JP5536629B2 - 昇降収納装置 - Google Patents
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Description
本発明は、外箱と収納棚とを備えた昇降収納装置に関する。
従来より、キッチンスペース等の高所に取り付けられる外箱と、この外箱内に収納させた位置と該外箱の下面側の開口から下方に突出させた位置との間を昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置が知られている。このような昇降収納装置は、収納棚の下方に取手を設け、この取手を持って収納棚の昇降が行えるよう構成されている。
例えば下記特許文献1(特開2003−9961号公報)には、収納棚の下方中央に操作ハンドル(以下、取手という)が設けられた昇降収納装置が開示されている。
例えば下記特許文献1(特開2003−9961号公報)には、収納棚の下方中央に操作ハンドル(以下、取手という)が設けられた昇降収納装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている取手は収納棚の下方から突出して固定された状態で設けられているため、外箱内に収納棚を収納すると、取手が外箱から突出し、見栄えが悪い。昇降収納装置の設置場所によっては、取手が邪魔になる場合もある。
そこで、外箱内に収納棚とともに取手も隠れるように収納することが考えられるが、この場合は、取手を収納するスペースが必要となる
そこで、外箱内に収納棚とともに取手も隠れるように収納することが考えられるが、この場合は、取手を収納するスペースが必要となる
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、不使用時の取手が邪魔にならず、見栄えのよい昇降収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る昇降収納装置は、下面側に開口部を有した外箱と、少なくとも底板、両側板及び背板を有するとともに底板から下方に突出する取手を有し、前記外箱内に収納された位置と該外箱の開口部から突出した位置との間を昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置であって、前記取手が、前記底板から下方に略垂直に突出した操作位置と前記底板に近接させた収納位置とでそれぞれ前記両側板に対して回動自在に保持されていることを特徴とする。
また本発明において、前記取手は、前記両側板にそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材と、この一対の連結部材間に接続された取手本体とを備え、前記連結部材に係止部を設けるとともに前記両側板に前記係止部が係止される被係止部を設け、前記係止部が被係止部に係止されることで前記操作位置及び前記収納位置で取手本体が保持されるようにしてもよい。
さらに本発明において、前記連結部材は、前記取手本体と該取手本体内に設けられた連結パイプとを保持するパイプ台座部と、前記連結パイプと締結され前記取手本体の操作により前記連結パイプを介して回転する回転リンクと、前記回転リンクと連動するように締結されたリンク連結バーと、前記パイプ台座部の回動を規制するストッパ連結部材とを備え、前記取手は、前記操作位置では前記パイプ台座部の上端部に形成された凹状部と前記ストッパ連結部材の下端部とが嵌合するとともに、前記回転リンクが回転して位置を変えることで前記リンク連結バーが上方に押し上げられ、前記ストッパ連結部材と前記凹状部との嵌合が解除され、前記収納位置に回動するように保持されているものとしてもよい。
そして本発明において、前記被係止部は、バネ性を有した材質からなり、前記係止部は、前記被係止部に押し当てられた状態で係止されるようにしてもよい。
さらに本発明において、前記連結部材は、前記取手本体と該取手本体内に設けられた連結パイプとを保持するパイプ台座部と、前記連結パイプと締結され前記取手本体の操作により前記連結パイプを介して回転する回転リンクと、前記回転リンクと連動するように締結されたリンク連結バーと、前記パイプ台座部の回動を規制するストッパ連結部材とを備え、前記取手は、前記操作位置では前記パイプ台座部の上端部に形成された凹状部と前記ストッパ連結部材の下端部とが嵌合するとともに、前記回転リンクが回転して位置を変えることで前記リンク連結バーが上方に押し上げられ、前記ストッパ連結部材と前記凹状部との嵌合が解除され、前記収納位置に回動するように保持されているものとしてもよい。
