JP4215196B2 - ソフトウェア無線機とその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車等の移動体を対象とした無線通信システムに用いられ、信号処理部にセットされたソフトウェア情報に基づいて任意の放送・通信サービス機能を実行するソフトウェア無線機とその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車向けのサービスにあっては、GPS(Global Positioning System)衛星を利用したナビゲーションサービスに加え、例えばETC(Electronic Toll Collection)のように有料道路の料金徴収を自動化するサービスも開始されている。また、現在のAM,FM放送以外に、近時、移動体向けのデジタル放送の開始も予定されている。
【0003】
ところで、今後、多種多様なサービスが提供されることになると、各サービスを利用するためには、サービス毎の専用装置を購入し、装着しなければならず、多くの手間と費用がかかってしまうことになる。
【0004】
また、希望するサービスの数が増えると、自動車内においてサービス数分の専用装置の設置スペースが必要となる。このため、スペース上の制約により専用装置を実装できなかったりし、ユーザの利便性に著しい不都合が生じることになる。
そこで、任意の放送・通信サービスに対応するソフトウェアを選択的にセットすることにより、そのセットされたソフトウェアに基づくサービスが受けられるソフトウェア無線機が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記ソフトウェア無線機は、複数の放送・通信サービスを1台で享受できるため、スペース対効果が高いという利点がある。しかしながら、サービスの切り替えが必要になった場合に、ユーザはその都度切替操作が余儀なくされることになる。特に、車載用にあっては、運転中に手動操作を強いることは、危険な状況につながりかねない。
【0006】
そこで、この発明の目的は、ユーザの希望に沿ったサービスの切替処理をユーザの手操作を介することなく行うことができるソフトウェア無線機とその制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
(1)それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を格納する情報格納部と、複数のソフトウェア情報が選択的にセットされ、サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する信号処理部と、情報格納部から複数のソフトウェア情報を予め設定された条件に従って順に読み出して信号処理部にセットする制御部とを備えるようにしたものである。
【0008】
(1)の構成によれば、複数のサービス機能のそれぞれに関する信号処理を切替条件に応じて時分割で処理するようにしているので、信号処理部を各サービスで共用することが可能であり、これにより1台の装置で複数のサービスを利用することができる。また、サービスの切替条件を予め設定することにより、ユーザの手操作を介することなく、ユーザの希望に沿ったサービスに自動的に切り替えることができる。
【0009】
(2)それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を格納する情報格納部と、複数のソフトウェア情報の少なくとも一部が選択的にセットされ、サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第1の信号処理部と、この第1の信号処理部にセットされないソフトウェア情報が選択的にセットされ、サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第2の信号処理部と、情報格納部から要求されるサービス機能に対応したソフトウェア情報を読み出して第1の信号処理部にセットすると共に、情報格納部から第1の信号処理部にセットされない複数のソフトウェア情報を予め設定された条件に従って順に読み出して第2の信号処理部にセットする制御部とを備えるようにしたものである。
【0010】
(2)の構成によれば、ユーザ自身が必要と判断したサービスについては信号処理を常時実行するようにし、一方別のサービスについては切替条件に応じて時分割で信号処理を実行するというように、様々なサービスの性質に応じて、最適なサービスを同時に利用することができる。
【0011】
(3)情報格納部は、複数のソフトウェア情報を優先順位とともにそれぞれ格納してなり、制御部は、情報格納部に格納されている複数のソフトウェア情報のうち最高優先順位を示すソフトウェア情報を読み出して第1の信号処理部にセットし、最高優先順位以外の優先順位を示すソフトウェア情報をその優先順位に従って時分割で順に読み出し、第2の信号処理部にセットすることを特徴とする。
【0012】
