JPH06225386A - スピーカの振動板支持構造 - Google Patents

スピーカの振動板支持構造

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JPH06225386A
JPH06225386A JP25391692A JP25391692A JPH06225386A JP H06225386 A JPH06225386 A JP H06225386A JP 25391692 A JP25391692 A JP 25391692A JP 25391692 A JP25391692 A JP 25391692A JP H06225386 A JPH06225386 A JP H06225386A
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JP
Japan
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diaphragm
frame
speaker
back sides
outer periphery
Prior art date
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Application number
JP25391692A
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English (en)
Inventor
Narihisa Odaka
得央 小高
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DAINICHI KASEI KOGYO KK
Original Assignee
DAINICHI KASEI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレ−ムの成形時に振動板と一体化でき、し
かも作業の能率化、品質の向上並びに均一化を図り得る
ようにする。 【構成】 振動板15の外周をフレ−ム20に取り付けて成
るスピーカの振動板支持構造において、振動板15の外周
にフレ−ム20をモールド成形したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカの振動板支持
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のドーム型スピーカにおけ
る振動板の支持構造を示す。即ち、図11において、1 は
ヨーク、2 はマグネット、3 はセンターポール、4 は吸
音材である。
【0003】5 は振動板で、ドーム型に形成されると共
に、外周にエッジ6 を介してフランジ部7 が設けられて
いる。この振動板5 は、そのフランジ部7 がフレ−ム8
に接着により取付けられている。フレ−ム8 はリング状
であって、ヨーク1 に固定のプレート9 に取付けられて
いる。10はコイルボビン、11はボイスコイル、12はケー
ス、13はディフューザである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスピーカでは、
振動板5 のフランジ部7 をフレ−ム8 に接着剤で接着し
ているため、この接着作業が非常に煩わしく、作業性に
欠ける問題があると共に、接着剤の過不足、振動板5 と
フレ−ム8 の位置ずれ等が生じ易く、製品間にバラツキ
があって、高い品質での均一化を図り難い問題がある。
【0005】また特に振動板5 がフェノール樹脂材料の
成形品の場合には、接着部位の表面を粗面化して接着剤
を塗布しなければ、その確実な接着が困難であり、部分
的に接着不良が生じると、その部分から剥離したり異常
振動が発生し、スピーカとしての音響特性が損なわれる
欠点がある。
【0006】本発明は、従来のかかる課題に鑑み、フレ
−ムの成形時に振動板と一体化でき、しかも作業の能率
化、品質の向上並びに均一化を図り得るようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、振動板15の外
周をフレ−ム20に取り付けて成るスピーカの振動板支持
構造において、振動板15の外周にフレ−ム20をモールド
成形したものである。またフレ−ム20は振動板15の外周
部を表裏両側から挟むようにモールド成形している。更
にフレ−ム20の内周には、径方向の内方に突出しかつ振
動板15の外周部を表裏両側から挟む突出部22を周方向に
所定間隔をおいて多数設けている。
【0008】
【作用】振動板15の外周にフレ−ム20をモールド成形し
ているため、フレ−ム20の成形時に、このフレーム20と
振動板15とを一体化できる。従って、振動板15とフレ−
ム20とを接着する必要がない。またフレ−ム20を振動板
15の外周部を表裏両側から挟むようにモールド成形する
と、フレ−ム20と振動板15とが外れ難くなる。
【0009】更にフレ−ム20の内周には、径方向の内方
に突出しかつ振動板15の外周部を表裏両側から挟む突出
部22を周方向に所定間隔をおいて多数設けると、モール
ド成型時に、金型によって振動板15の外周部分を表裏両
側から確実に挟持することが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図5は、本発明の第1実施例を示す。図
1及び図2において、15はドーム型の振動板であって、
中央のドーム部16とその外周のフランジ部17とを備え、
フエノール樹脂、その他の合成樹脂材料に一体に形成さ
れている。18はコイルボビン、19はボイスコイルであ
る。
【0011】20は合成樹脂製のフレ−ムで、振動板15の
フランジ部17の外周にモールド成形されている。フレ−
ム20は、振動板15と同芯状に形成されたリング状の本体
部21と、この本体部21の内周から径方向の内方に突出し
かつ振動板15のフランジ部17を表裏両側から挟むように
周方向に略等間隔をおいて形成された多数の突出部22と
から構成されている。
【0012】各突出部22は、図3の(A)(B)及び図4に示
すように、フレ−ム20の本体部21の肉厚と同じであっ
て、その内端が平面視で半円状に形成されている。また
各突出部22の周方向の寸法aは、隣合う2個の突出部22
間に形成される凹部23の周方向の寸法bよりも若干大、
又は略同じ程度である。
【0013】凹部23の内奥壁、即ちフレ−ム20の本体部
21の凹部23に対応する部分の内面24は、振動板15のフラ
ンジ部17の外端よりも径方向の外方に位置しており、こ
の内面24とフランジ部17の外端との間には、微小な間隙
25が凹部23の周方向の寸法bに見合うだけ周方向に円弧
状に形成されている。
【0014】フレ−ム20には、図1及び図2に示すよう
に、その本体部21から径方向の外方に突出する端子取付
部26が一体に設けられている。端子取付部26は周方向の
両端に一対の脚部27を有する平面視コ字状であって、そ
の各脚部27でフレ−ム20に一体化されている。
【0015】端子取付部26には2個の取付孔28が形成さ
れ、この取付孔28を利用してハトメ等により一対の端子
具29が固着される。端子具29にはボイスコイル19の端子
線30が接続される。
