JP3988742B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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    • E05F17/00Special devices for shifting a plurality of wings operated simultaneously
    • E05F2017/008Special devices for shifting a plurality of wings operated simultaneously for swinging wings

Description

本発明は、食器等を洗浄する食器洗い機に関するもので、特に扉体の開閉機構に関するものである。
従来のこの種の食器洗い機について、図5を用いて説明する。
図において、食器洗い機は、食器等の被洗浄物を洗浄槽1に収納し、洗浄槽1に設けた前面開口部2を上扉体3、下扉体4により閉塞してから、洗浄ポンプ(図示せず)を運転し、洗浄水を噴射することにより、被洗浄物の洗浄およびすすぎ工程を行うようになっていた。前面開口部2を開閉する扉体の開閉形態については、種々のものが存在するが、本従来例の食器洗い機は、扉体を2個に分割することで、扉体の開閉に必要な空間(扉体が移動する空間)を小さくし、狭い場所にも食器洗い機が設置できるように、設置性の向上を図ったものである。
2個の扉体のうち下扉体4は、回転支点5で前面開口部2の前下方に回動する。一方、上扉体3は回転支点6で回転支持され、本体の上方空間に開成することで、上扉体3の開閉に必要な高さを小さく抑え、高さの小さい場所にでも、設置できるようにすると同時に、開成時に、上扉体3の前面開口部2より前方への突出長さをできるだけ小さくし、被洗浄物の出し入れ等に支障がないようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−272660号公報
しかしながら、従来の食器洗い機の上扉体3の開閉構成では、本体や扉体の形状が同一とすれば、上扉体3の開閉に必要な高さと開成状態での前方への突出長さは、相反する関係にあり、開閉高さを低くすれば前方への突出長さが長くなり、逆に前方への突出長さを短くすれば、開閉高さが高くなるという課題を有していた。
特に、扉体の長さが大きくなった場合には、開閉高さを同一とした場合でも、使用に支障が出るほど、扉体が前方に突出する状態になってしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、扉体の大きさが従来と略同一とした場合、開成状態で、扉体の開閉に要する高さが従来と同一の場合は、その扉体の前方への突出長さを短くでき、また、扉体の前方への突出長さが従来と同一の場合は、その扉体の開閉に要する高さが低くできる設置性に優れた食器洗い機を提供する事を目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、本体と、前面開口部を有し前記本体内に設けた洗浄槽と、スライド溝部を有し前記前面開口部を開閉自在に覆う扉体と、一端が前記本体に回動自在に支持され他端が前記スライド溝部を摺動自在に支持すると共に前記扉体を前記本体の上方空間へ移動可能に支持するスライド支持部と、前記扉体を所定軌跡で開閉移動させる動作規制手段と、前記動作規制手段が前記本体から外部に出入りする動作規制部収納口とを備え、前記動作規制手段を互いの一端同士を回動自在に連結した第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成し、前記第1の動作規制部の他端を前記本体に回動自在に支持するとともに、前記第2の動作規制部の他端を前記扉体に連結したもので、扉体は、単純な回転動作で開閉するのではなく、スライド支持部材と動作規制部によって回転とスライドが組み合わさった動作で開閉するため、扉体の大きさが従来と略同一とした場合、開成状態で、扉体の開閉に要する高さが従来と同一の場合は、その扉体の前方への突出長さを短くでき、また、扉体の前方への突出長さが従来と同一の場合は、その扉体の開閉に要する高さが低く、本体の設置性を向上させたり、開口部から扉体を邪魔にならない位置まで大きく開放することが可能となり、被洗浄物の出し入れなどの使い勝手を向上させたりすることができる。また、動作規制部を第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成することで、動作規制部を1部品で構成した場合と比較して、動作規制部が本体から外部に出入りする動作規制部収納口を小さくすることができ、食器洗い機前面の門型構造の強度を向上させることが可能となる。
