JP3233533B2 - Fm多重放送受信機 - Google Patents

Fm多重放送受信機

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JP3233533B2 JP20078694A JP20078694A JP3233533B2 JP 3233533 B2 JP3233533 B2 JP 3233533B2 JP 20078694 A JP20078694 A JP 20078694A JP 20078694 A JP20078694 A JP 20078694A JP 3233533 B2 JP3233533 B2 JP 3233533B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に搭載される
FM多重放送受信機に係わり、特に、FM多重放送信号
に重畳されているFM多重データ中のメッシュコードで
指定された地域地図を地域名を表わすリストに基づいて
選択する、または、自動車の現在地を表示する地域地図
を受信したFM多重放送信号の受信電界強度から割り出
すようにしたFM多重放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、国内で用いられているFM多重
放送信号は、通常のFM放送信号とそのFM放送信号の
ベースバンド上の高周波領域に多重化されているFM多
重データとからなっており、これらFM放送信号及びF
M多重データは、同一搬送波信号に載せられ、FM多重
放送信号としてFM放送局から送信されるもので、FM
多重データには、交通情報や文字情報または各種の付加
情報が含まれている。
【0003】この場合、FM多重データの中の交通情報
は、交通情報のヘッダデータが付され、他の文字情報や
各種の付加情報と明白に分離可能なものであって、以下
に述べるように、道路情報や地図情報等を含むものであ
る。即ち、道路情報は、複数の県に跨る範囲の道路情報
を表わす広域道路情報、複数の市や町に跨る範囲の道路
情報を表わす中域道路情報、数平方キロメートル程度の
範囲の道路情報を表わす狭域道路情報、各種高速道路の
道路情報を表わす高速道路情報、国道や県道等の道路情
報を表わす一般道道路情報、それに道路に関連する種々
の連絡情報等を表わすその他の情報等からなっており、
また、地図情報は、日本全国を地図上により多くのメッ
シュで多数に分割し、これら分割したそれぞれのメッシ
ュに対して異なるメッシュコードを割り当てているもの
であって、メッシュによって分割される地域の大きさに
応じて、1次メッシュ及び2次メッシュのヘッダデータ
が付された1次メッシュ(比較的広範囲)と2次メッシ
ュ(1次メッシュよりも狭範囲)とからなっている。そ
して、これらの分割された各地図情報は、メッシュコー
ドで指定され、所定の順序でFM多重放送局から順次送
信されるもので、FM多重放送受信機側では、地図情報
が受信されると、その受信した地図情報に含まれる地域
地図が表示部において適宜表示されるものである。一方
において、FM多重データの中の付加情報には、自放送
局と同一番組内容(プログラム)の放送を行っている放
送局、即ち、同一系列局に属する放送局名、放送周波
数、基幹局、中継局、代替局等を表わす局データ情報が
含まれている。
【0004】ところで、既知のFM多重放送受信機にお
いては、ヘッダデータによって交通情報の受信を選択し
た場合に、FM多重放送信号に重畳されているFM多重
データ内に含まれている道路情報や地図情報が順次選択
され、一時的に内部メモリに収納される。そして、内部
メモリに収納されたこれら道路情報や地図情報は、所定
のタイミングで順次読み出され、FM多重放送受信機に
付属の表示部等において順次再生表示されるものであ
る。このような経過を経て、ユーザー(自動車のドライ
バー等)は、表示部等で再生表示される情報内容を見る
ことによって、自動車の運転において必要な道路情報や
地図情報を即座に把握することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既知の
FM多重放送受信機においては、交通情報の受信を選択
した場合に、FM多重放送信号のFM多重データ内に含
まれている道路情報や地図情報を、表示部等において順
次再生表示させることができるものの、ユーザー側にお
いて、現在自動車の走行している地域の道路情報や地図
情報だけを得たいとき、以下に述べるように、簡単に得
ることはできないものである。
【0006】まず、現在自動車の走行している地域の市
町村名(地域名)が判っている場合は、表示部に順次表
示される道路情報や地図情報の中から必要とする地域の
道路情報や地図情報がどれであるかを理解することがで
るとしても、既知のFM多重放送受信機は、必要とする
地域の道路情報や地図情報だけを選択的に表示部で再生
表示させる手段を有していないため、必要とする地域の
道路情報や地図情報が表示部に再生表示されるまで待た
なければならないという問題がある。
【0007】一方、現在自動車が走行している地域の市
町村名(地域名)が判っていない場合は、必要とする地
域の道路情報や地図情報が表示部において再生表示され
たとしても、その表示内容が必要とする地域の道路情報
