JP2009214913A - 運搬用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】両蓋半体の上面にわたって正確な位置に簡単に送り状を貼ることができると共に段積みしても上の運搬用容器の底面で剥がれることがない運搬用容器を提供する。
【解決手段】上方に開口する容器本体1の開口部2の対向する辺にそれぞれ先端に重ね用突片3と重ね用凹所4を有する蓋半体5を回動自在に取付けて両蓋半体で開口部を閉じる。両蓋半体で開口部を閉じた状態で、一方の蓋半体の重ね用突片3を他方の蓋半体の重ね用凹所に重ねると共に他方の蓋半体の重ね用突片を一方の蓋半体5の重ね用凹所に重ねるようにした。容器本体の開口部を両蓋半体で閉じた状態で、両蓋半体の上面部の先端部に両蓋半体にわたって連続する送り状貼り用の凹部7を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓋付きの運搬用容器に関するものである。
従来から、上方に開口する容器本体の開口部の対向する辺にそれぞれ蓋半体を回動自在に取付けて両蓋半体で開口部を閉じるようにした運搬用容器において、蓋半体の上面部の中央部を周囲よりも凹ませてラベル貼り用の凹部を形成するものが特許文献1や特許文献2により知られている。
しかしながら、この特許文献1や特許文献2においては、両蓋半体で構成される蓋の中央部にラベル貼り用の凹部がなくて、蓋半体の上面部の中央部を周囲よりも凹ませてラベル貼り用の凹部を形成したものであるため、ラベル貼り用の凹部の横巾が狭という制約があり、巾の狭いラベルしか貼ることができないという問題があり、また、蓋半体に単独でラベルが貼られるために視認し難いという問題があった。また、従来にあっては、蓋半体が不用意に開けられて中身が盗まれたり、異物が混入されるのを回避できなかった。
また、ダンボール箱において、開口部の対向縁に連出した一対の蓋片で開口部を閉じ、一対の蓋片の直線となった先端同士を近接させた状態で両蓋片の先端間の直線状の継ぎ目を跨いで封印用シールを貼ることで、封印用シールが破れると蓋片が開いたことが分かるようにすることも行われている。ところが、このものにあっては、直線状の継ぎ目の略中間部分を跨いで両蓋片の先端部上面にわたって封印用シールを貼るに当り、蓋片の先端部の上面の一部に封印用シールを上方から押し付けるので、ダンボール製の蓋片の先端部の中間部分が撓み、封印用シールを綺麗に貼ることができないという問題がある。しかも、この従来例にあっては、封印用シールは一対の蓋片の直線となった先端同士の継ぎ目が直線であるため、両側片に継ぎ目が広がる方向の力が作用すると、直線状の継ぎ目を封印用シールが跨いでいるため、封印用シールが上記直線状の継ぎ目部分を境にして両側に破れ易いという問題があり、封印用シールが故意に破られたのか、あるいは、両側片に継ぎ目が広がる方向の力が作用することで、直線状の継ぎ目部分を境にして破れたのかが分からなくなり、改ざん防止効果が十分ではない。
また、この従来例にあっては、封印用シールの貼る位置が明確でなく、また、封印用シールがダンボール製の蓋片の上面よりも上に出るため、ダンボール箱を重ねて上のダンボール箱を下のダンボール箱の上面上を滑らせた場合、封印用シールが上のダンボール箱により捲れて剥れるおそれがある。
特開平10−324354号公報 特開2000−296852号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、両蓋半体の上面にわたって正確な位置に簡単に送り状を貼ることができると共に段積みしても上の運搬用容器の底面で剥がれることがなく、また、内容物を盗難や異物の混入を避けることができ、更に、送り状貼り用の凹部の巾を広く取って巾の広い送り状であっても貼ることが可能となり、また、両蓋半体に先端間の継ぎ目が広がる方向の力が作用しても両蓋半体の上面にわたって貼った送り状が破れ難い運搬用容器を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る運搬用容器は、上方に開口する容器本体1の開口部2の対向する辺にそれぞれ先端に重ね用突片3と重ね用凹所4を有する蓋半体5を回動自在に取付けて両蓋半体5で開口部2を閉じ、且つ、両蓋半体5で開口部2を閉じた状態で、一方の蓋半体5の重ね用突片3を他方の蓋半体5の重ね用凹所に重ねると共に他方の蓋半体5の重ね用突片3を一方の蓋半体5の重ね用凹所4に重ねるようにした運搬用容