JP2006198223A - 食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上方に棚や他の設置物がある場所にも問題なく設置できると共に、食器の出し入れもしやすく、更に、食器かごの出し入れ性や食器かごに対する食器の出し入れ性に優れ、そのほか、扉閉鎖状態での全体の奥行寸法を小さくすることまでできるようにする。
【解決手段】 扉42が、開放時に、本体41の開口部48の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉(下扉43、上扉)から成るものとすると共に、本体41の開口部48の周縁部に防水用のリブ67,68を、閉鎖状態の扉42に入り込むように延設し、そして、本体41と扉42との間をシール部材70でシールするようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 扉42が、開放時に、本体41の開口部48の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉(下扉43、上扉)から成るものとすると共に、本体41の開口部48の周縁部に防水用のリブ67,68を、閉鎖状態の扉42に入り込むように延設し、そして、本体41と扉42との間をシール部材70でシールするようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、扉が複数の単位扉から成る食器洗浄機に関する。
従来より、食器洗浄機においては、扉が複数の単位扉から成るものが供されている。図22はその第1例を示しており、本体1の前面側に、扉2が、下側の単位扉である下扉2aと、上側の単位扉である上扉2bとに分けて設けられ、開放時に、該扉2は、下扉2aと上扉2bとで上方に折り畳まれて開放されるようになっている。
図23は第2例を示しており、本体11の前面側に、扉12が、同じく下扉12aと、上扉12bとに分けて設けられ、開放時に、該扉12は、下扉12aが下方へ回動され、上扉12bが上方へ回動されて開放されるようになっている。
図23は第2例を示しており、本体11の前面側に、扉12が、同じく下扉12aと、上扉12bとに分けて設けられ、開放時に、該扉12は、下扉12aが下方へ回動され、上扉12bが上方へ回動されて開放されるようになっている。
図24は第3例を示しており、本体21の前面側に、扉22が、同じく下扉22aと、上扉22bとに分けて設けられ、開放時に、該扉22は、下扉22aが下方へ回動され、上扉22bがワイヤ23aを主体とする連動機構23により上方へスライド移動されて、開放されるようになっている。
そして、図25は第4例を示しており、本体31の前面側に、扉32が、同じく下扉32aと、上扉32bとに分けて設けられ、開放時に、該扉32は、下扉32aが下方へ回動され、上扉32bがリンク33aを主体とする連動機構33により本体31から離間されて下扉32aの上に重ね置かれることにより、開放されるようになっている。
特開2002−10961号公報
そして、図25は第4例を示しており、本体31の前面側に、扉32が、同じく下扉32aと、上扉32bとに分けて設けられ、開放時に、該扉32は、下扉32aが下方へ回動され、上扉32bがリンク33aを主体とする連動機構33により本体31から離間されて下扉32aの上に重ね置かれることにより、開放されるようになっている。
上記従来のもののうち、第1例のものでは、開放時、扉2が下扉2aと上扉2bとで上方に折り畳まれて開放されるものの、それら下扉2a及び上扉2bが本体1上で起立するため、上方に棚等が低めにあれば、それに下扉2a又は上扉2bが当たり、扉2の開放が充分にできなくなる。よって、そのような場所には食器洗浄機を設置することができないという問題点を有していた。
これに対して、第2例のものでは、開放した上扉12bはほゞ水平に止められるものであり、従って、上方に低めに棚等があってもそれに上扉12bが当たる心配はないものの、この上扉12bが本体11の前方に突き出るため、本体11内の洗浄室に対する食器の出し入れがしにくい、すなわち、上扉12bが食器の出し入れの邪魔になるという問題点を有していた。
一方、第3例のものでは、開放時、上方へスライド移動された上扉22bが本体21上に位置するため、第1例のものほどではないものの、上方に位置する他の設置物があれば、それに上扉22bが当たり、扉22の開放が充分にできなくなるので、そのような場所には食器洗浄機を設置することができないという問題点を有していた。
そして、第4例のものでは、開放した上扉32bは下扉32aの上に重ね置かれるものであり、従って、上方に棚や他の設置物があっても、それに上扉32bが当たる心配はなく、又、上扉32bが食器の出し入れの邪魔になることもないものの、下扉32aと上扉32bとの重なり合った厚さ寸法T0が大きく、その分、上扉32bの上に引出される食器かご(図示せず)の位置が高くなって、該食器かごの出し入れ性や、食器かごに対する食器の出し入れ性が良くないという問題点を有していた。
