JP3918746B2 - 緊急情報通信システム及び車載機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緊急情報を受信し、利用者に報知する通信システム関し、特に車載用端末に関する。
【0002】
【従来技術】
現在、交通関連情報や目的地周辺情報などを光ビーコンや電波ビーコン、FM多重放送を介して利用者に提供するVICS(Vehicle Information And Communication System)のサービスが実用化されている。VICSセンターから発信される情報には交通事故情報や災害情報等の緊急情報も含まれており、それらの情報は、VICSに対応した車載機を介して利用者に報知され、利用者の措置を促している。緊急情報は、音声データやテキストデータとしてVICSセンターから発信され、車載機で受信された緊急情報は、文字や簡易図形を表示装置に表示したり、音声出力によって利用者に報知することが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−330993号公報([0055]、図7〜図9)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記システムでは、緊急情報の概要をデータとして発信するため、データ転送速度等の問題により、非常に限られた情報しか提供できない。また、比較的情報量の少ないテキストデータのみを発信しても、利用者は画面に表示された文字情報を視認する必要があり、走行中に報知された場合、確認し難い。そして、受信した情報に対しさらに詳細な情報を入手するためには手動でテレビやラジオの放送局を探すしかないのが現状である。このように、緊急情報を認知したドライバが、テレビやラジオ等の緊急情報に関連する詳細情報を放送する放送局を設定することは煩雑な操作が必要となる。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みたもので、緊急情報を受信した際に、その緊急情報に関連する詳細情報が比較的容易に取得可能な装置を提供することを目的とする。また、そのような情報取得が可能となる緊急情報通信システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明において、事故情報や災害情報等の緊急情報を車両へ発信する第一の放送局は、情報収集手段により緊急情報に関連する詳細情報を放送する第二の放送局の放送局情報を収集し、緊急情報と共に放送局情報を発信手段にて発信することを特徴とする。また、緊急情報を乗員に報知する車載機では、受信手段によって受信した放送局情報を基に、第二の放送局を選局手段によって自動選局し、自動選局された第二の放送局からの放送を受信し、車内に出力できるよう、制御手段にて出力処理を行なうことを特徴とする。
【0007】
従って、第一の放送局が緊急情報及び緊急情報に関連する詳細情報等を放送している第二の放送局の放送局情報を含む情報を発信することにより、車載機にて自動で第二の放送局を選局することが可能となり、ドライバが手動での選局操作を行なわずに比較的容易に緊急情報の詳細な内容を入手することができる。
【0008】
そして、請求項2に記載の発明により、第二の放送局はテレビ及び/ラジオの放送局からなることを特徴としている。つまり、第一の放送局は緊急情報や放送局情報を含む情報を収集し、発信する局であり、第二の放送局は緊急情報に関連する詳細情報等を放送しているテレビ及び/ラジオの放送局である。よって、利用者は緊急情報に関連する詳細情報を放送するテレビ又はラジオ局を手動操作ではなく、自動で比較的容易に、選局することが可能となる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明において、第一の放送局は緊急情報又は放送局情報の変更を検出した場合、発信すべき情報を更新することを特徴とする。これにより、緊急情報に新たな情報が加えられたり、移動に伴い受信可能な放送局が変更しても、車載機は常に最新情報を受信し、適当な放送局の放送を出力することが可能となる。従って、ドライバに最新情報に基づいた適切な措置を促すことが可能となる。
【0010】
さらに、請求項4に記載の発明によれば、放送局情報は放送バンド又は周波数又はチャンネルと、放送局の位置と、放送可能半径とを含むことを特徴とする。つまり、第一の放送局から発信される放送局情報には、受信可能な地域を特定でき、選局するのに必要な情報が含まれている。これにより、車載機は現在位置から受信可能な放送局を抽出することが可能となり、出力する放送の放送局を比較的選局し易くなる。また、受信可能領域を特定することにより、大まかな受信感度も算出できるため、より確実な乗員への報知が可能となる。
