JP6814972B1 - 洋風便器装置および便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】便蓋による汚染物質の飛散防止を前提としつつ、利便性向上のために、例外的に便蓋が開状態であっても便器洗浄を可能とした洋風便器装置および便座装置を提供する。【解決手段】便器洗浄部13は、操作部26から洗浄の指示があったとき、便蓋開閉検知部24により便蓋21が閉状態であると判断された場合に、または着座検知部22により着座状態と判断された場合に、洗浄水をボウル12に供給する構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、便蓋を備えた洋風便器装置およびそれに用いられる便座装置に関する。
近時、人の排泄物に含まれる汚染物質の飛散防止の観点から、洋風便器装置で排泄する場合に、汚染物質を含んだ飛沫が便器の外部に飛び散らないように、便蓋を閉じた状態でボウル内の排泄物を流すことが推奨されている。
このような便蓋が閉じた状態でのボウル洗浄を確実に実施させるために、便蓋が開状態では洗浄ができないような装置構成とすることが考えられる。また、操作部の操作や使用者の離座タイミングの検知などによる洗浄指示があったときに、まず便蓋を電動で自動閉止し、そののちに自動で便器の洗浄を行うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−62774号公報
ところで、便器の洗浄タイミングは使用者によって、あるいは状況によって種々の態様がある。特に、立ち上がるのに時間を要する老人や障害者の場合、立ってからの操作がしにくいことから、便座に座った状態で排泄物を流す使用態様が一般的となっている。
しかしながら、上記のように、便蓋の自動閉動作を行う洋風便器装置を用いた場合に、着座中に洗浄操作をすれば、動作中の便蓋が使用者に衝突するという不都合が生じる。また、便蓋が閉状態であることを便器洗浄の起動条件にしたものでは、着座中での便器洗浄は当然にできない。また、ボウルの掃除後に洗浄操作をした場合には、洗浄前に便蓋が閉じてしまうので、掃除後のボウル内の状態を確認するためには便蓋を開状態に戻さなければならず、面倒である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、便蓋による汚染物質の飛散防止を前提としつつ、利便性向上のために、例外的に便蓋が開状態であっても便器洗浄を可能とした洋風便器装置および便座装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の洋風便器装置は、ボウルと、該ボウルへ洗浄水を供給し該ボウル内を洗浄する便器洗浄部と、便座と、該便座への着座を検知する着座検知部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便器洗浄部に対し洗浄の指示を出力する操作部と、を備え、前記便器洗浄部は、前記操作部から洗浄の指示があったとき、前記便蓋開閉検知部により前記便蓋が閉状態であると判断された場合に、または前記着座検知部により着座状態であると判断された場合に、洗浄水を前記ボウルに供給し、報知部をさらに備えており、着座状態において洗浄水の供給が開始してから所定時間経過するまでに、前記着座検知部が着座状態から離座への状態変化を検知した場合に、前記便蓋が開いた状態であることを前記報知部より報知することを特徴とする。
また、本発明の便座装置は、前記洋風便器装置に用いられる便座装置であって、すくなくとも前記便蓋と、前記便蓋開閉検知部と、前記便座と、前記着座検知部とが設けてあることを特徴とする。
本発明の洋風便器装置、便座装置は上述した構成とされているため、便蓋による汚染物質の飛散防止を前提としつつ、利便性向上のために、例外的に便蓋が開状態であっても便器洗浄を実施することができる。
本発明の一実施形態に係る洋風便器装置の説明図である。(a)は同洋風便器装置の基本ブロック図、(b)は同洋風便器装置の模式的側面図である。 同洋風便器装置の一態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 同洋風便器装置の他の態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 図1に示した洋風便器装置の変形例に係る洋風便器装置の一態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る洋風便器装置およびそれに用いられる便座装置の説明図である。(a)は同洋風便器装置の基本ブロック図、(b)は同洋風便器装置の模式的側面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
まず、図1(a)(b)に示した実施形態に係る洋風便器装置1の基本構成について説明する。
