JP5032291B2 - 食器洗浄機 - Google Patents
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Description
洗浄すべき食器類が収容される洗浄槽と、
前記洗浄槽が出し入れされる前面開口部を有し、洗浄運転を実行する洗浄機本体と、
前記洗浄機本体の前記前面開口部を開閉する扉部と、
洗浄運転時には、前記洗浄槽が前記洗浄機本体内に収容されて引き出すことができないようにロック状態となり、洗浄運転が行われていない状態では、前記洗浄槽を水平方向にスライドさせて前記洗浄機本体から引き出すことができるようにロック解除状態となるロック機構と、を備えるとともに、
洗浄運転や洗浄運転の開始前後の待機状態を含む定常時における前記ロック機構の動作とは別に、前記定常時以外の非定常時に操作されて前記ロック機構を強制的に解除動作させる非定常ロック解除手段を備えており、かつ、
(a)前記ロック機構は、
前記洗浄槽に配設された被係止部と、
前記洗浄機本体に配設された、前記洗浄槽が前記洗浄機本体の所定収納位置に収納されたときに前記被係止部を係止する係止部材と、前記係止部材を係止位置に向けて付勢する係止用付勢手段と、前記係止用付勢手段の付勢力に抗して前記係止部材を、前記係止位置から、前記被係止部から離脱した非係止位置まで動作させる係止解除用駆動手段とを備えた構成とされる一方、
(b)前記非定常ロック解除手段は、前記係止解除用駆動手段を動作させることなく、前記係止用付勢手段の付勢力に抗した開放付勢力を与えて、前記係止部材を前記係止位置から前記非係止位置に動作させるように構成されていること
を特徴としている。
そして、この洗浄槽2の上面側には、食器類5(図1)や洗浄かご6(図6など)を出し入れするための上面開口部4が設けられている。また、洗浄機本体1の内側の上部には、洗浄槽2の上面開口部4を開閉する内蓋10が略上下方向に昇降可能に保持された状態で配置されている。さらに、洗浄機本体1内には、洗浄運転を実行するために、図示しないが、食器洗浄用の洗浄液を循環させるポンプが設けられている。
また、フック42の傾斜部46が形成された側には後述する非定常ロック解除手段62を構成するインナワイヤ64の一端が接続されている。
また、上記フック42の傾斜部46と支軸45を挟んで反対側の位置には、遮光部材47が突設されている。この実施例の構成においては、図12(イ)に示すように、フック42の遮光部材47が投光部50aと受光部50bとの間に介在するときには、受光部50bの出力がオフとなり、フック42が係止位置にあることが検出される。また、図12(ロ)に示すように、遮光部材47が投光部50aと受光部50bとの間から離脱したときには、受光部50bの出力がオンとなり、フック42が非係止位置にあることが検出される。
(1)洗浄槽2の収納移動および引き出し移動に伴う内蓋10の開閉動作
洗浄槽2が洗浄機本体1から引き出された状態では、図3(ロ)に示すように、洗浄機本体1の案内ピン14は洗浄槽溝15から離脱しており、また内蓋10は蓋用スプリング38で洗浄機本体1の前方開口側に引っ張られているので、各案内ピン14は内蓋10の長穴16内の外方端側の位置(以下、引き出し操作位置という)にある。このため、内蓋10のカムピン37はクランプ部材26のカム溝22の最上方位置に移行しており、したがって、内蓋10は上昇して洗浄槽2の上面開口部4から離脱している。
洗浄槽2を洗浄機本体1の収納空間に収納した状態では、図6、図7(イ)に示すように、洗浄槽2から後方に向けて突出する係合用ピン36が、レバー29の係合用切欠き28内に嵌入し、コイルスプリング30の付勢力に起因するレバー29の回動力が、洗浄槽2の収納移動方向A側に作用する。
洗浄運転開始前や洗浄運転後の待機状態においては、コントローラ58はカム駆動モータ60を駆動してカム44を回動させ、フック42を洗浄槽2のストライクピン41から離脱した非係止位置に保持する(図12(ロ)の状態)。すなわち、待機状態では洗浄槽2はロック機構40によるロックが解除されているので、洗浄槽2の出し入れを自由に行うことが可能で、食器の出し入れも自由に行うことができる。
リリースレバー63が、図15に示すように戻りバネ69によって左方向に引っ張られている通常の状態で、ロック機構40のフック42がストライクピン41を係止し、かつ、洗浄槽2が洗浄機本体1にロックされている場合には、インナワイヤ64の弛みは少ない状態となっている。
2 洗浄槽
3 前面開口部
4 上面開口部
9 扉部
10 内蓋
40 ロック機構
41 ストライクピン(被係止部)
42 フック(係止部材)
43 捩りバネ(係止用付勢手段)
44 カム(係止解除用駆動手段)
46 傾斜部
50 フック位置センサ(係止部材位置センサ)
53 洗浄槽位置センサ
57 運転/停止スイッチ
58 コントローラ(制御手段)
59 ポンプ
60 カム駆動モータ
62 非定常ロック解除手段
63 リリースレバー(解除操作部)
64 インナワイヤ(可撓性の線状部材)
Claims (7)
- 洗浄すべき食器類が収容される洗浄槽と、
前記洗浄槽が出し入れされる前面開口部を有し、洗浄運転を実行する洗浄機本体と、
前記洗浄機本体の前記前面開口部を開閉する扉部と、
洗浄運転時には、前記洗浄槽が前記洗浄機本体内に収容されて引き出すことができないようにロック状態となり、洗浄運転が行われていない状態では、前記洗浄槽を水平方向にスライドさせて前記洗浄機本体から引き出すことができるようにロック解除状態となるロック機構と、を備えるとともに、
洗浄運転や洗浄運転の開始前後の待機状態を含む定常時における前記ロック機構の動作とは別に、前記定常時以外の非定常時に操作されて前記ロック機構を強制的に解除動作させる非定常ロック解除手段を備えており、かつ、
(a)前記ロック機構は、
前記洗浄槽に配設された被係止部と、
前記洗浄機本体に配設された、前記洗浄槽が前記洗浄機本体の所定収納位置に収納されたときに前記被係止部を係止する係止部材と、前記係止部材を係止位置に向けて付勢する係止用付勢手段と、前記係止用付勢手段の付勢力に抗して前記係止部材を、前記係止位置から、前記被係止部から離脱した非係止位置まで動作させる係止解除用駆動手段とを備えた構成とされる一方、
(b)前記非定常ロック解除手段は、前記係止解除用駆動手段を動作させることなく、前記係止用付勢手段の付勢力に抗した開放付勢力を与えて、前記係止部材を前記係止位置から前記非係止位置に動作させるように構成されていること
を特徴とする食器洗浄機。 - 前記ロック機構は電気的に動作するように構成される一方、前記非定常ロック解除手段は機械的に動作されるものであることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
- 前記ロック機構および前記非定常ロック解除手段は、前記扉部以外の領域に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の食器洗浄機。
- 前記非定常ロック解除手段はロック解除操作用の解除操作部を備え、この解除操作部と前記係止部材の一部との間が可とう性を有する線状部材で結合されており、前記解除操作部を操作することにより前記係止部材を係止位置から非係止位置に変位させるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄機。
- 前記解除操作部は、前記洗浄機本体の底面近傍に設けられていることを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。
- 前記解除操作部は、前記洗浄機本体の底面に形成された凹部に配設されていることを特徴とする請求項5記載の食器洗浄機。
- 前記凹部の幅が8mm以下であることを特徴とする請求項6記載の食器洗浄機。
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