【0011】
また、請求項5に記載の発明においては、緊急情報を発信する第一の放送局と、受信した前記緊急情報を乗員に報知する車両とを有する緊急情報通信システムにおける前記車両に搭載される車載機であって、前記緊急情報に関連する詳細情報を放送している第二の放送局の放送局情報を収集し該収集された前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を発信する前記第一の放送局から発信された、前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を受信する受信手段と、前記受信手段から受信した前記放送局情報より前記第二の放送局を自動選局する選局手段と、前記選局手段によって選局された前記第二の放送局からの放送を受信し、出力処理する制御手段とを具備することを特徴とする。そして、請求項6に記載の発明により、第二の放送局はテレビ及び/ラジオの放送局からなることを特徴としている。
【0012】
これにより、利用者はテレビ又はラジオによって放送される緊急情報に関連する詳細情報を比較的容易に、特別な操作をすることなく入手することが可能となる。
【0013】
また、請求項7に記載の発明によれば、放送局情報は放送バンド又は周波数又はチャンネルと、放送局の位置と、放送可能半径とを含むことを特徴とする。つまり、第一の放送局から発信される放送局情報には、放送局及び受信可能な地域を特定でき、選局するために必要な情報が含まれている。よって、車載機は現在位置から受信可能な放送局を抽出することが可能となり、出力する放送の放送局を比較的選局し易くなる。また、受信可能領域を特定することにより、大まかな受信感度も算出できるため、より確実に乗員への報知が可能となる。
【0014】
さらに、車両の移動等によって、車内で出力中の放送局からの放送が受信不良又は受信不能となった場合は、請求項8に記載の発明のように、放送局情報に基づき再度放送局を自動選局することを特徴とする。よって、車両の移動により緊急情報に関連する詳細情報の入手が途中で困難になった場合でも、特別な操作をせず、比較的容易に新たに選局された放送局から、詳細情報を入手することが可能である。
【0015】
そして、請求項9に記載の発明では、放送局情報を基に抽出された受信可能な放送局のうち、最初に抽出された放送局、又は最も受信感度の良い放送局、又は最も現在位置に近い放送局を選局手段にて自動選局することを特徴とする。つまり、選局手段による選局は受信感度や距離等に基づく選局が可能であり、選択することも可能となる。よって、状況や利用者の好みに応じて選局方法を変えたり、緊急情報の種類によって選局方法を変更することも可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をナビゲーション装置に適用した一実施形態について、図1乃至図3を参照して説明する。
【0017】
図1は本発明による一実施の形態に係る緊急情報通信システムの構成を示す構成図である。緊急情報通信システムは、TV/ラジオ局1と、情報センター2や路上送信機3等の外部インフラと、緊急情報を報知処理する車載用受信装置によって構成される。尚、本実施の形態において、TV/ラジオ局1は第二の放送局に、外部インフラは第一の放送局に相当する。
【0018】
TV/ラジオ局1は民間放送や公共放送を含む放送局で、事故情報や災害情報等の緊急情報を含む様々な情報を発信している。情報センター2(情報収集手段に相当する。)は、VICSセンター等からなり、車載機に発信する情報の収集と、緊急情報及び放送局情報を含む緊急情報データの作成を行なう。作成された緊急情報データは、FM多重放送、光ビーコン、電波ビーコン、若しくはETC等の路上送信機3(発信手段に相当する。)を介して車載機に発信される。
【0019】
車載機は、外部インフラからの情報を受信する外部情報入出力装置4と、放送局からの放送を受信するTV受信機6及びラジオ受信機7と、受信した情報の処理や制御を行なうナビゲーション装置5及び映像音声モード管理装置8と、出力する情報を切り替える音声切替器9及び画像切替器10と、報知手段であるスピーカ11及び表示装置12から構成される。また、個々の装置や機器は、データ通信線13a、データ通信線13b、ナビ映像信号線14、TV映像信号線15、TV音声信号線16、ラジオ音声信号線17、音声切替制御信号線18、映像切替制御信号線19によって接続されている。尚、本実施形態において、外部情報入出力装置4は受信手段に相当し、ナビゲーション装置5と映像音声モード管理装置6とにより、選局手段及び制御手段に相当する機能を実現する。