洋風便器装置1は、ボウル12と、ボウル12へ洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13とを備えている。洋風便器装置1はさらに、便座20と、便座20への着座を検知する着座検知部22と、便蓋21と、便蓋21の開閉を検知する便蓋開閉検知部24と、便器洗浄部13に対し洗浄の指示を出力する操作部26と、を備えている。
便器洗浄部13は、操作部26から洗浄の指示があったとき、便蓋開閉検知部24により便蓋21が閉状態であると判断された場合に、または着座検知部22により着座状態であると判断された場合に、洗浄水をボウル12に供給する構成とされている。
つぎに洋風便器装置1の詳細について説明する。
図1〜図3は、一実施形態に係る洋風便器装置1の説明図であり、図4は同洋風便器装置1の変形例の説明図である。まず、図1の洋風便器装置1の構成について説明する。
洋風便器装置1は、トイレ空間内の床や壁などに固定される腰掛式の便器装置である。この洋風便器装置1の便器本体10は、上方に向けて開口したボウル12がスカート部11に囲まれるように内装され、ボウル12の上側にはボウル12の開口に対し起倒自在とした、同一の回転軸の便座20、便蓋21を備えている。
スカート部11の内部空間には、給水口14からボウル12内に洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13が配されている。この便器洗浄部13は給水機構と排水機構とを有する。
給水機構は、水道管18から供給される洗浄水をボウル12に給水口14を通じて供給する洗浄水供給路15と、ボウル12への給水を供給または遮断する給水弁16とを備えている。
排水機構は、ボウル12の底部より後方に延びるように接続された筒状のトラップ17を駆動部(不図示)によって回動させて排水状態または封水状態とする構成とされた機械式排水機構とされている。なお、排水機構としては、このような構成とされたものに限られず、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式などの他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、図例では、洋風便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、水道直結式のタンクレスタイプとした例を示しているが、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また洋風便器装置1は、上述したように着座検知部22、便蓋開閉検知部24を備え、さらに本実施形態のものは便座開閉検知部23も備えている。着座検知部22としては、例えば便座20に内装された、着座/離座を検知する荷重センサーや、便座20の回転軸部の近傍より着座/離座を検知する赤外線センサーなどが採用される。便蓋開閉検知部24および便座開閉検知部23としては、開角度により開閉状態を検知する構成とされたものが採用される。
また洋風便器装置1は、便蓋21を電動で開閉する、モーターなどで構成された便蓋駆動部25を備えている。洋風便器装置1はさらに、便座20を電動で開閉する便座駆動部や、ボウル12内を脱臭する脱臭装置、便座20を温める加熱装置、局部を洗浄する局部洗浄装置などの各種機能装置を備えた構成としてもよい。なお、便蓋駆動部25は、便蓋21、便座20がともに開(起立)状態のときに閉動作をする場合には当然に、便蓋21の閉動作にともなって便座20も閉じる。
さらに洋風便器装置1は操作部26を備えている。この操作部26は、便器洗浄部13に洗浄の指示を、後述する制御部5を介して出力する大便用洗浄操作部26aおよび小便用洗浄操作部26bを備えているほか、各種の操作や設定などができる操作スイッチや操作ボタンなども備えている。これらは、便器本体10側に設けた本体操作部(不図示)、別体のリモコン(不図示)に設けられている。
なお、洗浄操作部26a、26bは本体操作部、リモコンのいずれにも配されていることが望ましい。リモコンとしては赤外線通信のものが好適に用いられる。リモコンには送信部(不図示)、便器本体10には受信部(不図示)が設けてあることはいうまでもない。
また、大便用洗浄操作部26aおよび小便用洗浄操作部26bの両方を設けずに、1つの洗浄操作部で洗浄指示を出力する構成としてもよい。つまり、その場合のボウル12への洗浄水の水量としては、大便用大容量、小便用小容量の区別がなく、大便用大容量の1種類だけとされる。
また、本実施形態に係る洋風便器装置1は、装置の異常や状態、ガイダンスを音や音声合成で報知するスピーカなどで構成された報知部27を備えている。なお報知部27としては、音出力のものに代えてあるいは加えて、LEDなどのディスプレイを備えた構成としてもよい。
