JP4122602B2 - スピーカー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスピーカー装置に関する。詳しくは、振動板の機械的強度を増加させることにより、良好な周波数特性を得て音響信号の質の向上を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より動電型のスピーカー装置が知られている。このようなスピーカー装置の従来のものの一例を図6及び図7に示す。
【0003】
スピーカー装置100はヨーク110とマグネット120と振動板130とを備えている。
【0004】
ヨーク110は円板状の底面部111と該底面部111の周縁から上方へ突設された周壁部112と該周壁部112の上縁に設けられた円環状の環状プレート113とが一体に形成されて成る。そして、底面部111の上面の中心部には円柱状のマグネット120が取り付けられている。また、ヨーク110は環状プレート113の上面がフレーム140に取り付けられている。
【0005】
マグネット120の上面には円板状のセンタープレート150が取り付けられており、該センタープレート150は環状プレート113の中心孔113a内に配置されている。そして、環状プレート113とセンタープレート150との間に形成された間隙が磁気ギャップ160として形成されている。
【0006】
振動板130は中央部に位置する略半球状のドーム部131と該ドーム部131の外周に連続して設けられた連結部132と該連結部132の外周に連続した断面形状で小さな略円弧状を為すエッジ部133と該エッジ部133の外周に連続した被取付部134とが一体に形成されて成り、被取付部134がフレーム140の上面に取り付けられている。
【0007】
連結部132はドーム部131側に位置し上下方向に延びる内周部132aと、該内周部132aの下縁に連続し上下方向を向く平面部132bとから成る。そして、内周部132aの内周面には円筒状のボビン170の上端部の外周面が接着剤180によって固定されている。
【0008】
ボビン170の下端寄りの部分の外周面にはコイル171が巻回されて固定され、該コイル171が環状プレート113とセンタープレート150との間に形成された磁気ギャップ160内に位置されている。そして、コイル171には図示しない信号引出線を介して信号電流が供給されるようになっており、コイル171に信号電流が供給されることにより振動板130が振動して音声が発生されるようになっている。
【0009】
また、図8に示すように、スピーカー装置にはボビン170Aの外周面の下端部に1ターンの導電性リング190が固定され、ボビン170Aの上端部の外周面が振動板130の内周部132aの内周面に接着されているものもある。
【0010】
そして、この図8に示すスピーカー装置にあっては、導電性リング190に誘導電流を流すための図示しない誘導電流用コイルが磁気ギャップ160内に配置されており、誘導電流用コイルに電流が供給されると導電性リング190に誘導電流が流れ、振動板130が振動して音声が発生されるようになっている。
【0011】
さらに、図9に示すように、スピーカー装置にはボビンが設けられず、1ターンの導電性リング200の上端部の外周面が直接振動板130の内周部132aの内周面に接着されているものもある。
【0012】
そして、この図9に示すスピーカー装置にあっては、導電性リング200に誘導電流を流すための図示しない誘導電流用コイルが磁気ギャップ160内に配置されており、誘導電流用コイルに電流が供給されると導電性リング200に誘導電流が流れ、振動板130が振動して音声が発生されるようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した振動板130は、金属材料、例えば、アルミニウムやチタニウム等のシート状の材料、或は、高分子材料から成るシート状の材料をプレス加工等することにより一体に形成される。そして、ドーム部131とエッジ部133とを連結する連結部132のうち平面部132bは、プレス加工の際に両方向に引っ張られるために特に薄く形成されることになる。
【0014】
ところが、振動板130の平面部132bは薄く形成されていることにより、機械的強度が弱く、音響信号が入力されたときに、特定の周波数においては機械的強度の弱い平面部132bを節としてドーム部131とエッジ部133とに180゜位相のずれた振動が発生してしまう。
【0015】
このようにドーム部131とエッジ部133とに180゜位相のずれた振動が発生すると、上記した特定の周波数においては、ドーム部131から生じる信号とエッジ部133から生じる信号とが互いに打ち消し合い、音圧のディップ(音圧の低下)を生じてしまうことがある。特に、この音圧のディップが可聴帯域にある場合には、出力される音響信号の質の低下を生じてしまう。
【0016】
そこで、本発明スピーカー装置は、上記した問題点を克服し、振動板の機械的強度を増加させることにより、良好な周波数特性を得て音響信号の質の向上を図ることを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明スピーカー装置は、上記した課題を解決するために、中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、磁気ギャップ内に配置される導電性部材が巻回されたボビンとを設け、上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記ボビンが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記ボビンが延びる方向を向く平面部が形成され、上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記ボビンの一端部を接着したものである。