本発明の食器洗い機は、扉体の開閉に必要な空間や高さを小さくすることができ、本体の設置性を向上させたり、開口部から扉体を邪魔にならない位置まで大きく開放することが可能となり、被洗浄物の出し入れなどの使い勝手を向上させたりすることができる。また、動作規制部を第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成することで、動作規制部収納口が小さくなり、食器洗い機前面の門型構造の強度を向上させることができるので、食器洗い機の筐体が変形し難くなり、安定した扉体の開閉動作を実現できる。
第1の発明は、本体と、前面開口部を有し前記本体内に設けた洗浄槽と、スライド溝部を有し前記前面開口部を開閉自在に覆う扉体と、一端が前記本体に回動自在に支持され他端が前記スライド溝部を摺動自在に支持すると共に前記扉体を前記本体の上方空間へ移動可能に支持するスライド支持部と、前記扉体を所定軌跡で開閉移動させる動作規制手段と、前記動作規制手段が前記本体から外部に出入りする動作規制部収納口とを備え、前記動作規制手段を互いの一端同士を回動自在に連結した第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成し、前記第1の動作規制部の他端を前記本体に回動自在に支持するとともに、前記第2の動作規制部の他端を前記扉体に連結したもので、扉体は、単純な回転動作で開閉するのではなく、スライド支持部材と動作規制部によって回転とスライドが組み合わさった動作で開閉するため、扉体の大きさが従来と略同一とした場合、開成状態で、扉体の開閉に要する高さが従来と同一の場合は、その扉体の前方への突出長さを短くでき、また、扉体の前方への突出長さが従来と同一の場合は、その扉体の開閉に要する高さが低くでき、本体の設置性を向上させたり、開口部から扉体を邪魔にならない位置まで大きく開放することが可能となり、被洗浄物の出し入れなどの使い勝手を向上させたりすることができる。また、動作規制部を第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成することで、動作規制部を1部品で構成した場合と比較して、動作規制部が本体から外部に出入りする動作規制部収納口を小さくすることができ、食器洗い機前面の門型構造の強度を向上させることが可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明の扉体を上扉体と下扉体とで構成し、スライド溝部を前記上扉体に設けるとともに、第2の動作規制部の他端を前記上扉体に連結したもので、扉体を上下2個に分割することにより、1個の扉体により前面開口部を開閉する場合と比べて、扉体の開閉に必要な空間を小さくでき、また、動作規制部が本体から外部に出入りする動作規制部収納口も小さくすることができるため、さらに設置性、筐体強度を向上させることができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の第1の動作規制部を、扉体開成状態で第2の動作規制部との連結部と本体との支持部を両端として下方向に突出する略V字形状としたもので、動作規制部が本体から外部に出入りする動作規制部収納口を最小限に留めることが可能となり、食器洗い機前面の門型構造の強度低下を最小限に抑えられ、食器洗い機の筐体強度を飛躍的に向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明のスライド支持部は、スライド溝部が延びる方向に所定長さで摺動自在に前記スライド溝部を支持するスライド係合部を備え、扉体閉成時の前記スライド係合部と前記スライド溝部との隙間を、扉体開放途中及び扉体開成時のそれらの隙間より小さく設定したもので、閉成時の扉体と前面開口部の位置が規制されるため、シール性を確保することができ、また、扉体開放途中及び開成時はスライド係合部とスライド溝部に隙間が確保されているので、各構成部品に寸法的にばらつきがあってもスライド係合部とスライド溝部がロックすることなくスムーズな扉体の開閉動作が行なわれる。
第5の発明は、特に、第4の発明のスライド係合部に回動自在なローラー部を設けたもので、スライド係合部とスライド溝部の摺動抵抗をさらに軽減することができ、扉体の開閉動作をさらにスムーズにすることができる。
