JP2006247205A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006247205A
JP2006247205A JP2005069586A JP2005069586A JP2006247205A JP 2006247205 A JP2006247205 A JP 2006247205A JP 2005069586 A JP2005069586 A JP 2005069586A JP 2005069586 A JP2005069586 A JP 2005069586A JP 2006247205 A JP2006247205 A JP 2006247205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
upper door
opening
main body
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005069586A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ikeda
義雄 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Marketing Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005069586A priority Critical patent/JP2006247205A/ja
Publication of JP2006247205A publication Critical patent/JP2006247205A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Abstract

【課題】 扉体の開閉操作を行い易くするなど、使い勝手を良くした食器洗浄機を提供する。
【解決手段】
扉体4を、支軸5aを中心に回動可能に設けた下扉5と、支軸10aを中心に回動可能に支持された上扉6とで構成し、この下扉5と上扉6とを、下扉5のガイド溝22に上扉6側の前記支持アーム10に形成した軸部23を係合させることで連動可能とするとともに、扉体4の開放状態において下扉5の下側に上扉6が略水平に重なる配置構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、洗浄槽開口部の下方向に開放する扉体を備えた食器洗浄機に関する。
従来、キッチン上に設置する卓上タイプの家庭用食器洗浄機では、例えば図8に示すように、本体キャビネット101の開口部を上扉103及び下扉104から構成される扉体102によって閉塞し、下扉104を下方向に回動して開放し、上扉103を本体キャビネット101の上方空間に開放する構成が一般的であった。しかしながら、このような食器洗浄機の扉開閉構造では、上扉103は、本体キャビネット101に設けられたスライドレール105に対しその嵌合部106が嵌合することによりスライド可能に支持されるとともに、連動機構107によって下扉104と連動するよう構成されている。そのため、上扉103は本体キャビネット101上方へスライドして開放され、扉体102の開放時には、食器洗浄機本体の高さが高くなり、キッチンの吊り戸棚下等の高さ制限によっては設置できない場合があった。加えて、上扉103を完全に開放した状態においても開口部の一部を上方から覆い隠し、食器等を出し入れし難い状態となる場合があった。
一方で、このような扉開閉構造では、回動開放した下扉104の上に食器かごを引き出して食器等の出し入れを行うのが一般的であるが、台所のシンク回り等限られたスペースに設置する都合上、扉体102の開放時に本体キャビネット101前方に突出する下扉104の長さも短い方が好ましい。したがって、このような扉開閉構造を採用する限り、所定の縦寸法の開口部を扉体102で覆う場合には、上扉103と下扉104の縦寸法を調整することになるが、上扉103が本体キャビネット101の上方に突出するとともに開口部の上方を覆うこと、又は下扉104が本体キャビネット101前方に突出することのどちらかは避けられなかった。
そこで、下扉と上扉とを共に開口部の下方向へ開放することにより、少なくとも、上扉が本体キャビネット上方へ突出すること及び洗浄槽開口部の上方を覆うことを防止できる扉開閉構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−10961号公報(第1図,2図)
