JP2007076401A - リッド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リッドの位置変更が容易なリッド装置の提供。
【解決手段】 車両のフロア12に形成された凹部14をリッド15で被覆可能なリッド装置11であって、リッド15は、凹部14の凹部開口28を被覆可能な本体部30と、一端側が凹部14の壁部44に回動可能に設けられるとともに他端側が本体部30に回動可能に設けられる連結部31とを有することで、本体部30の昇降時に本体部30の壁部44への連結側が連結部31で案内されて一定の移動軌跡で旋回することになる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両のフロアに形成された凹部を被覆可能なリッド装置に関する。
車両のフロアに形成された凹部をリッドで被覆する構造として、凹部の壁部の上下に段部を形成し、リッドを上側の段部および下側の段部に選択的に載置させることで、リッドの位置を上下二段に変更可能とされたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平10−44872号公報
上記した構造のものは、リッドの位置を上下二段に変更可能であるものの、変更時には乗員がリッドを上げ下げして段部に位置決めする必要があり、その大きさから両手で作業しなければならず不便であった。
したがって、本発明は、リッドの位置変更が容易なリッド装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両のフロア(例えば実施形態における荷室フロア12)に形成された凹部(例えば実施形態における凹部14)をリッド(例えば実施形態におけるリッド15)で被覆可能なリッド装置(例えば実施形態におけるリッド装置11)であって、前記リッドは、前記凹部の凹部開口(例えば実施形態における凹部開口28)を被覆可能な本体部(例えば実施形態における本体部30)と、一端側が前記凹部の壁部(例えば実施形態における前壁部44)の深さ方向の中間位置に回動可能に設けられるとともに他端側が前記本体部に回動可能に設けられる連結部(例えば実施形態における連結部31)とを有することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記連結部は、前記本体部を前記凹部開口を被覆する位置と前記凹部の底部に載置される位置との間で移動させることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記壁部の前記凹部開口近傍には前記凹部内側に突出し前記本体部を支持可能な凸部(例えば実施形態における凸部50)が形成され、前記連結部には前記凸部を挿脱可能な挿入開口部(例えば実施形態における挿入開口部63)が形成されていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明において、前記挿入開口部には、回動可能な蓋部(例えば実施形態における蓋部65)が設けられていることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に係る発明において、前記凸部に係合部(例えば実施形態におけるロック部材53)が設けられるとともに、前記挿入開口部に前記係合部に係合可能な被係合部(例えば実施形態における係合突起部64)が設けられていることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項3乃至5のいずれか一項に係る発明において、前記凸部が複数設けられており、前記連結部の前記凸部間且つ前記他端側近傍に、前記本体部が前記凹部開口を被覆する状態で前記凹部内側に突出して前記本体部を支持する突起部(例えば実施形態における載置突起部70)が形成されていることを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に係る発明において、前記連結部の前記一端側には係合穴(例えば実施形態における係合穴37)が形成された取付部(例えば実施形態における取付部32)が連結されており、前記壁部側に設けられた仮止部(例えば実施形態における係合爪25)が前記係合穴に挿入されることで、前記取付部が前記壁部に仮止めされることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、リッドの本体部を移動させると、一端側が凹部の壁部の深さ方向の中間位置に回動可能に設けられるとともに他端側が本体部に回動可能に設けられた連結部を壁部および本体部に対し回動させながら本体部が移動することになる。このように本体部が凹部の壁部の深さ方向の中間位置に連結部を介して連結されているため、本体部の連結側が連結部で案内されて一定の移動軌跡で旋回することになる。このようにリッドの本体部が壁部に連結されており、しかも連結側が一定の移動軌跡で移動するため、片手でも移動可能となり、位置変更が容易にできる。