【0018】
また、別の本発明スピーカー装置は、上記した課題を解決するために、中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、磁気ギャップ内に配置される導電性リングとを設け、上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記導電性リングが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記導電性リングが延びる方向を向く平面部が形成され、上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記導電性リングの一端面を接着したものである。
【0019】
従って、本発明スピーカー装置及び別の本発明スピーカー装置にあっては、振動板のうち特に薄く形成された平面部の機械的強度が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明スピーカー装置の各実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0021】
尚、以下に示した実施の形態は、本発明を動電型のスピーカー装置に適用したものである。
【0022】
先ず、第1の実施の形態として、図1及び図2に示すコイルが巻回されたボビンが振動板に固定されて成るスピーカー装置1について説明する。
【0023】
スピーカー装置1はヨーク2とマグネット3と振動板4とを備えている。
【0024】
ヨーク2は円板状の底面部5と該底面部5の周縁から上方へ突設された周壁部6と該周壁部6の上縁に設けられた円環状の環状プレート7とが一体に形成されて成る。そして、底面部5の上面の中心部には円柱状のマグネット3が取り付けられている。また、ヨーク2は環状プレート7の上面がフレーム8に取り付けられている。
【0025】
マグネット3の上面には円板状のセンタープレート9が取り付けられており、該センタープレート9は環状プレート7の中心孔7a内に配置されている。そして、環状プレート7とセンタープレート9との間に形成された間隙が磁気ギャップ10として形成されている。
【0026】
振動板4は、金属材料、例えば、アルミニウムやチタニウム等のシート状の材料、或は、高分子材料から成るシート状の材料をプレス加工等することにより一体成形され、中央部に位置する略半球状のドーム部11と該ドーム部11の外周に連続した連結部12と該連結部12の外周に連続した断面形状で小さな略円弧状を為すエッジ部13と該エッジ部13の外周に連続した被取付部14とが一体に形成されて成り、被取付部14がフレーム8の上面に取り付けられている。
【0027】
連結部12はドーム部11側に位置し上下方向に延びる内周部12aと、該内周部12aの下縁に連続し上下方向を向く平面部12bとから成る。そして、振動板4はドーム部11とエッジ部13とを連結する連結部12のうち平面部12bが、プレス加工の際に両方向に引っ張られるために特に薄く形成されている。また、平面部12bの下面には円筒状のボビン15の上端部が、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤16によって固定されている。
【0028】
ボビン15は該ボビン15と振動板4とを含む振動系を軽くするために、非常に薄いシート状の材料により形成されている。従って、ボビン15の厚みは、振動板4の平面部12bの厚みより薄くされている。
【0029】
平面部12bの下面の全面に断面形状で見て倒立三角形状を為すように接着剤16が塗布され、該接着剤16を介してボビン15の上端部が平面部12bに接着されている。
【0030】
ボビン15の略下半部の外周面には導電性部材としてコイル17が巻回されて固定され、該コイル17が環状プレート7とセンタープレート9との間に形成された磁気ギャップ10内に位置されている。そして、コイル17には図示しない信号引出線を介して信号電流が供給されるようになっており、コイル17に信号電流が供給されると振動板4が振動して音声が発生されるようになっている。
【0031】
尚、ボビン15にはコイル17に代えて導電性部材として1ターンの導電性リングを固定してもよい。この場合には、スピーカー装置1の磁気ギャップ10内に導電性リングに誘導電流を流すための誘導電流用コイルを設け、該誘導電流用コイルに電流を流すことにより導電性リングに誘導電流が発生し、振動板4が振動して音声が発生されることになる。
【0032】
しかして、上記したスピーカー装置1にあっては、特に薄く形成された平面部12bに接着剤16が塗布されているため、平面部12bの実質的な厚みが増し、平面部12bの機械的強度が強くなる。
【0033】
従って、特定の周波数において平面部12bを節としてドーム部11とエッジ部13とに180゜位相のずれた振動が発生しないため、音圧のディップを生じることがなく、これにより良好な周波数特性が得られることから、出力される音響信号の質の向上を図ることができる。
【0034】
また、上記したように、平面部12bの下面の全面に接着剤16が塗布されているため、平面部12bの機械的強度が非常に強く、出力される音響信号の質の一層の向上を図ることができる。
【0035】
尚、上記には円筒状のボビン15の上端部を接着剤16によって平面部12bに接着する例を示したが、図3に示すように、上端部を直角に折り曲げて折曲部18を有するボビン15Aを形成し、折曲部18の一の面を接着剤16によって平面部12bに固定するようにしてもよい。このような折曲部18は、ボビン15Aの材料が、例えば、アルミニウムやチタニウム等の金属材料であれば形成することが可能である。
