JP6483045B2 - 水洗便器 - Google Patents

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Description

本発明は、手動操作若しくは自動操作で使用することができる水洗便器に関する。
水洗便器は、簡易水洗方式の便器と、本水洗方式の便器とに大別される。簡易水洗方式の便器は、下水道施設が整っていない地域のトイレシステムなどにおいて使用され、比較的少量(一般に500mL以下)の洗浄水を便器本体内へ供給して、汚物を便槽へ洗い流すものである。
従来の簡易水洗便器は、便器本体の排出口を開閉する開閉蓋と、洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、洗浄水タンク内に設けられた水開閉弁と、洗浄タンクの上部に設けられた操作レバーと、を備えたものが一般的である。
簡易水洗便器の場合、用便後、操作レバーを操作すると、水開閉弁が開いて洗浄水タンク内の洗浄水が便器本体内へ供給され、これと並行して、所定の連動機構を介して操作レバーと繋がれた開閉蓋が開いて、便器本体内の汚物が洗浄水とともに便器下方の便槽へ洗い流される。
これに対し、本水洗方式の水洗便器は、下水道施設が整った都市部のトイレシステムなどにおいて使用され、比較的多量の水を便器本体内へ供給して、汚物を下水道へ洗い流すものである。
水洗便器については、従来、様々な構造、機能を有するものが提案されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された「簡易水洗便器の構造」などがある。特許文献1に記載された簡易水洗便器においても、操作レバーを操作することにより、前述と同様の過程を経て、便器本体内の洗浄が行われる。
特開2002−97705号公報
従来の簡易水洗便器においては、用便後の便器本体内の洗浄を行うとき、洗浄タンクの上方側面に設けられている水洗操作レバーを手動操作にて回転させなければならないので、手指の力が弱った高齢者や手の不自由な障害者などには大きな負担となっている。特に、水洗便器の使用者が弁座に着座した状態のままで、身体の背面側にある水洗操作レバーを操作する場合、腰を捻ったり、腕や背中を曲げたりしなければならないので、肉体的な負担が大である。
また、従来の簡易水洗便器の場合、便器本体の排出口の開閉蓋の開閉操作は、所定の連動機構を介して開閉蓋と繋がれた前記水洗操作レバーによって行われるが、長期間使用するうちに、前記連動機構が摩耗などによって不具合が生じたり、故障して使用不能となったりすることがあるのも実状である。
前述したように、簡易水洗方式の便器は下水道施設が整っていない地域などにおけるトイレシステムとして広く使用されているが、近年、地域住民の高齢化の進行などに伴い、高齢者や身障者が手動操作なしで用を足すことのできる自動式の水洗便器への需要が高まっている。
ところで、下水道施設が整った都市部などのトイレシステムにて使用されている本水洗方式の便器については、トイレに入ったときから出ていくまで、手動操作なしで用を足すことのできる全自動式の水洗便器が開発され、実際に使用されている。
しかしながら、下水道施設が整備されていない地域のトイレシステムにおいて使用される簡易水洗方式の便器(特許文献1に記載された簡易水洗便器など)については自動化が進んでいないのが実状である。
そこで、本発明が解決しようとする第1の課題は、洗浄操作が容易であり、耐久性にも優れた水洗便器を提供することにあり、第2の課題は、下水道施設の有無に左右されずに設置可能であり、手動操作なしで容易に使用することができる自動式の水洗便器を提供することにある。
本願に係る発明である水洗便器は、
便器本体の排出口に接続された弁ユニットと、
前記弁ユニットに内蔵されたフラッパ弁の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段と、
給水源から送給される洗浄水を前記便器本体内へ供給する導水経路と、
前記導水経路への洗浄水の供給停止を行う電動式の水路開閉バルブと、
前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを所定のプログラムに従って作動させる水洗制御手段と、
前記水洗制御手段を手動操作する手動入力手段と、を備え、
前記プログラムが、
簡易水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを作動させる第1プログラムと、
本水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを作動させる第2プログラムと、を備え、
前記第1プログラムと前記第2プログラムとを選択的に機能させる切替手段を備え、
前記第1プログラムは、前記水路開閉バルブを開くと同時に前記フラッパ開閉手段を作動させ前記フラッパ弁を開いて所定量の洗浄水を供給するように組まれ、
前記第2プログラムは、前記水路開閉バルブを開くと同時または前記水路開閉バルブを開いた後に前記フラッパ開閉手段を作動させ前記フラッパ弁を開いて前記所定量より多量の洗浄水を供給するように組まれ
