JP4147447B2 - アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法 - Google Patents

アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4147447B2
JP4147447B2 JP2001295471A JP2001295471A JP4147447B2 JP 4147447 B2 JP4147447 B2 JP 4147447B2 JP 2001295471 A JP2001295471 A JP 2001295471A JP 2001295471 A JP2001295471 A JP 2001295471A JP 4147447 B2 JP4147447 B2 JP 4147447B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grating
array antenna
antenna
suppression
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001295471A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003110335A (ja
Inventor
照尚 二宮
洋二 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001295471A priority Critical patent/JP4147447B2/ja
Publication of JP2003110335A publication Critical patent/JP2003110335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4147447B2 publication Critical patent/JP4147447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーダ装置のアンテナとして適用可能のアレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のアンテナ素子を配列したアレーアンテナは、既に各種の構成が提案されている。又レーダ装置に於いては、機械的に回転するアンテナに比較して電気的に走査するアレーアンテナを用いる場合も多いものである。この走査手段を含むアレーアンテナ装置は、複数の異なる指向性のアンテナ素子をスイッチで順次切替えるビームスイッチ方式と、複数のアンテナ素子に対する給電位相の制御による送信ビームの走査又は複数のアンテナ素子の受信信号の位相と振幅とを調整して合成するアクティブ・フェーズド・アレー方式とがあり、又位相と振幅との調整をディジタル的に行うDBFN(Digital Beam Forming Network)方式も知られている。
【0003】
アクティブ・フェーズド・アレー方式のアレーアンテナ装置に於いては、各アンテナ素子に到来した信号の位相を、走査角に対応してシフトして加算合成し、所望のビームパターンを得るものであり、又送信の場合は、アンテナ素子に対して走査角に対応した位相で励振するものである。この場合、素子数Nの1次元アレーアンテナの各素子からの受信信号を移相合成した信号X(θ,θT ;t)は、次の(1)式で表される。
【数1】
Figure 0004147447
なお、θは合成後のアレーアンテナのメインビームの方向(角度)、θT は受信信号の到来方向(角度)、dは素子間隔、λは到来する信号の波長、xn (t)はn番目の素子への受信信号、En (θ)は各素子の指向特性を示す。
【0004】
又(1)式の中のアレー合成に関連するアレーファクタF(θ)は、
【数2】
Figure 0004147447
となる。このアレーファクタF(θ)は、受信信号の到来方向にメインビームのピークを有することを示すので、このピーク角度から信号の到来方向を推定することができる。
【0005】
しかし、素子間隔dが、信号の波長λと等しい場合、受信信号の到来方向θT が0度の時に、メインビームのピークの他に±90度の方向にメインビームと等しい大きさのグレーティングが現れる。又受信信号の到来方向θT が0度から離れるに従ってグレーティングも可視領域内(±90度)に移動し、受信信号の到来方向θT の推定誤りの原因となる。又素子間隔dが大きい程、グレーティングとメインビームのピークとの間隔は狭くなり、d=2λとすると、±30度の方向に第1のグレーティングが発生し、±90度の方向に第2のグレーティングが発生する。
【0006】
そこで、従来のアレーアンテナに於いては、可視領域を制限して、グレーティングによる信号を除去している。例えば、d=λとした構成に於いては、可視領域を±30度以内に制限することにより、グレーティングのピークと、メインビームのピークとを混同しないようにしている。
【0007】