そして本発明において、前記被係止部は、バネ性を有した材質からなり、前記係止部は、前記被係止部に押し当てられた状態で係止されるようにしてもよい。
本発明に係る昇降収納装置によれば、不使用時の取手が邪魔にならず、見栄えのよいものとすることができる。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る昇降収納装置1は、例えばキッチンスペース等の天井際等の高所に取り付けられる外箱2と、食器や調理器具等の収納物が収納され底板32から下方に突出する取手4を有した収納棚3とを備えている。
本実施形態に係る昇降収納装置1は、取手4が、底板32から下方に略垂直に突出した操作位置(図1、図2、図4(a)参照)と底板32に近接させた収納位置(図4(b)参照)とで収納棚3の両側板31,31に対して回動自在に保持されている。
以下、詳しく説明する。
本実施形態に係る昇降収納装置1は、例えばキッチンスペース等の天井際等の高所に取り付けられる外箱2と、食器や調理器具等の収納物が収納され底板32から下方に突出する取手4を有した収納棚3とを備えている。
本実施形態に係る昇降収納装置1は、取手4が、底板32から下方に略垂直に突出した操作位置(図1、図2、図4(a)参照)と底板32に近接させた収納位置(図4(b)参照)とで収納棚3の両側板31,31に対して回動自在に保持されている。
以下、詳しく説明する。
外箱2は、図2に示すように、天板20と左右の両側板21,21と背板(不図示)と前板22とによって箱形状とされ、下面側に下向きに開口した開口部23を有している。ここでは、外箱2に設けられる前板22を備えた例を図示しているが、この前板22はなくてもよい。また前板22は、左右の側板21,21の手前下端部間に架け渡されるように設けられた幕板としてもよいし、前面側にも前方に向けて開口した開口部を有し、この開口部を開閉自在に覆う開閉扉としてもよい。さらに開閉自在とされた開閉扉に代えて、引き違いの引戸等を開閉扉として設けるようにしてもよいし、前板22の前面側を化粧面とされた化粧前板によって覆うようにしてもよい。
収納棚3は、図2に示すように、天板(不図示)と左右の側板31,31と背板(不図示)と底板32とによって前面側に開口する開口部30を有した箱形状とされている。この収納棚3は、外箱2内に収納された収納位置(不図示)と外箱2の開口部23から突出した下降位置(図2参照)との間を昇降自在とされている。また、この収納棚3には、収納棚3を昇降させる際に操作される取手4が底板32から下方に突出するように設けられている。取手4は、両側板31,31のそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材41,41と、この一対の連結部材間41,41に横向きに接続された取手本体40とを有している。
なお、収納棚3としては、線状部材からなるラック状のものを内部に設けてもよいし、棚板や網状のラックを設けたものとしてもよい。ロック解除手段7については、後に詳しく説明する。図2における41a、41bは、連結部材41を構成する機構を覆うカバー部材である。
なお、収納棚3としては、線状部材からなるラック状のものを内部に設けてもよいし、棚板や網状のラックを設けたものとしてもよい。ロック解除手段7については、後に詳しく説明する。図2における41a、41bは、連結部材41を構成する機構を覆うカバー部材である。
収納棚3の高さ寸法は、外箱2内に収容された状態において、外箱2の内側空間の高さ方向の略全体に亘って納まるよう該内側空間の高さ寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。また、この収納棚3の奥行寸法(前後方向の寸法)は、外箱2の背板及び前板22によって区画された前後方向の寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。また、この収納棚3の幅寸法(左右方向の寸法)は、外箱2の左右の側板21,21の内側のそれぞれに設置された吊下昇降機構ユニット(不図示)間に納まるような寸法とされている。
吊下昇降機構ユニットは、収納棚3を外箱2に対して上下方向に昇降自在に案内するとともに吊り下げる吊下昇降機構部として機能する。これら吊下昇降機構ユニットは、収納棚3が収納された状態における収納棚3の左右の側板31,31の外面31bと外箱2の左右の側板21,21の内面との間の空間にそれぞれ配設されている。これら吊下昇降機構ユニットは、左右一対とされ、略同様の構成とされている。
