JP4118532B2 - 便器洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、便座が洋風便器本体上で開閉可能に設けられた洋風水洗式便器に設けられる便器洗浄装置に関する。この便器洗浄装置は、洋風便器本体等と一体にされた洋風水洗式便器として、また洋風便器本体等に後付けした洋風水洗式便器として好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7及び図8に示すように、陶磁器製の洋風便器本体90に便器洗浄装置91を一体にした洋風水洗式便器が知られている。この洋風水洗式便器では、便座92が洋風便器本体90上で開閉可能に設けられており、便座92上には便蓋93も開閉可能に設けられている。これら便座92及び便蓋93は洋風便器本体90に固定された便器洗浄装置91に設けられている。
【0003】
この便器洗浄装置91では、ケース91a内に図示しない水道管と接続された洗浄水供給機構としての洗浄タンク、洗浄水供給弁等が設けられているとともに、制御手段としてのコントローラが設けられている。また、ケース91aの上端には第1人体検知手段としての第1人体検知センサ91bが設けられ、ケース91aの下端には洋風便器本体90上から便蓋93及び便座92が上げられていることにより剥き出しとなる第2人体検知手段としての第2人体検知センサ91cが設けられている。
【0004】
また、この便器洗浄装置91では、便座92に使用者が着座しているか否かを検知する着座センサが設けられている。また、ケース91a内には、便蓋93を便座92上で電動により開閉させ得る便蓋開閉機構と、便座92を洋風便器本体90上で電動により開閉させ得る便座開閉機構と、便座92上に着座した使用者の局部に洗浄水や温風を供給可能な局部洗浄機構とが設けられている。さらに、ケース91a外にはコントローラを遠隔操作可能なコードレスのリモコン94が設けられている。リモコン94は、洋風便器本体90に洗浄水を供給可能な洗浄スイッチと、局部洗浄機構を作動させるための局部洗浄機構使用スイッチと、洋風便器本体90上で便座92を開閉する便座開閉スイッチとを有している。
【0005】
第1人体検知センサ91b、第2人体検知センサ91c及び着座センサはコントローラに接続され、コントローラは洗浄水供給弁、局部洗浄機構、便座開閉機構及び便蓋開閉機構に接続されている。また、洗浄スイッチの入力によるリモコン94の便器洗浄信号と、局部洗浄機構使用スイッチの入力によるリモコン94の局部洗浄機構使用信号と、便座開閉スイッチの入力によるリモコン94の便座開閉信号とは、第1人体検知センサ91bと同位置に設けられたコントローラの受信部に受信されるようになっている。
【0006】
この洋風水洗式便器では、図7に示す状態において、用を足そうとする使用者が前に立つことにより、第1人体検知センサ91bがその使用者を検知し、便蓋開閉機構により便蓋93が自動的に便座92から上げられる。
【0007】
その使用者が男性であり、立ったまま小用する場合、その使用者はリモコン94の便座開閉スイッチを入力する。これによりリモコン94は便座開閉信号をコントローラに送信し、図8に示すように、コントローラは便座開閉機構を作動させることにより便座92を自動的に洋風便器本体90から上げる。こうして、使用者は腰を屈める必要なく、小用を行うことができる。
【0008】
この際、図9に示すように、コントローラは、ステップS81において、便蓋93及び便座92が上がっていることにより剥き出しとなった第2人体検知センサ91cにより、その使用者がその状態の洋風便器本体90前に存在するか否かを検知する。また、ステップS82において、リモコン94からの各信号を受信し続ける。
【0009】
そして、ステップS83において、第2人体検知センサ91cによる検知時間がA以上であるか否かが判断される。検知時間がA以上である場合には、男性が小用したと考えられるため、ステップS84において、リモコン94からの便器小洗浄信号の入力がないことを条件とし、ステップS85において、第1人体検知センサ91bにより使用者が洋風便器本体90前に存在しないことが検知された後、ステップS86で便器小洗浄モードを実行する。こうして、洗浄水供給弁により洋風便器本体90に少量の洗浄水が自動的に供給される。この後、メインルーチンにリターンする。
