JP2006076637A - プラスチック製コンテナの蓋構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋板表面を簡素にするとともに、コンテナの側方に突出することなく把手機能を持たせられるようにして他の物の邪魔にならないようにする。また、手指を挿入し易くして蓋板の開閉操作を容易にする。
【解決手段】プラスチック製コンテナの上端開口縁に蓋板5a,5bを開閉可能に枢着するとともに、該各蓋板の両側縁で該各蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより、プラスチック製コンテナの側面に開口する把手孔11aと上方に突出する積載時ズレ止用の突起11bとが兼ねられるようする。
【選択図】図5
【解決手段】プラスチック製コンテナの上端開口縁に蓋板5a,5bを開閉可能に枢着するとともに、該各蓋板の両側縁で該各蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより、プラスチック製コンテナの側面に開口する把手孔11aと上方に突出する積載時ズレ止用の突起11bとが兼ねられるようする。
【選択図】図5
Description
本発明はプラスチック製コンテナの上端開口縁に被せられる蓋の構造に関するものである。
矩形状の底板と、矩形状の上枠と、上部板材と下部板材とを「く」字状に屈折可能に連結した長側板と、短側板とを具備し、底板の相対する長辺に下部板材を夫々内側に傾倒可能に枢着し、上枠の相対する長辺に上部板材を夫々内側に傾倒可能に枢着し、上枠の相対する短辺に短側板を夫々内側に傾倒可能に枢着してなるプラスチック製の折り畳みコンテナは、下記特許文献1,2、またはその他の刊行物に示されている。
また、下記特許文献1に示された折り畳みコンテナでは、上枠の上面に一対の蓋板が観音開き式に枢着され、該蓋板の両側縁に開閉操作時の把手となる突片が一体に形成され、該蓋板の上面中央部は浅凹窪状に形成され該浅凹窪部にラベル等が貼り付けられるとともに、該蓋板の両側縁に突条が形成され、該コンテナの上に同形のコンテナを積み重ねたときに、該突条がズレ止となるとともに、積み重ねによってラベル等が汚損することのないようにしている。
特開平11−35034号公報
実用新案登録第2589166号公報
また、下記特許文献1に示された折り畳みコンテナでは、上枠の上面に一対の蓋板が観音開き式に枢着され、該蓋板の両側縁に開閉操作時の把手となる突片が一体に形成され、該蓋板の上面中央部は浅凹窪状に形成され該浅凹窪部にラベル等が貼り付けられるとともに、該蓋板の両側縁に突条が形成され、該コンテナの上に同形のコンテナを積み重ねたときに、該突条がズレ止となるとともに、積み重ねによってラベル等が汚損することのないようにしている。
ところで、一般にプラスチック製コンテナの蓋板の下面には一体に補強リブが形成されることが多いが、該補強リブの付け根部分は肉厚でプラスチック成形時の材料収縮量が他部分よりも大きくなるために、反りが生じたり、表面が白くなり補強リブに沿って白いラインができてしまうなどの問題があった。
また、上記特許文献1に示された観音開き式の蓋板では、開閉操作のために必要となる把手と、上段にコンテナを積み重ねたときのズレ止のために必要となる突条とが夫々形成され、該把手はコンテナの側方に僅かに突出する形態で形成されたものであったので、手指が掛けにくく操作性が悪いとともに、側方に僅かにでも突出する把手は他の隣り合う物の邪魔になり衝突し易いという問題があった。
また、プラスチック製コンテナは上記折り畳みコンテナも含めて一般に屋外に放置されることが多々あり、そのような場合に上記浅凹窪部に雨水が溜まり汚くなるおそれがあった。
本発明はこれらの問題点を解決し得る折り畳みコンテナの蓋構造を提供しようとするものである。
また、上記特許文献1に示された観音開き式の蓋板では、開閉操作のために必要となる把手と、上段にコンテナを積み重ねたときのズレ止のために必要となる突条とが夫々形成され、該把手はコンテナの側方に僅かに突出する形態で形成されたものであったので、手指が掛けにくく操作性が悪いとともに、側方に僅かにでも突出する把手は他の隣り合う物の邪魔になり衝突し易いという問題があった。
また、プラスチック製コンテナは上記折り畳みコンテナも含めて一般に屋外に放置されることが多々あり、そのような場合に上記浅凹窪部に雨水が溜まり汚くなるおそれがあった。
本発明はこれらの問題点を解決し得る折り畳みコンテナの蓋構造を提供しようとするものである。
そのために請求項1に記載のプラスチック製コンテナの蓋構造は、プラスチック製コンテナの上端開口縁に蓋板を開閉可能に枢着するとともに、該各蓋板の両側縁で該各蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより、プラスチック製コンテナの側面に開口する把手孔と上方に突出する積載時ズレ止用の突起とが兼ねられるようにしたことを特徴とする。