(3)の構成によれば、例えばラジオ放送のように途切れなくサービスを享受したいものについては最高優先順位を設定し、携帯電話のように必要な時にしか使用しないもの、ETCのようにサービスの提供される場所が限定されるもの、文字放送のように更新が必要なものについては低い優先順位を設定しておくことにより、第1及び第2の信号処理部にソフトウェア情報がその優先順位に従って自動的にセットされることになり、これによりサービス別のきめ細かな処理と、ユーザの効率的運用とを両立させることができる。
【0013】
(4)制御部は、予め設定される条件の判断に、位置情報を使用することを特徴とする。
(4)の構成によれば、例えばラジオを聞いている状態で、ETCレーンからの位置情報に基づき自動的にETCサービスを受けることができる。
【0014】
(5)制御部は、サービス信号の伝送レートを、サービス機能ごとに可変設定することを特徴とする。
この構成によれば、あるサービスについてはサービス実行時間内で処理すべきサービス信号の伝送レートを高く設定し、一方別のサービスについてはサービス実行時間内で処理すべきサービス信号の伝送レートを短く設定するというように、サービス毎に最適な伝送レートに設定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるソフトウェア無線機の機能構成を示すブロック図である。このソフトウェア無線機には、例えばETC用アンテナ1、FM/AMラジオ用アンテナ2及びGPS用アンテナ3を備えている。
【0016】
外部から到来した無線周波信号は、ETC用アンテナ1、FM/AMラジオ用アンテナ2及びGPS用アンテナ3のうち少なくとも1つで受信されたのち、無線回路4により中間周波信号あるいはベースバンド信号に周波数変換される。
【0017】
上記受信中間周波信号またはベースバンド信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換回路5でデジタル信号に変換された後、サービス処理回路6に入力される。サービス処理回路6は、制御回路7Aによりセットされるソフトウェア情報に基づき、入力された受信中間周波信号またはベースバンド信号を処理する。
【0018】
制御回路7Aは、メモリ8に格納されたプログラムに基づいてソフトウェア無線機全体の統括制御機能を実行するもので、その制御機能として、発着信に応じて無線接続制御を実行して、データ通信を可能にする通信制御機能や、システム選択制御機能、位置登録制御機能等を有している。また、制御回路7Aは、メモリ8に格納された各種ソフトウェアを読み出してサービス処理回路6にセットして、サービス処理回路6に対しセットしたソフトウェア情報に従ったサービス機能を実行させる。このサービス機能としては、例えばETC機能、AM/FMラジオ機能やGPS機能等がある。
【0019】
一方、データ送信時に、サービス処理回路6は、送信すべきデジタルデータをA/D変換回路5に供給する。A/D変換回路6は、デジタルデータを送信信号に変換し、この送信信号を無線回路4へ出力する。
【0020】
無線回路4は、入力された送信信号を無線周波信号に変換する。そして、無線回路4は、制御回路7により通知される送信データレートに基づいて、上記無線周波信号の有効部分だけを高周波増幅し、送信無線周波信号として出力する。この無線回路4から出力された送信無線周波信号は、ETC用アンテナ1を介して送信される。
【0021】
操作部9には、ダイヤルキーや電源キー、終了キー、音量調節キー、モード指定キー等のキー群が設けられている。
【0022】
ところで、この第1の実施形態では、メモリ8にそれぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応した複数のソフトウェア情報が優先順位とともに格納されている。そして、制御回路7Aは、メモリ8に格納されている複数のソフトウェア情報をその優先順位に従って順に読み出し、サービス処理回路6にセットする。ここでは、FMラジオ機能を優先順位第1位に設定し、AMラジオ機能を優先順位第2位に設定し、GPS機能を優先順位第3位に設定し、ETC機能を優先順位第4位に設定するものとする。
【0023】
また、制御回路7Aは、予め設定される所定の条件に従ってメモリ8から条件に応じたソフトウェア情報を優先的に読み出して、サービス処理回路6にセットする。この条件の判断には、例えばGPSやETCにより提供される位置情報を使用する。
【0024】
次に、以上のように構成されたソフトウェア無線機の動作について説明する。
電源キーがオンされて、図示しない電源部から電源供給が開始されることで、制御回路7Aは図2に示すような制御処理を開始する。
【0025】