【0010】
一方、ステップS83において、検知時間がA未満である場合には、男性が小用もしていないと考えられるため、ステップS87において、第1人体検知センサ91bにより使用者が洋風便器本体90前に存在しないことが検知された後、メインルーチンにリターンする。
【0011】
また、ステップS84において、リモコン94からの便器小洗浄信号の入力があれば、ステップS86に進み、便器小洗浄信号を優先し、便器小洗浄モードを実行する。
【0012】
そして、その使用者がリモコン94の便座開閉スイッチを再度入力すれば、コントローラは便座開閉機構を作動させることにより便座92を自動的に洋風便器本体90上に降ろす。手動により便座92を洋風便器本体90上に降ろすことも可能である。この後、使用者が洋風水洗式便器の前から去れば、第1人体検知センサ91bがその使用者を検知しなくなり、便蓋開閉機構により便蓋93が自動的に便座92上に降ろされる。手動により便蓋93を便座92上に降ろすことも可能である。
【0013】
なお、その使用者は、リモコン94の便座開閉スイッチを入力することなく、便座92上に着座して用を足すこともできる。また、使用者が便座92上に着座し、リモコン94等により、局部洗浄機構を使用することもできる。これらの場合、着座センサにより使用者が一定時間以上便座92上に着座したことが検知され、さらにその後に着座センサにより使用者が便座92から離座したことが検知されれば、洗浄水供給弁により洋風便器本体90に少量又は大量の洗浄水が供給される。そして、使用者が洋風水洗式便器の前から去れば、第1人体検知センサ91bがその使用者を検知しなくなり、便蓋開閉機構により便蓋93が自動的に便座92上に降ろされる。手動により便蓋93を便座92上に降ろすことも可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の便器洗浄装置91では、図8に示すように、洋風便器本体90から便蓋93及び便座92が上がった状態において、男性が立ったまま小用した後、リモコン94の洗浄スイッチを入力することなく、リモコン94の便座開閉スイッチを再度入力して便座92を自動的に洋風便器本体90上に降ろしてしまったり、手動により便座92を洋風便器本体90上に降ろしてしまったりしてしまうことがある。併せて、手動により便蓋93を便座92上に降ろしてしまうこともある。
【0015】
これらの場合、その便器洗浄装置91では、第2人体検知センサ91cが少なくとも便座92に隠蔽されてしまうことから、第2人体検知センサ91cによるその使用者の検知が中断され、コントローラがリセットされてしまう。このため、それらの場合、小用後の洋風便器本体90であるにもかかわらず、便器小洗浄モードが実行されず、洗浄忘れを生じてしまうこととなる。
【0016】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、男性が立ったまま小用した後、少なくとも便座を洋風便器本体上に降ろしてしまったとしても、洋風便器本体の洗浄忘れを防止可能な便器洗浄装置を提供することを解決すべき課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の便器洗浄装置は、
便座が洋風便器本体上で開閉可能に設けられた洋風水洗式便器に設けられる便器洗浄装置であって、該洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給可能な洗浄水供給機構と、該洋風便器本体上から該便座が上げられていることにより、使用者がその状態の該洋風便器本体前に存在するか否かを検知する人体検知手段と、前記洋風便器本体上から前記便座が上げられているか否かを検知する便座開閉検知手段と、該人体検知手段の検知信号及び該便座開閉検知手段の検知信号により該洗浄水供給機構を制御する制御手段とを備えた便器洗浄装置において、
【0018】
便座上に使用者が着座しているか否かを検知する着座検知手段を備え、