洋風便器装置1は、前記制御対象(便器洗浄部13の給水弁16や便蓋駆動部25、報知部27など)を制御する一方、操作部26や便蓋開閉検知部24、着座検知部22、便座開閉検知部23などの出力信号を受ける制御部5を備えている。この制御部5はCPUやMPUなどのプロセッサおよび種々のプログラムを含んで構成される。洋風便器装置1は当然に電源部(不図示)を備えている。
ついで、この洋風便器装置1の基本動作について、図2〜図4のフローチャートにもとづいて説明する。図2は操作部26(大便用洗浄操作部26a)による大便用の洗浄指示をトリガーとし、図3は操作部26(小便用洗浄操作部26b)による小便用の洗浄指示をトリガーとした各動作フローチャートである。また、図4は、本洋風便器装置1の変形例における大便用の洗浄指示の動作フローチャートである。
大便用の洗浄指示がされたタイミングでは、制御部5は、便蓋開閉検知部24が検知した開閉状態を入力し、状態が閉である場合には洗浄を開始するように便器洗浄部13を制御する(図2のS100〜S102)。つまり、ボウル12はその開口が便蓋21で覆われた状態で洗浄される。
また、便蓋21の開閉状態が開である場合には、制御部5は着座検知部22が検知した状態が着座であることを条件として便器洗浄部13を制御して洗浄を開始する(図2のS101のN、S103のY、S104)。制御部5はついで、着座検知部22が着座状態から離座への状態変化を検知するまで待ち、その状態変化の検知から所定時間経過後に、便蓋21を閉じるように便蓋駆動部25を制御する(S105〜S107)。つまりこの場合は、使用者が便座20に着座した状態のまま、または途中で離座した場合はその後、便蓋21で開口を覆った状態で、ボウル12の洗浄がなされる。そしてその後、利用者が離座すれば、便蓋21は自動で閉じる。
便蓋21が開で、着座中ではなく、かつ便座開閉検知部23が検知した開閉状態が開である場合には、制御部5は便器洗浄部13を制御して洗浄を開始する(図2のS101のN、S103のN、S108のY、S109)。つまりこの場合は、便蓋21も便座20も開の状態でボウル12の洗浄がなされる。
また、便蓋21が開で、着座中ではなく、かつ便座20が閉である場合には、つぎの動作を実行する。すなわちその場合、制御部5は、便座20が閉であるのに着座ではなく、かつ便蓋21が開状態で大便用の洗浄指示がされたことを、警告として報知部27より報知させるように制御する(図2のS101のN、S103のN、S108のN、S110)。その後、制御部5は便蓋開閉検知部24が便蓋21の開状態から閉への状態変化を検知するまで待ち、その状態変化のタイミングで洗浄を開始するように便器洗浄部13を制御する(図2のS111、S112)。つまりこの場合は、ボウル12の洗浄はなされず、便蓋21が閉状態に変化したときに洗浄が開始される。
ようするに、大便用の洗浄操作がなされたタイミングでは、便蓋21が閉状態のとき、便蓋21が開状態であっても人が便座20に着座しているとき、または便蓋21、便座20がともに開状態のとき、ボウル12の洗浄が開始される。
これに対して、便蓋21が開状態であって、着座中でないのに便座20が閉状態のときには、洗浄指示があっても、そのタイミングではボウル12の洗浄は開始されない。このように便蓋21が開状態であることにより洗浄が開始されない場合であっても、その後、便蓋21が開状態から閉に状態変化したときには、ボウル12の洗浄が開始される。
このように、本洋風便器装置1は、大便用の洗浄は原則的に便蓋21の閉を洗浄動作の起動条件として、ボウル12の開口が閉じられた状態でのボウル12の洗浄がなされる。そのため、排泄物(大便)に含まれる汚染物質がボウル12の外側に飛散することが抑制される。
また上述したように、この洋風便器装置1は、つぎのパターンにおいては例外的に、便蓋21が開状態であっても操作のタイミングで便器(ボウル12)の洗浄がなされる。
(1)便蓋21が開かつ着座中のとき
(2)便蓋21が開かつ便座20が開(もちろん着座中ではない)のとき
(1)では、人のお尻が便蓋21の代わりになるため、便蓋21が閉じていなくても汚染物質の外部への飛散を抑制することができる。しかも、洗浄途中に利用者が離座した場合は、便蓋21が閉じるので、この場合も汚染物質の飛散は抑制される。また、その場合に即、便蓋21を閉じるようにせず、タイマーにより確実に離座することを待って便蓋21を閉じるようにしているため、閉じようとしている便蓋21が人に衝突することを防止できる。つまり、利用者は洗浄指示を操作したのちに、あわてて立ち上がらなくてもよい。
(2)では、便蓋21が開かつ便座20が開での大便用の洗浄を可能としている。つまり、このような状態で男子が立位小便用に使用した場合に大便用の洗浄指示があったときには即、洗浄がなされるので便利である。また、ボウル12の掃除後に大便用の洗浄指示があったときも便蓋21が閉じないので、洗浄の状態を便蓋21に邪魔されることなく視認することができる。このように、大便用の洗浄指示があったのちすぐに便蓋21を閉じるような便器装置とは異なり、利便性においてすぐれている。
