JP4120126B2 - 車載端末装置および通信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばITS(Intelligent Transport Systems ;高度道路交通システム)等に使用される無線装置を備える車載端末装置および通信機に関し、特に、複数の無線サービスに対応するのに好適な車載端末装置および通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の無線サービスに対応する車載端末装置として、例えば、カー・ナビゲーション・システムが知られている。カー・ナビゲーション・システムは、地図記憶装置、入力装置、表示装置、GPS(Global Positioning System;汎用測位システム)受信装置、VICS(Vehicle Information and Communication System;道路交通情報通信システム)用光/電波ビーコン受信装置、VICS用FM多重受信装置、ナビゲーション装置、表示装置等を備える。
【0003】
地図記憶装置には、地図データベース(道路情報を含む)が記憶されている。入力装置は、装置の操作情報や設定情報を入力する。表示装置は、操作画面や地図記憶装置に記憶された地図を表示する。GPS受信装置は、GPS電波を受信して自車位置を求める。VICS用光/電波ビーコン受信装置は、VICSの光/電波ビーコンから送信されるVICS情報(自車位置周辺の渋滞情報、交通規制情報等)を受信する。VICS用FM多重受信装置は、VICSのFM多重放送局から送信されるVICS情報を受信する。
【0004】
ナビゲーション装置は、GPS受信装置により求められた自車位置に基づいて、その周辺の地図を地図記憶装置から読み出し、表示装置に表示する。また、ナビゲーション装置は、VICS用光/電波ビーコン受信装置およびVICS用FM多重受信装置によりそれぞれのVICS情報が受信されると、これらのVICS情報を表示装置に表示する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のカー・ナビゲーション・システムでは、それぞれ無線方式が異なるGPS受信装置、VICS用光/電波ビーコン受信装置およびVICS用FM多重受信装置を備える必要があるため、車載端末装置を小型化することができないといった問題があった。これからの車載端末装置には、例えば、高速道路の使用料の課金情報を料金所との間で無線で送受するような新たなサービスに対応することが要望されている。したがって、従来の無線方式と異なる新たな無線方式に対応する無線機が今後ますます必要になるものと考えられる。
【0006】
複数の受信サービスに柔軟に対応するため、例えば、いわゆるソフトウエア受信機の試作機が、日経エレクトロニクス1998年12月14日号(No.732)第183頁〜第193頁および同1999年1月4日号(No.733)第187〜第196頁の「ソフトウエア受信機、1台で任意の無線変調方式に対応(上)および(下)」に開示されている。このソフトウェア受信機は、ハードウェアを動作させるソフトウェア・プログラムを必要に応じて書き換え、1つのハードウェアにより任意の通信方式に対応できるようにした無線機である。
【0007】
しかしながら、上記のソフトウェア受信機は、ソフトウェア受信部に10個のDSP(digital signal processor)を設け、信号処理の高速化を図る等しているため、現段階では、装置を小型化するのが困難であり、普通乗用車に容易に搭載することができないといった問題があった。また、ソフトウェア処理のため十分な処理速度が得られないといった問題があった。さらに、端末装置には、無線サービスの多様化に対応しつつも、使い勝手の面でも工夫が望まれている。
【0008】
この発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の無線サービスに対応しながらも、無線装置の小型化を図るとともに、信号処理の高速化を図ることができ、さらに、使い勝手に優れた車載端末装置および通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る車載端末装置は、複数の無線サービスに対応する車載端末装置において、第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して受信される信号に対し、前記第2の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、前記第2の信号処理を施された信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して受信される信号に対し第2の信号処理を実行する無線装置とを備え、前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理を含み、前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理を含むことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に係る車載端末装置は、請求項1に記載の車載端末装置において、前記無線装置は、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて無線周波数および中間周波数を変更し、前記アンテナを介して受信された前記無線周波数の信号を前記中間周波数の信号に変換する周波数変換器と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記周波数変換器により中間周波数に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて論理を変更し、前記A/D変換器により変換されたデジタル信号に対し前記第1の信号処理を実行するプログラマブル論理演算器と、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記A/D変換器により変換されたデジタル信号に対し前記第2の信号処理を実行するプロセッサとを有することを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に係る車載端末装置は、請求項1に記載の車載端末装置において、さらに、前記無線装置により第1および第2の信号処理が行われた信号に含まれる受信情報を表示するとともに、前記複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択するためのメニュー画面を表示する表示装置と、