器6において、容器本体1の開口部2を両蓋半体5で閉じた状態で、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続する送り状貼り用の凹部7を形成して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、両蓋半体5を閉じた状態で、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続して形成される送り状貼り用の凹部7に送り状12を貼ることで、送り状12を両蓋半体5よりなる蓋13の中央部に両蓋半体5の先端間の継ぎ目8を跨いで位置決めした状態で貼ることができ、内容物の盗難防止や異物の混入防止を図ることができる。しかも、一方の蓋半体5の重ね用突片3を他方の蓋半体5の重ね用凹所に重ねると共に他方の蓋半体5の重ね用突片3を一方の蓋半体5の重ね用凹所4に重ねているので、上記のように両蓋半体5の先端部に継ぎ目8を跨いで送り状12を貼るに当って、蓋半体5の先端が下方に撓んで変形し難く、簡単且つ正確に送り状12を貼ることができる。また、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続するように形成した送り状貼り用の凹部7に送り状12を貼ることができるので、送り状12が蓋13の中央部に貼られることになって視認し易く、しかも、運搬用容器6を多段積みしても上段の運搬用容器6の下面で下段の運搬用容器6の蓋13に貼った送り状12が剥がれることがない。また、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続するように送り状貼り用の凹部7を形成するので、送り状貼り用の凹部7の横巾を広く取ることが可能で、巾の広い送り状12であっても貼ることができる。
また、重ね用突片3の周縁と重ね用凹所4の周縁とが合さることでできる非直線状の継ぎ目8の一部が送り状貼り用の凹部7の底を横切っていることが好ましい。
このような構成とすることで、両蓋半体5に互いに離れる方向の力が作用しても、継ぎ目が非直線状であるため、送り状12の下面の上記継ぎ目8と対向する部分が非直線状となり、この結果、両蓋半体5に互いに離れる方向の力が作用しても送り状12の継ぎ目8と対向した部分で送り状12が破れ難くなる。
また、重ね用突片3の裏面に突条部9を突設し、重ね用凹所4に上下に貫通する嵌め込み孔10を形成し、重ね用突片3を重ね用凹所4に嵌め込んだ状態で突条部9を嵌め込み孔10に嵌め込むことが好ましい。
このように、重ね用突片3の補強をするための突条部9を用いて嵌め込み孔10と嵌合するように構成することで、重ね用突片3と重ね用凹所4との重ね合わせの位置決めが正確にでき、両蓋半体5を閉じた状態を正確に保持でき、また、重ね用突片3の補強をするための突条部9を設けたと言えども、重ね用凹所4に上下に貫通する嵌め込み孔10に突条部9を嵌め込むので、突条部9の突出分を重ね用凹所4の厚み内で吸収でき、これにより重ね用凹所4を蓋半体5の下面側に突出させなくても(つまり蓋半体5の厚みを厚くしなくても)、重ね用突片3の厚み確保しながら両蓋半体5の上面部の先端部に送り状貼り用の凹部7を形成することが可能となる。
本発明の請求項1記載の発明は、上記のように構成したので、両蓋半体の上面部の先端部に両蓋半体にわたって連続して形成した送り状貼り用の凹部に送り状を貼ることができ、段積みしても送り状が上の運搬用容器の底面で剥がれることがなく、また、内容物を盗難や異物の混入を避けることができ、更に、送り状貼り用の凹部の巾を広く取って巾の広い送り状であっても貼ることが可能となり、また、蓋の中央部に送り状を貼ることができるので、視認しやすくなる。しかも、一方の蓋半体の重ね用突片を他方の蓋半体の重ね用凹所に重ねると共に他方の蓋半体の重ね用突片を一方の蓋半体の重ね用凹所に重ねるので、送り状貼り用の凹部に送り状を貼る際に蓋半体の先端部に上から力が作用しても下方に撓んで変形しにくく送り状貼り用の凹部に位置決めした状態で簡単に貼ることができる。
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の効果に加えて、重ね用突片の周縁と重ね用凹所の周縁とが合さることでできる非直線状の継ぎ目の一部が送り状貼り用の凹部の底を横切っているので、両蓋半体に互いに離れる方向の力が作用しても非直線状の継ぎ目部分で送り状が破れ難くなる。
