JP4113261B2 - ポリフェニレンエーテルの再分配および新規な構造を有するポリフェニレンエーテル - Google Patents

ポリフェニレンエーテルの再分配および新規な構造を有するポリフェニレンエーテル Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、ポリフェニレンエーテルを溶液中でフェノール化合物と反応させることによるポリフェニレンエーテルの再分配方法に関する。さらに、本発明は、本発明の方法で得ることができる新規な構造を有するポリフェニレンエーテルに関する。
発明の背景
ポリフェニレンエーテルをフェノール化合物と反応させることによるポリフェニレンエーテルの再分配はよく知られた反応である。
英国特許第1119914号はフェノール化合物によるポリフェニレンエーテルの再分配について記載している。英国特許第1119914号では、この再分配が平衡化と称されている。フェノール化合物によるポリフェニレンエーテルの再分配反応では、ポリフェニレンエーテルポリマーが通常より短い単位に分割される。フェノール化合物はポリフェニレンエーテル中に取り込まれる。
この再分配反応では各種のフェノール化合物を使用することが知られている。同様に、各種反応条件、各種触媒、各種ポリフェニレンエーテルおよび各種溶媒が公知の再分配反応で用いられて来ている。
発明の概要
本発明は、以前にはポリフェニレンエーテルの再分配に用いられたことのないフェノール化合物の使用に関する。本発明のフェノール化合物の使用により、以前に知られていたとは別の末端基を有するかまたは以前に知られていたとは別の基がポリフェニレンエーテルの連鎖中に取り込まれた新規なポリマー性またはオリゴマー性のポリフェニレンエーテルが得られる。末端基の性質は、使用したフェノール化合物の性質に依存し、特にモノヒドロキシフェノール化合物を用いる場合にはその性質に依存する。ジヒドロキシ官能性または多ヒドロキシ官能性のフェノール化合物を用いる場合にはそのフェノール化合物の残基によって互いに結合した2個以上のポリフェニレンエーテルブロックから成る新規なポリマーが形成され得る。
さらに本発明は、ポリフェニレンエーテルの再分配に対する反応条件を最適化することを目的とする。ポリフェニレンエーテルはトルエンのような有機溶媒の存在下で商業生産されているので、本発明はトルエンを溶媒として使用する再分配反応の最適化に焦点を置かれている。90重量%より多くのフェノール化合物がポリフェニレンエーテル中に取り込まれることが可能な最適条件が見出された。
発明の説明
ポリフェニレンエーテルの再分配に関する本発明の方法においては、ポリフェニレンエーテルを以下のものから選択されるフェノール化合物と溶液中で反応させる。
A)式3のビスフェノール化合物。
Figure 0004113261
ここで、Xは各々が他のXから独立して、水素原子、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基(たとえば、t-ブチルカーボネートで保護されたもの)、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表し(ただし、水素原子を表すX基は1個以下である)、R2とR3は1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、R4は各々が他のR4から独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。
B)式4または5のフェノール化合物。
Figure 0004113261
ここで、mとnは2〜20の値を有する。
C)式6のフェノール化合物またはその誘導体。
Figure 0004113261
ここで、xは12〜20の値を有し、yは1〜7の値を有する。
D)式7の多官能性フェノール化合物。
Figure 0004113261
ここで、R5は水素原子、アルキル基、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基(たとえば、t-ブチルカーボネートで保護されたもの)、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表す。
E)式8のアミノ基を有するフェノール化合物。
Figure 0004113261
ここで、R6は互いに独立して、水素原子、アルキル基またはメチレンフェノール基を表す。
再分配はトルエンまたはトルエン/アルコールブレンドを溶媒としてその中で実施するのが好ましい。再分配は触媒の存在下または不在下で実施することができる。好ましい触媒は3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノンのようなジフェノキノン化合物である。
ポリフェニレンエーテル。
本発明で使用するポリフェニレンエーテル(PPE)は式(1)の構造単位を複数個含む公知のポリマーである。
Figure 0004113261
ここで、各構造単位においてそれぞれ独立して、Q1は各々が独立してハロゲン、第一級もしくは第二級の低級アルキル(すなわち、炭素原子7個までのアルキル)、フェニル、ハロアルキル、アミノアルキル、炭化水素オキシ、またはハロ炭化水素オキシ(ただし、少なくとも2個の炭素原子がハロゲン原子と酸素原子とを隔てている)であり、Q2は各々が独立して水素、ハロゲン、第一級もしくは第二級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化水素オキシ、またはQ1に対して定義したようなハロ炭化水素オキシである。Q1がいずれもアルキルまたはフェニル、特にC1-4のアルキルで、Q2がいずれも水素であることが最も多い。