第6の発明は、特に、第2〜5のいずれか1つの発明の下扉体を洗浄槽下部で回動自在に支持する下支持部と、一端が第1の動作規制部に、他端が前記下支持部にそれぞれ回動自在に連結された連動部を備えて、上扉体と前記下扉体の開閉動作を連動させたもので、一方の扉体を開閉することで、他方の扉体も連動して開閉されるので使い勝手が大いに向上する。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の扉体が自動的に閉成状態から開成状態まで開放する自動解放機構を有するもので、扉体が自動的に開放することで使い勝手がさらに向上する。
第8の発明は、特に、第6又は第7の発明の連動部と下支持部との連結部を中心として、前記下支持部の回動中心部と、前記連動部と第1の動作規制部との連結部とでなされる角度、前記第1の動作規制部と前記連動部との連結部を中心として、前記第1の規制部と本体との連結部と、前記連動部と前記下支持部との連結部とでなされる角度、及び前記第1の動作規制部と第2の動作規制部の連結部を中心として、前記第1の動作規制部と前記本体の連結部と、前記第2の動作規制部と上扉体との連結部とでなされる角度のそれぞれを0度以上180度以下になるように設定したもので、各支点の位置が上死点、下死点を超えることがなく、各部のリンク機構が所定の軌跡で確実に動作するため、安定した信頼性の高い扉体の開閉動作を実現できる。
第9の発明は、特に、第6〜8のいずれか1つの発明の連動部の両端における連結部の少なくとも一方に所定の遊びを設けたもので、扉体閉塞時に上扉体、下扉体が閉成状態となる順序を規定することができ、また、リンク構成部品の加工誤差、組立て誤差を吸収できるため、両扉体の連動不良をなくすことができる。
第10の発明は、特に、第9の発明の第1の動作規制部を上扉体が閉塞する方向に弾性的に付勢したもので、閉塞時にシール部材と上扉体の抵抗等があっても、上扉体を確実に先に閉成状態とすることが可能となり、扉体の開閉動作の信頼性が向上する。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか1つの発明の第1の動作規制部に、扉体開成状態で動作規制部収納口の幅方向と当接する第1のリブを設けたもので、扉体開成状態で扉体のガタツキを抑えることが可能となり、製品の品位が向上する。さらに、扉体閉成状態、及び扉体開放途中では動作規制部と動作規制部収納口との間に隙間があるため、スムーズな扉体開閉動作が実現できる。
第12の発明は、特に、第1〜11のいずれか1つの発明の食器洗い機本体上面に、扉体開成状態で扉体の幅方向への移動を規制する第2のリブを設けたもので、扉体開成状態で扉体のガタツキを抑えることが可能となり、製品の品位が向上する。さらに、扉体閉成状態、及び扉体開放途中では扉体が本体上面の第2のリブにより規制を受けることがないため、スムーズな扉体開閉動作が実現できる。
第13の発明は、特に、第6〜12のいずれか1つの発明の連動部の、扉体開放途中または扉体開成時に本体外部へ露出する露出部に、保護部材を設けたもので、可動する連動部の露出部に保護部材を設けることで安全性が向上する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側壁部断面図、図2は、同食器洗い機の斜視図、図3は、同食器洗い機の第2の連結点の動作説明図、図4は、同食器洗い機のスライド溝部の部分拡大図である。
食器洗い機本体7(以下、「本体7」という)の内部に洗浄槽8が設けられており、この洗浄槽8の前面開口部9を、扉体である上扉体10と下扉体11により開閉するようになっている。洗浄槽8内部には被洗浄物をセットする食器かご(図示せず)が収納されている。上扉体10をスライド自在に支持するスライド支持部12は、一端が洗浄槽8外壁上部に第1の回転支点13で回転自在に支持され、他端は上扉体10に設けたスライド溝部14を2点のスライド係合部15によりスライド自在に支持している。
スライド溝部14の溝幅は、上扉体10を閉成した状態でスライド係合部15が係合する近傍だけ他の範囲より狭くなっており、上扉体10を閉成した状態でのスライド溝部14とスライド係合部15の隙間は、加工誤差、組立て誤差を考慮した時に両部品が突っ張って、開閉動作がロックすることのない必要最小限の設定となっている。スライド溝部14の他の範囲は、スライド係合部15の摺動に影響がでないよう十分な幅が確保されている。またスライド係合部15には回転自在なローラー部16が設けられており、スライド係合部15のスライド溝部14内の摺動をスムーズにしている。
