JP2006217961A - コンパクト容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】鏡の汚れ防止シートの構造を簡単なものとすることができるとともに、汚れ防止シートの着脱操作を容易に行うことが可能なコンパクト容器を提供する。
【解決手段】コンパクト容器1のヒンジ機構7は、容器本体3の周壁9の一部に形成されるヒンジ用切り欠き部7aと、蓋体5に形成されヒンジ用切り欠き部に回動自在に設けられるヒンジ片7cとを有し、鏡の汚れ防止シート13は、容器本体の上面に載置されて化粧料収納部2を覆うシート本体部13aと、シート本体部の縁辺から突出され、ヒンジ用切り欠き部に係合されて鏡の汚れ防止シートの位置ずれを防止する係合片13bとを有するとともに、係合片とヒンジ片との間に、蓋体を開放する際、係合片に操作力を加えて、シート本体部を容器本体の上面から浮上させる浮上手段14とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、鏡の汚れ防止シートの構造を簡単なものとすることができるとともに、鏡の汚れ防止シートの着脱操作を容易に行うことが可能なコンパクト容器に関する。
容器本体に収容された化粧料の飛散や、その飛散した化粧料による、蓋体に設けられた鏡の汚れを防止するための汚れ防止シートを備えたコンパクト容器に関する技術として、例えば特許文献1および2に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示されているコンパクト容器は、化粧料が収納される容器本体の周壁の一部に固定された取付部材に、弾性反転ヒンジを介して化粧料の上面を覆う、汚れ防止シートに相当する透明薄板が付設されている。コンパクト容器を使用する際には、透明薄板を、化粧料の上面から容器本体の側方へ弾性反転させて覆いを外す。より具体的には、上記取り付け部材は、容器本体の周壁部に形成された嵌合凹部に嵌合・固着される断面L字状の固定部と、固定部の上端から外側へ突設された透明薄板の取付部とを備え、取付部の中程に上記弾性反転ヒンジが設けられ、取付部の先端に透明薄板の周縁部が取り付けられる。
特許文献2に開示されているコンパクト容器は、化粧料収納部を有する容器本体に、その厚さ方向に貫通する溝部が設けられている。上記化粧料収納部を覆う、汚れ防止シートに相当する保護シートは、上記溝部に収容される基部と、連結部を介して基部にヒンジ結合される平坦なシート部とを有している。コンパクト容器の非使用時、すなわち蓋体が容器本体を閉止した状態では、基部は溝部内に収容されており、シート部は基部に対し折曲されて化粧料収納部をぴったりと覆っている。蓋体を開放してコンパクト容器を使用する際には、基部そしてシート部が順次溝部から落下するが、シート部先端付近の左右縁辺に設けられた突起部が溝部の左右端縁に引っかかることによって係止される。従って、保護シートがコンパクト容器から完全に取り外されるのではなく容器本体に係止された形で維持されたまま、コンパクトを使用することになる。
実公平7−19376号公報 実用新案登録第2524402号公報
ところで、上記特許文献1に開示された技術は、透明薄板が容器本体に対し着脱自在でなく固定的に取り付けられるて、使用時には化粧料収納部を開放するような構造であり、そのため部品点数が多くなってしまっている上に、構造も複雑となってしまっている。その結果、組み立て工程の複雑化や高コスト化を招いてしまうという課題があった。
また、上記特許文献2に開示された技術は、汚れ防止シートに相当する保護シートが、シート部と、基部と、これら両者を連結する連結部とからなる構造であり、やはり部品点数が多くなってしまっている上に、複雑な構成となってしまっている。その上、保護シートの着脱操作に非常に手間がかかるという課題があった。具体的には、使用者が保護シートを取り外す(離脱させる)には、まず化粧料収納部をぴったりと覆っている平坦なシート部を手指でつまみ上げ、これを直立させてから下方に、すなわち基部が収容されている溝部に向けて押し込むことにより、まず基部を溝部から下方へと押し出す。すると基部の重量によって、基部、そしてシート部が順次溝部から落下する。また、使用終了後に、化粧料収納部を保護シートにより閉止する(保護シートを装着する)操作は、以下のようになると思われる。すなわち、片手の手指で容器本体を保持しつつ、溝部の下方にぶら下がった状態の保護シートのシート部を他方の手指にて保持し、上方に押し上げて溝部よりも上方に突出させる。その後、何らかの手段によりこの突出状態を維持しながら、溝部の下方のシート部を保持していた手指を溝部の上方に突出したシート部の部分に持ち替えて、さらに上方に引っ張り上げる。