JPH07332996A - 現在位置決定方法及び装置 - Google Patents

現在位置決定方法及び装置

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Publication number
JPH07332996A
JPH07332996A JP6132106A JP13210694A JPH07332996A JP H07332996 A JPH07332996 A JP H07332996A JP 6132106 A JP6132106 A JP 6132106A JP 13210694 A JP13210694 A JP 13210694A JP H07332996 A JPH07332996 A JP H07332996A
Authority
JP
Japan
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block
broadcast
current position
station
broadcasting
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Pending
Application number
JP6132106A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaro Ishikawa
雄太郎 石川
Toshiyuki Kimura
俊之 木村
Takashi Miyake
孝 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP6132106A priority Critical patent/JPH07332996A/ja
Publication of JPH07332996A publication Critical patent/JPH07332996A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信している放送電波に重畳されている情報
に基づいて、使用者が現在位置しているカレントグリッ
ドを自動的に精度良く決定する現在位置決定方法及び装
置を提供する。 【構成】 放送局情報に基づいた放送局データを放送電
波に多重して送信する放送局の存在する地域を複数のブ
ロックに分割し、放送局情報に対応するブロック毎に設
定されたブロック情報に基づき移動体の現在位置する現
在位置ブロックを決定する現在位置決定方法であって、
放送局データが多重された放送電波を受信し(ステップ
S1及び2)、受信した放送電波に多重された放送局デ
ータに基づいてブロック情報を特定して放送局データに
対応する放送局の存在するブロックを検出し(ステップ
S3乃至S7)、当該ブロックを現在位置ブロックとす
る(ステップS8)ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在位置決定方法及び
装置に関し、より詳細には、FM放送波に多重されて送
信される放送局データに基づいて移動体の現在位置を決
定する現在位置決定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、米国のラジオ放送においては、多
くの州が陸続きに隣り合っている等の地理的条件から、
AM放送よりFM放送が一般的に普及している。
【0003】その中で、近年、FMラジオ放送電波に多
重して放送局の選局のための情報や、道路交通情報等、
種々の情報を伝送するFM多重放送(米国における名称
をRBDS(Radio Broadcast Data System) という。)
が、自動車等の移動体を対象として実用化されつつあ
る。
【0004】このRBDSにより多重放送されている情
報は、104ビットからなるデータをグループ単位とし
て構成されるディジタルデータであり、その中に、上述
のような選局情報を示すコードや、道路交通情報等を示
す文字データを含むことが規格化されている。
【0005】これらの放送電波に多重して放送されるデ
ィジタルデータの中に、国、放送エリア及び放送局ネッ
トを識別するためのPIコードと呼ばれるものがある。
このPIコードは、上記のグループ単位における1グル
ープの先頭の16ビットのデータにより構成され、放送
局又は放送局ネット名(コールサイン)を示す4つのア
ルファベット(W又はKから始まる4文字のアルファベ
ット)がコード化され、選局情報として放送されてい
る。
【0006】ここで、コールサインからPIコードを生
成する方法について説明する。上述のようにコールサイ
ンはW又はKから始まる4文字のアルファベットである
ので、Wから始まる場合とKから始まる場合に別けて以
下の生成式によりPIコードが生成される。
【0007】
【数1】 上式において、(k桁目の文字の値)とは、コールサイ
ンを示す4文字のアルファベットを所定の順番に並べた
ときの最後の文字を1桁目の文字とした場合に、k桁目
(1≦k≦3)の文字が、文字Aを0として、アルファ
ベット順で何番目に該当するかを示す値である。
【0008】具体的には、例えば、コールサイン「WK
TI」をPIコードに変換する場合に、「k桁目の文
字」については、1桁目の文字は「I」であり、2桁目
の文字は「T」であり、3桁目の文字は「K」となる。
また、「k桁目の文字の値」については、3桁目の文字
Kは10に相当し、2桁目の文字Tは19に相当し、1
桁目の文字Iは8に相当することとなる。
【0009】よって、コールサイン「WKTI」のPI
コードは以下のようにして算出される。 PIコード=21672(文字Wで始まるため)+10