しかして、特許文献1の図1,2に示すものでは、上扉と下扉は連動手段を介して連動し、下扉に取っ手及びラッチ機構を設け、下扉を操作して扉体を本体キャビネットに対して閉塞保持するよう構成されている。ところが、この構成では下扉によって扉体が閉塞保持され、また上扉はその下端を下扉によって閉塞保持されているため、上扉の上端部分を確実に閉塞することは困難である。また、ラッチ機構を本体キャビネットに設けられた被係合部に係合させるためには、本体キャビネットと扉体との間に隙間を作る必要があるが、下扉にラッチ機構を設けてこの隙間をつくる場合、この下端を下扉の上端によって保持されている上扉の上端では一層隙間が大きくなり、確実に閉鎖することが難しく、そのような場合には水漏れを生じるおそれがあるという問題点を有していた。
さらに、本体キャビネットに扉体を閉塞保持するためのラッチ機構を設けた下扉に取っ手を設け、この下扉の取っ手を持って開放状態にある扉体の閉塞操作を行う構成であるから、扉体の閉塞時には大きな閉塞力を必要とし、使用者に負担をかけていた。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、狭いキッチンにも設置することができ、食器の出し入れのし易さを損なうことなく、さらに使用者が扉体を閉じる際の閉塞力を軽減した食器洗浄機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の食器洗浄機は、内部に食器を洗浄する洗浄槽を有する本体と、該本体の前面に設けられ、前記洗浄槽に対する食器の出し入れに供する開口部と、該開口部を開閉する扉体とを具備したものにおいて、前記扉体は、前記開口部の上部を閉塞する上扉と、前記開口部の下部を閉塞する下扉とから構成され、そのうち下扉は下端部を前記開口部の下部に回動自在に軸支され、上扉は、前記本体に回動可能に設けられた支持アームに支持されるとともに、前記扉体の開放状態において前記下扉の下側に略水平に重なる配置構成としたことを主たる特徴とするものである。
上記した構成によれば、キッチンのシンク回りの上方に棚がある場合においても、その棚に扉体が当たったりするおそれがないため、食器洗浄機の本体の高さを予め大きく設定することができ、延いては、コンパクトな本体容積を保ちつつも食器収納容量をアップすることができる。そのうえ、扉体の開放状態にて、従来はデッドスペースであった下扉と設置面との間に上扉が位置しているため、開口部が上扉によって塞がれることなく、より一層食器類の取り出し易さが向上するなど、実用的効果が期待できる食器洗浄機を提供できる。
<第1実施例>
まず、本発明の第1実施例につき、図1〜図6を参照して説明する。
図1は扉体の閉塞状態の食器洗浄機本体を示す斜視図であり、図2は食器洗浄機の一部を破断して扉体の開閉機構を示す側面図である。
これら図1,2に示すように、本体1は樹脂製の外箱2により外殻が形成されており、外箱2内には食器を載置した食器かご(いずれも図示せず)を収納する洗浄槽3(図2参照)が区画形成されている。そして、本体1の前面には洗浄槽3に食器を出し入れする開口部2aが設けられており、該開口部2aは扉体4により開閉可能に覆われている。そして、この扉体4は、開口部2aの下半部を覆う下扉5及び開口部2aの上半部を覆う上扉6によって構成されている。また、外箱2の天面と、扉体4に覆われた開口部2a以外の左右側面及び背面は、それぞれステンレス製の飾り板7a及びコ字状の飾り板7bにより覆われている。
そのうち、下扉5は下端部を支軸5a,5aにより本体1に対して回動可能に支持され、下扉5の中央には洗浄槽3内を視認できるよう大きな透明窓8が設けられている。さらに、この透明窓8の下方には、食器洗浄機の運転操作に供する操作キー9aが配列された操作パネル9が設けられている。
一方、上扉6は、本体1に対して支持アーム10により支持されている。この支持アーム10は、外箱2の両側面、下扉5よりも外方に取り付けられており、支軸10aを中心に本体1に対して回動可能となっている。そして、上扉6の中央上部には操作部材11が設けられており、この操作部材11は、左右2つの係合部12a,12aとこれらの係合部同士をつなぐ共通の回動軸12bとからそれぞれ構成されるラッチ機構12,12と連結されており、該ラッチ機構12,12は扉体4の閉塞状態において本体1側に設けられた被係合部13,13(図2に1つのみ図示)に係合するよう構成されている。そして、この操作部材11を押圧すると、回動軸12bが回動して係合部12a,12aは上向きに回動するので、結果としてラッチ機構12,12の被係合部13,13に対する係合状態が解除される。すなわち、操作部材11は、ラッチ機構12,12の本体1に対する係合状態を解除する解除手段としての役割を果たしている。
また、操作部材11上方には上扉6の表面を凹ませて取っ手14が形成されている。これにより、扉体4の閉操作時に操作する上扉6を確実に掴めるので、最も操作力が必要とされる扉体4の閉塞時においても、ラッチ機構12,12が被係合部13,13と係合するまで確実に押し込むことができる。さらに、この取っ手14の左右両側には洗浄槽3内と連通した排気口15が形成されており、温水を使用した洗浄運転時や乾燥運転時における洗浄槽3内の蒸気を放出することができる構成としている。