このように、本洋風便器装置1は便蓋21の開状態での例外的な洗浄動作が許容されているため、洗浄指示でかならず便蓋21を閉じるものや、便蓋21が閉状態でないと便器洗浄ができないものに比べれば利便性が高い。
また、洗浄指示があったとき、便蓋21が開状態において洗浄が開始されない場合(図2におけるS108のN)であっても、便蓋21を利用者が閉じれば洗浄が開始されるので、あらためて洗浄操作をすることがなく便利である。しかも、便蓋21が閉じたのちの洗浄であるため、この場合も汚染物質の飛散を抑えられる。
また、図3のS200、S201に示すように、小便用の洗浄指示がされたタイミングでは、制御部5は、小便用の洗浄水をボウル12に供給する洗浄を開始するように便器洗浄部13を制御する。つまり、小便用の洗浄指示があった場合は、便蓋21の開閉状態に関係なく洗浄がなされる。
このような動作構成であるため、小便用の洗浄についても便蓋21が開でも便器の洗浄ができる。小便自体に汚染物質があまり含まれていないから、小便用の洗浄指示の際には、このように例外的に便蓋21の閉を起動条件としないほうが利便性がよい。
つぎに、図1に示した洋風便器装置1の変形例について、図4のフローチャートにもとづいて、大便用の洗浄指示をトリガーとした動作の別例について説明する。なお、本洋風便器装置1の構成は図1のものと同様であるため、基本構成の図示およびその説明は省略する。具体的には、図1のものにおいて、制御部5による動作を変更するだけでよい。例えば、同一の洋風便器装置1において、図2、図4のいずれの動作とするかを切り替えできるようにしてもよい。
この洋風便器装置1では、便蓋21が開状態で着座中の場合の動作が図2のものと異なる。すなわち、大便用の洗浄指示がなされたときに、便蓋21が開状態で着座中の場合(図4のS301のN、S303のY)には、図4におけるS304〜S308の動作を実行する点で図2の動作とは異なる。
つまり、その場合には、まず洗浄が開始されると同時に所定時間のタイマーが起動される(図4のS304、S305)。そのタイマーがタイムアップになるまでに離座が検知された場合に、例えば、「洗浄が終わるまで立ち上がらないでください」または「すぐに便蓋を閉じてください」というような音声合成による警告が出力される(図4のS306〜S308)。また、タイムアップになるまで離座が検出されない場合、つまりタイムアップした場合(S306のY)は、警告が出力されることなく終了する。
ようするに、図4の洋風便器装置1では、着座中には図2のものと同様、例外的に便器の洗浄はなされる。ただし、洗浄途中で離座が検出されると、着座を継続するか、便蓋21を閉じることを報知により促すため、利用者がそれに従うことで、ボウル12の開口が覆われた状態が継続する可能性が高い。よってこの場合も、図2のものと同様、汚染物質の飛散を抑制することができる。もちろん、この場合も、着座中に洗浄を実施できるので、利用者にとっての利便性も高い。
図1の洋風便器装置1は、洗浄操作部として大便用洗浄操作部26aと小便用洗浄操作部26bとにより、大便用/小便用のいずれかの洗浄ができるものであるが、上述したように、1種類の洗浄操作部で洗浄する構成としてもよい。その場合は、その洗浄操作部による指示があったときは、大便用と判断し、図2または図4の動作が実行される。つまり、小便用の洗浄としての動作(図3参照)は実行されない。
図1の洋風便器装置1は、便座20と便蓋21とが一体として取り替え可能なものであってもよい。特に図5に示すような便座装置30が後付けされた(あるいは取り替えられた)洋風便器装置3であってもよい。図5(a)(b)にもとづいて、本発明の他の実施形態に係る洋風便器装置3の基本構成について説明する。
具体的には洋風便器装置3は、ボウル12と、ボウル12へ洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13と、便座装置30と、便器洗浄部13に対し洗浄の指示を出力する操作部26と、を備えている。
便座装置30は、洋風便器装置3の本体(便座装置30を除く部位)とは着脱可能な別体とされており、便座32、便座32への着座を検知する着座検知部34、便蓋33、便蓋開閉検知部36を備えている。なお、図5の洋風便器装置3は、図1に示したものと同様、便座開閉検知部35、便蓋駆動部37をさらに備えており、これらも便座装置30に含まれる。
なお、便座装置30を除く洋風便器装置3の構成は図1のものとおおむね同様であるため、詳細な説明は省略する。また、便座装置30の便座32、着座検知部34、便座開閉検知部35、便蓋33、便蓋開閉検知部36、便蓋駆動部37についても図1のものとおおむね同様であり、その説明を省略する。