これら吊下昇降機構ユニットは、収納棚3の昇降を案内する昇降案内部6(図2参照)と、収納棚20を吊り下げる吊下機構部(不図示)とをそれぞれに備えている。
図中、6aはガイドレールであり、複数のスライド部材と組み合わせて構成され、上記したように収納棚3が上述の収納位置と下降位置との間を昇降し得るように構成されている。
吊下機構部の構成は特に限定されるものではない。例えば、外箱2の左右の側板21,21の内面21aのそれぞれに配設され、収納棚3を外箱2に対して吊り下げる紐状部材としての吊下ベルト(帯状部材)を巻装した巻取ドラムをそれぞれに備えたものとしてもよい。
ガイドレール6a等のスライド部材には、収納位置から上方への収納棚3の移動及び下降位置から下方への収納棚3の移動を抑制乃至は防止するクッション部材やストッパ部材を設けるようにしてもよい。
これら吊下昇降機構ユニットは、収納棚3の昇降を案内する昇降案内部6(図2参照)と、収納棚20を吊り下げる吊下機構部(不図示)とをそれぞれに備えている。
図中、6aはガイドレールであり、複数のスライド部材と組み合わせて構成され、上記したように収納棚3が上述の収納位置と下降位置との間を昇降し得るように構成されている。
吊下機構部の構成は特に限定されるものではない。例えば、外箱2の左右の側板21,21の内面21aのそれぞれに配設され、収納棚3を外箱2に対して吊り下げる紐状部材としての吊下ベルト(帯状部材)を巻装した巻取ドラムをそれぞれに備えたものとしてもよい。
ガイドレール6a等のスライド部材には、収納位置から上方への収納棚3の移動及び下降位置から下方への収納棚3の移動を抑制乃至は防止するクッション部材やストッパ部材を設けるようにしてもよい。
図2には、収納棚3の収納位置及び下降位置を保持するストッパ部材5を設けた例を示している。ストッパ部材5は収納棚3を昇降させないときには、収納位置、あるいは下降位置などの所定位置で収納棚3が停止するように構成されている。したがって、この収納棚3は停止したまま動かない状態(ロック状態)を解除するために取手4には、ロック解除手段7が設けられている。
ストッパ部材5の構成は、特に限定されるものではないが、収納棚3の両側板31,31の外面31bには、出没自在に構成されたストッパ凸部を有したストッパ部材5を設けたものとしてもよい。そして外箱2の両側板21,21の内面に、突出した状態のストッパ凸部を係止する凹部が設け、取手4に設けられたロック解除手段7によってストッパ凸部と凹部との係止状態、すなわちロック状態を解除するようにしてもよい。したがって、この場合は図2に示すように後記するストッパ連結部材46がストッパ部材5が突き出て設けられた操作中継部材50と連結され、ロック解除手段7の動作と連動するように構成される。
なお、ロック解除手段7もストッパ部材5と同様にその構成は限定されるものではないが、図ではその一例を示している。
ストッパ部材5の構成は、特に限定されるものではないが、収納棚3の両側板31,31の外面31bには、出没自在に構成されたストッパ凸部を有したストッパ部材5を設けたものとしてもよい。そして外箱2の両側板21,21の内面に、突出した状態のストッパ凸部を係止する凹部が設け、取手4に設けられたロック解除手段7によってストッパ凸部と凹部との係止状態、すなわちロック状態を解除するようにしてもよい。したがって、この場合は図2に示すように後記するストッパ連結部材46がストッパ部材5が突き出て設けられた操作中継部材50と連結され、ロック解除手段7の動作と連動するように構成される。
なお、ロック解除手段7もストッパ部材5と同様にその構成は限定されるものではないが、図ではその一例を示している。
次に取手4の構造について説明する
取手4は、収納棚3の左右の両側板31,31にそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材41,41と、この一対の連結部材41,41間に接続された取手本体40とを備えている。
連結部材41,41は、取手本体40と取手本体40内に設けられた連結パイプ74とを保持するパイプ台座部42と、連結パイプ74と締結され取手本体40の操作により連結パイプ74を介して回転する回転リンク43とを有している。また連結部材41,41は、回転リンク43と連動するように締結されたリンク連結バー47と、パイプ台座部42の回動を規制するストッパ連結部材46とを備えている。
取手4は、操作位置ではパイプ台座部42の上端部に形成された凹状部42cとストッパ連結部材46の下端部46cとが嵌合するように保持されている。また取手4は、回転リンク43が回転して位置を変えることでリンク連結バー47が上方に押し上げられ、ストッパ連結部材46と凹状部42cとの嵌合が解除され、収納位置に回動するように保持されている。