次いで、特に図2に明示する扉体4の開閉機構について説明する。なお、この説明の中では、図2の手前側の側面についてのみ説明し、反対側については同様の機構であるので説明を省略する。
まず、図2(a)は扉体4の閉塞状態の食器洗浄機を示しており、この図に示すように、下扉5は開口部2aの下端に設けられた支軸5aを中心に回動開閉するよう構成され、左右の支軸5aの各近傍には棒状のストッパー16が本体1後方へ突出して設けられている。このストッパー16の先端は後述する扉体4の開放状態において外箱2側の係止部17(図2(c)参照)に当接し、下扉5がそれ以上開かず、略水平状態を維持するよう下扉5の動きを規制するものである。さらに、下扉5の上部の両端には開口部2a側に扇状に突出した嵌合部18が形成されており、この嵌合部18が外箱2の開口部2a周縁に形成された半円形の凹所19に嵌合するようになっている。これにより、扉体4が閉塞状態において外箱2に位置規制されるので、該扉体4が上下方向にずれることを防止することができる。
一方、上扉6は、その下端が支持アーム10の上端に固定支持されており、該支持アーム10とともに一体的に回動開閉可能に構成されている。また、支持アーム10の支軸10aには延設片20が支持アーム10とは所定の角度方向に延設されており、この延設片20の先端部20aには、引張りコイルバネ21の一端が取り付けられ、外箱2に対して張架している。このような構成により、引張りコイルバネ21は延設片20の先端部20aが下がる方向(図示右方向)へ付勢しており、すなわち、支持アーム10及び上扉6を上方である閉塞方向へ回動付勢している。そして、引張りコイルバネ21により付勢された上扉6の閉塞方向のモーメントよりも、上扉6の自重による開放方向のモーメントの方が若干大きくなるように構成し、後述する扉体4の自動開放を可能にならしめている。
次に、下扉5と上扉6との連動機構について説明する。この下扉5の左右両面の外側には、嵌合部18から下扉5の下部にかけてガイド溝22が形成されている。一方、支持アーム10の上扉6の取り付け位置付近には係合部たる軸部23が内方に向けて突設されており、前記ガイド溝22に嵌合した状態で摺動可能になっている。すなわち、ガイド溝22と軸部23は、上扉6と下扉5とを連結して連動する連動手段として機能するものであり、これにより、スムーズな扉体4の開閉動作を実現している。なお、本実施例では軸部23を支持アーム10の内方に設けたが、これに代えて上扉6の両側面に例えば形状的に下扉5の嵌合部18形状の如く外箱2側に突出させた構造を形成し、その構造の内側に軸部23を設ける構成としても構わない。
また、下扉5の上端部と上扉6の下端部の接する分割面24は傾斜しているため、下扉5と上扉6とは前後方向に一部重複しているが、扉体4の開動作時において、係合部12の係合が解除されることに伴って、下扉5よりも前方上側に位置する上扉6が先に開口部2aから離反する構造を採ることができる。
さらには、前記ガイド溝22は、具体的には下扉5の下端から上方に伸びた略直線状の直線部22aと、その下扉5の上端付近から嵌合部18にかけて本体1後方に傾斜した傾斜部22bとから構成されている。これにより、図2(a)に示すように扉体4の閉塞状態において、軸部23がガイド溝22の上端に位置するとともに、係合部12により本体1側の被係合部13に係合して拘束状態にある上扉6の下端部が、その分割面24を介して下扉5の上端部を押さえ込むので、扉体4の閉塞状態において下扉5の本体1前方への動きが規制される。
また、特に、図2(c)に示すように、開口部2aの上方は曲成されており、この曲成した開口部分に対応して上扉6の上部は後方に湾曲している。このような構成にすることにより、図2(c)に破線にて図示した上段の食器かご25に収容された食器26を開口部2aから出し入れする作業を行い易くしている。
なお、扉体4の開放状態では、上扉6の先端部は下扉5よりも前方に突出している。その結果、上扉6の内側上方に配置した係合部12aが下扉5の表面に当たって、扉体4の開放の邪魔になることはない。
次に、図3乃至図6を参照して上扉6の具体構成について説明する。図3は、扉体4の開状態における上扉6内面の要部を示す平面図、図4は図3のX−X線で切断して矢視する断面図、図5は図3のY−Y線で切断して矢視する断面図で且つ扉体4が開閉の途中の状態を示しており、図6は扉体4の閉塞状態における図5相当図である。
まず図4に示すように、上扉6は、表面側の扉表板6aと洗浄槽3側の扉裏板6bとの2枚の板から構成されており、扉裏板6bの両端部には外側から溝部27、水封リブ28が形成されるとともに、中央には凹部29が形成されている。また、上扉6の下端には、特には図5に示すように下扉5の上端に設けられた被係合部30と係合するように係合部31が形成されており、その作用は図6とともに後述する。