又、第4例のものでは、下扉32aと上扉32bとが、閉鎖状態では、単にシール部材34を挟んで接触するのみであり、洗浄時の内部洗浄室からの水漏れを防止するシール性能が高くないという問題点をも有していた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその第1の目的は、上方に棚や他の設置物がある場所にも問題なく設置できると共に、食器の出し入れもしやすく、更に、食器かごの出し入れ性や食器かごに対する食器の出し入れ性に優れ、そのほか、扉閉鎖状態での全体の奥行寸法を小さくすることまでできる食器洗浄機を提供するにある。
本発明の第2の目的は、上方に棚や他の設置物がある場所にも問題なく設置できると共に、食器の出し入れもしやすく、更に、洗浄時の内部洗浄室からの水漏れを防止するシール性能を高く得ることのできる食器洗浄機を提供するにある。
食器洗浄機を提供するにある。
食器洗浄機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機においては、第1に、内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものとすると共に、前記本体の開口部の周縁部に防水用のリブを、閉鎖状態の前記扉に入り込むように延設し、前記本体と扉との間をシール部材でシールするようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
本発明の食器洗浄機においては、第2に、内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものとすると共に、その扉の閉鎖時に、下側の単位扉の上端部に設けた係合部に、上側の単位扉の下端部に設けた被係合部が係合すると共に、下側の単位扉と上側の単位扉との間をシール部材でシールするようにしたことを特徴とする(請求項4の発明)。
上記第1の手段(請求項1の発明)によれば、扉は、開放時に、本体の開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものであり、それによって、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに扉が当たるようなことがなく、問題なく設置できる。又、開放時、複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉は食器の出し入れの邪魔になることもなく、食器の出し入れをしやすくできる。
そして、本体の開口部の周縁部に延設した防水用のリブは、閉鎖状態の扉に入り込み、その状態で、本体と扉との間をシール部材でシールするものであるから、その分、扉には防水用のリブを小さく設けるに留め得、もしくはそれを設けないでも、充分な防水性能が得られる。かくして、複数の単位扉の厚さ寸法を小さくでき、それら複数の単位扉が重なり合う厚さ寸法も小さくできるので、扉の上に引出される食器かごの位置を低くできて、該食器かごの出し入れ性や、食器かごに対する食器の出し入れ性を良くできる。加えて、扉の厚さ寸法を小さくできることで、扉閉鎖状態での全体の奥行寸法を小さくすることもできる。
第2の手段(請求項4の発明)によっても、扉は、開放時に、本体の開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものであり、それによって、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに扉が当たるようなことがなく、問題なく設置できるし、開放時、複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉は食器の出し入れの邪魔になることもなく、食器の出し入れをしやすくできる。
そして、この場合、扉の閉鎖時には、下側の単位扉の上端部に設けた係合部に、上側の単位扉の下端部に設けた被係合部が係合することにより、下側の単位扉と上側の単位扉とが堅固に結合され、それにより、下側の単位扉と上側の単位扉との間でのシール部材の圧接量が安定し、洗浄時の内部洗浄室からの水漏れを防止するシール性能を高く得ることができる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図13を参照して説明する。
まず、図2には、本体41と、これの前面側に設けた扉42を示している。このうち、扉42は、単位扉、特には下側の単位扉である下扉43と、同じく単位扉、特には上側の単位扉である上扉44から成っている。
まず、図2には、本体41と、これの前面側に設けた扉42を示している。このうち、扉42は、単位扉、特には下側の単位扉である下扉43と、同じく単位扉、特には上側の単位扉である上扉44から成っている。
一方、本体41は、外箱45を外殻とし、これの内部に図3に示す内箱46を配設して、該内箱46の内部を洗浄室47としている。この洗浄室47は、前面側、この場合、図4(ロ)、(ハ)に示すように、前面部から上面の前部にかけた部分が開口(開口部48)しており、洗浄室47内には、その開口部48から下食器かご49と上食器かご50とを引出し可能に収納している。これらの食器かご49,50は、食器51を収納配列するものであり、従って、開口部48は、それら食器かご49,50の出し入れと共に食器51の出し入れに供するようになっている。