そのまま、基部が溝部の内部に嵌合されるまで引っ張り上げることになるが、完全に上方まで引っ張り上げて嵌合させて、基部とシート部とをつなぐ連結部を溝部より上方まで突出させないと、シート部が連結部に対し折曲されて化粧料収納部を覆う元の状態、すなわち蓋体を閉止できる状態に戻らない。このように、保護シートの離脱操作・装着操作ともに、非常に手間がかかるものであった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、鏡の汚れ防止シートの構造を簡単なものとすることができるとともに、鏡の汚れ防止シートの着脱操作を容易に行うことが可能なコンパクト容器を提供することを目的とする。
本発明にかかるコンパクト容器は、化粧料収納部を有する容器本体と、該容器本体をヒンジ機構により開閉する蓋体と、該蓋体の内側面に設けられる鏡と、上記容器本体と上記蓋体との間に着脱自在に挟み込まれて化粧料の飛散による上記鏡の汚損を防止する鏡の汚れ防止シートとを備え、上記ヒンジ機構は、上記容器本体の周壁の一部に形成されるヒンジ用切り欠き部と、上記蓋体に形成され該ヒンジ用切り欠き部に回動自在に設けられるヒンジ片とを有し、上記鏡の汚れ防止シートは、上記容器本体の上面に載置されて上記化粧料収納部を覆うシート本体部と、該シート本体部の縁辺から突出され、上記ヒンジ用切り欠き部に係合されて上記鏡の汚れ防止シートの位置ずれを防止する係合片とを有するとともに、上記係合片と上記ヒンジ片との間に、上記蓋体を開放する際、上記係合片に操作力を加えて、上記シート本体部を上記容器本体の上面から浮上させる浮上手段とを備えることを特徴とする。
本発明にかかるコンパクト容器にあっては、鏡の汚れ防止シートの構造を簡単なものとすることができるとともに、鏡の汚れ防止シートの着脱操作を容易に行うことが可能となる。
以下に、本発明にかかるコンパクト容器の好適な一実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかるコンパクト容器1は、図1〜図5に示すように、化粧料Pを収納する凹状の化粧料収納部2が形成された容器本体3と、内側に鏡4が設けられた蓋体5とから主に構成される。容器本体3の、化粧料収納部2よりも前端側には凹状の化粧用具収納部6が形成されており、例えばブラシBなどの化粧用具がここに収納される。容器本体3と蓋体5とは、それぞれの後端側端部に設けられたヒンジ機構7により互いに回動自在に連結されており、蓋体5は、このヒンジ機構7により容器本体3を開閉する。また、ヒンジ機構7と反対側(前端側)の端部には、容器本体3と蓋体5との間に、フック機構8が設けられており、蓋体5はこのフック機構8により容器本体3に係脱自在に係合されて容器本体3の閉止状態を維持する。
本実施形態の容器本体3および蓋体5は、いずれも合成樹脂製であって、その平面形状は四隅が円弧をなす略矩形状である。容器本体3に形成された化粧料収納部2と化粧用具収納部6の平面形状も、同様に四隅が円弧をなす略矩形状である。また、容器本体3の上面、すなわち化粧料収納部2および化粧用具収納部6の外側を取り囲む四囲周壁9の上面と、化粧料収納部2と化粧用具収納部6との間を区画する隔壁10の上面とは、互いに滑らかに連続され、全体として平坦な平面形状をなしている。
蓋体5の内側は、その中央部に設けられた鏡取り付け用凹部11と、当該鏡取り付け用凹部11の四方を囲繞する封止枠部12とからなる。蓋体5を閉止した状態では、封止枠部12の下面が、容器本体3の四囲周壁9上面にぴったりと当接することによって、化粧料収納部2および化粧用具収納部6を封止する。
フック機構8は、容器本体3の前端側四囲周壁9aの中央付近に形成されたフック凹所8aと、当該フック凹所8aの後端側壁面に設けられたフック用突起8bと、蓋体5の前端側封止枠部12aから突出され上記フック用突起8bに係脱自在に係合されるフック部8cと、上記フック凹所8a内にスライド自在に設けられ、容器本体3の後端側に向かって押し込まれることにより蓋体5を押し上げ、フック部8cをフック用突起8bから離脱させるプッシュピース8dとから構成される。
ヒンジ機構7は、容器本体3の後端側四囲周壁9dの中央付近に形成されたヒンジ用切り欠き部7aと、蓋体5の後端側封止枠部12bから垂下されて形成されヒンジ用切り欠き部7a内に挿入されるヒンジ片7cと、左右の四囲周壁9b、9cの外面から挿入されて後端側四囲周壁9内を貫通しヒンジ片7cに向かって挿入され、ヒンジ片7cを回動自在に連結するヒンジピン7bとから構成される。