又グレーティングによる影響を改善する為に、例えば、送信アレーアンテナと受信アレーアンテナとの放射特性の合成パターンの利得が落ち込んでいる方向が、受信アレーアンテナのグレーティングのピーク角度となるように構成するレーダ装置が知られている(例えば、特開平11−231040号公報参照)。又受信アレーアンテナの受信パターンのグレーティングのピークが発生する領域に於いて、送信アレーアンテナの送信パターンを低サイドローブ化し、車載レーダに於ける他車からの受信電力を最小探知可能電力未満とする構成も知られている(例えば、特開平9−284035号公報参照)。又アレーアンテナのアンテナ素子の中の1個のアンテナ素子を基準アンテナ素子とし、この基準アンテナ素子による受信信号と、アレーアンテナによる受信信号との振幅,位相を比較して、グレーティングによる信号か、メインビームによる信号かを識別する構成も知られている(例えば、特開平11−94925号公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
アレーアンテナを構成するアンテナ素子の素子数、素子間隔d等は、所望の特性やコスト等による制約を受けるものであり、素子間隔dを広くすると、前述のように、メインビームのピークとグレーティングのピークとの間隔が狭くなって、可視領域を狭くする必要が生じる。又素子間隔dを波長λより小さくすると、マイクロ波帯,特にミリ波帯に於いては、素子間結合を避ける必要があり、高度な設計,製作が要求されることになり、低コストで安定なアレーアンテナを構成することは困難である。
【0009】
又分解能を高くする為には、アンテナ開口を大きくする必要がある。その場合に、素子数を多くするか、又は素子間隔を広くすることになる。素子数を多くすると、素子対応の受信信号の位相,振幅を調整して合成する為に、素子対応に受信回路を設ける必要があるから、全体の構成が複雑且つ大型化する問題がある。そこで、低雑音増幅器とミキサとを含むフロントエンドを、複数のアンテナ素子に対して共用化する為に、スイッチで切替える構成が提案されている(例えば、特開平11−64485号公報参照)。又素子間隔を広くすると、前述のように、グレーティングによる可視領域を狭くしなければならない問題が生じる。
【0010】
又送信アレーアンテナと受信アレーアンテナとの放射特性の合成パターンの利得が落ち込んでいる方向が、受信アレーアンテナのグレーティングのピーク角度となるように構成した従来例に於いては、受信アレーアンテナによるビーム走査を行うと、グレーティングが合成パターンの落ち込みの部分からずれることになって、充分なグレーティング抑圧ができない問題がある。
【0011】
又受信アレーアンテナの受信パターンのグレーティングのピークが発生する領域に於いて、送信アレーアンテナの送信パターンを低サイドローブ化し、車載レーダに於ける他車からの受信電力を最小探知可能電力未満とする構成の従来例に於いては、所望の送信パターンを得る為に多数の素子数を必要とし、又アンテナ利得を犠牲とする問題がある。
【0012】
又アレーアンテナのアンテナ素子の中の1個のアンテナ素子を基準アンテナ素子とし、この基準アンテナ素子による受信信号と、アレーアンテナによる受信信号との振幅,位相を比較して、グレーティングによる信号か、メインビームによる信号かを識別する構成の従来例に於いては、グレーティング識別の為に事前に位相調整が必要である問題がある。
【0013】
本発明は、簡単な構成でグレーティングの影響を低減し、且つ走査範囲の拡大を可能とすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のアレーアンテナ装置は、図1を参照して説明すると、複数のアンテナ素子S1,S2により構成した送信アレーアンテナ2と、この送信アレーアンテナ2に接続し送信処理部と、複数のアンテナ素子R1〜R9により構成した受信アレーアンテナ1と、この受信アレーアンテナ1に接続し受信処理部とを含むアレーアンテナ装置であって、送信アレーアンテナ2と受信アレーアンテナ1との何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように設定した状態で、被グレーティング抑圧側の走査と同期して、グレーティング抑圧側を走査するように制御するグレーティング抑圧側の処理部によって、被グレーティング抑圧側のグレーティングと前記グレーティングによるヌル点との関係を維持して走査する構成を備えている。
【0015】
又送信アレーアンテナ2と受信アレーアンテナ1との何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とが一致或いは近接するように設定し、且つ被グレーティング抑圧側の所定のグレーティング抑圧量が得られる走査範囲毎に、グレーティング抑圧側を追従させて切替制御する構成を備えている。
【0016】
又送信アレーアンテナ2のアンテナ素子数を、受信アレーアンテナ1のアンテナ素子数より少なくし、送信アレーアンテナ2による放射パターンのヌル点の角度と、受信アレーアンテナ1による放射パターンのグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように、送信アレーアンテナ2のアンテナ素子S1,S2の素子間隔と、受信アレーアンテナ1のアンテナ素子R1〜R9の素子間隔とを、それぞれアンテナ素子数に従って設定し、受信アレーアンテナ1による走査と同期して、送信アレーアンテナ2による走査を制御する構成を備えている。
【0017】