請求項2に係る発明によれば、本体部が凹部開口を被覆する位置と凹部の底部に載置される位置との間で移動することになり、これらの位置変更が容易にできる。つまり、凹部を被覆する状態と凹部内を最も広く使用する状態とに容易にリッドの位置を変更できる。
請求項3に係る発明によれば、連結部を回動させて本体部で凹部開口を被覆する状態にすると、その途中で、壁部の凹部開口近傍に凹部内側に突出形成された凸部が連結部の挿入開口部に挿入されることになり、その後、凸部で本体部を支持することになる。これにより、連結部で本体部を壁部に連結する構造としても本体部を凸部で支持することができる。
請求項4に係る発明によれば、挿入開口部に回動可能な蓋部が設けられているため、凸部を挿入させる状態以外では、挿入開口部を蓋部で閉塞することができ、良好な外観性を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、連結部を回動させて本体部で凹部開口を被覆する状態にすると、その途中で、壁部の凹部開口近傍に凹部内側に突出形成された凸部が連結部の挿入開口部に挿入されることになり、その際に、凸部に設けられた係合部に、連結部の挿入開口部に設けられた被係合部が係合させられることになって、係合部が被係合部に係合する状態になる。このように、本体部で凹部開口を被覆するように連結部を回動させることで自動的に連結部を凸部に係合させることができる。
請求項6に係る発明によれば、本体部を連結部を回動させて凹部開口を被覆する状態にすると、連結部における凸部の間且つ他端側近傍に形成された凹部内側に突出する突起部でも本体部を支持することができる。この突起部は、本体部が凹部の底部側に位置して連結部が露出する際には裏側に突出していて見えないため、良好な外観性を得ることができる。
請求項7に係る発明によれば、壁部側に設けられた仮止部を、リッドの連結部の一端側の取付部の係合穴に挿入させることで、取付部が壁部側に仮止めされるため、壁部への取り付けが容易となる。
本発明の一実施形態のリッド装置を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態のリッド装置11は、車両後部の荷室フロア(フロア)12にフロア面から下方に凹むように形成された凹部14をリッド15で被覆するもので、凹部14は、物品等を収納可能であって、図2に示すように、車両前側で略車幅方向に沿い且つ略鉛直方向に沿う前壁基部17と、車両後側で略車幅方向に沿い且つ略鉛直方向に沿う後壁部18と、略車両前後方向に沿い且つ略鉛直方向に沿ってこれら前壁基部17および後壁部18の車幅方向同側同士を連結させる一対の側壁部19と、略水平に沿ってこれら前壁基部17、後壁部18および一対の側壁部19の下端縁部同士を連結させる図1に示す底部20とを有している。
凹部14の前壁基部17には、図3に示すように車幅方向に並んで複数の取付穴22が形成されており、隣り合う取付穴22同士の間に、図4にも示す凹部14の内側に延設される基板部23とこの基板部23の先端部から上方に突出する爪板部24とを有し全体としても凹部14の内側に延設される鉤型の係合爪(仮止部)25が形成されている。さらに、前壁基部17には、図3に示すように取付穴22および係合爪25より上側にも取付穴26が形成されている。