また、上扉体10を一意的な所定軌跡で開閉移動させるための動作規制手段として、互いの一端同士を第1の連結点17で回転自在に連結した第1の動作規制部18と第2の動作規制部19が設けられており、第1の動作規制部18の他端は洗浄槽8外壁に第2の回転支点20で回転自在に支持され、第2の動作規制部19の他端は上扉体10の下端に設けた固定点21に固定されている。
第1の動作規制部18、第2の動作規制部19が本体7前面の側部から外部に出入りする部分には動作規制部収納口22が設けられている。また、第1の動作規制部18は、扉体開成状態で、下方向に突出する略V字形状となっており、同じく扉体開成状態で動作規制収納口22と当接する第1のリブ23が設けられている。
下扉体11は、洗浄槽8の前面開口部9下端部近傍で、第3の回転支点24により回転自在に支持された下支持部25に固定されており、前面開口部9の前下方にその内面が上向き略水平となる位置まで開放する。下扉体11には押しボタンスイッチ26と、下扉体11を閉成状態に固定するロック手段27を設け、押しボタンスイッチ26と連動して、洗浄槽8外壁に設けた係止部28からロック手段27を解除できるようにしている。上扉体10および下扉体11と前面開口部9のシール、および上扉体10、下扉体11間のシールを行うために、前面開口部9と上扉体10には弾性体で形成されたシール部材29が設けられている。
また、連動部30の一端を第1の動作規制部18と第2の連結点31で回転自在に連結し、他端を下支持部25と第3の連結点32で回転自在に連結することで、上扉体10と下扉体11が連動して開閉する構成となっている。さらに連動部30に設けた第1の保持部33と洗浄槽8外壁に設けた第2の保持部34を第1のスプリング35(引張りコイルバネ)で連結し、上・下扉体10、11が開放する方向に弾性的に付勢するよう構成している。なお、連動部30の本体7外部に露出する部分には、保護部材36が設けられている。
図3に示すように、第2の連結点31は第1の動作規制部18に設けた回転軸37と連動部30に設けた上下方向の長穴38とで構成されており、回転軸37と長穴38は、上・下扉体10、11を閉塞していった時に、上扉体10が下扉体11より先に閉成状態となるような位置関係となっている。
さらに、一端を連動部30に他端を回転軸37に連結した第2のスプリング39(ねじりコイルバネ)により、上扉体10が閉塞する方向に第1の動作規制部18が付勢されている。
本体7上面には、上扉体10の開成状態で、上扉体10の幅方向への移動を規制する第2のリブ40が設けられており、洗浄槽8側壁には連動部30と当接して下扉体11の開成状態を維持するストッパー部41が設けられている。
リンクの各支点位置は、第1の連結点17を中心として、第2の回転支点20と固定点21とでなされる角度、第2の連結点31を中心として、第3の連結点32と第2の回転支点20とでなされる角度、第3の連結点32を中心として、第3の回転支点24と第2の連結点31とでなされる角度、の以上3つの角度が上・下扉体10、11の開閉動作において、0度以上180度以下となるよう設定されている。
以上のように構成された食器洗い機について、その動作、作用を説明する。
押しボタンスイッチ26を押すと、ロック手段27が解除され、第1のスプリング35による下扉体11の開放側へ付勢された連動部30により、上扉体10と下扉体11は連動して閉成状態から連動部30の当部30aがストッパー部41と当接する開成状態まで自動的に開放することができる。即ち、上記構成により、上扉体10と下扉体11を自動的に開閉する自動開閉機構が形成されている。
上・下扉体10、11の開放動作の詳細は以下の通りである。
下扉体11の開放動作は、洗浄槽8の下端を中心に前下方に回転し、その内面が上向き水平となる位置まで回転する。
上扉体10は、一端側が洗浄槽8外壁に回転支持され、他端側が上扉体10のスライド溝部14にスライド支持されているスライド支持部12により、回転とスライドが組み合わさった軌跡で移動する。これにより、図5の従来のように単純に支持部材により回転支持されている場合と比べて、移動軌跡の自由度が高くなっている。ただし、このスライド支持部12だけでは、上扉体10の回動軌跡は一意的に決まらず、自在に動作してしまい、本体上面等に衝突するなどの恐れがある。