又本発明のグレーティング抑圧方法は、複数のアンテナ素子S1,S2により構成した送信アレーアンテナ2と、この送信アレーアンテナ2に接続した送信処理部と、複数のアンテナ素子R1〜R9により構成した受信アレーアンテナ1と、この受信アレーアンテナ1に接続した受信処理部とを含むアレーアンテナ装置に於けるグレーティング抑圧方法であって、送信アレーアンテナ2と受信アレーアンテナ1との何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように、それぞれのアンテナ素子の素子間隔を設定し、且つ被グレーティング抑圧側の走査に対応してグレーティング抑圧側を連続的又は所定走査角毎に断続的に、グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度との関係を、所定のグレーティング抑圧量を維持して走査する過程を含むものである。又被グレーティング抑圧側の走査に従って所定のグレーティング抑圧量が得られる走査範囲毎に、グレーティング抑圧側の放射パターンを切替える過程を含むことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の説明図であり、FM−CWレーダに適用したアレーアンテナ装置を示すもので、1は受信アレーアンテナ、R1〜R9はアンテナ素子、2は送信アレーアンテナ、S1,S2はアンテナ素子、3はミキサ、4は信号処理器、5は三角波発生器、6は電圧制御発振器、7,8は分配器、9は移相器、10はタイミング制御器、11は位相制御器、12は切替スイッチである。
【0019】
複数のアンテナ素子R1〜R9によって受信アレーアンテナ1を構成し、切替スイッチ12とミキサ3と信号処理器4とを含む受信処理部を接続する。又複数のアンテナ素子S1,S2によって送信アレーアンテナ2を構成し、移相器9と位相制御器11と分配器7,8と電圧制御発振器6と三角波発生器5とを含む送信処理部を接続する。受信処理部に於いては、アンテナ素子R1〜R9を切替スイッチ12を介してミキサ3に接続し、ミキサ3の出力信号を信号処理器4に入力する。
【0020】
又送信処理部に於いては、三角波発生器5からの三角波信号を電圧制御発振器6の制御電圧として入力し、出力信号周波数を三角波信号に従って制御し、電圧制御発振器6の出力信号を分配器7により分配して、一方を分配器8に、他方をミキサ3側にそれぞれ分配し、分配器8から移相器9を介してアンテナ素子S1に給電し、又分配器8から直接的にアンテナ素子S2に給電する。従って、送信アレーアンテナ2としては、アンテナ素子S1,S2の給電位相差に対応した角度で電波を放射し、移相器9の移相量を制御することにより、走査することができる。
【0021】
又タイミング制御器10は、切替スイッチ12に対してアンテナ素子R1〜R9を順次切替える為のタイミング信号と、位相制御器11に対して移相器9を制御する為のタイミング信号と、信号処理器4に於けるアンテナ素子R1〜R9対応の信号処理の為のタイミング信号とを出力する。
【0022】
又ミキサ3は、分配器7により分配された送信信号と、切替スイッチ12により順次切替えたアンテナ素子R1〜R9対応の受信信号とを混合して中間周波の信号として信号処理器4に入力する。この信号処理器4は、アンテナ素子R1〜R9対応の信号の位相及び振幅を制御して合成し、メインビームの方向を求める処理を行うものであり、既に知られているDBF(Digital Beam Forming)システムを適用することも可能である。又信号処理器4は、DSP(Digital Signal Processor)の処理機能によって実現することも可能である。
【0023】
この実施の形態は、受信アレーアンテナ1側を被グレーティング抑圧側とし、送信アレーアンテナ2側をグレーティング抑圧側とした場合を示し、被グレーティング抑圧パターンと、グレーティング抑圧パターンとを、図2に示すように構成する。この場合のグレーティング抑圧パターンは、2個のアンテナ素子S1,S2からなる送信アレーアンテナ2によるパターンを示し、又被グレーティング抑圧パターンは、9個のアンテナ素子R1〜R9からなる受信アレーアンテナ1によるパターンを示す。又被グレーティング抑圧パターンのメインビームをほぼ0度として示し、このメインビームの両側のグレーティングと、グレーティング抑圧パターンのヌル点とが一致するように、アンテナ素子R1〜R9,S1,S2について素子間隔を設定する。なお、D(x)=sinNπx/Nsinπxは、アンテナ素子数Nの放射パターンを示す。
【0024】
この図2に示すパターンに於いて、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2による放射パターンのメインビームと被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1によるメインビームとが一致し、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2による放射パターンのヌル点と、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1によるグレーティグとが一致する。従って、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1によるグレーティングを抑圧することができる。