リッド15は、図1に示すように、凹部14の上部の凹部開口28を被覆可能な略矩形板状の本体部30と、図2に示すように、長辺側の一端縁側において凹部14の前壁基部17に回動可能に設けられるとともに長辺側の他端縁側が本体部30に回動可能に設けられる長方形板状の連結部31と、連結部31の一端縁側に連結されて前壁基部17に取り付けられる略板状の図3に示す取付部32とを有している。ここで、リッド15は、本体部30と連結部31と取付部32とが一体成形された樹脂成型品で、本体部30と連結部31とがこれらよりも薄肉で可撓性の薄肉部33を介して連結されており、この薄肉部33が変形することで相互に回動する。同様に、連結部31と取付部32とが、これらよりも薄肉で可撓性の薄肉部34を介して連結されており、この薄肉部34が変形することで相互に回動する。つまり、本体部30および連結部31が薄肉部33を中心として回動する樹脂ヒンジを構成しており、連結部31および取付部32も薄肉部34を中心として回動する樹脂ヒンジを構成している。なお、これらの回動中心は互いに平行となっている。
リッド15の取付部32には、略正方形状の取付穴36が長さ方向に並べられて複数形成されており、隣り合う取付穴36同士の間には横長の略長方形状の係合穴37がそれぞれ形成されている。そして、リッド15は、取付部32を車幅方向に沿わせた状態でこの取付部32の各係合穴37に前壁基部17の各係合爪25を挿通させた後に、図4にも示すように各係合穴37を各係合爪25の基板部23に載置させることで、取付部32が前壁基部17に仮止めされる。このように仮止めされた状態で図3に示すように取付部32の取付穴36が前壁基部17の取付穴22との位置を合わせることになり、取付部32の取付穴36に図5に示す前壁部材40の嵌合部41が嵌合され、この嵌合部41に前壁基部17の裏側から取付穴22に挿通されたネジ42が螺合されることで嵌合部41が前壁基部17に固定され、その結果、取付部32は前壁基部17に固定された前壁部材40と前壁基部17とで挟持された状態となり、前壁基部17に取り付けられることになる。なお、このようにして前壁基部17に取り付けられたリッド15は、連結部31の前壁基部17への取付側である取付部32側の薄肉部34が前壁基部17の上下方向の略中央位置に水平に配置されている。
このように前壁基部17に取り付けられたリッド15は、取付部32と連結部31とがこれらの間の薄肉部34を中心に回動するとともに連結部31と本体部30とがこれらの間の薄肉部33を中心に回動することで、本体部30を上下方向に移動させる。
前壁部材40は、略長方形板状をなしており、上記のように前壁基部17に取り付けられることでリッド15の取付部32および前壁基部17の上部を覆うもので、その上端縁部が荷室フロア12のフロア面と高さをほぼ合わせている。これにより、凹部14の前壁部(壁部)44は、その下部が上記した前壁基部17からなり、その上部が前壁部材40からなっている。そして、リッド15の連結部31はその一端側が前壁部44の上下方向(深さ方向)の中間位置に回動可能に設けられている。
前壁部材40は、略長方形板状をなす本体部45と、本体部45の裏側から突出する上記した嵌合部41と、本体部45の上部から裏側に突出する取付台部46とを有しており、この取付台部46にも、前壁基部17の裏側から前壁基部17の上部の取付穴26に挿通されたネジ42が螺合され、その結果、前壁部材40は、取付台部46においても前壁基部17に固定される。
図2に示すように、前壁部材40には、その表側(凹部14側)の凹部開口28の近傍に、凹部14の内側方向に突出する凸部50が車幅方向に離間して複数具体的には二カ所形成されている。これら凸部50は、図6に示すように、上面が略水平に配置されるとともに下面が先端側ほど上側に位置するように若干傾斜しており、下面の車幅方向の中間位置には図7に示す溝部51が形成されている。この溝部51内には樹脂あるいは金属からなる弾性変形可能なロック部材(係合部)53が配設されている。このロック部材53は、図6に示すように、嵌合部54を有しこの嵌合部54が取付穴55に嵌合されることで前壁基部17に取り付けられる取付板部56と、取付板部56の下端縁部から凹部14の内側方向に略水平に延出する延出板部57と、延出板部57の先端縁部から下方に略鉛直に延出する係合板部58と、係合板部58の下端縁部から先端側ほど上側に位置するように傾斜して凹部14の内側方向に延出する傾斜板部59と、傾斜板部59の先端縁部から上側に延出する先端板部60とを有している。