前記表示装置により表示されたメニュー画面に基づいて1つの無線サービスを選択する選択情報を入力する入力装置とを備え、
前記制御装置は、前記入力装置に入力された選択情報に従って1つの無線サービスを選択することを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に係る車載端末装置は、請求項1に記載の車載端末装置において、前記制御装置は、複数の無線サービスを順次に切り替える無線サービス切替手段を有することを特徴とするものである。
【0013】
請求項5に係る車載端末装置は、請求項4に記載の車載端末装置において、前記制御装置は、選択された無線サービスの受信が可能か否か判定する判定手段を有し、前記無線サービス切替手段は、前記判定手段により前記無線サービスが受信不能と判定されたとき、次の無線サービスに切り替えることを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に係る車載端末装置は、複数の無線サービスに対応する車載端末装置において、第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、アンテナを介して送受される信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する無線装置とを備え、受信の際には、前記無線装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、送信の際には、前記無線装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理のうちの少なくとも一つを含み、送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とするものである。
【0015】
請求項7に係る車載端末装置は、請求項6に記載の車載端末装置において、前記無線装置は、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて無線周波数および中間周波数を変更し、前記アンテナを介して受信された前記無線周波数の信号を前記中間周波数の信号に変換するとともに、前記アンテナを介して送信すべき前記中間周波数の信号を前記無線周波数の信号に変換する周波数変換器と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記周波数変換器により変換された前記中間周波数の信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記制御装置により選択された無線サービスに基づく前記第1および第2の信号処理が行われた送信すべきデジタル信号を前記中間周波数の信号に変換するD/A変換器と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて論理を変更し、前記A/D変換器により変換された受信されたデジタル信号および送信すべきデジタル信号に対し前記第1の信号処理を実行するプログラマブル論理演算器と、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って、前記A/D変換器により変換された受信されたデジタル信号および送信すべきデジタル信号に対し前記第2の信号処理を実行するプロセッサとを有することを特徴とするものである。
【0016】
請求項8に係る通信機は、複数の無線サービスに対応する通信機において、第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、アンテナを介して送受される信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する無線装置とを備え、受信の際には、前記無線装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、送信の際には、前記無線装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理のうちの少なくとも一つを含み、送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とするものである。
【0017】
請求項9に係る通信機は、通信回線を介する複数の通信方法に対応する通信機において、第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の通信方法のそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された複数の通信方法の中から1つの通信方法を選択する制御装置と、前記制御装置により選択された通信方法のハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、前記通信回線を介して送受される信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された通信方法の信号処理プログラムに従って前記通信回線を介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する信号処理装置とを備え、受信の際には、前記信号処理装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、送信の際には、前記信号処理装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理を含み、送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1の車載端末装置の構成図である。