【0020】
緊急情報データは、ビーコンアンテナ4aを介して外部情報入出力装置4で受信され、データ通信線13aを介してナビゲーション装置5に送信される。尚、緊急情報データは携帯電話網若しくは無線通信網を介して発信してもよく、その場合には、ビーコンアンテナ4aの代わりに、何れも図示しない携帯電話若しくは無線受信機によって緊急情報データを受信することになる。
【0021】
ナビゲーション装置5は、ナビ映像信号線14を介して、表示装置12に地図や渋滞情報、若しくは緊急情報を表示したり、音声にて経路案内を行なうための装置である。そして、ナビゲーション装置5は、周知のナビゲーション装置と同様に構成され、上記機能の他に、現在位置から受信可能な放送局を抽出する機能を有している。また、ナビゲーション装置5は、外部情報入出力装置4から受信された緊急情報データを緊急情報と放送局情報に分け、緊急情報を表示装置12に表示し、放送局情報より現在位置で受信可能な放送局を抽出し、映像音声モード管理装置8に送信する。
【0022】
映像音声モード管理装置8は映像と音声の出力を制御する制御装置であり、音声切替制御信号線18及び映像切替制御信号線19を介して音声切替器9及び映像切替器10を制御する。また、映像音声モード管理装置8は、ナビゲーション装置5より送られてきた受信可能な放送局のリストより任意に1つの放送局を選択する。その際、選択方法としてはいろいろな方法があるが、例えば、受信順や現在地からの距離順に並べられた放送局リストの先頭の放送局を選ぶ方法や、(放送局と現在地の距離)と(放送局の放送可能範囲)の商が最も小さい放送局を最も受信感度がよいとして、受信感度が最もよいと想定される放送局を選ぶ方法を利用してもよい。また、選択方法を利用者が予め設定できるようにしてもよい。
【0023】
TV受信機6及びラジオ受信機7はTV/ラジオ局1からの放送をTVアンテナ6a及びラジオアンテナ7aを介して受信し、映像音声モード管理装置8からの信号によって、映像及び/又は音声を出力する。
【0024】
表示装置12及びスピーカ11はTV受信機6又はラジオ受信機7からの出力を受け、映像を表示したり、音声を出力する。ここで、表示装置12としては、TFT液晶ディスプレイが主に使用されるが、CTR表示装置等を用いてもよい。
【0025】
次に、上記構成のシステムを用いた緊急情報通信システムにおける、処理動作を図2及び図3を参照して説明する。
【0026】
まず、図2において、情報センター2は警察・消防・日本道路公団等から重大事故、災害情報を収集し、その情報を基に車載機に緊急情報として通知するか否かを判断する(ステップS100)。通知する必要があると判断した場合、緊急情報を含んだ緊急情報データを作成すると共に、現時点で該当情報を放送しているテレビ及びラジオの放送局を検索する(ステップS101)。該当する放送局がある場合は、放送局情報を作成し、緊急情報データに付加する。尚、放送局の有無の確認は、以降常時行ない、リアルタイムに更新する。また、放送局有無の確認はテレビ及びラジオの放送局の放送予定スケジュールを収集することで行なう。放送局情報には放送局のバンド(TV/FM/AM)、周波数、若しくはテレビチャンネルと、当該放送局の位置、及び放送可能半径を含むものとする。放送局情報を含む緊急情報データ作成後、情報センター2は路上送信機3を介して当該緊急情報データを車載機に発信する(ステップS102)。
【0027】
車載機側では、外部情報入出力装置4で緊急情報データ受信後、緊急情報データがデータ通信線13aを介してナビゲーション装置5に送信される。ナビゲーション装置5は緊急情報データ受信後、緊急情報データを緊急情報と放送局情報に分け、緊急情報を表示装置12に表示する(ステップS103)。また、緊急情報データに含まれる放送局情報を基に放送局の位置、及び放送可能半径より、現在の自車位置にて受信可能か否かを判定し、受信可能な放送局を抽出する(ステップS104)。そして、ナビゲーション装置5は抽出したテレビ局及び/又はラジオ局のリストを所定の順番に並び替えた後、映像音声モード管理装置8にデータ通信線13bを介して送信する(ステップS105)。映像音声モード管理装置8は受信した放送局リストから任意に放送局を1つ選択し(ステップS106)、選択した放送局に応じて映像及び音声を切り替える制御する。