蓋体5を閉止した状態では、容器本体3と蓋体5との間に、容器本体3の上面に載置されて化粧料収納部2を覆う鏡の汚れ防止シート(以下、汚れ防止シートという)13が挟み込まれている。本実施形態の汚れ防止シート13は、化粧料収納部2と化粧用具収納部6とをともに覆うのに十分な寸法を有する略矩形状の平坦なシート本体部13aと、シート本体部13aの後端側縁辺の中央付近から下方に突出された横長な略矩形状の係合片13bとから構成される。この汚れ防止シート13により、化粧料収納部2に収納された化粧料や、化粧用具収納部6に収納された化粧用具に付着した化粧料が飛散することによる鏡4の汚損が防止される。本実施形態では、シート本体部13aと係合片13bとが互いに一体に、ポリプロピレンなどの合成樹脂を材料として成形される。
シート本体部13aと係合片13bとは折り線13cを中心に、互いの間の角度が90度よりも若干大きくなるよう形成されている。蓋体5が閉止された状態では、係合片13bがヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dとヒンジ片7cとの間の隙間に挿入されることにより汚れ防止シート13が係合されて、容器本体3に対して位置ずれしないように維持される。またそのとき、シート本体部13aは、容器本体3の上面と蓋体5の鏡取り付け用凹部11との間に形成されるシート収納用空間Sに収納される。汚れ防止シート13の位置ずれが防止される結果、蓋体5の閉止操作の際に、シート本体部13aの周縁部が本来の位置からずれて、容器本体3の四囲周壁9と蓋体5の封止枠部12との間に挟み込まれてしまうことが確実に防止される。
汚れ防止シート13は、蓋体5が閉止された状態では、図2および図4に示すように、シート本体部13aの全面が容器本体3の上面に載置され、化粧料収納部2および化粧用具収納部6の全体を覆っている。このとき、汚れ防止シート13の、シート本体部13aと係合片13bとを連結する部分である折り線13cは、ヒンジ用切り欠き部7a前端側壁面7dの上側縁辺と重なり合っている。係合片13bはシート本体部13aに対し90度より若干大きい角度で突出しており、ヒンジ用切り欠き部7a内に挿入されているので、係合片13bは鉛直下向きよりも若干、後端側(ヒンジピン7b側)に向かって突出している。その結果、係合片13bの下端はヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dから距離dを隔てて(図4参照)離間している。
また、係合片13bとヒンジ片7cとの間には、蓋体5の開放操作時に係合片13bに操作力を加えてシート本体部13aを容器本体3の上面から浮上させる浮上手段14が設けられている。本実施形態の浮上手段14は、シート本体部13aから90度よりも若干大きい角度で突出された汚れ防止シート13の係合片13bと、ヒンジ機構7の回動中心7f(ヒンジピン7bの中心)から周縁までの長さ(径)が、反時計回り(図4、図5参照)に見て次第に増加する(拡径する)ような変形的な半円形状を有するヒンジ片下端部7eとから構成される。
上記のような形状を有するヒンジ片下端部7eにあっては、蓋体5の開放操作時におけるヒンジ片7cの回動に従って、ヒンジ片7cの回動中心7fから、ヒンジ片7c周縁の係合片13bに当接する箇所(以下、係合片操作部7gという)までの距離rが次第に増加する。別の言い方をすれば、蓋体5の開放操作にともなって係合片13bが、ヒンジ片7cにより、次第にヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dに接近する方向に押される。
本実施形態にあっては、蓋体5が閉止された状態では、ヒンジ片7cの回動中心7fから係合片操作部7gまでの距離rはr1であり(図4参照)、このrが蓋体5の開放操作にともなって次第に、かつrを回転角度θの関数と見ると1次関数的に増加し、蓋体5が完全に開放された状態では、r=r2(r2>r1)となる(図5参照)。なお、必ずしもこのような構成に限定されるものではなく、蓋体5が閉止された状態では、ヒンジ片7cの周縁が係合片13bに当接しておらず離間しており、蓋体5の開放操作の途中から係合片13bに当接し、押し始める構成としてもよい。また、回転開始前の径r1に比して回転終了時の径r2が適宜に大きければよいのであって、その途中の変化の様子は、必ずしもrをθの関数と見たときに1次関数的に増加する必要はない。
次に、本実施形態のコンパクト容器1の作用について説明する。使用者がコンパクト容器1を使用する際には、まずプッシュピース8dを押し、フック機構8の係合を解除した後、蓋体5を、その前端側を保持しつつ持ち上げることにより開放する。その際、蓋体5のヒンジ片7cがヒンジピン7bを中心に回動し、最終的に蓋体5が完全に開放されて、図3および図5に示される状態となる。