この車載端末装置は、複数の無線サービスに対応する車載端末装置であり、図1に示されるように、表示装置1、入力装置2、制御装置3、無線装置4、記憶装置5およびアンテナ6を備える。表示装置1、入力装置2、無線装置4および記憶装置5は、それぞれ制御装置3に接続されている。また、アンテナ6は、無線装置4に接続されている。
【0020】
表示装置1は、例えば、液晶ディスプレイから構成される。表示装置1は、この車載端末装置の操作画面を表示するとともに、操作画面の操作に基づくナビゲーション用の地図や、GPS情報、VICS情報等の無線情報を表示する。操作画面には、例えば、利用可能な複数の無線サービスの一覧を表示し、これらの無線サービスの中から1つの無線サービスを選択するためのメニュー画面がある。
【0021】
入力装置2は、例えば、タッチパネル、スティック型ポインティング・デバイス等から構成される。入力装置2は、操作画面の操作を行うための装置である。例えば、メニュー画面の操作により複数の無線サービスの中から使用される無線サービスが選択される。
【0022】
制御装置3は、例えば、CPU31(図3)、図示しないROM、図示しないRAM等から構成される。ROMには、この車載端末装置の制御プログラムおよび制御データが記憶されている。制御装置3は、ROMに記憶された制御プログラムおよび制御データに基づいて車載端末装置全体を制御する。
【0023】
また、制御装置3は、表示装置1により表示されるメニュー画面に基づく入力装置2の操作に従って複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する。また、制御装置3は、表示装置1に表示される図形や文字を作成するための画像処理を行うとともに、選択された無線サービスの上位プロトコル処理等の一部の信号処理を行う。
【0024】
無線装置4は、この車載端末装置により送受信される無線信号をアンテナ6を介して送受するとともに、送受信される無線信号の変復調処理、フレーム処理等の信号処理を行う。無線装置4は、一部の信号処理(第1の信号処理)をハードウェア処理により行い、残りの信号処理(第2の信号処理)をソフトウェア処理により行う。無線装置4は、制御装置3により選択された無線サービスに応じてハードウェア処理(第1の信号処理)の内容を変更する。
【0025】
記憶装置5は、ナビゲーション用の地図データベースを記憶するとともに、第1の信号処理の内容を変更するためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、各無線サービスのそれぞれに対応付けて記憶する。また、記憶装置5は、利用可能な無線サービスを管理するための管理情報を記憶する。管理情報には、例えば、表示装置1に表示される操作画面が含まれる。
【0026】
例えば、自車位置や目的地の周辺の地図が制御装置3の制御命令に従って記憶装置5から読み出され、表示装置1に表示される。また、表示装置1により表示されるメニュー画面に基づいて選択された無線サービスのハードウェア設定情報および信号処理プログラムが、制御装置3の制御命令に従って記憶装置5から読み出される。
【0027】
記憶装置5に記憶された各無線サービスのそれぞれのハードウェア設定情報および信号処理プログラムは、制御装置3および無線装置4により使用される。制御装置3により複数の無線サービスの中から1つの無線サービスが選択されたときには、無線装置4により該当する無線サービスのハードウェアの設定情報に基づいてハードウェア処理の内容が変更され、第1の信号処理が実行されるとともに、該当する無線サービスの信号処理プログラムに従って第2の信号処理が実行される。同時に、制御装置3により該当する無線サービスの上位プロトコル処理等の信号処理が実行される。
【0028】
図2は、図1に示される無線装置の構成図である。また、図3は、図2に示される無線装置の機能ブロック図である。
図2に示されるように、無線装置4は、インタフェース41、プログラマブル論理演算器42、プロセッサ43、D/A変換器44、A/D変換器45および周波数変換器46を備える。これらは、バス47を介して相互に接続されている。図3に示されるように、インタフェース41には、制御装置3が接続され、周波数変換器46には、アンテナ6が接続されている。
【0029】
プログラマブル論理演算器42、D/A変換器44、A/D変換器45および周波数変換器46は、制御装置3により選択され、記憶装置5から読み出された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて、それぞれのハードウェア処理の内容を変更し、第1の信号処理を実行する。プロセッサ43は、制御装置3により選択され、記憶装置5から読み出された信号処理プログラムに従って第2の信号処理を実行する。インタフェース41は、無線装置4と制御装置3との間でデータの授受を行うインタフェース回路から構成される。
【0030】
周波数変換器46は、ハードウェア設定情報に基づいて無線周波数、中間周波数およびこれらの周波数帯域等を変更し、無線信号の受信時には、アンテナ6を介して受信された無線信号を中間周波数の信号に変換し、無線信号の送信時には、アンテナ6を介して送信されるべき中間周波数の信号を無線周波数の信号に変換する。
【0031】
A/D変換器45は、ハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、周波数変換器46により中間周波数のアナログ信号に変換された受信信号をデジタル信号に変換する。
【0032】
D/A変換器44は、ハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、第1および第2の信号処理が行われたデジタル信号を周波数変換器46により設定された中間周波数のアナログ信号に変換する。