【0028】
映像音声モード管理装置8によってテレビ局が選択された場合には、映像音声モード管理装置8からTV受信機6に対して、受信すべきテレビチャンネルに設定し、映像及び音声を出力するようデータ通信線13bを介して通信コマンドにより指示する(図3(a):ステップS107)。TV受信機6は通信コマンド受信後、指示されたテレビ局を出力する放送局に設定し、映像出力及び音声出力を開始する(ステップS108)。また、その旨をデータ通信線13bを介して映像音声モード管理装置8に通信コマンドを使用して通知する(ステップS109)。映像音声モード管理装置8は、TV受信機6が映像及び音声の出力を開始したことを確認後、映像切替器10及び音声切替器9をテレビ側に切り替え、スピーカ11及び表示装置12からTV映像音声が出力できるように処理を行なう(ステップS110)。
【0029】
一方、映像音声モード管理装置8がラジオ局へ遷移すべきと判断した場合にも、上記処理と同等の処理を映像音声モード管理装置8とラジオ受信機7との間で行なう。この場合は図3(b)に示すように、映像音声モード管理装置8からラジオ受信機7に対して、受信すべきラジオの周波数に設定し、音声を出力するようデータ通信線13bを介して通信コマンドにより指示する(ステップS111)。ラジオ受信機7は通信コマンド受信後、指示されたラジオ局を出力する放送局に設定し、音声出力を開始する(ステップS112)。また、その旨をデータ通信線13bを介して映像音声モード管理装置8に通信コマンドを使用して通知する(ステップS113)。映像音声モード管理装置8はラジオ受信機7が音声の出力を開始したことを確認後、音声切替器9をラジオ側に切り替え、スピーカ11からラジオ音声が出力できるように処理を行なう(ステップS114)。
【0030】
上記説明した本実施の形態における緊急情報通信システムでは、情報センターが緊急情報を発信する際に、その緊急情報に関連する詳細情報を放送するテレビ局やラジオ局の情報を放送局情報として発信する。よって、車載機にてその放送局情報を処理することにより、自動で受信可能な放送局を選局することが可能である。また、車載機では受信した緊急情報を利用者に報知すると共に、放送局情報から受信可能な放送局を抽出し、任意に一つ放送局を選局した後、その放送局の放送を出力する。従って、自動的に放送局を選択し、放送を出力することが可能であるため、利用者は複雑な操作をせずに、緊急情報に関連する詳細情報を入手することが可能となる。
【0031】
尚、ラジオ音声への切り替え時には、表示画面を切り替える必要はないが、切り替え前の画面がテレビである場合には画面をテレビのままにしたのでは、画面と音声が一致しなくなるため、ナビゲーション装置5の画面に戻す処理が必要となる場合もある。その場合、図3(b)のステップS114にて音声切替器9をラジオに切り替える際に、映像切替器10ではナビゲーション側に切り替え、表示装置12にナビゲーション画面を出力するようにすればよい。
【0032】
一方、受信感度の低下等によって選局した放送局からの放送の受信が難しくなった場合、映像音声モード管理装置8にて放送局リストにある他の候補を選局し、選局した放送局の放送を出力するよう、音声切替器9及び映像切替器10を切り替える処理を行なってもよい。
【0033】
また、走行中にテレビ放送を出力する際には、従来のナビゲーション装置と同様に、テレビ映像を出力せず、音声のみを出力してもよい。そして、音声のみを出力した際には、放送を録画しておき、停車中に再生を可能としてもよい。
【0034】
さらに、受信可能な放送局を抽出した放送局リストによっては、テレビ又はラジオの選択や出力方法、出力の可否を表示や音声によるメッセージ等で利用者から選択可能とし、無駄な出力を避けてもよい。
【0035】
また、放送局を選択する際に、より受信感度のよい放送局を受信できるよう、放送局情報に複数の放送局が存在する場合には、放送局情報にある放送局を全てTV受信機6若しくはラジオ受信機7に送信し、TV受信機6若しくはラジオ受信機7にて最も受信感度のよい放送局を選択させる方法を利用してもよい。
【0036】