【0036】
上記のように、折曲部18を形成して平面部12bにボビン15Aを接着することにより、ボビン15Aの接着面積が大きくなり、ボビン15Aの振動板4に対する接着強度の向上を図ることができる。
【0037】
尚、図3には、ボビン15Aの上端部を外側に折り曲げて折曲部18を形成したものを示したが、逆に、ボビン15Aの上端部を内側に折り曲げて折曲部18を形成してもよい。
【0038】
次に、第2の実施の形態として、図4及び図5に示す導電性リングが振動板に直接固定されて成るスピーカー装置19について説明する。
【0039】
スピーカー装置19はヨーク20とマグネット21と振動板22とを備えている。
【0040】
ヨーク20は円板状の底面部23と該底面部23の周縁から上方へ突設された周壁部24と該周壁部24の上縁に設けられた円環状の環状プレート25とが一体に形成されて成る。そして、底面部23の上面の中心部には円柱状のマグネット21が取り付けられている。また、ヨーク20は環状プレート25の上面がフレーム26に取り付けられている。
【0041】
マグネット21の上面には円板状のセンタープレート27が取り付けられており、該センタープレート27は環状プレート25の中心孔25a内に配置されている。そして、環状プレート25とセンタープレート27との間に形成された間隙が磁気ギャップ28として形成されている。
【0042】
振動板22は、金属材料、例えば、アルミニウムやチタニウム等のシート状の材料、或は、高分子材料から成るシート状の材料をプレス加工等することにより一体成形され、中央部に位置する略半球状のドーム部29と該ドーム部29の外周に連続した連結部30と該連結部30の外周に連続した断面形状で小さな略円弧状を為すエッジ部31と該エッジ部31の外周に連続した被取付部32とが一体に形成されて成り、被取付部32がフレーム26の上面に取り付けられている。
【0043】
連結部30はドーム部29側に位置し上下方向に延びる内周部30aと、該内周部30aの下縁に連続し上下方向を向く平面部30bとから成る。そして、振動板22はドーム部29とエッジ部31とを連結する連結部30のうち平面部30bが、プレス加工の際に両方向に引っ張られるために特に薄く形成されている。また、平面部30bの下面には円筒状の導電性リング33の上端部が、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤34によって固定されている。
【0044】
導電性リング33は、それ自体の電気抵抗を小さくするために、厚みが上記したスピーカー装置1におけるボビン15、15Aよりかなり厚くされている。そして、導電性リング33の厚みは振動板22の平面部30bの幅と同じに形成されている。
【0045】
平面部30bの下面の全面に接着剤34が塗布され、該接着剤34を介して導電性リング33の上端面が平面部30bに接着されている。そして、導電性リング33の略下半部が環状プレート25とセンタープレート27との間に形成された磁気ギャップ28内に位置されている。
【0046】
磁気ギャップ28内には導電性リング33を挟んで互いに対向するようにして外周側コイル35と内周側コイル36とが配置されている。そして、外周側コイル35は環状プレート25の内周面に接着され、内周側コイル36はセンタープレート27の外周面に接着されている。また、外周側コイル35と内周側コイル36は直列に接続され、それぞれの一端は図示しない信号引出線に接続されている。
【0047】
信号引出線を介して外周側コイル35及び内周側コイル36に電流が供給されると、磁気ギャップ28内に配置された導電性リング33に誘導電流が流れ、振動板22が振動して音声が発生されるようになっている。
【0048】
しかして、上記したスピーカー装置19にあっては、特に薄く形成された平面部30bに接着剤34が塗布されているため、平面部30bの実質的な厚みが増し、平面部30bの機械的強度が強くなる。
【0049】
従って、特定の周波数において平面部30bを節としてドーム部29とエッジ部31とに180゜位相のずれた振動が発生しないため、音圧のディップを生じることがなく、これにより良好な周波数特性が得られることから、出力される音響信号の質の向上を図ることができる。
【0050】
また、上記したように、平面部30bの下面の全面に接着剤34が塗布されているため、平面部30bの機械的強度が非常に強く、出力される音響信号の質の一層の向上を図ることができる。
【0051】
さらに、上記したように平面部30bの幅と該平面部30bに接着された導電性リング33の厚みとを同じに形成することにより、平面部30bの機械的強度は極めて強いものとなる。
【0052】
尚、上記した各実施の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明の実施を行うに際しての具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0053】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明スピーカー装置は、中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、磁気ギャップ内に配置される導電性部材が巻回されたボビンとを備え、上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記ボビンが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記ボビンが延びる方向を向く平面部が形成され、上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記ボビンの一端部を接着したことを特徴とする。
