JP4349420B2 - 食器洗い機 - Google Patents

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    • A47L15/4251Details of the casing
    • A47L15/4257Details of the loading door
    • A47L15/4263Door sealing arrangements

Description

本発明は、食器等を洗浄する食器洗い機に関するもので、特に、食器洗い機の扉開閉機構に関するものである。
従来のこの種の食器洗い機は、図9〜12に示すように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。図9は、上記特許文献1に記載された従来の食器洗い機の側断面図、図10は、同食器洗い機の扉体閉成時の側断面図、図11は、同食器洗い機の扉体開放初期の側壁部断面図、図12は、同食器洗い機の扉体開成時の側壁部断面図である。
図9〜12において、従来の食器洗い機は、食器等の被洗浄物101を洗浄槽102に収納し、洗浄槽102に設けた前面開口部103を、上扉体104と下扉体105により閉塞してから、洗浄ポンプ106を運転し、洗浄水を噴射することにより、被洗浄物101の洗浄およびすすぎ工程を行うようになっている。下扉体105は、下扉支持部材107により、前面開口部103の前下方に、その内面が上向き略水平となる位置まで回転開成できる構成となっており、下扉体105の内面に食器かご108を引き出せる構成となっている。
一方上扉体104は、第1の上扉支持部材109と第2の上扉支持部材110により、本体111の上方空間に開閉する構成となっている。また、下扉支持部材107と第1の上扉支持部材109は連動部112により連結されており、下扉体105を開閉すると、上扉体104も連動して開閉するため、1回の開閉操作で前面開口部103を開閉できることから、使い勝手のよい食器洗い機を実現している。
さらに、第1の上扉支持部材109と連動部112の連結部は、第1の上扉支持部材109に設けた円筒連結軸113と連動部112に設けた長穴部114によりあそびを有するよう構成されており、上扉体104が閉成状態に達してから、下扉体105のみ動作させて、下扉体105に設けたロック手段115を、洗浄槽102の側壁にロックさせることで、上扉体104と下扉体105の閉塞を実現している。
その結果、上扉体104に取り付けた扉体間シール部材116を、下扉体105に設けた扉体間シール受け117によってシールすることが可能となり、水漏れを防止できる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された食器洗い機の構成では、上扉体104が上方に開放するようになっているので、食器洗い機本体上方に上扉体104の開放空間を必要とし、設置性が悪く、また、前面開口部103上部に、上扉体104が被さってくるため、被洗浄物101の出し入れが面倒になるという問題があった。
このような問題を解決するために、上扉体と下扉体を重ねるようにして洗浄槽の手前下方に開放するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
図13は、上記特許文献2に記載された従来の食器洗い機の扉体閉成時の側壁部断面図、図14は、同食器洗い機の扉体開成時の側断面図である。
図13、14において、同食器洗い機は、上扉体118と下扉体119が、上扉支持部
材120と下扉支持部材121によって、それぞれ洗浄槽122の前面開口部123の前下方に、その内面が上向き略水平となる位置まで回転開成できる構成となっており、しかも上扉体118と下扉体119が重ね合わさるように開成する。食器かご124は、上扉体118の内面に引き出す構成となっている。
