JP6517164B2 - 水洗便器 - Google Patents

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Description

本発明は、便器本体内へ洗浄水を供給して汚物を洗浄水とともに公共下水道へ洗い流す方式の水洗便器に関する。
水洗便器は、簡易水洗方式の便器と、本水洗方式の便器とに大別される。簡易水洗方式の便器は、下水道施設が整っていない地域のトイレシステムなどにおいて使用され、比較的少量(一般に500ml以下)の洗浄水を便器本体内へ供給して、汚物を便槽へ洗い流すものである。
これに対し、本水洗方式の便器は、下水道施設が整った都市部のトイレシステムなどにおいて使用され、比較的多量の水を便器本体内へ供給して、汚物を下水道へ洗い流すものである。
一方、本発明に関連する従来技術として、例えば、特許文献1に記載された「水洗便器」などがある。この「水洗便器」は、設置場所の状況に応じて、簡易水洗方式の便器あるいは本水洗方式の便器に使い分けすることができるものである。
特開平9−316961号公報
簡易水洗方式の水洗便器の場合、水洗便器内の汚物の処理は当該水洗便器の直下に存在する便槽への自然落下を基本としているため、1回の洗浄水の使用量が約500mL以下に抑えることが可能である。これに対し、本水洗方式の水洗便器の場合、水洗便器内の汚物を当該水洗便器から離れた公共下水道へ流す必要があるため、通常、大便1回を流すのに5L〜15L程度の洗浄水を必要としている。
近年、水洗式トイレにおいては、洗浄水の削減が重要な課題となっており、これに応えるべく、様々な節水対策がなされた水洗便器が提案されているが、これらの水洗便器はフラッパ弁を備えていない、本水洗方式のものが主流である。
一方、特許文献1に記載された「水洗便器」は、所定の構成部品の取り換えを行うことにより、簡易水洗方式から本水洗方式に変更することができるものであるが、本水洗方式に変更する場合、便器本体の排水口の弁ユニットが取り外され、代わりに排水トラップが連結されるので、通常の本水洗方式の水洗便器と同じ構造となる。このため、洗浄水の使用量も従来の本水洗方式の水洗便器と同程度となり、節水効果を得ることができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、フラッパ弁を備えた水洗便器において洗浄水の使用量の削減を図ることにある。
本発明の水洗便器は、
便器本体の排出口に接続された弁ユニットと、
前記弁ユニットに内蔵されたフラッパ弁の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段と、
給水源から送給される洗浄水を前記便器本体内へ供給する導水経路と、
前記導水経路への洗浄水の供給停止を行う電動式の水路開閉バルブと、
前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを所定のプログラムに従って作動させる水洗制御手段と、を備え、
前記水洗制御手段が、
用便前の前記便器本体内へ洗浄水を供給して所定量の溜水を貯留する機能と、
用便後の前記便器本体内へ洗浄水を供給すると同時に前記フラッパ弁を開く機能と、
前記フラッパ弁が開いた後、所定時間経過した時点で前記フラッパ弁を閉じる機能と、
前記フラッパ弁が閉じた後、所定時間経過した時点で前記便器本体内への洗浄水の供給を停止する機能と、を備え
前記プログラムが、簡易水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを電動作動させる第1プログラムと、本水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを電動作動させる第2プログラムと、を備え、
さらに、前記水洗制御手段が、簡易水洗方式と本水洗方式とを選択的に機能させる切替手段と、
用便前の前記便器本体内に対して洗浄水を供給する補水時間を変更するタイマと、
大便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの大洗浄時間を変更するタイマと、
小便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの小洗浄時間を変更するタイマと、
前記フラッパ弁が閉じた後、前記便器本体内への洗浄水の供給を停止するまでの溜水洗浄時間を変更するタイマと、
前記補水時間、前記大洗浄時間、前記小洗浄時間及び前記溜水洗浄時間を変更するための手動操作手段と、を備え、
前記第1プログラムに基づいて前記便器本体内へ供給する洗浄水の量が、前記第2プログラムに基づいて前記便器本体内へ供給する洗浄水の量より少であることを特徴とする。