(文字Kを示す値)×262+19(文字Tを示す値)
×261+8(文字Iを示す値)×260=28934 したがって、放送電波に多重して送信する場合には、上
記の「28934」を16進数で表現した「7106」
がPIコードとして用いられる。
【0010】上記のPIコードを用いれば、車両等の移
動体に乗ってFM放送を聴取している使用者は、聴取し
ているラジオ放送電波の受信状態が悪化した場合等にお
いては、その放送電波に多重されているPIコードに基
づいて、同じPIコードを持つより強い放送電波を受信
できる放送局を自動選局することにより、継続して同じ
放送局又は放送局ネットの放送を受信することができ
る。すなわち、移動中においても、同じ放送内容の番組
を継続して聴取することができることとなるのである。
【0011】一方、同じ米国において、近年、FM放送
局の多局化傾向が強まってきており、それに伴い各放送
局の放送内容も多様化しつつある。このような放送の多
様化の中にあっては、一日の放送時間のほとんどを特定
の種類の音楽のみ(例えば、ジャズのみ或いはロックの
み等)を放送する放送局や、ニュース等の情報提供に主
眼をおいて放送するといった、特定の種類の放送内容の
みを放送するという傾向が顕著となっている。この特定
の放送傾向をフォーマットといい、各放送局に対応する
フォーマットの情報をフォーマット情報という。この時
代背景に対応して、これら放送局毎のフォーマット情報
を予め記憶し、受信している放送局の周波数等から当該
放送局についてフォーマット情報を決定し、そのフォー
マット情報に基づいて使用者に種々の情報提供を行うと
いう受信機が提案されている。これを用いることによ
り、使用者は希望するフォーマットの放送局のみを、選
択的に受信することができる。
【0012】通常のフォーマット情報を活用した受信機
は、内部のメモリにフォーマット情報や局名情報等に関
するデータベースを保持しており、このデータベースは
地域的に系統付けられた州ファイル、都市ファイル、グ
リッドファイルから構成されている。ここで、グリッド
とは、受信機における検索の便宜のため、放送局の存在
する地域を格子状に一定面積のブロックに分割した場合
の一つのブロックをいう。
【0013】このグリッドについて、図8(a)を用い
て、その構成例を説明する。図8(a)においては、放
送局の存在する地域を格子状に区分し、その内のカレン
トグリッド(現在受信機が存在するグリッドをいう。)
がXとされ、その周辺のグリッドがアクセス範囲のグリ
ッド(A〜H)とされている。一のグリッドの広さは、
電波到達範囲等により決定される放送局のサービスエリ
アと、移動体の特性(速度等)に基づいて、例えば、3
0km四方というように決定される。
【0014】次に、上記のデータベースの構成例につい
て、図7を用いて説明する。図7に示すように、当該デ
ータベースは、階層構造になっている。最上層は、州情
報を各州単位で格納する州ファイル100である。一の
州ファイル100は、略号2文字程度で当該州を示す州
名略号フィールド101と、当該州の内部にある都市に
関する情報が格納されている都市ファイル200の先頭
アドレスを示す都市ポインタを示す都市ポインタフィー
ルド102と、当該州に割り当てられた州番号を示す州
番号フィールド103と、により構成される。
【0015】都市ファイル200は、当該州に含まれる
各都市のレコードのアドレスを格納するアドレスフィー
ルド201と、アドレスフィールド201のアドレスに
対応する都市を含む州の州番号を参照するための州番号
フィールド202と、州単位で系統づけられたデータベ
ース内でカバーされている都市名を格納する都市名フィ
ールド203と、各都市に対応した放送局情報を格納す
るグリッドファイル300のアドレスを決めるグリッド
ポインタ204、205と、により構成される。ここ
で、グリッドポインタ204は、FM放送を受信してい
る場合にFM放送用のグリッドファイルにアクセスする
ためのポインタであり、グリッドポインタ205は、A
M放送を受信している場合にAM放送用のグリッドファ
イルにアクセスするためのポインタである。
【0016】グリッドファイル300には、同じ構成よ
りなるFM放送用グリッドファイルとAM放送用グリッ
ドファイルがあり、特定のグリッド内に存在する放送局
の情報を格納している。都市ファイル200内のグリッ
ドポインタ204、205で指定されるアドレスは、受
信機が位置する都市を含むグリッド内の放送局情報の先
頭アドレスである。
【0017】グリッドファイル300は、グリッド内の
放送局毎に周波数を指定する周波数フィールド302
と、当該放送局のコールサインを示すコールサインフィ
ールド303と、当該放送局の所在地を示す都市に関す
る情報を格納する都市ファイル200のポイントアドレ
スを示す都市ポインタフィールド304と、当該放送局
に関する音楽ジャンル等のフォーマット情報を格納する
フォーマットフィールド305と、当該放送局の属する
グリッド情報を定めるグリッド番号フィールド306と
から構成される。
【0018】ここで、グリッドファイル300は複数の
放送局情報ファイルからなり、一の放送局情報ファイル
は一のアドレス301に対応し、一の放送局情報ファイ
ル内には、周波数フィールド302、コールサインフィ
ールド303、都市ポインタフィールド304、フォー
マットフィールド305及びグリッド番号フィールド3
06が、それぞれ一つづつ含まれている。
【0019】上記の州ファイル100、都市ファイル2
00及びグリッドファイル300は、受信機内のROM
等の交換により如何なる国や地域にも適用させることが
できるようになっている。