や地図情報であることを確認することが困難であって、
必要とする地域の道路情報や地図情報を得るのに長時間
を要したり、場合によっては、必要とする地域の道路情
報や地図情報を得ることができないという問題がある。
【0008】本発明は、前記問題点を除去するものであ
って、その第1の目的は、地域名に基づいて速やかに必
要とする地図情報を少なくとも得ることが可能なFM多
重放送受信機を提供することにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、受信された
FM多重放送信号の受信電界強度に基づいて現在位置に
対応した地図情報を少なくとも得ることが可能なFM多
重放送受信機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、本発明は、少なくともFM多重データが多重
化されているFM多重放送信号を受信し、受信したFM
多重放送信号の中の前記FM多重データを一時的に内部
メモリに記憶させ、前記内部メモリに記憶された前記F
M多重データの中の一部を選択的に表示部に表示可能な
FM多重放送受信機において、前記FM多重データの中
のメッシュコードで指定された各地域地図前記地域地
図内に属する地域名を表わす地域名リストとを前記メッ
シュコードに対応させて前記内部メモリ内に地域情報と
して記憶させ、前記地域名リスト中の少なくとも1つの
地域を選択したとき、その選択した地域を有するメッシ
ュコードが受信された際に、このメッシュコードで指定
された地域情報を前記表示部に自動的に表示させる第1
の手段を備える。
【0011】また、第2の目的を達成するために、本発
明は、少なくともFM多重データが多重化されているF
M多重放送信号を受信し、受信したFM多重放送信号の
中の前記FM多重データを一時的に第1の内部メモリに
記憶させ、前記FM多重データを選択的に表示部に表示
可能であり、かつ、受信したFM多重放送信号の受信電
界強度を第2の内部メモリに一時的に記憶可能なFM多
重放送受信機において、前記FM多重データ中のメッシ
ュコードで指定された各地域地図それらの地域を放送
サービスする全国ネットFM放送局の放送局名及び放送
周波数とを各メッシュコードに対応させて前記第1の内
部メモリ内に地域情報として記憶させ、また、放送信号
のシーク時に受信された前記全国ネットFM放送局のF
M多重放送信号について、放送局名及び放送周波数を前
記第1の内部メモリ内に、受信電界強度を前記第2のメ
モリ内にそれぞれ対応可能な状態で記憶させ、前記放送
信号のシークの終了時に、前記第2のメモリに記憶され
電界強度の中から最大の電界強度を抽出するととも
に、前記第1の内部メモリから抽出した最大の電界強度
に対応するFM多重放送信号の放送局名及び放送周波数
を有する前記全国ネットFM放送局に対応するメッシュ
コードを読み出し、読み出したメッシュコードで指定さ
れた地域情報を前記表示部に表示させる第2の手段を備
える。
【0012】
【作用】前記第1の手段によれば、FM多重データの中
のメッシュコードで指定された各地域地図に対して、
域地図と当該地域地図内に属する地域名を表わす地域名
リストとからなる地域情報をメッシュコードに対応させ
て内部メモリ内に記憶させ、ユーザーがこの地域名リス
ト中の1つの地域を選択したとき、この選択した地域に
関連するメッシュコードが受信された際に、前記メッシ
ュコードで指定された地域情報が内部メモリから読み出
され、表示部に自動的に表示させるようにしているの
で、ユーザーは、必要とする地域の地域地図(及び道路
情報)を即座に把握することができ、必要とする地域の
地域地図(及び道路情報)を見逃したり、確認できなか
ったりすることがなくなり、しかも、必要とする地域の
地域地図(及び道路情報)を得るまでの待ち時間を既知
のFM多重放送受信機に比べて十分に短くすることがで
きる。
【0013】また、前記第2の手段によれば、FM多重
データ中のメッシュコードで指定された各地域地図毎
に、地域地図と当該地域地図内の地域を放送サービスす
る全国ネットのFM放送局の放送局名及び放送周波数と
からなる地域情報をメッシュコードに対応させて第1の
内部メモリ内に記憶させ、FM放送信号のシーク時に受
信された全国ネットFM放送局のFM多重放送信号につ
いて、その放送局名及び放送周波数を第1の内部メモリ
内に、その受信電界強度を第2のメモリ内にそれぞれ記
憶させ、FM放送信号のシークが終了したとき、第2の
メモリに記憶された最大の電界強度を示すFM多重放送
信号の放送局名及び放送周波数を抽出し、第1の内部メ
モリに記憶されている地域情報から前記抽出したFM多
重放送信号の放送局名及び放送周波数に該当する全国ネ
ットFM放送局に対応したメッシュコードを読み出し、
この読み出したメッシュコードで指定された地域地図を
表示部に表示させるようにしているので、ユーザーは、
自動車の現在位置に対応した地域地図(及び道路情報)
を確実に得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0015】図1は、本発明によるFM多重放送受信機
の第1の実施例の構成を示すブロック構成図である。
【0016】図1において、1はFM/AMチューナ、
