で形成してお
り、これらから更に本体21の上面に沿って内箱26の
上部の左右両側に、前述の溝37に代わる案内部として
の軌道部たる折れ線状の溝77を形成し、この溝77に
上記上扉下部71aと上扉上部71bの各凸部75,7
6を嵌入させている。
【0055】そして、この場合も、本体21の上部の左
右両側縁部の前面部から上面部にかけては、前述の溝4
4と同様の溝(図示せず)を形成しており、従って、上
扉71は、凸部75,76が溝77に沿うと共に、アー
ム部73,74が図示しない溝に沿って、前述の上扉2
3同様に移動するようになっている。
【0056】このように構成することにより、開放した
上扉71(本体21の上面部分に移動した上扉71)を
本体21の上面に添う形態(この場合、図11に示す平
面状)にできて、高さをより低く抑えたりすることがで
きるので、設置性を一段と良好になすことができる。
【0057】なお、溝37,77で例示した案内部(軌
道部)は、溝(凹条)以外に、レール(凸条)であって
も良い。又、この案内部は、上部と下部など複数に分か
れていても良い。更に、下扉22の開閉動に上扉23,
71の開閉動を連動させる連動手段(連繋部材)も、ワ
イヤ45以外、例えば鎖や、チェーン、リンク機構であ
っも良い。
【0058】そのほか、洗浄方式も、噴水によらず、食
器31を水中に浸漬させて生成する水流や超音波により
洗浄するものであっても良いなど、本発明は上記し且つ
図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要
旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食器洗浄
機によれば、主として、上扉が開放時に本体の上面部分
に移動して伏臥状態となり、本体の前方に突き出ること
もないので、上方に棚等がある場所にも、扉の開放がで
きなくなるような問題を生じることなく設置でき、且
つ、食器の出し入れを、開放した扉に邪魔されることな
く容易に行うことができる。又、上扉の開閉が本体の案
内部に沿った移動で行われることにより、上扉の開閉を
安定性良く行わしめることがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の扉開放状態の
縦断側面図
【図2】全体の扉閉鎖状態の外観斜視図
【図3】全体の扉開放状態の斜視図
【図4】図3のA−A線に沿う拡大断面図
【図5】全体の扉閉鎖状態の破断斜視図
【図6】全体の扉開放状態の破断斜視図
【図7】ロック機構部分の扉ロック状態の拡大縦断側面
【図8】ロック機構部分の扉開放状態の拡大縦断側面図
【図9】設置状態における扉開放状態の縦断側面図
【図10】本発明の第2実施例を示す全体の扉閉鎖状態
の縦断側面図
【図11】図1相当図
【図12】従来例を示す図1相当図
【図13】異なる従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
21は本体、22は下扉、23は上扉、27は洗浄室、
28は開口部、31は食器、36は支軸、37は溝(案
内部)、39はアーム部、40は凸部、45はワイヤ
(連動手段、連繋部材)、48はロック機構、49は係
合爪、50は爪受け部、56は開口、57は規制プレー
ト(扉閉鎖制限手段、規制部材)、58は凸部、59は
開口、60は圧縮コイルばね、61は係合凹部、62は
係合凸部、71は上扉、71aは上扉下部、71bは上
扉上部、72は連結軸、73,74はアーム部、75,
76は凸部、77は溝(案内部)を示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると
    共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開
    口部を前面側に有する本体と、 この本体の前記開口部の下端部に下端部が回動可能に枢
    支されて該開口部の下部を開閉する下扉と、 前記本体の上部の両側に設けられた案内部と、 この案内部に沿い移動して前記本体の開口部の上部を開
    閉する上扉とを具備し、 その上扉が、開放時には、前記本体の開口部の上部から
    本体の上面部分に移動することを特徴とする食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】 下扉の開閉動に上扉の開閉動を連動させ
    る連動手段を有することを特徴とする請求項1記載の食
    器洗浄機。
  3. 【請求項3】 上扉が自重により閉鎖するもので、連動
    手段が下扉と上扉とを連繋した連繋部材であることを特
    徴とする請求項2記載の食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 連動手段が、下扉の開放に対して、上扉
    の開放を遅らせ、下扉の閉鎖に対して、上扉の閉鎖を早
    めるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の
    食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 上扉を本体の上面とほゞ同等の大きさと
    したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 上扉を複数枚の折れ扉構造としたことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の食器洗
    浄機。
  7. 【請求項7】 扉を閉鎖状態にロックするロック機構
    を、下扉側に設けたことを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれかに記載の食器洗浄機。
  8. 【請求項8】 下扉の閉鎖を、上扉の閉鎖を条件に行わ
    しめる扉閉鎖制限手段を有することを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の食器洗浄機。
  9. 【請求項9】 下扉が該下扉の閉鎖ロック用の係合爪を
    有し、本体がその係合爪を下扉の閉鎖状態で係合させる
    爪受け部を有し、扉閉鎖制限手段が、その爪受け部の開
    口に前記係合爪の進入を規制する規制部材を開閉可能に
    設けて成ることを特徴とする請求項8記載の食器洗浄
    機。
  10. 【請求項10】 閉鎖した上扉の下端部に、閉鎖した下
    扉の上端部が係合することにより、上扉の閉鎖ロックが
    行われることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか
    に記載の食器洗浄機。
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