この食器洗い機は、上記のように、上扉体118と下扉体119が、前面開口部123の前下方に重ね合わさるよう開閉するので、上扉体118が上方に開放するものと比べて、食器洗い機本体上方に上扉体118の開放空間を必要とせず、設置性、使用勝手ともに優れたものである。また食器洗い機本体の上面を物置スペースとして活用できるので使い勝手がよい。さらに、前面開口部123上部に、上扉体118が被さってこないので、食器等の被洗浄物125の出し入れ等にも支障がなく使い勝手がよい。
また、上扉支持部材120と下扉支持部材121は連動部126により連結されており、下扉体119を開閉すると、上扉体118も連動して開閉するため、1回の開閉操作で前面開口部123を開閉できることから、使い勝手のよい食器洗い機を実現している。さらに、上扉支持部材120と連動部126の連結部は、上扉支持部材120に設けた円筒連結軸127と連動部126に設けた長穴部128によりあそびを有するよう構成されており、上扉体118が閉成状態に達してから、下扉体119のみ動作させて、下扉体119に設けたロック手段129を洗浄槽122の側壁にロックさせることで、上扉体118、下扉体119の閉塞を実現している。その結果、上扉体118に取り付けた扉体間シール部材130を、下扉体119に設けた扉体間シール受け131によってシールすることが可能となり、水漏れを防止できる。
特開2002−219083号公報 特開2002−10961号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載された従来の食器洗い機の構成では、上扉体118の回転中心132から上扉体118の上辺迄の距離Lが長いため、回転中心132や長穴部128に設けたクリアランスによる上扉体118の上辺のがたつきが大きく、且つ上扉体118には、常に自重による開放方向への力が作用していることにより、閉成時の上扉体118の上辺位置は、正規閉成位置より開放側に位置しやすく不安定であり、前面開口部123の上辺に設けたシール部材133と、上扉体118のシールが不安定になるという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、上扉体の洗浄槽の前面の開口部に対するシールが安定した高品質な食器洗い機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、洗浄槽を内設した本体と、前記洗浄槽の前面に設けた開口部を開閉自在に覆う上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の側壁に回転自在に軸支されるとともに、前記上扉体と前記下扉体のそれぞれを支持する上扉支持部材と下扉支持部材と、前記上扉支持部材と前記下扉支持部材を連動する連動部材と、前記下扉体を前記開口部閉成した状態に保持するロック手段と、前記上扉体を閉塞方向に引き込む上扉閉塞引込み手段と、前記上扉支持部材に設けられた上扉引き込みピンと、を備え、前記上扉体と前記下扉体が前記洗浄槽の前下方へ、かつ双方の内面側を上向きにして重ね合わせるように開放する構成とするとともに前記上扉閉塞引込み手段は、前記上扉支持部材を前記上扉体の閉塞方向へ付勢する上扉引き込み部材を有し、前記上扉引き込み部材は前記上扉引き込みピンと当接する上扉引き込み突起部を有し、前記上扉体と前記下扉体とが閉成状態から所定量開放されるまで、前記上扉引き込みピンと前記上扉引き
込み突起部とが当接することにより、前記上扉体が閉塞する方向に前記上扉引き込み部材が前記上扉支持部材を付勢するもので、上扉閉塞引込み手段で上扉体を閉塞方向に引き込むことで、上扉体の自重や各連結部のクリアランスによる閉成時の上扉体上辺の開放方向への位置ずれをなくすことができ、それによって、上扉体が、開口部の周囲に設けたシール部材と適正量圧接することができるとともに、上扉体の閉成近傍から閉成にかけて閉塞力を作用させることができ、確実なシールを実現できる。
本発明の食器洗い機は、上扉体の洗浄槽の前面の開口部に対するシールを安定して確保し、食器洗い機の品質を向上させることができる。