前記凹部29は、図3,5に示すように平坦部32と、この平坦部32を囲う上壁33、側壁34,34及び下壁35から構成されている。また、凹部29の下半部は上扉6の内面と面一に形成した庇状部36が覆っており、上方が開放した容器状を成している。凹部29及び庇状部36によって囲われた空間は、水滴貯留部37として機能する。
さらに、下壁35は、その中央が最も高位置にあり(以下、分岐頂部38という。)、この分岐頂部から左右に向かうに連れ、徐々に低くなっていき、両端の最も低い位置に、底部39,39が形成されている。これにより、上扉6内面に付いた水滴が上壁33を伝って凹部29に流れ込んだときには、分岐頂部38にて左右に分かれて水滴貯留部37に貯水される。
他方、庇状部36の両端は、前記底部39,39に対応する位置に下壁35まで達する深さの矩形に形成された、水抜き穴たる切り欠き部40,40が形成されている。そして、この切り欠き部40,40を弁装置41,41が開閉自在に覆っている。
この弁装置41は、切り欠き部40の両側上端に形成された2つの取付部42,42に、平板状の弁体43の上部両端に設けられた支軸44の両先端を嵌合させる構成である。そして、弁体43の扉裏板6b側の面には、切り欠き部40の周縁と重なる部分に対応してシール部材45が設けられており、弁体43を閉じた状態では水滴貯留部37を水密に覆っている。
さらに、弁装置41の構造について、特に図3,4を参照しながら説明する。弁装置41の支軸44は、根元側が2つの取付部42,42に嵌合する先端よりも径大に構成されており、上扉6の端部に近い側の径大部44aから上方に操作部46が延設されている。さらに、この操作部46の先端は円形部46aを成しており、この円形部46aの裏側中央には小さな突起46bが形成されている。一方、扉裏板6bには正方形の凹所47が形成されており、該凹所47の中央にも小さな突起47aが形成されている。
そして、この凹所47内には、圧縮コイルバネから成るバネ部材48が収められており、円形部46aと扉裏板6bとの間に狭持されるように張設されている。なお、このバネ部材48は、突起46bと突起47aに両端が固定され、抜け止めが施されている。よって、弁体43は操作部46を介してバネ部材48の弾発力により、常に閉じる方向へ付勢され続けている。
ここで、前記した外箱2の開口部2aと上扉6とのシール構造について、図4に基づき詳細説明する。開口部2a周縁には、洗浄槽3側から、洗浄水がシール部材49に直撃することを防止するための防水リブ50、シール部材49及びシール部材49を超えて水漏れしてきた水が直接本体1外に漏れ出ることを防止する遮水リブ51が設けられている。そして、シール部材49は上扉6側の水封リブ28に対応する位置に設けられており、遮水リブ51は上扉6側の溝部27に対応した位置に設けられ、以って全体に迷路構成とした水封手段が施されている。これにより、扉体4の閉塞状態においては水封リブ28がシール部材49に当接し、押し付けられた状態に拘束されるので、洗浄又は濯ぎ運転中に開口部2aから洗浄水が漏れ出ることはない。また、防水リブ50は操作部46の円形部46aに対応する位置に設けられている。
なお、図5及び6に二点鎖線で示す下扉5も、上扉6と同様に、扉表板5a及び扉裏板5bにより構成されており、この2枚の板の上端にシール部材52が挟持されている。シール部材52の後方には防御壁54が形成されているため、シール部材52への洗浄水の直撃を防いでいる。そして、図6に示す扉体4の閉塞状態においては、上扉6の係合部31と下扉5の被係合部30が係合状態となっている。この状態においては、シール部材52が扉裏板6bの平坦部53に当接しており、下扉5と上扉6との分割面24は確実に水密な状態に保たれる。しかも、上記上扉6と下扉5との係合状態は、拘束保持された閉塞状態の上扉6の下端部が、下扉5の上端部を前方から押さえ込む作用をなし、該下扉5の前方への倒れを確実に阻止し、下扉5からの水漏れや分割面24等からの水漏れも確実に防止できる。
次いで、図2,5,6を参照して、上記構成の食器洗浄機の作用について説明する。
まず、図2に基づいて、扉体4の開閉動作について説明する。図2(b)は、扉体4の開動作途中(矢印N方向)の食器洗浄機を示す側面図である。この図に示すように、図2(a)に示す状態にある上扉6の操作部材11を押圧操作することによりラッチ機構12と被係合部13との係合状態、延いては扉体4の閉塞状態が解除される。これにより、開口部2aにおいて扉体4と洗浄槽3との間を水封しているシール部材49(図4参照)の復元力によって扉体4は前方向に付勢されて回動を開始し、その後は、前述した扉体4の自重によるモーメントにより開口部2aから離れる方向へ回動する。具体的には、扉体4の回動初期においては、支持アーム10とともに上扉6が回動始動する。その際、支持アーム10に設けられた軸部23はガイド溝22内の移動を開始する。ところが、ガイド溝22の傾斜部22bは、支軸10aを中心として軸部23までの距離を半径として描いた円の軌跡と略同様な形状を成しているため、扉体4の回動の初期においては、摺動のみを主として軸部23からガイド溝22へ作用がほとんど及ばないため、下扉5に比して上扉6が大きく回動する。これにより、開動作途中にあって上扉6の下端部分は下扉5の前方に回り込んだ態勢となる。