【0016】このフレ−ム20は、図5に示すような方法
により振動板15のフランジ部17にモールド成形される。
即ち、図5に示すように、上下一対の金型31,32 により
振動板15の外周部のフランジ部17を表裏両側から挟み、
金型31,32 間に設けられたキャビティー33に注入孔34か
ら樹脂材料35を射出して、多数の突出部22により振動板
15のフランジ部17を表裏両側から挟むようにフレ−ム20
をモールド成形する。
【0017】このようにフレ−ム20の成形時に、振動板
15のフランジ部17を挟むようにモールド成形する方法を
採ることにより、振動板15をフレ−ム20に接着するため
の接着工程を省くことができる。
【0018】またフレ−ム20には、本体部21の内周側に
多数の突出部22と凹部23とが周方向に交互にあり、この
突出部22及び凹部23に対応する凹部36,37 及び突出部3
8,39が金型31,32 にあるので、その各突出部38,39 によ
って振動板15のフランジ部17の外周部分を外端まで表裏
両側から確実に挟持することができる。従って、キャビ
ティー33内に樹脂材料35を注入する際の圧力によって、
振動板15のフランジ部17の外端側が表裏方向に変形する
ようなことはなく、モールド成形後の仕上がりが良好に
なる。
【0019】更にフレ−ム20は振動板15にモールド成形
しているため、金型31,32 間に振動板15をセットする際
の位置決めさえ正確にしておけば良く、品質の向上及び
均一化を図ることができる。従って、接着不良による剥
離、異常振動等の発生を防止でき、音響特性が損なわれ
ることがない。
【0020】図6の(A)(B)は本発明の第2実施例を示
す。この実施例では、振動板15のフランジ部17の外端が
フレ−ム20の本体部21内に埋め込まれている。振動板15
の材質が強く、フランジ部17の外周部分が表裏方向に変
形し難いものであれば、図6の(A)(B)に示すように、フ
ランジ部17の外端をフレ−ム20の本体部21まで延ばして
も、成形後の仕上がりを良好にできる。
【0021】図7及び図8は本発明の第3実施例を示
し、フレ−ム20の各突出部22を、内端側の肉厚が小さく
なるように楔状に構成したものである。この実施例のよ
うに突出部22を楔状に構成しても、振動板15に対するフ
レ−ム20のモールド成形が十分可能である。
【0022】図9の(A)(B)及び図10は、本発明の第4実
施例を示す。この実施例では、フレ−ム20は、図9の
(A)(B)に示すように、内周側に突出部22、凹部23等を備
えておらず、平面視で同一幅のリング状に構成され、振
動板15のフランジ部17の外周部分に対応する部位に、表
裏両側から振動板15のフランジ部17に達する孔40,41 が
周方向に等間隔をおいて多数形成されている。
【0023】このような構造のフレ−ム20の場合には、
図10に成形時の状態を示すように、上下の金型31,32
に、各孔40,41 に対応するピン42,43 を設けておけば、
そのピン42,43 により振動板15のフランジ部17の外周部
分を表裏両側から挟持できるので、樹脂材料35の注入時
における振動板15のフランジ部17の変形を防止げきる。
またキャビティー32内にピン42,43 が等間隔にあるだけ
であるため、キャビティー32内での樹脂材料35のめぐり
が阻害されることもない。
【0024】なお、各実施例では、ドーム型の振動板15
について説明したが、これに限定されるものではなく、
コーン型の振動板でも同様に実施可能である。また実施
例のモールド構造は、振動板15の外周部分をフレ−ム20
で表裏両側から挟むようにしているが、振動板15とフレ
−ム20が同一材料の場合には、振動板15の表裏の一側面
にフレ−ム20を成形することも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、振動板15の外周にフレ
−ム20をモールド成形しているので、フレ−ム20の成形
時に、このフレ−ム20と振動板15とを一体化でき、しか
も作業の能率化、品質の向上並びに均一化を図ることが
できる。
【0026】またフレ−ム20を振動板15の外周部を表裏
両側から挟むようにモールド成形すると、フレ−ム20と
振動板15とを外れ難くできる。更にフレ−ム20の内周
に、径方向の内方に突出しかつ振動板15の外周部を表裏
両側から挟む突出部22を周方向に所定間隔をおいて多数
設けると、モールド成型時に、金型によって振動板15の
外周部分を表裏両側から確実に挟持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体の平面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す全体の断面図であ
る。
【図3】(A) は本発明の第1実施例を示す要部の拡大平
面図、(B) は(A) のX−X線断面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例を示す成形時の断面図であ
る。
【図6】(A) は本発明の第2実施例を示す要部の平面
図、(B) は(A) のY−Y線断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例を示す要部の斜視図であ
る。
【図9】(A) は本発明の第4実施例を示す要部の平面
図、(B) は(A) のZ−Z線断面図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す成形時の断面図であ
る。
【図11】従来例を示すドーム型スピーカの断面図であ
る。
【符合の説明】
15 振動板 17 フランジ部 20 フレ−ム 21 本体部 22 突出部 23 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板(15)の外周をフレ−ム(20)に取り
    付けて成るスピーカの振動板支持構造において、振動板
    15の外周にフレ−ム(20)をモールド成形したことを特徴
    とするスピーカの振動板支持構造。
  2. 【請求項2】 振動板(15)の外周部を表裏両側から挟む
    ようにフレ−ム(20)をモールド成形したことを特徴とす
    る請求項1に記載のスピーカの振動板支持構造。
  3. 【請求項3】 フレ−ム(20)の内周に、径方向の内方に
    突出しかつ振動板(15)の外周部を表裏両側から挟む突出
    部(22)を周方向に所定間隔をおいて多数設けたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のスピーカの振動板支持
    構造。
JP25391692A 1992-08-29 1992-08-29 スピーカの振動板支持構造 Pending JPH06225386A (ja)

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KR100671972B1 (ko) * 1998-11-19 2007-01-19 소니 가부시끼 가이샤 스피커장치
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960206