JP3426135B2 - 放送受信機能付き自動料金収受システム車載機 - Google Patents

放送受信機能付き自動料金収受システム車載機

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JP3426135B2
JP3426135B2 JP14811498A JP14811498A JP3426135B2 JP 3426135 B2 JP3426135 B2 JP 3426135B2 JP 14811498 A JP14811498 A JP 14811498A JP 14811498 A JP14811498 A JP 14811498A JP 3426135 B2 JP3426135 B2 JP 3426135B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行中に放送
受信動作と、路側機からのデータ受信動作とを必要に応
じて自動切り換えすることの可能な放送受信機能付き
動料金収受システム車載機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】近年、道路交通システムを構築するため
に路側機が道路の要所々々に設置されて交通情報を発信
し、道路を走行する車両には自動料金収受システム車載
機を搭載して路側機から送られる道路情報を受信すると
いうデータ送受信方式が構築されている。このような道
路交通システムにおける従来のデータ送受信装置の回路
構成の例としては、例えば図8に示すようなものがあ
る。 【0003】図8において、符号1は路側機から送られ
る道路情報を受信する自動料金収受システム車載機を示
し、2はこの自動料金収受システム車載機1に道路情報
を発信する路側機を示す。自動料金収受システム車載機
1は、路側機から送られる道路情報を実際に受信する
動料金収受システム受信部3と、受信した信号を解析処
理するデータ処理部4と、データ処理された情報を画像
として表示する画像表示部5と、データ処理された情報
を音声として表示する音声部6と、路側機2から送られ
る電波をキャッチするアンテナ7とを備えて成る。路側
機2もまた電波発信用のアンテナ8を備えている。自動
料金収受システム車載機1の音声部6としてはスピーカ
等が用いられる。 【0004】図9はかかる構成を有する道路交通システ
ムにおける道路情報の送信、受信動作を示す図である。
図9に示すように、路側機2は、通信動作として処理ス
テップ(以下、単にステップという)11において車載
機1に対して接続要求を送信し、次に車載機1からの接
続応答があるか否かをチェックする(ステップ12)。
車載機1が路側機2の通信領域に入ってきていないとき
は、車載機1からの接続応答はないので、ステップ1の
処理の戻って車載機1に対して接続要求を送信する処理
を繰り返す。 【0005】車載機1が路側機2の通信領域内に入って
きた場合は、路側機2は車載機1に対して接続要求を送
信し(ステップ13)、車載機1はこの接続要求を受信
し(ステップ14)、次に車載機1から路側機2に対し
て接続応答が送信される(ステップ15)。この接続応
答は路側機2に受信される(ステップ16)。次に路側
機2は、車載機1から接続応答があるか否かをチェック
する(ステップ17)。この場合は、車載機1が路側機
2の通信領域に入っているから、車載機1からの接続応
答が有り、これにともなって車載機1および路側機2の
双方で相互認証処理が行なわれる(ステップ18および
19)。次に路側機2側において相互認証が正しく行な
われたか否かがチェックされ(ステップ20)、相互認
証が正しく行なわれた場合は通信確立が行なわれ(ステ
ップ21)、路側機2から車載機1に対して道路情報が
送信される。他方、相互認証が正しく行なわれなかった
場合は通信確立が不成立となり(ステップ22)、路側
機2から車載機1に対しての道路情報の送信は行なわれ
ない。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動料金収受システム車載機にあっては、路側機2
からの通信接続要求に対して自動料金収受システム車載
機1が接続応答を返し、さらに路側機2から車載機1へ
送付された道路情報を自動料金収受システム車載機1側
で受け取るという動作を行なうのみであり、装置として
の有用範囲或いは利用範囲が限られてしまうという不具
合があった。 【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、その目的は、車両走行中に放送受信動作