この制御処理を開始すると制御回路7Aはまず、起動処理を実行する(ステップST2a)。続いて、制御回路7Aは、優先順位iを1に設定し(ステップST2b)、この優先順位1位のソフトウェア情報をメモリ8から読み出し(ステップST2c)、この読み出したソフトウェア情報をサービス処理回路6にセットし(ステップST2d)、ソフトウェア情報に基づくサービス処理を実行させ、同時にタイマ(図示せず)を起動させる(ステップST2e)。そして、タイマが一定時間を計時したか否かを監視し(ステップST2f)、計時したならば(Yes)、制御回路7Aは、切替条件を満たしたか否かの判断を行う(ステップST2g)。この切替条件として、例えばFMラジオを聞いている状態で、雑音が生じた場合にはAMラジオ機能に切り替えるように次候補の優先順位を設定し(ステップST2h)、また有料道路の料金所に接近した際には、ETC機能に切り替えるように次候補の優先順位を設定し、上記ステップST2c乃至ステップST2iの処理を繰り返し実行する。なお、切替条件を満たさない場合には、現状のサービスを維持する。
【0026】
そして、制御回路7Aは、次候補の優先順位がM+1になった時点で、上記ステップST2bで優先順位1位を設定し、上記ステップST2c乃至ステップST2iの処理を繰り返し実行する。なお、Mは、利用可能なサービス数が例えば4個あった場合に、4に設定される。
【0027】
以上のように上記第1の実施形態によれば、制御回路7Aにおいて、例えばETC機能、AM/FMラジオ機能、GPS機能といった複数のサービス機能のそれぞれに関する信号処理を時分割で処理するようにしているので、無線回路4、A/D変換回路5及びサービス処理回路6を各サービスで共用することが可能であり、これにより1台の装置で複数のサービスを同時に利用することができる。また、ユーザが操作部9によりサービスの切替条件及び各サービスの優先順位を予め設定することにより、ユーザの手操作を介することなく、ユーザの希望に沿ったサービスに自動的に切り替えることができる。このようにすれば、例えばAMラジオを聴いている状態で有料道路の料金所に接近した場合に、即座にETC機能に対応するソフトウェア情報が読み出され、このETC機能に対応するソフトウェア情報がサービス処理回路6にセットされることになる。このため、ノンストップで料金所を通過することができる。
【0028】
(第2の実施形態)
図3は、この発明の第2の実施形態に係わるソフトウェア無線機の機能構成を示すブロック図である。なお、図3において上記図1と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、A/D変換回路5の出力は、サービス処理回路11,12にそれぞれ供給される。ここでは説明を簡単にするため、A/D変換回路5の出力系統数を2系統とする。
【0029】
サービス処理回路11,12は、制御回路7Bによりセットされるソフトウェア情報に基づき、入力された受信中間周波信号またはベースバンド信号を処理する。
【0030】
ところで、この第2の実施形態において、制御回路7Bはメモリ8に格納されている複数のソフトウェア情報のうち優先順位1位を示すソフトウェア情報を読み出してサービス処理回路11にセットし、優先順位2位以下のソフトウェア情報を予め設定された切替条件に応じた優先順位に従って順に読み出し、サービス処理回路12にセットする。この切替条件の判断には、例えばGPSやETCにより提供される位置情報、もしくはAM/FMラジオによる受信品質等を使用する。
【0031】
次に、以上のように構成されたソフトウェア無線機の動作について説明する。
電源キーがオンされて、図示しない電源部から電源供給が開始されることで、制御回路7Bはサービス処理回路11に対し図4に示すような制御処理を開始する。
【0032】
この制御処理を開始すると制御回路7Bはまず、起動処理を実行する(ステップST4a)。続いて、制御回路7Bは、優先順位iを1に設定し(ステップST4b)、この優先順位1位のソフトウェア情報をメモリ8から読み出し(ステップST4c)、この読み出したソフトウェア情報をサービス処理回路11にセットし(ステップST4d)、ソフトウェア情報に基づくサービス処理を実行させる(ステップST4e)。
【0033】
また、制御回路7Bはサービス処理回路12に対し図5に示すような制御処理を開始する。
この制御処理を開始すると制御回路7Bはまず、起動処理を実行する(ステップST5a)。続いて、制御回路7Bは、優先順位iを2に設定し(ステップST5b)、この優先順位2位のソフトウェア情報をメモリ8から読み出し(ステップST5c)、この読み出したソフトウェア情報をサービス処理回路12にセットし(ステップST5d)、ソフトウェア情報に基づくサービス処理を実行させ、同時にタイマ(図示せず)を起動させる(ステップST5e)。そして、タイマが一定時間を計時したか否かを監視し(ステップST5f)、計時したならば(Yes)、制御回路7Bは、切替条件を満たしたか否かの判断を行う(ステップST5g)。この切替条件を満たしたならば(Yes)、制御回路7Bはその切替条件に応じた次候補の優先順位を設定し(ステップST5h)、上記ステップST2c乃至ステップST2iの処理を繰り返し実行する。なお、切替条件を満たさない場合には、現状のサービスを維持する。
【0034】
そして、制御回路7Bは、次候補の優先順位がM+1になった時点で、上記ステップST5bで優先順位2位を設定し、上記ステップST5c乃至ステップST5iの処理を繰り返し実行する。
【0035】