ここで、前記「所定量の溜水」における所定量とは、用便前の簡易水洗便器内に貯留されている溜水の量より多量であることをいう。
また、前記水洗便器においては、
前記水洗制御時間が、
用便前の前記便器本体内に対して洗浄水を供給する補水時間を変更する機能と、
大便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの大洗浄時間を変更する機能と、
小便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの小洗浄時間を変更する機能と、
前記フラッパ弁が閉じた後、前記便器本体内への洗浄水の供給を停止するまでの溜水洗浄時間を変更する機能と、を備えている
また、前記水洗便器においては、前記水洗制御手段が、前記補水時間、前記大洗浄時間、前記小洗浄時間及び前記溜水洗浄時間を変更するための手動操作手段を備えている
さらに、用便前の前記便器本体内に貯留される溜水の量が1.5L〜2.5Lであることが望ましい
一方、前記水路開閉バルブ及び前記フラッパ弁をそれぞれ手動で開閉する手動操作手段を備えたものとすることもできる。
また、前記水洗制御手段が電池で動作可能である構成とすることもできる。
本発明により、フラッパ弁を備えた水洗便器において洗浄水の使用量の削減を図ることができる。
本発明の実施形態である水洗便器を示す右側面図である。 図1に示す水洗便器の一部省略斜視図である。 図1に示す水洗便器の一部切欠斜視図である。 図1に示す水洗便器を構成するリモコンの正面図である。 図1に示す水洗便器を構成する水洗制御手段の背面図である。 図1に示す水洗便器を構成する弁ユニットを示す斜視図である。 図1に示す水洗便器を構成する水路開閉バルブを示す斜視図である。 図7中の矢線A方向から見た図である。
以下、図1〜図8に基づいて、本発明の実施形態である水洗便器100について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の水洗便器100は、トイレルームT内の床面Fに配置された便器本体10及びその上面に配置された便座11と、便器本体10及び便座11の開口部分10aを開閉可能に覆う蓋体12と、便器本体10の下部の排出口10bに接続された弁ユニット30と、弁ユニット30に内蔵されたフラッパ弁31の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段32と、を備えている。弁ユニット30の下部には排出管Pが接続されている。
蓋体12の後部は、便器本体10の上面後部に配置された制御部15に起伏可能に軸支されており、蓋体12の開閉操作を行う電動式の蓋体駆動手段13などが制御部15内に配置されている。本実施形態においては、フラッパ開閉手段32として、ギヤドモータを使用しているが、これに限定するものではない。
また、便器本体10には、給水源(図示せず)から供給される洗浄水を便器本体10内へ供給する導水経路16と、給水源から導水経路16への洗浄水の給水停止を行う電動式の水路開閉バルブ40と、を備えている。水路開閉バルブ40は、カバー40aによって覆われている。トイレルームT内の壁面Wには、自動水洗便器100を手動操作する際に使用するリモコンR1と、自動水洗便器100に備えられた局部洗浄装置(図示せず)を操作する際に使用するリモコンR2と、が配置されている。リモコンR1,R2の電源は電池を使用している。
リモコンR2は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2を備え、リモコンR1は、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1を備えている。また、接近センサ2からの感知信号に基づいて蓋体駆動手段13を作動させる蓋体制御手段14が制御部15内に配置されている。
さらに、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を所定のプログラムに従って電動作動させる水洗制御手段50が、便器本体10の背面に配置されている。平常時において、蓋体駆動手段13、フラッパ開閉手段32、水路開閉バルブ40及び水洗制御手段50などは商用電源(AC100V)で作動する。
前述したように、水洗制御手段50は、所定のプログラムに基づいて、用便前の便器本体10内へ洗浄水を供給して所定量の溜水を貯留する機能と、用便後の便器本体10内へ洗浄水を供給すると同時にフラッパ弁31を開く機能と、フラッパ弁31が開いた後、便器本体10内へ洗浄水を供給し続ける機能と、フラッパ弁31が開いた後、所定時間経過した時点でフラッパ弁31を閉じる機能と、フラッパ弁31が閉じた後、所定時間経過した時点で便器本体10内への洗浄水の供給を停止する機能と、を備えている。