と、路側機からのデータ受信動作とを必要に応じて自動
切り換えすることの可能な放送受信機能付き自動料金収
受システム車載機を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、自動料金収受システム車載機に、文字
送電波を受信する文字放送電波受信手段と、自動料金収
受システム路側機からの情報電波を受信する自動料金収
受システム情報受信手段と、前記文字放送電波の情報及
び前記自動料金収受システム路側機からの情報の少なく
とも1つを表示する表示手段と、前記自動料金収受シス
テム路側機からの位置情報により、前記放送電波の放送
を切り換える制御手段とを備えたものである。 【0009】このような構成により、自動料金収受シス
テム車載機を搭載した車両が走行している場所によって
自動料金収受システム車載機は放送番組を流したり、或
いは道路情報を流したりし、ユーザにとっては放送番組
を聴きながら必要な道路情報は確実に入手でき、特に自
動料金収受システム情報を受信処理をしている間にラジ
オの或る局の受信可能地域を出てしまい、もとの選局状
態ではラジオ放送が適性に受信出来なくなっていたとし
ても、自動料金収受システム受信データに基いてその地
域に合った周波数で放送局を自動選局することができ
という有用性を享受できる。 【0010】【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して説明する。 【0011】図1は本発明の一実施の形態に係る放送受
信機能付き自動料金収受システム車載機を組み込んだ道
路交通システム(本実施の形態の場合はそのうちの路側
システム)の全体構成を示すブロック図である。図1に
おいて、符号21は路側機から送られる道路情報を受信
する自動料金収受システム車載機を示し、22はこの
動料金収受システム車載機21に道路情報を発信する路
側機、23は放送局を示す。自動料金収受システム車載
機21は、路側機22から送られる道路情報を実際に受
信する自動料金収受システム受信部24と、放送局23
から送られる放送電波を受信するラジオ受信部25と、
受信した信号を解析処理するデータ処理部26と、デー
タ処理された情報を画像として表示する画像表示部27
と、データ処理された情報を音声として表示する音声部
28と、路側機222から送られる電波をキャッチする
アンテナ29と、放送局23から送られる放送電波をキ
ャッチするアンテナ30とを備えて成る。なお、31は
路側機22に設けられた電波発信用のアンテナ、32は
放送局23に設けられた電波発信用のアンテナである。
自動料金収受システム車載機21の表示部27には例え
ば液晶ディスプレーが用いられ、音声部28としてはス
ピーカ等が用いられる。また、本実施の形態において
は、ラジオ受信部25はみえるラジオ、すなわち文字ラ
ジオ放送の受信を行なうようになっている。 【0012】図2は本実施の形態に係る自動料金収受シ
ステム車載機21に用いられているデータ処理部26の
具体的な構成例を示す図である。このデータ処理部26
は文字ラジオ処理部34と、路側機22から送信された
情報を解析する自動料金収受システム処理部35と、
動料金収受システム処理部35における解析結果から求
められた位置情報と文字ラジオの選局情報との組み合わ
せ、編成或いは更新を行なう選局位置情報作成・更新部
36と、選局位置情報をデータベースとして格納する記
憶部37と、上記各機能部の動作をコントロールする制
御部38とを備えて成る。制御部38には例えばマイク
ロコンピュータなどのCPUが用いられる。 【0013】かかる構成を有する道路交通システムにお
けるデータおよび放送の送信、受信動作について説明す
る。図3はかかる構成を有する道路交通システムにおけ
る道路情報および放送番組の送信、受信動作を説明する
フロー図である。図3において、本実施の形態に係る
動料金収受システム車載機21の動作が開始されると、
処理ステップ(以下、単にステップという)41におい
て、制御部38は文字ラジオ処理部34に、記録済み選
局位置情報の取り込み処理を行なわせる。他方、制御部
38は自動料金収受システム処理部35に通信開始待ち
動作を行なわせる(ステップ42)。一般的に車両が路
側システムが設置してない道路を走行するときは、自動
料金収受システム受信部24による受信動作は行なわれ
ないから、自動料金収受システム車載機21は上記ステ
ップ41で取り込んだ選局位置情報に基づく選局を行な
い、また文字ラジオ受信および処理動作を実行する(ス