第1の発明は、洗浄槽を内設した本体と、前記洗浄槽の前面に設けた開口部を開閉自在に覆う上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の側壁に回転自在に軸支されるとともに、前記上扉体と前記下扉体のそれぞれを支持する上扉支持部材と下扉支持部材と、前記上扉支持部材と前記下扉支持部材を連動する連動部材と、前記下扉体を前記開口部閉成した状態に保持するロック手段と、前記上扉体を閉塞方向に引き込む上扉閉塞引込み手段と、前記上扉支持部材に設けられた上扉引き込みピンと、を備え、前記上扉体と前記下扉体が前記洗浄槽の前下方へ、かつ双方の内面側を上向きにして重ね合わせるように開放する構成とするとともに前記上扉閉塞引込み手段は、前記上扉支持部材を前記上扉体の閉塞方向へ付勢する上扉引き込み部材を有し、前記上扉引き込み部材は前記上扉引き込みピンと当接する上扉引き込み突起部を有し、前記上扉体と前記下扉体とが閉成状態から所定量開放されるまで、前記上扉引き込みピンと前記上扉引き込み突起部とが当接することにより、前記上扉体が閉塞する方向に前記上扉引き込み部材が前記上扉支持部材を付勢するようにしたことにより、上扉閉塞引込み手段で上扉体を閉塞方向に引き込むことで、上扉体の自重や各連結部のクリアランスによる閉成時の上扉体上辺の開放方向への位置ずれをなくすことができ、それによって、上扉体が、開口部の周囲に設けたシール部材と適正量圧接することができるようになる。また、上扉体が、開口部の周囲に設けたシール部材から反発力を受け、上扉体を正規位置に閉成させるのに大きな閉塞力が必要な上扉体の閉成近傍から閉成にかけてのみ閉塞力を作用させるので、開閉動作中、常時閉塞力を加える場合と比べて、効果的に上扉体を正規閉成位置まで閉塞させることできるようになり、確実なシールを実現できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の前記上扉引き込み部材は、前記洗浄槽の側壁に設けた第1のガイドピンおよび第2のガイドピンが摺動自在に係合する第1のガイドレールおよび第2のガイドレールと、前記上扉体と前記下扉体の開成状態から、前記上扉体と前記下扉体を所定量閉塞した時に、前記上扉引き込みピンと当接する上扉引き込みトリガー部とを有し、前記上扉体と前記下扉体を開成状態から閉成位置近傍まで回動させたときに、前記上扉引き込みピンが前記上扉引き込みトリガー部に当接し、前記上扉体と前記下扉体を閉塞すると、前記上扉引き込み部材を前記上扉体が閉塞する方向へ付勢するスプリングの付勢力により、前記上扉引き込み部材を下方へ移動させて前記上扉引き込みピンを前記上扉体が閉塞する方向へ付勢するように構成したことにより、上扉体が、開口部の周囲に設けたシール部材から反発力を受け、上扉体を正規位置に閉成させるのに大きな閉塞力が必要な上扉体の閉成近傍から閉成にかけてのみ閉塞力を作用させるので、開閉動作中、常時閉塞力を加える場合と比べて、効果的に上扉体を正規閉成位置まで閉塞させることできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の扉体閉成時の側壁部断面図、図2は、同食器洗い機の扉体開成時の側壁部断面図、図3は、同食器洗い機の扉体開放初期の側壁部断面図、図4は、同食器洗い機の扉体開放途中の側壁部断面図、図5は、同食器洗い機の扉体開成時の斜視図、図6は、同食器洗い機の上扉閉成位置規制手段の動作説明図、図7は、同食器洗い機の第2の連結点の動作説明図、図8は、同食器洗い機の上扉引き込み部材の動作説明図である。
本実施の形態における食器洗い機の本体1内部には、洗浄槽2が設けられており、洗浄槽2の内部には、食器などの被洗浄物3をセットする食器かご4が収納されている。洗浄槽2の前面には開口部5が設けられており、開口部5の上部、下部の夫々を上扉体6と下扉体7により開閉するよう構成されている。開口部5の周囲には、シール部材8が取付けられており、上扉体6に設けた上扉体シール受け6aと、下扉体7に設けた下扉体シール受け7aとによって、開口部5のシールを構成している。上扉体6には扉体間シール部材9が取付けられており、下扉体7に設けた扉体間シール受け7bとによって、上・下扉体6、7間のシールを構成している。