ホモポリマーとコポリマーのPPEがいずれも包含される。好ましいホモポリマーは2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル単位を含有するものである。適したコポリマーには、たとえば、2,3,6-トリメチル-1,4-フェニレンエーテル単位と共に前記の単位を含有するランダムコポリマーが含まれる。また、ビニルモノマーまたはポリスチレンやエラストマーのようなポリマーをグラフトさせることによって調製された残基を含有するPPE、ならびに、低分子量のポリカーボネート、キノン類、複素環式化合物およびホルマールのようなカップリング剤を2つのPPE鎖のヒドロキシ基と公知の方法で反応させてより高分子量のポリマーとしたカップル化PPE(ただし、かなりの割合の遊離OH基が残留している)も包含される。
PPEは通常、ゲル透過クロマトグラフィーで決定した数平均分子量が約2,000〜40,000の範囲内であり、重量平均分子量が約3,000〜80,000の範囲内である。その固有粘度は25℃のクロロホルム中で測定して約0.05〜0.6dl/gの範囲であることが最も多い。しかし、より高分子量、たとえば300,000までの分子量を有するポリフェニレンエーテルを使用することも可能である。
PPEは、一般に、2,6-キシレノールや2,3,6-トリメチルフェノールのような少なくとも1種のモノヒドロキシ芳香族化合物の酸化カップリングによって調製される。そのような調製には通常触媒系が使用されるが、それらは一般に、銅、マンガンまたはコバルトの化合物のような重金属化合物を少なくとも1種、通常はさまざまなその他の物質と共に含有する。
多くの目的に特に有用なPPEは、少なくともひとつのアミノアルキル含有末端基を有する分子からなるものである。このアミノアルキル基は通常ヒドロキシ基に対してオルトの位置にある。そのような末端基を含有する生成物は、酸化カップリング反応混合物の成分のひとつとしてジ-n-ブチルアミンやジメチルアミンのような第一級か第二級の適当なモノアミンを配合することによって得ることができる。また、4-ヒドロキシビフェニル末端基が存在することも多い。これは、一般に、特に銅-ハライド-第二級または第三級アミンの系において、副生するジフェノキノンが存在する反応混合物から得られる。かなりの割合のポリマー分子、通常はポリマーの約90重量%をも構成する部分が、前記アミノアルキル含有末端基や4-ヒドロキシビフェニル末端基を含有し得る。
以上のことから当業者には予測できるように、本発明で使用されるポリフェニレンエーテルには、構造単位の変化またはそれに付随する化学的特徴にかかわらず、現在公知のものがすべて包含される。
フェノール化合物
本発明はいろいろなカテゴリーのフェノール化合物の使用に関する。
A)式3のビスフェノール化合物
Figure 0004113261
ここで、Xは各々が他のXから独立して、水素原子、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基(たとえば、t-ブチルカーボネートで保護されたもの)、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表し(ただし、水素原子を表すX基は1個以下である)、R2とR3は1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、R4は各々が他のR4から独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す。
適切な例は4,4′-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸、このペンタン酸のメチルエステル、4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸である。
すべてのフェノール環が、フェノール性ヒドロキシル基に対してオルトの位置で2つのアルキル基、好ましくは2つのメチル基または2つのエチル基で二重にアルキル化されているのが好ましい。これは、このグループBのビスフェノール化合物のみでなく、他のすべてのカテゴリーのフェノール化合物にも当てはまる。
このタイプのフェノール化合物を使用すると、あらゆる種類の用途に有用な新規なポリフェニレンエーテルが得られる。
B)式4または5のフェノール化合物
Figure 0004113261
ここで、mとnは2〜20の値を有する。
式4または5のフェノール化合物は環境に優しい方法で調製することができる市販の製品である。このグループのフェノール化合物を使用すると、接着剤、シーラント、熱硬化性プラスチック、スチレン樹脂、ポリオレフィン、および標準的なPPEを含む樹脂組成物で添加剤として用いることができる新規なポリフェニレンエーテルが得られる。
C)式6のフェノール化合物またはその誘導体
Figure 0004113261
ここで、xは12〜20の値を有し、yは1〜7の値を有する。