このほか、洗浄室47内には、図示しない噴水体やヒータ等を配設し、洗浄室47外(本体41内)に同じく図示しない給水弁や水位検知装置、洗浄ポンプ、排水ポンプ、及び送風機等を配設して、これらの洗浄手段及び乾燥手段により、上記両食器かご49,50に収納配置した食器51の洗浄及び乾燥を行うようになっている。
なお、図2に示すように、扉42には、上述の洗浄及び乾燥の運転について必要な操作をするための操作パネル52を、下扉43の前面部のほゞ中央に設けている。又、扉42の後述するロック解除操作をするための操作部材である押釦53を、上扉44の前面部のほゞ中央に設けており、扉42の閉操作をするための手懸部54を、同上扉44前面部の上記押釦53より上方の部分に設け、その両側に、もっぱら乾燥時の排気をする排気口55を設けている。
排気口55は、図3に示すように、裏側をカバー56で通気可能に覆って洗浄中の水が機外に噴出するのを防止するようにしており、そのほか、上扉44の内面には洗剤受け部57を設けている。
そして、図4(イ)に示すように、下扉43は、下端部の左右両側を、支軸58によって本体41に上下回動可能に取付け支持している。又、上扉44には、左右の両側面部の外側に、ガイド部としての溝59を形成している。この溝59は、詳細には、扉42の閉鎖状態で、上扉44の左右両側面部の前側を上部から下部へ垂直状に延び、そして、下端側59aにおいては前側から後下がりに傾斜して延びる形態に形成しており、その傾斜角度θ1は垂直線に対して60度以下、特には40度としている。
又、溝59の下端側59aの延びの関係上、上扉44の左右両側面部の下端側は、下扉43よりも本体41側に突出する突出部60(図4(ロ)、(ハ)参照)としている。すなわち、上扉44は、溝59の下端側59aを突出部60に有している。
これに対して、下扉43には、左右両側壁の上部の外側に耳のような張出部61を係合部材として形成し、これにより上扉44を挟むようにしている。又、この張出部61の後部内側には、係合部として突起62を図6に示すように形成しており、この突起62を、上述の溝59に嵌入させて係合させ、溝59がこの突起62を沿わせて移動するスライド構造にて、下扉43に上扉44をスライド可能に結合している。又、溝59はその下端59bを図3に示すように開放させており、それによって、上扉44を下扉43に対し着脱可能としている。
なお、この場合、図6に示すように、張出部61は下扉43と一体であるが、別体としてねじ等により取付けるようにしても良い。又、上扉44の左右両側外面と下扉43の左右両側外面とはほゞ面一で、それらより張出部61のみが外側に突出している。更に、突起62は、先端に小突起62aを有していて、それを溝59の奥面に当接させることにより、上扉44の外側面と張出部61の内面とのとの間に隙間Gが保たれ、上扉44の外側面を張出部61の内面で摺って傷付けることのないようにしている。
そして、上扉44の内面の周縁部には、2条の防水用のリブ63,64を形成しており、下扉43の内面の周縁部にも、同じく2条の防水用のリブ65,66を形成している。このうち、上扉44のリブ63,64は、上扉44の内面の左右の両側縁部と上縁部とに存し(図3参照)、下扉43のリブ65,66は、下扉43の内面の左右の両側縁部と下縁部とに存している。
これらに対して、本体41には、図1に示すように、開口部48の左右、上下の全周縁部に、同じく2条の防水用のリブ67,68を形成しており、このリブ67,68間の溝部69には、奥部にゴムなど弾性材から成るシール部材70を配設していて、これに、上記上扉44のリブ64並びに下扉43のリブ66(図1では下扉43のリブ66のみ図示)がそれぞれ先端部を圧接させることにより、扉42閉鎖状態での本体41と扉42との間の密封(開口部48の密封)をするようにしている。
ここで又、本体41のリブ67は、上扉44のリブ63,64間と下扉43のリブ65,66間(これも図1では下扉43のリブ65,66間のみ図示)とに奥深く入り込むことによって、閉鎖状態の扉42(上扉44及び下扉43)に入り込むようになっており、特には、上扉44及び下扉43の各主(周囲部を除く)内面(図1では下扉43の主内面43aのみ図示)より寸法Aだけ主(これも周囲部を除く)表面(図1では下扉43の主表面43bのみ図示)側に入り込むようになっている。
なお、前記シール部材70に先端部を圧接させた上扉44のリブ64並びに下扉43のリブ66は、溝部69内に入って本体41のリブ67,68と内外に重なり合い、更に、その内方で、上扉44のリブ63並びに下扉43のリブ65(これも図1では下扉43のリブ65のみ図示)が本体41のリブ67と重なり合って、扉42閉鎖状態での本体41と扉42との間の防水効果を高めるようにしている。
又、この場合、図6に示すように、上扉44のリブ63,64は、その高さを上扉44の厚さT44とほゞ同等としており、下扉43のリブ65,66も、その高さを下扉43の厚さT43とほゞ同等としている。
又、この場合、図6に示すように、上扉44のリブ63,64は、その高さを上扉44の厚さT44とほゞ同等としており、下扉43のリブ65,66も、その高さを下扉43の厚さT43とほゞ同等としている。
更に、図7に示すように、下扉43のリブ65,66の上端部分には、上扉44のリブ63,64の下端部分が内側(洗浄室47側)で重なり合い、洗浄室47での食器洗浄中におけるそれら上扉44及び下扉43の内面を伝って流下する水Wが漏れることのないようにしている。