制御手段は、便座開閉検知手段により洋風便器本体上から該便座が上げられていることが検知された状態で人体検知手段により該使用者が一定時間以上該洋風便器本体前に存在したことが検知され、その後に該着座検知手段により該使用者が一定時間以上該便座上に着座したことが検知され、さらにその後に該着座検知手段により該使用者が該便座から離座したことが検知されることにより、洗浄水供給機構により該洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給するように構成されていることを特徴とする。
【0019】
本発明の便器洗浄装置では、便座開閉検知手段が洋風便器本体上から便座が上げられているか否かを検知する。そして、制御手段は、その便座開閉検知手段の検知信号によっても洗浄水供給機構を制御する。
【0020】
このため、この便器洗浄装置では、洋風便器本体から便座が上がった状態において、男性が立ったまま小用した後、リモコンの洗浄スイッチ等の入力を行うことなく、便座を洋風便器本体上に降ろしてしまったとしても、洗浄水供給機構により洋風便器本体に少量の洗浄水を供給することが可能である。
【0021】
したがって、本発明の便器洗浄装置では、男性が立ったまま小用した後、少なくとも便座を洋風便器本体上に降ろしてしまったとしても、洋風便器本体の洗浄忘れを防止することができる。
【0022】
便座開閉検知手段としては、(1)便座を洋風便器本体上で電動により開閉させるモータ、ギア等からなる便座開閉機構に組み込む光センサやリミットスイッチ、(2)電動又は手動の便座開閉機構に組み込む光センサ等からなるロータリエンコーダ、(3)便座を光により検知する光センサ等を採用することができる。
【0023】
本発明の便器洗浄装置において、制御手段は、便座開閉検知手段により洋風便器本体上から便座が上げられていることが検知された状態で人体検知手段により使用者が一定時間以上洋風便器本体前に存在したことが検知されれば、その後に人体検知手段により使用者が洋風便器本体前に存在しないことが検知されることにより、洗浄水供給機構により洋風便器本体に少量の洗浄水を供給するように構成されていることが好ましい。これにより、男性が小用したと考えられ、その男性の退室時、洋風便器本体の洗浄が自動的に行われる。
【0024】
本発明の便器洗浄装置においては、便座上に使用者が着座しているか否かを検知する着座検知手段を備える。かかる着座検知手段としては、(1)便座上に着座した使用者をコンデンサとして利用する静電容量型センサ、(2)便座上に着座した使用者の体重から起電力を得る圧電素子型センサ、(3)便座上に着座した使用者を光により検知する光センサ等、公知のものを採用することができる。
【0025】
この場合、制御手段は、便座開閉検知手段により洋風便器本体上から便座が上げられていることが検知された状態で人体検知手段により使用者が一定時間以上洋風便器本体前に存在したことが検知され、その後に着座検知手段により該使用者が一定時間以上便座上に着座したことが検知され、さらにその後に着座検知手段により使用者が便座から離座したことが検知されることにより、洗浄水供給機構により洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給するように構成されている。男性が立ったまま小用した後又は男性が小用しようと思ってしばらく洋風便器本体の前に立った後、大用したくなったような場合、その男性は、便座を洋風便器本体上に降ろし、その便座上に着座する必要がある。こうして、便座に着座した男性が結局小用だけをしたり、大用もしたりした場合、その男性の退室時、洋風便器本体の洗浄が自動的に行われる。
【0026】
また、本発明の便器洗浄装置においては、洋風便器本体に洗浄水を供給可能な洗浄スイッチを有し、この洗浄スイッチの入力により制御手段を介して洗浄水供給機構を遠隔操作可能なリモコンを備えることが好ましい。この場合、制御手段は、洗浄スイッチの入力によるリモコンの便器洗浄信号を受信すれば、便器洗浄信号を優先し、洗浄水供給機構により洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給するように構成されていることが好ましい。使用者が自らの意思で洋風便器本体の洗浄を行いたい場合もあるからである。
【0027】