テップ43)。それとともに、文字ラジオ処理の途中
で、所定の時間間隔をおいて当該自動料金収受システム
車載機21と路側機22との間における通信開始の割り
込み処理があるか否かをチェックし(ステップ44)、
通信開始の割り込み処理がなければステップ43に戻っ
て文字ラジオ処理を実行する。 【0014】その間、自動料金収受システム処理部35
では、上記通信開始待ち処理に引き続いて通信開始があ
ったか否かをチェックし(ステップ45)、通信開始が
なければ先の通信開始待ち動作(ステップ42)に戻る
処理を繰り返す一方、通信開始があった場合は次の動作
として通信確立が行なわれたか否かをチェックする(ス
テップ46)。このチェック処理において通信確立がな
ければ先の通信開始待ち動作(ステップ42)に戻って
通信開始待ち以下の各処理動作を継続する処理を繰り返
す。一方、制御部38は、車両が路側機22からの電波
が受信不可能な地域から受信可能な地域へ進入したとき
は、受信電波を文字ラジオ放送電波から路側機22から
の情報電波へ切り換える。このために制御部38は自動
料金収受システム車載機21と路側機22との間で通信
確立処理動作を行なう。通信確立があった場合は次の動
作として文字ラジオ処理部34へ処理中断の割り込みが
行なわれるとともに、自動料金収受システム処理部35
自体は自動料金収受システム処理動作を開始する(ステ
ップ47)。 【0015】文字ラジオ処理部34は、それまで文字ラ
ジオ処理(ステップ43)と通信開始の割り込みチェッ
ク(ステップ44)を繰り返し実行しているが、上記
動料金収受システム処理部35における通信確立にとも
なう割り込み処理により、ステップ44において割り込
み有りと判断され、文字ラジオ処理を一次中断する(ス
テップ48)。そして、自動料金収受システム処理部3
5における通信処理終了の割り込みがあったか否かをチ
ェックし(ステップ49)、この通信処理終了の割り込
みがないとき、制御部38はステップ48に戻って文字
ラジオ処理部34に中断処理を継続させる。 【0016】上記文字ラジオ処理部34が処理動作を一
次中断している間、自動料金収受システム処理部35
は、ステップ47における自動料金収受システム処理の
一環として、路側機22の位置情報の取り出しを行ない
(ステップ50)、次に路側機22からの通信が終了し
たか否かをチェックする(ステップ51)。このチェッ
ク処理において、通信処理が終了していないときは、制
御部38はステップ47に戻って自動料金収受システム
処理以下の各処理動作を継続する処理を繰り返す。一
方、制御部38は、車両が路側機22からの電波が受信
可能な地域から受信不可能な地域へ移動したとき、また
自動料金収受システム通信領域内で一連の通信処理が
完了したときは、受信電波を路側機22からの情報電波
から放送電波へ切り換える。このために制御部38は
動料金収受システム車載機21と路側機22との間にお
ける通信終了処理動作を行なう。通信終了があった場合
は次の動作として文字ラジオ処理部34へ自動料金収受
システム処理が終了した旨の結果を通知する割り込みを
行なう。次に、制御部38は自動料金収受システム処理
部35自体が通信終了の割り込み処理を行なったか否か
をチェックし(ステップ52)、通信終了の割り込み処
理を行なっていない場合は通信開始待ち(ステップ4
2)の処理に戻る一方、通信終了の割り込み処理を行な
った場合は一連の自動料金収受システム処理動作を終了
する。 【0017】自動料金収受システム処理部35における
通信終了の割り込み処理(ステップ51)を受けた文字
ラジオ処理部34は、それまで文字ラジオ処理の一時中
断処理(ステップ48)と通信終了の割り込みチェック
(ステップ49)を繰り返し実行しているが、上記自動
料金収受システム処理部35における通信終了にともな
う割り込み処理により、ステップ49において通信終了
の割り込み有りと判断され、一次中断処理を解いて再び
文字ラジオ処理を実行する。このとき文字ラジオ処理部
34は、それまでの路側機22と自動料金収受システム
処理部35による自動料金収受システム通信動作によっ
て得られた情報に基づき、選局位置情報が変化したか否
かをチェックする(ステップ53)。 【0018】上記チェック動作において、選局位置情報
が変化している場合は、選局位置情報の変更を行ない
(ステップ54)、次に記録済み選局位置情報の取り込
みを行なう(ステップ55)。その後、文字ラジオ処理
が終了したか否かをチェックし(ステップ56)、文字
ラジオ処理が終了していなければステップ43の文字ラ