なお、図1、図3、図4は、各機構を説明するため、連結部材41のカバー部41a,41b(図2参照)の図示を省略している。
取手4は、収納棚3の左右の両側板31,31にそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材41,41と、この一対の連結部材41,41間に接続された取手本体40とを備えている。
連結部材41,41は、取手本体40と取手本体40内に設けられた連結パイプ74とを保持するパイプ台座部42と、連結パイプ74と締結され取手本体40の操作により連結パイプ74を介して回転する回転リンク43とを有している。また連結部材41,41は、回転リンク43と連動するように締結されたリンク連結バー47と、パイプ台座部42の回動を規制するストッパ連結部材46とを備えている。
取手4は、操作位置ではパイプ台座部42の上端部に形成された凹状部42cとストッパ連結部材46の下端部46cとが嵌合するように保持されている。また取手4は、回転リンク43が回転して位置を変えることでリンク連結バー47が上方に押し上げられ、ストッパ連結部材46と凹状部42cとの嵌合が解除され、収納位置に回動するように保持されている。
なお、図1、図3、図4は、各機構を説明するため、連結部材41のカバー部41a,41b(図2参照)の図示を省略している。
そして、図例の取手4は、ストッパ部材5と連動し収納棚3のロック状態を解除するロック解除手段7を有している。
ロック解除手段7は、取手4の取手本体40に形成されている。取手本体40は中空円筒のパイプからなり、その両端に内装されるパイプ保持部75で保持されるとともに、その中央部位は切りかかれ(図3参照)、その切り欠き部位にレバー70が設けられている。レバー70は、下方に設けた圧縮バネ(不図示)により常時上方に付勢力が働いており、レバーカバー71と干渉して保持されている。レバー70は、連結パイプ74を回動可能な状態に保持する軸受部73にて上下にスライド可能な状態に保持されている。
ロック解除手段7は、取手4の取手本体40に形成されている。取手本体40は中空円筒のパイプからなり、その両端に内装されるパイプ保持部75で保持されるとともに、その中央部位は切りかかれ(図3参照)、その切り欠き部位にレバー70が設けられている。レバー70は、下方に設けた圧縮バネ(不図示)により常時上方に付勢力が働いており、レバーカバー71と干渉して保持されている。レバー70は、連結パイプ74を回動可能な状態に保持する軸受部73にて上下にスライド可能な状態に保持されている。
取手本体40内には、棒状の連結パイプ74が設けられ、連結パイプ74のレバー70側端部はレバートリガ72、他端部は回転リンク43が締結されている。連結パイプ74は、連結パイプ74を回動可能な状態に保持する円筒状の軸受部73と、レバー70が使用者の手によって握られて下方向にスライドすると干渉して連結パイプ74を中心として回転するレバートリガ72とを備えている。連結パイプ74は、レバー70に加えられる押圧
連結部材41は、収納棚3の両側板31,31の下端部に取り付けられた略方形状で薄板体の台座ベース44に取り付けられている。台座ベース44の下側角部には、バネ性を有した樹脂材料等からなり略方形状のパイプ台座保持部材45が設けられる。また台座ベース44の所定位置(図例では下方側略中央)には、パイプ台座部42を回動自在に保持するための留め具が挿通される貫通孔44aが形成されている。
パイプ台座保持部材45は、台座ベース44の下側角部の一角に取り付けられる。パイプ台座保持部材45には、後記する係止部42d,42eを係止する被係止部45aが突出して形成されている。被係止部45aは、収納棚3の側板31の外面31bへの取り付け状態において奥側の側端部の略中央に形成されている。
被係止部45aの近傍には上下方向に縦長の溝部45bが形成されている。これは、係止部42d、42eが押し当てられた状態で被係止部45aに係止される際にかかる押圧力を分散させるとともに、被係止部45aが係止部42d、42e方向へ弾性反力を与えるように作用する。
パイプ台座保持部材45は、台座ベース44の下側角部の一角に取り付けられる。パイプ台座保持部材45には、後記する係止部42d,42eを係止する被係止部45aが突出して形成されている。被係止部45aは、収納棚3の側板31の外面31bへの取り付け状態において奥側の側端部の略中央に形成されている。