前記水洗制御手段が、前記第1プログラム及び前記第2プログラムの内容(前記フラッパ開閉手段の開閉タイミング、開放時間及び前記水路開閉バルブの開閉タイミング、開放時間)を変更可能な入力手段を備えたことを特徴とする。
ここで、前記水洗便器において、前記手動入力手段は、無線信号により前記水洗制御手段を操作するものとすることができる。
さらに、前記水洗便器において、前記水洗制御手段は、前記第1プログラム及び前記第2プログラムの内容を変更可能な入力手段を備えている。
一方、前記水洗便器においては、前記便器本体の上面に配置された便座と、前記便器本体及び前記便座の開口部分を開閉可能に覆う蓋体と、前記蓋体の開閉操作を行う電動式の蓋体駆動手段と、
前記便器本体に対する人体の接近離隔を感知する接近センサと、
前記接近センサの感知信号に基づいて前記蓋体駆動手段を作動させる蓋体制御手段と、
を備えたものとすることができる。
また、前記水洗便器においては、前記水路開閉バルブがダイヤフラムバルブであって、前記ダイヤフラムバルブのブリード孔に挿通されたクリーニングピンが前記水路開閉バルブの外部から操作可能である構成とすることもできる。
また、前記水洗便器においては、前記水路開閉バルブ及び前記フラッパ弁をそれぞれ手動で開閉させる手動操作手段を備えたものとすることもできる。
さらに、前記水洗便器においては、前記水洗制御手段は電池で動作可能なものとすることもできる。
本願に係る第1の発明により、洗浄操作が容易であり、耐久性にも優れた水洗便器を提供することができ、同じく第2の発明により、下水道施設の有無に左右されずに設置可能であり、手動操作なしで容易に使用することができる自動式の水洗便器を提供することができる。
本発明の第1実施形態である水洗便器を示す右側面図である。 図1に示す水洗便器の一部省略斜視図である。 図1に示す水洗便器の一部切欠斜視図である。 図1に示す水洗便器を構成するリモコンの正面図である。 図1に示す水洗便器を構成する水洗制御手段の裏面図である。 図1に示す水洗便器を構成する弁ユニットを示す斜視図である。 図1に示す水洗便器を構成する水路開閉バルブを示す斜視図である。 図7中の矢線A方向から見た図である。 図8中のB−B線における断面図である。 図8中のC−C線における断面図である。 本発明の第2実施形態である自動式の水洗便器を示す右側面図である。 図11に示す水洗便器の一部省略斜視図である。 図12に示す水洗便器の一部切欠斜視図である。 図11に示す水洗便器を構成するリモコンの正面図である。 図11に示す水洗便器を構成する水洗制御手段の背面図である。
以下、図1〜図10に基づいて、本発明の第1実施形態である水洗便器100について説明する。
図1〜図7に示すように、本実施形態の水洗便器100は、トイレルームT内の床面Fに配置された便器本体10及びその上面に配置された便座11と、便器本体10及び便座11の開口部分10aを開閉可能に覆う蓋体12と、便器本体10の排出口10bに接続された弁ユニット30と、弁ユニット30に内蔵されたフラッパ弁31の開閉を行うフラッパ開閉手段32と、を備えている。蓋体12の後部は、便器本体10の上面後部に配置された制御部15に起伏可能に軸支され、この制御部15内には、蓋体12の開閉操作を行う蓋体駆動手段13及び蓋体制御手段14などが配置されている。弁ユニット30の下部には排出管Pが接続されている。
便器本体10には、給水源(図示せず)から供給される洗浄水を便器本体10内へ供給する導水経路16が設けられ、給水源から導水経路16への洗浄水の給水停止を行う水路開閉バルブ40が導水経路16の上流側に配置されている。トイレルームT内の壁面Wには、水洗便器100を手動操作する際に使用する手動入力手段であるリモコンR1と、水洗便器100に備えられた局部洗浄装置(図示せず)などを手動操作する際に使用するリモコンR2、とが配置されている。
リモコンR2は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2を備えており、リモコンR1は、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1を備えている。使用者がトイレルームTに出入りして、便器本体10に接近離隔すると、接近センサ2がそれを感知して信号を発し、その感知信号に基づいて及び蓋体制御手段14が蓋体駆動手段13を作動させ、蓋体12が自動的に開閉する。
便器本体10の背面部分には水洗制御手段50が配置されている。水洗制御手段50には、フラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を作動させる所定のプログラムが組み込まれている。水洗制御手段50は、人感センサ1からの感知信号に基づいて、電動式のフラッパ開閉手段32及び電動式の水路開閉バルブ40を、所定のプログラムに従って作動させる機能を有する。リモコンR1と水洗制御手段50との間は、無線信号によって信号の送受信が行われる。