ここで、サービス処理回路11にサービス機能としてFMラジオまたはAMラジオ機能を実行させている状態で、有料道路の料金所に接近したとする。そうすると、制御回路7Bは、メモリ8からETC機能に対応するソフトウェア情報を読み出し、このETC機能に対応するソフトウェア情報をサービス処理回路12にセットしてETC機能を実行させる。このようにすれば、ユーザが常時FMラジオ放送またはAMラジオ放送を聴きながら、有料道路の料金所に接近するとETC機能が動作し、ノンストップで料金所を通過することができる。
【0036】
以上のように上記第2の実施形態によれば、例えばラジオ放送のように途切れなくサービスを享受したいものについては優先順位第1位を設定し、ETCのようにサービスの提供される場所が限定されるもの等については低い優先順位を設定しておくことにより、制御回路7Bにて、サービス処理回路11に優先順位第1位のソフトウェア情報がセットされ、サービス処理回路12に残りのソフトウェア情報が時分割でセットされることになる。従って、上記第1の実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、様々なサービスの性質に応じて、最適なサービスを同時に利用することができる。
【0037】
なお、上記第2の実施形態では、メモリ8に格納されている複数のソフトウェア情報に優先順位を設定することで、自動的にソフトウェア情報をサービス処理回路11,12に割り当てる例について説明したが、操作部9によるユーザからの指定操作により、利用したいサービス機能に対応するソフトウェア情報をサービス処理回路11にセットし、残りのソフトウェア情報をサービス処理回路12に時分割でセットするようにしてもよい。例えば、サービス処理回路11にGPS機能に対応するソフトウェア情報をセットして、GPS機能を実行させているとする。この状態で、有料道路の料金所に接近した際に、制御回路7Bはメモリ8からETC機能に対応するソフトウェア情報を読み出し、このETC機能に対応するソフトウェア情報をサービス処理回路12にセットしてETC機能を実行させる。このようにすれば、ユーザが常時GPSにより目的地までのナビゲーションのための位置情報を表示している状態で、有料道路の料金所に接近するとETC機能が動作し、ノンストップで料金所を通過することができる。
【0038】
(その他の実施形態)
この発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。すなわち、前記各実施形態では、3つのシステムに対応するものとして説明したが、これ以外にも、3以上のシステムに対応できるものであってもよい。
【0039】
また、上記第2の実施形態では、2つのサービス処理回路を備える例について説明したが、3以上のサービス処理回路を備えるようにしてもよい。この場合、優先順位第1位,第2位のソフトウェア情報を各サービス処理回路に常時割り当て、残りのソフトウェア情報を残りのサービス処理回路に時分割で割り当てるようにすることもできる。
【0040】
また、上記各実施形態では、複数のソフトウェア情報を一定時間間隔で読み出してサービス処理回路にセットする例について説明したが、利用頻度が高いサービスについてサービス実行時間を長く設定し、利用頻度が低いサービスについてサービス実行時間を短く設定するようにしてもよい。また、単位時間内で、利用頻度が高いサービスに対応するソフトウェア情報をセットする回数を多くし、利用頻度が低いサービスに対応するソフトウェア情報をセットする回数を少なくするようにしてもよい。
【0041】
さらに、サービス実行時間内で処理すべき信号の伝送レートを、各サービスごとに可変設定するようにしてもよい。
【0042】
その他、ソフトウェア無線機の種類や構成、ソフトウェア情報の種類、複数のサービス機能を同時に実行する際の制御手順や制御内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、ユーザの希望に沿ったサービスの切替処理をユーザの手操作を介することなく行うことができるソフトウェア無線機とその制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるソフトウェア無線機の機能構成を示すブロック図。
【図2】図1に示した制御回路の制御処理手順及び制御処理内容を示すフローチャート。
【図3】この発明の第2の実施形態に係わるソフトウェア無線機の機能構成を示すブロック図。
【図4】図3に示した制御回路の最高優先順位のソフトウェアセット時の制御処理手順及び制御処理内容を示すフローチャート。
【図5】図3に示した制御回路の時分割処理時の制御処理手順及び制御処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ETC用アンテナ、
2…FM/AMラジオ用アンテナ、
3…GPS用アンテナ、
4…無線回路、
5…A/D(アナログ/デジタル)変換回路、
6,11,12…サービス処理回路、
7A,7B…制御回路、
8…メモリ、
9…操作部。
Claims (6)
- それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を優先順位とともに格納する情報格納部と、
前記複数のソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する信号処理部と、
前記情報格納部から複数のソフトウェア情報をその優先順位に従って順に読み出して前記信号処理部にセットする制御部とを具備し、
前記制御部は、最高優先順位となる第1のソフトウェア情報を前記信号処理部にセットしてから一定時間経過後に、切替条件を満たしたか否かを判断し、切替条件を満たした場合に、次候補の優先順位となる第2のソフトウェア情報を前記情報格納部から読み出して前記信号処理部にセットし、
前記切替条件の判断に、前記第1のソフトウェア情報によるサービス信号に雑音が生じたか否か、または他のサービスにより提供される位置情報を用いることを特徴とするソフトウェア無線機。 - 前記制御部は、前記サービス信号の伝送レートを、サービス機能ごとに可変設定することを特徴とする請求項1記載のソフトウェア無線機。
- それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を優先順位とともに格納する情報格納部と、
前記複数のソフトウェア情報のうち最高優先順位を示すソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第1の信号処理部と、
前記最高優先順位以外の優先順位を示すソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第2の信号処理部と、
前記情報格納部から最高優先順位を示すソフトウェア情報を読み出して前記第1の信号処理部にセットすると共に、前記情報格納部から前記第1の信号処理部にセットされない複数のソフトウェア情報をその優先順位に従って順に読み出して前記第2の信号処理部にセットする制御部とを具備し、
前記制御部は、第1のソフトウェア情報を前記第2の信号処理部にセットしてから一定時間経過後に、切替条件を満たしたか否かを判断し、切替条件を満たした場合に、次候補の優先順位となる第2のソフトウェア情報を前記情報格納部から読み出して前記第2の信号処理部にセットし、
前記切替条件の判断に、前記第1のソフトウェア情報によるサービス信号に雑音が生じたか否か、または他のサービスにより提供される位置情報を用いることを特徴とするソフトウェア無線機。 - 前記制御部は、前記サービス信号の伝送レートを、サービス機能ごとに可変設定することを特徴とする請求項3記載のソフトウェア無線機。
- それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を優先順位とともに格納する情報格納部と、前記複数のソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する信号処理部とを備えたソフトウェア無線機の制御方法であって、
前記情報格納部から複数のソフトウェア情報のうち最高優先順位となる第1のソフトウェア情報を読み出して前記信号処理部にセットし、前記第1のソフトウェア情報を前記信号処理部にセットしてから一定時間経過後に、切替条件を満たしたか否かを判断し、切替条件を満たした場合に、次候補の優先順位となる第2のソフトウェア情報を前記情報格納部から読み出して前記信号処理部にセットし、
前記切替条件の判断に、前記第1のソフトウェア情報によるサービス信号に雑音が生じ たか否か、または他のサービスにより提供される位置情報を用いることを特徴とするソフトウェア無線機の制御方法。 - それぞれ互いに異なる複数の放送・通信サービス機能に対応してサービス信号を受信処理するための複数のソフトウェア情報を優先順位とともに格納する情報格納部と、前記複数のソフトウェア情報のうち最高優先順位を示すソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第1の信号処理部と、前記最高優先順位以外の優先順位を示すソフトウェア情報が選択的にセットされ、前記サービス信号を受信して、セットされたソフトウェア情報による信号処理を実行する第2の信号処理部とを備えたソフトウェア無線機の制御方法であって、
前記情報格納部から最高優先順位を示すソフトウェア情報を読み出して前記第1の信号処理部にセットし、
前記情報格納部から前記第1の信号処理部にセットされない複数のソフトウェア情報のうち第1のソフトウェア情報を前記第2の信号処理部にセットし、このセット時から一定時間経過後に、切替条件を満たしたか否かを判断し、切替条件を満たした場合に、次候補の優先順位となる第2のソフトウェア情報を前記情報格納部から読み出して前記第2の信号処理部にセットし、
前記切替条件の判断に、前記第1のソフトウェア情報によるサービス信号に雑音が生じたか否か、または他のサービスにより提供される位置情報を用いることを特徴とするソフトウェア無線機の制御方法。
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