図8は、下扉43と上扉44との分割面71(下扉43の上端面、上扉44の下端面)を詳細に表しており、この分割面71も後下がりに傾斜させており、その傾斜は前記上扉44における溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿い、もしくはその傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしている。
図8には又、上扉44と下扉43との間のシール構造を示しており、上扉44の下端部の後側には、ひれ部72aを有するゴムなど弾性材から成るシール部材72を、上扉44の表面部材44aと内側部材44bとで挟着している。加えて、上扉44の下端部の前側には、凸部73を被係合部として形成し、シール部材72よりも後側に、下方へ延びる防水壁74を延設している。
これらに対して、下扉43の上端部には、前から順に、係合部である凹部75と、シール接触面76、及び段部77を形成しており、扉42の閉鎖状態で、凹部75には上記上扉44の凸部73が係合し、シール接触面76にはシール部材72のひれ部72aが圧接し、段部77には防水壁74が合致して、この防水壁74が下扉43と上扉44のシール部分を洗浄室47の内側から覆い、これらによって、上扉44と下扉43との間の密封をするようにしている。
しかして、上記凹部75と凸部73は傾斜しており、その傾斜は前記下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としている。
なお、図9は、扉42(上扉44と下扉43)が閉鎖する直前の状態を示しており、後述で明らかとなるように、上扉44が矢印方向に進んで上述の密封状態となる。
なお、図9は、扉42(上扉44と下扉43)が閉鎖する直前の状態を示しており、後述で明らかとなるように、上扉44が矢印方向に進んで上述の密封状態となる。
図4に示した上扉44の前記突出部60の後下方には、支持部材78を着脱可能な取付部材としての図3に示すねじ79によって取付けており、この支持部材78には、内側に図10に示す突起80を係合部として設け、この突起80を、本体41(内箱46の外側面部)に上下に延びるように形成したガイド部である溝81に係合させ、ひいては支持部材78を本体41に上下移動可能に連結している。
又、支持部材78には、連結部材82の一端部を上記突起80の外側で連結ピン83によって上下回動可能に連結しており、連結部材82の他端部は、図4(イ)に示すように、下扉43の下部の後側に延設した連結部84の基部に連結ピン85によって上下回動可能に連結している。
連結部84の先端部と本体41との間には、引張コイルスプリング86を張架しており、他方、支持部材78の先端部と本体41との間にはダンパ87を架設し、更に、そのダンパ87の固定側(本体41側)と可動側(支持部材78側)との間には、引張コイルスプリング88を張架している。
上記引張コイルスプリング86,88は、下扉43と上扉44とに閉鎖方向のモーメントを付与するもので、扉閉鎖付勢手段であり、その付勢力よりも、上扉44と下扉43のそれぞれ自重による開放方向のモーメントが勝るようにしている。
上記引張コイルスプリング86,88は、下扉43と上扉44とに閉鎖方向のモーメントを付与するもので、扉閉鎖付勢手段であり、その付勢力よりも、上扉44と下扉43のそれぞれ自重による開放方向のモーメントが勝るようにしている。
そのほか、上扉44の左右両側には、ラッチ89を設けており、このラッチ89は、図11及び図12に詳細に示すように、本体41に形成した孔90を通ってその下側に係合するもので、すなわち、本体41の孔90の下側がラッチ89が係合する係止部91となっている。又、その本体41の孔90は、本体41の前記防水用のリブ67,68、特には外側のリブ68より更に外側で、且つ、該防水用リブ67,68の先端より本体41の奥側(後側)に位置する部位に形成している。
更に、ラッチ89は、上扉44に内設した連軸92の両端に設けており、その連軸92を前記押釦53が押圧操作されることで回転させるようにし、それによって、上記係止部91に対するラッチ89の係合が解除されるようにしている。
更に、ラッチ89は、上扉44に内設した連軸92の両端に設けており、その連軸92を前記押釦53が押圧操作されることで回転させるようにし、それによって、上記係止部91に対するラッチ89の係合が解除されるようにしている。
加えて、本体41の係止部91後方の位置には、レバー93を図4(イ)、(ロ)に示す支軸94によって枢支し、更にその後方にスイッチ95を配設していて、係止部91に係合するラッチ89により、レバー93が前側の一端部を押し下げられて、下側の他端部によりスイッチ95を操作し、それによって、食器洗浄機の運転が実行できるようにしている。従って、それらレバー93、スイッチ95は、上扉44の開閉、ひいては扉42の開閉に応動するドアスイッチとして機能し、更には扉開閉検知手段として機能するようになっている。
又、本体41には、前部の中間部に前方に開放する凹部96を形成しており、この凹部96に前記上扉44の突出部60が嵌入するようにしている。従って、凹部96は上扉44の一部が嵌入する嵌入部であり、その嵌入がしやすいように、凹部96は前部が上下に広く後方に向かって先細状となるように形成している。なお、それらに合わせて、張出部61も、同形状に形成している。