【0033】
プロセッサ43は、例えばDSP(Digital Signal Processor)から構成される。プロセッサ43は、前述のように、信号処理プログラムに従って第2の信号処理を実行する。プロセッサ43は、無線信号の受信時には、例えば、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理、シンボル判定処理等の信号処理を実行する。また、プロセッサ43は、無線信号の送信時には、例えば、送信フレームのオーバーサンプリング処理、変調処理、フィルタ処理等の信号処理を実行する。なお、プロセッサ43は、DSPの代わりにCPUにより構成することもできる。
【0034】
プログラマブル論理演算器42は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)から構成され、論理演算をハードウェア処理により高速に実行する。プログラマブル論理演算器42は、ハードウェア設定情報に含まれる配線情報等に基づいてFPGAの論理ブロックやスイッチ等の配線接続を変更して、ハードウェア処理の内容を変更する。
【0035】
プログラマブル論理演算器42は、無線信号の受信時には、例えば、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、CRC(Cyclic Redundancy Check)処理等の信号処理を実行し、CRC処理により正常と判定された受信フレームを制御装置3に出力する。また、プログラマブル論理演算器42は、無線信号の送信時には、例えば、入力信号にCRC用のチェック符号を付加し、送信フレームを構成する等の信号処理を実行する。
【0036】
次に、図1〜図3に示される実施の形態1の車載端末装置の動作を説明する。表示装置1により表示されるメニュー画面に基づいて入力装置2の1つの無線サービスを選択するための選択情報が入力されると、選択情報に従う1つの無線サービスが制御装置3により選択される。そして、制御装置3により選択された無線サービスのハードウェア設定情報および信号処理プログラムが記憶装置5から読み出され、無線装置4のハードウェア処理(第1の信号処理)の内容が変更される。
【0037】
これにより、無線装置4により第1の信号処理がハードウェア処理により行われ、第2の信号処理がソフトウェア処理により行われる。同時に、制御装置3により上位プロトコル処理等の信号処理がソフトウェア処理により行われる。
【0038】
受信時の動作について説明する。
周波数変換器46によりハードウェア設定情報に基づいて無線周波数、中間周波数およびこれらの周波数帯域等が変更される。これにより、変更された無線周波数の信号がアンテナ6を介して受信され、受信された信号が変更された中間周波数の信号に変換される。
【0039】
A/D変換器45によりハードウェア設定情報により標本化速度が変更される。これにより、周波数変換器46により中間周波数の信号に変換されたアナログ信号が、変更された標本化速度で標本化されて量子化され、デジタル信号に変換される。
【0040】
A/D変換器45により変換されたデジタル信号に対し、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理、シンボル判定処理等の第2の信号処理が信号処理プログラムに従ってプロセッサ(DSP)43により行われる。
【0041】
プログラマブル論理演算器(FPGA)42によりハードウェア設定情報基づいて配線接続が変更されて、ハードウェア処理の内容が変更される。これにより、プロセッサ43により第2の信号処理が行われた信号に対し、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、CRC(Cyclic Redundancy Check)処理等の信号処理が行われ、CRC処理により正常と判定された受信フレームがインタフェース41を介して制御装置3に出力される。
【0042】
そして、無線装置4からの受信フレームに対し、制御装置3により画像処理等の信号処理が施され、受信フレームに基づく受信情報が表示装置1に表示される。
【0043】
次に、送信時の動作について説明する。
プログラマブル論理演算器(FPGA)42によりハードウェア設定情報に基づいて配線接続が変更されて、ハードウェア処理の内容が変更される。これにより、インタフェース41を介して入力される制御装置3からの入力信号にCRC用のチェック符号が付加されて、送信フレームが構成される。
【0044】
プログラマブル論理演算器42により構成された送信フレームに対し、オーバーサンプリング処理、変調処理、フィルタ処理等の第2の信号処理が信号処理プログラムに従ってプロセッサ(DSP)43により行われる。
【0045】
D/A変換器44によりハードウェア設定情報により標本化速度が変更され、周波数変換器46によりハードウェア設定情報に基づいて無線周波数、中間周波数およびこれらの周波数帯域等が変更される。これにより、プロセッサ43により第2の信号処理が行われたデジタル信号が、変更された標本化速度で変更された中間周波数のアナログ信号に変換され、さらに、変更された無線周波数の信号に変換される。そして、この無線信号がアンテナ6を介して送信される。
【0046】
図4は、実施の形態1の無線サービス選択処理のフローチャートである。
前述のように、無線サービスは、表示装置1に表示されるメニュー画面に基づいて選択される。メニュー画面は、この車載端末装置の起動時に表示装置1に表示されるとともに、入力装置2の入力操作により随時表示される。
【0047】
入力装置2の入力操作により記憶装置5に記憶されたメニュー画面が制御装置3により読み出され(ステップS311)、例えば、「GPSサービス」、「VICSサービス」、「高速道路料金サービス」等の無線サービスの識別子の一覧を含むメニュー画面が表示装置1により表示される(ステップS312)。
【0048】