洗浄スイッチとしては、洋風便器本体に少量の洗浄水を供給可能な小洗浄スイッチと、洋風便器本体に大量の洗浄水を供給可能な大洗浄スイッチとを採用することが好ましい。この場合、制御手段は、小洗浄スイッチの入力によるリモコンの便器小洗浄信号を受信すれば、便器小洗浄信号を優先し、洗浄水供給機構により洋風便器本体に少量の洗浄水を供給するように構成されていることが好ましい。また、制御手段は、大洗浄スイッチの入力によるリモコンの便器大洗浄信号を受信すれば、便器大洗浄信号を優先し、洗浄水供給機構により洋風便器本体に大量の洗浄水を供給するように構成されていることが好ましい。使用者が自らの意思で洋風便器本体の洗浄を選択したい場合もあるからである。
【0028】
本発明の便器洗浄装置においては、便座上に着座した使用者の局部に洗浄水又は温風を供給可能な局部洗浄機構を備えることが好ましい。また、この局部洗浄機構を作動させるための局部洗浄機構使用スイッチを有し、局部洗浄機構使用スイッチの入力により制御手段を介して局部洗浄機構を遠隔操作可能なリモコンを備えることが好ましい。これらの場合、制御手段は、局部洗浄機構使用スイッチの入力によるリモコンの局部洗浄機構使用信号を受信すれば、局部洗浄機構を作動させるように構成され得る。
【0029】
また、本発明の便器洗浄装置においては、便座を洋風便器本体上で電動により開閉させ得る便座開閉機構を備えることが好ましい。また、洋風便器本体上で便座を開閉する便座開閉スイッチを有し、便座開閉スイッチの入力により制御手段を介して便座開閉機構を遠隔操作可能なリモコンを備えることが好ましい。これらの場合、制御手段は、便座開閉スイッチの入力によるリモコンの便座開閉信号を受信すれば、便座開閉機構を作動させるように構成され得る。
【0030】
さらに、本発明の便器洗浄装置においては、便蓋を便座上で電動により開閉させ得る便蓋開閉機構を備えることが好ましい。この場合、制御手段は、人体検知手段により使用者が洋風便器本体前に存在することが検知されれば、便蓋開閉機構により便座上から便蓋を上げるように構成され得る。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態の便器洗浄装置を図面を参照しつつ説明する。
【0032】
図1に示すように、実施形態の便器洗浄装置1は、従来と同様の陶磁器製の洋風便器本体90と一体化されて洋風水洗式便器を構成している。この洋風水洗式便器では、便座2が洋風便器本体90上で開閉可能に設けられており、便座2上には便蓋3も開閉可能に設けられている。これら便座2及び便蓋3は便器洗浄装置1に設けられている。
【0033】
この便器洗浄装置1では、図2に示すように、ケース1a内に図示しない水道管と接続された洗浄水供給機構としての洗浄タンク、洗浄水供給弁1d等が設けられているとともに、制御手段としてのコントローラ1eが設けられている。また、ケース1aの上端には第1人体検知手段としての第1人体検知センサ1bが設けられ、ケース1aの下端には洋風便器本体90上から便蓋3及び便座2が上げられていることにより剥き出しとなる第2人体検知手段としての第2人体検知センサ1cが設けられている。
【0034】
また、この便器洗浄装置1では、便座2に使用者が着座しているか否かを検知する着座センサ1fが設けられている。また、ケース1a内には、便蓋3を便座2上で電動により開閉させ得る便蓋開閉機構1g、便座2を洋風便器本体90上で電動により開閉させ得る便座開閉機構1h、便座2上に着座した使用者の局部に洗浄水や温風を供給可能な局部洗浄機構1i等が設けられている。
【0035】
便蓋開閉機構1gと便座開閉機構1hとは単一のモータと複数個のギア等により構成されている。便座開閉機構1hを構成するギアには光センサ等からなる便座開閉検知センサ1jが組み込まれ、この便座開閉検知センサ1jは洋風便器本体90上から便座2が上げられているか否かを検知可能になっている。
【0036】
さらに、図3にも示すように、ケース1a外には、コントローラ1eを遠隔操作可能なコードレスのリモコン4が設けられている。リモコン4は、洋風便器本体90に少量の洗浄水を供給可能な小洗浄スイッチ4aと、洋風便器本体90に大量の洗浄水を供給可能な大洗浄スイッチ4bと、局部洗浄機構1iを作動させるための局部洗浄機構使用スイッチ4cと、洋風便器本体90上で便座2を開閉する便座開閉スイッチ4dとを有している。