上扉体6は、洗浄槽2の側壁に設けた第1の支持軸10により回転自在に軸支された上扉支持部材11に固定されている。洗浄槽2の側壁には、上扉支持部材11と当接する第1のストッパー部12が設けられており、上扉体6が、開口部5の前下方にその内面が上向き略水平となる位置まで開成するよう構成されている。
下扉体7は、洗浄槽2側壁の開口部5下端部近傍で第2の支持軸13により回転自在に軸支された下扉支持部材14に固定されている。洗浄槽2の側壁には、開成時に下扉支持部材14と当接する第2のストッパー部15が設けられており、下扉体7が、開口部5の前下方にその内面が上向き略水平となる位置まで開成するよう構成されている。なお、下扉体7の開成位置は上扉体6の開成位置の下方に位置するよう構成されている。
下扉体7には、押しボタンスイッチ16と、洗浄槽2側壁に設けた係止部17に係止して、下扉体7を開口部5を閉成した状態で固定するロック手段18が設けられており、押しボタンスイッチ16と連動して、係止部17からロック手段18を解除できるようにしている。
また、一端が第1の連結点19で下扉支持部材14と回転自在に連結され、他端が第2の連結点20で上扉支持部材11と回転自在に連結された連動部材21により、上扉体6と下扉体7は連動して開口部5の前下方に重ね合わせるように開閉する構成となっている。また、第2の連結点20は、連動部材21に設けた円筒連結軸20aと、上扉支持部材11に設けた長穴部20bにより構成されており、閉成状態の上扉体6に対して、下扉体7が開放する方向にあそびを有している。
連動部材21には、ガイド穴部22が、上扉支持部材11には、ガイド穴部22内を移動するガイド突起部23が設けられており、上扉体6と下扉体7の閉成状態から開成状態にかけて係合するよう構成されている。また、ガイド穴部22は、上扉体6が閉成状態では、第2の連結点20があそびを有するようガイド突起部23の所定動作領域を有し、開放途中から開成状態にかけては、第2の連結点20のあそびを無くするよう、ガイド突起部23の動作を規制する形状となっている。
洗浄槽2の側壁に設けた第3の支持軸24により、回動自在に軸支された規制部材25は、上扉体6と下扉体7の閉成時に、上扉体6の開放方向への動作を規制するように上扉体6に設けた上扉規制部26と当接する第1の当接部27と、下扉体7が所定開放位置か
ら閉成するまでの間、上扉規制部26と第1の当接部27を当接させる方向へ規制部材25を回動させるように連動部材21に設けた連動規制部28と当接する第2の当接部29を有し、自重で上扉規制部26との当接が解除される方向に回転するような形状となっている。また、洗浄槽2の側壁には、第3のストッパー部30が設けられており、上扉体6と下扉体7が所定開放位置より開放側へ位置した時に、連動規制部28と第2の当接部29との当接が解除されるよう規制部材25の回動を止める働きをしている。
洗浄槽2の側壁には、第1のガイドピン31と第2のガイドピン32が設けられており、上扉閉塞引込み手段である上扉引き込み部材33に形成された第1のガイドレール34(逆L字形状)と、第2のガイドレール35(ストレート形状)がそれぞれ摺動自在に係合している。
また、上扉引き込み部材33には、上扉体6と下扉体7の閉成状態から、上扉体6と下扉体7が所定量開放するまで、上扉支持部材11に設けた上扉引き込みピン36と当接する上扉引き込み突起部37と、上扉体6と下扉体7開成状態から、上扉体6と下扉体7を所定量閉塞した時に、上扉引き込みピン36と当接する上扉引き込みトリガー部38が形成されている。
また、上扉引き込み部材33に設けた第1の保持部39と、洗浄槽2の側壁に設けた第2の保持部40を第1のスプリング41(引張りコイルバネ)で連結することで、上扉体6と下扉体7の閉成状態から、上扉体6と下扉体7が所定量開放し上扉引き込みピン36と上扉引き込み突起部37の当接が解除されるまで、上扉引き込み部材33が上扉支持部材11を上扉体6が閉塞する方向に付勢するよう構成している。