次いで、表示されたメニュー画面に基づいて1つの無線サービスを選択するための操作入力が入力装置2により行われと(ステップS313)、該当する無線サービスのハードウェア設定情報および信号処理プログラムが制御装置3により記憶装置5から読み出され、無線装置4によりハードウェア設定情報に基づいて第1および第2の信号処理の内容が変更され(ステップS314)、制御装置3により上位プロトコル処理等の信号処理の内容が変更される(ステップS315)。
【0049】
これにより、例えば、GPSサービスが選択されたときには、制御装置3によりGPS信号の受信が可能なように制御装置3および無線装置4の設定が変更され、受信されたGPS信号から求められる自車位置が表示画面の地図上に表示される。
【0050】
また、VICSサービスが選択されたときには、制御装置3によりVICS用FM多重放送もしくは光/電波ビーコンの受信が可能なように制御装置3および無線装置4の設定が変更され、受信されるVICS情報(渋滞情報、交通規制情報等)が画面に表示される。
【0051】
さらに、高速道路料金サービスが選択されたときは、制御装置3により料金所との間で無線信号を送受信するように制御装置3および無線装置4の設定が変更され、高速道路の使用料の課金が自動的に行われる。
【0052】
このように、表示装置1により表示されるメニュー画面に基づく入力装置2の操作入力により、複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択することができる。したがって、この車載端末装置の使用者により自由に無線サービスを選択することができるので、車載端末装置の使い勝手を向上させることができる。
【0053】
以上説明したように、実施の形態1によれば、制御装置3により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、アンテナ6を介して送受信される信号に対し第1の信号処理を実行するとともに、制御装置3により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従ってアンテナ6を介して送受信される信号に対し第2の信号処理を実行するように無線装置4を構成する。また、上位プロトコル処理等の一部の信号処理を行うように制御装置3を構成する。
【0054】
このため、第1の信号処理をハードウェア処理により行うことができるので、信号処理を高速に行うことができる。また、第2の信号処理を少数のプロセッサにより行うことができる。したがって、車載端末装置の小型化を図るとともに、その信号処理の高速化を図ることができる。また、記憶装置5に記憶されたハードウェア設定情報および信号処理プログラムを更新もしくは追加することができるので、新たな手段(ハードウェア)を追加することなく、新たな無線サービスにも柔軟に対応し、車載端末装置の開発コストを低減することができる。
【0055】
さらに、周波数変換、A/D変換、D/A変換および論理演算の各機能別にプログラマブルなハードウェア手段を設け、無線装置4を構成することができるので、記憶装置に記憶させるハードウェア設定情報を各機能単位で更新することができる。したがって、複数の無線サービスに柔軟に対応することができる無線装置4を容易に構成することができる。
【0056】
実施の形態2.
実施の形態2の車載端末装置は、図1〜図3に示された実施の形態1の車載端末装置と同様の構成であるが、メニュー画面に基づいて複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する手動選択モードに加え、無線サービスの全部もしくは一部を自動的に順次に切り替える自動選択モードを有する点が異なる。手動選択モードおよび自動選択モードは、表示装置1に表示される操作画面の操作により切り替えられるようになっている。
【0057】
自動選択モードにより切り替えられる無線サービスは、自動選択モードの無線サービス登録/削除画面により選択することができる。無線サービスの切替方法には、例えば、あらかじめ決められた順番に従い無線サービスを切り替える方法や、乱数を用いて無線サービスを切り替える方法、過去の使用頻度に基づいて無線サービスを切り替える方法等がある。
【0058】
さらに、自動選択モードは、選択された無線サービスの受信が可能かどうかをその受信状況に基づいて判定し、無線サービスの受信が不能と判定されたときには、次の無線サービスに切り替える。記憶装置5には、自動選択モードを実行するための受信サービス自動選択プログラムが記憶されている。受信サービス自動選択プログラムは、制御装置3により実行される。
【0059】
図5は、実施の形態2の無線サービス選択処理のフローチャートである。
操作画面の操作により自動選択モードに切り替えられると、記憶装置5に記憶された受信サービス自動選択プログラムが制御装置3により読み出されて実行される。自動選択モードにあらかじめ登録された複数の無線サービスの一覧を含む画面が読み出されて、表示装置1に表示され(ステップS411)、制御装置3によりこれらの無線サービスの中から1つの無線サービスが自動的に選択される(ステップS412)。
【0060】
次いで、該当する無線サービスのハードウェア設定情報および信号処理プログラムが制御装置3により記憶装置5から読み出され、無線装置4によりハードウェア設定情報に基づいて第1および第2の信号処理の内容が変更され(ステップS413)、制御装置3により上位プロトコル処理等の信号処理の内容が変更される(ステップS414)。
【0061】
次いで、該当する無線サービスの受信が可能か否かがその受信状況に基づいて判定される(ステップS415)。無線サービスの受信が不能と判定された場合には、ステップS412に戻り、次の無線サービスに切り替えられる。一方、無線サービスの受信が可能と判定された場合には、当該無線サービスが一定時間行われ(ステップS416)、ステップS412に戻り、次の無線サービスに切り替えられる。
【0062】
なお、無線サービスは、車載端末装置の信号処理が高速であるほど、短時間に行うことができる。受信の度に受信情報を表示装置1の画面に表示すると、画面が次々と変更されて各画面が見辛くなることがある。この場合、受信情報を記憶装置5に更新しながら蓄積しておき、画面が見辛くならないような時間間隔で画面を切り換えるようにするとよい。また、使用者による入力装置2の操作により表示装置1に表示される画面を切り替えるようにしてもよい。