【0037】
図2に示すように、第1人体検知センサ1b、第2人体検知センサ1c、着座センサ1f及び便座開閉検知センサ1jはコントローラ1eに接続され、コントローラ1eは洗浄水供給弁1d、局部洗浄機構1i、便座開閉機構1h及び便蓋開閉機構1gに接続されている。また、小洗浄スイッチ4aの入力によるリモコン4の便器小洗浄信号と、大洗浄スイッチ4bの入力によるリモコン4の便器大洗浄信号と、局部洗浄機構使用スイッチ4cの入力によるリモコン94の局部洗浄機構使用信号と、便座開閉スイッチ4dの入力によるリモコン4の便座開閉信号とは、第1人体検知センサ1bと同位置に設けられたコントローラ1eの受信部に受信されるようになっている。
【0038】
この洋風水洗式便器では、使用していない状態から、用を足そうとする使用者が前に立つことにより、第1人体検知センサ1bがその使用者を検知し、便蓋開閉機構1gにより便蓋3が自動的に便座2から上げられる。
【0039】
その使用者が男性であり、立ったまま小用する場合、その使用者はリモコン4の便座開閉スイッチ4dを入力する。これによりリモコン4は便座開閉信号をコントローラ1eに送信し、図1に示すように、コントローラ1eは便座開閉機構1hを作動させることにより便座3を自動的に洋風便器本体90から上げる。こうして、使用者は腰を屈める必要なく、小用を行うことができる。
【0040】
この際、図4に示すように、コントローラ1eは、ステップS1において、便蓋3及び便座2が上がっていることにより剥き出しとなった第2人体検知センサ1cにより、その使用者がその状態の洋風便器本体90前に存在するか否かを検知する。また、ステップS2において、リモコン4からの各信号を受信し続ける。さらに、ステップS3において、便座開閉検知センサ1jからの便座状態信号を受信し続ける。
【0041】
そして、ステップS4において、第2人体検知センサ1cによる検知時間がA以上であるか否かが判断される。この検知時間がA以上である場合には、男性が小用したと考えられるため、ステップS5に進む。
【0042】
一方、ステップS4において、検知時間がA未満である場合には、使用者が立って小用もしていないと考えられるため、ステップS6に進む。ステップS6では、第1人体検知センサ1bにより使用者が洋風便器本体90前に存在しないことが検知された後、メインルーチンにリターンする。
【0043】
ステップS5においては、リモコン4からの便器小洗浄信号の入力がないことを条件とし、ステップS7に進む。ステップS7では、便座開閉検知センサ1jからの便座状態信号が便座2が閉じていることを示す便座閉信号であるか否か判断する。
【0044】
ステップS7において、便座状態信号が便座閉信号でない場合、つまり洋風便器本体90から便座2が上がった状態において、男性が立ったまま小用し、便座2をそのままの状態にしている場合、ステップS8において、第1人体検知センサ1bにより使用者が洋風便器本体90前に存在しないことが検知された後、ステップS9で便器小洗浄モードを実行する。こうして使用者の退室時、洗浄水供給弁1dにより洋風便器本体90に少量の洗浄水が自動的に供給される。この後、メインルーチンにリターンする。
【0045】
そして、その使用者がリモコン4の便座開閉スイッチ4dを再度入力すれば、コントローラ1eは便座開閉機構1hを作動させることにより便座2を自動的に洋風便器本体90上に降ろす。手動により便座2を洋風便器本体90上に降ろすことも可能である。この後、使用者が洋風水洗式便器の前から去れば、第1人体検知センサ1bがその使用者を検知しなくなり、便蓋開閉機構1gにより便蓋3が自動的に便座2上に降ろされる。手動により便蓋3を便座2上に降ろすことも可能である。
【0046】
ステップS5において、リモコン4からの便器小洗浄信号の入力があれば、ステップS9に進み、便器小洗浄信号を優先し、便器小洗浄モードを実行する。
【0047】
ステップS7において、便座状態信号が便座閉信号である場合、つまり洋風便器本体90から便座2が上がった状態において、男性が立ったまま小用した後、リモコン4の小洗浄スイッチ4aの入力を行うことなく、かつリモコン4の便座開閉スイッチ4dを再度入力する等により、便座2を洋風便器本体90上に降ろしてしまった場合、ステップS10に進む。