【0025】
又被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1を走査すると、メインビームのピーク及びグレーティングが生じる角度も移動するから、この走査に同期して、例えば、移相器9を位相制御器11によって制御して、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2も、受信アレーアンテナ1の走査に同期して走査することにより、前述のヌル点とグレーティングとの関係を維持して走査することができる。
【0026】
又グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2の走査制御を行うことなく、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1を、矢印で示す範囲の走査を行った時、所定のグレーティング抑圧量が得られるとすると、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1の走査範囲が矢印の範囲を超えた時に、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2を、例えば、移相器9をステップ状に位相制御器11によって制御して、断続的な走査を行わせ、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1のグレーティングと、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2のヌル点との関係を、所定のグレーティング抑圧量が得られる状態として走査することができる。この場合、グレーティング抑圧側の送信アレーアンテナ2は、アンテナ素子S1,S2の2素子でも充分なグレーティング抑圧量が得られ、且つ被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1による広範囲の走査を可能とすることができる。
【0027】
図3は本発明の第2の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、21は移相器9のパラメータを切替える切替スイッチを示す。受信アレーアンテナ1側を被グレーティング抑圧側、送信アレーアンテナ2側をグレーティング抑圧側とし、FM−CWレーダに適用した点は図1に示す実施の形態と同様である。
【0028】
そして、移相器9の例えばパラメータ1〜パラメータ4を、受信アンテナ1側の所定の走査範囲に同期して、順次切替スイッチ21により切替えることにより、アンテナ素子S1に入力する信号位相を制御して、送信アレーアンテナ2による走査を行う。この場合、被グレーティング抑圧パターンのグレーティングの位置を、グレーティング抑圧パターンのヌル点となるようにし、グレーティング抑圧量が所定値となる所定の走査範囲毎に、パラメータ1〜パラメータ4の切替えを行って、被グレーティング抑圧側の所定の走査範囲毎に同期して、グレーティング抑圧側の断続的な走査を行うことになり、制御構成を簡単化して、広範囲の走査時のグレーティング抑圧を可能とすることができる。なお、パラメータ1〜パラメータ4の切替えは、信号処理器4によるソフト制御により実現することも可能であり、又パラメータ数を更に多くすることも勿論可能である。
【0029】
図4は本発明の第3の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、22は切替スイッチ、23は移相回路網を示す。この実施の形態に於いても、受信アレーアンテナ1と送信アレーアンテナ2との関係は、図1及び図2に示す実施の形態と同様である。又移相回路網23は、既に知られている各種の移相回路網を適用することができるもので、例えば、周知のバトラーマトリクス回路等を適用することができる。又切替スイッチ22と移相回路網23との機能を、信号処理器4によるソフト制御によって実現することも可能である。
【0030】
図5はグレーティング抑圧の説明図であり、前述のように、9素子の受信アレーアンテナ1側を被グレーティング抑圧側、2素子の送信アレーアンテナ2側をグレーティング抑圧側とし、グレーティング抑圧パターン31のヌル点に、グレーティング33aが位置するように、素子間隔を設定した状態に於いて、矢印で示す範囲Δxの走査による被グレーティング抑圧パターン32b,32cのグレーティング33b,33cは、グレーティング抑圧パターン31のヌル点から多少外れるが、所定のグレーティング抑圧量が得られるとすると、被グレーティング抑圧側の受信アレーアンテナ1により、範囲Δxの走査を行っても、所望のグレーティング抑圧を行うことができる。
【0031】
図6はグレーティング抑圧パターンの切替えによる動作説明図であり、実線で示すグレーティング抑圧パターン41と、一点鎖線で示すグレーティング抑圧パターン42と、点線で示すグレーティング抑圧パターン43と、2点鎖線で示すグレーティング抑圧パターン44とを、Δxの間隔で発生できるように、図3に於ける移相器9のパラメータ1〜パラメータ4の切替え、又は図4に於ける移相回路網23の切替えを行うものである。又40aは被グレーティング抑圧パターンのメインビーム、40b,40cはグレーティング、51〜54はグレーティング抑圧パターン41〜44の適用範囲を示す。又ヌル点とグレーティングとを一致又は近接した関係となるように、前述のように、素子数と素子間隔とを設定する。