リッド15の連結部31には、上側に回動したときに凸部50を挿入させる、凸部50に対し挿脱可能な挿入開口部63が凸部50と位置を合わせて形成されている。図7および図8にも示すように、この挿入開口部63の取付部32側の縁部の中間位置には、挿入開口部63の内側方向に突出する係合突起部(被係合部)64が形成されている。また、挿入開口部63の係合突起部64を除く取付部32側の縁部には、挿入開口部63を開閉可能な蓋部65が車幅方向に沿う薄肉部66を介して回動可能に連結されている。なお、係合突起部64を含む挿入開口部63および蓋部65は薄肉部66を除く境界部分が抜かれることで形成される。この抜きの方向によって境界部分に傾斜が設けられており、この傾斜によって、蓋部65は凸部50の挿入を許容する方向にのみ挿入開口部63から突出して開くことが可能となっている。また、薄肉部66はその弾性力で蓋部65を挿入開口部63を閉塞する位置に位置させるように付勢されており、また連結部31が凸部50とは反対の下側に回動したときに蓋部65は前壁基部17に当接しこの前壁基部17で押されることで挿入開口部63を閉塞する位置に位置する。このとき、上記した傾斜により蓋部65が連結部31よりも凹部14の内側方向に突出することはない。
ここで、図6に二点鎖線で示す状態から実線で示す状態へと、リッド15の本体部30を連結部31を回動させながら上側に移動させると、連結部31は、蓋部65を凸部50の先端側に当接させて薄肉部66の付勢力に抗して回動させながら、挿入開口部63を凸部50を嵌合させるようにして前壁部材40の本体部30に近接し、挿入開口部63の係合突起部64とは反対側の縁部を凸部50の上面上に位置させることになる。この回動の終期において、挿入開口部63の係合突起部64が凸部50の下面の溝部51に設けられたロック部材53の傾斜板部59に接触し、これを上側に押し上げて延出板部57の位置に至って押し上げを解除する。すると、ロック部材53は弾性変形から復帰し係合板部58が係合突起部64と上下方向に位置が重なり且つ略平行になって係合突起部64の凹部14の内側方向への移動を規制する係合状態になる。このように、凸部50に設けられたロック部材53に係合可能な係合突起部64が挿入開口部63に設けられている。なお、この状態でリッド15の本体部30はその連結部31側が本体部30の上面に載置されて支持されることになり、これに加えて、連結部31に対し反対側が、図1に示すように凹部14の後壁部18の上部つまり凹部開口28の近傍に凹部14の内側方向に突出するように形成された台部68に載置されて支持されると、リッド15の本体部30は凹部開口28を閉塞するように被覆して荷室フロア12のフロア面と面一となる。なお、後壁部18の台部68も車幅方向に複数並設されている。
ここで、リッド15の連結部31の本体部30側には、図5および図9に示すように、本体部30が凹部開口28を被覆した状態で凹部14の内側方向に突出して本体部30の連結部31側を載置させる載置突起部(突起部)70が、両側の凸部50の間の中央位置に形成されている。
また、リッド15の本体部30の上面の連結部31とは反対側の車幅方向中央位置には、ベルト状の把持部71が車幅方向に架設されている。
リッド15で凹部開口28を閉塞した状態から、凹部開口28を閉塞せずにリッド15を凹部14に収納する状態に変更する場合には、図1、図5および図6に示すように、本体部30を、前壁部材40から突出する凸部50の上面と連結部31の載置突起部70の上面と凹部14の後壁部18から突出する台部68の上面とに載置させた状態から、乗員が、ロック部材53の傾斜板部59を上側に押圧しつつ本体部30を若干前側にずらしてロック部材53による係合突起部64の係合を解除した後、把持部71を把持し、本体部30を車両後方に引きながらその後部を上側に持ち上げると、本体部30が連結部31に対し薄肉部33を中心に回動しつつ連結部31を前壁部44に対し回動させて凸部50および載置突起部70から車両後方に離間し、その後、連結部31側を連結部31を半径とした軌跡で下降させることになり、連結部31が凹部14の前壁基部17の下部に近接する。この状態で、乗員が本体部30を下げると、本体部30の連結部31とは反対側が本体部30の傾斜によって後壁部18の台部68との干渉を避けながら下降し、凹部14の底部20に載置されることになる。これにより、図2および図4に示すように、凹部14が閉塞されることなく上方に開口する状態となる。なお、このような連結部31の回動時に連結部31の蓋部65は凸部50から離間することになり、薄肉部66の弾性力および前壁基部17で押されることによって図7および図8に示すように挿入開口部63を閉塞する。また、連結部31が下側に回動すると連結部31の載置突起部70は裏側つまり前壁基部17に対向することになり、凹部14の内側に露出しない状態となる。