上扉支持部材11に設けた第3の保持部42と、洗浄槽2の側壁に設けた第4の保持部43を第2のスプリング44(引張りコイルバネ)で連結し、上扉体6を閉塞方向に弾性的に付勢するよう構成している。
さらに、連動部材21に設けた第5の保持部45と洗浄槽2の側壁に設けた第6の保持部46を第3のスプリング47(引張りコイルバネ)で連結し、閉成状態から開放途中(閉成状態から下扉体7が45°程度回転)では、上・下扉体6、7が開放する方向に連動部材21を弾性的に付勢し、開放途中から開成状態にかけては、上・下扉体6、7が閉塞する方向に連動部材21を弾性的に付勢するよう構成している。
以上のように構成された本実施の形態における食器洗い機についてその動作、作用を説明する。
押しボタンスイッチ16を押すことで、係止部17から、ロック手段18が解除され、第3のスプリング47によって付勢された連動部材21が、上・下扉体6、7の開放方向に動作する。連動部材21が動作することにより、規制部材25は、第2の当接部29で連動規制部28と当接しながら回動する。
第2のスプリング44の上扉支持部材11への付勢力と、上扉引き込み部材33の上扉支持部材11への上扉引き込み力により、開放初期は下扉体7のみが開放し、上扉体6は閉成位置に留まっているので、規制部材25の回動動作によって、第1の当接部27と上扉規制部26の当接は解除され、上扉体6の閉成位置規制が解除される(図1の状態から図3の状態へ)。
本実施の形態では、第2のスプリング44と、上扉引き込み部材33の2つの機構で開放初期に上扉体6を閉成位置に留まらせるよう構成しているが、上扉体6の重量や第2の
スプリング44や上扉引き込み部材33を組み込む空間の制約条件によっては、どちらか一方の機構だけで、上扉体6を閉成位置に留まらせる構成にすることも可能である。
円筒連結軸20aが長穴部20b内のあそび領域を移動しきると、円筒連結軸20aと長穴部20bとが連結され、上扉体6と下扉体7は、連動して動作する。
上・下扉体6、7の開放動作に合わせて、上扉引き込み部材33は、上方に移動し、上・下扉体6、7が所定量開放すると、第2のガイドレール35の第2のレール端点35aと第2のガイドピン32が当接する。さらに上・下扉体6、7を開放すると、上扉引き込み部材33は、第2のガイドピン32を支点にして、第1のガイドレール34の第1のガイド端点34aと第1のガイドピン31が当接するまで回動する。
上扉引き込み部材33が回動することにより、上扉引き込みピン36と上扉引き込み突起部37の当接が解除され、上扉引き込み部材33による、上・下扉体6、7の閉塞方向への付勢がなくなる。
上扉引き込み部材33は、第1のスプリング41により下方に付勢されているが、第1のガイドピン31が、第1のガイドレール34の上面に突張っているので下方へ移動せず、図2に示すように上方位置に留まる。
上扉引き込み部材33は、上扉体6がシール部材8から反発力を受け、上扉体6を正規位置に閉成させるのに大きな閉塞力が必要な扉体閉成近傍から閉成にかけてのみ扉体閉塞力を作用させることができるので、第2のスプリング44のように常に閉成方向への付勢力が働くような構成と比べて効果的に上扉体6を正規閉成位置まで閉塞させることできる。仮に第2のスプリング44のみにより、上・下扉体6、7の閉成近傍で、所定の閉塞方向への付勢力を働かせようとすると、上・下扉体6、7の開放途中から開成にかけて、第2のスプリング44による上・下扉体6、7の閉塞方向への付勢力が大きくなりすぎて、上・下扉体6、7を開成するのに非常に大きな開放力が必要になってしまう。
上扉体6と下扉体7は、上扉支持部材11と下扉支持部材14が、それぞれ第1のストッパー部12と第2のストッパー部15に当接する開成状態まで開放する。この時、上扉体6と下扉体7は、その双方の内面を上向き略水平にして重ね合わさるように開成している(上扉体6が上方に位置する)。
上・下扉体6、7の開成後、上扉体6の内面上に食器かご4を引出し、被洗浄物をセットする。食器かご4を上扉体6内面上に引出す構成をとっているので、食器などの被洗浄物3から垂れた汁、水滴が機外へ流出するのを防止することができる。また、従来の食器洗い機のように、開口部5の上部に上扉体6が被さってこないので、被洗浄物3のセット作業がしやすく、本体1上面を物置スペースとして活用できるので非常に使い勝手がよい。さらには本体1上方に上扉体6の開放空間を必要としないので、製品設置性もよい。