【0032】
図示の被グレーティング抑圧パターンのメインビーム40aに対しては、適用範囲53に対応したグレーティング抑圧パターン43に切替える。それにより、被グレーティング抑圧パターンのグレーティング40b,40cは、グレーティング抑圧パターン43のヌル点に位置することになり、図5について説明したように、Δxの範囲の被グレーティング抑圧パターンの走査を行っても、所望のグレーティング抑圧量となる。
【0033】
又Δxを超える走査によって、被グレーティング抑圧パターンのメインビーム40aが、適用範囲53から54に移動した場合は、グレーティング抑圧パターン44に切替える。この場合も、Δxの範囲内の被グレーティング抑圧側アレーアンテナの走査を行っても、所望のグレーティング抑圧量が得られる。従って、被グレーティング抑圧側のΔxの走査範囲毎に、その走査に同期してグレーティング抑圧パターンを切替えることにより、−Δ2x〜+Δ2xの走査範囲に於けるグレーティング抑圧が可能となる。
【0034】
図7はアレーアンテナの素子数と素子間隔との説明図であり、61は受信アレーアンテナ、62は送信アレーアンテナ、63は受信処理部、64は送信処理部を示し、受信処理部63と送信処理部64とは、図1,図3,図4に示す実施の形態に於ける各部の構成と同様の構成とすることができる。又受信アレーアンテナ61は、サブアレーによる素子数Nr =8、素子間隔dr とし、送信アレーアンテナ62は、素子数Nt =4、素子間隔dt として、この実施の形態に於いては、Nt t =dr の条件となるように素子間隔を設定する。
【0035】
又放射パターンB(θ)は、波長をλ、素子数をNとして、B(θ)=sin〔Nπ(d/λ)sinθ〕/Nsin〔π(d/λ)sinθ〕で表すことができる。そして、図7に示す送信アレーアンテナ62と受信アレーアンテナ61とについて、dt /λ=0.5、dr /λ=2とすると、送信アレーアンテナ62による放射パターンは、図8の(A)、受信アレーアンテナ61による放射パターンは、図8の(B)に示すものとなる。即ち、送信アレーアンテナ62側をグレーティング抑圧側とし、受信アレーアンテナ61側を被グレーティング抑圧側として、それぞれのメインビームを0度の位置として、(A)に示すグレーティング抑圧パターンのπ/6の位置のヌル点と、(B)に示す被グレーティング抑圧パターンのπ/6の位置のグレーティングとを一致させることができる。
【0036】
この状態で、受信アレーアンテナ61の走査と同期して、送信アレーアンテナ62の走査を、移相器等を含む送信処理部64の制御により走査することにより、受信アレーアンテナ61によるグレーティングと、送信アレーアンテナ62によるヌル点との関係を維持して走査することができる。又グレーティング許容レベルを66とすると、走査範囲を67で示す範囲とすることができる。そして、この走査範囲67を超える毎に、送信アレーアンテナ62による放射パターンが、この走査範囲67を超えた位置に移動するように、断続的な走査を行うことができる。
【0037】
本発明は、前述の各実施の形態のみに限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、例えば、図6のグレーティング抑圧パターン41〜44を更に多くして走査範囲を拡大するように、移相器のパラメータ数を多くするか、又は移相回路網の切替数を多くすることも可能である。又受信アレーアンテナ1の各アンテナ素子を切替スイッチ12により順次切替える構成の場合を示すが、例えば、アンテナ素子R1〜R9対応の受信回路を設けて、それぞれの出力信号を合成処理する構成とすることも可能である。又アンテナ素子数等についても波長等に対応して種々選択することが可能である。又レーダ装置として、FM−CWレーダに適用した場合を示すが、パルスレーダや他の走査レーダに対しても適用可能である。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、送信アレーアンテナ2等のグレーティング抑圧側の放射パターンのヌル点と、受信アレーアンテナ1等の被グレーティング抑圧側の放射パターンのグレーティングとを一致又は近接するように、素子間隔等を設定し、被グレーティング抑圧側の走査に対応して、グレーティング抑圧側も連続的又は断続的に走査することにより、広範囲の走査を行っても、所定のグレーティング抑圧量を得ることができるから、メインビームとしての受信信号到来方向の誤認識を回避することが可能となる。又グレーティング抑圧側の素子数は少なくても充分であるから、全体としての小型化を図ることも可能となる。従って、各種のレーダ装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のグレーティング抑圧の説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図5】グレーティング抑圧の説明図である。
【図6】グレーティング抑圧パターンの切替えによる動作説明図である。
【図7】アレーアンテナの素子数と素子間隔との説明図である。