そこで第1の動作規制部18と第2の動作規制部19により上扉体10の移動軌跡を一意的に規制している。これによって、上扉体10を本体7の外郭形状に沿うように本体7の上方空間に移動させることが可能となり、上扉体10の開閉に必要な設置高さを従来より低く抑えた設置性のよい食器洗い機を実現できる。また、完全に開成した状態で、上扉体10の前面開口部9より前方に出た突出長さも小さくできるため、洗浄槽8内が見やすく、食器等の出し入れにも邪魔にならない使い勝手のよい食器洗い機を実現できる。
また、リンクの各支点位置を、上死点、下死点とならないよう設定することで、上・下扉体10、11の開閉時のリンクの不可逆的な動作やロックを防止することが可能となり、安定した上・下扉体10、11の開閉動作を実現できる。
また、上・下扉体10、11の開成状態においては、本体上面に設けた第2のリブ40が上扉体10の幅方向への移動を規制し、動作規制部収納口22が第1の動作規制部18に設けられた第1のリブ23と当接することで、上扉体10が本体上面でぐらつくことがなく、製品の品位を損ねる事がない。
上・下扉体10、11を開放後、下扉体11に食器かごを引出し、被洗浄物をセットする。食器かごを下扉体11内面上に引出す構成をとっているので、被洗浄物から垂れた汁、水滴が機外へ流出するのを防止することができる。
続いて、食器かごを洗浄槽8内に収納し、下扉体11を閉塞する。上扉体10と下扉体11は連動部30により連動して開閉する構成となっているので、上扉体10も同時に閉塞される。この時、第2の連結点31が 回転軸37と長穴38とで構成されており、且つ第2のスプリング39により、第1の動作規制部18が上扉体10が閉塞する方向に付勢されているので、上扉体10が確実に先に閉成し、上扉体10に設けたシール部材29を下扉体11で確実に押さえつけることが可能となり、上扉体10、下扉体11間のシールを確実に行える。
さらに、スライド溝部14とスライド係合部15の隙間は、上扉体10の閉成時だけ狭く設定されているため、閉成時の上扉体10の位置の安定化による上扉体10と前面開口部9の確実なシールと、開閉途中でのスライド溝部14とスライド係合部15のスムーズな摺動による安定した扉体開閉動作を同時に実現できるようになっている。
また、スライド係合部15にローラー部16を設けることで、スライド溝部14とスライド係合部15の摺動抵抗はさらに低減でき、より安定した扉体開閉動作を実現できる。
本実施の形態における上扉体10の開閉の軌跡は、第2の動作規制部19を使用せず、第1の動作規制部18を上扉体10の固定点21に直接回転自在に支持しても実現可能であるが、この場合、動作規制収納口22が著しく大きくなってしまうので、本実施の形態では、第2の動作規制部19を設け、さらに第1の動作規制部18を扉体開成状態で、下方向に突出した略V字形状としていることで、動作規制部収納口22の開口面積を必要最小限に留めることが可能となり、食器洗い機前面の門型構造の強度低下を最小限に抑えることで、食器洗い機の筐体強度を動作規制手段を1部品で構成した場合と比較して、飛躍的に向上させることができ、リンクの各支点位置が変位し難くなり、安定した上・下扉体10、11の開閉動作、確実なシール性を実現することができる。
なお、上述した上・下扉体10、11の開閉リンク機構は、洗浄槽8、及び扉体の左右両側に設けられている。
なお、第1の動作規制手段18の第2の回転支点20の位置を本体7の前面上方に移動
し、且つ第2の連結点31と第2の回転支点20の支点間距離を長くして、第1の動作規制手段18の閉成状態〜開成状態間の回転角度を小さくすると(上扉体10と第2の動作規制手段19で成す角度が狭まる方向)、上扉体10の開成時の開閉に必要とする高さをより低くすることができる。
また、第2の回転支点20と第1の連結点17の支点間距離を長くし、 且つ、第1の連結点17と固定点21との間の支点間距離を長くすると(上扉体10と第2の動作規制手段19で成す角度が広がる方向)、上扉体10の開成時の本体7前方への突出代をより小さくすることができる。
このように、本実施の形態によれば、棚の下等に設置される食器洗い機あるいは、上方に棚などの障害物は無いが前方のスペースが限られている所に設置される食器洗い機など、設置場所に応じて、各リンク機構の支点間の距離や位置を変えて対応できるので、食器洗い機の販売機会を増やす事ができる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、扉体の開閉に必要な空間や高さが低く、本体の設置性に優れたものであり、物の出し入れ用の開閉扉を有する各種機器、装置に広く適用できるものである。