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、重ね用突片の裏面に突条部を突設し、重ね用凹所に上下に貫通する嵌め込み孔を形成し、重ね用突片を重ね用凹所に嵌め込んだ状態で突条部を嵌め込み孔に嵌め込んであるので、重ね用突片の補強をする部材を用いて重ね用突片と重ね用凹所との重ね合わせの位置決めが正確にでき、また、重ね用凹所を蓋半体の下面側に突出させなくても、重ね用突片の厚み確保しながら両蓋半体の上面部の先端部に送り状貼り用の凹部を形成することが可能となる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
添付図面には運搬用容器6として折り畳みコンテナの例が示してある。折り畳みコンテナは合成樹脂により形成した矩形状の底板15と、底板15の上方に配置した合成樹脂により形成した矩形枠状の口枠16と、底板15の対向する一対の辺と口枠16の対向する一対の辺との間にそれぞれ配置した折り畳み用側板17と、底板15の対向する他の一対の辺と口枠16の対向する他の一対の辺との間にそれぞれ配置した合成樹脂により形成した起倒用側板18とを具備している。
起倒用側板18の上端は口枠16に軸支部により回動自在に連結してあって、起倒用側板18が起倒自在となっている。また、折り畳み用側板17は合成樹脂により形成した上半分の上側板20と、合成樹脂により形成した下半分の下側板19とで構成してあり、上側板20の下端と下側板19の上端とが中間軸支部21により回動自在に連結してあって折り畳み用側板17は上下方向の中間部分で内側に折り畳み自在となっている。この中間部分で折り畳み自在となった折り畳み用側板17は、上側板20の上端を口枠16に回転自在に連結すると共に下側板19の下端を底板15に軸支部により回転自在に連結し且つ上側板20の下端と下側板19の上端を軸支部により回転自在に連結してある。
このように、底板15、口枠16、折り畳み用側板17、起倒用側板18を組み合わせることで容器本体1を構成しており、図3に示すように口枠16に囲まれた部分が容器本体1の開口部2となっている。
口枠16は矩形状(図に示す実施形態においては長方形状)に形成してあり、口枠16の対向する一対の辺に開口部2を開閉する合成樹脂製の2枚の蓋半体5が軸支部22により回動自在に取付けてある。
2枚の蓋半体5の各先端には、それぞれ互いに重複する複数の重ね用突片3と複数の重ね用凹所4とが交互に設けてある。図の実施形態では重ね用突片3の外周縁と重ね用凹所4の内周縁とが曲線波状に連続しているが、角波状であってもよい。また、重ね用突片3と重ね用凹所4を一箇所ずつ形成してもよい。
図4乃至図6に示すように、重ね用突片3の裏面は蓋半体5の他の部位の裏面よりも上方にずれた位置となっていてこの裏面部分が下向き凹みとなっている。
重ね用凹所4の上面は重ね用突片3の下面と同じレベル又は下面よりも若干下方にずれたレベルとなっている。また、重ね用凹所4の下面は蓋半体5の他の部位の下面と同じレベルとなっている。
両蓋半体5を回動して両蓋半体5で開口部2を閉じた場合、図4乃至図6に示すように一方の蓋半体5の重ね用突片3が他方の蓋半体5の重ね用凹所4に重ねると共に他方の蓋半体5の重ね用突片3を一方の蓋半体5の重ね用凹所4に重ねるようになっており、しかも、一方の蓋半体5の先端に上方から荷重がかかった場合、一方の蓋半体5の重ね用突片3からの荷重を他方の蓋半体5の重ね用凹所4で支持し、他方の蓋半体5の重ね用突片3からの荷重を一方の蓋半体5の重ね用凹所4で支持するというように、複数の重ね用突片3と複数の重ね用凹所4とが交互に噛み合ったようになり、蓋半体5の先端が下方に撓むのを相互に抑制しあっている。
上記重ね用突片3の周縁と重ね用凹所4の周縁とが合さることで非直線状の(実施形態では波状をした)継ぎ目8が形成してある。
両蓋半体5の先端部の上面部にはそれぞれ片側凹部7aが形成してあり、容器本体1の開口部2を上記のように両蓋半体5で閉じた状態で、両蓋半体5の上面部の先端部に設けた上記片側凹部7aの先端部同士が連続して両蓋半体5にわたって連続する送り状貼り用の凹部7を形成してある。両片側凹部7aが連通することで形成される送り状貼り用の凹部7の底には、重ね用突片3の周縁と重ね用凹所4の周縁とが合さることでできる非直線状の継ぎ目8(すなわち両片側凹部7aの端縁が合わさることでできる継ぎ目8)の一部が送り状貼り用の凹部7の底を横切っている。