このグループのフェノール化合物の例は、市販されている製品カルダノール(CARDANOL)(登録商標)である。カルダノール(Cardanol)(登録商標)フェノールは式6をもち、x=15でy=約3である。実際には、カルダノールフェノールは平均して2つの二重結合をもつ異性体の混合物である。PPE鎖に結合したカルダノールフェノールにより、PPE材料の流動特性を改良すると共にポリオレフィンやゴム成分のような非極性成分との相溶性を改良する軟質セグメントPPEが得られる。カルダノールフェノール誘導体の二、三の例[カードライト社(Cardolite Corporation)により製造]は、反応性希釈剤および可撓性樹脂(たとえば、NC−513、NC−514、NC−514LV)、エポキシノボラック樹脂(たとえば、NC−547)ならびにフェニルアルカミン硬化剤(たとえば、NC−540、NC−541、NC−556、NC−558、NC−559、NC−560)である。エポキシノボラック樹脂構造の一例を下記に示す。
Figure 0004113261
このタイプのフェノール化合物で官能化されたPPEは、接着剤、シーラント、熱硬化性プラスチック、スチレン樹脂、ポリオレフィン、ポリマーブレンドにおいて多種の用途に使用することができ、流動性、粘着性、反応性、酸化安定性および熱的特性を改良する。
D)式7の多官能性フェノール化合物
Figure 0004113261
ここで、R5は水素原子、アルキル基、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基(たとえば、t-ブチルカーボネートで保護されたもの)、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表す。
PPE再分配に多官能性のフェノールを用いると分枝したポリマーが得られる。たとえば、ピロガロールおよびその誘導体、たとえば没食子酸やドデシル-3,4,5-トリヒドロキシベンゾエートからは、再分配の間に効率よく導入すると分枝したPPEが得られる。
効率的な分枝/連鎖延長は、従来技術の再分配反応の間に予想されるものとは反対である分子量の増大によって立証される(実施例10)。分枝したPPEはPPE材料における流動促進剤として使用することができる。R5がたとえばカルボキシル基である場合には、接着剤、シーラント、熱硬化性プラスチックなどにも使用することができる。
E)式8のアミノ基を有するフェノール化合物
Figure 0004113261
ここで、R6は互いに独立して、水素原子、アルキル基またはメチレンフェノール基を表す。
式8のフェノール化合物を使用することにより、反応性のアミノ基を有する新規なポリフェニレンエーテルを得ることが可能である。そのような新規なポリフェニレンエーテルは接着剤、シーラント、熱硬化性プラスチックに対する添加剤として、またはPPEおよびその他のポリマーを含むポリマーブレンドに対する相溶化用の添加剤として使用することができる。
この場合の取り込みは、たとえば第三級ブチルカーボネートによりアミノ基を保護することによって改良することができる。
プロセス条件およびその他の条件
触媒。
本発明の再分配において、再分配に適していることが知られているあらゆる種類の触媒および/または開始剤を使用することが可能である。適した触媒および/または開始剤は、過酸化ベンゾイルのような過酸化物、3,3′,5,5′-テトラメチル-1,4-ジフェノキノンのようなキノン化合物、遷移金属とアミンを含有する錯体などである。
好ましい触媒は3,3′,5,5′-テトラメチル-1,4-ジフェノキノンである。また、触媒のポリフェニレンエーテル中への取込を避けるためにバルキーな基を有するジフェノキノン化合物を使用するのが好ましい。
驚くべきことに、触媒および/または開始剤の存在が必ずしも必要でないことが判明した。特に、本発明で試験した上記タイプBのフェノール化合物の場合には触媒の存在が必要でないことが判明した。
触媒はポリフェニレンエーテルに対して約0〜10重量%の量で使用するのが好ましい。
促進剤
再分配は、一般に相間移動触媒といわれる特定の群の化合物によって促進することができることが判明した。特に、再分配に極性のフェノール化合物を使用する場合にいえる。請求項1のフェノール化合物はグループDに記載したものを除いてすべて極性のフェノール化合物である。適切な促進剤はトリ(C8〜C10アルキル)メチルアンモニウムクロライドのようなアンモニウム塩、ホスホニウム塩、クラウンエーテル、クリプタンズ(kryptands)およびポリアルキレンエーテルである。
溶媒
ポリフェニレンエーテルの再分配に関して知られているあらゆる種類の溶媒を使用することができる。好ましい溶媒はトルエン、またはトルエンとメタノールのようなアルコールとのブレンドである。トルエンとメタノールのブレンドを使用する場合、トルエン:メタノールの容量比は1:0.01〜1:0.5の間で選択される。ポリフェニレンエーテルの濃度は通常1〜75重量%、より好ましくは10〜40重量%の間で選択される。
PPEの調製に一般に用いられているプロセスで生成されるポリフェニレンエーテル溶液を(単離および/または精製のような)前処理をしないで使用することができる。適したプロセスは米国特許第3,306,874号および同第3,306,875号に記載されている。
反応温度
反応温度は20〜150℃、好ましくは60〜80℃の間で選択される。
反応雰囲気
一般に、窒素雰囲気と比べて空気中では変換率が約20%高い(実施例2と3b)。この理由はおそらく、ポリフェニレンエーテルとフェノール類の酸化カップリング、ならびに還元形態のTMDQ(ビフェノール)の酸化形態(ジフェノキノン)への酸化復元が同時に起きるためである。2-アリルフェノールのような二重結合を含有するフェノールおよび/または触媒として過酸化物を用いる場合には空気は避けるべきである。