1aはフロントエンド(F/E)、1bは中間周波回路
兼復調回路(IFAMP DET)、2はマルチプレク
サ(NCMPX)、3は音声信号増幅回路(AMP)、
4はスピーカ(SP)、5は多重データ復調回路(L−
MSK復調)、6は同期エラー訂正部、7は制御部(C
PU)、8は内部メモリ(RAM)、9は表示駆動部、
10は表示部、11はプリセットキー、12はモード切
換スイッチ、13はアップダウン(U/D)キーであ
る。
【0017】そして、FM/AMチューナ1は、フロン
トエンド1aと中間周波回路兼復調回路1bとからな
り、フロントエンド1aの入力はアンテナに接続され、
中間周波回路兼復調回路1bの出力は次続のマルチプレ
クサ2と多重データ復調回路5の各入力に接続される。
マルチプレクサ2は、ノイズキャンセラ回路部とステレ
オ信号復調部(ともに図示なし)とからなり、ステレオ
信号復調部の出力は次続の音声信号増幅回路3の入力に
接続される。音声信号増幅回路3は、2チャネル以上の
もので、それらの出力は各別にスピーカ4(1個だけ図
示している)に接続される。多重データ復調回路5は、
FM多重データの復調を行うもので、その出力は次続の
同期エラー訂正部6の入力に接続される。同期エラー訂
正部6は、復調された多重データの誤り訂正を行うもの
で、その出力は制御部7に接続される。制御部7は、F
M多重放送受信機の全体的な動作制御を行うもので、内
部メモリ8、表示駆動部9、プリセットキー11、モー
ド切換スイッチ12、アップダウンキー13にそれぞれ
接続されるとともに、FM/AMチューナ1にも接続さ
れる。表示駆動部9は、文字や地図、図形等を表わす交
通情報、文字情報、付加情報等を表示に適した情報コー
ドにデコードするもので、その出力が表示部10に接続
される。表示部10は、表示駆動部9から供給される情
報コードを表示画面(図示なし)に適宜表示させるもの
である。プリセットキー11は、複数のキーからなるも
ので、通常、選局用プリセットキーとして用いられる
が、モード選択スイッチ12の操作により表示内容選択
モードに切換えられると、表示部10の表示画面内に表
示された地域名リストの各地域名に付された数字を、そ
れら数字に対応して設けられているキーの操作により選
択可能になる。モード選択スイッチ12は、FM多重放
送受信機の動作モードを切換設定するもので、表示内容
選択モードの他に、FM放送信号受信モード、AM放送
信号受信モード、シークモード等に選択される。アップ
ダウンキー13は、上昇及び下降方向の選択ができるも
ので、通常、選局すべき受信放送周波数の高低方向を選
択するキーとして用いられるが、モード選択スイッチ1
2の操作により表示内容選択モードに切換えられると、
表示部10の表示画面内に表示された地域名リストのレ
ベルを、このキーの操作により選択可能になる。
【0018】続く、図2は、図1に図示の第1の実施例
で用いられる地域地図及びその地域地図内に属する市町
村名(地域名)を表わす地域名リストの表示の一例を示
す説明図であって、(a)は地域地図、(b)及び
(c)は地域名リストである。
【0019】そして、図2(a)に図示の地域地図は、
1次メッシュ(太枠で表されている)で分割された領域
が、2次メッシュ(細枠で表されている)によってさら
に6つの小領域乃至に分割されており、1つの市
(この市をa市とする)の大部分と、a市に隣接する3
つの市町村(これらの市町村をb市、c町、d村とす
る)の各一部を含んでいるものである。また、図2
(b)に図示の地域名リストは、1次メッシュで分割さ
れた1つの領域内にある市町村名(地域名)のリスト
(レベルB)を示すもので、該当する市町村名の前にそ
れぞれ異なる数字が付されているものである。さらに、
図2(c)に図示の地域名リストは、2次メッシュで分
割された1つの領域内にある市町村名(地域名)のリ
スト(レベルC)を示すもので、同様に該当する市町村
名の前にそれぞれ異なる数字が付されているものであ
る。なお、この地域名リストは、前述のように直ちに1
つの領域内にある市町村名をリストアップする前段階と
して、1次メッシュで分割された多くの地域を包括した
地域地図を想定し、その地域地図にある地方のリストア
ップ(例えば、e県北部地方、e県東部地方等)を行っ
たリスト(レベルA)、及び/または、1次メッシュで
分割された複数の地域を包括した地域地図を想定し、そ
の地域地図にある地方のリストアップ(例えば、f市、
g市、h群等)を行ったリスト(レベルA’)を設ける
ようにしてもよい。
【0020】第1の実施例に用いられるこの地域名リス
トは、次のような手順によって作成される。即ち、互い
に異なるメッシュコードで指定されたそれぞれの地域地
図、例えば、図2(a)に図示されるようなa市の地域
地図に対して、その地域地図内にある市町村名、例え
ば、図2(b)に図示されるようなa市、b市、c町、
d村をリストアップし、これらリストアップした市町村
名の先頭に順次異なる数字、例えば、1.2.3.4を
付すことにより作成される。かかる地域名リストは、1
次メッシュで分割された各領域毎に、あるいは、2次メ
ッシュで分割された各領域毎に個別に作成される。ま
た、市町村名の先頭に付された数字、例えば、1.2.