他方、この状態から凹部開口28を閉塞する場合に、乗員は、把持部71を持って連結部31はそのままの状態で本体部30の連結部31とは反対側を持ち上げ、本体部30の連結部31とは反対側が後壁部18の台部68より上側に位置した状態から、把持部71を車両後方に引きつつ、本体部30の連結部31側が上昇するように力を加える。すると、本体部30の連結部31側が連結部31を回動させながら連結部31を半径とした軌跡で上昇する。そして、本体部30を車両前方に押すと、連結部31が挿入開口部63に嵌合しつつロック部材53に係合突起部64がロックされ、連結部31が凸部50にロックされる。この状態で本体部30の把持部71側を下げると、本体部30は、凹部14の前壁部材40の凸部50の上面と連結部31の載置突起部70の上面と凹部14の後壁部18の台部68の上面とに載置されてこれらで支持されることになり、凹部開口28を被覆し閉塞させる状態となる。
以上に述べた本実施形態のリッド装置11によれば、リッド15の本体部30を移動させると、一端側の取付部32において凹部14の前壁部44の深さ方向の中間位置に回動可能に設けられるとともに他端側が本体部30に回動可能に設けられた連結部31を前壁部44および本体部30に対し回動させながら本体部30が移動することになる。このように本体部30が凹部14の前壁部44の深さ方向の中間位置に連結部31を介して連結されているため、本体部30の連結側が連結部31で案内されて一定の移動軌跡で旋回することになる。このようにリッド15の本体部30が凹部14の前壁部44に連結されており、しかも連結側が一定の移動軌跡で移動するため、片手でも移動可能となり、上下二段の位置変更が容易にできる。
また、連結部31の一端の取付部32側が凹部14の前壁部44の上下方向の略中央位置に回動可能に設けられており、本体部30は前壁部44の略中央位置を中心に、凹部開口28を被覆する位置と凹部14の底部20に載置される位置との間で移動することになって、これらの位置変更が容易にできる。つまり、凹部開口28を被覆して荷室フロア12と面一となる状態と凹部14内を最も広く使用する状態とに容易にリッド15の位置を変更できる。
さらに、本体部30を連結部31を回動させて凹部開口28を被覆する状態にすると、その途中で、前壁部44の凹部開口28の近傍に形成された凸部50が連結部31の挿入開口部63に挿入されることになり、その後、凸部50で本体部30の連結部31近傍側を支持することになる。これにより、連結部31で本体部30を前壁部44に連結する構造としても本体部30を凸部50で支持することができる。
加えて、挿入開口部63に回動可能な蓋部65が設けられているため、凸部50を嵌合させる状態以外では、挿入開口部63を蓋部65で閉塞することができ、良好な外観性を得ることができる。
さらに、本体部30を連結部31を回動させて凹部開口28を被覆する状態にすると、その途中で、前壁部44の凹部開口28の近傍に形成された凸部50が連結部31の挿入開口部63に嵌合することになり、しかも凸部50に設けられたロック部材53に、連結部31の挿入開口部63に設けられた係合突起部64が係合させられることになって、ロック部材53が係合突起部64に係合する状態になる。このように、本体部30で凹部開口28を被覆するように連結部31を回動させることで自動的に連結部31を凸部50にロックすることができる。
加えて、本体部30を連結部31を回動させて凹部開口28を被覆する状態にすると、連結部31における凸部50の間且つ本体部30側の近傍に形成された凹部14の内側方向に突出する載置突起部70でも本体部30を支持することができる。この載置突起部70は、本体部30が凹部14の底部側に位置して連結部31が露出する際には裏側(車両前後方向前側)に突出して乗員からは見えないため、良好な外観性を得ることができる。
また、リッド15の取付作業時には、前壁部44側に設けられた係合爪25を、リッド15の連結部31の一端側の取付部32の係合穴37に挿入させると、取付部32が前壁部44側に仮止めされることになるため、前壁部44へのリッド15の取り付けが容易となる。
加えて、溝部51およびロック部材53が凸部50の下面側に設けられているため、乗員から見えにくく、外観性が良好となる。