また、本洋風便器装置3は、図1のものにおける便座20、着座検知部22、便座開閉検知部23、便蓋21、便蓋開閉検知部24、便蓋駆動部25と同等な各部を有した便座装置30で置換した構成であってもよいが、図5のように他の構成としてもよい。
図5の本洋風便座装置3は、ボウル洗浄操作部38をさらに備えており、便座装置30側より便器洗浄部13に対しボウル12の洗浄指示が出力できる構成とされている。具体的には、便座装置30は便座側制御部31を備え、ボウル洗浄操作部38より洗浄の指示があったときに、便座側制御部31がこれを受けて、本体側の制御部5を通じて、便器洗浄部13を制御してボウル12の洗浄ができるようになっている。また、便座側制御部31が直接、便器洗浄部13を制御する構成としてもよい。
なお、図5に示すように、洋風便器装置3は便座装置30側のボウル洗浄操作部38だけではなく、本体側の操作部26をも含んだ構成とされている。つまり、図5のものは、操作部26、ボウル洗浄操作部38のいずれでも洗浄指示ができる構成とされている。また、本体側に操作部26(洗浄操作部26a、26b)を設けずに、ボウル洗浄操作部38でのみ洗浄指示ができる構成であってもよい。
この洋風便器装置3も、図1のものと同様、図2および図3の動作が可能とされ、図4のような動作とすることも可能とされる。
ようするに、便器洗浄部13は、操作部26から大便用の洗浄の指示があったとき、便蓋開閉検知部36により便蓋33が閉状態であると判断された場合、便蓋33は開状態であるが着座検知部34により着座状態と判断された場合、便器を洗浄する構成とされる。また、図5の洋風便器装置3は、図1のものと同様、便座開閉検知部35を備えているため、便蓋33、便座32がともに開の場合にも便器の洗浄がなされる。また、小便用の洗浄の指示があった場合も図1のものと同様である。
なお、便座装置30としては図5のものには限らない。便座装置30としては例えば、便座側報知部を備えた構成であってもよいし、種々(例えば局部洗浄装置)の操作や設定ができる便座側操作部を有する構成であってもよい。
1、3 洋風便器装置
12 ボウル
13 便器洗浄部
20 便座
21 便蓋
22 着座検知部
23 便座開閉検知部
24 便蓋開閉検知部
25 便蓋駆動部
26 操作部
26a 大便用洗浄操作部(洗浄操作部)
26b 小便用洗浄操作部(洗浄操作部)
27 報知部
30 便座装置
32 便座
33 便蓋
34 着座検知部
35 便座開閉検知部
36 便蓋開閉検知部
37 便蓋駆動部
38 ボウル洗浄操作部


Claims (6)

  1. ボウルと、該ボウルへ洗浄水を供給し該ボウル内を洗浄する便器洗浄部と、便座と、該便座への着座を検知する着座検知部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便器洗浄部に対し洗浄の指示を出力する操作部と、を備え、
    前記便器洗浄部は、前記操作部から洗浄の指示があったとき、前記便蓋開閉検知部により前記便蓋が閉状態であると判断された場合に、または前記着座検知部により着座状態であると判断された場合に、洗浄水を前記ボウルに供給し、
    報知部をさらに備えており、
    着座状態において洗浄水の供給が開始してから所定時間経過するまでに、前記着座検知部が着座状態から離座への状態変化を検知した場合に、前記便蓋が開いた状態であることを前記報知部より報知することを特徴とする洋風便器装置。
  2. 請求項1において、
    便蓋駆動部をさらに備えており、
    着座状態において洗浄水の供給が開始したのちに、前記着座検知部が着座状態から離座への状態変化を検知した場合に、該状態変化の検知から所定時間経過後に前記便蓋を閉じることを特徴とする洋風便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記便座の開閉を検知する便座開閉検知部をさらに備え、
    前記便器洗浄部は、前記操作部から洗浄の指示があったときに、前記便座開閉検知部により前記便座が開状態と判断された場合にも、洗浄水を前記ボウルに供給することを特徴とする洋風便器装置。
  4. 請求項1または2に記載の洋風便器装置に用いられる便座装置であって、
    すくなくとも前記便蓋と、前記便蓋開閉検知部と、前記便座と、前記着座検知部とが設けてあることを特徴とする便座装置。
  5. 請求項4において、
    前記便座の開閉を検知する便座開閉検知部をさらに備え、
    前記便器洗浄部は、前記操作部から洗浄の指示があったとき、前記便座開閉検知部により前記便座が開状態と判断された場合にも、洗浄水を前記ボウルに供給することを特徴とする便座装置。
  6. 請求項4または5において、
    ボウル洗浄操作部をさらに備え、
    前記ボウル洗浄操作部も、前記便器洗浄部に対し洗浄の指示を出力することを特徴とする便座装置。
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