更に、本体41には、前記上扉44の支持部材78が通るスリット97を形成しており、このスリット97を、上扉44(扉42)の開放状態では、図4(ハ)及び図3に示すように、支持部材78が閉塞するようにしている。
このほか、図5(ロ)には、洗浄室47内における下食器かごガイド98及び上食器かごガイド99を示している。又、図3には、下食器かご49の引出し案内用に、上扉44の内面の左右両側縁部に形成した案内部100を示している。
このほか、図5(ロ)には、洗浄室47内における下食器かごガイド98及び上食器かごガイド99を示している。又、図3には、下食器かご49の引出し案内用に、上扉44の内面の左右両側縁部に形成した案内部100を示している。
さて、上記構成のものの場合、扉42(下扉43及び上扉44)が図4(イ)に示す閉鎖状態にあるとして、この状態から、使用者が押釦53を押圧操作すると、ラッチ89が本体41の係止部91との係合を解除されると共に、ラッチ89によるレバー93の前側の一端部の押し下げが解除されて、該レバー93の下側の他端部によるスイッチ95の操作が解除されるので、食器洗浄機の運転が実行できない状態となる。
又、それと同時に、本体41のシール部材70の反発力と、上扉44及び下扉43の自重による開放方向のモーメントとにより、上扉44が、溝59を下扉43の張出部61が有した突起62に沿わせて下方へ移動させることにより、下扉43に対して下方へスライドする。このとき、溝59の下端側59aが後下がりに傾斜していることで、上扉44のスライド、特には上扉44が下扉43と面一となった状況から下扉43に重なるときのスライドは円滑に行われる。
又、それには、下扉43と上扉44の分割面71の傾斜を溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿わせたことや、分割面71の傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしたこと、並びに溝59の下端側59aの傾斜角度θ1を垂直線に対して60度以下としたこと、そして、下扉43の凹部75と上扉44の凸部73の傾斜を下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としたことも有効で、それらにより、上扉44のスライドは円滑に行われる。
そして、それと共に、図4(ロ)に示すように、下扉43が支軸58を中心に前下方へ回動し、最終的に、図4(ハ)に示すように、上扉44及び下扉43がともに伏せた水平状態となって内面部を上に向け、下扉43の上に上扉44が重ね置かれて開口部48を開放した状態となる。
又、このときの上扉44及び下扉43の開放は、それら上扉44及び下扉43の自重が引張コイルスプリング86,88の付勢力に抗することで、最初はゆっくりであるが、徐々に加速度を増して速くなろうとする。それに、ダンパ87が対抗機能し、よって、上扉44及び下扉43の開放は最初から全開位置までの全部を通じてゆっくり行われる。
又、このときの上扉44及び下扉43の開放は、それら上扉44及び下扉43の自重が引張コイルスプリング86,88の付勢力に抗することで、最初はゆっくりであるが、徐々に加速度を増して速くなろうとする。それに、ダンパ87が対抗機能し、よって、上扉44及び下扉43の開放は最初から全開位置までの全部を通じてゆっくり行われる。
又、上扉44の支持部材78の突起80は、途中まで溝81の最上部の位置にあって上扉44の回動支点として機能し、最終的には溝81の最下部まで下降する。
なお、図5(イ)には、開放した上扉44の上に引出した下食器かご49を表しており、図5(ロ)には、同じく引出した上食器かご50を表している。又、それらの図5(イ),(ロ)及び図4(ハ)に示すように、扉42を開放した状態では、上扉44の前端部と下扉43の前端部の上下間に側面形がほゞ三角形の隙間101が形成される。
なお、図5(イ)には、開放した上扉44の上に引出した下食器かご49を表しており、図5(ロ)には、同じく引出した上食器かご50を表している。又、それらの図5(イ),(ロ)及び図4(ハ)に示すように、扉42を開放した状態では、上扉44の前端部と下扉43の前端部の上下間に側面形がほゞ三角形の隙間101が形成される。
そして、上述のように開放した扉42を閉鎖させるには、手を隙間101に入れて上扉44の手懸部54に懸け、上扉44を引き上げる。すると、上述とは逆に、下扉43が支軸58を中心に後上方へ回動し、それに伴い、上扉44が溝59を下扉43の張出部61が有した突起62に沿わせて上方へ移動させることにより、下扉43に対して上方へスライドし、最終的に、図4(イ)に示したように、上扉44及び下扉43がともに垂直状態となって内面部を後方に向け、下扉43の上に上扉44が連なって開口部48を閉鎖した状態となる。
又、このときにも、溝59の下端側59aが後下がりに傾斜していることや、下扉43と上扉44の分割面71の傾斜を溝59の下端側59aの傾斜にほゞ沿わせたこと、分割面71の傾斜角度θ2を溝59の下端側59aの傾斜角度θ1より小さくしたこと、溝59の下端側59aの傾斜角度θ1を垂直線に対して60度以下としたこと、並びに下扉43の凹部75と上扉44の凸部73の傾斜を下扉43と上扉44との分割面71の傾斜と同方向としたことで、上扉44のスライド、特には下扉43の上に上扉44が連なって面一となるときのスライドは、やはり円滑に行われる。