3.4等は、プリセットキー11の複数のキーの配置位
置により、それぞれの市町村名を単独に選択するために
付されているものである。
【0021】かかる地域名リストは、FM多重放送受信
機のメーカー側において、FM多重放送受信機の出荷前
に予め作成しておき、作成した地域名リストを内部メモ
リ8内に記憶収納させるか、あるいは、内部メモリ8の
代わりに外部ROM(読み出し専用メモリ)として別途
準備し、この外部ROMを適宜使用できるようにするこ
とが好ましい。また、地域名リストも日本全国を対象に
したときは、内部メモリ8の記憶容量または外部ROM
の記憶容量が膨大になってしまうので、ユーザーの選択
により、必要とする地方別、例えば、関東地方、東北地
方別に地域名リストを作成し、それらを適宜選択して使
用できるようにすることが好ましい。さらに、このよう
なメーカー側の地域名リストの作成に並行し、ユーザー
側においても、必要に応じて地域名リストが作成できる
ようにすることが好ましい。
【0022】ここで、前記構成による第1の実施例のF
M多重放送受信機の動作について説明する。
【0023】まず、このFM多重放送受信機における放
送信号の再生動作は、次のとおりである。即ち、FM/
AMチューナ1がFM放送信号周波数バンドの受信状態
に設定されているとき、FM多重放送信号がアンテナで
受信されると、受信されたFM多重放送信号は、FM/
AMフロントエンド1aにおいて高周波増幅された後、
中間周波信号に変換される。次いで、この中間周波信号
は、中間周波回路兼復調回路1bにおいて中間周波増幅
及び雑音成分等の除去が行われた後、FM復調されて復
調信号になる。続いて、この復調信号は、マルチプレク
サー2においてノイズ消去及びステレオ信号への復調が
行われ、左チャネル及び右チャネルの音声周波数信号に
復調される。続いて、これら左チャネル及び右チャネル
の音声周波数信号は、音声信号増幅回路3において増幅
され、それぞれ左スピーカ4と右スピーカ4とに供給さ
れ、ステレオ信号として再生される。一方、FM/AM
チューナ1がAM放送信号周波数バンドの受信状態に設
定されているとき、AM放送信号がアンテナで受信され
ると、受信されたAM放送信号は、FM/AMフロント
エンド1aにおいて高周波増幅された後、中間周波信号
に変換される。次いで、この中間周波信号は、中間周波
回路兼復調回路1bにおいて中間周波増幅及び雑音成分
等の除去が行われた後、AM検波されて音声周波数信号
になる。続いて、この音声周波数信号は、マルチプレク
サー2を介して音声信号増幅回路3に供給され、次い
で、音声信号増幅回路3において増幅され、それぞれ左
スピーカ4と右スピーカ4に供給されてモノラル信号と
して再生される。
【0024】続いて、このFM多重放送受信機における
多重データの内部メモリ8への収納動作は、次のとおり
である。即ち、FM多重放送受信機がFM多重放送信号
の受信状態に設定されているとき、FM/AMチューナ
1においてFM多重放送信号が受信されると、FM/A
Mチューナ1の出力側に得られた復調信号は、多重デー
タ復調回路5に供給され、そこでFM多重データの再生
復調が行われる。次いで、復調された多重データは、同
期エラー訂正部6に供給され、そこで多重データの誤り
訂正が行われる。次に、誤り訂正された多重データは、
制御部7に供給され、そこで多重データの先頭に付され
ているデータヘッダに基づいてデータ種別毎に選別され
る。このとき、多重データの中の地域地図情報及び交通
情報は、メッシュデータとともに制御部7から内部メモ
リ8に供給され、内部メモリ8の所定アドレス領域に収
納される。一方、FM多重放送受信機がAM放送信号の
受信状態に設定されているとき、AM放送信号にはFM
多重データが重畳されていないので、制御部7は、多重
データを取り出すことができず、内部メモリ8に何等の
データも収納されない。
【0025】次いで、このFM多重放送受信機におい
て、地域名リストから選択した1つの地域に対応する地
域地図を表示部10に表示させる表示動作は、次のよう
に行われる。この場合、説明の便宜上、ユーザーは、a
市の地域地図、例えば、図2(a)に図示の領域の地域
地図を所望するものとする。
【0026】いま、モード選択スイッチ12の操作によ
り、FM多重放送受信機を表示内容選択モードに切換え
ると、表示部10に1次メッシュに対応した地域名リス
ト(レベル1)が表示される。このとき表示された地域
名リストがユーザーの所望のものでないときは、アップ
ダウンキー13を操作して次々に地域名リストの表示を
変更させるようにし、所望の地域名リスト、a市を含む
地域名リストが表示されるまで、この地域名リストの表
示の変更を続行する。そして、図2(b)に示されるよ
うに、表示部10にユーザーの所望するa市を含む地域
名リストが表示されると、ユーザーは、この地域名リス
ト中でユーザーの所望するa市に付された数字1を、プ
リセットキー11の中の数字1に対応したキーの操作に
よって選択する。この選択により、制御部7は、このa
市を含むメッシュ領域に対応したメッシュコードを内部
メモリ8から読み出す。このメッシュコードの読み出し