ジオ処理に戻ってラジオ放送を受信する一方、文字ラジ
オ処理が終了している場合は一連の文字ラジオ処理およ
自動料金収受システム処理との連携動作を終了する。
他方、上記ステップ53において、選局位置情報が変化
していないと判断された場合は、直接文字ラジオ処理が
終了したか否かをチェックし(ステップ56)、文字ラ
ジオ処理が終了していなければステップ43の文字ラジ
オ処理に戻ってラジオ放送を受信する一方、文字ラジオ
処理が終了している場合は一連の文字ラジオ処理および
自動料金収受システム処理との連携動作を終了する。 【0019】ここで、以上の自動料金収受システム車載
機のラジオ受信動作および自動料金収受システム処理動
作、並びに両動作間における割り込み、切り換え動作に
際しての上記ステップ41における選局情報取り込み処
理の内容について説明する。図4は選局位置情報の一例
を表形式で示す図である。この図において、a地域、b
地域、c地域・・・とは地域情報、すなわち本発明に即
して考えれば、車両走行中に自動料金収受システム車載
機がラジオ受信をする場合の位置が属する地域の情報を
表し、例えばa地域は東京およびその周辺地域、b地域
は関東北部地域、c地域は甲信越地域・・・、というよ
うに或る広さを持った地域を指す。A放送局、B放送
局、C放送局・・・はそれぞれの異なった放送局を示し
それぞれの放送局に対応する周波数の放送電波を発信す
る。また同一の放送局であっても、地域が異なると違っ
た周波数の放送電波を発信することもある。また、選局
タイプは各地域別にみた、放送局と周波数(受信不可を
含む)の組み合わせ(関係付け)を表す指標情報であ
り、周波数の組み合わせ方が違えば異なった選局タイプ
を示す符号(本実施の形態ではタイプ1、タイプ2、・
・・といった番号)が付される。そして、この選局タイ
プはこの実施の形態の自動料金収受システム車載機21
の動作のために、特に適正に受信できる放送局と周波数
との関係をタイプ化し地域別に割り当てたものである。 【0020】したがって、上記選局位置情報においてa
地域に注目すれば、A放送局は123ヘルツ(Hz)、
B放送局は234Hz、C放送局は323Hz、D放送
局は受信不可であることが分かり、またこの周波数の組
み合わせは選局タイプ1であるということが分かる。次
に、b地域に注目すれば、A放送局は123Hz、B放
送局は230Hz、C放送局は323Hz、D放送局は
受信不可であることが分かり、またこの周波数の組み合
わせは上記a地域についての周波数の組み合わせとは異
なり(B放送局の周波数が異なる)、選局タイプ2であ
るということが分かる。以下同様にして、選局タイプ3
・・・などがそれぞれの地域に対応して付けられる。ち
なみに、c地域とd地域とは各放送局に同調するための
周波数の組み合わせが同じであるから、選局タイプは同
じに設定されている。そして上記選局位置情報はデータ
ベースとして自動料金収受システム車載機21の記憶部
37に格納されている。 【0021】そして、路側システムは路側機22の設置
位置の情報と、その路側機22の配置位置が属する地域
の情報とを有し、自動料金収受システム車載機21は地
域情報とその地域情報に対応する選局タイプの情報を有
するから、位置情報を地域に関係付けることにより、選
局タイプから放送を適正且つ簡単に受信することができ
る。図5および図6は上で説明した路側システムおよび
自動料金収受システム車載機21が有する情報を示し、
図5はそれぞれの路側システムによって保有されてお
り、各路側機22が配置されている位置、路側機22の
配置位置が属する地域の情報を示す図である。また、図
6(a)は自動料金収受システム車載機21が有する地
域情報とそれに対応する選局タイプ情報を関係付けて示
す図である。図6(a)に示すように、地域情報aで表
される地域ではラジオ放送を受信するために選局タイプ
1が選ばれ、地域情報bで表される地域ではラジオ放送
を受信するために選局タイプ2が選ばれる、というよう
に地域情報と選局タイプとが関係付けられている。図6
(b)は自動料金収受システム車載機21に設定されて
いる選局タイプとそれに対応する各放送局の受信周波数
とを関係付けて示す図である。図6(b)に示すよう
に、ラジオ放送を受信するための選局タイプ1では、A
放送局は123Hz、B放送局は234Hz、C放送局
は323Hz、D放送局は受信不可であるというデータ
が作成されており、また、選局タイプでは、A放送局
は123Hz、B放送局は230Hz、C放送局は32
3Hz、D放送局は受信不可であるというデータが作成