その際、蓋体5およびヒンジ片7cが次第に回転するにともなって、シート本体部13aから90度よりも若干大きい角度で突出された汚れ防止シート13の係合片13bと、上述のごとく変形的な半円形状を有するヒンジ片下端部7eとからなる浮上手段14の作用により、ヒンジ片7cの係合片操作部7gから係合片13bに操作力が加えられ、係合片13bがヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dに接近する方向へ次第に押される。このとき汚れ防止シート13は、折り線13cを中心に図3に示す矢印Yの様に回転し、その結果、シート本体部13aが折り線13c位置を基点として、容器本体3の上面から斜めに浮上される。ここで、シート本体部13aの後端側縁辺、すなわち折り線13cの部分は、容器本体3の上面に当接したたままであり、シート本体部13aの前端側にゆけばゆくほど大きく容器本体3の上面から大きく浮上した状態となる。
蓋体5を完全に開放した後、使用者は、大きく浮上したシート本体部13aの前端付近を手指にて摘み、これを保持しつつ、係合片13bをヒンジ用切り欠き部7aから離脱させるべく汚れ防止シート13を持ち上げて、汚れ防止シート13をコンパクト容器1から取り外す(離脱させる)。
コンパクト容器1の使用終了後に、汚れ防止シート13を元の位置に装着するには、手指にてシート本体部13aを保持しつつ、係合片13bを、ヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dとヒンジ片7cとの間に挿入する。本実施形態のように、蓋体5が開放された状態において、前端側壁面7dとヒンジ片7cとの間に十分な寸法の間隙Gが設けられている場合は、係合片13bの下端部7eが、当該間隙G内を容易に通過し、汚れ防止シート13の折り線13cが容器本体3上面の後端側縁辺の部分に当接した状態、すなわち汚れ防止シート13をコンパクト容器1から取り外す前と同一の状態(図3および図5)となるまで、汚れ防止シート13が下降する。
次に蓋体5の閉止操作を行うにつれて、ヒンジ片7cが、開放操作時とは逆方向に回動する。その際、ヒンジ片7cの回動中心7fから係合片13b操作部7gまでの距離rが次第に減少し、他方、係合片13bの下端とヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dとの間の距離dは次第に増大し、最終的には図2および図4の状態へと戻る。
なお、蓋体5の開放状態において、ヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dとヒンジ片7cとの間に、本実施形態のように十分な幅寸法を有する間隙Gが設けられていない場合は、係合片13bを、当該間隙Gに挿入しても下方まで通過せず、係合片13bの下端がヒンジ片7cの上に乗り上げた状態に止まることもある。しかしながら、その場合でも本実施形態と同様に、蓋体5の閉止操作を行えば、その途中で当該間隙Gが次第に幅広となり、係合片13bの下端が当該間隙G内を通過し下降する。その後は本実施形態の場合と同様である。従ってこのような場合であっても、使用者が汚れ防止シート13をコンパクト容器1に装着する操作は、本実施形態の場合とほぼ同様であり、特段困難であったり手順が複雑となるようなことは全くない。
以上説明したように、本実施形態にかかるコンパクト容器1にあっては、鏡4の汚れ防止シート13を、化粧料収納部2を覆うシート本体部13aと、シート本体部13aの後端側縁辺から突出され、容器本体3のヒンジ用切り欠き部7aに係合される係合片13bとから構成することとしたので、汚れ防止シート13の構造を、従来技術のように複数の部材が連結されて構成されるような場合に比して簡単なものとすることができる。
また、汚れ防止シート13をコンパクト容器1から取り外す離脱操作の際、および汚れ防止シート13を再び装着する操作の際には、単に、シート本体部13aを手指で保持しつつ係合片13bをヒンジ用切り欠き部7aから離脱させる、あるいはヒンジ用切り欠き部7aに挿入して係合させるだけでよいので、汚れ防止シート13の着脱操作を容易に行うことができる。
また、係合片13bとヒンジ片7cとの間に設けられ、蓋体5を開放する際、係合片13bに操作力を加えてシート本体部13aを容器本体3の上面から浮上させる浮上手段14を備えることとしたので、蓋体5を単に通常通りの操作方法で開放するだけで、シート本体部13aが自動的に、容器本体3の上面から浮上する。その結果、当該シート本体部13aの浮上した部分を、手指にて摘むことによって、汚れ防止シート13をコンパクト容器1から取り外す操作をより一層容易に行うことができる。