重ね用突片3の裏面には突条部9が突設してあって蓋半体5の先端部から部分的に突出している厚みが薄い(蓋半体5の他の部分よりも厚みが薄い)重ね用突片3の補強をしている。また、この重ね用突片3の裏面には重ね用突片3の突出基部から突条部9にかけてリブ11が一体に形成してあって、補強してあり、突条部9はリブ11よりも重ね用突片3の裏面からの突出長さが長い。
重ね用凹所4には上下に貫通する嵌め込み孔10が形成してあり、重ね用突片3を重ね用凹所4に嵌め込んだ状態で突条部9を嵌め込み孔10に嵌め込み、重ね用突片3と重ね用凹所4との重ね合わせの位置決め、重ね合わせ状態の保持をしている。
上記のように、重ね用凹所4に上下に貫通する嵌め込み孔10を形成し、重ね用突片3を重ね用凹所4に嵌め込んだ状態で突条部9を嵌め込み孔10に嵌め込むことで、突条部9の突出分を重ね用凹所4の厚み内で吸収することができる。したがって、重ね用凹所4を蓋半体5の下面側に突出させなくても(つまり蓋半体5の厚みを厚くしなくても)、重ね用突片3の下面に突設した突条部9の突出分を重ね用凹所4の厚み内で吸収し、これにより重ね用突片3、重ね用凹所4の厚みを確保しながら、重ね用凹所4を蓋半体5の下面より突出しなくても、両蓋半体5の上面部の先端部に送り状貼り用の凹部7を形成することが可能となる。
このように、重ね用凹所4を蓋半体5の下面より突出しなくてもよいので、容器本体1内に収納した収納物が蓋半体5の下面から部分的に重ね用凹所4が突出することにより、この突出した部分の下面に収納物が引っ掛かったり、あるいは収納物を傷付けたりするといった恐れがない。送り状貼り用の凹部7を形成しない一般品と有効内寸が変わらないので、一般品を使用している所に送り状貼り用の凹部7を形成した製品と混在させても、内容物の量を気にすることなく使用することができる。
上記構成の運搬用容器6である折り畳みコンテナを図3に示すように箱形状に組み立てるに当っては、まず、両折り畳み用側板17を上側板20と下側板19とが上下方向に連続する起立姿勢にする操作を行い、これに続いて両起倒用側板18を回動して起立させる操作を行い、両起倒用側板18を起立姿勢とすることで、両折り畳み用側板17の両端部の内面間にそれぞれ起倒用側板18が起立して両起倒用側板18の両側端面が両折り畳み用側板17の両端部の内面に当接して折り畳み用側板17が内側に折れないようにし、更に、両起倒用側板18を起立姿勢にした状態で、両起倒用側板18の側端部に設けた側端係止部(図示せず)と両折り畳み用側板17の側端部に設けた側端被係止部(図示せず)とを着脱自在に係止し、また、起倒用側板18の下端部に設けた下端係止部(図示せず)と底板15に設けた下端被係止部(図示せず)とを着脱自在に係止することで起倒用側板18の起立状態を保持すると共に、折り畳み用側板17が外側に折れないように起倒用側板18に連結する。
このようにして箱形状に組み立てた折り畳みコンテナ内に収納物を収納し、その後、図1のように両蓋半体を回動して開口部2を閉塞する。両蓋半体5で開口部2を閉じ、その後、図2のように両蓋半体5の上面にわたって形成された送り状貼り用の凹部7の底に送り状12を両片側凹部7aに跨るように貼り付ける。送り状12は複数枚重なって1セットとなっているのが一般的なので、送り状貼り用の凹部7の深さは複数枚で1セットとなった送り状12の厚みと略同じ又はやや深いのが好ましく、この場合は、送り状12が送り状用の凹部7の上端から上方に飛び出さないようにできる。
送り状12を貼る際に蓋半体5の先端部に上から押圧力が作用するが、上記のように複数の重ね用突片3と複数の重ね用凹所4とが交互に噛み合ったようになり、蓋半体5の先端が下方に撓むのを相互に抑制しているので、蓋半体5の先端が下方に撓んで変形し難く、簡単且つ正確に送り状12を貼ることができる。また、送り状用の凹部7に貼るので、正確な位置に貼ることができる。
上記の状態で収納物を収納した運搬用容器6を保管したり、搬送したりするのであるが、保管、運搬に当って運搬用容器6を段積みしても、上段の運搬用容器6の下面で下段の運搬用容器6の蓋13に貼った送り状12が剥がれることがない。
また、保管、運搬中に誰かが故意に蓋半体5を開いて収納物を盗んだり、あるいは異物を混入しようとしても、送り状12を破るか、剥がすかしなければ、収納物を盗んだり、異物を混入することはできない。ところが、送り状12を破ると一見して改ざんされたことが分かり、また、送り状12を剥がして収納物を盗んだり、異物を混入しても、いったん剥がした送り状12を元のように綺麗に貼ることは不可能で、貼ることができたとしても、送り状12に皺がよった状態でしか貼ることができず、これも直ぐに改ざんが分かってしまうものであり、改ざん抑制効果がある。
