JP6795407B2 - 開き扉の引手構造、及び、開き扉付き什器 - Google Patents
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Description
この引手構造の場合、引手を引き操作する前に凹形状部内に指を差し入れるときに、指先で解除操作片の操作部を解除方向に操作することができる。
即ち、本発明に係る開き扉の引手構造は、開き扉の扉本体と一体化され、若しくは、開き扉の扉本体に取り付け可能とされた基壁と、指入れスペースを挟んで前記基壁と対向して配置された指掛け壁と、前記指掛け壁と前記基壁を連結して、前記基壁と前記指掛け壁とともに凹形状部を形成する底壁と、前記基壁に回動可能に支持され、回動によって前記開き扉のラッチ機構を解除可能な解除操作レバーと、を備え、前記解除操作レバーは、前記凹形状部内に配置されて当該凹形状部内での前記指掛け壁の引き操作方向と異なる方向に操作される操作部と、回動中心が前記凹形状部の前記基壁側の外側位置に配置される回動軸と、を有していることを特徴とする。
また、この開き扉の引手構造の場合、解除操作レバーの回動軸の回動中心が凹形状部の基壁の外側位置に配置されているため、回動軸の回動中心が凹形状部の内側に無い分、凹形状部の内側空間を奥行方向に狭めることができる。
この場合、解除操作レバーの回動中心から操作部の延出端までの距離が充分に長く確保されるため、解除操作レバーの操作部を操作する際に、軽い力で操作部を操作することが可能になる。したがって、この構成を採用した場合には、解除操作レバーをよりスムーズに操作することができる。
この場合、操作者が解除操作レバーを指先で操作する際の感触を弾性部材によって良好にすることができるとともに、指先による解除操作レバーの操作を弾性部材によって安定させることができる。
この場合、解除操作レバーが回動操作されるまでは、凹形状部の少なくとも一部が解除操作レバーによって閉塞されているため、解除操作レバーを解除操作せずに指掛け壁が引き操作されにくくなる。また、凹形状部の開口の少なくとも一部が解除操作レバーによって閉塞されるため、凹形状部の内部が開口を通して見えにくくなる。したがって、この構成を採用した場合には、外部からの見栄えも良好に保つことができる。
この場合、解除操作レバーが回動操作されるまでは、凹形状部の少なくとも一部が弾性ブロックによって閉塞されているため、弾性ブロックを押圧して解除操作レバーを解除操作せずに指掛け壁が引き操作されにくくなる。また、凹形状部の開口の少なくとも一部が弾性ブロックによって閉塞されるため、凹形状部の内部が開口を通して見えにくくなる。したがって、この構成を採用した場合には、外部からの見栄えも良好に保つことができる。さらに、弾性ブロックは操作部の指掛け部を兼ねるため、操作者が解除操作レバーを指先で操作する際の感触を弾性ブロックによって良好にすることができるとともに、指先による解除操作レバーの操作を弾性ブロックによって安定させることができる。
また、操作者が弾性ブロックを指先で押圧したときに弾性ブロックが弾性変形するため、解除操作レバーの解除操作時の回動ストロークを大きく確保できない場合であっても、凹形状部に挿入した指先を指掛け壁に掛けて指掛け壁を確実に引き操作することができる。
この場合、開き扉の自由端側の端辺に指掛け壁が連続するように配置されているため、開き扉の外観が良好になり、しかも、解除操作レバーの操作部が指掛け壁の延出方向のほぼ全域に亘るように形成されていることから、指掛け壁の延出方向のいずれの部位の裏側に指を差し入れても解除操作レバーを確実に操作することができる。
最初に、図1〜図5に示す第1の実施形態について説明する。
開き扉付き什器1は、例えば、物品を内部に収納する収納棚やクローゼット等の什器であり、前方側に開口部2を有する什器本体3と、什器本体3の前方側の開口部2を開閉する開き扉4A,4Bと、を備えている。本実施形態の場合、開き扉付き什器1は、左右一対の開き扉4A,4Bを備え、左右の開き扉4A,4Bが図示しないヒンジを介して什器本体3の前部を観音開き式に左右に開閉できるようになっている。