続いて、食器かご4を洗浄槽2内に収納し、下扉体7を閉塞する。上扉体6と下扉体7は、連動して開閉する構成となっているので、上扉体6も同時に閉塞される。第2のスプリング44による上支持部材11への、上扉体6の閉塞方向への付勢力と、第3のスプリング47による連動部材21への扉体閉塞方向への付勢力により、下扉体7を閉塞する起動力が小さくて良く、操作感が良い。
上・下扉体6、7の閉塞途中において、第2の連結点20のあそびによる上扉体6のがたつきを、ガイド穴部22とガイド突起部23とにより規制しているので、下扉体7に対する上扉体6の位置がぐらつかず安定している。その結果、閉塞動作において、上扉体6
外面に下扉体7の内面(防水リブ等)が接触して上扉体6の外観を汚したり傷付けてしまったりすることがない。また、上扉体6を下扉体7に先行して閉成位置に到達させるという所定動作を確実に実現できるため、上扉体6に取り付けた扉体間シール部材9を、下扉体7に設けた扉体間シール受け7bによって確実にシールすることができる。
上・下扉体6、7を所定位置まで閉塞すると、上扉引き込みピン36が、上扉引き込みトリガー部38と当接し、さらに上・下扉体6、7を閉塞すると、上扉引き込みピン36から加えられる力で、上扉引き込み部材33は、第2のガイドピン32を支点にして第1のガイドピン31が、第1のガイドレール34の第3のガイド端点34bと当接するまで回動する。その結果、ガイドピン31の第1のガイドレール34の上面へ突っ張りもなくなり、第1のスプリング41の付勢力によって上扉引き込み部材33は下方に移動して、上扉引き込みピン36を閉塞方向に引き込むことができる。
上・下扉体6、7を閉塞していくと、所定閉塞位置で、連動規制部28が第2の当接部29に当接し、さらに閉塞していくと規制部材25は、第1の当接部27が上扉規制部26に近づいていく方向に回動を始める。引き続き、上・下扉体6、7を閉塞していくと上扉体6が先行して閉成し、その後下扉体7の閉成時には、第1の当接部27が上扉規制部26に当接し、上扉体6の閉成位置が規制される。
以上のように、本実施の形態では、規制部材25、上扉規制部26、連動規制部28で、上扉体6の閉成位置を規制する上扉閉成位置規制手段を構成している。
上・下扉体6、7の閉成位置近傍では、シール部材8からの反発力や、被洗浄物3の食器かご4からのはみ出しセットにより、上扉体6は、開放方向への力を受ける。第2のスプリング44の上・下扉体6、7の閉塞方向への付勢力や、上扉引き込み部材33の上扉体6を引き込む引き込み力が不十分な場合、上扉体6は、正規位置まで閉成しないで閉塞動作が停止してしまう。しかし、そのような場合、上扉体6が正規閉成位置より前方に位置するので、下扉体7が閉成する前に第1の当接部27が上扉規制部26と当接し、その後の下扉体7の閉塞動作に連動して、規制部材25が上扉規制部26を、上扉体6の閉塞方向に引き込むので、下扉体7が閉成した時には、上扉体6を正規位置に閉成することができ、安全で確実なシールを実現できる。
また、閉成した上扉体6に外力が加えられても、規制部材25が、上扉規制部26の開放方向への動作を規制しているので、開放方向に移動してしまうことはなく、したがって高温の洗浄水が機外へ噴出してしまうようなことは無く、安全性の高い食器洗い機を提供することができる。
なお、上述した上・下扉体6、7の開閉機構は、洗浄槽2、及び上・下扉体6、7の左右両側に設けられている。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、上扉体の洗浄槽の前面の開口部に対するシールが安定したもので、食器洗い機に限らず複数の扉体を使用する洗濯機、洗浄機など各種機器に適用できる。