【0020】ところで、以上説明したようなデータベー
スを備える受信機は、カーラジオ等の移動体に搭載され
た受信機にも応用されている。これらの移動体に搭載さ
れた受信機においては、使用者が自己の現在位置及び聴
取したいフォーマットを指定することにより、上記のデ
ータベースを活用して、現在位置における聴取したいフ
ォーマットを放送している放送局を自動的に選局した
り、選局して受信した放送局の情報を使用者に表示した
りする、いわゆるフォーマットスキャンが可能となる。
【0021】ここで、従来のフォーマット情報を活用し
た受信機における現在位置(カレントグリッド)の設定
方法については、使用者は、自己の移動に伴い、図8
(b)に示すような従来技術の操作パネルで、移動と共
に適宜カレントグリッドを更新していた。
【0022】より具体的には、例えば、図8(a)にお
けるグリッドX内を走行中の自動車が北東に向かって進
行中に受信状態が悪くなった場合、使用者(運転者)は
操作パネルの‘N’と‘E’とを押し、カレントグリッ
ドをCとする。そして、受信機は、Cを中心とする計9
個のグリッドを次のアクセス範囲として設定するのであ
る。
【0023】以上説明したような、フォーマット情報を
活用した受信機及び受信方法については、特開平1−1
17529号公報、特開平2−238723号公報等に
開示されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のフォーマット情報を活用した受信機におけるカ
レントグリッドの設定方法によれば、使用者は、図8
(b)に示すような操作パネルを使用者自らが操作して
カレントグリッドを更新するが、通常、使用者が自分の
移動している方角を常に正確に把握しているとは考えら
れないため、カレントグリッドを探すという手順が必要
である。そのため、新たに指定したグリッドの受信状態
を確認しながら、最適の受信状態を有するグリッドを決
定するという手間が掛かる。従って、操作の手順数も必
然的に増え、快適な操作状況とは言えなかった。特に、
高速道路等、移動体が高速に移動している場合には、こ
の更新のための操作を頻繁に行わなければならないの
で、大変煩雑なものであり、同時に、選局操作のために
操作部を注視すると、車両の進行方向の前方を確認する
ことができなくなり、安全上も大きな問題があった。
【0025】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、受信している放送電波に重畳されてい
る情報に基づいて、使用者が現在位置しているカレント
グリッドを自動的に精度良く決定する現在位置決定方法
及び装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、放送局情報に基づいた
放送局データを放送電波に多重して送信する放送局の存
在する地域を複数のブロックに分割し、放送局情報に対
応するブロック毎に設定されたブロック情報に基づき移
動体の現在位置する現在位置ブロックを決定する現在位
置決定方法であって、放送局データが多重された放送電
波を受信し、受信した放送電波に多重された放送局デー
タに基づいてブロック情報を特定して当該放送局データ
に対応する放送局の存在するブロックを検出し、当該ブ
ロックを現在位置ブロックとするように構成される。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の現在位置決定方法において、放送局データが検出でき
なかった場合に、移動体の現在位置において受信可能な
放送電波を送信している放送局数をブロック毎に算出
し、算出したブロック毎の受信可能放送局数を当該ブロ
ック内に存在する全ての放送局数で除したパラメータを
当該ブロック毎に算出し、算出したパラメータの中か
ら、所定の値以上であり、かつ、最大の値を有する最大
値パラメータを選択し、当該最大値パラメータに対応す
るブロックを現在位置ブロックとするように構成され
る。
【0028】請求項3に記載の発明は、放送局情報に基
づいた放送局データを放送電波に多重して送信する放送
局の存在する地域を複数のブロックに分割し、放送局情
報に対応するブロック毎に設定されたブロック情報に基
づき移動体の現在位置する現在位置ブロックを決定する
現在位置決定方法であって、移動体の移動に伴って受信
している放送局の受信状況が悪化したときに、現在受信
している放送局とは異なる他の放送局の放送局データが
多重された放送電波を受信し、受信した放送電波に多重
された他の放送局の放送局データに基づいてブロック情
報を特定して当該他の放送局の放送局データに対応する
他の放送局の存在するブロックを検出し、当該ブロック
を現在位置ブロックとするように構成される。
【0029】請求項4に記載の発明は、放送局情報に基
づいた放送局データを放送電波に多重して送信する放送
局の存在する地域を複数のブロックに分割し、放送局情
報に対応するブロック毎に設定されたブロック情報に基
づき移動体の現在位置する現在位置ブロックを決定する
現在位置決定装置であって、放送局データが多重された
放送電波を受信する受信手段と、受信した放送電波に多
重された放送局データに基づいてブロック情報を特定し
て当該放送局データに対応する放送局の存在するブロッ
クを検出する検出手段と、当該ブロックを現在位置ブロ
ックとする現在位置ブロック決定手段と、を備えて構成
される。
【0030】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、放送局データ
が多重された放送電波が受信され、受信された放送電波
に多重された放送局データに基づいてブロック情報が特