そして、さらに開動作が進み軸部23が直線部22aに至ると、今度は軸部23がガイド溝22内を摺動しつつ、下扉5を上扉6との相対位置を決めながらガイド溝22を介して前方向に押すようにして回動させる。
なお、上記開動作途中において上扉6は、引張りコイルバネ21の作用により一体的に連結された支持アーム10とともに上方に付勢されているので、軸部23がガイド溝22の直線部22a内を下方に移動していく際に、扉体4全体として過剰に加速して開放されることを防止することができる。
そして図2(c)は、扉体4の開放状態の食器洗浄機を示す側面図である。扉体4が回動を始め、軸部23が直線部22aの中間位置を過ぎた辺りから、扉体4の自重によるモーメントよりも延設片20と引張りコイルバネ21との間の張力によるモーメントが勝るようになり、扉体4の動作は減速に転じる。そして、その間も上扉6が下扉5の下側に徐々に回り込みながら移動するとともに、扉体4は徐々に開放速度を緩めながら、ストッパー16が被係止部17に当接することにより下扉5が動作を止める。一方、これと略同時に、軸部23がガイド溝22の下端に当接することにより、上扉6も動きを止める。そして、最終的に下扉5の下側に上扉6が重なった開放状態となる(図2(c)参照)。このように、操作部材11を押圧操作することで、扉体4の開放動作は自動的に行われる。
これに対し、扉体4の開放状態からの閉塞動作は手動操作により行われる。具体的には、図2(c)の状態において、上扉6の下側前方の取っ手14付近に手を掛けて、上扉6を介して扉体4全体を回動させる必要がある。この場合、軸部23がガイド溝22を上記とは逆方向に摺動しながら上扉6への操作力を下扉5に伝える役割を果たす。その後、略閉塞状態に達した上扉6を本体1後方に押圧して、シール部材49及び52の反発力に逆らってラッチ機構12を被係合部13に係合させることで、扉体4を片手のみで容易に閉塞状態に拘束保持することができる。
次いで、図5及び6を参照して、前記水滴貯留部37及び弁装置41の作用について説明する。前記したように扉体4の構成を、上扉6が下扉5の下側まで回り込む構成としたので、上扉6側の内面に付着した水滴が流れ落ちて床面を汚すおそれがある。というのも、通常、食器洗浄機においては、食器を洗浄する洗浄行程、洗浄した食器をすすぐ濯ぎ行程及び濡れた食器を乾燥する乾燥行程とから構成されているが、これらの各行程中に一時停止し扉体4を開放することがある。また、乾燥行程後においても、若干の水滴が上扉6の内面に残存していることもあり、この状態で扉体4を開けることもある。
しかるに本実施例では図5に示すように、矢印N方向に回動した上扉6の開状態、すなわち、操作部46が図4に示す防水リブ50に当接していない状態では、弁装置41の弁体43は閉塞状態にあるため、上扉6の内面に付着した水滴が水滴貯留部37に溜まる状態である。そのため、上記した水滴の付着した状態で上扉6を開放しても、付着した水滴は凹部29を伝って下壁35の分岐頂部38で左右に分岐されるようにして水滴貯留部37に流れ込み貯留される。
一方、図6に示すように、扉体4を閉塞した場合には、上述した円形部46aが防水リブ50に当接し、扉裏板6bとの間でバネ部材48を押し縮めながら、操作部材46を回動させる。その結果、弁装置41は開状態となるので、水滴貯留部37に溜まっていた水は切り欠き部40から弁体43の隙間を介して放出され、上方から新たに流入した水滴はそのまま切り欠き部40を経て流出する。
上記の第1実施例によれば、次のような効果がある。
扉体4は、上扉6と下扉5とから構成され、そのうち下扉5は下端部を洗浄槽3の開口部2aの下部に回動自在に軸支され、上扉6は本体1に回動可能に設けられた支持アーム10を介して支持されるとともに、該上扉6は扉体4の開放状態において略水平に支持された下扉5の下側に略水平に重なる配置構成とした。これにより、扉体4の開動作途中又は開放状態であっても、扉体4は、本体1の高さ以上の軌跡を描くことがなく、キッチンのシンク回りのスペース上方に棚がある場合においても、その棚に当たったりすることがない。その分、食器洗浄機の本体1の高さを予め大きく設定することができ、コンパクトな本体容積を保ちつつも食器収納容量をアップすることができる。
そのうえ、扉体4の開放状態にて、従来はデッドスペースであった下扉5と設置面との間に上扉6が位置しているため、開口部2aが上扉6によって少しも塞がれることなく、より一層食器類を出し入れする操作性が向上する。