【図8】送信アレーアンテナと受信アレーアンテナとの放射パターンの説明図である。
【符号の説明】
1 受信アレーアンテナ
2 送信アレーアンテナ
3 ミキサ
4 信号処理器
5 三角波発生器
6 電圧制御発振器
7,8 分配器
9 移相器
10 タイミング制御器
11 位相制御器
12 切替スイッチ
S1,S2 アンテナ素子
R1〜R9 アンテナ素子
21,22 切替スイッチ
23 移相回路網

Claims (5)

  1. 複数のアンテナ素子により構成した送信アレーアンテナと、該送信アレーアンテナに接続した送信処理部と、複数のアンテナ素子により構成した受信アレーアンテナと、該受信アレーアンテナに接続した受信処理部とを含むアレーアンテナ装置に於いて、
    前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、前記グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、前記被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように設定した状態で、前記被グレーティング抑圧側の走査と同期して前記グレーティング抑圧側を走査するように制御する前記グレーティング抑圧側の処理部によって、前記被グレーティング抑圧側のグレーティングと前記グレーティングによるヌル点との関係を維持して走査する
    ことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  2. 前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、前記グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、前記被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とが一致或いは近接するように設定し、且つ前記被グレーティング抑圧側の所定のグレーティング抑圧量が得られる走査範囲毎に、前記グレーティング抑圧側を追従させて切替制御する構成を備えたことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナ装置。
  3. 前記送信アレーアンテナのアンテナ素子数を、前記受信アレーアンテナのアンテナ素子数より少なくし、前記送信アレーアンテナによる放射パターンのヌル点の角度と、前記受信アレーアンテナによる放射パターンのグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように、前記送信アレーアンテナのアンテナ素子の素子間隔と、前記受信アレーアンテナのアンテナ素子の素子間隔とを、それぞれアンテナ素子数に従って設定し、前記受信アレーアンテナによる走査と同期して、前記送信アレーアンテナによる走査を制御する構成を備えたことを特徴とする請求項1記載のアレーアンテナ装置。
  4. 複数のアンテナ素子により構成した送信アレーアンテナと、該送信アレーアンテナに接続した送信処理部と、複数のアンテナ素子により構成した受信アレーアンテナと、該受信アレーアンテナに接続した受信処理部とを含むアレーアンテナ装置に於けるグレーティング抑圧方法に於いて、
    前記送信アレーアンテナと前記受信アレーアンテナとの何れか一方をグレーティング抑圧側、他方を被グレーティング抑圧側として、前記グレーティング抑圧側のヌル点の角度と、前記被グレーティング抑圧側のグレーティングが生じる角度とを一致或いは近接するように、それぞれのアンテナ素子の素子間隔を設定した状態で、前記被グレーティング抑圧側の走査と同期して前記グレーティング抑圧側を走査するように制御する前記グレーティング抑圧側の処理部によって、前記被グレーティング抑圧側のグレーティングと前記グレーティングによるヌル点との関係を維持して走査する過程を含む
    ことを特徴とするグレーティング抑圧方法。
  5. 前記被グレーティング抑圧側の走査に従って所定のグレーティング抑圧量が得られる走査範囲毎に、前記グレーティング抑圧側の放射パターンを切替える過程を含むことを特徴とする請求項4記載のグレーティング抑圧方法。
JP2001295471A 2001-09-27 2001-09-27 アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法 Expired - Fee Related JP4147447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001295471A JP4147447B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001295471A JP4147447B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003110335A JP2003110335A (ja) 2003-04-11
JP4147447B2 true JP4147447B2 (ja) 2008-09-10

Family