引手構造体6は、開き扉4Aの扉本体5の自由端側の端縁に取り付けられる基壁8と、基壁8の前面側に指入れスペースSを挟み基壁8と対向して基壁8と略平行に配置された指掛け壁9と、開き扉4Aの自由端側の端部において指掛け壁9と基壁8を連結して、基壁8と指掛け壁9とともに凹形状部10を形成する底壁11と、を備えている。基壁8と指掛け壁9は、扉本体5の前面と略平行になるように形成されるとともに、扉本体5の自由端側の端部よりも外側(左側の開き扉4B側)に配置されている。凹形状部10は、開き扉4Aの自由端側の端辺に沿って開き扉4Aの上端部から下端部に亘って延出している。
図3,図4に示すように、引手構造体6の基壁8は、指掛け壁9及び底壁11と一体の肉厚の金属板によって形成された基壁本体8Aと、基壁本体8Aと別体の金属板によって形成された補助プレート8Bと、を有している。なお、図4においては、補助プレート8Bの図示は省略されている。基壁本体8Aは、縦長の矩形枠状に形成され、周縁の枠部の内側に矩形状の開口8Aaが形成されている、基壁本体8Aは、開口8Aaの一部が扉本体5の自由端側の端辺よりも外側に位置されるように、扉本体5の裏面に締結固定されている。また、補助プレート8Bは、基壁本体8Aの開口8Aaの一部を覆うように、扉本体5の裏面に締結固定されている。扉本体5に取り付けられた基壁本体8Aと補助プレート8Bの間には、後述する解除操作レバー14の操作部16が挿入状態で配置される縦長のスリット状の操作窓13が形成されている。また、基壁本体8Aには、開口8Aaを開き扉4Aの裏面側から覆う裏面カバー17が取り付けられている。裏面カバー17は、一面が開口したボックス状に形成され、開口側が扉本体5側に向いて配置され、ボック状の覆い部分が扉本体5に対して裏面側に膨出している。
ラッチ機構7は、図4,図5に示すように、什器本体3側に形成された図示しないラッチ溝と係合可能なラッチ爪18と、ラッチ爪18を上下揺動可能に保持するラッチハウジング19と、ラッチ爪18を係合方向に付勢する付勢スプリング20と、ラッチ爪18に付勢スプリング20の力に抗した解除操作力を伝達する入力レバー21と、を有している。上部側のラッチ機構7は、ラッチ爪18が上方に向かって突出し、什器本体3の上辺部に下向き形成されたラッチ溝に対して係合可能とされている。上部側のラッチ機構7のラッチ爪18は、ラッチハウジング19に上下方向に揺動可能に保持されており、付勢スプリング20によって上方(ラッチ溝と係合させる方向)に付勢されている。付勢スプリングの下端は、例えば、裏面カバー17の上面等によって支持されている。
図8(A)は、引手構造体106が操作者によって操作されていないときの図3(A)と同様の断面を示す図であり、図8(B)は、引手構造体106が操作者によって操作されているときの図3(B)と同様の断面を示す図である。
本実施形態に係る引手構造体106は、基本的な構成は第1の実施形態とほぼ同様であるが、ラッチ機構の解除操作がされない初期位置にあるときに解除操作レバー14の操作部16Aの凹形状部10内での姿勢と位置が異なっている。即ち、本実施形態の解除操作レバー14の操作部16Aは、回動軸15に接続される基部領域16aから操作窓13方向に一段屈曲した後に先端部領域16cがそのまま直線状に延出し、解除操作レバー14が初期位置にあるときに先端部領域16cが凹形状部10(指挿入スペースS)の開口を略直交方向から閉塞するようになっている。
なお、解除操作レバー14の操作部16Aは、初期状態において、凹形状部10の開口のほぼ全域を必ずしも閉塞する必要がなく、開口の少なくとも一部を閉塞できれば、上述に近い効果を得ることができる。
本実施形態に係る引手構造体206は、第1の実施形態と同様の基本形状の解除操作レバー14が採用されている。解除操作レバー14の操作部16の先端部領域16cの外側面のほぼ全域に、凹形状部10の開口の外側に向かって膨出する弾性ブロック26が取り付けられている。弾性ブロック26は、ラッチ機構の解除操作がされない初期状態において、図9(A)に示すように、凹形状部10の開口のほぼ全域を閉塞し、かつ、解除操作レバー14の操作部16の弾性変型可能な指接触部を兼ねるようになっている。