単離
ポリフェニレンエーテル再分配の後の生成物の単離については2つの基本的なオプションを採用することができる。すなわち、沈殿、または溶媒混合物の蒸発である。再分配後の反応生成物はポリフェニレンエーテル非溶媒(たとえばメタノール)への沈殿によって単離することができる。しかし、非溶媒に可溶な官能化されたポリフェニレンエーテルオリゴマーが沈殿によって失われるかもしれない。極性のフェノール化合物および低分子量ポリフェニレンエーテルを再分配に使用する場合には、蒸発の方がよい選択である。高分子量のポリフェニレンエーテルおよび低極性のフェノール類を再分配に使用する場合には沈殿が好ましい。
最適条件
以下の条件すべてを遵守すると、90%より多くのフェノール化合物がポリフェニレンエーテル中に取り込まれた。
●フェノール環がオルト位でメチル基またはエチル基で二置換されており、基Xが少なくとも2個の炭素原子を介してフェノール環から分離されている式3のフェノール化合物とポリフェニレンエーテルとを反応させる。
●フェノール化合物が400g/モル以下、好ましくは300g/モル以下の分子量を有する。
●1〜30容量%のメタノールとトルエンとの混合物中、またはトルエン中で、トリ(C8〜C10アルキル)メチルアンモニウムクロライドのような相間移動触媒を促進剤として存在させて再分配を実施する。
●触媒としてジフェノキノン、好ましくは3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノンを使用する。
●フェノール化合物のモル濃度を、反応溶液中のポリフェニレンエーテルのモノマー単位のモル量の0.9〜1.1倍の間で選択する。
ジフェノキノンの濃度は溶液中のポリフェニレンエーテルの0.8〜1.2重量%であるのが好ましい。
実施例
実施例1
本実施例および以下のすべての実施例で、さまざまな分子量を有するポリ(2,6-ジメチル-1,4-フェニレンエーテル)(PPE)を用いた。
30gのPPE(Mw=46300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で300mlのトルエンに溶かす。別に、3.76g(PPEに対して5モル%)の4,4′-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(13.15ミリモル)を30mlのメタノールに溶かし、PPE溶液に加える。その後、0.3gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(1.25ミリモル)を加え、混合物を攪拌下60℃で3時間反応させる。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は18700g/モルであった。1H−NMRの結果に基づいて官能性(基)含量を決定した。実際にポリフェニレンエーテル中に取り込まれたフェノールの割合を計算したところ、この場合は27%であった。
この手順に従ったPPE再分配に以下のフェノール類を使用した。すなわち、4,4′-ビス(4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(PPEに対して5モル%、27%)、(4-ヒドロキシフェニル)酢酸(PPEに対して10モル%、9%)、上記ペンタン酸のメチルエステル(PPEに対して5モル%、29%)、チラミン(PPEに対して5モル%、22%)またはtert−ブチルカーボネートで保護されたチラミン(PPEに対して5モル%、27%)、(4-ヒドロキシフェニル)エタノール(PPEに対して5モル%、35%)。フェノール化合物の相対量とそのフェノールの取り込み度を上記のとおり各フェノールの後の括弧内に示した。トルエンとメタノールの相対量は10:1から9.5:0.5に変化させた。
比較のため、(4-ヒドロキシフェニル)オクタン酸(PPEに対して10モル%、トルエン対メタノールの比は9.5:0.5)でPPEの再分配を試みた。このフェノール化合物のPPEへの取り込みは検出できなかった。
(4-ヒドロキシフェニル)エタノール(PPEに対して10モル%)を用いて本実施例の実験を繰返した。トルエンとメタノールの相対量は9:1であった。3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(TMDQ)の相対量はこのシリーズの各実験で変化させた。得られた取り込み率(%)を測定した。結果を下に示す。
Figure 0004113261
実施例2
10gのPPE(Mw=56100g/モル)を攪拌下60℃で100mlのトルエンに溶かす。別に、0.74gの4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(2.14ミリモル)を10mlのメタノールに溶かし、PPE溶液に加える。その後、0.033gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(0.14ミリモル)を加える。反応1時間後および2時間後、0.033gのTMDQを再び加え、その混合物を攪拌下60℃で3時間反応させる。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は15800g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は68重量%であった。
実施例3a