被係止部45aの近傍には上下方向に縦長の溝部45bが形成されている。これは、係止部42d、42eが押し当てられた状態で被係止部45aに係止される際にかかる押圧力を分散させるとともに、被係止部45aが係止部42d、42e方向へ弾性反力を与えるように作用する。
パイプ台座部42は、薄状のプレート体からなり、その下端部は取手本体40と取手本体40内に設けられた連結パイプ74が保持され、その他端部は、台座ベース44に回動自在な状態に取り付けられている。パイプ台座部42の上端部には、パイプ台座部42の回動中心となり台座ベース44に保持される留め具が挿通される貫通孔42aが形成されている。またパイプ台座部42の上端縁は凹状部42cが形成されている。
パイプ台座部42には、係止部42d,42eが複数形成されており、パイプ台座保持部材45に形成された被係止部45aに係止されるように形成されている。具体的には、図例のものは係止部42d,42eが2箇所に突出して形成されている。組み付け状態において、上端部に形成された第1の係止部42dは、凹状部42cの近傍に形成されている。またもうひとつの第2の係止部42eは、第1の係止部4dからパイプ台座保持部材45側の側部に形成されている。第1の係止部42dと第2の係止部42eとの間は、角部のない湾曲面42fに形成され、パイプ台座部42がパイプ台座保持部材45に押し当てられながらスムーズに回動するように構成されている。
パイプ台座部42には、係止部42d,42eが複数形成されており、パイプ台座保持部材45に形成された被係止部45aに係止されるように形成されている。具体的には、図例のものは係止部42d,42eが2箇所に突出して形成されている。組み付け状態において、上端部に形成された第1の係止部42dは、凹状部42cの近傍に形成されている。またもうひとつの第2の係止部42eは、第1の係止部4dからパイプ台座保持部材45側の側部に形成されている。第1の係止部42dと第2の係止部42eとの間は、角部のない湾曲面42fに形成され、パイプ台座部42がパイプ台座保持部材45に押し当てられながらスムーズに回動するように構成されている。
回転リンク43は、連結パイプ74と締結されており、取手本体40に設けられたロック解除手段7を操作することにより連結パイプ74を介して回転する。具体的には、レバー70が下方向にスライドすると、レバートリガ72が回転し、連結パイプ74を介して回転リンク43が回転するよう構成されている。そして回転リンク43のパイプ台座部42との連結部位は、レバー70の動きを伝えるための回転中心を構成している。
ストッパ連結部材46は、平板の棒状に形成され、上端部は上述の操作中継部材50と連結されている。ストッパ連結部材46の下端部46cはパイプ台座部42の凹状部42cに嵌合するように形成されており、下端部46cと凹状部42cとが嵌合することにより、パイプ台座部42の回動を停止するよう規制する。ストッパ連結部材46の下方には、リンク連結バー47の鉤状上端部47aが引掛けられる突起部46bが設けられている。
ストッパ連結部材46は、平板の棒状に形成され、上端部は上述の操作中継部材50と連結されている。ストッパ連結部材46の下端部46cはパイプ台座部42の凹状部42cに嵌合するように形成されており、下端部46cと凹状部42cとが嵌合することにより、パイプ台座部42の回動を停止するよう規制する。ストッパ連結部材46の下方には、リンク連結バー47の鉤状上端部47aが引掛けられる突起部46bが設けられている。
リンク連結バー47は、平板体からなり、その上端部側は略直角に曲がった鉤状上端部47aとされ、下端部47bは回転リンク43と回転・スライド自在に締結されている。したがって、操作者によるレバー70の押圧操作によって回転リンク43が回転するとリンク連結バー47は下方にスライドするとともに、鉤状上端部47aに引っ掛けられたストッパ連結部材46も下方にスライドする。そしてストッパ連結部材46と連結している操作中継部材50も下方にスライドすることとなり、ロック解除操作がなされることとなる。
次に取手4の操作位置及び収納位置の回動操作について、図1及び図4を参照しながら、説明する。
まず図1は、取手4が操作位置に配置され昇降操作をしても動かないように保持されている状態を示している。
図1には収納棚3の操作者の手は示していないが、操作者がロック解除手段7のレバー70を握り、レバー70を押し下げると、回転リンク43が手前方向に回動しながら位置を変え、これによりリンク連結バー47は下方にスライドする(図4(a)の状態から図1の状態へ位置を変える)。するとストッパ連結部材46もリンク連結バー47によって押し下げられ、凹状部42cにストッパ連結部材46の下端部46cが嵌合する。