また、蓋13の上に荷物が落ちることや多段積みの時の上段の運搬用容器6の底面が蓋13の中央に仮置きされた時などに、蓋が下方に押される力が作用しても、継ぎ目8が非直線状であるため、送り状12の下面の上記継ぎ目8と対向する非接着部分が非直線状となり、この結果、両蓋半体5に互いに離れる方向の力が作用しても送り状12の継ぎ目8と対向した部分で送り状12が破れ難くなる。つまり、送り状12は両側から引っ張り力が作用すると、中央部で引っ張り方向と直交する直線状には裂け易いが、波状のように非直線状には裂け難い。
また、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続するように形成した送り状貼り用の凹部7に送り状12を貼ることができるので、蓋13の中央部に貼るため送り状が視認し易く、しかも、運搬用容器6を多段積みしても上段の運搬用容器6の下面で下段の運搬用容器6の蓋13に貼った送り状12が剥がれることがなく、この点でも改ざん抑制効果をより確実なものとする。
更に、本発明のように、両蓋半体5の上面部の先端部に両蓋半体5にわたって連続するように送り状貼り用の凹部7を形成するものにおいては、蓋半体5のみで単独で形成する場合に比べ、送り状貼り用の凹部7の横巾を広く取ることが可能で、巾の広い送り状12であっても貼ることができる。
なお、本発明において送り状12の概念には、改ざん抑制用のシール、あるいは収納物表示用のシール等の運搬用容器6に貼る種々の貼り物も含むものとする。
なお、必要に応じて図1に示すように蓋半体5にロック部材25を設けて、両蓋半体5で開口部2を閉じた状態で蓋半体5を蓋ロック部材25で口枠16にロックしたり、あるいは、結束バンドで結束したりすることもできる。
目的の所に運搬用容器6を運搬すると、目的の所で、受け取り人が両蓋半体5よりなる蓋13の中央部に貼ってある送り状12を目視して確認することで、受け取り、受け取り人が送り状12を剥がすことで、両蓋半体5を開いて収納物を取り出すことができる。
空になった運搬用容器6は、蓋半体5を開き、次に、両起倒用側板18を外側から押して回動することで横向きに倒し、その後、両折り畳み用側板17を内側に折り畳み、その後、蓋半体5を回動し口枠16の上開口を閉じることで図7のように折り畳むことができる。
上記実施形態では運搬用容器6として折り畳みコンテナの例を示したが、必ずしも折り畳みコンテナに限定されるものではなく、折り畳むことができない蓋付きの容器であってもよい。
本発明の一実施形態の両蓋半体で開口部を閉じた状態の斜視図である。 同上の送り状を貼った状態を示す斜視図である。 同上の両蓋半体を開いた状態の斜視図である。 同上の重ね用突片と重ね用凹所との重ね合わせ部分の一部破断した斜視図である。 図1のX−X線の断面図である。 図1のY−Y線の断面図である。 同上の折り畳み状態の斜視図である。
符号の説明
1 容器本体
2 開口部
3 重ね用突片
4 重ね用凹所
5 蓋半体
6 運搬用容器
7 凹部
8 継ぎ目
9 突条部
10 嵌め込み孔

Claims (3)

  1. 上方に開口する容器本体の開口部の対向する辺にそれぞれ先端に重ね用突片と重ね用凹所を有する蓋半体を回動自在に取付けて両蓋半体で開口部を閉じ、且つ、両蓋半体で開口部を閉じた状態で、一方の蓋半体の重ね用突片を他方の蓋半体の重ね用凹所に重ねると共に他方の蓋半体の重ね用突片を一方の蓋半体の重ね用凹所に重ねるようにした運搬用容器において、容器本体の開口部を両蓋半体で閉じた状態で、両蓋半体の上面部の先端部に両蓋半体にわたって連続する送り状貼り用の凹部を形成して成ることを特徴とする運搬用容器。
  2. 重ね用突片の周縁と重ね用凹所の周縁とが合さることでできる非直線状の継ぎ目の一部が送り状貼り用の凹部の底を横切っていることを特徴とする請求項1記載の運搬用容器。
  3. 重ね用突片の裏面に突条部を突設し、重ね用凹所に上下に貫通する嵌め込み孔を形成し、重ね用突片を重ね用凹所に嵌め込んだ状態で突条部を嵌め込み孔に嵌め込んで成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の運搬用容器。
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