また、支持アーム10を外箱2側方に露出させ、下扉5の側面よりも外方に位置するよう構成したことにより、簡単な構造にて下扉5の下側に上扉6を回り込まして開動作させることができる。そのため、扉体4の開放時に使用者が誤って上扉6と下扉5との間に手を巻き込まれるおそれがなく、使用者も安心して扉体4の開放操作を行うことができる。
そして、下扉5と上扉6もしくは支持アーム10とを連動手段を介して連結したことにより、上扉6の開閉動作に応じて下扉5も共に開閉でき、扉体4全体を閉塞することができる。さらに、常に、下扉5と上扉6とが連結されているため、安定した開閉動作を行うことができるとともに、下扉5と上扉6との位置関係が定位置に決まるため、シール部材49と防水リブ50、シール部材52と平坦部53とのずれがなくなり、開口部2aを確実にシールすることができる。
また本実施例では、連動手段をガイド溝22と軸部23とから構成したことにより、簡単な構造で、かつ従来と同じ扉体4の大きさや厚みを維持しつつ、下扉5と上扉6とを連結し連動する構成とすることができ、操作性も良好である。
さらに、扉体4の閉塞状態において、上扉6の下端部で下扉5の上端部を押さえ込むとともに、上扉6に本体1と係合するラッチ機構12を設けた構成としたことにより、使用者が違和感を抱くことなしに、使用者が上扉6を持って扉体4の閉塞操作をすることができる。そのため、先行技術のように、下扉にラッチ機構を設け、下扉の上端部で上扉の下端部を押え込む構成の扉体に比べて、下記の2つの利点がある。
1つには、確実なシールが行える点である。このものでは、上扉6によって扉体4が閉鎖保持されており、下扉5はその上端を上扉6によって閉塞保持され、扉体4は開口部2aに対して略均一に押圧されるため、より確実に開口部2aをシールすることができる。
また、ラッチ機構12の係合部12aを本体1に設けられた被係合部13に係合させるためには、本体1と扉体4との間に隙間を作る必要があるが、上扉6の上方にラッチ機構12を設けたので、上扉6の上端部での隙間はラッチ機構12付近よりも若干大きくはなるものの、下扉5にラッチ機構12を設けて同じ隙間を作った場合の上扉6上端での隙間の大きさに比して、非常に小さい。そのため、開口部2aを確実にシールすることができる。
2つ目としては、本体1に扉体4を閉塞保持するためのラッチ機構12を設けた上扉6を持って開放状態にある扉体4の閉塞操作を行う構成であるから、扉体4の閉塞時に必要な操作力を低減することができ、使用者への負担を軽減することができる。具体的に説明すると、上扉6と下扉5とから成る扉体4を下方向に開放する構成において、下扉5と上扉6を連動した構成とし片方の扉を操作することによって扉体4全体を閉塞するものでは、扉体4の重さが一定という条件ならば、扉体4の回動支点からの距離が遠い方が小さい力で大きなモーメントを稼ぐことができる。したがって、上記構成では、回転支点は開口部2aの下方に位置することになるので、回転支点からの距離が遠い上扉6の上端側を使用者が持って閉塞操作することとなり、扉体4の閉塞のために要する力が小さくてすむ。
そのほか、上扉6にラッチ機構12の本体1に対する係合状態を解除するための操作部材11を設けたことにより、しかも取っ手14の近傍に配置したので、扉体4の開閉操作を極めて良好かつ容易に行うことができる。
上扉6の上部内面を本体1側に向かって曲成した形状とし、開口部2a上方を前記上扉6の形状に対応するように後退させる拡大形状としたことにより、洗浄槽3の上部に位置した食器の出し入れを容易に行うことができる。しかも、湾曲している上扉6の先端部分は、開放状態において重なるように配置された下扉5の内面と略同等の高さ位置となるため、開口部2aへの食器の出し入れを妨げることもないなど、上記操作性の向上とともに使い勝手の良い食器洗浄機を提供できる。
上扉6の内面下方に水滴貯留部37を設けたので、扉体4の開閉動作時に上扉6内面に付着した水滴が本体1周辺の設置面に垂れたり、飛散したりするおそれがない。
また、水滴貯留部37は、上方を開口した容器状を成すとともに、底部39付近に切り欠き部40を形成し、この切り欠き部40を開閉自在に覆う弁装置41を設けたことにより、より多くの水を水滴貯留部37に貯めることができて設置面に滴下するのを防ぐとともに、水滴貯留部37内に溜まった水を抜くことができるので、溢れ出ることがない。
そして、この弁装置41は、扉体4の閉塞状態においては開状態となり、扉体4の開状態においては閉塞状態となるよう構成したことにより、扉体4が閉塞状態にある食器洗浄機の運転中において弁装置41は開状態にあるため、洗浄槽3内に噴射された洗浄水が水滴貯留部37に溜まるおそれはなく、反対に扉体4の開状態において弁装置41は閉塞状態にあるため、上扉6の内面に付着した水滴を受けることができ、本体1周辺に垂れたり、飛散したりするおそれがない。