この凹状部42cと下端部46cとの嵌合により、取手4が操作位置に配置された状態では、取手本体40を底板32に近接させた収納位置に格納することができない。このとき、収納棚3はロック解除手段7によってロック状態が解除され昇降自在な状態にあり、第2の係止部42eが被係止部45aに押し当てられた状態で係止されている。
これによれば、収納棚3のロック状態を解除する操作が取手4を握るだけで行うことができるとともに、収納棚3の昇降操作を行う際に取手4が収納位置に倒れしまうことを防止できるので、操作性のよい昇降収納装置とすることができる。
まず図1は、取手4が操作位置に配置され昇降操作をしても動かないように保持されている状態を示している。
図1には収納棚3の操作者の手は示していないが、操作者がロック解除手段7のレバー70を握り、レバー70を押し下げると、回転リンク43が手前方向に回動しながら位置を変え、これによりリンク連結バー47は下方にスライドする(図4(a)の状態から図1の状態へ位置を変える)。するとストッパ連結部材46もリンク連結バー47によって押し下げられ、凹状部42cにストッパ連結部材46の下端部46cが嵌合する。
この凹状部42cと下端部46cとの嵌合により、取手4が操作位置に配置された状態では、取手本体40を底板32に近接させた収納位置に格納することができない。このとき、収納棚3はロック解除手段7によってロック状態が解除され昇降自在な状態にあり、第2の係止部42eが被係止部45aに押し当てられた状態で係止されている。
これによれば、収納棚3のロック状態を解除する操作が取手4を握るだけで行うことができるとともに、収納棚3の昇降操作を行う際に取手4が収納位置に倒れしまうことを防止できるので、操作性のよい昇降収納装置とすることができる。
図4(a)も、図1と同様に取手4が操作位置に配置されている状態を示しているが、この図に示す状態では、収納棚3はロック状態にあるため、収納棚3の昇降操作はできない。
操作者がレバー70から手を離すと、レバー70の下方に設けられた圧縮バネの付勢力により、レバー70が下降状態からもとの位置へもどる。このとき、ストッパ連結部材46は、リンク連結バー47に引掛けられて連結されているので、回転リンク43が回動しながら位置を変え、これにより回転し、リンク連結バー47を押し上げられると、これに連動してストッパ連結部材46が上方にスライドする。そして、凹状部42cとストッパ連結部材46の嵌合が解除され、パイプ台座部42及びリンク連結バー47の自重で図4(a)に示すように連結部材41を底板32から下方に略垂直に突出した状態(起立状態)で保持できる。これにより、取手4を収納位置に回動し格納できる状態になる。
なお、このとき、第2の係止部42eは被係止部45aに押し当てられた状態で係止されている。
操作者がレバー70から手を離すと、レバー70の下方に設けられた圧縮バネの付勢力により、レバー70が下降状態からもとの位置へもどる。このとき、ストッパ連結部材46は、リンク連結バー47に引掛けられて連結されているので、回転リンク43が回動しながら位置を変え、これにより回転し、リンク連結バー47を押し上げられると、これに連動してストッパ連結部材46が上方にスライドする。そして、凹状部42cとストッパ連結部材46の嵌合が解除され、パイプ台座部42及びリンク連結バー47の自重で図4(a)に示すように連結部材41を底板32から下方に略垂直に突出した状態(起立状態)で保持できる。これにより、取手4を収納位置に回動し格納できる状態になる。
なお、このとき、第2の係止部42eは被係止部45aに押し当てられた状態で係止されている。
図4(b)は、取手4を底板32に近接させた収納位置へ格納した状態を示している。
操作者は、図4(a)に示す状態の取手本体40を持って取手本体40を底板32へ近接させる方向へ移動させいく。すると、パイプ台座部42が回動して第2の係止部42eと被係止部45aの係止関係が解除され、第2の係止部42eは被係止部45aを乗り越えて移動する。このとき、収納棚3はロック状態にあり、被係止部45aには湾曲面42fが押し当てられた状態となる。そして第1の係止部42dを被係止部45aまで移動させ、第1の係止部42dが被係止部45aを乗り越えると、第1の係止部42dが被係止部45aの突出部分の下方から斜め手前側上方向に向かって押し当てられた状態で係止される。