水洗制御手段50に組み込まれているプログラムは、簡易水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を電動作動させる第1プログラムと、本水洗方式に従ってフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ34を電動操作させる第2プログラムと、を備えている。
前記第1プログラム(簡易水洗方式)は、比較的少量(一般に500mL以下)の洗浄水を便器本体10内へ供給すると同時に、フラッパ弁31を開いて、汚物を排出管P下方の便槽(図示せず)内へ洗い流すように組まれている。前記第2プログラム(本水洗方式)は、用便後、比較的多量の洗浄水を便器本体10内へ供給すると同時にフラッパ弁31を開いて、汚物を下水道(図示せず)へ洗い流すように組まれている。
図5に示すように、水洗制御手段50は、簡易水洗方式と本水洗方式とを選択的に機能させる切替手段51を備えている。また、水洗制御手段50には、停電時などに水路開閉バルブ40及びフラッパ開閉手段32を電動操作するための電池53が着脱可能に装着されている。切替手段51の複数のスイッチのON,OFF状態をそれぞれ所定状態にセットすることにより、簡易水洗方式若しくは本水洗方式のいずれかに設定することができるが、本実施形態においては、節水型の本水洗方式に設定して使用している。
また、図5に示すように、水洗制御手段50は、プログラムの内容を変更するための入力手段52を備えている。具体的には、水洗制御手段50の背面には、4つのタイマ52a,52b,52c,52dが配置されている。タイマ52aは、用便前の便器本体10内に対して洗浄水を供給する補水時間を調整するためのものである。タイマ52bは、大便後、フラッパ弁31を開くと同時に便器本体10内への洗浄水の供給を開始し、フラッパ弁31を閉じるまでの大洗浄時間を調整するためのものである。タイマ52cは、小便後、フラッパ弁31を開くと同時に便器本体10内への洗浄水の供給を開始し、フラッパ弁31を閉じるまでの小洗浄時間を調整するためのものである。タイマ52dは、フラッパ弁31を閉じた後、便器本体10内への洗浄水の供給を停止するまでの溜水洗浄時間を調整するためのものである。
水洗便器100は、後述するように、手動操作なしでも使用することができるが、図4に示すように、手動操作も可能なリモコンR1を備えている。図4に示すように、リモコンR1は、人感センサ1のほかに、手動操作の際に使用する複数の操作ボタンR11,R12,R13,R14を備えている。操作ボタンR11は、大便後に洗浄水を流すときに使用するものであり、操作ボタンR12は小便後に洗浄水を流すときに使用するものである。操作ボタンR13は、便器本体10の掃除などの際にフラッパ弁31を開閉するときに使用するものであり、R14は便器本体10内へ洗浄水を補給するときに使用するものである。
図6に示すように、弁ユニット30は、略円筒形状のケーシング33と、ケーシング33の内部を横断する状態で配置され支軸36を中心に回動可能なフラッパ弁31と、レバー34を介してフラッパ弁31を開閉するフラッパ開閉手段(ギヤドモータ)32と、を備えている。レバー34の延長上(フラッパ開閉手段32の反対側)には、フラッパ開閉手段32が機能しないときに、フラッパ弁31を手動操作で開閉するための手動操作手段(手動操作レバー)35が設けられている。
図1〜図3に示すように、水路開閉バルブ40は、カバー40aで覆われた状態で、便器本体10の背面側に配置されている。図7,図8に示すように、水路開閉バルブ40は、電磁ソレノイド41と、ダイヤフラムバルブ42と、略L字形状のレバー43と、を備えている。電磁ソレノイド41のプランジャ41aがその軸心方向に移動すると、プランジャ41aに連接されたレバー43の下端部43b側が支持ネジ44を中心に梃子状に傾動することにより、ダイヤフラムバルブ42のピストン42aの押圧・解除が行われ、これによってダイヤフラムバルブ42の開放・閉止が行われる。
また、停電などにより電磁ソレノイド41が機能しないときは、カバー40aの下縁部から突出している、レバー43の下端部43bを手動操作することによってダイヤフラムバルブ42の開放・閉止を行うこともできる。