3倍少ないペンタン酸誘導体を用いて実施例2の手順を繰返した。Mw(GPC)は17700g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は99重量%と決定された。
実施例3b
空気の代わりに窒素雰囲気下で実施例3aの手順を繰返した。フェノール化合物の取り込み率は80重量%と決定された。
実施例3c(比較例)
共溶媒としてメタノールを使用することなく実施例2の手順を繰返した。再分配は起こらなかった。すなわち、反応後ペンタン酸誘導体はPPE中にまったく見出だされなかった。これは、唯一の溶媒の代わりに溶媒ブレンドを使用すると実施例2aの反応条件下で明らかな利点をもたらすことを示している。
しかし、以下の実施例の多くは、共溶媒を使用しなくても良好な結果(高割合のフェノールの取り込み率)を得ることがしばしば十分可能であることを示す。
実施例4
30gのPPE(Mw=56100g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で300mlのトルエンに溶かす。別に、0.754gの4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(2.19ミリモル)を15mlのメタノールに溶かし、PPE溶液に加える。その後、0.3gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(1.25ミリモル)を加え、混合物を攪拌下60℃で8時間反応させる。次いで、反応混合物を2つの部分に分割し、一方は回転蒸発器で溶媒を蒸発させ、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。他方は反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、真空乾燥させる。取り込み率は蒸発させたサンプルで98重量%、沈殿させたサンプルで90%であった。
実施例5
10gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で46mlのトルエンに溶かす。別に、16.7gのビスフェノールAポリマー樹脂(13.92ミリモル)を6mlのメタノールに溶かし、PPE溶液に加える。その後、0.1gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(0.42ミリモル)を加え、その混合物を攪拌下60℃で5時間反応させる。次いで、回転蒸発器で溶媒を蒸発させ、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は20300g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は25重量%であった。
実施例6
10gのPPE(Mw=46300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で46mlのトルエンに溶かす。次に、1.2gの3-(n-ペンタ-8-デセニル)フェノール[カルダノール(Cardanol)フェノール](4ミリモル)をPPE溶液に加える。その後、0.1gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(0.42ミリモル)を加え、その混合物を攪拌下60℃で3時間反応させる。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。フェノール化合物の取り込み率は18重量%であった。
実施例6の反応条件下で次のバルキーなフェノール化合物をPPE再分配に用いた。
Figure 0004113261
実施例7と8は、再分配によるアリル官能性の取り込みおよびフェノール化合物の反応性の、環アルキル化とTMDQの存在に対する依存性を示している。
実施例7
10gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.62gの2-アリル-6-メチルフェノール(4.19ミリモル)および0.1gのTMDQ(0.42ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら60℃で2時間反応させる。次いで、混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、メタノールで洗浄し、一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は17000g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は52重量%であった。
実施例7a
2-アリル-6-メチルフェノールのみを三回に分けて各々1時間後に加えて、実施例7の手順を繰返した。Mw(GPC)は17100g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は43重量%であった。
実施例8
フェノール化合物として2-アリルフェノールのみを用いて実施例7と同じ条件で反応させ単離した。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は17300g/モルであった。フェノール化合物の取り込み率は48重量%であった。
実施例8a
2-アリルフェノールのみを三回に分けて各々1時間後に加えて、実施例8の手順を繰返した。Mw(GPC)は18700g/モル、フェノール化合物の取り込み率は39重量%であった。