本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の側壁部断面図 同食器洗い機の斜視図 (a)同食器洗い機の扉体閉塞途中の第2の連結点の詳細図(b)同食器洗い機の扉体閉成状態の第2の連結点の詳細図 同食器洗い機のスライド溝部の部分拡大図 従来の食器洗い機の側壁部の主要断面図
符号の説明
7 食器洗い機本体(本体)
8 洗浄槽
9 前面開口部
10 上扉体(扉体)
11 下扉体
12 スライド支持部
14 スライド溝部
18 第1の動作規制部(動作規制手段)
19 第2の動作規制部(動作規制手段)
22 動作規制部収納口

Claims (13)

  1. 本体と、前面開口部を有し前記本体内に設けた洗浄槽と、スライド溝部を有し前記前面開口部を開閉自在に覆う扉体と、一端が前記本体に回動自在に支持され他端が前記スライド溝部を摺動自在に支持すると共に前記扉体を前記本体の上方空間へ移動可能に支持するスライド支持部と、前記扉体を所定軌跡で開閉移動させる動作規制手段と、前記動作規制手段が前記本体から外部に出入りする動作規制部収納口とを備え、前記動作規制手段を互いの一端同士を回動自在に連結した第1の動作規制部と第2の動作規制部とで構成し、前記第1の動作規制部の他端を前記本体に回動自在に支持するとともに、前記第2の動作規制部の他端を前記扉体に連結した食器洗い機。
  2. 扉体を上扉体と下扉体とで構成し、スライド溝部を前記上扉体に設けるとともに、第2の動作規制部の他端を前記上扉体に連結した請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 第1の動作規制部を、扉体開成状態で第2の動作規制部との連結部と本体との支持部を両端として下方向に突出する略V字形状とした請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. スライド支持部は、スライド溝部が延びる方向に所定長さで摺動自在に前記スライド溝部を支持するスライド係合部を備え、扉体閉成時の前記スライド係合部と前記スライド溝部との隙間を、扉体開放途中及び扉体開成時のそれらの隙間より小さく設定した請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  5. スライド係合部に回動自在なローラー部を設けた請求項4に記載の食器洗い機。
  6. 下扉体を洗浄槽下部で回動自在に支持する下支持部と、一端が第1の動作規制部に、他端が前記下支持部にそれぞれ回動自在に連結された連動部を備えて、上扉体と前記下扉体の開閉動作を連動させた請求項2〜5のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  7. 扉体が自動的に閉成状態から開成状態まで開放する自動解放機構を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  8. 連動部と下支持部との連結部を中心として、前記下支持部の回動中心部と、前記連動部と第1の動作規制部との連結部とでなされる角度、前記第1の動作規制部と前記連動部との連結部を中心として、前記第1の規制部と本体との連結部と、前記連動部と前記下支持部との連結部とでなされる角度、及び前記第1の動作規制部と第2の動作規制部の連結部を中心として、前記第1の動作規制部と前記本体の連結部と、前記第2の動作規制部と上扉体との連結部とでなされる角度のそれぞれを0度以上180度以下になるように設定した請求項6又は7に記載の食器洗い機。
  9. 連動部の両端における連結部の少なくとも一方に所定の遊びを設けた請求項6〜8のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  10. 第1の動作規制部を上扉体が閉塞する方向に弾性的に付勢した請求項9に記載の食器洗い機。
  11. 第1の動作規制部に、扉体開成状態で動作規制部収納口の幅方向と当接する第1のリブを設けた請求項1〜10のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  12. 食器洗い機本体上面に、扉体開成状態で扉体の幅方向への移動を規制する第2のリブを設けた請求項1〜11のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  13. 連動部の、扉体開放途中または扉体開成時に本体外部へ露出する露出部に、保護部材を設けた請求項6〜12のいずれか1項に記載の食器洗い機。
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