定されて当該放送局データに対応する放送局の存在する
ブロックが検出され、当該ブロックが前記現在位置ブロ
ックとされる。
【0031】よって、使用者の操作を必要とせずに自動
的に現在位置ブロックを決定することができる。請求項
2に記載の発明によれば、放送局データが検出されなか
った場合に、移動体の現在位置において受信可能な放送
電波を送信している放送局数がブロック毎に算出され、
算出されたブロック毎の受信可能放送局数を当該ブロッ
ク内に存在する全ての放送局数で除したパラメータが当
該ブロック毎に算出され、算出されたパラメータの中か
ら、所定の値以上であり、かつ、最大の値を有する最大
値パラメータが選択され、当該最大値パラメータに対応
するブロックが現在位置ブロックとされる。
【0032】よって、放送局データが受信できない場合
においても、受信可能な放送局が最も多く存在し、かつ
その数が所定値以上であった場合に、当該ブロックが現
在位置ブロックとされるので、使用者が存在する現在位
置ブロックを使用者の操作を必要とせずに自動的に決定
することができる。
【0033】請求項3に記載の発明によれば、移動体の
移動に伴って、受信している放送局の受信状況が悪化し
たときに、現在受信している放送局とは異なる他の放送
局の放送局データが多重された放送電波が受信され、受
信された放送電波に多重された他の放送局の放送局デー
タに基づいてブロック情報が特定されて当該他の放送局
の放送局データに対応する他の放送局の存在するブロッ
クが検出され、当該ブロックが現在位置ブロックとされ
る。
【0034】よって、移動体の移動に伴う現在位置ブロ
ックの変更により受信状況が悪化した場合であっても、
新たな現在位置ブロックを使用者の操作を必要とせずに
自動的に決定することができる。
【0035】請求項4に記載の発明によれば、受信手段
は、放送局データが多重された放送電波を受信する。検
出手段は、受信した放送電波に多重された放送局データ
に基づいてブロック情報を特定して当該放送局データに
対応する放送局の存在するブロックを検出する。
【0036】現在位置ブロック決定手段は、当該ブロッ
クを現在位置ブロックとする。よって、使用者の操作を
必要とせずに自動的に現在位置ブロックを決定すること
ができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明の現在位置決定方法及び装置に
係る好適な実施例を図面を参照して説明する。ここで、
各実施例においては、自動車等に搭載される車載用ラジ
オ受信機における現在位置決定方法及び装置について述
べている。 (I)本発明の実施例に係わる受信装置構成 図1に、後述する本発明の各実施例に係わる受信装置の
構成を示す。
【0038】図1に示すように、本発明の各実施例に係
わる受信装置は、放送局からの電波を入力して、高周波
電気信号に変換して電子チューナ2に出力するアンテナ
1と、高周波増幅器、混合回路、局部発振器、中間周波
増幅器等から構成され、PLL回路6に設定された位相
ロック周波数に対応する周波数に対して受信する周波数
を同調させることにより高周波電気信号から生成された
中間周波数信号を復調回路3に出力する電子チューナ2
と、選択された放送局の中間周波数信号を復調し、音声
信号に変換してアンプ4に出力する復調回路3と、音声
信号を電力増幅するアンプ4と、電力増幅された音声信
号を音波に変更し、自動車の室内に出力するスピーカ5
と、周波数シンセサイザ、VCO等の回路を中心に構成
され、CPU7の制御により位相ロックする周波数を変
更するPLL回路6と、メモリの状態等を把握すると共
に、受信周波数、操作部11からの入力、表示部9への
出力等、システム全体を制御するCPU7と、ROMで
構成され、制御用プログラム等を格納する他、図7に示
すような予め地域毎の放送局に関する周波数データと放
送局名データ等のデータベースが格納されている記憶回
路8と、CPU7の制御に基づいて受信した放送局情報
等の必要な情報を表示する表示部9と、CPU7の動作
に必要な一時的な情報の他、記憶回路8の地域情報を呼
び出すためのポインタブロック等を格納するRAM10
と、新たな放送局に関するデータ等や、基本的な操作情
報を使用者が入力するための操作部11と、受信しよう
としている放送局の電波が十分なレベルにあるか否かを
判定する受信可能判定回路12と、復調された放送電波
の信号に多重されている情報の中からRBDSデータを
デコードして放送局データとしてのPIコード等をCP
U7に出力するRBDSデコーダ13と、により構成さ
れている。
【0039】ここで、受信可能判定回路12における受
信可能判定は、具体的には、例えば、ある受信周波数f
を受信している際、AGCの出力レベルが一定値以上で
あって且つ中間周波信号のレベルが一定値に達したと判
断されるとき、周波数fに関する判定信号を有効とする
ようにして判定される。 (II)第1実施例 次に、請求項1又は4に記載の発明に対応する第1の実
施例について、図2に示すフローチャートを用いて説明
する。
【0040】第1実施例は、図1に示す受信装置、特
に、受信可能判定回路12、CPU7及び記憶回路8に
より実行される。初めに、放送電波が受信可能か否か
が、受信可能判定回路12において判定される(ステッ
プS1)。受信不可能な場合には(ステップS1;N
O)、そのまま処理を終了し、放送電波を受信できた場
合には(ステップS1;YES)、ステップS2へ移行
する。
【0041】ステップS2においては、受信した放送電
波がRBDSデータを送信している放送局(以下、RB
DS局という。)から送信されたものであるか否かが判