図6に示すように、弁ユニット30は、略円筒形状のケーシング33と、ケーシング33の内部を横断する状態で配置され支軸36を中心に回動可能なフラッパ弁31と、レバー34を介してフラッパ弁31を開閉するフラッパ開閉手段(ギヤドモータ)32と、を備えている。レバー34の延長上(フラッパ開閉手段32の反対側)には、フラッパ開閉手段32が機能しないときに、フラッパ弁31を手動操作で開閉するための手動操作手段(手動操作レバー)35が設けられている。
図1〜図3に示すように、水路開閉バルブ40は、カバー40aで覆われた状態で、便器本体10の背面側に配置されている。図7〜図10に示すように、水路開閉バルブ40は、電磁ソレノイド41と、ダイヤフラムバルブ42と、略L字形状のレバー43と、を備えている。電磁ソレノイド41のプランジャ41aがその軸心方向に移動すると、プランジャ41aに連接されたレバー43の下端部43b側が支持ネジ44を中心に梃子状に傾動することにより、ダイヤフラムバルブ42のピストン42aの押圧・解除が行われ、これによってダイヤフラムバルブ42の開放・閉止が行われる。
また、電磁ソレノイド41が機能しないときは、カバー40aの下縁部から突出している、レバー43の下端部43bを手動操作することによってダイヤフラムバルブ42の開放・閉止を行うこともできる。
図9,図10に示すように、ダイヤフラムバルブ42の内部には、洗浄水を導入する流入路46aと、洗浄水を流出させる流出路47aと、流入路46aと流出路47aとを連通・閉止する弁体42bと、流入路46aと背圧室42cとを連通するブリード孔42dと、ブリード孔42d内にその軸心方向に移動可能に挿通されたクリーニングピン45と、が設けられている。
クリーニングピン45の太径部45bの上端部分は、ダイヤフラムバルブ42の上方部分から外部に突出した状態となっている。クリーニングピン45の上端部分は、レバー43の上端部分に設けられたスリット部43a内に嵌入されており、クリーニングピン45の太径部45bの上端部分に複数のナット45aが螺着されている。
電磁ソレノイド41の動作によってレバー43が支持ネジ44を中心に傾動すると、これに伴ってレバー43の上端部分が昇降することにより、レバー43のスリット43a内に太径部45bが嵌入されたクリーニングピン45も昇降し、ダイヤフラムバルブ42内のブリード孔42cのクリーニングが行われる。
また、カバー40aの下縁部から突出している、レバー43の下端部43bを手動操作することによってクリーニングピン45の太径部45bの上端部分を昇降させ、ブリード孔42cのクリーニングを行うこともできる。
後述するように、水洗便器100を使用するとき、手動操作されたリモコンR1からの無線信号若しくは水洗制御手段50に組み込まれた自動プログラムの実行により、水路開閉バルブ40が開放されると、給水源から供給される水(洗浄水)は水路開閉バルブ40の下方の流入口46から流入路46aを経由してダイヤフラムバルブ42内へ流入し、弁体42bと弁座42eと隙間を通過して流出路47aへ流れ込んだ後、水路開閉バルブ40の上方の流出口47から流出して、図5に示すホース48及び導水経路16を経由して、便器本体10内へ供給される。
図5に示す水洗制御手段50は、簡易水洗方式に従った水洗動作と、本水洗方式に従った水洗動作と、を選択的に設定する切替手段51を備えている。また、水洗制御手段50は、簡易水洗方式及び本水洗方式それぞれの水洗動作の内容を変更するための入力手段52を備えている。切替手段51の複数のスイッチのON,OFF状態をそれぞれ所定状態にセットすることにより、簡易水洗方式若しくは本水洗方式のいずれかに設定することができる。
さらに、簡易水洗方式及び本水洗方式のいずれを選択した場合においても、洗浄排水をリモコンR1の手動操作によって実行する手動モード、若しくは、所定のプログラムに従って自動的に実行する自動モードのいずれかを選択する切替スイッチ(図示せず)が水洗制御手段50に設けられている。また、水洗制御手段50には、停電時などに水路開閉バルブ40及びフラッパ開閉手段32を電動操作するための電池53が着脱可能に装着されている。
前述したように、水洗制御手段50は、所定のプログラムに基づいて、用便前の便器本体10内へ洗浄水を供給して所定量の溜水を貯留する機能と、用便後の便器本体10内へ洗浄水を供給すると同時にフラッパ弁31を開く機能と、フラッパ弁31が開いた後、便器本体10内へ洗浄水を供給し続ける機能と、フラッパ弁31が開いた後、所定時間経過した時点でフラッパ弁31を閉じる機能と、フラッパ弁31が閉じた後、所定時間経過した時点で便器本体10内への洗浄水の供給を停止する機能と、を備えている。
水洗制御手段50に組み込まれているプログラムは、簡易水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を電動作動させる第1プログラムと、本水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ34を電動操作させる第2プログラムと、を備えている。
前記第1プログラム(簡易水洗方式)は、比較的少量(一般に500mL以下)の洗浄水を便器本体10内へ供給すると同時に、フラッパ弁31を開いて、汚物を排出管P下方の便槽(図示せず)内へ洗い流すように組まれている。前記第2プログラム(本水洗方式)は、用便後、比較的多量の洗浄水を便器本体10内へ供給すると同時にフラッパ弁31を開いて、汚物を下水道(図示せず)へ洗い流すように組まれている。