【0048】
ステップS10では、着座センサ1fから使用者が便座2に着座したことを示す着座信号を受信する。そして、ステップS11において、着座センサ1fによる着座時間がB以上であるか否かが判断される。この着座時間がB以上である場合には、使用者が小用、大用又は局部洗浄機構1iの使用をしたと考えられるため、図5に示すステップS12に進む。
【0049】
図4に示すステップS11において、着座時間がB未満である場合には、使用者が大用及び局部洗浄機構1iの使用をしていないと考えられるため、ステップS13において、リモコン4からの便器小洗浄信号の入力があるか否かが判断される。
【0050】
ステップS13において、便器小洗浄信号の入力があれば、使用者が小用をしていたことから、ステップS9に進み、便器小洗浄信号を優先し、便器小洗浄モードを実行する。
【0051】
ステップS13において、便器小洗浄信号の入力がなければ、ステップS8に進み、第1人体検知センサ1bにより使用者が洋風便器本体90前に存在しないことが検知された後、ステップS9で便器小洗浄モードを実行する。この後、メインルーチンにリターンする。こうして、この便器洗浄装置では、男性が立ったまま小用した後、便座2を洋風便器本体90上に降ろしても、洋風便器本体90の洗浄忘れを防止することができる。
【0052】
図5に示すステップS12においては、局部洗浄機構使用信号が入力されたか否かが判断される。ここで、局部洗浄機構使用信号が入力されたのであれば、ステップS14において、局部洗浄機構1iの使用時間がC以上であるか否かが判断される。ステップS12において局部洗浄機構使用信号が入力されなかった場合には、ステップS15に進む。ステップS14において使用時間がC未満である場合には、図4に示すステップS9に進む。
【0053】
図5に示すステップS15において、便器小洗浄信号の入力があれば、ステップS16に進み、着座センサ1fからの着座信号が検知されなくなった後、ステップS17で便器小洗浄モードを実行する。この後、メインルーチンにリターンする。
【0054】
ステップS15において、便器小洗浄信号の入力がなければ、ステップS18に進む。ステップS18において、便器大洗浄信号の入力があれば、ステップS19に進み、着座センサ1fからの着座信号が検知されなくなった後、ステップS20で便器大洗浄モードを実行する。こうして、洗浄水供給弁1dにより洋風便器本体90に大量の洗浄水が自動的に供給される。この後、メインルーチンにリターンする。
【0055】
ステップS18において、便器大洗浄信号の入力がなければ、図4に示すステップS9に進み、便器小洗浄モードを実行する。この後、メインルーチンにリターンする。
【0056】
なお、上記実施形態では、洋風便器本体90を洗浄するための洗浄タンクを内蔵する洋風水洗式便器に便器洗浄装置を具体化したが、図6に示すように、そのような洗浄タンクを内蔵せず、洗浄水供給弁が水道管に直結された洋風水洗式便器に本発明を具体化することも可能である。この場合、第1人体検出センサ1bは便蓋3のすぐ背後に設けられる。他の構成は上記実施形態と同様であり、同様の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の便器洗浄装置を備えた洋風水洗式便器の側面図である。
【図2】実施形態の便器洗浄装置のブロック構成図である。
【図3】実施形態の便器洗浄装置におけるリモコンの平面図である。
【図4】実施形態の便器洗浄装置におけるコントローラのフローチャートである。
【図5】実施形態の便器洗浄装置におけるコントローラのフローチャートである。
【図6】変形形態の便器洗浄装置を備えた洋風水洗式便器の側面図である。
【図7】従来の便器洗浄装置を備えた洋風水洗式便器の側面図である。
【図8】従来の便器洗浄装置を備えた洋風水洗式便器の側面図である。
【図9】従来の便器洗浄装置におけるコントローラのフローチャートである。
【符号の説明】
2…便座
90…洋風便器本体
1…便器洗浄装置
1d…洗浄水供給機構(洗浄水供給弁)
1b、1c…人体検知手段(1b…第1人体検知センサ、1c…第1人体検知センサ)
1e…制御手段(コントローラ)
1j…便座開閉検知手段(便座開閉検知センサ)