ID=19116905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001295471A Expired - Fee Related JP4147447B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4147447B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059083A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Denso Corp レーダ装置
JP2011064584A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Denso Corp アレーアンテナ装置及びレーダ装置
US9097801B2 (en) 2011-06-15 2015-08-04 Honda Elesys Co., Ltd. Obstacle detection apparatus and obstacle detection program

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4545460B2 (ja) * 2004-03-10 2010-09-15 三菱電機株式会社 レーダ装置およびアンテナ装置
US8013694B2 (en) 2006-03-31 2011-09-06 Kyocera Corporation Dielectric waveguide device, phase shifter, high frequency switch, and attenuator provided with dielectric waveguide device, high frequency transmitter, high frequency receiver, high frequency transceiver, radar device, array antenna, and method of manufacturing dielectric waveguide device
JP2008278034A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Mitsubishi Electric Corp アレーアンテナ装置
JP5071414B2 (ja) * 2009-03-04 2012-11-14 株式会社デンソー レーダ装置
JP5093298B2 (ja) * 2010-06-04 2012-12-12 株式会社デンソー 方位検出装置
JP5472187B2 (ja) * 2011-04-06 2014-04-16 株式会社デンソー アンテナ装置
EP2876460B1 (en) * 2013-11-26 2019-05-15 Veoneer Sweden AB A vehicle radar with two transmitter antenna arrangements
JP2017044689A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 日本電産エレシス株式会社 レーダアンテナ及びレーダ装置
US11879989B2 (en) 2016-12-05 2024-01-23 Echodyne Corp. Antenna subsystem with analog beam-steering transmit array and sparse hybrid analog and digital beam-steering receive array
EP3545334A1 (en) * 2016-12-05 2019-10-02 Echodyne Corp Antenna subsystem with analog beam-steering transmit array and digital beam-forming receive array
CN110612460B (zh) * 2017-05-12 2023-08-29 洛克达股份有限公司 用于表征用户平台的环境的方法和设备

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553297A (en) * 1978-06-15 1980-01-11 Plessey Handel Investment Ag Device for steering beam
JPS57107606A (en) * 1980-12-24 1982-07-05 Mitsubishi Electric Corp Electronic control antenna
JPS6152810U (ja) * 1984-09-12 1986-04-09
JPS61152102A (ja) * 1984-12-25 1986-07-10 Mitsubishi Electric Corp 電子制御アンテナ
US5557291A (en) * 1995-05-25 1996-09-17 Hughes Aircraft Company Multiband, phased-array antenna with interleaved tapered-element and waveguide radiators