されている。自動料金収受システム車載機21は、この
データに基づき、ユーザの選局操作にしたがって対応す
る放送局に自動的に周波数設定される。 【0022】図7はそれぞれの路側システムの路側機2
2が配置されている位置、路側機22の配置位置が属す
る地域、およびその地域の選局タイプの関係の例を表す
図である。図7において、図7(a)は路側システム側
が有する位置情報および地域情報をテーブル化して示す
図であり、図7(b)は自動料金収受システム車載機2
1が有する地域情報とそれに対応する選局タイプ情報を
テーブル化して示す図である。これらの図において、路
側システムXについてみると、その路側機22が設置さ
れている位置はxであり、この位置xは地域aに属する
ことが分かる。また、路側システムYについてみると、
その路側機22が設置されている位置はyであり、この
位置xは路側システムXと同じ、地域aに属することが
分かる。以下同様にして路側システムZは位置zにあり
その位置zは地域dに属することが分かる。 【0023】これらの位置(x,y,z)および地域
(a,b,c,d)のデータは路側機22が有していて
自動料金収受システム通信により自動料金収受システム
車載機21へ無線で送付される。例えば地域aに属する
路側システムXについてみると、自動料金収受システム
車載機21では先に説明した図4および図6に示すデー
タを記憶部37に格納しているから、路側機21からの
受信データの中の上記地域aのデータからデータベース
の検索が行なわれ、図6(a)に示すテーブルからその
地域aについての選局タイプ情報として選局タイプ1が
割り出される。そして、自動料金収受システム車載機2
1のデータベース(図4、図6参照)によれば、選局タ
イプ1では放送局A、B、Cが受信できることがわか
り、自動料金収受システム車載機21が路側システムX
のエリア内にあるときは選局タイプ1から選局可能な放
送局の周波数を自動的に設定することにより、自動的に
最高の感度で放送を受信できる。このような選局タイプ
の割り出し動作は路側システムYについても同様に行な
われる。すなわち、路側システムYについてみると、そ
の路側機22が設置されている位置はyであり、この位
置yのデータは路側機22が有していて自動料金収受シ
ステム通信により自動料金収受システム車載機21へ送
付される。自動料金収受システム車載機21では図4に
示すデータを記憶部37に格納しているから、受信デー
タの中の上記位置yのデータからデータベースの検索が
行なわれ、地域情報としてa地域が割り出され、さらに
その地域についての選局タイプ情報として選局タイプ1
が割り出されるのである。 【0024】したがって、図3のフロー図に説明されて
いる処理動作を再度検討してみると、ステップ48で
動料金収受システム車載機21が自動料金収受システム
処理を行なうために文字ラジオ処理を一時中断した場
合、自動料金収受システム処理を行なっている間に車両
が走行して放送受信可能区域をはみ出てしまい、上記一
時中断が解けた場合に、先程まで受信できていた文字ラ
ジオ放送が受信できなくなっている、ということが起こ
り得る。このような場合でも、そのときの自動料金収受
システム処理中に路側機22から受けた位置情報および
地域情報から自動料金収受システム車載機21内部では
選局位置情報の検索が行なわれて制御部38はどの選局
タイプで周波数設定をすればよいかを認識している。こ
れにより、ステップ49において自動料金収受システム
処理のための通信が終了した旨の割り込みがあった場合
にステップ53で選局位置情報の変化があったか否かは
上記制御部38における認識結果から容易に判断でき、
ステップ54の選局位置情報の変更は即座になされる。
車両が走行して放送受信可能区域をはみ出てしまい、ラ
ジオ放送が受信できなくなっているという状況は、車両
が路側機22からの電波が受信可能な地域から受信不可
能な地域へ移動したとき、或いは自動料金収受システム
通信領域内で一連の通信処理が完了したときの何れの場
合においても起こり得るものであり、本実施の形態のデ
ータ処理部26はそのいずれの場合に対しても対応をと
ることができる。 【0025】以上の動作により、制御部38は、受信電
波を路側機22からの情報電波から放送電波へ切り換え
たときは、路側機22からの情報電波の受信で得られた
場所情報、すなわち位置情報および地域情報に基づいて
その場所における選局を行なう。さらに、制御部38
は、受信電波を路側機からの情報電波から放送電波へ切
り換えるに当たって、選局位置情報が変化しているとき