本実施形態に係る引手構造体306は、第3の実施形態の引手構造体とほぼ同様の基本構成とされているが、解除操作レバー14の操作部16に取り付けられる弾性ブロック326の形状と、弾性ブロック326が取り付けられる部位が第3の実施形態のものと異なっている。
本実施形態に係る引手構造体406は、第1の実施形態の引手構造体とほぼ同様の基本構成とされているが、解除操作レバー14の操作部16の先端部領域16cAが短く形成され、かつ、図11(A)に示すラッチ機構の解除操作がされない初期状態において、解除操作レバー14の操作部16の先端部領域16cAが底壁11方向に大きく傾斜するようになっている。また、操作部16の先端部領域16cAの外側面には、弾性部材24が取り付けられている。本実施形態に係る引手構造体406の場合、図11(B)に示すように、凹形状部10の内側(指挿入スペースS)に操作者の指先が挿入されたときに、斜め下方に傾斜している弾性部材24に操作者の指先の爪Nが下方から当接するようになっている。
また、上記の実施形態においては、引手構造体の基壁が扉本体と別体に構成されていたが、引手構造体の基壁は扉本体と一体部材として構成しても良い。
4A 開き扉
5 扉本体
7 ラッチ機構
8 基壁
9 指掛け壁
10 凹形状部
11 底壁
14 解除操作レバー
15 回動軸
16,16A 操作部
24 弾性部材
26,326 弾性ブロック
o 回動中心
S 指入れスペース
Claims (7)
- 開き扉の扉本体と一体化され、若しくは、開き扉の扉本体に取り付け可能とされた基壁と、
指入れスペースを挟んで前記基壁と対向して配置された指掛け壁と、
前記指掛け壁と前記基壁を連結して、前記基壁と前記指掛け壁とともに凹形状部を形成する底壁と、
前記基壁に回動可能に支持され、回動によって前記開き扉のラッチ機構を解除可能な解除操作レバーと、を備え、
前記解除操作レバーは、
前記凹形状部内に配置されて当該凹形状部内での前記指掛け壁の引き操作方向と異なる方向に操作される操作部と、
回動中心が前記凹形状部の前記基壁側の外側位置に配置される回動軸と、を有していることを特徴とする開き扉の引手構造。 - 前記解除操作レバーの前記回動中心は、前記指掛け壁の前記底壁と逆側の端部よりも前記底壁から離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の開き扉の引手構造。
- 前記操作部の指接触部には弾性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の開き扉の引手構造。
- 前記解除操作レバーは、前記ラッチ機構の解除操作がされない初期状態において、前記凹形状部の開口の少なくも一部を閉塞するように設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の開き扉の引手構造。
- 前記解除操作レバーは、前記ラッチ機構の解除操作がされない初期状態において、前記凹形状部の開口の少なくも一部を閉塞し弾性変形可能な指接触部を兼ねる弾性ブロックを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の開き扉の引手構造。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の開き扉の引手構造を備えていることを特徴とする開き扉付き什器。
- 前記指掛け壁は、前記開き扉の自由端側の端辺に沿って延出し、
前記解除操作レバーの前記操作部は、前記指掛け壁の延出方向のほぼ全域に亘るように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の開き扉付き什器。
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