なお、以上においては、リッド15の本体部30、連結部31および取付部32を一体に形成する場合を例にとり説明したが、本体部30および取付部32のうちの少なくともいずれか一方を連結部31に対し別体に形成して後で連結させるようにしても良い。
また、以上においては、連結部31を前壁部44の上下方向の略中央位置に連結する場合を例にとり説明したが、これに限らず、例えば前壁部44の上下方向の中央位置よりも上側に取り付ければ、リッド15を下側に位置させた状態でもリッド15の下方に凹部14の空間を保持するようにできる。
本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両後方から見た斜視図であって、リッドで凹部を被覆した状態を示すものである。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両後方から見た斜視図であって、リッドで凹部を被覆せずリッドを収納した状態を示すものである。 本発明の一実施形態のリッド装置におけるリッドの取付部分を示す部分拡大斜視図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両前後方向前側の部分側断面図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両前後方向前側の部分側断面図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両前後方向前側の部分側断面図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両前後方向前側の部分拡大斜視図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両前後方向前側の部分拡大斜視図である。 本発明の一実施形態のリッド装置を示す車両後方から見た斜視図であって、リッドで凹部を被覆した状態を示すものである。
符号の説明
11 リッド装置
12 荷室フロア(フロア)
14 凹部
15 リッド
25 係合爪(仮止部)
28 凹部開口
30 本体部
31 連結部
32 取付部
37 係合穴
44 前壁部(壁部)
50 凸部
53 ロック部材(係合部)
63 挿入開口部
64 係合突起部(被係合部)
65 蓋部
70 載置突起部(突起部)

Claims (7)

  1. 車両のフロアに形成された凹部をリッドで被覆可能なリッド装置であって、
    前記リッドは、前記凹部の凹部開口を被覆可能な本体部と、一端側が前記凹部の壁部の深さ方向の中間位置に回動可能に設けられるとともに他端側が前記本体部に回動可能に設けられる連結部とを有することを特徴とするリッド装置。
  2. 前記連結部は、前記本体部を前記凹部開口を被覆する位置と前記凹部の底部に載置される位置との間で移動させることを特徴とする請求項1に記載のリッド装置。
  3. 前記壁部の前記凹部開口近傍には前記凹部内側に突出し前記本体部を支持可能な凸部が形成され、前記連結部には前記凸部を挿脱可能な挿入開口部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリッド装置。
  4. 前記挿入開口部には、回動可能な蓋部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のリッド装置。
  5. 前記凸部に係合部が設けられるとともに、前記挿入開口部に前記係合部に係合可能な被係合部が設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載のリッド装置。
  6. 前記凸部が複数設けられており、前記連結部の前記凸部間且つ前記他端側近傍に、前記本体部が前記凹部開口を被覆する状態で前記凹部内側に突出して前記本体部を支持する突起部が形成されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のリッド装置。
  7. 前記連結部の前記一端側には係合穴が形成された取付部が連結されており、前記壁部側に設けられた仮止部が前記係合穴に挿入されることで、前記取付部が前記壁部に仮止めされることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のリッド装置。
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