本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の扉体閉成時の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開成時の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開放初期の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開放途中の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開成時の斜視図 (a)同食器洗い機の扉体開放初期の上扉閉成位置規制手段の動作説明図(b)同食器洗い機の上扉不正規閉成時の上扉閉成位置規制手段の動作説明図(c)同食器洗い機の扉体閉成時の上扉閉成位置規制手段の動作説明図 (a)同食器洗い機の扉体閉成時の第2の連結点の動作説明図(b)同食器洗い機の扉体開放初期の第2の連結点の動作説明図(c)同食器洗い機の扉体開放途中の第2の連結点の動作説明図 (a)同食器洗い機の扉体閉成時の上扉閉塞引き込み手段の動作説明図(b)同食器洗い機の扉体開放途中の上扉引き込み部材の動作説明図(c)同食器洗い機の扉体開成時の上扉引き込み部材の動作説明図(d)同食器洗い機の扉体閉塞途中の上扉引き込み部材の動作説明図 従来の食器洗い機の側断面図 同食器洗い機の扉体閉成時の側断面図 同食器洗い機の扉体開放初期の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開成時の側壁部断面図 従来の他の例の食器洗い機の扉体閉成時の側壁部断面図 同食器洗い機の扉体開成時の側断面図
1 本体
2 洗浄槽
5 開口部
6 上扉体
7 下扉体
11 上扉支持部材
14 下扉支持部材
17 係止部
18 ロック手段
21 連動部材
25 規制部材(上扉閉成位置規制手段)
26 上扉規制部(上扉閉成位置規制手段)
28 連動規制部(上扉閉成位置規制手段)
33 上扉引き込み部材(上扉閉塞引込み手段)

Claims (2)

  1. 洗浄槽を内設した本体と、前記洗浄槽の前面に設けた開口部を開閉自在に覆う上扉体と下扉体と、前記洗浄槽の側壁に回転自在に軸支されるとともに、前記上扉体と前記下扉体のそれぞれを支持する上扉支持部材と下扉支持部材と、前記上扉支持部材と前記下扉支持部材を連動する連動部材と、前記下扉体を前記開口部閉成した状態に保持するロック手段と、前記上扉体を閉塞方向に引き込む上扉閉塞引込み手段と、前記上扉支持部材に設けられた上扉引き込みピンと、を備え、
    前記上扉体と前記下扉体が前記洗浄槽の前下方へ、かつ双方の内面側を上向きにして重ね合わせるように開放する構成とするとともに
    前記上扉閉塞引込み手段は、前記上扉支持部材を前記上扉体の閉塞方向へ付勢する上扉引き込み部材を有し、
    前記上扉引き込み部材は前記上扉引き込みピンと当接する上扉引き込み突起部を有し、
    前記上扉体と前記下扉体とが閉成状態から所定量開放されるまで、前記上扉引き込みピンと前記上扉引き込み突起部とが当接することにより、前記上扉体が閉塞する方向に前記上扉引き込み部材が前記上扉支持部材を付勢する食器洗い機。
  2. 前記上扉引き込み部材は、
    前記洗浄槽の側壁に設けた第1のガイドピンおよび第2のガイドピンが摺動自在に係合する第1のガイドレールおよび第2のガイドレールと、
    前記上扉体と前記下扉体の開成状態から、前記上扉体と前記下扉体を所定量閉塞した時に、前記上扉引き込みピンと当接する上扉引き込みトリガー部とを有し、
    前記上扉体と前記下扉体を開成状態から閉成位置近傍まで回動させたときに、前記上扉引き込みピンが前記上扉引き込みトリガー部に当接し、
    前記上扉体と前記下扉体を閉塞すると、前記上扉引き込み部材を前記上扉体が閉塞する方向へ付勢するスプリングの付勢力により、前記上扉引き込み部材を下方へ移動させて前記上扉引き込みピンを前記上扉体が閉塞する方向へ付勢するように構成した請求項1記載の食器洗い機。
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