前述したように、図5に示す水洗制御手段50は、プログラムの内容を変更するための入力手段52を備えている。具体的には、水洗制御手段50の背面には、4つのタイマ52a,52b,52c,52dが配置されている。タイマ52aは、用便前の便器本体10内に対して洗浄水を供給する補水時間を調整するためのものである。タイマ52bは、大便後、フラッパ弁31を開くと同時に便器本体10内への洗浄水の供給を開始し、フラッパ弁31を閉じるまでの大洗浄時間を調整するためのものである。タイマ52cは、小便後、フラッパ弁31を開くと同時に便器本体10内への洗浄水の供給を開始し、フラッパ弁31を閉じるまでの小洗浄時間を調整するためのものである。タイマ52dは、フラッパ弁31を閉じた後、便器本体10内への洗浄水の供給を停止するまでの溜水洗浄時間を調整するためのものである。
水洗便器100は、後述するように、手動操作なしでも使用することができるが、図4に示すように、洗浄排水を手動操作で実行可能なリモコンR1を備えている。図4に示すように、リモコンR1は、人感センサ1のほかに、手動操作の際に使用する複数の操作ボタンR11,R12,R13,R14を備えている。操作ボタンR11は、大便後に洗浄水を流すときに使用するものであり、操作ボタンR12は小便後に洗浄水を流すときに使用するものである。操作ボタンR13は、便器本体10の掃除などの際にフラッパ弁31を開閉するときに使用するものであり、R14は便器本体10内へ洗浄水を補給するときに使用するものである。
次に、水洗便器100の使い方、動作状態などについて説明する。水洗便器100を簡易水洗方式の自動洗浄便器として使用する場合は、図5に示す水洗制御手段50の背面にある切替手段51を構成する複数のスイッチのうち、スイッチ1,4,5をONにセットし、スイッチ2,3をOFにセットする。
図1に示すトイレルームT内に使用者が入ると、リモコンR2の接近センサ2がそれを感知して、蓋体制御手段14へ感知信号が送信され、電動式の蓋体駆動手段13が作動して蓋体12が自動的に開かれる。
トイレルームT内へ入った使用者が便座11上に着座すると、簡易水洗方式の第1プログラムがスタートし、これに基づいて弁ユニット30及び水路開閉バルブ40などが作動する。水洗便器100が、簡易水洗方式の第1プログラムに基づいて機能するときの動作内容の要部は、次の(1)〜(5)の通りである。
(1)使用者が便座11上に着座したことを人感センサ1が感知すると、水路開閉バルブ40が所定時間開いて、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10の内面が水で濡らされるとともに、閉状態にあるフラッパ弁31上に溜水が貯留される。このときの溜水の量は、約100mL〜200mL程度が好適であるが、これに限定するものではない。
(2)用便及び局部洗浄を済ませた使用者が便座11から立ち上がり、便器本体10から離れると、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が開くと同時に、水路開閉バルブ40が開いて導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、この後も所定時間、フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける。これにより、便器本体10内の便は洗浄水とともに、排出管Pを経て便槽(図示せず)へ洗い流される。
(3)フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける時間は、用便の種類に応じて、大便後の大洗浄時間と小便後の小洗浄時間とが設定されており、大洗浄時間は小洗浄時間より長く設定されている。
(4)フラッパ弁31が開いた状態で便器本体10内へ洗浄水が供給されている状態で、前記大洗浄時間若しくは前記小洗浄時間が経過すると、フラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が閉じられる。
(5)フラッパ弁31が閉じられた後も、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が所定時間供給され、これによって便器本体10内のフラッパ弁31上に溜水が貯留され、簡易水洗方式の第1プログラムが終了する。
このように、水洗便器100が簡易水洗方式の第1プログラムに基づいて機能するとき、トイレルームT内に入った使用者は、便座11上に着座した後、用便及び局部洗浄を済ませて、便座11から立ち上がり、トイレルームTから出て行くまでの一連の動作を、リモコンR1,R2やその他の機器(蓋体12や便座11など)に全く手を触れる(操作する)ことなく実行することができる。
従って、水洗便器100は、簡易水洗方式においても、高齢者や身障者が容易に使用することができる。また、水洗便器100を構成するフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40はいずれも電動式であり、フラッパ開閉手段32と水路開閉バルブ40とを連動させる機械的な連携機構も不要であるため、耐久性も良好である。