定される。これは、具体的には、例えば、RBDSデコ
ーダ13において、RBDSデータに同期がとれたか否
かが判定されることにより実行され、同期がとれた場合
には(ステップS2;YES)、その中からPIコード
が検出され、CPU7に出力される。受信した放送電波
がRBDS局からのものでなかった場合には(ステップ
S2;NO)、そのまま処理を終了する。
【0042】ステップS3においては、CPU7におい
て、ステップS2において抽出されたPIコードから、
そのPIコードが多重されている放送電波を送信してい
るRBDS局の放送局情報としてのコールサインが算出
される。この算出方法についての具体例は後述する。
【0043】なお、記憶回路8に格納されているデータ
ベースにおけるグリッドファイルの中にPIコードが予
め含まれている場合には、ステップS3におけるPIコ
ードの算出は不要であり、ステップS2において検出さ
れたPIコードに基づいて、直ちにグリッドファイルが
検索され、後述のグリッド番号が特定される。
【0044】ステップS4においては、ステップS3に
おいて算出されたコールサインに基づいて、記憶回路8
に記憶されているデータベース(図7参照)に含まれる
グリッドファイル300が検索され、グリッドファイル
300の中から算出されたコールサインを持つ放送局情
報ファイルが検出される。
【0045】算出されたコールサインを持つ放送局情報
ファイルが検出できなかった場合には(ステップS5;
NO)、そのまま処理を終了する。また、放送局情報フ
ァイルが検出できた場合には、ステップS6へ移行す
る。
【0046】ステップS6においては、検出した放送局
情報ファイル内の周波数情報(図7符号302参照)
と、現在受信しているRBDS局の放送電波の周波数と
が比較される。
【0047】そして、両者が一致した場合には(ステッ
プS6;YES)、ステップS4及びS5において検出
した放送局情報ファイルが現在受信している放送局に対
応するものであると認識し、ステップS7へ移行する。
【0048】両者が一致しない場合には(ステップS
6;NO)、ステップS4及びS5で検出した放送局情
報ファイルが現在受信している放送局に対応していない
として、次の放送局情報ファイルを検索すべく、ステッ
プS4へ戻る。この場合に、ステップS4においては、
今まで検出した以外の放送局情報ファイルが検索される
こととなる。
【0049】ステップS6における周波数の比較による
放送局の特定は、同一コールサインを持つ放送局が複数
存在する場合、すなわち、同一のコールサインを用い
て、いわゆるネットワークが構成されている地域におい
て放送局情報ファイルを特定する場合に必要である。
【0050】ステップS7においては、ステップS6に
おいて現在受信している放送局に対応すると確認された
放送局情報ファイルからグリッド情報としてのグリッド
番号(図7符号306参照)が読み出される。
【0051】そして、その読み出したグリッド番号に基
づきカレントグリッドが設定され(ステップS8)、処
理を終了する。次に、ステップS3においてCPU7に
より実行されるコールサインの算出について詳説する。
【0052】RBDS局のコールサインは、従来技術の
説明において述べたように、K又はWで始まる4文字の
アルファベットで構成されている。このコールサインか
らPIコードを算出するには、初めに、デコードしたP
Iコードと、数「21672(10進数表現)」とを比
較する。
【0053】デコードしたPIコードが「21672」
より大きい場合には、コールサインの最初の文字が
「W」であることが分かる。これとは逆に、デコードし
たPIコードが「21672」より小さい場合には、コ
ールサインの最初の文字が「K」であることが分かる。
この事は、コールサインの最初の文字が「W」又は
「K」のいずれかであること及び従来の技術の欄におい
て説明したコールサインからPIコード算出する方法に
より理解することができる。
【0054】今、具体例として、デコードしたPIコー
ドが「28934」であったとすると、コールサインの
最初の文字は「W」となる。コールサインの2文字目以
降については、従来の技術の欄で述べたコールサインか
らPIコードを算出する方法と逆演算を行うことによ
り、デコードしたPIコードからコールサインを求める
ことができる。
【0055】すなわち、 (28934−21672)=262 ×10+502 より、2番目の文字は、「10」に相当する「K」とな
る。
【0056】以下、同様にして、順次261 及び260
(=1)で除することにより、3番目の文字が「T」、
4番目の文字が「I」であることが判る。以上の手順に
より、PIコード「28934」からコールサイン「W
KTI」を求めることができる。
【0057】以上説明した第1実施例の処理によれば、
現在受信している放送局に多重されている情報に基づい
て、当該放送局が存在するグリッドがカレントグリッド
として設定されるので、使用者が操作することなく自動
的に高い精度でカレントグリッドを設定することができ
る。 (III )第2実施例 次に、本発明の請求項1又は4に記載の発明に対応する
第2の実施例について、図3に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0058】第2実施例は、第1実施例において、受信
した放送電波がRBDS局のものでなかった場合(ステ
ップS2;NO)及び受信したPIコードに基づくコー
ルサインに該当する放送局情報ファイルが、記憶回路8
におけるデータベース中に存在しなかった場合(ステッ
プS5;NO)に、他のRBDS局の情報を用いてカレ
ントグリッドを設定しようとするものである。