<第2実施例>
次いで、本発明の第2実施例につき、図7を参照して説明する。このものは、上記した第1実施例と上扉の水滴貯留部のみが異なるものの、そのほかは実質的に同じ構成となっている。したがって以下、上記第1実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、異なる点のみ説明する。
図7は、上扉55を構成する扉表板55aと扉裏板55bの要部を示す縦断面図で、同図(a)は洗浄運転中もしくは運転後の扉体4の閉塞状態を示し、同図(b)は扉体4の開動作途中における状態図で、同図(c)は扉体4の全開放状態を示したものである。
本実施例における水滴貯留部56は、上扉55の内面側略全幅に亘って形成した凹部57から構成され、該凹部57は、平坦部58と、この平坦部58に対して、その周壁として傾斜している上壁59、垂直な両側壁60(片側のみ図示)、及び垂直な下壁61とから構成されている。
このように構成された水滴貯留部56の作用につき述べると、まず図7(a)に示すように、洗浄運転中には、矢印Aのように上扉55の内面上方からスムーズに洗浄水が流入する。しかし、下壁61が扉体4の閉塞状態においては略水平であるため、洗浄水は矢印Bのように流れでていき、凹部57に洗浄水が溜まることはない。また、洗浄運転後の上扉55の内面にはたくさんの水滴が付着している状態であるが、洗浄運転後に凹部57上方から落ちてくる水滴についても、同じことが言える。
この状態から、扉体4を矢印N方向に開放する際には、図7(b)に示すように、上扉55の内面に付着した水滴が下方へ垂れてきた場合にも(矢印C)、凹部57にて受け止められるので、この開動作途中において床面又は設置面に水滴が滴下することを防止することができる。その後、上扉55が傾倒していくに従い、流入してくる水滴量が増加する可能性があるが、これに対しては凹部57に貯留可能な水量も増加していくため対応することができる。そして、最終的に全開状態では、図7(c)の状態になり、凹部57に水Wを貯留したまま保持される。
その後、扉体4を閉塞状態にする際には、凹部57内に貯留された水Wは、下壁61が水平状態に近づくと、洗浄槽3に直接もしくは下扉5の内面を伝って流下し洗浄槽3側に流出し、該貯留水Wは最終的にはなくなる。
上記の第2実施例によれば、次のような効果がある。
上扉55の内面下方に水滴貯留部56としての凹部57を設けたことにより、扉体4の開動作時に上扉55内面たる扉裏板55bに付着した水滴は凹部57に溜り、扉体4の閉塞時に洗浄槽3内に放出されるので、本体1周辺に垂れたり、飛散したりするおそれがなく、また上記した第1実施例に比し簡易な構成にて略同様の作用効果が得られコスト的にも有利といえる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されず、例えばラッチ機構12は上扉6側に設けたが、本体1側に設けることも可能である。ほか具体的構成において、上扉6の取っ手14を突出させて設けてもよいし、あるいは上扉6の扉表板6aと扉裏板6bの間にソレノイドや小形モータ等の駆動機構を内蔵し、この動力源によって弁装置41の開閉を行うよう構成し、扉体4が閉塞状態であることが検知された場合には、弁装置41を開状態にし、扉体4が開状態になる前に弁装置41を閉塞状態に自動制御するなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
本発明の第1実施例を示す食器洗浄機の外観斜視図 異なる開閉状態(a),(b),(c)における扉体の開閉状態を説明するため食器洗浄機の一部を破断して示す側面図 扉体の要部を示す平面図 図3のX−X線に沿って切断して矢視する断面図 図3のY−Y線に沿って切断して矢視する断面図 扉体の閉塞状態における図5相当図 異なる開閉状態(a),(b),(c)における扉体の要部を説明するための縦断面図 従来例を示す食器洗浄機の側面図
符号の説明
2 外箱
3 洗浄槽
4 扉体
5 下扉
6,55 上扉
10 支持アーム
10a 支軸
11 操作部材
12 ラッチ機構
13 被係合部
18 嵌合部
22 ガイド溝
22a 直線部
22b 傾斜部
23 軸部
28 水封リブ
29,57 凹部
30 被係合部
31 係合部
37,56 水滴貯留部
40 切り欠き部
41 弁装置
45,49,52 シール部材
46 操作部
48 バネ部材
50 防水リブ

Claims (9)

  1. 内部に食器を洗浄する洗浄槽を有する本体と、該本体の前面に設けられ、前記洗浄槽に対する食器の出し入れに供する開口部と、該開口部を開閉する扉体とを具備したものにおいて、
    前記扉体は、前記開口部の上部を閉塞する上扉と、前記開口部の下部を閉塞する下扉とから構成され、
    そのうち下扉は下端部を前記開口部の下部に回動自在に軸支され、