以後、制御部7は、このメッシュコードと順次受信され
るFM多重放送信号のFM多重データ中のメッシュコー
ドとを比較し、それらのメッシュコードが一致したと
き、前記FM多重データ中の地図情報を表示部10に伝
送させ、表示部10に表示させる。
【0027】また、ユーザーが、a市内のe町の地域地
図、例えば、図2(a)に図示の小領域の地域地図を
所望するときには、a市を含む地域名リストを表示さ
せ、そこでa市を選択した後、2次メッシュの選択に切
換え、再び、地域名リストの表示を順次変更させる。そ
して、図2(c)に示されるように、表示部10にユー
ザーの所望するa市内のe町のを含む地域名リストが表
示されると、ユーザーは、この地域名リスト中でユーザ
ーの所望するa市e町に付された数字1を、プリセット
キー11の中の数字1に対応したキーの操作によって選
択する。この選択により、制御部7は、このa市e町を
含むメッシュ領域に対応したメッシュコードを内部メモ
リ8から読み出す。このメッシュコードの読み出し以
後、制御部7は、このメッシュコードと順次受信される
FM多重放送信号のFM多重データ中のメッシュコード
とを比較し、それらのメッシュコードが一致したとき、
前記FM多重データ中の地図情報を表示部10に伝送さ
せ、表示部10に表示させる。
【0028】この場合、ユーザーが所望の地域地図を表
示部10で表示させる場合に、始めからa市を含む地域
名リストを表示させずに、最初にa市よりもずっと広い
範囲の地域名リストを表示させ、その後、順次、狭い地
域に絞り込んで行くような地域名リストの表示を行うよ
うにしてもよい。即ち、最初に、県を幾つかに分割した
領域をリストアップ(例えば、e県北部、e県西部等)
した地域名リストを表示させ、その中からa市を含むe
県北部をプリセットキー11によって選択し、次に、e
県北部を幾つかに分割した領域をリストアップ(例え
ば、a市、f市、g市、h群等)した地域名リストを表
示させ、その中からa市をプリセットキー11によって
選択するという手順で表示させるようにしてもよい。
【0029】以上は、ユーザーが所望の地域地図を表示
部10で表示させる場合について説明したが、この第1
の実施例のFM多重放送受信機においては、ユーザーが
所望の地域地図が表示部10に表示された際に、その表
示された地域地図に対応した交通情報(道路情報)等の
文字情報を、地域地図とともに、または、地域地図と交
互に表示部10に表示させることが可能である。この場
合に、地域地図と交通情報(道路情報)とを表示させる
手段には、次の2通りの手段が考えられる。
【0030】第1の手段において、制御部7は、受信さ
れたFM多重放送信号のFM多重データ中の交通情報
(道路情報)をヘッダデータに基づいて識別し、この識
別した交通情報を第2の内部メモリ(図示なし)に一時
的に記憶収納させておき、ユーザーが所望の地域地図を
表示部10で表示させた際に、その地域地図に対応した
交通情報をメッシュコードに基づいて第2の内部メモリ
から読み出し、読み出した交通情報を表示部10に伝送
させ、ユーザーが所望の地域地図と同時に別画面で表示
させるか、または、ユーザーが所望の地域地図と交互に
切換え表示させるものである。また、第2の手段におい
て、制御部7は、ユーザーが所望の地域地図を表示部1
0で表示させた際に、ユーザーが所望の地域地図のメッ
シュコードに基づいて、その後に受信されるFM多重放
送信号のFM多重データ中に、前記地域地図に対応した
地域交通情報が含まれているか否かを検出し、地域交通
情報が含まれていることが検出されると、何等かの警報
手段、例えば、ブザー、光の点滅等によって、地域交通
情報が受信されたことをユーザーに知らせるものであっ
て、ユーザーは、警報手段が動作した際に、表示部10
を地域交通情報の表示に切換えると、地域交通情報の取
得が可能になるものである。
【0031】このように、第1の実施例によれば、ユー
ザーは、必要とする地域の地域地図及び交通情報(道路
情報)等の文字情報を即座に取得することが可能にな
り、これら地域地図及び交通情報(道路情報)等の文字
情報を見逃したり、確認できなかったりすることがな
い。
【0032】次に、図3は、本発明によるFM多重放送
受信機の第2の実施例の構成を示すブロック構成図であ
る。
【0033】図3において、14はDTSマイコン、1
5は第2のメモリであり、その他、図1に示された構成
要素と同じ構成要素については同じ符号を付けている。
【0034】この場合、DTSマイコン14は、FM/
AMチューナ1で受信されたFM多重放送信号の受信電
界強度の検出等を行うもので、制御部7と第2のメモリ
15に接続されるとともに、FM/AMチューナ1にも
接続される。第2のメモリ15は、DTSマイコン14
で検出されたFM多重放送信号の受信電界強度を記憶収
納させるものである。
【0035】そして、この第2の実施例と前記第1の実
施例との構成の違いは、第1の実施例が地域名リストを
適宜選択するプリセットキー11やアップダウンキー1
3を備えているのに対し、第2の実施例が地域名リスト
を選択するプリセットキー11やアップダウンキー13
を実質的に備えていない点、及び、第2の実施例がDT