【0059】第2実施例は、第1実施例と同様に、図1
に示す受信装置、特に、受信可能判定回路12、CPU
7及び記憶回路8により実行される。図3に示す第2実
施例において、第1実施例と同様の処理については、同
様のステップ番号を用いて示し、詳細な説明を省略す
る。
【0060】第2実施例では、第1実施例において、受
信した放送電波がRBDS局のものでなかった場合(ス
テップS2;NO)及び受信したPIコードに基づくコ
ールサインに該当する放送局情報ファイルが、記憶回路
8におけるデータベース中に存在しなかった場合(ステ
ップS5;NO)、受信している放送電波の周波数f 1
がRAM10に記憶される(ステップS9)。
【0061】次に、現在受信している放送電波以外の放
送電波が受信可能か否かが判定される(ステップS1
0)。他の放送電波が受信できなかった場合には(ステ
ップS10;NO)、そのまま処理を終了する。
【0062】他の放送電波が受信できた場合には(ステ
ップS10;YES)、受信した放送電波について、第
1実施例と同様のステップS2乃至ステップS8が実施
される。
【0063】その後、RAM10に記憶した周波数f1
を読出し、元の放送電波の受信を継続する(ステップS
11)。以上説明した第2実施例の処理によれば、受信
してしている放送電波がRBDS局からのものでない場
合、又は算出したコールサインに該当する放送局情報フ
ァイルが記憶回路8におけるデータベース中に存在しな
かった場合でも、他のRBDS局の放送電波に多重され
ている情報に基づいて、当該他のRBDS局が存在する
グリッドがカレントグリッドとして設定されるので、よ
り実用的な方法により、使用者が操作することなく自動
的に高い精度でカレントグリッドを設定することができ
る。 (IV)第3実施例 次に、本発明の請求項1又は4に記載の発明に対応する
第3の実施例について、図4に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0064】第3実施例は、第1実施例におけるステッ
プS1乃至S8の処理を所定の条件により開始しようと
するものである。第3実施例は、第1実施例と同様に、
図1に示す受信装置、特に、受信可能判定回路12、C
PU7及び記憶回路8において実施される。
【0065】図4に示す第3実施例において、第1実施
例と同様の処理については、同様のステップ番号を用い
て示し、詳細な説明を省略する。第3実施例において
は、初めにステップS12において、第1実施例に示す
カレントグリッド設定処理を開始する場合の条件を満た
しているかが判定される。
【0066】カレントグリッド設定処理を開始する場合
の条件として、より具体的には、例えば、CPU7内の
タイマーにより時間を計測しておき、一定時間経過毎に
カレントグリッド設定処理を実行するようにすることが
できる。
【0067】他の具体例としては、車両に設置されてい
る走行距離センサが出力する走行距離データに基づき、
一定距離を走行する毎にカレントグリッド設定処理を実
行するようにすることができる。
【0068】さらに他の具体例としては、図1に示す本
発明に係わる受信機の電源スイッチがONとされる度に
カレントグリッド設定処理を実行するようにすることが
できる。
【0069】上記に例示するような条件を満たした場合
には(ステップS12;YES)、第1実施例における
カレントグリッド設定処理(ステップS1乃至S8)を
実行する。条件を満たしていない場合には(ステップS
12;NO)、そのまま処理を終了する。
【0070】以上説明した第3実施例の処理によれば、
車両の走行時の状況に適合した条件のもとで第1実施例
に示すカレントグリッド設定を実行することができるの
で、より実際の使用状況に近い方法により、使用者が操
作することなく自動的に高い精度でカレントグリッドを
設定することができる。 (V)第4実施例 次に、本発明の請求項3に記載の発明に対応する第4の
実施例について、図5に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0071】第4実施例は、受信している放送電波の受
信状況が悪化した場合に、それを車両の移動に伴うグリ
ッドの変更によるものとして、第1実施例におけるステ
ップS2乃至S8の処理を他のRBDS局(移動したグ
リッド内のRBDS局)の放送電波を用いて実行しよう
とするものである。
【0072】第4実施例は、第1実施例と同様に、図1
に示す受信装置、特に、受信可能判定回路12、CPU
7及び記憶回路8において実施される。図5に示す第4
実施例において、第1実施例及び第2実施例と同様の処
理については、同様のステップ番号を用いて示し、詳細
な説明を省略する。
【0073】第4実施例においては、初めに、ステップ
S13において、受信している放送電波の受信状況が悪
化したか否かが判定される。これは、具体的には、電子
チューナ2における中間周波数出力のレベル低下を受信
判定回路12において判定することにより実行される。
【0074】受信状況が悪化していない場合には、その
まま受信を継続し(ステップS13;NO)、必要に応
じて当該放送電波のRBDS局を用いて第1実施例乃至
第3実施例のカレントグリッド設定処理を行う。
【0075】受信状況が悪化した場合には(ステップS
13;YES)、受信している放送電波の周波数f1
RAM10に記憶される(ステップS9)。次に、現在
受信している放送電波以外の放送電波が受信可能かが判
定される(ステップS10)。他の放送電波が受信でき
なかった場合には(ステップS10;NO)、そのまま
処理を終了する。
【0076】他の放送電波が受信できた場合には(ステ