実施例7bおよび8b
TMDQを用いないで実施例7と8を繰返した。取り込まれたフェノール化合物は検出されなかった。
実施例9
10gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.95gのアミノBPA(4.19ミリモル)および0.1gのTMDQ(0.42ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら60℃で2時間反応させる。次いで、混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、メタノールで洗浄し、一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は18600g/モル、フェノール化合物の取り込み率は23重量%であった。
実施例10
10gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下60℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.15gの没食子酸一水和物(0.80ミリモル)および0.1gのTMDQ(0.42ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら60℃で2時間反応させる。次いで、混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、メタノールで洗浄し、一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は35000g/モル、フェノール化合物の取り込み率は42重量%であった。
実施例11
10gのPPE(Mw=46300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)および0.3gの(4-ヒドロキシフェニル)ベンジルアルコール(2.42ミリモル)を攪拌下20℃で250mlのトルエンに溶かす。その後、0.3gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(1.25ミリモル)を加え、その混合物を攪拌下20℃で24時間反応させる。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。フェノール化合物の取り込み率は27重量%であった。
実施例12
実施例11と同じ実験を110℃で繰返した。フェノール化合物の取り込み率は20%であった。この場合には実施例11の場合より低い分子量が得られた。したがって、官能化されたPPEオリゴマーの低分子量部分のより大きな割合が沈殿によって失われた。
実施例13
10gのPPE(Mw=46300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)および0.3gの(4-ヒドロキシフェニル)ベンジルアルコール(2.42ミリモル)を攪拌下110℃で250mlのトルエンに溶かす。その後、0.3gの3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノン(1.25ミリモル)を加え、その混合物を攪拌下110℃で24時間反応させる。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。フェノール化合物の取り込み率は4重量%であったが、24時間後は20重量%であった。
実施例14a
10gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下80℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.31gの4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(0.90ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら80℃で6時間反応させる。次いで、回転蒸発器で溶媒を蒸発させ、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は29900g/モル、フェノール化合物の取り込み率は56重量%であった。
この実施例は、触媒がなくても再分配反応を実施するのが可能であることを示している。
実施例14b
20gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下80℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.6gの4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(1.73ミリモル)および0.2gのTMDQ(0.84ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら80℃で6時間反応させる。次いで、回転蒸発器で溶媒を蒸発させ、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は19200g/モル、フェノール化合物の取り込み率は71重量%であった。
実施例14c