は、路側機22からの情報電波の受信で得られた場所情
報に基づいて記憶部37に格納されている選局位置情報
を選局位置情報作成・更新部36に自動更新させる。こ
の場合の選局位置情報の自動更新とは、図4において、
例えばa地域用の選局モードからb地域用の選局モード
へ、或いはb地域用やc地域用の選局モードへ変更する
ことを指し、また、図6についてみれば、例えばタイプ
1の選局モードからタイプ2の選局モードへ、或いはタ
イプ3の選局モードへ変更することを指す。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動料金収受システム車載機を自動料金収受システム
ータの通信のみならず文字放送電波を受信できるように
したため、自動料金収受システム車載機の表示部を両方
の通信の出力部として共用でき、構造が簡単で機能が増
大した自動料金収受システム車載機とすることができ
る。特に、この自動料金収受システム車載機は、自動料
金収受システム情報受信処理とラジオ受信処理とを自動
的に切り換えてデータ受信、或いは放送の受信を行なう
からユーザにとっては操作性がよく必要な情報を入手す
ることができ、さらに自動料金収受システム情報受信処
理をしている間にラジオの或る局の受信可能 地域を出て
しまいもとの選局状態ではラジオ放送が適性に受信出来
なくなっていたとしても、自動料金収受システム情報受
信データから自動的に選局可能な局に切り替わるから、
長距離走行においてもスムーズに放送局間の切り換えが
でき、利便性を向上させることができる等、種々の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態における放送受信機能付
自動料金収受システム車載機及びこれを用いた道路交
通システムの構成を概略的に示すブロック図 【図2】前記実施の形態において用いられるデータ処理
部の構成を示すブロック図 【図3】前記実施の形態における自動料金収受システム
受信動作とラジオ受信動作およびこれらの動作の切り換
え処理を説明するフロー図 【図4】前記実施の形態においてラジオ受信のために作
成される選局位置情報のデータ構成の一例を示す図 【図5】前記実施の形態においてそれぞれの路側システ
ムによって保有されている送受信のためのデータのう
ち、各路側機が配置されている位置、路側機の配置位置
が属する地域の情報のデータ構成の一例を示す図 【図6】(a) 自動料金収受システム車載機が有する
地域情報とそれに対応する選局タイプ情報を関係付けて
示す図 (b) 自動料金収受システム車載機に設定されている
選局タイプとそれに対応する各放送局の受信周波数とを
関係付けて示す図 【図7】それぞれの路側システムの路側機が配置されて
いる位置、路側機の配置位置が属する地域、およびその
地域の選局タイプの関係の例を表す図 (a) 路側システム側が有する位置情報および地域情
報をテーブル化して示す図 (b) 自動料金収受システム車載機が有する地域情報
とそれに対応する選局タイプ情報をテーブル化して示す
図 【図8】従来における自動料金収受システム車載機及び
これを用いた道路交通システムの構成を概略的に示すブ
ロック図 【図9】前記従来の道路交通システムにおける道路情報
の送信、受信動作を示す図 【符号の説明】 21 自動料金収受システム車載機 22 路側機 23 放送局 24 自動料金収受システム受信機 25 ラジオ受信機 26 データ処理部 27 表示部 28 音声部 29、30、31、32 アンテナ 34 文字ラジオ処理部 35 自動料金収受システム処理部 36 選局位置情報作成・更新部 37 記憶部 38 制御部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/09 - 1/0969 H04B 1/16 G07B 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 文字放送電波を受信する文字放送電波受
    信手段と、自動料金収受システム路側機からの情報電波
    を受信する自動料金収受システム情報受信手段と、前記
    文字放送電波の情報及び前記自動料金収受システム路側
    機からの情報の少なくとも1つを表示する表示手段と、
    前記自動料金収受システム路側機からの位置情報によ
    り、前記放送電波の放送局を切り換える制御手段とを備
    えた放送受信機能付き自動料金収受システム車載機。
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