ダイヤフラムバルブ42の上方部分にはクリーニングピン45の上端部分が外部に突出した状態で設けられている。クリーニングピン45の上端部分は、レバー43の上端部分に設けられたスリット部43a内に位置しており、レバー43の上端部分に複数のナット45aが螺着されている。電磁ソレノイド41によるレバー43の傾動に伴い、レバー43の上端部分が昇降し、これによってクリーニングピン45も昇降し、ダイヤフラムバルブ42の内部のパイロット孔の清掃が行われる。
また、カバー40aの下縁部から突出している、レバー43の下端部43bを手動操作することによってクリーニングピン45の上端部分を昇降させ、パイロット孔の清掃を行うこともできる。
後述するように、水洗便器100を使用するとき、水路開閉バルブ40が開放されると、給水源から供給される水(洗浄水)は水路開閉バルブ40の下方の流入口46からダイヤフラムバルブ42内へ流入し、水路開閉バルブ40の上方の流出口47から流出し、図1に示すホース48及び導水経路16(図3参照)を経由して、便器本体10内へ供給される。
次に、水洗便器100の使い方、動作状態などについて説明する。水洗便器100を本水洗方式の便器として使用する場合は、図に示す水洗制御手段50の背面にある切替手段51を構成する複数のスイッチのうち、スイッチ1,2,4,5をOFFにセットし、スイッチ3をONにセットする。
図1に示すトイレルームT内に使用者が入ると、リモコンR2の接近センサ2がそれを感知して、蓋体制御手段14へ感知信号が送信され、電動式の蓋体駆動手段13が作動して蓋体12が自動的に開かれる。
トイレルームT内へ入った使用者が便座11上に着座すると、本水洗方式の第2プログラムがスタートし、これに基づいて弁ユニット30及び水路開閉バルブ40などが作動する。水洗便器100が、節水型の本水洗方式の第2プログラムに基づいて機能するときの動作内容の要部は、次の(1)〜(5)の通りである。
(1)使用者が便座11上に着座したことを人感センサ1が感知すると、水路開閉バルブ40が所定時間開いて、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、便器本体10の内面が水で濡らされるとともに、閉状態にあるフラッパ弁31上に溜水が貯留される。このときの溜水の量は、簡易水洗モードの場合の溜水量(約100mL〜200mL程度)よりも多く、約1.5L〜2.5L程度が好適であるが、これに限定するものではない。
(2)用便及び局部洗浄を済ませた使用者が便座11から立ち上がり、便器本体10から離れると、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が開くと同時に、水路開閉バルブ40が開いて導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が供給され、この後も所定時間、フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける。これにより、便器本体10内の便は洗浄水とともに、排出管P及び下水配管を経て公共下水道へ洗い流される。
(3)フラッパ弁31が開いた状態で洗浄水が供給され続ける時間は、用便の種類に応じて、大便後の大洗浄時間と小便後の小洗浄時間とが設定されており、大洗浄時間は小洗浄時間より長く設定されている。
(4)フラッパ弁31が開いた状態で便器本体10内へ洗浄水が供給されている状態で、前記大洗浄時間若しくは前記小洗浄時間が経過すると、フラッパ開閉手段32が作動してフラッパ弁31が閉じられる。
(5)フラッパ弁31が閉じられた後も、導水経路16から便器本体10内へ洗浄水が所定時間供給され、これによって便器本体10内のフラッパ弁31上に溜水が貯留され、本水洗方式の第1プログラムが終了する。
このように、水洗便器100が本水洗方式の第2プログラムに基づいて機能するとき、トイレルームT内に入った使用者は、便座11上に着座した後、用便及び局部洗浄を済ませて、便座11から立ち上がり、トイレルームTから出て行くまでの一連の動作を、リモコンR1,R2やその他の機器(蓋体12や便座11など)に全く手を触れる(操作する)ことなく実行することができる。
従って、水洗便器100は、本水洗モードにおいても、高齢者や身障者が容易に使用することができる。また、用便前の便器本体10内に簡易水洗モードのときより多い溜水を貯留しておき、用便後はフラッパ弁31を開くと同時に洗浄水を供給することにより、溜水とともに汚物を洗い流すので、一般の本水洗方式の水洗便器と比べると、少量の洗浄水で汚物をきれいに排出することができ、洗浄水の使用量の削減を図ることができる。