更に、この間、引張コイルスプリング86,88やダンパ87及び上扉44の支持部材78の突起80は、図4(ハ)から(ロ),(イ)に示すように(開放時とは逆)変化する。更に、ラッチ89が係止部91に係合し、扉42を閉鎖状態にロックすると共に、レバー93がラッチ89により前側の一端部を押し下げられて、下側の他端部によりスイッチ95を操作し、食器洗浄機の運転が実行できるようになる。
このように本構成のものでは、扉42は、開放時に、本体41の開口部48の下方側に伏せて重ね置かれる下扉43と上扉44、すなわち、複数の単位扉から成るものであり、それによって、上方に棚や他の設置物がある場所でも、それらに扉42が当たるようなことがなく、問題なく設置できる。又、この場合、設置箇所の上方に余分なスペースを確保する必要がなく、その分、本体41の高さを大きくすることができるので、食器51の収容量を増すことができ、あるいは大きな食器51の収容、洗浄に有利なようにできる。
更に、開放時、上記複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉42は、食器51の出し入れの邪魔になることもなく、食器51の出し入れをしやすくできる。
更に、開放時、上記複数の単位扉が伏せて重ね置かれる扉42は、食器51の出し入れの邪魔になることもなく、食器51の出し入れをしやすくできる。
そして、本体41の開口部48の周縁部に延設した防水用のリブ67,68は、閉鎖状態の扉42に入り込み、その状態で、本体41と扉42との間をシール部材70でシールするものであるから、その分、扉42には防水用のリブ63〜66を小さく設けるに留め得、もしくはそれを設けないでも、充分な防水性能が得られる。かくして、複数の単位扉の厚さ寸法を小さくでき、それら複数の単位扉が重なり合う厚さ寸法も小さくできるので、扉42の上に引出される食器かご(下食器かご49)の位置を低くできて、該食器かごの出し入れ性や、食器かごに対する食器51の出し入れ性を良くすることができる。
加えて、上述の、扉42の厚さ寸法を小さくできることで、扉42閉鎖状態での全体の奥行寸法を小さくすることもできる。
加えて、上述の、扉42の厚さ寸法を小さくできることで、扉42閉鎖状態での全体の奥行寸法を小さくすることもできる。
又、本構成のものでは、扉42も、防水用のリブ63〜66を、扉42の外周部の厚さとほゞ同等の高さで有しており、それによって、扉42の厚さを、防水用のリブ63〜66を含めても、外周部の厚さの範囲に留めつつ、すなわち、上述の、扉42の開放状態並びに閉鎖状態での厚さ寸法を小さくできる点を失わずに、防水用のリブ63〜66を極力高く確保でき、もって、防水性能をより高く得ることができる。
図13は、参考に、従来のものの上扉(下扉)201のリブ202,203の高さを示しており、このリブ202,203は、上扉201の厚さXより寸法Yだけ突出しており、総じて上扉201の厚さはX+Y=Zとなっていた。このため、上扉201と下扉(図示せず)とが開放状態で上下に重なったときの厚さ寸法(図25に示したT0)は、本実施例構造のものより大きくなり、その分、上扉201の上に引出される下食器かごの洗浄室内並びに洗浄室外における位置も高くなって、下食器かごの出し入れ、並びに引出した該下食器かごに対する食器の出し入れが本実施例構造のものほど容易にできるものではなかった。
加えて、本構成のものの場合、扉42が有するラッチ89を扉42の閉鎖時に係止する孔90を、本体41の防水用のリブ67,68より外側で、且つ、該防水用リブ67,68の先端より本体41の奥側に位置する部位に有しており、それによって、万一、長期の使用によりシール部材70が劣化して本体41と扉42との間から水が漏れたとしても、孔90から本体41内に水が浸入することのないようにできる。又、それにより、特に本構成のものでは、孔90の後方(本体41内)に存するにスイッチ95に水が掛かることのないようにできて、絶縁不良など来たすことのないようにできる。
そして、扉42の閉鎖時には、下扉43の上端部に設けた係合部である凹部75に、上扉44の下端部に設けた被係合部である凸部73が係合すると共に、下扉43と上扉44との間をシール部材72でシールするようにしており、その凹部75と凸部73との係合によって、下扉43と上扉44とが堅固に結合され、それにより、下扉43と上扉44との間でのシール部材72の圧接量が安定し、洗浄時の洗浄室47からの水漏れを防止するシール性能を高く得ることができる。
又、下扉43と上扉44との分割面71を後下がりに傾斜させ、その傾斜と同方向に、上記凹部75と凸部73とを傾斜させて設けており、それによって、それら凹部75と凸部73との係合、離脱を円滑に行わしめ得、ひいては扉42の開閉動作を円滑に行わしめることができる。
更に、上扉44には防水壁74を延設し、この防水壁74で下扉43と上扉44のシール部分を洗浄室47内側から覆っており、それによって、シール部材72及び防水壁74の2段構造で防水ができるので、洗浄室47内からの水漏れをより確実に防止することができる。