尚、本発明では、必ずしもナビゲーション装置5が必要でないため、ナビゲーション装置5を構成要素に含まなくてもよい。ナビゲーション装置5を構成要素に含まない場合は、データ通信線13a及びデータ通信線13bを削除し、代わりにデータ通信線13cを設け、データ通信線13cを介して、外部情報入出力装置4と、TV受信機6、ラジオ受信機7、映像音声モード管理装置8の間の情報授受を直接行なうこととなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシステムの構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る処理のシーケンス図である。
【図3】図2の処理後、(a)テレビ局への切り替えの場合 と (b)ラジオ局への切り替えの場合の処理を示したシーケンス図である。
【符号の説明】
1・・・TV/ラジオ局
2・・・情報センター
3・・・路上送信機
4・・・外部情報入出力器
5・・・ナビゲーション装置
6・・・TV受信機
7・・・ラジオ受信機
8・・・映像音声モード切替装置
9・・・音声切替器
10・・・映像切替器
11・・・スピーカ
12・・・表示装置

Claims (9)

  1. 緊急情報を車両へ発信する第一の放送局と受信した緊急情報を乗員に報知する車載機とを有する緊急情報通信システムにおいて、
    前記第一の放送局は、
    前記緊急情報に関連する詳細情報を放送している第二の放送局の放送局情報を収集する情報収集手段と、
    前記情報収集手段によって収集された前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を発信する発信手段と
    を備え、
    前記車載機は、
    前記発信手段から発信された前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段から受信した前記放送局情報より前記第二の放送局を自動選局する選局手段と、
    前記選局手段によって選局された前記第二の放送局からの放送を受信し、出力処理する制御手段と
    を備えることを特徴とする緊急情報通信システム。
  2. 前記第二の放送局はテレビ及び/又はラジオの放送局からなることを特徴とする請求項1に記載の緊急情報通信システム。
  3. 前記第一の放送局は前記緊急情報及び/又は前記放送局情報の変更を検知すると、前記発信手段によって発信すべき情報を更新することを特徴とする請求項1又は2に記載の緊急情報通信システム。
  4. 前記放送局情報は放送バンド又は周波数又はチャンネルと、放送局の位置と、放送可能半径とを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の緊急情報通信システム。
  5. 緊急情報を発信する第一の放送局と、受信した前記緊急情報を乗員に報知する車両とを有する緊急情報通信システムにおける前記車両に搭載される車載機であって、
    前記緊急情報に関連する詳細情報を放送している第二の放送局の放送局情報を収集し該収集された前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を発信する前記第一の放送局から発信された、前記放送局情報及び前記緊急情報を含む情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段から受信した前記放送局情報より前記第二の放送局を自動選局する選局手段と、
    前記選局手段によって選局された前記第二の放送局からの放送を受信し、出力処理する制御手段と
    を具備することを特徴とする車載機。
  6. 前記第二の放送局はテレビ及び/又はラジオの放送局からなることを特徴とする請求項5に記載の車載用受信装置。
  7. 前記放送局情報には前記第二の放送局を特定可能とする放送バンド又は周波数又はチャンネルと、放送局の位置と、放送可能半径とが含まれることを特徴とする請求項5又は6に記載の車載用受信装置。
  8. 前記選局手段によって自動選局した前記第二の放送局からの放送が受信不良又は受信不能となった場合、前記選局手段は再度前記放送局情報に基づいて自動選局することを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の車載用受信装置。
  9. 前記選局手段は、前記放送局情報を基に複数の受信可能な前記第二の放送局を抽出し、最初に抽出した前記第二の放送局、又は最も受信感度の良い前記第二の放送局、又は最も現在位置に近い前記第二の放送局を自動選局することを特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載の車載用受信装置。
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