Sマイコン14や第2のメモリ15を備えているのに対
し、第1の実施例がこれらDTSマイコン14や第2の
メモリ15を実質的に備えていない点だけであって、そ
の他に、第2の実施例と第1の実施例との間に構成上の
相違はない。このため、第2の実施例の構成について
は、これ以上の詳しい説明は省略する。
【0036】この第2の実施例のFM多重放送受信機
は、次のように動作する。
【0037】まず、第2の実施例のFM多重放送受信機
の放送信号の再生動作は、既に述べた第1の実施例のF
M多重放送受信機の放送信号の再生動作と同じであり、
また、第2の実施例のFM多重放送受信機の多重データ
の内部メモリ8への収納動作も、既に述べた第1の実施
例のFM多重放送受信機の多重データの内部メモリ8へ
の収納動作と殆んど同じであるので、第2の実施例のF
M多重放送受信機における放送信号の再生動作及び多重
データの内部メモリ8への収納動作については、説明を
省略する。
【0038】次に、第2の実施例のFM多重放送受信機
において、受信電界強度情報の記憶収納動作は、次のよ
うに行われる。いま、FM多重放送受信機がFM多重放
送信号の受信状態に設定されているとき、FM/AMチ
ューナ1でFM多重放送信号が受信されると、FM/A
Mチューナ1から受信されたFM多重放送信号の受信電
界強度を表わすS(シグナル)メーター出力がDTSマ
イコン14に供給され、DTSマイコン14はこのSメ
ーター出力を第2のメモリ15に伝送させ、受信電界強
度情報として第2のメモリ15に記憶収納される。一
方、FM多重放送受信機がAM放送信号の受信状態に設
定されているときにおいても、FM/AMチューナ1で
AM放送信号が受信されると、FM/AMチューナ1か
ら受信されたFM多重放送信号の受信電界強度を表わす
Sメーター出力がDTSマイコン14に供給され、DT
Sマイコン14はこのSメーター出力を第2のメモリ1
5に伝送させ、受信電界強度情報として第2のメモリ1
5に記憶収納される。
【0039】また、第2の実施例のFM多重放送受信機
における付加情報(局データ情報)の記憶収納動作は、
次のように行われる。前述のようにFM/AMチューナ
1の出力に得られた復調信号は、多重データ復調回路5
においてFM多重データの再生復調が行われ、復調され
た多重データは、同期エラー訂正部6において多重デー
タの誤り訂正が行われる。続いて、誤り訂正された多重
データは、制御部7に供給され、前述のようにデータ種
別毎の選別が行われるが、このとき、自局放送周波数、
基幹局放送周波数、基幹局名等の局データ情報も選別さ
れ、選別された局データ情報は、制御部7から内部メモ
リ(第1の内部メモリ)8に供給され、その中に収納記
憶される。
【0040】ここで、図4は、第2の実施例のFM多重
放送受信機において、表示部10に所望の地域地図を表
示させる際の動作過程を示すフローチャートである。
【0041】このフローチャートに基づき、第2の実施
例のFM多重放送受信機において、表示部10に所望の
地域地図が表示されるまでの動作過程について説明す
る。ただし、このフローチャートにおける各種の動作
は、いずれも、制御部7によって実行されるものであ
る。
【0042】まず、ステップS1において、FM/AM
チューナ1がFM多重放送信号の受信状態に設定され、
次いで、FM/AMチューナ1の選局装置がFM多重放
送信号のシーク開始状態に設定される。
【0043】続いて、ステップS2において、内部メモ
リ8に記憶収納されている局データ情報に基づいて、F
M多重放送信号のシークにより受信されたFM多重放送
信号が全国ネットのFM局(例えば、NHK等)からの
放送信号であるか否かを判断する。そして、全国ネット
のFM局からの放送信号であると判断した(Y)ときは
次のステップS3に移行し、一方、全国ネットのFM局
からの放送信号でないと判断した(N)ときは他のステ
ップS4に移行する。
【0044】次に、ステップS3において、受信された
全国ネットのFM局からのFM多重放送信号の放送周波
数を新たに内部メモリ8に別途記憶収納させる。
【0045】続く、ステップS4において、FM/AM
チューナ1の選局装置における全国ネットのFM局から
のFM多重放送信号のシークが終了したか否かを判断す
る。そして、FM多重放送信号のシークが終了したと判
断した(Y)ときは次のステップS5に移行し、一方、
FM多重放送信号のシークが未だ終了していないと判断
した(N)ときは最初のステップS1に戻る。
【0046】次いで、ステップS5において、内部メモ
リ8に記憶収納された全国ネットのFM局からのFM多
重放送信号の放送周波数が複数であるか否かを判断す
る。そして、記憶収納されたFM多重放送信号の放送周
波数が複数であると判断した(Y)ときは次のステップ
S6に移行し、一方、記憶収納されたFM多重放送信号
の放送周波数が複数でないと判断した(N)ときは他の
ステップS7に移行する。
【0047】続いて、ステップS6において、内部メモ
リ8に記憶収納された全国ネットのFM局からの複数の
FM多重放送信号の各々について、第2のメモリ15に
記憶収納されている受信電界強度情報に基づき、受信電