1f…着座検知手段(着座センサ)
4a、4b…洗浄スイッチ(4a…小洗浄スイッチ、4b…大洗浄スイッチ)
4…リモコン
1i…局部洗浄機構
4c…局部洗浄機構使用スイッチ
1h…便座開閉機構
4d…便座開閉スイッチ
3…便蓋
1g…便蓋開閉機構

Claims (6)

  1. 便座が洋風便器本体上で開閉可能に設けられた洋風水洗式便器に設けられる便器洗浄装置であって、該洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給可能な洗浄水供給機構と、該洋風便器本体上から該便座が上げられていることにより、使用者がその状態の該洋風便器本体前に存在するか否かを検知する人体検知手段と、前記洋風便器本体上から前記便座が上げられているか否かを検知する便座開閉検知手段と、該人体検知手段の検知信号及び該便座開閉検知手段の検知信号により該洗浄水供給機構を制御する制御手段とを備えた便器洗浄装置において、
    便座上に使用者が着座しているか否かを検知する着座検知手段を備え、
    制御手段は、便座開閉検知手段により洋風便器本体上から該便座が上げられていることが検知された状態で人体検知手段により該使用者が一定時間以上該洋風便器本体前に存在したことが検知され、その後に該着座検知手段により該使用者が一定時間以上該便座上に着座したことが検知され、さらにその後に該着座検知手段により該使用者が該便座から離座したことが検知されることにより、洗浄水供給機構により該洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給するように構成されていることを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 制御手段は、便座開閉検知手段により洋風便器本体上から便座が上げられていることが検知された状態で人体検知手段により使用者が一定時間以上該洋風便器本体前に存在したことが検知されれば、その後に該人体検知手段により該使用者が該洋風便器本体前に存在しないことが検知されることにより、該洗浄水供給機構により該洋風便器本体に少量の洗浄水を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
  3. 洋風便器本体に洗浄水を供給可能な洗浄スイッチを有し、該洗浄スイッチの入力により制御手段を介して洗浄水供給機構を遠隔操作可能なリモコンを備え、
    該制御手段は、該洗浄スイッチの入力による該リモコンの便器洗浄信号を受信すれば、該便器洗浄信号を優先して該洗浄水供給機構により該洋風便器本体に少量又は大量の洗浄水を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の便器洗浄装置。
  4. 便座上に着座した使用者の局部に洗浄水又は温風を供給可能な局部洗浄機構と、該局部洗浄機構を作動させるための局部洗浄機構使用スイッチを有し、該局部洗浄機構使用スイッチの入力により制御手段を介して該局部洗浄機構を遠隔操作可能なリモコンとを備え、
    該制御手段は、該局部洗浄機構使用スイッチの入力による該リモコンの局部洗浄機構使用信号を受信すれば、該局部洗浄機構を作動させるように構成されていることを特徴とする請求項記載の便器洗浄装置。
  5. 便座を洋風便器本体上で電動により開閉させ得る便座開閉機構と、該洋風便器本体上で該便座を開閉する便座開閉スイッチを有し、該便座開閉スイッチの入力により制御手段を介して該便座開閉機構を遠隔操作可能なリモコンとを備え、
    該制御手段は、該便座開閉スイッチの入力による該リモコンの便座開閉信号を受信すれば、該便座開閉機構を作動させるように構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の便器洗浄装置。
  6. 便蓋を便座上で電動により開閉させ得る便蓋開閉機構を備え、
    制御手段は、人体検知手段により使用者が洋風便器本体前に存在することが検知されれば、該便蓋開閉機構により該便座上から該便蓋を上げるように構成されていることを特徴とする請求項記載の便器洗浄装置。
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