    上扉は、前記本体に回動可能に設けられた支持アームに支持されるとともに、前記扉体の開放状態において前記下扉の下側に略水平に重なる配置構成としたこと
    を特徴とする食器洗浄機。
  2. 支持アームは、下扉の側面よりも外方に位置するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 下扉と上扉、もしくは上扉の支持アームとを連動手段を介して連結したことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  4. 連動手段は、下扉の両側部にガイド溝を設けるとともに、上扉もしくは上扉の支持アームに該ガイド溝に係合する係合部を設け、上扉の回動に連動して下扉が回動することを特徴とする請求項3記載の食器洗浄機。
  5. 扉体の閉塞状態において、上扉の下端部で下扉の上端部を押さえ込むとともに、該上扉は本体との間に設けられたラッチ機構が係合し閉塞状態に保持される構成としたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  6. 上扉の上部内面を本体側に向かって曲成した形状とし、本体側の開口部上方を前記上扉の形状に対応するように後退させる形状としたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  7. 上扉の内面下方に水滴貯留部を設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  8. 水滴貯留部は、上方を開口した容器状を成すとともに、底部付近に水抜き穴を形成し、該水抜き穴を開閉自在に覆う弁装置を設けたことを特徴とする請求項7記載の食器洗浄機。
  9. 弁装置は、扉体の閉塞状態においては開状態となり、扉体の開状態においては閉塞状態となるよう構成したことを特徴とする請求項8記載の食器洗浄機。
JP2005069586A 2005-03-11 2005-03-11 食器洗浄機 Pending JP2006247205A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005069586A JP2006247205A (ja) 2005-03-11 2005-03-11 食器洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005069586A JP2006247205A (ja) 2005-03-11 2005-03-11 食器洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006247205A true JP2006247205A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37088276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005069586A Pending JP2006247205A (ja) 2005-03-11 2005-03-11 食器洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006247205A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7438076B2 (en) Dispenser device particularly for dishwashing machines
US20190120542A1 (en) Refrigerator
JP3537759B2 (ja) 引出し式食器洗浄機
JP4561681B2 (ja) 食器洗い機
JP4283129B2 (ja) 食器洗浄機
JP2006247205A (ja) 食器洗浄機
JP2003038406A (ja) 収納装置
JP2006198223A (ja) 食器洗浄機
JP4474819B2 (ja) 食器洗浄機
KR100577030B1 (ko) 식기 세정기
JP2002143072A (ja) 食器洗い機
JP3540559B2 (ja) 洗浄機
JP2006204354A (ja) 食器洗浄機
JP4179930B2 (ja) 食器洗浄機
JP2002200026A (ja) 収納装置
JP3284754B2 (ja) 食器洗い機
JP4150654B2 (ja) 食器洗浄機
JP4103637B2 (ja) 食器洗い機
JP5656518B2 (ja) 食器洗浄機
JP4449937B2 (ja) 食器洗い機
JP4542875B2 (ja) 食器洗浄機
JP3505528B2 (ja) 食器洗い機
JP4461999B2 (ja) 食器洗い機
CN115804554A (zh) 餐具清洗机
KR20080050671A (ko) 냉장고 도어 개방구조