界強度の順位付けを行う。
【0048】続く、ステップS7において、第2のメモ
リ15に記憶収納されている受信電界強度情報に基づ
き、最大の受信電界強度を有する全国ネットのFM局か
らのFM多重放送信号の放送周波数を特定する。
【0049】次に、ステップS8において、最大の受信
電界強度を有すると特定した全国ネットのFM局からの
FM多重放送信号について、その放送カバーエリアに該
当するメッシュコードを内部メモリ8から読み出す。
【0050】次いで、ステップS9において、内部メモ
リ8から読み出したメッシュコードに基づき、その後に
受信された全国ネットのFM局からのFM多重放送信号
の多重データ中に、そのメッシュコードに対応した地域
地図情報の探索を行う。
【0051】続いて、ステップS10において、探索を
行った地域地図情報のメッシュコードと内部メモリ8か
ら読み出したメッシュコードとが一致するか否かを判断
する。そして、双方のメッシュコードが一致したと判断
した(Y)ときは次のステップS11に移行し、一方、
双方のメッシュコードが一致していないと判断した
(N)ときは前のステップS9に戻る。
【0052】最後に、ステップS11において、探索を
行った地域地図情報を表示部10に伝送させ、必要とす
る地域地図を表示部10に表示させて一連の動作過程を
終了する。
【0053】なお、前記ステップS9において、地域地
図情報の探索を行うと同時に、その地域地図情報に示さ
れる地域を放送サービスする地域交通情報の探索も合わ
せて実行し、また、前記ステップS11においては、必
要とする地域地図を表示させると同時に地域交通情報を
表示させるか、または、地域地図と地域交通情報とを交
互に表示させるように構成変更してもよい。
【0054】さらに、前記ステップS11において、必
要とする地域地図を表示部10に表示させた際に、その
後に受信されたFM多重放送信号の多重データ中に前記
地域地図に対応した交通情報が含まれていることを検出
したとき、何等かの警報手段、例えば、ブザー、光の点
滅等によって、地域交通情報が受信されたことをユーザ
ーに知らせるように構成変更してもよい。
【0055】このように、第2の実施例によれば、自動
車の現在位置に対応した地域地図を得て確実に表示させ
ることができるものであり、また、その地域地図ととも
に当該地域地図を放送サービスする地域交通情報を得
て、同様に双方を確実に表示させることができるもので
ある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3に
記載の発明によれば、FM多重データの中のメッシュコ
ードで指定された各地域地図に対して、地域地図と当該
地域地図内に属する地域名を表わす地域名リストとから
なる地域情報をメッシュコードに対応させて内部メモリ
内に記憶させ、ユーザーがこの地域名リスト中の1つの
地域を選択したとき、この選択した地域に関連するメッ
シュコードが受信された際に、前記メッシュコードで指
定された地域情報が内部メモリから読み出され、表示部
に自動的に表示させるようにしているので、ユーザー
は、必要とする地域の地域地図及び道路情報等の文字情
報を即座に把握することができ、必要とする地域の地域
地図及び道路情報等の文字情報を見逃したり、確認でき
なかったりすることがなくなり、しかも、必要とする地
域の地域地図及び道路情報等の文字情報を得るまでの待
ち時間を既知のFM多重放送受信機に比べて十分に短く
することができるという効果がある。
【0057】また、請求項4乃至5に記載の発明によれ
ば、FM多重データ中のメッシュコードで指定された各
地域地図毎に、地域地図と当該地域地図内の地域を放送
サービスする全国ネットのFM放送局の放送局名及び放
送周波数とからなる地域情報をメッシュコードに対応さ
せて第1の内部メモリ内に記憶させ、FM放送信号のシ
ーク時に受信された全国ネットFM放送局のFM多重放
送信号について、その放送局名及び放送周波数を第1の
内部メモリ内に、その受信電界強度を第2のメモリ内に
それぞれ記憶させ、FM放送信号のシークが終了したと
き、第2のメモリに記憶された最大の電界強度を示すF
M多重放送信号の放送局名及び放送周波数を抽出し、
1の内部メモリに記憶されている地域情報から前記抽出
したFM多重放送信号の放送局名及び放送周波数に該当
する全国ネットFM放送局に対応したメッシュコードを
読み出し、この読み出したメッシュコードで指定された
地域地図を表示部に表示させるようにしているので、ユ
ーザーは、自動車の現在位置に対応した地域地図及び道
路情報等の文字情報を確実に得ることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFM多重放送受信機の第1の実施
例の構成を示すブロック構成図である。
【図2】図1に図示の第1の実施例で用いられる地域地
図及びその地域地図内に属する市町村名(地域名)を表
わす地域名リストの表示の一例を示す説明図である。
【図3】本発明によるFM多重放送受信機の第2の実施
例の構成を示すブロック構成図である。
【図4】第2の実施例のFM多重放送受信機において、