更に、上扉44には防水壁74を延設し、この防水壁74で下扉43と上扉44のシール部分を洗浄室47内側から覆っており、それによって、シール部材72及び防水壁74の2段構造で防水ができるので、洗浄室47内からの水漏れをより確実に防止することができる。
以上に対して、図14ないし図21は本発明の第2ないし第5実施例(第2ないし第5の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一又は同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図14に示す第2実施例においては、下扉43(上扉44)に、前述のごとく、防水用のリブ65,66(63,64)を設けずに、溝111を形成し、その奥部にゴムなど弾性材から成るシール部材112を配設している。又、それに対し、本体41の開口部48の全周縁部には1条の防水用のリブ113を形成し、扉42の閉鎖状態で、該リブ113に溝111を被合することにより、該リブ113が扉42(下扉43、上扉44)に入り込むようにし、シール部材112をリブ113の先端部に圧接させている。
このようにしても、前述のごとく充分な防水性能を得ることができる。
図14に示す第2実施例においては、下扉43(上扉44)に、前述のごとく、防水用のリブ65,66(63,64)を設けずに、溝111を形成し、その奥部にゴムなど弾性材から成るシール部材112を配設している。又、それに対し、本体41の開口部48の全周縁部には1条の防水用のリブ113を形成し、扉42の閉鎖状態で、該リブ113に溝111を被合することにより、該リブ113が扉42(下扉43、上扉44)に入り込むようにし、シール部材112をリブ113の先端部に圧接させている。
このようにしても、前述のごとく充分な防水性能を得ることができる。
[第3実施例]
図15に示す第3実施例においては、上扉44の溝59を、内側部材44bの延長部分121に形成し、更に、その縁部59cを外側方へ突出させて形成していて、それに前述の張出部61に代わる張出部122が有する突起62の近傍部分を当接させることにより、上扉44の外側面と張出部122の内面との間に隙間Gが保たれ、上扉44の外側面を張出部122の内面で摺って傷付けることのないようにしている。
図15に示す第3実施例においては、上扉44の溝59を、内側部材44bの延長部分121に形成し、更に、その縁部59cを外側方へ突出させて形成していて、それに前述の張出部61に代わる張出部122が有する突起62の近傍部分を当接させることにより、上扉44の外側面と張出部122の内面との間に隙間Gが保たれ、上扉44の外側面を張出部122の内面で摺って傷付けることのないようにしている。
又、この場合、張出部122は下扉43にねじ123によって取付ける別部品とし、その外面には化粧部材124を装着して、外観の品位を高めるようにしている。更に、下扉43の側面部及び上扉44の側面部も、別体の飾り部材125,126で構成することによって、同じく外観の品位を高めるようにしている。
[第4実施例]
図16ないし図18に示す第4実施例においては、まず、上扉44の前面部に、排気口131と取手132とを上下に分けて設けている。
又、本体41の凹部(嵌入部)133を、前述の凹部96に代えて、半円形に形成しており、上扉44の突出部134と張出部135も、それぞれ前述の突出部60及び張出部61に代えて、半円形に形成している。
図16ないし図18に示す第4実施例においては、まず、上扉44の前面部に、排気口131と取手132とを上下に分けて設けている。
又、本体41の凹部(嵌入部)133を、前述の凹部96に代えて、半円形に形成しており、上扉44の突出部134と張出部135も、それぞれ前述の突出部60及び張出部61に代えて、半円形に形成している。
更に、下食器かご49には、円筒状の例えばプラスチックから成るすべり部材136を装着しており、これを上扉44の裏面部に形成したかごガイド137が下食器かご49の引出し時に案内するようにしている。
加えて、上扉44には、上記突出部134から連結部138を延設し、この連結部138に連結部材139の一端部を連結ピン140によって上下回動可能に連結し、連結部材139の他端部は、本体41に支軸141によって上下回動可能に支持させている。そして、本体41と連結部材139の中間部との間に、引張コイルスプリング88を張架している。
このようにしても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
加えて、上扉44には、上記突出部134から連結部138を延設し、この連結部138に連結部材139の一端部を連結ピン140によって上下回動可能に連結し、連結部材139の他端部は、本体41に支軸141によって上下回動可能に支持させている。そして、本体41と連結部材139の中間部との間に、引張コイルスプリング88を張架している。
このようにしても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
[第5実施例]
図19ないし図21に示す第5実施例においては、上扉44の防水壁74の左右の両側端部74aを、それらの間の中間部74bより長く延設しており、又、その両側端部74aの延設部分には、扉42の開放時に下食器かご49を案内する前記案内部100を延長させて設けている。