また、水洗便器100は、水洗制御手段50の機能を切り替えることにより、リモコンR1の操作ボタンR11〜R12を手動操作することにより、溜水の補給や用便後の洗浄排水を行うことが可能である。この場合の手動操作は、リモコンR1の操作ボタンR11〜R12の押圧操作のみで良いので、洗浄操作などは極めて容易である。
前述したように、水洗便器100は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2と、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1と、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を所定のプログラムに従って電動作動させる水洗制御手段50と、を備えている。
このため、水洗便器100は、下水道設備のない地域に配置され、簡易水洗方式の便器として使用する場合、簡易水洗方式の第1プログラムに従って自動的に動作可能であり、使用者は全く手動操作することなく、用を足すことができる。
一方、水洗便器100が設置された地域に下水道設備が整備された場合、水洗制御手段50の切替手段51の設定を変更することにより、本水洗方式の第2プログラムに従った自動運転若しくはリモコンR1を使用した本水洗方式の手動運転を行うことができる。水洗便器100が、本水洗方式の第2プログラムに基づいて機能するときの動作内容の要部は、次の(1)〜(5)の通りである。
(1)使用者が便座11上に着座したことを人感センサ1が感知すると、水路開閉バルブ40が所定時間開いて、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10の内面が水で濡らされるとともに、閉状態にあるフラッパ弁31上に溜水が貯留される。このときの溜水の量は、簡易水洗モードの場合の溜水量(約100mL〜200mL程度)よりも多く、約1.5L〜2.5L程度が好適であるが、これに限定するものではない。
(2)用便及び局部洗浄を済ませた使用者が便座11から立ち上がり、便器本体10から離れると、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が開くと同時に、水路開閉バルブ40が開いて導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、この後も所定時間、フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける。これにより、便器本体10内の便は洗浄水とともに、排出管P及び下水配管を経て公共下水道へ洗い流される。
(3)フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける時間は、用便の種類に応じて、大便後の大洗浄時間と小便後の小洗浄時間とが設定されており、大洗浄時間は小洗浄時間より長く設定されている。
(4)フラッパ弁31が開いた状態で便器本体10内へ洗浄水が供給されている状態で、前記大洗浄時間若しくは前記小洗浄時間が経過すると、フラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が閉じられる。
(5)フラッパ弁31が閉じられた後も、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が所定時間供給され、これによって便器本体10内のフラッパ弁31上に溜水が貯留され、本水洗方式の第2プログラムが終了する。
そのほか、水洗便器100においては、停電などの非常時には、手動操作レバー35,43bを操作して水路開閉バルブ40やフラッパ弁31を開閉して洗浄排水を行うことができる。また、水洗制御手段50に電池53を装着することにより、水路開閉バルブ40やフラッパ開閉手段32を電動操作することもできる。
次に、図11〜図15に基づいて、本発明の第2実施形態である自動式の水洗便器200について説明する。
図11〜図13に示すように、本実施形態の水洗便器200は、トイレルームT内の床面Fに配置された便器本体10及びその上面に配置された便座11と、便器本体10及び便座11の開口部分10aを開閉可能に覆う蓋体12と、便器本体10の下部の排出口10bに接続された弁ユニット30と、弁ユニット30に内蔵されたフラッパ弁31の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段32と、を備えている。弁ユニット30の下部には排出管Pが接続されている。
蓋体12の後部は、便器本体10の上面後部に配置された制御部15に起伏可能に軸支されており、蓋体12の開閉操作を行う電動式の蓋体駆動手段13などが制御部15内に配置されている。本実施形態においては、フラッパ開閉手段32として、ギヤドモータを使用しているが、これに限定するものではない。