ップS10;YES)、受信した放送電波について、第
1実施例と同様のステップS2乃至ステップS8が実施
される。
【0077】その後、RAM10に記憶した周波数f1
を読出し、元の放送電波の受信を継続する(ステップS
11)。以上説明した第4実施例の処理によれば、車両
の移動により受信状況が悪化した場合、他の放送電波を
用いて第1実施例に示すカレントグリッド設定を実行す
ることができるので、より実際の使用状況に近い方法に
より、使用者が操作することなく自動的に高い精度でカ
レントグリッドを設定することができる。 (VI)第5実施例 次に、本発明の請求項2に記載の発明に対応する第5の
実施例について、図6に示すフローチャートを用いて説
明する。
【0078】第5実施例は、第1実施例において、受信
した放送電波がRBDS局のものでなかった場合(ステ
ップS2;NO)及び受信したPIコードに基づくコー
ルサインに該当する放送局情報ファイルが記憶回路8に
おけるデータベース中に存在しなかった場合(ステップ
S5;NO)に、現在設定されているカレントグリッド
の周辺の受信可能な放送局を用いてカレントグリッドを
設定しようとするものである。
【0079】第5実施例は、第1実施例と同様に、図1
に示す受信装置、特に、受信可能判定回路12、CPU
7及び記憶回路8において実施される。図6に示す第5
実施例において、第1実施例と同様の処理については、
同様のステップ番号を用いて示し、詳細な説明を省略す
る。
【0080】第5実施例では、第1実施例において、受
信した放送電波がRBDS局のものでなかった場合(ス
テップS2;NO)及び受信したPIコードに基づくコ
ールサインに該当する放送局情報ファイルが、記憶回路
8におけるデータベース中に存在しなかった場合(ステ
ップS5;NO)、現在設定されているカレントグリッ
ド及びカレントグリッドの周辺のグリッド(例えば、現
在設定されているカレントグリッドを図8(a)に示す
Xとすると、X及びその周辺のA乃至Hのグリッド)に
ついて、それぞれパラメータPが算出される(ステップ
S14)。
【0081】ステップS14における処理では、初め
に、各グリッド内に存在する全ての放送局の内、車両の
現在位置において実際に受信可能な放送局の総数が、各
グリッド毎に算出される。そして、各グリッド毎に算出
された受信可能放送局数をそれぞれのグリッド内に存在
する放送局の総数で各グリッド毎に除した値が、各グリ
ッド毎のパラメータPとされる。
【0082】そして、それぞれのグリッド毎にパラメー
タPを比較し、最大値を持つパラメータPMAX に相当す
るグリッドを検出する(ステップS15)。このように
して検出されたパラメータPMAX に相当するグリッド
は、周辺のグリッドの中で、最も電界強度が高く、受信
できる放送局の多いグリッドであり、つまり、当該グリ
ッドが現在受信機の(車両の)存在しているカレントグ
リッドであると判断できる。
【0083】したがって、この最大のパラメータPMAX
が一定値以上であった場合に(ステップS16;YE
S)、この最大のパラメータPMAX に相当するグリッド
を新たなカレントグリッドとし(ステップS17)、処
理を終了する。
【0084】パラメータPMAX が一定値以下の場合(ス
テップS16;NO)、カレントグリッドの更新は行わ
ず、処理を終了する。以上説明した第5実施例によれ
ば、受信した放送電波がRBDS局でない場合、又は算
出したコールサインに該当する放送局情報ファイルが記
憶回路8におけるデータベース中に存在しなかった場合
に、車両の移動に伴い、車両の存在するグリッドが変更
されて当該グリッド内の放送局数が変わっても、一定の
基準にしたがって算出したパラメータPが当該グリッド
を含む地域の受信状態を定量的に示すので、使用者が操
作することなく自動的に正しいカレントグリッドに更新
することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、放送電波に多重されて送信される放送局
データに基づいてブロック情報が特定され、それに基づ
いて移動体の現在位置する現在位置ブロックが決定され
るので、使用者の操作を必要とせずに自動的かつ精度良
く現在位置ブロックを決定することができる。
【0086】請求項2に記載の発明によれば、放送局デ
ータが検出できなかった場合に、移動体の現在位置にお
いて受信可能な全ての放送局数に基づいて、受信可能な
全ての放送局数が最も多く、かつ各ブロック毎の受信可
能放送局数を、当該ブロック内に存在する全ての放送局
数で除したパラメータが所定の値以上であった場合に、
当該パラメータに対応するブロックが現在位置ブロック
とされるので、放送局データが受信できない場合におい
ても、使用者が存在する現在位置ブロックを、使用者の
操作を必要とせずに自動的に決定することができる。
【0087】請求項3に記載の発明によれば、移動体の
移動に伴い現在受信している放送局の放送電波の受信状
況が悪化したとき、他の放送局の放送電波に多重されて
送信される放送局データに基づいてブロック情報が特定
され、それに基づいて移動体の現在位置する現在位置ブ
ロックが設定されるので、移動体の移動に伴う現在位置
ブロックの変更により、それまで受信していた放送局の
放送電波の受信状況が悪化しても、新たな現在位置ブロ
ックを使用者の操作を必要とせずに自動的にかつ精度良
く決定することができる。請求項4に記載の発明によれ
ば、放送電波に多重されて送信される放送局データに基
づいてブロック情報が特定され、それに基づいて移動体
の現在位置する現在位置ブロックが設定されるので、使
用者の操作を必要とせずに自動的かつ精度良く現在位置