前述したように、水洗便器100は、便器本体10に対する人体の接近離隔を感知する接近センサ2と、便座11への人体の着座離座を感知する人感センサ1と、人感センサ1からの感知信号に基づいてフラッパ開閉手段32及び水路開閉バルブ40を所定のプログラムに従って電動作動させる水洗制御手段50と、を備えている。
このため、水洗便器100は、下水道設備のある地域に配置され、本水洗方式の便器として使用する場合は、本水洗方式の第2プログラムに従って自動的に動作可能であり、使用者は全く手動操作することなく、用を足すことができる。なお、水洗制御手段50の機能を切り替えることにより、リモコンR1による手動操作で用便後の洗浄を行うこともできる。
また、停電などの非常時には、手動操作レバー35,43bを操作して水路開閉バルブ40やフラッパ弁31を開閉することができるほか、水洗制御手段50に電池53を装着することにより、水路開閉バルブ40やフラッパ開閉手段32を電動操作することができる。
なお、図1〜図8に基づいて説明した水洗便器100は本発明の一例を示すものであり、本発明の水洗便器は前述した自動水洗便器100に限定されない。
本発明の水洗便器は、一般の戸建住宅、集合住宅あるいは公共施設などのトイレシステムにおいて広く利用することができる。
1 人感センサ
2 接近センサ
10 便器本体
10a 開口部分
11 便座
12 蓋体
30 弁ユニット
31 フラッパ弁
32 フラッパ開閉手段(ギヤドモータ)
33 ケーシング
34 レバー
35 手動操作レバー
36 支軸
40 水路開閉バルブ
40a カバー
41 電磁ソレノイド
41a プランジャ
42 ダイヤフラムバルブ
42a ピストン
43 レバー
43a スリット部
44 支持ネジ
45 クリーニングピン
45a ナット
46 流入口
47 流出口
48 ホース
50 水洗制御手段
51 切替手段
52 入力手段
52a,52b,52c,52d タイマ
P 排出管
R1,R2 リモコン
T トイレルーム
W 壁面
100 水洗便器

Claims (4)

  1. 便器本体の排出口に接続された弁ユニットと、
    前記弁ユニットに内蔵されたフラッパ弁の開閉を行う電動式のフラッパ開閉手段と、
    給水源から送給される洗浄水を前記便器本体内へ供給する導水経路と、
    前記導水経路への洗浄水の供給停止を行う電動式の水路開閉バルブと、
    前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを所定のプログラムに従って作動させる水洗制御手段と、を備え、
    前記水洗制御手段が、
    用便前の前記便器本体内へ洗浄水を供給して所定量の溜水を貯留する機能と、
    用便後の前記便器本体内へ洗浄水を供給すると同時に前記フラッパ弁を開く機能と、
    前記フラッパ弁が開いた後、所定時間経過した時点で前記フラッパ弁を閉じる機能と、
    前記フラッパ弁が閉じた後、所定時間経過した時点で前記便器本体内への洗浄水の供給を停止する機能と、を備え、
    前記プログラムが、簡易水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを電動作動させる第1プログラムと、本水洗方式に従って前記フラッパ開閉手段及び前記水路開閉バルブを電動作動させる第2プログラムと、を備え、
    さらに、前記水洗制御手段が、簡易水洗方式と本水洗方式とを選択的に機能させる切替手段と、
    用便前の前記便器本体内に対して洗浄水を供給する補水時間を変更するタイマと、
    大便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの大洗浄時間を変更するタイマと、
    小便後、前記フラッパ弁及び前記水路開閉バルブを開いて、前記フラッパ弁を閉じるまでの小洗浄時間を変更するタイマと、
    前記フラッパ弁が閉じた後、前記便器本体内への洗浄水の供給を停止するまでの溜水洗浄時間を変更するタイマと、
    前記補水時間、前記大洗浄時間、前記小洗浄時間及び前記溜水洗浄時間を変更するための手動操作手段と、を備え、
    前記第1プログラムに基づいて前記便器本体内へ供給する洗浄水の量が、前記第2プログラムに基づいて前記便器本体内へ供給する洗浄水の量より少である水洗便器。
  2. 用便前の前記便器本体内に貯留される溜水の量が1.5L〜2.5Lである請求項1記載の水洗便器。
  3. 前記水路開閉バルブ及び前記フラッパ弁をそれぞれ手動で開閉する手動操作手段を備えた請求項1または2記載の水洗便器。
  4. 前記水洗制御手段が電池で動作可能である請求項1〜のいずれかの項に記載の水洗便器。
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