また、便器本体10には、給水源(図示せず)から供給される洗浄水を便器本体10内へ供給する導水経路16と、給水源から導水経路16への洗浄水の給水停止を行う電動式の水路開閉バルブ40と、を備えている。水路開閉バルブ40は、カバー40aによって覆われている。トイレルームT内の壁面Wには、自動水洗便器200を手動操作する際に使用するリモコンR1と、自動水洗便器100に備えられた局部洗浄装置(図示せず)を操作する際に使用するリモコンR2と、が配置されている。リモコンR1,R2の電源は電池を使用している。
リモコンR2は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2を備え、リモコンR1は、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1を備えている。また、接近センサ2からの感知信号に基づいて蓋体駆動手段13を作動させる蓋体制御手段14が制御部15内に配置されている。
さらに、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を所定のプログラムに従って電動作動させる水洗制御手段50が、便器本体10の背面に配置されている。平常時において、蓋体駆動手段13、フラッパ開閉手段32、水路開閉バルブ40及び水洗制御手段50などは商用電源(AC100V)で作動する。
水洗制御手段50に組み込まれているプログラムは、簡易水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を電動作動させる第1プログラムと、本水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を電動操作させる第2プログラムと、を備えている。
水洗便器200は、後述するように、手動操作なしで使用することができるが、図14に示すように、手動操作も可能なリモコンR1を備えている。図14に示すように、リモコンR1は、人感センサ1のほかに、手動操作の際に使用する複数の操作ボタンR11,R12,R13,R14を備えている。操作ボタンR11は、大便後に洗浄水を流すときに使用するものであり、操作ボタンR12は小便後に洗浄水を流すときに使用するものである。操作ボタンR13は、便器本体10の掃除などの際にフラッパ弁31を開閉するときに使用するものであり、R14は便器本体10内へ洗浄水を補給するときに使用するものである。
図15に示すように、水洗制御手段50は、前記第1プログラム(簡易水洗方式)と前記第2プログラム(本水洗方式)とを選択的に機能させる切替手段51を備えている。また、水洗制御手段50は、前記第1プログラム及び前記第2プログラムの内容を変更するための入力手段52を備えている。さらに、水洗制御手段50には、停電時などに水路開閉バルブ40及びフラッパ開閉手段32を電動操作するための電池53が着脱可能に装着されている。
前記第1プログラム(簡易水洗方式)は、比較的少量(一般に500mL以下)の洗浄水を便器本体10内へ供給すると同時に、フラッパ弁31を開いて、汚物を排出管P下方の便槽(図示せず)内へ洗い流すように組まれている。前記第2プログラム(本水洗方式)は、比較的多量の洗浄水を便器本体10内へ供給した後、フラッパ弁31を開いて、汚物を下水道(図示せず)へ洗い流すように組まれている。
前記前記第1プログラム(簡易水洗方式)及び前記第2プログラム(本水洗方式)の内容(例えば、フラッパ弁31の開閉タイミング、開放時間及び水路開閉バルブ40の開閉タイミング、開放時間など)は入力手段52を調整することによって変更することができる。
弁ユニット30には、停電などの非常時に、フラッパ弁31を手動操作で開閉するための手動操作手段(手動操作レバー35)が設けられている。水路開閉バルブ40にも、同様に、当該水路開閉バルブ40を手動操作で開閉させる手動操作手段(手動操作レバー43b)が設けられている。
次に、水洗便器200の使い方、動作状態などについて説明する。図11に示す水洗便器200を簡易水洗方式の便器として使用する場合は、図15に示す水洗制御手段50の背面にある切替手段51を簡易水洗モード(図示せず)にセットする。
図11に示すトイレルームT内に使用者が入ると、リモコンR2の接近センサ2がそれを感知して、蓋体制御手段14へ感知信号が送信され、電動式の蓋体駆動手段13が作動して蓋体12が自動的に開かれるとともに、水洗便器200は、簡易水洗方式の第1プログラムに基づく「自動洗浄ON」の状態となる。
この後、使用者が便座11上に着座すると、簡易水洗方式の第1プログラムがスタートし、これに基づいて弁ユニット30及び水路開閉バルブ40などが自動的に作動する。水洗便器200が、簡易水洗方式の第1プログラムに基づいて機能するときの動作内容の要部は、次の(1)〜(4)の通りである。
(1)使用者が便座11上に着座したことを人感センサ1が感知すると、水路開閉バルブ40が所定時間開いて、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10の内面が水で濡らされるとともに、閉状態にあるフラッパ弁31上に溜水が貯留される。このときの溜水の量は、約100mL〜200mL程度が好適であるが、これに限定するものではない。