また、特に本実施形態にあっては、浮上手段14として、シート本体部13aから90度よりも若干大きい角度で突出された汚れ防止シート13の係合片13bと、ヒンジ機構7の回動中心7f(ヒンジピン7bの中心)から周縁までの長さ(径)が、蓋体の開放操作にともなう回動につれて(図4、図5参照)次第に増加する(拡径する)ような変形的な半円形状を有するヒンジ片下端部7eとから構成することとした。その結果、非常に簡単な構成の浮上手段14により、蓋体5の開放操作にともなうシート本体部13aの自動的な浮上を実現することが可能となった。
なお、上記実施形態にあっては、浮上手段14が、シート本体部13aから90度よりも若干大きい角度で突出された汚れ防止シート13の係合片13bと、ヒンジ機構7の回動中心7fから周縁までの長さ(径)が、次第に増加する(拡径する)ような変形的な半円形状を有するヒンジ片下端部7eとにより構成される場合を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、例えばヒンジ片下端部7eの一部に突起を形成し、蓋体5の開放操作時に、ヒンジ片7cの回動にともなって当該突起が汚れ防止シート13の係合片13bの下端に係合されてこれを持ち上げるような構成としてもよい。この変形例の場合、汚れ防止シート13のシート本体部13aと係合片13bとの間の角度を、上記実施形態と同様、90度よりも若干大きく形成することとすれば、係合片13bの下端が蓋体5の閉止時においてヒンジ用切り欠き部7aの前端側壁面7dから適宜に離間することとなるため、ヒンジ片7c下端部7eの突起により係合させやすいので好ましい。あるいは、シート本体部13aと係合片13bとの間の角度をほぼ90度に形成してもよい。その場合は例えば、係合片13bの下端から後端側(ヒンジピン7b側)に突出する突片を設け、この突片とヒンジ片7cの突起とが互いに係合し合うような構成としてもよい。
この変形例の場合は、係合片13b自体がヒンジ片7cの突起により上方に持ち上げられる結果、シート本体部13aの後端側が、容器本体3上面から斜めに浮上される。従って、蓋体5が開放された状態において、シート本体部13aの前端縁は容器本体3の上面に載置されたままであり、シート本体部13aの後端側にゆけばゆくほど大きく容器本体3の上面より浮上することとなる。このような変形例の場合であっても、シート本体部13aが容器本体3の上面から浮上されて離間するため、その部分を手指にて摘むことが容易であり、汚れ防止シート13の着脱操作を上記実施形態と同様、容易に行うことができる。また、汚れ防止シート13の構造は上記実施形態とほぼ同様の非常に簡単なものとすることができる。
本発明にかかるコンパクト容器の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1のコンパクト容器の、蓋体が容器本体を閉止した状態の断面図である。 図1のコンパクト容器の、蓋体が容器本体を開放した状態の断面図である。 図1のコンパクト容器の、蓋体が容器本体を閉止した状態の要部断面図である。 図1のコンパクト容器の、蓋体が容器本体を開放した状態の要部断面図である。
符号の説明
1 コンパクト容器
2 化粧料収納部
3 容器本体
4 鏡
5 蓋体
7 ヒンジ機構
7a ヒンジ用切り欠き部
7c ヒンジ片
9 (四囲)周壁
13 鏡の汚れ防止シート
13a シート本体部
13b 係合片
14 浮上手段

Claims (1)

  1. 化粧料収納部を有する容器本体と、該容器本体をヒンジ機構により開閉する蓋体と、該蓋体の内側面に設けられる鏡と、上記容器本体と上記蓋体との間に着脱自在に挟み込まれて化粧料の飛散による上記鏡の汚損を防止する鏡の汚れ防止シートとを備え、
    上記ヒンジ機構は、上記容器本体の周壁の一部に形成されるヒンジ用切り欠き部と、上記蓋体に形成され該ヒンジ用切り欠き部に回動自在に設けられるヒンジ片とを有し、
    上記鏡の汚れ防止シートは、上記容器本体の上面に載置されて上記化粧料収納部を覆うシート本体部と、該シート本体部の縁辺から突出され、上記ヒンジ用切り欠き部に係合されて上記鏡の汚れ防止シートの位置ずれを防止する係合片とを有するとともに、
    上記係合片と上記ヒンジ片との間に、上記蓋体を開放する際、上記係合片に操作力を加えて、上記シート本体部を上記容器本体の上面から浮上させる浮上手段とを備えることを特徴とするコンパクト容器。
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