【0063】
以上説明したように、実施の形態3によれば、無線サービスの全部もしくは一部を自動的に順次に切り替える自動選択モードを設けたので、いちいち使用者の操作により受信サービスを選択しなくてもよい。したがって、車載端末装置の使い勝手を向上させることができる。
【0064】
なお、この発明は、実施の形態1および2に例示される車載端末装置に限るものではなく、例えば、複数の通信方法に対応する携帯電話等の他の無線機、さらに、通信回線を介する有線の通信機にも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】
この発明によれば、制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、受信される信号に対し第1の信号処理を実行するとともに、制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って受信される信号に対し第2の信号処理を実行するように無線装置を構成する。
【0066】
このため、第1の信号処理をハードウェア処理により行うことができるので、信号処理を高速に行うことができる。また、第2の信号処理を少数のプロセッサにより行うことができる。したがって、車載端末装置の小型化を図るとともに、その信号処理の高速化を図ることができる。また、記憶装置に記憶されたハードウェア設定情報および信号処理プログラムを更新もしくは追加することができるので、新たな手段(ハードウェア)を追加することなく、新たな無線サービスにも柔軟に対応し、車載端末装置の開発コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施の形態1の車載端末装置の構成図である。
【図2】図1に示される無線装置の構成図である。
【図3】図2に示される無線装置の機能ブロック図である。
【図4】実施の形態1の無線サービス選択処理のフローチャートである。
【図5】実施の形態2の無線サービス選択処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置、2 入力装置、3 制御装置、4 無線装置、5 記憶装置、6 アンテナ、41 インタフェース、42 プログラマブル論理演算器、43プロセッサ、44 D/A変換器、45 A/D変換器、46 周波数変換器。
Claims (9)
- 複数の無線サービスに対応する車載端末装置において、
第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、
前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して受信される信号に対し、前記第2の信号処理を実行するとともに、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、前記第2の信号処理を施された信号に対し前記第1の信号処理を実行する無線装置とを備え、
前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理を含み、
前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理を含む
ことを特徴とする車載端末装置。 - 請求項1に記載の車載端末装置において、
前記無線装置は、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて無線周波数および中間周波数を変更し、前記アンテナを介して受信された前記無線周波数の信号を前記中間周波数の信号に変換する周波数変換器と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記周波数変換器により中間周波数に変換された信号をデジタル信号に変換するA/D(analog to digital)変換器と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて論理を変更し、前記A/D変換器により変換されたデジタル信号に対し前記第1の信号処理を実行するプログラマブル論理演算器と、
前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記A/D変換器により変換されたデジタル信号に対し前記第2の信号処理を実行するプロセッサとを有することを特徴とする車載端末装置。 - 請求項1に記載の車載端末装置において、
さらに、前記無線装置により第1および第2の信号処理が行われた信号に含まれる受信情報を表示するとともに、前記複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択するためのメニュー画面を表示する表示装置と、
前記表示装置により表示されたメニュー画面に基づいて1つの無線サービスを選択する選択情報を入力する入力装置とを備え、
前記制御装置は、前記入力装置に入力された選択情報に従って1つの無線サービスを選択することを特徴とする車載端末装置。 - 請求項1に記載の車載端末装置において、
前記制御装置は、複数の無線サービスを順次に切り替える無線サービス切替手段を有することを特徴とする車載端末装置。 - 請求項4に記載の車載端末装置において、
前記制御装置は、選択された無線サービスの受信が可能か否か判定する判定手段を有し、
前記無線サービス切替手段は、前記判定手段により前記無線サービスが受信不能と判定されたとき、次の無線サービスに切り替えることを特徴とする車載端末装置。 - 複数の無線サービスに対応する車載端末装置において、
第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、アンテナを介して送受される信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する無線装置とを備え、