また請求項2に記載の発明は上記蓋構造において、把手孔はプラスチック製コンテナの上端開口縁の平面幅以内にて成形したものであることを特徴とする。
また請求項3に記載のプラスチック製コンテナの蓋構造は、蓋板の上面中央に浅凹窪状部を形成するとともに、該蓋板の上面に該浅凹窪状部と該蓋板の外周縁とを連通させる排水用溝を該蓋板の下面に一体に成形された補強リブの真上位置で該補強リブに沿って形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の蓋構造では、把手とズレ止め用突起とを夫々形成するよりも蓋板表面を簡素にできるとともに、コンテナの側方に突出することなく把手機能を持たせられるので他の物の邪魔にならない。また、把手孔として側面に大きく開口するように形成されることから手指を挿入し易く開閉操作を容易にする。
請求項2に記載の蓋構造では、蓋としての閉止機能を損なうことなく把手孔を形成することができる。
請求項3に記載の蓋構造では、補強リブの付け根部分の肉厚が均等化され、プラスチック成形後に反りが生じたり、補強リブに沿う白いラインが表面に見苦しく表れるようなおそれがなく品質を向上させる。
次に本発明の実施例を図面に従い説明する。図1は本発明に係るプラスチック製の折り畳みコンテナの斜視図、図2はその折り畳み時の斜視図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図1のB−B線断面図である。図中、1は矩形状の底板、2は矩形状の上枠、3は上部板材3aと下部板材3bとが「く」字状に屈折可能に連結された長側板、4は短側板で、底板1の相対する長辺に下部板材3bを夫々内側に傾倒可能に枢着し、上枠2の相対する長辺に上部板材3aを夫々内側に傾倒可能に枢着し、上枠2の相対する短辺に短側板4を夫々内側に傾倒可能に枢着してなり、図3に破断線で示したように該短側板4を内側に傾倒させた後、図4に破断線で示したように該長側板3を内側にく字状に屈折させることにより上枠2が下降し、図2に示したように該上枠が底板1上に重ね合わされて折り畳み状態となる。
5a,5bは該コンテナの上端開口縁に連結片6を介して枢着された一対のプラスチック製の観音開き式蓋板で、上枠2の長側辺の上面に形成された窪部7に連結片6の一端に形成された支軸8を軸支するとともに、該蓋板の長側辺に形成された窪部9に該連結片6の他端に形成された支軸10を軸支することにより、該蓋板を図4に破断線で示したように外側に大きく観音開きできるようにしている。なお、図5は一方の蓋板5aのみを開いたときの斜視図である。
しかして、図5にも示されるように、該蓋板5a,5bの両側縁に該蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することによりプラスチック製コンテナの側面に開口する把手孔11aと上方に突出する積載時ズレ止用の突起11bとが兼ねられるようにしている。なお、該把手孔11aは該コンテナの上端開口縁の平面幅H以内にて成形され、該把手孔11aによってコンテナ内外が連通することのないようにすることで蓋としての機能を損なわないようにしている。なお、12a,12bは蓋板5a,5bの相対する先端縁に互いに係合し得るように形成された上向片と下向片である。
また、該蓋板5a,5bの上面中央に浅凹窪状部13を形成し、裏面に粘着材が塗布されたラベル等が該浅凹窪状部に着脱自在に貼り付けられるように該浅凹窪状部の表面を細かい凹凸状に形成している。14は該蓋板5a,5bの上面に該浅凹窪状部と該蓋板の外周縁とを連通させるように形成された排水用溝で、該排水用溝は図5,図6に示されるように該蓋板の下面に一体に成形された補強リブ15の真上位置で該補強リブに沿って形成する。このように浅凹窪状部13にラベル等が貼り付けられるようにすることにより、このコンテナを上下に積み重ねた場合に該ラベル等が上段のコンテナによって擦れることなく該ラベル等が保護される。また、屋外の放置されたような場合、該浅凹窪状部13に溜まった水は排水用溝14を通って排出されることから、該浅凹窪状部を汚れにくくすることができる。また、補強リブ15の真上位置に該排水用溝14を形成することにより、該補強リブの付け根部分の肉厚が均等化されるので、他部分よりもプラスチック材料の収縮量が大きくなることなく、反りが生じたり、補強リブに沿う白いラインが表面に見苦しく表れるようなおそれがなく品質を向上させる。
また、蓋板の両側縁に該蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより、把手孔11aとズレ止め用の突起11bとが兼ねられるようにしたので、夫々形成するよりも蓋板表面を簡素にできるとともにコンテナの側方に突出することなく把手機能を持たせられるので他の物の邪魔にならず、また該把手孔11aは側面に大きく開口するように形成されるので、手指を挿入し易く開閉操作を容易にする利点がある。