ブロックを決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる装置構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第4実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第5実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】従来技術におけるデータベースの構造を示す図
である。
【図8】従来技術におけるグリッド設定及びその変更を
示す図である。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…電子チューナ 3…復調回路 4…アンプ 5…スピーカ 6…PLL回路 7…CPU 8…記憶回路 9…表示部 10…RAM 11…操作部 12…受信可能判定回路 13…RBDSデコーダ 100…州ファイル 101…州名略号 102…都市ポインタ 103…州番号 200…都市ファイル 201…アドレス 202…州番号 203…都市名 204、205…グリッドポインタ 300…グリッドファイル 301…アドレス 302…周波数 303…コールサイン 304…都市ポインタ 305…フォーマット 306…グリッド番号 400…“N”キー 401…“E”キー 402…“S”キー 403…“W”キー X…カレントグリッド A〜H…カレントグリッドの周辺のグリッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局情報に基づいた放送局データを放
    送電波に多重して送信する放送局の存在する地域を複数
    のブロックに分割し、前記放送局情報に対応する前記ブ
    ロック毎に設定されたブロック情報に基づき移動体の現
    在位置する現在位置ブロックを決定する現在位置決定方
    法であって、 前記放送局データが多重された放送電波を受信し、 前記受信した放送電波に多重された放送局データに基づ
    いて前記ブロック情報を特定して当該放送局データに対
    応する放送局の存在する前記ブロックを検出し、 当該ブロックを前記現在位置ブロックとすることを特徴
    とする現在位置決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現在位置決定方法にお
    いて、 前記放送局データが検出できなかった場合に、 前記移動体の現在位置において受信可能な放送電波を送
    信している放送局数を前記ブロック毎に算出し、 前記算出した前記ブロック毎の受信可能放送局数を当該
    ブロック内に存在する全ての放送局数で除したパラメー
    タを当該ブロック毎に算出し、 前記算出したパラメータの中から、所定の値以上であ
    り、かつ、最大の値を有する最大値パラメータを選択
    し、 当該最大値パラメータに対応するブロックを現在位置ブ
    ロックとすることを特徴とする現在位置決定方法。
  3. 【請求項3】 放送局情報に基づいた放送局データを放
    送電波に多重して送信する放送局の存在する地域を複数
    のブロックに分割し、前記放送局情報に対応する前記ブ
    ロック毎に設定されたブロック情報に基づき移動体の現
    在位置する現在位置ブロックを決定する現在位置決定方
    法であって、 前記移動体の移動に伴って受信している放送局の受信状
    況が悪化したときに、現在受信している放送局とは異な
    る他の放送局の放送局データが多重された放送電波を受
    信し、 前記受信した放送電波に多重された他の放送局の放送局
    データに基づいて前記ブロック情報を特定して当該他の
    放送局の放送局データに対応する他の放送局の存在する
    前記ブロックを検出し、 当該ブロックを前記現在位置ブロックとすることを特徴
    とする現在位置決定方法。
  4. 【請求項4】 放送局情報に基づいた放送局データを放
    送電波に多重して送信する放送局の存在する地域を複数
    のブロックに分割し、前記放送局情報に対応する前記ブ
    ロック毎に設定されたブロック情報に基づき移動体の現
    在位置する現在位置ブロックを決定する現在位置決定装
    置であって、 前記放送局データが多重された放送電波を受信する受信
    手段と、 前記受信した放送電波に多重された放送局データに基づ
    いて前記ブロック情報を特定して当該放送局データに対
    応する放送局の存在する前記ブロックを検出する検出手
    段と、 当該ブロックを前記現在位置ブロックとする現在位置ブ
    ロック決定手段と、を備えることを特徴とする現在位置
    決定装置。
JP6132106A 1994-06-14 1994-06-14 現在位置決定方法及び装置 Pending JPH07332996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001510969A (ja) * 1997-07-15 2001-08-07 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) デジタル・セルラー通信ネットワークにおける位置依存wwwサービス
JP2006508594A (ja) * 2002-11-29 2006-03-09 ユテル オサケ ユキチュア 番組を放送するための方法並びにシステム

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