受信の際には、前記無線装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、
送信の際には、前記無線装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、
受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、
受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、
送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理のうちの少なくとも一つを含み、
送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含む
ことを特徴とする車載端末装置。 - 請求項6に記載の車載端末装置において、
前記無線装置は、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて無線周波数および中間周波数を変更し、前記アンテナを介して受信された前記無線周波数の信号を前記中間周波数の信号に変換するとともに、前記アンテナを介して送信すべき前記中間周波数の信号を前記無線周波数の信号に変換する周波数変換器と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記周波数変換器により変換された前記中間周波数の信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて標本化速度を変更し、前記制御装置により選択された無線サービスに基づく前記第1および第2の信号処理が行われた送信すべきデジタル信号を前記中間周波数の信号に変換するD/A(digital to analog)変換器と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいて論理を変更し、前記A/D変換器により変換された受信されたデジタル信号および送信すべきデジタル信号に対し前記第1の信号処理を実行するプログラマブル論理演算器と、
前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って、前記A/D変換器により変換された受信されたデジタル信号および送信すべきデジタル信号に対し前記第2の信号処理を実行するプロセッサとを有することを特徴とする車載端末装置。 - 複数の無線サービスに対応する通信機において、
第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の無線サービスのそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された複数の無線サービスの中から1つの無線サービスを選択する制御装置と、
前記制御装置により選択された無線サービスのハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、アンテナを介して送受される信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された無線サービスの信号処理プログラムに従って前記アンテナを介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する無線装置とを備え、
受信の際には、前記無線装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、
送信の際には、前記無線装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、
受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、
受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、
送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理のうちの少なくとも一つを含み、
送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含む
ことを特徴とする通信機。 - 通信回線を介する複数の通信方法に対応する通信機において、
第1の信号処理をハードウェア処理により行うためのハードウェア設定情報および第2の信号処理を実行するための信号処理プログラムを、前記複数の通信方法のそれぞれに対応して記憶する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶された複数の通信方法の中から1つの通信方法を選択する制御装置と、
前記制御装置により選択された通信方法のハードウェア設定情報に基づいてハードウェア処理の内容を変更し、前記通信回線を介して送受される信号に対し信号に対し前記第1の信号処理を実行するとともに、前記制御装置により選択された通信方法の信号処理プログラムに従って前記通信回線を介して送受される信号に対し前記第2の信号処理を実行する信号処理装置とを備え、
受信の際には、前記信号処理装置が、前記第2の信号処理を施された信号に対し、前記第1の信号処理を実行し、
送信の際には、前記信号処理装置が、前記第1の信号処理を施された信号に対し、前記第2の信号処理を実行し、
受信の際に行われる前記第1の信号処理が、プリアンブル検出処理、ユニークワード処理、及びCRC処理のうちの少なくとも一つを含み、
受信の際に行われる前記第2の信号処理が、検波処理、フィルタ処理、クロック再生処理及びシンボル判定処理のうちの少なくとも一つを含み、
送信の際に行われる前記第1の信号処理が、CRC用のチェック符号の付加及び送信フレームの構成処理を含み、
送信の際に行われる前記第2の信号処理が、オーバーサンプリング処理、変調処理、及びフィルタ処理のうちの少なくとも一つを含む
ことを特徴とする通信機。
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