表示部に所望の地域地図を表示させる際の動作過程を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 FM/AMチューナ 1a フロントエンド(F/E) 1b 中間周波回路兼復調回路(IFAMP DET) 2 マルチプレクサ(NCMPX) 3 音声信号増幅回路(AMP) 4 スピーカ(SP) 5 多重データ復調回路(L−MSK復調) 6 同期エラー訂正部 7 制御部(CPU) 8 内部メモリ(RAM) 9 表示駆動部 10 表示部 11 プリセットキー 12 モード切換スイッチ 13 アップダウン(U/D)キー 14 DTSマイコン 15 第2のメモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−244749(JP,A) 特開 平3−19000(JP,A) 特開 平4−336816(JP,A) 特開 平1−223828(JP,A) 特開 平6−188767(JP,A) 特開 平7−152998(JP,A) 特開 平6−229768(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/16 G08G 1/0962

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともFM多重データが多重化され
    ているFM多重放送信号を受信し、受信したFM多重放
    送信号の中の前記FM多重データを一時的に内部メモリ
    に記憶させ、前記内部メモリに記憶された前記FM多重
    データの中の一部を選択的に表示部に表示可能なFM多
    重放送受信機において、前記FM多重データの中のメッ
    シュコードで指定された各地域地図前記地域地図内に
    属する地域名を表わす地域名リストとを前記メッシュコ
    ードに対応させて前記内部メモリ内に地域情報として
    憶させ、前記地域名リスト中の少なくとも1つの地域を
    選択したとき、その選択した地域を有するメッシュコー
    ドが受信された際に、このメッシュコードで指定された
    地域情報を前記表示部に自動的に表示させることを特徴
    とするFM多重放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記メッシュコードで指定された地域情
    報が前記表示部に表示された際に、その地域をサービス
    するFM多重放送信号の中の交通情報を他の内部メモリ
    から読み出し、前記地域地図に合わせて表示部に表示さ
    せることを特徴とする請求項1に記載のFM多重放送受
    信機。
  3. 【請求項3】 前記メッシュコードで指定された地域情
    報が前記表示部に表示された際に、その地域をサービス
    するFM多重放送信号の交通情報が受信されたとき、警
    報手段により当該交通情報の受信を知らせるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のFM多重放送受信
    機。
  4. 【請求項4】 少なくともFM多重データが多重化され
    ているFM多重放送信号を受信し、受信したFM多重放
    送信号の中の前記FM多重データを一時的に第1の内部
    メモリに記憶させ、前記FM多重データを選択的に表示
    部に表示可能であり、かつ、受信したFM多重放送信号
    の受信電界強度を第2の内部メモリに一時的に記憶可能
    なFM多重放送受信機において、前記FM多重データ中
    のメッシュコードで指定された各地域地図それらの地
    域を放送サービスする全国ネットFM放送局の放送局名
    及び放送周波数とを各メッシュコードに対応させて前記
    第1の内部メモリ内に地域情報として記憶させ、また、
    放送信号のシーク時に受信された前記全国ネットFM放
    送局のFM多重放送信号について、放送局名及び放送周
    波数を前記第1の内部メモリ内に、受信電界強度を前記
    第2のメモリ内にそれぞれ対応可能な状態で記憶させ、
    前記放送信号のシークの終了時に、前記第2のメモリに
    記憶された電界強度の中から最大の電界強度を抽出する
    とともに、前記第1の内部メモリから抽出した最大の電
    界強度に対応するFM多重放送信号の放送局名及び放送
    周波数を有する前記全国ネットFM放送局に対応するメ
    ッシュコードを読み出し、読み出したメッシュコードで
    指定された地域情報を前記表示部に表示させることを特
    徴とするFM多重放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記メッシュコードで指定された地域情
    報が前記表示部に表示された際に、その地域をサービス
    するFM多重放送信号の交通情報が受信されたとき、警
    報手段により当該交通情報の受信を知らせるようにした
    ことを特徴とする請求項4に記載のFM多重放送受信
    機。
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