20gのPPE(Mw=23300g/モル、クロロホルム、GPC、ポリスチレン標準)を攪拌下80℃で46mlのトルエンに溶かす。その後、0.6gの4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸(1.73ミリモル)、0.2gのトリ(C8〜C10アルキル)-メチルアンモニウムクロライドおよび0.2gのTMDQ(0.84ミリモル)をPPE溶液に加え、その混合物を窒素雰囲気下攪拌しながら80℃で6時間反応させる。次いで、回転蒸発器で溶媒を蒸発させ、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させる。GPCで決定しポリスチレンとして表した重量平均分子量は17800g/モル、フェノール化合物の取り込み率は94重量%であった。
この実施例は、TMDQの代わりにトリ(C8〜C10アルキル)-メチルアンモニウムクロライドのような相間移動触媒を用いることができるということを示している。
実施例15
一般に知られている手順に従って、酸素の存在下、銅/アミン錯体で触媒して、トルエン中で2,6-ジメチルフェノールからPPEを重合した。得られた混合物は、20重量%のPPEポリマー、1重量%の3,3′,5,5′-テトラメチル-4,4′-ジフェノキノンおよび水(副生物)ならびに触媒系の成分を含有していた。この反応混合物に、PPEに対して1モル%の4,4′-ビス(3,5-ジメチル-4-ヒドロキシフェニル)ペンタン酸を加え、窒素下80℃で5時間反応させた。次いで、反応混合物を10倍のメタノールで沈殿させ、濾過し、洗浄し、固体のポリマーを一晩70℃で真空乾燥させた。フェノール化合物の取り込み率は94重量%であった。
この実施例は、商業的な反応で得られたままの形態のPPE溶液をPPEの前処理または単離をすることなく使用できる可能性を示している。
本明細書で述べた特許はすべて引用により本明細書に含まれているものとする。

Claims (9)

  1. ポリフェニレンエーテルを溶液中でフェノール化合物と反応させることによりポリフェニレンエーテルを再分配する方法であって、フェノール化合物を以下のものから選択することを特徴とする方法。
    A) 式3のビスフェノール化合物。
    Figure 0004113261
    [式中、Xは各々が他のXから独立して、水素原子、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表し(ただし、水素原子を表すX基は1個以下である)、R2およびR3 は1〜6個の炭素原子を有するアルキレン基を表し、R4は各々が他のR4から独立して、水素原子、メチル基またはエチル基を表す]
    B) 式4または式5のフェノール化合物。
    Figure 0004113261
    [式中、mおよびnは2〜20の値を有する]
    C) 式6のフェノール化合物またはその誘導体。
    Figure 0004113261
    [式中、xは12〜20の値を有し、yは1〜7の値を有する]
    D)式7の多官能性フェノール化合物。
    Figure 0004113261
    [式中、R5は水素原子、アルキル基、アリル基、アミノ基、保護されたアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、エステル基またはチオール基を表す]
    E) 式8のアミノ基を有するフェノール化合物。
    Figure 0004113261
    [式中、R6は互いに独立して、水素原子、アルキル基またはメチレンフェノール基を表す]
  2. 2およびR3が炭素原子4個以下のアルキレン基を表し、R4がメチル基を表し、Xがカルボキシル基またはヒドロキシル基を表す式3のフェノール化合物を使用する、請求項1記載の方法。
  3. 再分配をトルエンまたはトルエン/アルコールブレンド中で実施する、請求項1記載の方法。
  4. ポリフェニレンエーテルの量に対して0〜10重量%の量のジフェノキノン触媒の存在下で再分配を実施する、請求項3記載の方法。
  5. 溶液中のポリフェニレンエーテルの濃度が1〜75重量%である、請求項1記載の方法。
  6. 溶媒がトルエンとメタノールの混合物であり、トルエン対メタノールの容量比が1:0.01〜1:0.5である、請求項1記載の方法。
  7. トリ(C8〜C10アルキル)メチルアンモニウムクロライド、ホスホニウム塩、クラウンエーテル、クリプタンズおよびポリアルキレンエーテルからなる群より選ばれる、促進剤としての相間移動触媒の存在下で再分配を実施する、請求項1記載の方法。
  8. フェノール環がオルト位でメチル基またはエチル基で二置換されており、基Xが少なくとも2個の炭素原子を介してフェノール環から分離されている式3のフェノール化合物とポリフェニレンエーテルとを反応させ、フェノール化合物が400g/モル以下の分子量を有し、1〜30容量%のメタノールとトルエンとの混合物中、またはトルエン中で、相間移動触媒を促進剤として存在させて再分配を実施し、触媒としてジフェノキノンを使用し、フェノール化合物のモル濃度を、反応溶液中のポリフェニレンエーテルのモノマー単位のモル量の0.9〜1.1倍の間で選択する、請求項1記載の方法。
  9. 溶液中のポリフェニレンエーテルの重量に対して計算して0.8〜1.2重量%の3,3′,5,5′−テトラメチル−4,4′−ジフェノキノンを存在させて再分配を実施する、請求項8記載の方法。
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