一方、図7に示した実施例は、プラスチック製コンテナの上端開口縁に一枚の蓋板5を連結片6によって開閉可能に枢着し、該蓋板の両側縁に該蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより把手孔11aと上方に突出する積載時ズレ止用の突起11bとが兼ねられるようにしたものであり、該蓋板5の上面中央に浅凹窪状部13を形成し、該浅凹窪状部の表面を細かい凹凸状に形成するとともに、排水用溝14を該蓋板の下面に一体に成形された補強リブの真上位置で該補強リブに沿って形成したものである。この実施例の場合も把手とズレ止め用突起とを兼ねることで蓋板表面を簡素にできるとともに使い勝手が向上すること、および、補強リブに沿う白いラインが表面に表れ難くできるなど、上記実施例と同様の効果がある。
本発明は実施例に示した折り畳みコンテナに限らず、他の形態のプラスチック製コンテナの蓋構造に使用した場合でも所期の効果が奏せられる。
1 底板
2 上枠
3 長側板
3a 上部板材
3b 下部板材
4 短側板
5,5a,5b 蓋板
6 連結片
11a 把手孔
11b 突起
12a 上向片
12b 下向片
13 浅凹窪状部
14 排水用溝
15 補強リブ
2 上枠
3 長側板
3a 上部板材
3b 下部板材
4 短側板
5,5a,5b 蓋板
6 連結片
11a 把手孔
11b 突起
12a 上向片
12b 下向片
13 浅凹窪状部
14 排水用溝
15 補強リブ
Claims (3)
- プラスチック製コンテナの上端開口縁に蓋板を開閉可能に枢着するとともに、該各蓋板の両側縁で該各蓋板を構成する板材を上方に部分的に湾曲した形態に形成することにより、プラスチック製コンテナの側面に開口する把手孔と上方に突出する積載時ズレ止用の突起とが兼ねられるようにしたことを特徴とするプラスチック製コンテナの蓋構造。
- 把手孔はプラスチック製コンテナの上端開口縁の平面幅以内にて成形したものである請求項1に記載のプラスチック製コンテナの蓋構造。
- 蓋板の上面中央に浅凹窪状部を形成するとともに、該蓋板の上面に該浅凹窪状部と該蓋板の外周縁とを連通させる排水用溝を該蓋板の下面に一体に成形された補強リブの真上位置で該補強リブに沿って形成したことを特徴とするプラスチック製コンテナの蓋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004264512A JP2006076637A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | プラスチック製コンテナの蓋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004264512A JP2006076637A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | プラスチック製コンテナの蓋構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006076637A true JP2006076637A (ja) | 2006-03-23 |
Family
ID=36156424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004264512A Pending JP2006076637A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | プラスチック製コンテナの蓋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006076637A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214913A (ja) * | 2008-03-11 | 2009-09-24 | Yamato Packing Technology Institute Co Ltd | 運搬用容器 |
CN110733723A (zh) * | 2019-11-28 | 2020-01-31 | 国网四川省电力公司电力科学研究院 | 可折叠的物料箱 |
-
2004
- 2004-09-10 JP JP2004264512A patent/JP2006076637A/ja active Pending
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CN110733723B (zh) * | 2019-11-28 | 2024-04-02 | 国网四川省电力公司电力科学研究院 | 可折叠的物料箱 |
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