(2)用便及び局部洗浄を済ませた使用者が便座11から立ち上がり、便器本体10から離れると、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が開くと同時に、水路開閉バルブ40が開いて導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10内の便は洗浄水とともに、排出管Pを経て便槽内へ洗い流される。
(3)便器本体10内へ洗浄水が供給されている状態で所定時間が経過すると、フラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が閉じられる。
(4)フラッパ弁31が閉じられた後も、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が所定時間供給され、これによって便器本体10内のフラッパ弁31上に溜水が貯留され、簡易水洗方式の第1プログラムが終了する。
このように、水洗便器200が、簡易水洗方式の第1プログラムに基づいて機能するとき、トイレルームT内に入った使用者は、便座11上に着座した後、用便及び局部洗浄を済ませて、便座11から立ち上がり、トイレルームTから出て行くまでの一連の動作を、リモコンR1,R2やその他の機器(蓋体12や便座11など)に全く手を触れる(操作する)ことなく実行することができる。従って、水洗便器200は、高齢者や身障者でも、容易に使用することができる
次に、図11に示す水洗便器200を本水洗方式の便器として使用する場合について説明する。水洗便器200を本水洗方式の第2プログラムに基づいて機能させる場合は、図15に示す水洗制御手段50の背面にある切替手段51を、本水洗モード(図示せず)にセットする。
図1に示すトイレルームT内に使用者が入ると、リモコンR2の接近センサ2がそれを感知して、蓋体制御手段14へ感知信号が送信され、電動式の蓋体駆動手段13が作動して蓋体12が自動的に開かれるとともに、水洗便器200は、本水洗方式の第2プログラムに基づく「自動洗浄ON」の状態となる。
この後、使用者が便座11上に着座すると、簡易水洗方式の第2プログラムがスタートし、これに基づいて弁ユニット30及び水路開閉バルブ40などが自動的に作動する。水洗便器200が、本水洗方式の第2プログラムに基づいて機能するときの動作内容の要部は、次の(1)〜(4)の通りである。
(1)使用者が便座11上に着座したことを人感センサ1が感知すると、水路開閉バルブ40が所定時間開いて、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10の内面が水で濡らされるとともに、閉状態にあるフラッパ弁31上に溜水が貯留される。このときの溜水の量は簡易水洗モードのときよりも多く、約1.5L〜2.5L程度が好適であるが、これに限定するものではない。
(2)用便及び局部洗浄を済ませた使用者が便座11から立ち上がり、便器本体10から離れると、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が開くと同時に、水路開閉バルブ40が開いて導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、この後も所定時間、フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける。これにより、便器本体10内の便は洗浄水とともに、排出管P及び下水配管を経て公共下水道へ洗い流される。
(3)フラッパ弁31が開いた状態で便器本体10内へ洗浄水が供給されている状態で所定時間が経過すると、フラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が閉じられる。
(4)フラッパ弁31が閉じられた後も、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が所定時間供給され、これによって便器本体10内のフラッパ弁31上に溜水が貯留され、本水洗方式の第2プログラムが終了する。
このように、水洗便器200が、本水洗方式の第1プログラムに基づいて機能するときも、トイレルームT内に入った使用者は、便座11上に着座した後、用便及び局部洗浄を済ませて、便座11から立ち上がり、トイレルームTから出て行くまでの一連の動作を、リモコンR1,R2やその他の機器(蓋体12や弁座11など)に全く手を触れる(操作する)ことなく実行することができる。従って、水洗便器200は、本水洗モードにおいても、高齢者や身障者が容易に使用することができる
前述したように、水洗便器200は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2と、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1と、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を所定のプログラムに従って電動作動させる水洗制御手段50と、を備えている。
このため、自動式の水洗便器100は、下水道設備の整っていない地域に配置され、簡易水洗方式の便器として使用する場合は、簡易水洗方式の第1プログラムに従って自動的に動作可能であり、使用者は全く手動操作することなく、用を足すことができる。