図19ないし図21に示す第5実施例においては、上扉44の防水壁74の左右の両側端部74aを、それらの間の中間部74bより長く延設しており、又、その両側端部74aの延設部分には、扉42の開放時に下食器かご49を案内する前記案内部100を延長させて設けている。
このようにすることにより、下扉43と上扉44との分割面71からの水漏れをより確実に防止することができる。これを詳述するに、図20は、洗浄室47における洗浄水の動きを矢印で示しており、洗浄室47の内底部に配設した2つの噴水体151の噴水口151aから噴出した水は、噴水体151を回転させつつ上方へ飛散されると共に、矢印で示したように放射される。この結果、水は洗浄室47の図示した四隅部に最も多く集まり、この四隅部の水圧が高まる。扉42の下扉43と上扉44との分割面71は、その左右の両端部が上記洗浄室47の四隅部に近く位置しており、上述の噴射水が強く当たる。
それに対して、上述のように上扉44の防水壁74の左右の両側端部74aを中間部74bより長く延設したものでは、その防水壁74の両側端部74aの延設部分によって、扉42の下扉43と上扉44との分割面71の左右の両端部、すなわち、上述の噴射水が強く当たる部分を、重なり代多く覆うものであり、これによって、下扉43と上扉44との分割面71からの水漏れをより確実に防止することができるのである。
そして、防水壁74の両側端部74aの延設部分に、扉42の開放時に下食器かご49を案内する案内部100を延長させて設けたことによっては、洗浄室47内の下食器かごガイド98に案内部100を近接させることができるので、その間隙g(図21参照)を小さくできて、下食器かご49の出し入れをより円滑に行わしめることができる。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に扉は2枚より多くの単位扉から成るものであっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、41は本体、42は扉、43は下扉(下側の単位扉)、44は上扉(上側の単位扉)、47は洗浄室、48は開口部、49は下食器かご(食器かご)、63〜66は扉の防水用のリブ、67,68は本体の防水用のリブ、70はシール部材、71は扉の分割面、72はシール部材、73は凸部(被係合部)、74は防水壁、74aは防水壁の両側端部、74bは防水壁の中間部、75は凹部(係合部)、89はラッチ、90は孔、100は案内部を示す。
Claims (8)
- 内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、
この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、
その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものとすると共に、
前記本体の開口部の周縁部に防水用のリブを、閉鎖状態の前記扉に入り込むように延設し、
前記本体と扉との間をシール部材でシールするようにしたことを特徴とする食器洗浄機。 - 扉が防水用のリブを、扉の外周部の厚さとほゞ同等の高さで有することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
- 扉が有するラッチを扉閉鎖時に係止する孔を、本体の防水用のリブより外側で、且つ、該防水用リブの先端より本体の奥側に位置する部位に有することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
- 内部で食器を洗浄する洗浄室を有すると共に、その洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を前面側に有する本体と、
この本体に前記開口部を開閉するように設けられた扉とを具備し、
その扉が、開放時に、前記開口部の下方側に伏せて重ね置かれる複数の単位扉から成るものとすると共に、
その扉の閉鎖時に、下側の単位扉の上端部に設けた係合部に、上側の単位扉の下端部に設けた被係合部が係合すると共に、下側の単位扉と上側の単位扉との間をシール部材でシールするようにしたことを特徴とする食器洗浄機。 - 下側の単位扉と上側の単位扉との分割面を後下がりに傾斜させ、その傾斜と同方向に、下側の単位扉の係合部と上側の単位扉の被係合部とを傾斜させて設けたことを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。
- 上側の単位扉に防水壁を延設し、この防水壁で下側の単位扉と上側の単位扉のシール部分を洗浄室内側から覆ったことを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。
- 防水壁が、両側端部を中間部より長く延設されていることを特徴とする請求項6記載の食器洗浄機。
- 防水壁の両側端部延設部分に、扉の開放時に食器かごを案内する案内部を延長させて設けたことを特徴とする請求項7記載の食器洗浄機。
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2005
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