これによれば、第1の係止部42dは、強く被係止部45aに押し当てられ、被係止部45aの弾性反力を受けて互いが強固な係止関係となり、取手4の収納位置へ格納した状態を保持することができる。
また、操作者は、第1の係止部42が被係止部45aを乗り越えた感触(クリック感)を感じることができ、取手4が収納位置まで格納されたと判断することができる。
操作者は、図4(a)に示す状態の取手本体40を持って取手本体40を底板32へ近接させる方向へ移動させいく。すると、パイプ台座部42が回動して第2の係止部42eと被係止部45aの係止関係が解除され、第2の係止部42eは被係止部45aを乗り越えて移動する。このとき、収納棚3はロック状態にあり、被係止部45aには湾曲面42fが押し当てられた状態となる。そして第1の係止部42dを被係止部45aまで移動させ、第1の係止部42dが被係止部45aを乗り越えると、第1の係止部42dが被係止部45aの突出部分の下方から斜め手前側上方向に向かって押し当てられた状態で係止される。
これによれば、第1の係止部42dは、強く被係止部45aに押し当てられ、被係止部45aの弾性反力を受けて互いが強固な係止関係となり、取手4の収納位置へ格納した状態を保持することができる。
また、操作者は、第1の係止部42が被係止部45aを乗り越えた感触(クリック感)を感じることができ、取手4が収納位置まで格納されたと判断することができる。
なお、収納位置から操作位置へ取手4を引き出す操作は上述の逆の操作を行えばよく、操作者は、図4(b)の状態の取手本体40を持って手前に引き出せばよい。そして取手4を図4(a)の状態まで引き出して、取手4を操作位置に配置し、ロック解除手段7を操作すれば、取手4が格納方向へ倒れることのない状態で収納棚3の昇降を行うことができる。
以上、本実施形態に係る昇降収納装置1、取手4、連結部材41、台座ベース44、パイプ台座保持部材45等の形状、構成は図例に限定されるものではない。また収納棚3のストッパ部材5によるロック機構、ロック解除手段7の構成も図例に限定されるものではなく、上述の構成は一例にすぎず、連結部材41の取り付け構造も図例に限定されるものではない。さらに昇降収納装置1は、キッチンのフロアキャビネット等の上方の壁面に設けられ、収納庫として使用されるものとしてもよいし、食器乾燥庫に適用されたものとしてもよい。そしてキッチンに設置される昇降収納装置1に限定されずリビングなどに設置されるものであってもよいことは言うまでもない。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
1 昇降収納装置
2 外箱
3 収納棚
31 側板
4 取手
2 外箱
3 収納棚
31 側板
4 取手
Claims (4)
- 下面側に開口部を有した外箱と、少なくとも底板、両側板及び背板を有するとともに底板から下方に突出する取手を有し、前記外箱内に収納された位置と該外箱の開口部から突出した位置との間を昇降自在とされた収納棚とを備えた昇降収納装置であって、
前記取手が、前記底板から下方に略垂直に突出した操作位置と前記底板に近接させた収納位置とで前記両側板に対して回動自在に保持されていることを特徴とする昇降収納装置。 - 請求項1において、
前記取手は、前記両側板にそれぞれ回動自在に支持される一対の連結部材と、この一対の連結部材間に接続された取手本体とを備え、
前記連結部材に係止部を設けるとともに前記両側板に前記係止部が係止される被係止部を設け、前記係止部が被係止部に係止されることで前記操作位置及び前記収納位置で取手本体が保持されることを特徴とする昇降収納装置。 - 請求項2において、
前記連結部材は、前記取手本体と該取手本体内に設けられた連結パイプとを保持するパイプ台座部と、前記連結パイプと締結され前記取手本体の操作により前記連結パイプを介して回転する回転リンクと、前記回転リンクと連動するように締結されたリンク連結バーと、前記パイプ台座部の回動を規制するストッパ連結部材とを備え、
前記取手は、前記操作位置では前記パイプ台座部の上端部に形成された凹状部と前記ストッパ連結部材の下端部とが嵌合するとともに、前記回転リンクが回転して位置を変えることで前記リンク連結バーが上方に押し上げられ、前記ストッパ連結部材と前記凹状部との嵌合が解除され、前記収納位置に回動するように保持されていることを特徴とする昇降収納装置。 - 請求項2または請求項3において、
前記被係止部は、バネ性を有した材質からなり、
前記係止部は、前記被係止部に押し当てられた状態で係止されることを特徴とする昇降収納装置。
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