また、水洗制御手段50の切替手段51を操作して本水洗方式の第2プログラムに切り替えれば、本水洗方式の水洗便器として使用することができ、この場合も、自動的に動作するので、使用者は全く手動操作することなく、用を足すことができる。
このように、水洗便器200は、水洗制御手段50の切替手段51を操作することにより、簡易水洗モードと本水洗モードとの切り替えが可能であるため、下水道施設の有無に左右されることなく、設置することができる。また、簡易水洗モード及び本水洗モードのいずれにセットした場合においても、使用者は全く手動操作することなく、用を足すことができる。
また、停電などの非常時には、手動操作レバー35,43bを操作して水路開閉バルブ40やフラッパ弁31を開閉することができるほか、水洗制御手段50に電池53を装着することにより、水路開閉バルブ40やフラッパ開閉手段32を電動操作することができる。
なお、図1〜図15に基づいて説明した自動水洗便器100,200は本発明を例示するものであり、本発明の水洗便器は前述した水洗便器100,200に限定されない。
本発明の自動水洗便器は、一般の戸建住宅、集合住宅あるいは公共施設などのトイレシステムにおいて広く利用することができる。
1 人感センサ
2 接近センサ
10 便器本体
10a 開口部分
10b 排出口
11 便座
12 蓋体
30 弁ユニット
31 フラッパ弁
32 フラッパ開閉手段(ギヤドモータ)
33 ケーシング
34 レバー
35,43b 手動操作レバー
36 支軸
40 水路開閉バルブ
40a カバー
41 電磁ソレノイド
41a プランジャ
42 ダイヤフラムバルブ
42a ピストン
42b 弁体
42c 背圧室
42d ブリード孔
42e 弁座
43 レバー
43a スリット部
44 支持ネジ
45 クリーニングピン
45a ナット
45b 太径部
46 流入口
46a 流入路
47 流出口
47a 流出路
48 ホース
50 水洗制御手段
100,200 水洗便器
P 排出管
R1,R2 リモコン
R11,R12,R13,R14 押ボタン
T トイレルーム
W 壁面
T トイレルーム
W 壁面

Claims (6)

  1. 便器本体の排出口に接続された弁ユニットと、
    前記弁ユニットに内蔵されたフラッパ弁の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段と、
    給水源から送給される洗浄水を前記便器本体内へ供給する導水経路と、
    前記導水経路への洗浄水の供給停止を行う電動式の水路開閉バルブと、
    前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを所定のプログラムに従って作動させる水洗制御手段と、
    前記水洗制御手段を手動操作する手動入力手段と、を備え、
    前記プログラムが、
    簡易水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを作動させる第1プログラムと、
    本水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを作動させる第2プログラムと、を備え、
    前記第1プログラムと前記第2プログラムとを選択的に機能させる切替手段を備え、
    前記第1プログラムは、前記水路開閉バルブを開くと同時に前記フラッパ開閉手段を作動させ前記フラッパ弁を開いて所定量の洗浄水を供給するように組まれ、
    前記第2プログラムは、前記水路開閉バルブを開くと同時または前記水路開閉バルブを開いた後に前記フラッパ開閉手段を作動させ前記フラッパ弁を開いて前記所定量より多量の洗浄水を供給するように組まれ
    前記水洗制御手段が、前記第1プログラム及び前記第2プログラムの内容(前記フラッパ開閉手段の開閉タイミング、開放時間及び前記水路開閉バルブの開閉タイミング、開放時間)を変更可能な入力手段を備えた水洗便器。
  2. 前記手動入力手段は、無線信号により前記水洗制御手段を操作するものである請求項1記載の水洗便器。
  3. 前記便器本体の上面に配置された便座と、前記便器本体及び前記便座の開口部分を開閉可能に覆う蓋体と、前記蓋体の開閉操作を行う電動式の蓋体駆動手段と、
    前記便器本体に対する人体の接近離隔を感知する接近センサと、
    前記接近センサの感知信号に基づいて前記蓋体駆動手段を作動させる蓋体制御手段と、
    を備えた請求項1または2記載の水洗便器。
  4. 前記水路開閉バルブがダイヤフラムバルブであって、前記ダイヤフラムバルブのブリード孔に挿通されたクリーニングピンが前記水路開閉バルブの外部から操作可能である請求項1〜のいずれかの項に記載の水洗便器。
  5. 前記水路開閉バルブ及び前記フラッパ弁をそれぞれ手動で開閉させる手動操作手段を備えた請求項1〜のいずれかの項に記載の水洗便器。
  6. 前記水洗制御手段が電池で動作可能である請求項1〜のいずれかの項に記載の水洗便器。
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