【0054】
従って、平面部の実質的な厚みが増し、平面部の機械的強度が強くなり、特定の周波数において平面部を節としてドーム部とエッジ部とに180゜位相のずれた振動が発生しないため、音圧のディップを生じることがなく、これにより良好な周波数特性が得られることから、出力される音響信号の質の向上を図ることができる。また、上記平面部の全面に接着剤を塗布したので、平面部の機械的強度が非常に強く、出力される音響信号の質の一層の向上を図ることができる。
【0056】
請求項に記載した発明にあっては、ボビンの一端部を直角に折り曲げて折曲部を形成し、該折曲部を平面部に接着したので、ボビンの接着面積が大きくなり、ボビンの振動板に対する接着強度の向上を図ることができる。
【0057】
また、別の本発明スピーカー装置は、中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、磁気ギャップ内に配置される導電性リングとを備え、上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記導電性リングが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記導電性リングが延びる方向を向く平面部が形成され、上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記導電性リングの一端面を接着したことを特徴とする。
【0058】
従って、平面部の実質的な厚みが増し、平面部の機械的強度が強くなり、特定の周波数において平面部を節としてドーム部とエッジ部とに180゜位相のずれた振動が発生しないため、音圧のディップを生じることがなく、これにより良好な周波数特性が得られることから、出力される音響信号の質の向上を図ることができる。また、上記平面部の全面に接着剤を塗布したので、平面部の機械的強度が非常に強く、出力される音響信号の質の一層の向上を図ることができる。
【0060】
請求項に記載した発明にあっては、上記平面部の幅と導電性リングの幅とを同じに形成したので、平面部の機械的強度が極めて強いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共に本発明スピーカー装置をコイルが巻回されたボビンが振動板に固定されて成る動電型のスピーカー装置に適用した第1の実施の形態を示すものであり、本図はスピーカー装置の概略縦断面図である。
【図2】要部の拡大縦断面図である。
【図3】折曲部が形成されたボビンを振動板に固定したスピーカー装置の要部を示す拡大縦断面図である。
【図4】図5と共に本発明スピーカー装置を導電性リングが振動板に固定されて成る動電型のスピーカー装置に適用した第2の実施の形態を示すものであり、本図はスピーカー装置の概略縦断面図である。
【図5】要部の拡大縦断面図である。
【図6】図7と共に従来のスピーカー装置を示すものであり、本図はスピーカー装置の概略縦断面図である。
【図7】一部を拡大して示す縦断面図である。
【図8】別の従来のスピーカー装置の一部を拡大して示す縦断面図である。
【図9】さらに別の従来のスピーカー装置の一部を拡大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…スピーカー装置、4…振動板、10…磁気ギャップ、11…ドーム部、12…連結部、12a…内周部、12b…平面部、13…エッジ部、15…ボビン、16…接着剤、17…コイル(導電性部材)、15A…ボビン、18…折曲部、19…スピーカー装置、22…振動板、28…磁気ギャップ、29…ドーム部、30…連結部、30a…内周部、30b…平面部、31…エッジ部、33…導電性リング、34…接着剤

Claims (4)

  1. 中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、
    磁気ギャップ内に配置される導電性部材が巻回されたボビンとを備え、
    上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記ボビンが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記ボビンが延びる方向を向く平面部が形成され、
    上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記ボビンの一端部を接着した
    ことを特徴とするスピーカー装置。
  2. ボビンの一端部を直角に折り曲げて折曲部を形成し、
    該折曲部を平面部に接着した
    ことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 中央部に位置し断面形状で略円弧状を為すドーム部と、該ドーム部の外周側に位置するエッジ部と、ドーム部とエッジ部を連結する連結部とが一体に形成された振動板と、
    磁気ギャップ内に配置される導電性リングとを備え、
    上記振動板の連結部には、上記ドーム部側に位置し上記導電性リングが延びる方向と略同一方向に延びる内周部と、上記導電性リングが延びる方向を向く平面部とが形成され、
    上記平面部の一方の面の全面に接着剤を塗布し、上記導電性リングの一端面を接着した
    ことを特徴とするスピーカー装置。
  4. 上記平面部の幅と上記導電性リングの幅とを同じに形成した
    ことを特徴とする請求項3に記載のスピーカー装置。
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