JPH09284035A (ja) * 1996-04-11 1997-10-31 Mitsubishi Electric Corp 車載レーダ用アンテナ装置
JP3255048B2 (ja) * 1996-11-21 2002-02-12 三菱電機株式会社 車載機のアンテナ装置、車載機および路車間通信システム
JPH10178313A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
CA2255886C (en) * 1997-06-02 2001-03-06 Ntt Mobile Communications Network Inc. Adaptive array antenna
JP3597678B2 (ja) * 1997-08-18 2004-12-08 富士通株式会社 レーダ装置
JP3757574B2 (ja) * 1997-09-16 2006-03-22 三菱電機株式会社 フェーズドアレーレーダ装置
JPH11231040A (ja) * 1998-02-12 1999-08-27 Toyota Motor Corp レーダ装置
JP2000258524A (ja) * 1999-03-08 2000-09-22 Toyota Motor Corp レーダ装置
JP3393204B2 (ja) * 1999-10-06 2003-04-07 株式会社ホンダエレシス マルチビームレーダ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059083A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Denso Corp レーダ装置
CN102023295A (zh) * 2009-09-14 2011-04-20 株式会社电装 用于辐射和接收具有光栅波瓣的电波的雷达装置
DE102010040749B4 (de) * 2009-09-14 2021-06-02 Denso Corporation Radarvorrichtung zum Abstrahlen und Empfangen elektrischer Wellen mit Gitterkeulen
JP2011064584A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Denso Corp アレーアンテナ装置及びレーダ装置
DE102010040850A1 (de) 2009-09-17 2011-04-21 DENSO CORPORATION, Kariya-shi Gruppenantennenvorrichtung und Radargerät
US9097801B2 (en) 2011-06-15 2015-08-04 Honda Elesys Co., Ltd. Obstacle detection apparatus and obstacle detection program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003110335A (ja) 2003-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4147447B2 (ja) アレーアンテナ装置及びグレーティング抑圧方法
JP3597678B2 (ja) レーダ装置
JP7150068B2 (ja) アンテナ装置及びレーダ装置
JP3393204B2 (ja) マルチビームレーダ装置
US6067048A (en) Radar apparatus
JP7224174B2 (ja) 電子装置およびレーダー制御方法
JP2001502152A (ja) デジタル合成直接駆動式フェーズドアレイアンテナ
JPH11133142A (ja) Fm−cwレーダ
JP3602258B2 (ja) マルチビーム・レーダアンテナ
JP4371124B2 (ja) アンテナ装置
JP3723062B2 (ja) フェーズドアレーアンテナ装置
JPH09284035A (ja) 車載レーダ用アンテナ装置
JP7514718B2 (ja) レーダ装置
JP2005140639A (ja) 分散開口レーダー装置
US5252983A (en) Method for reducing side lobes in antenna patterns
JP3818898B2 (ja) アンテナ装置
JP3602259B2 (ja) マルチビーム・レーダ装置
JP3181415B2 (ja) レーダ装置
JPH1127043A (ja) アレーアンテナ装置
JP3757574B2 (ja) フェーズドアレーレーダ装置
JP2001099918A (ja) ホログラフィックレーダ装置
JPS61150504A (ja) アンテナ装置
JP3447946B2 (ja) レーダ装置
JP6532305B2 (ja) アンテナ装置およびレーダ装置
JPH03148082A (ja) レーダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080520

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees